JP2000251086A - 曲線生成装置及び方法、並びにプログラム提供媒体 - Google Patents

曲線生成装置及び方法、並びにプログラム提供媒体

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JP2000251086A
JP2000251086A JP11051867A JP5186799A JP2000251086A JP 2000251086 A JP2000251086 A JP 2000251086A JP 11051867 A JP11051867 A JP 11051867A JP 5186799 A JP5186799 A JP 5186799A JP 2000251086 A JP2000251086 A JP 2000251086A
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Shigehiro Shimada
繁広 嶌田
Junichi Tsukamoto
純一 塚本
Takushi Totsuka
卓志 戸塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二つの曲線の中間形状を作成する処理におい
て、輪郭形状が線形に動いていない場合でも輪郭上の対
応点を正確に追跡することができ、より精度の高い輪郭
形状を作成することができる曲線生成装置及び方法を提
供する。 【解決手段】 ステップS101でユーザが、入力とし
て開始時と終了時の二つの曲線と、それぞれの曲線につ
いて基準対応点を与える。基準対応点の数は二つの曲線
で同数でなければならない。次にステップS102で、
時間軸方向に連続している画像について、基準対応点の
追跡操作を行う。この結果、各中間段階での基準対応点
の位置を求めることができる。次にステップS103に
おいて形状の補間を行う。形状の補間計算は、二つの曲
線上の点列の座標を補間計算することで、中間形状の点
の座標を求める。次にステップS104において、ステ
ップS103で求めた補間形状をステップS102での
追跡操作で求めた基準対応点に合わせて変形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ上で
画像内に含まれる対象物の輪郭形状を示す曲線を編集す
るCAD、グラフィックス、映像編集等に用いられる曲
線生成装置及び方法、並びに曲線生成方法に関するプロ
グラムを提供するプログラム提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動画像を構成する複数の画像デー
タに含まれる対象物の輪郭形状を抽出する輪郭抽出処理
は、例えばCAD、グラフィックス技術等の画像処理の
分野で用いられることが多い。これらの画像処理のう
ち、画像合成処理を行うときにおいては、対象物の輪郭
形状からキー信号を生成する処理があり、正確なキー信
号、すなわち正確な輪郭形状を生成することが重要とさ
れる。ここでキー信号とは、合成する前景物体の領域を
切り抜くための情報であり、マスクとも称される。
【0003】上記輪郭抽出処理は、例えばオペレータが
対象物についての輪郭位置や方向等の情報を詳細に与え
て輪郭形状を作成するものがあり、インタラクティブな
操作性が必要とされている。このような輪郭抽出処理と
しては、対象物の輪郭上の複数の点を指定して各点間の
形状を作成するもの、輪郭形状を表すパラメトリック曲
線の制御点を操作するもの、輪郭形状をマウス等で直接
入力するもの等がある。これらの輪郭抽出処理の例とし
ては、「Intelligent Scissors for Image Compositio
n」(Eric N. Mortensen and William A. Barrett, Com
puter GraphicsProceedings,Annual Conference Serie
s, 1995, ACM SIGGRAPH, pp.191-198)、「画像輪郭検
出方法」(特開平4-152481号公報)、「切抜きマスク作
成方法及び装置」(特開平4-254854号公報)が知られて
いる。
【0004】また、上記輪郭抽出処理においては、動画
像を構成する全画像について正確な輪郭形状が得ること
が必要とされる。例えば映画またはテレビ画像において
は、数秒の画像を生成するのに数百のキー信号が必要で
あり、その処理量は膨大である。そのため、映画等の分
野で用いられる上記輪郭抽出処理は、より少ない操作で
より正確な輪郭形状が作成可能なことが望まれている。
このことは、従来の輪郭抽出処理においては、動画像を
構成する各フレームについて輪郭形状を作成するのは非
常に時間と手間を要する処理であることによる。
【0005】そこで、より簡単に輪郭形状を作成する方
法として、連続性のある動画像において開始フレームで
の輪郭形状が時間の経過により変形し、終了フレームに
おける輪郭形状に変化したものであるという前提に基づ
き、開始フレームにおける輪郭形状と終了フレームにお
ける輪郭形状から中間フレームにおける輪郭形状として
中間形状を補間処理により作成する方法が考えられた。
【0006】この補間処理は、図35に示すように、輪
郭形状を構成している点が開始フレームの輪郭形状と終
了フレームの輪郭形状で一対一に対応づけられている。
すなわち、開始フレームにおける輪郭形状を示す曲線を
曲線0、終了フレームにおける輪郭形状を示す曲線を曲
線1とし、開始フレームでの時刻を0、終了フレームに
おける時刻を1とし、曲線が時間的に変化するものとす
ると、時刻0における曲線を曲線0が、時刻1において
曲線1に変化したと考える事ができる。そこで、2つの
曲線の補間を行う時刻をTとすると、曲線0上の点の座
標をA, 座標Aに対応する曲線1上の点の座標をBと置
くと、求める中間形状での点の座標Cは C = T・A + (1−T)・B と表現することができる。従来の補間処理では、この補
間計算によって求めた点列から中間フレームにおける輪
郭を作成していた。
【0007】また、各フレームについての輪郭形状は、
複数の3次のベジェ(Bezier)曲線から構成されるもの
とする。3次のベジェ曲線は、文献「Computer Graphic
s PRINCIPLE AND PRACTICE SECOND EDITION in C」(Fo
ley, van Dam, Feiner, Hughes, ADDISON WESLEY, 199
6, ISBN 0-201-84840-6)にあるように、 Q(t)=((1-t)3)M+3t((1-t)2)N+3(t2)(1-t)O+(t3)P
(0≦t≦1) で定義される。ここで、M, N, O, P は2次元平面上の
点を表す座標で、M, Pは線分の端点、N, Oは制御点であ
る。上記の式で表された3次のベジェ曲線の線分の例を
図36に示す。図36において実線で表された曲線が3
次のベジェ曲線であり、黒丸の点で表された M, Pが端
点であり、白丸で表された点N, Oが制御点である。
【0008】上述のベジェ曲線を定義する式によれば、
3次のベジェ曲線の軌跡すなわち形状は図36中で点M,
N, O,Pで表される端点および制御点の座標と、時刻tの
変化により表現される。
【0009】図36で示される3次のベジェ曲線の構成
単位をセグメントとすると、通常、輪郭形状を示す1本
の曲線は図37に示すような複数のセグメントから構成
されている。ただし隣接したセグメントの端点は共有さ
れ、全体として1つの曲線を構成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の輪郭抽
出処理においては、時間的に前後するフレームの輪郭形
状から中間形状を求める場合、セグメントを構成する制
御点及び端点を一対一で対応させて補間を行っていた。
【0011】しかし、時間的に前後するフレームにおい
ては、輪郭形状が線形に動いていない場合がある。
【0012】上記方法においては、輪郭形状が非線形に
動いている場合には、輪郭形状と異なる形状が作成され
てしまっていた。
【0013】この問題を避けるために、開始時と終了時
の形状の時間的な間隔をより狭い範囲に分割して再び処
理を行ったり、形状を手作業で修正するなどの作業を行
うことが考えられる。そのため、形状を作成するための
ユーザの手間がかかり、また手作業で修正するため時間
軸方向においては不連続に変化する形状が作成されてし
まうため、形状の細かなばたつきが発生しまうなどの問
題が起きていた。
【0014】そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたものであり、二つの曲線の中間形状を作成する処理
において、輪郭形状が線形に動いていない場合でも輪郭
上の対応点を正確に追跡することができ、より精度の高
い輪郭形状を作成することのできる曲線生成装置及び方
法の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る曲線生成装
置は、上記課題を解決するために、第1のフレームの対
象曲線から第2のフレームにおける曲線を生成する曲線
生成装置において、第1のフレームの対象曲線上に設定
された基準対応点に対応する第2のフレームにおける対
応点を、上記第1のフレームの対象曲線を用いて求める
対応点検出手段と、上記対応点検出手段により検出され
た対応点を通る第2のフレームの曲線を生成する曲線生
成手段とを備える。
【0016】また、本発明に係る曲線生成方法は、上記
課題を解決するために、第1のフレームの対象曲線から
第2のフレームにおける曲線を生成する曲線生成方法に
おいて、第1のフレームの対象曲線上に設定された基準
対応点に対応する第2のフレームにおける対応点を、上
記第1のフレームの対象曲線を用いて求める対応点検出
工程と、上記対応点検出工程により検出された対応点を
通る第2のフレームの曲線を生成する曲線生成工程とを
備える。
【0017】また、本発明に係るプログラム提供媒体
は、上記課題を解決するために、第1のフレームの対象
曲線から第2のフレームにおける曲線を生成する曲線生
成処理に関するプログラムを提供するプログラム提供媒
体において、第1のフレームの対象曲線上に設定された
基準対応点に対応する第2のフレームにおける対応点
を、上記第1のフレームの対象曲線を用いて求める対応
点検出工程と、上記対応点検出工程により検出された対
応点を通る第2のフレームの曲線を生成する曲線生成工
程とからなるプログラムを提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】本発明を適用した曲線生成装置1は、例え
ば図1に示す構成とされている。この曲線生成装置1
は、演算処理部2、プログラムメモリ3、データメモリ
4、フレームメモリ5、操作入力部6、外部記憶部7と
がバス8に接続されてなる。
【0020】プログラムメモリ3には、本発明に係る曲
線生成方法を実行するためのプログラムが記録されてい
る。すなわち、プログラムメモリ3は、第1のフレーム
の対象曲線上に設定された基準対応点に対応する第2の
フレームにおける対応点を、上記第1のフレームの対象
曲線を用いて求める対応点検出ステップと、上記対応点
検出ステップにより検出された対応点を通る第2のフレ
ームの曲線を生成する曲線生成ステップとからなる曲線
生成方法をソフトウェアプログラムとして記録してい
る。
【0021】曲線生成装置1は、例えばキーボードやマ
ウス等からなってユーザにより操作されることで操作入
力信号を生成する操作入力部6を備える。この操作入力
部6は、操作入力信号を演算処理部2に出力する。
【0022】演算処理部2は、操作入力部6からの操作
入力信号に従って、上述の各部を制御する制御信号を生
成する。そして、演算処理部2は、生成した制御信号を
各部に出力することにより、操作入力信号に応じた処理
を行う。すなわち、演算処理部2は、プログラムメモリ
3から逐次上記ソフトウェアプログラムを読み出して実
行し、外部記憶部7に格納された動画像を示す画像デー
タを用いて各フレームに含まれる対象物の輪郭を示す輪
郭曲線を生成するための制御を行う。
【0023】このプログラムメモリ3からの上記ソフト
ウェアプログラムにより処理される画像データは、外部
記憶部7に格納されている。外部記憶部7は、例えば光
ディスク等の記録媒体を備え、演算処理部2からの制御
信号に応じて記録媒体に記録されている動画像を示す画
像データを演算処理部2、データメモリ4やフレームメ
モリ5に出力する。また、記録媒体に画像データを記録
する。
【0024】外部記憶部7に格納されている画像データ
は、例えば図2に示すように、複数のフレームからなる
動画像を示すものである。ここで、上記開始フレームは
例えばフレーム1を指し、フレーム1に対する上記終了
フレームはフレーム3を指す。すなわち、この曲線生成
装置1では、上記プログラムを実行することでフレーム
1に含まれる対象物の第1の輪郭曲線とフレーム3に含
まれる上記対象物の第2の輪郭曲線を用いて、中間フレ
ームであるフレーム2についての中間曲線を生成する。
【0025】データメモリ4には、上述の演算処理部2
により上記プログラムに従って生成される中間フレーム
の輪郭を示す輪郭曲線等が格納される。また、このデー
タメモリ4には、上記プログラムに従って演算している
ときの処理途中のデータが入力される。
【0026】フレームメモリ5には、演算処理部2の制
御信号に従ってデータメモリ4や外部記憶部7からの1
フレーム分の画像データ等が入力される。フレームメモ
リ5には、例えば演算処理部2からの制御信号により読
み出された画像データ又は上記プログラムにより生成さ
れた中間フレームを示す輪郭曲線等が入力される。そし
て、このフレームメモリ5は、ユーザに画像や処理内容
等を表示する表示部9と接続しており、制御信号に従っ
て入力された画像データ等を表示部9に出力すること
で、表示部9に当該画像データが示す画像を表示させ
る。
【0027】本発明の曲線生成方法を適用した上記プロ
グラムは、図3に示す処理手順で動作する。
【0028】ステップS101でユーザが、入力として
開始時と終了時の二つの曲線と、それぞれの曲線につい
て基準対応点を与える。ここで、二つの曲線をそれぞれ
曲線A、曲線Bとする。基準対応点の数は曲線A、曲線
Bについて同数でなければならない。次にステップS1
02で、時間軸方向に連続している画像について、基準
対応点の追跡操作を行う。この結果、各中間段階での基
準対応点の位置を求めることができる。詳細については
後述する。
【0029】次にステップS103において形状の補間
を行う。形状の補間計算は、二つの曲線上の点列の座標
を補間計算することで、中間形状の点の座標を求める。
二つの形状の中間形状を与える変換であればどんな変換
でもよいが、ここでは本件出願人により特願平10−2
51492で開示した技術を用いる。詳細については後
述する。
【0030】次にステップS104において、ステップ
S103で求めた補間形状をステップS102での追跡
操作で求めた基準対応点に合わせて変形する。
【0031】したがって、上記演算処理部2は、上記プ
ログラムを実行することで、開始時のフレームの対象曲
線上に設定された基準対応点に対応する、中間フレーム
における対応点を、上記第1のフレームの対象曲線を用
いて求める対応点検出部と、上記対応点検出部により検
出された対応点を通る中間フレームの曲線を生成する曲
線生成部とを備えるのに等しくなる。
【0032】特に、上記対応点検出部は、上記ステップ
S102で、画像追跡操作を行って、開始時のフレーム
の対象曲線上の基準対応点が中間フレームにおいて、ど
こに位置するかを検出する。
【0033】また、上記曲線生成部は、上記ステップS
103及びS104を通して、上記対応点検出部で検出
された対応点を通る曲線を生成する。具体的には、終了
時のフレームを第3のフレームとするとき、第1のフレ
ームの対象曲線と上記第3のフレームの曲線から線形補
間によって補間曲線を求め、この補間曲線を上記対応点
検出部で検出された対応点を通る曲線に変形する。
【0034】以下、上記図3の各ステップにおける動
作、すなわち上記演算処理部2が行う処理を詳細に説明
する。
【0035】ステップS102では、時間軸上で連続す
る画像における基準対応点の位置を追跡する操作を行
う。画像の追跡方法としては画像上の点を追跡する方法
であればどんな方法でもよいが、ここでは例としてSS
Dとして知られる、画像の差の絶対値和を用いて追跡す
る方法について図4を用いて説明する。図4(A)に示
した追跡元フレームF0における基準対応点10の周囲
の画像を追跡元画像20とし、図4(B)に示す現在追
跡中のフレームF1において指定された探索範囲30の
領域内部の座標すべてについて追跡先画像40を作成
し、二つの画像の類似度を計算により求める。画像の類
似度を求める方法としては、二つの画像について画像領
域内の各画素値の差の絶対値和を求めて評価値とし、領
域内で最も評価値が低い座標を追跡結果とする方法を用
いる。
【0036】ステップS103における、形状の補間計
算について以下に説明する。図5にはセグメントの数が
一致していない二つの曲線を示す。そして、第1の輪郭
曲線Aと第2の輪郭曲線Bとを用いて第1の輪郭曲線A
から第2の輪郭曲線Bに変化するときの中間曲線を生成
する一例について説明する。ここで、端点、制御点及び
3次のベジェ曲線の線分を1セグメントとすると、第1
の輪郭曲線Aは5個のセグメントからなり、第2の輪郭
曲線Bは3個のセグメントからなる。そして、例えば図
6に示すように第1の輪郭曲線Aから第2の輪郭曲線B
に変化するときの中間曲線を生成するときには、図7の
フローチャートに示す処理を行う。
【0037】中間曲線を生成するときには、ユーザがキ
ーボード等を操作することで第1の輪郭曲線Aと第2の
輪郭曲線Bとが対応する位置を示す対応点を指定する旨
の操作入力信号が入力される。
【0038】ステップS1において、上述の対応点を指
定する旨の操作入力信号に応じて第1の輪郭曲線A及び
第2の輪郭曲線Bに対応点を設定し、図8に示すように
第1の輪郭曲線A及び第2の輪郭曲線Bを1本の直線に
展開し、閉曲線である第1の輪郭曲線A及び第2の輪郭
曲線Bの全長を求め、第1の輪郭曲線Aの全長をlength
A、第2の輪郭曲線Bの全長をlengthBとする。
【0039】次のステップS2において、第1の輪郭曲
線Aの全長lengthA、第2の輪郭曲線Bの全長lengthB
のサンプリング間隔を決定する。すなわち、図9のステ
ップS11に示すようにlengthAとlengthBとの大きさ
を比較し、長さが大きい方のいずれかの曲線をサンプリ
ング間隔の定数で割ったときの長さ間隔でサンプリング
点を配置する。ここでサンプリング間隔の定数とは、こ
の中間形状を生成する処理において後述の曲線を再構成
する処理に必要な数の点が得られるサンプリング間隔の
ことである。次に、図9のステップS12において、le
ngthA、lengthBのうち大きさの小さい方を、ステップ
S11で求めた区間内に含まれる点の個数で割り、サン
プリング間隔を得る。このため、常にどちらの曲線も最
大のサンプリング間隔以下のサンプリング間隔を得られ
る。
【0040】図7に戻り、ステップS3において、ステ
ップS2で求めたサンプリング間隔で曲線Aと曲線Bの
リサンプリング処理を行い、点列を作成する。この様子
を図10に示す。サンプリング間隔が得られた図10に
示す第1の輪郭曲線A及び第2の輪郭曲線Bについてリ
サンプリング処理を行うわけである。ここで、1つのベ
ジェ曲線のセグメント上の点は、下記の式1 Q(t)=((1-t)3)M+3t((1-t)2)N+3(t2)(1-t)O+(t3)P
(0≦t≦1) を用いて、時刻tの関数として表現できる。ここで、M,
N, O, P は2次元平面上の点を表す座標で、M, Pは線
分の端点、N, Oは制御点である。そして、複数のセグメ
ントが連結されて構成されているベジェ曲線上の点をt
で表現するため、ベジェ曲線の定義を拡張してtの整数
部分をセグメント番号、tの小数部分をセグメント内で
の時刻とする。つまり、t=3.45の場合は、3番目のセ
グメントの、時刻0.45における曲線上の座標という事に
なる。これにより、複数のセグメントから構成されたベ
ジェ曲線上の点をtにより表現する。
【0041】また、図11には図7のステップS3で行
うリサンプリング処理の詳細なフローチャートを示す。
リサンプリング処理を行うとき、ステップ21におい
て、図10中に示す第1の輪郭曲線A及び第2の輪郭曲
線Bの対応点での時刻をTa及びTbと設定する。次のステ
ップ22において、時刻Ta、Tbにおける第1の輪郭曲線
A、第2の輪郭曲線B上での点の座標を求める。ここで
求められた各点が第1の輪郭曲線A及び第2の輪郭曲線
Bにおけるサンプリング点となる。次のステップ23に
おいて、時刻Ta、Tbに上述の図7のステップS2におい
て求めたサンプリング間隔を加える。次のステップ24
において、時刻Ta、Tbが終端まで達して、リサンプリン
グ処理開始時の対応点まで戻ったか否かを判断する。そ
して、開始時の対応点まで戻ったと判断したら処理を終
了し、戻っていないと判断したときにはステップ22に
戻って上述のステップS22〜ステップS24までの処
理を繰り返すことで、第1の輪郭曲線A及び第2の輪郭
曲線Bにサンプリング点を再び設定し、サンプリング点
からなる点列を生成する。すなわち、図7のステップS
3のリサンプリング処理において、上述のサンプリング
処理よりも細かい、サンプリング点からなる第1の輪郭
曲線Aに対応する点列及び第2の輪郭曲線Bに対応する
点列を生成する。
【0042】そして、図7に戻り、ステップS4におい
て、前のステップS3で作成した二つの曲線上の点列の
座標を補間計算することで、中間形状の点列を求める。
詳細には、図12のフローチャートに示す処理を行うこ
とで第1の輪郭曲線Aが示す輪郭形状から第2の輪郭曲
線Bが示す輪郭形状に変化するときの中間形状を示す中
間曲線を生成する。この図12のフローチャートによれ
ば、先ず、ステップS31において、図7のステップS
3のリサンプリング処理により求められた第1の輪郭曲
線Aに対応する点列及び第2の輪郭曲線Bに対応する点
列をデータメモリ4から入力する。そして、対応点から
第1の輪郭曲線Aに対応する点列及び第2の輪郭曲線B
に対応する点列上の対応点に相当する位置のサンプリン
グ点を指定する。次のステップS32において、サンプ
リング点からなる点列について2つの曲線の補間を行う
時刻をTとし、第1の輪郭曲線A上の点の座標をa, 座
標aに対応する第2の輪郭曲線B上の点の座標をbとす
ると、求める中間形状を示す中間曲線での点の座標Cは
下記式2に示すように C = T・a + (1−T)・b (式2) となる。すなわち、上記式2を第1及び第2の輪郭曲線
に対応する点列に適用することで、第1の輪郭曲線Aに
対応するサンプリング点と、当該第1の輪郭曲線Aに対
応するサンプリング点に対応する第2の輪郭曲線Bに対
応するサンプリング点とから、中間曲線を構成するサン
プリング点の座標を決定する。次のステップS33にお
いて、上述のステップS32で上記式2を適用したサン
プリング点の次のサンプリング点を指定する処理を第1
の輪郭曲線Aに対応する点列及び第2の輪郭曲線Bに対
応する点列について行う。次のステップS34におい
て、演算処理部2は、上述のステップS33で次のサン
プリング点を指定した結果、上述のステップS31で中
間曲線の生成処理を開始した対応点に戻ったか否かを判
断する。そして、対応点に戻ったと判断したときには、
ステップS35に進み、対応点に戻っていないと判断し
たときには、ステップS33で指定したサンプリング点
についてステップS32で説明した処理を行う。すなわ
ち、上述のステップS3のサンプリング処理で設定した
サンプリング点の全てについてステップS32で説明し
た処理を行うことで、中間曲線での点の座標を上記式2
に従って決定する。ステップS35において、上述のス
テップS3で求めたサンプリング点及びステップS32
で求めた中間曲線での点の座標Cを用いて、特開平10-1
64436号公報や「Graphics Gems」(Andrew S.Glassner)
中の「An Algorithm for Automatically Fitting Digit
ized Curves(pp.612 - 626)で示された技術を適用す
ることで、サンプリング点からなる点列をベジェ曲線に
変換する。これにより、第1の輪郭曲線Aに対応したサ
ンプリング点からなる点列及び第2の輪郭曲線Bに対応
したサンプリング点からなる点列から、曲線を再構成
し、図6に示した第1の輪郭曲線Aから第2の輪郭曲線
Bに変化するときの中間形状を示す中間曲線を生成す
る。
【0043】このような中間曲線生成処理を行う曲線生
成装置1は、図5に示すように第1の輪郭曲線Aから第
2の輪郭曲線Bに変化するときの中間曲線を生成すると
き、第1の輪郭曲線Aと第2の輪郭曲線Bとのセグメン
ト数が異なっていても、第1及び第2の輪郭曲線をサン
プリングして第1の輪郭曲線A及び第2の輪郭曲線Bに
ついて同数のサンプリング点を設定して曲線を再構成す
るので、図6に示すような中間曲線を高品質かつ簡便に
生成することができる。
【0044】ここで、図3に戻り、次のステップS10
4において、ステップS103で求められた補間形状を
ステップS102で求めた基準対応点に合わせて変形さ
せる。この操作について図13,図14,図15を用い
て説明する。
【0045】先ず、図13のステップS41において、
上記図3のステップS102の画像追跡処理で求められ
た図14のSTARTに示す基準対応点110、及びステッ
プS103の中間形状作成処理で求められた図14のST
ARTに示す基準対応点100について、開始点115、
終了点116を対応づける。ステップS103での開始
点の座標をA(ex1,ey1)、B(ex2、ey
2)、ステップS102での終了点の座標をC(sx
1,sy1)、D(sx2、sy2)とする。ステップ
S42において、線分ABを線分CDに変換するような
座標変換を求める。この変換は平行移動と回転、スケー
リングの操作の組み合わせで表現できる。このような変
換をアフィン変換120という。
【0046】アフィン変換の変換式は以下のようにな
る。
【0047】点(x、y)をアフィン変換により点
(x’,y’)に変換する方法に関して、 [x’]=sc*[cosθ−sinθ][x−ex
1]+[sx1] [y’]=sc*[sinθ−cosθ][y−ey
1]+[sy1] とする。
【0048】ただし、sc=L1/L2であり、 L1=√((sx2−sx1)^2+(sy2−sy
1)^2) L2=√((ex2−ex1)^2+(ey2−ey
1)^2) θ=θ2−θ1 θ1=atan2((sy2−sy1)/L1、(sx
2−sx1)/L1) θ2=atan2((ey2−ey1)/L1、(ex
2−ex1)/L2) である。
【0049】次に、ステップS43において、上記図3
のステップS102で求められた中間形状を構成する点
列に対して、ステップS42で求めたアフィン変換を計
算する。その結果、ステップS103で求められた中間
形状の特徴を保持し、かつステップS102で求められ
た終了点を通る形状が作成される。次に、ステップS4
4において、ステップS43で求められた点列を前述の
ベジュエ曲線に変換する方法を用いて、曲線に変換す
る。この処理を形状の全ての区間について行うことで、
ステップS103の中間形状作成処理で作成された形状
をステップS102で作成された基準対応点を通る形状
に変換することが可能となる。
【0050】以上のように本発明によれば、二つの曲線
の中間形状を作成する際に、指定された基準対応点を通
過する中間形状を作成することが可能となる。また、基
準対応点を画像追跡処理で正確な位置に設定することが
できる。その結果、時間軸上で指定された画像における
求められる中間形状を高い精度で作成できるようになっ
た。これにより、従来技術の問題であった、線形補間に
よる形状と実際に求められる形状とのずれを解決でき
る。
【0051】次に、本発明の他の具体例を説明する。図
16には、図3に示した上記第1の実施例の条件のう
ち、ステップS103を省略すると共に、ステップS1
04の部分をステップS105として別の方法で実現す
る例を示す。
【0052】中間形状を作成する代替え手段として画像
のエッジ情報を使用して、基準対応点を通過し、エッジ
に沿う形状を自動生成する処理を行う。具体的な方法と
しては、指定された点を通る最適なパスを検出する方法
として、本件出願人による特願平09−204862号
に開示されている経路探査方法の技術を用いる。
【0053】先ず、上記特願平09−204862号に
開示されている経路探査方法により曲線を生成する曲線
生成手段について説明する。
【0054】図17は、曲線生成手段を示すブロック図
である。曲線生成手段は2点選択手段151、経路探査
処理最適化手段152、経路探査手段153、曲線近似
手段154からなる各処理手段と、点列、画像、経路、
曲線の各データストア16、17、23、18からな
る。
【0055】2点選択手段151は、点列データ格納手
段16から連続した2点を選択して出力する。経路探査
処理最適化手段152は、前記選択された2点と画像デ
ータ格納手段17からの画像データとから、経路探査方
法を最適化するパラメータを算出して経路探査手段15
3に送る。
【0056】経路探査手段153は、経路探査処理最適
化手段152が算出したパラメータをもとに経路探査処
理方法を決定し、上記の選択された2点を結び、画像中
の輪郭上を通過する経路を算出し、経路データ格納手段
23に保持する。
【0057】ここで、経路データとは、上記の2点を結
ぶ8近傍線図形を表す画素座標のリストである。経路探
査手段153は、図17中に破線で示されるように、2
点選択手段151に制御情報を送り、次の2点を選択す
るようにする。従って、点列データ格納手段16の各点
間について経路探査が行われ、その全てが経路データ格
納手段23に蓄積されるようになっている。
【0058】2点選択手段151が、点列の最後まで選
択し終り新しい2点を出力できなくなったとき、図17
中に破線で示されるように曲線近似手段154に対して
制御情報を送り、曲線近似手段154の動作を促す。曲
線近似手段154は、経路データ格納手段23に蓄積さ
れた経路を曲線近似し、輪郭形状を表す曲線データを作
成して曲線データ格納手段18に保持する。
【0059】次に、上記曲線生成手段が実行する経路探
査方法について、図18および図17を参照しながら説
明する。
【0060】図18は、上記本発明に係る経路探査方法
の基本的な処理手順を示すフローチャートである。ま
ず、ステップS1で、2点選択手段151が、点列デー
タ格納手段16の中から連続する2点を選択して出力す
る。
【0061】次に、ステップS2で、経路探査パラメー
タの最適化が行われる。点選択手段151により選択さ
れた2点と画像とをもとに、経路探査処理最適化手段1
52で経路探査パラメータが算出される。
【0062】次に、ステップS3で、経路探査が行われ
る。経路探査手段153は、第2のステップで得られた
経路探査パラメータをもとに経路探査方法を決定し、上
記の2点を結ぶ輪郭を8近傍経路の形で抽出する。
【0063】そして、ステップS4で、全ての中継点間
の経路探査が終了したかどうかが判断され、終了してい
なければステップS1に戻り、前回選択された2点から
1点ずらした2点を選択して、ステップS2、ステップ
S3を繰り返す。一方、ステップS4で、全ての中継点
間の経路探査が終了したと判断されたときは、ステップ
S5に進む。
【0064】ステップS5では、8近傍経路を近似する
輪郭曲線を生成して、処理を終了する。曲線近似手段1
54は、経路データ格納手段23に蓄積された経路デー
タを曲線近似して輪郭形状を表す曲線データを作成す
る。
【0065】ここで、曲線近似手段154は、本願出願
人が特願平8−303687号公報「曲線生成装置及び
曲線生成方法」で開示した技術によって実現することが
できる。この技術は、座標リストを近似する曲線を得る
方法であり、いわゆる曲線近似方法の一つであり、入力
データの次数を、十分近似できる範囲で分割しながら近
似する方法によって、従来の曲線近似よりもノイズにロ
バストでかつ効率がよい方法である。
【0066】しかし、上記曲線近似手段154は、一連
の座標リストを曲線近似する方法であればよく、一般的
に用いられているB−スプライン(spline)曲線を生成
するなどの方法により実現してもよい。
【0067】なお、一般的な曲線近似・補間方法につい
ては、「数値計算ハンドブック」(大野豊,磯田和男,
オーム社,1990)、「コンピュータディスプレイによる
形状処理工学 [I][II]」(山口富士夫,日刊工業新聞
社,1982)、「Computer Graphics Principles and Pra
ctice」(Foly, vanDam, Feiner, and Hughes, Addison
Wesley社, 1990 )等の文献に詳しく記載されている。
【0068】次に、経路探査処理最適化手段152およ
び経路探査手段153について、さらに詳細に説明す
る。
【0069】図19は、上記曲線生成手段のうち、経路
探査を行う部分を抜き出したブロック図である。この経
路探査を行う上記曲線生成手段の特徴は、経路探査処理
最適化手段152を備えることにより、入力された2点
に最適化された経路探査処理を行うようにされている点
である。ここでは、経路探査処理最適化手段152は、
後述する2種類の経路探査パラメータを出力するように
なっている。
【0070】図20は、経路探査処理最適化手段152
の内部構成を示している。経路探査処理最適化手段15
2は、通過コスト計算範囲決定手段156と通過コスト
計算決定最適化手段157により構成される。通過コス
ト計算範囲決定手段156は、選択された2点を入力と
して計算範囲パラメータを出力する。また、通過コスト
計算最適化手段157は、選択された2点と画像データ
とから通過コスト計算パラメータを出力する。そして、
これら2種類の経路探査パラメータは、経路探査手段1
53に入力されて経路探査方法を決定するのに用いられ
る。
【0071】図21は、経路探査処理最適化手段152
における処理手順を示すフローチャートである。
【0072】まず、ステップS11で、通過コスト計算
パラメータの最適化が行われる。通過コスト計算最適化
手段157では、選択された2点(点1および点2)と
画像とから通過コスト計算パラメータが計算される。次
に、ステップS12で、通過コスト計算範囲パラメータ
の最適化が行われ、処理を終了する。通過コスト計算範
囲決定手段156により選択された2点を入力として計
算範囲パラメータを算出する。
【0073】図22は、図20中の通過コスト計算パラ
メータに関する処理を行う部分をさらに詳細に示したブ
ロック図である。
【0074】通過コスト計算最適化手段157は、グラ
ディエントパラメータ決定手段158を備えて構成され
る。
【0075】また、経路探査手段153は、通過コスト
計算手段159、最小コスト経路算出手段161、およ
び後述する通過コストマップというデータを格納するた
めの通過コストマップ格納手段160を備えて構成され
る。
【0076】グラディエントパラメータ決定手段158
は、画像と2点を入力とし、上記2点間の輪郭を抽出す
るのに最適なグラディエントパラメータを算出し、経路
探査手段153の通過コスト計算手段159に出力す
る。
【0077】通過コスト計算手段159は、画像と点1
と前記グラディエントパラメータと、図20で示す通過
コスト計算範囲決定手段156が出力する計算範囲パラ
メータとを入力とし、通過コストマップを算出する。
【0078】最小コスト経路算出手段161は、通過コ
ストマップと点2とを入力とし、点1と点2との間を、
輪郭をたどって連結する経路を算出する。
【0079】図23は、経路探査手段153における処
理手順を示すフローチャートである。
【0080】まず、ステップS21で、後述する通過コ
スト計算手段159が、通過コストマップを計算する。
次に、ステップS22で、最小コスト経路算出手段16
1が、最小コスト経路を算出する。この動作の詳細につ
いては後述する。
【0081】図24は、上述した通過コスト計算パラメ
ータに関する処理を行う部分の構成をさらに詳しく示し
ている。
【0082】通過コスト計算パラメータとは、画像のグ
ラディエントを計算する上で必要な2種類のパラメータ
である。第1のパラメータは輪郭の進む方向とは垂直な
方向を示す法線ベクトルであり、第2のパラメータは輪
郭を横切る方向に観測したときの画素値の変化を示す画
素値色変化ベクトルである。
【0083】また、経路探査手段153は、物体輪郭は
グラディエント強度が強いことを利用して、グラディエ
ント強度がより強いところをなるべく通過するような画
像上の経路を抽出する処理を行う。
【0084】通過コスト計算手段159は、以上の処理
を行うために、グラディエント算出手段164と、通過
コストマップ算出手段165と、グラディエントデータ
格納手段21から構成される。
【0085】グラディエント算出手段164は、画像の
グラディエントを計算し、通過コストマップ算出手段1
65は、得られたグラディエントをもとに、グラディエ
ント強度がより強いところを通過するとコストが安くな
るような通過コストマップを算出する。通過コストマッ
プ算出手段165には、点1の位置が入力され、通過コ
ストマップの起点は点1に設定される。
【0086】ここで、グラディエント算出手段164
は、本願出願人が特願平7−134420号公報「エッ
ジ検出方法及びエッジ検出装置」で開示した技術を用い
て、必要な輪郭のグラディエント成分のみを選択的に検
出する。このグラディエント算出手段164により、入
力された2点間を連結するように延びる輪郭のグラディ
エントを選択的に抽出するようにグラディエントが計算
される。
【0087】次に、上述した2種類の経路探査パラメー
タの計算過程について詳細に説明する。
【0088】まず、通過コスト計算パラメータの計算
と、それが利用される過程について説明する。図25
は、グラディエントパラメータ決定手段158における
処理手順を示すフローチャートである。ステップS31
で、法線ベクトル計算手段162が、入力された点1と
点2を結ぶ方向に垂直な法線ベクトルを算出して出力す
る。ステップS32で、画素値変化ベクトル計算手段
が、画像上の点1と点2の近傍領域において、2点を結
ぶ方向とは垂直な方向に観測したときの画像の画素値の
変化、例えば色変化方向を計算し、それを色変化ベクト
ルとして出力する。
【0089】ここで、通過コストマップとは各画素にお
いて、最小の通過コストでその画素位置に進入する方向
が記録された情報である。
【0090】図26は、簡単な通過コストマップの一例
を示している。
【0091】通過コストマップは、前記の通過コスト計
算範囲パラメータで指定された画像中の一範囲について
作成される。ここでは、ある小さな4辺形領域に作成さ
れた例を示している。
【0092】図26(A)では、前記の各画素における
最小の通過コストでその画素位置に進入する方向を矢印
で示す。この方向は、各画素にただ一つ決まるように計
算される。各画素に記された値は、前記最小の通過コス
ト方向に従って進入したときの通過コストの累積値であ
る。この累積値は経路探査の起点となる点1を累積値0
として求められる。
【0093】図26(B)は、図26(A)のように通
過コストマップが得られたときに、最小コスト経路算出
手段161が経路を求める過程を示している。
【0094】最小コスト経路算出手段161は、通過コ
ストマップと点2を入力とし、点2から通過コストマッ
プの最小の通過コスト方向を逆にたどることによって、
点1から点2にいたる最小コストの経路を求める。例え
ば、図26(B)で示される位置(累積コストが22)
に点2があった場合、そこから矢印をたどることにより
(図26(A)とは逆方向に書かれている)、斜線で示
されるような点1までの経路を求める。
【0095】次に、上述したような通過コストマップを
高速に算出する手段について説明する。通過コストマッ
プの算出は、一般に最適化問題の一種として知られ、動
的計画法などを用いて計算する方法が良く知られてい
る。前述の文献「IntelligentScissors for Image Comp
osition」にも動的計画法を用いた方法が記載されてい
る。
【0096】図27は、動的計画法を用いた最短経路探
査アルゴリズムに関する記述の例を示している。なお、
この記述は、上記の文献「Intelligent Scissors for I
mageComposition」に記載されているものから、記号等
を一部変えたものである。
【0097】次に、計算範囲パラメータの計算と、それ
が利用される過程について説明する。
【0098】図28は、図20中の計算範囲パラメータ
に関する処理を行う部分を、さらに詳細に示すブロック
図である。
【0099】通過コスト計算範囲決定手段156は、距
離算出手段167と計算範囲幅算出手段168と計算範
囲長算出手段169と計算範囲算出手段170とを備え
て構成される。
【0100】距離算出手段167は、点1、点2を入力
として、その2点間の距離と2点を結ぶ方向とを算出す
る。計算範囲長算出手段169は、得られた2点間の距
離を入力として計算範囲長を算出する。計算範囲幅算出
手段168は、得られた2点間の距離を入力として計算
範囲幅を算出する。計算範囲算出手段170は、上記の
計算範囲長と計算範囲幅および距離算出手段167が出
力した2点間を結ぶ方向とをもとに、計算範囲の形状を
定める計算範囲パラメータを算出して、経路探査手段1
53の通過コスト計算手段159に入力する。通過コス
ト計算手段159は、計算範囲パラメータで示された範
囲で、通過コストマップを算出する。
【0101】図29は、図28の通過コスト計算範囲決
定手段156における処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0102】まず、ステップS41で、距離算出手段1
67が、点1および点2を入力として、その2点間の距
離と2点を結ぶ方向とを算出する。
【0103】次に、ステップS42で、上記の2点間の
距離を入力として、計算範囲幅が算出される。ここで、
計算範囲幅算出手段168は、2点間の距離の大きさに
対する計算範囲幅の大きさの規則を、計算式あるいは参
照テーブル等の形式でその内部に持っており、その規則
に従って計算範囲幅を決定する。例えば、オペレータ
が、所望の輪郭を得るために短い間隔で詳細に中継点を
設定しようとしても、探査された経路が中継点間で蛇行
してしまい所望の輪郭の形状と異なってしまう問題は、
前記計算範囲幅を決定する規則を、2点間の距離が小さ
いほど幅が小さくなるような規則にすることにより解決
することができる。
【0104】このとき、短い間隔で詳細に設定された中
継点間の計算範囲幅は、非常に狭くなるように決定さ
れ、中継点をほぼ直線で結ぶように経路探査が行われ、
オペレータの所望の輪郭形状が得られる。
【0105】次に、ステップS43で、計算範囲長算出
手段169が、2点間の距離から計算範囲長を計算す
る。ここで、計算範囲長は、2点間の距離よりも予め定
められたマージン長だけ長くなるように決定される。
【0106】最後に、ステップS44で、計算範囲算出
手段170が、計算範囲幅と計算範囲長と2点を結ぶ方
向とから、計算範囲パラメータを計算する。ここで、計
算範囲は、入力される2点を囲み、2点を結ぶ方向に傾
いているような矩形であり、計算範囲パラメータはその
矩形の4隅の位置を示す。
【0107】次に、点列生成手段12について説明す
る。
【0108】点列生成手段12は、曲線を入力とし、そ
の形状を再現する点列とその点列によって再構成された
再構成曲線を出力するものである。生成された点列と再
構成曲線は、第1の実施例の構成により、その後の曲線
編集作業に用いられる。
【0109】図30は、点列生成手段12の構成例を示
すブロック図である。
【0110】この点列生成手段12は、初期点列生成手
段171、曲線再構成手段172、差分検出手段17
3、点列編集手段14と、画像データ格納手段17、点
列データ格納手段16、再構成曲線データ格納手段19
を備えて構成される。
【0111】初期点列生成手段171は、入力曲線と画
像とを入力として初期点列を生成する。初期点列は、点
列データ格納手段16に格納される。曲線再構成手段1
72は、点列と画像とを入力とし、点列を通過し画像上
の輪郭上を通過するような曲線を生成する。
【0112】差分検出手段173は、入力曲線と再構成
曲線とを入力とし、両者の形状の差を差分として出力す
る。点列編集手段14は、差分検出手段173の出力し
た差分をもとに、点列データ格納手段16中の点列デー
タを操作する。
【0113】図31は、点列生成手段12における処理
手順を示すフローチャートである。
【0114】まず、ステップS51で、初期点列生成手
段171が入力曲線の特徴点抽出を行い、抽出された特
徴点を初期点列として点列データ格納手段16に格納す
る。
【0115】上記の曲線上の特徴点抽出には、特開平8
−335270号公報記載の「動きベクトル推定方法」
に示されている特徴点抽出方法を用いることができる。
この方法は、曲線の始端から終端までの各点で微小区間
屈曲角を計算し、その総和を累積屈曲角とし、累積屈曲
角が予め定めたしきい値より大きいときに最大の微小区
間屈曲角をとる点を特徴点とするものである。さらに、
特徴点で分割された曲線に対して同様の特徴点抽出処理
を再帰的に行うようにする。
【0116】次に、ステップS52で、曲線再構成手段
172が、点列から前述した本発明に係る経路探査装置
における処理と同様の処理によって再構成曲線を算出す
る。
【0117】次に、ステップS53で、差分検出手段1
73が、入力曲線と再構成曲線の差分を算出する。この
差分検出処理は、再構成曲線上に適当な間隔で差分検出
点をとり、その差分検出点から入力曲線までの距離を測
定して差分値とする。
【0118】次に、ステップS54で、差分検出手段1
73が、予め設定しておいたしきい値よりも大きい差分
値があるかどうかを調べる。もし、上記のしきい値より
大きい差分値がなければ、点列生成手段12の処理は終
了し、その時点の点列データ格納手段16と再構成曲線
データ格納手段19にあるデータが出力となる。一方、
上記のしきい値より大きい差分値があれば、ステップS
55に進む。
【0119】ステップS55では、点列編集手段14が
得られた差分をもとに点列データを編集する。差分値が
しきい値より大きいと判断された各差分検出点におい
て、その差分値検出点から一番近い入力曲線上の点に新
たな中継点をおき、点列データ格納手段16に格納す
る。
【0120】ステップS55の終了後は、ステップS5
2に戻り、ステップS54で入力曲線と再構成曲線との
差分がしきい値よりも小さくなるまで処理が繰り返され
る。
【0121】上記の処理では、初期点列を最初は少なめ
に設定しておき、足りないところに適宜追加するように
するが、初期点列を多めに設定しておき、不必要な点を
削除するようにしてもよい。その場合には、初期点列生
成手段171で入力曲線を十分に折線近似できる程度に
初期点列を生成し、曲線の再構成の後に、差分検出手段
173で、周囲の差分値がしきい値よりも十分に小さい
中継点を選んで削除するようにする。
【0122】なお、図31に示す処理手順は、より少な
い点で再構成が完了するのでその後の曲線編集しやすさ
が利点であるのに対し、後述する処理手順は、経路探査
を行う中継点間隔を小さくできるために処理時間を短く
できる利点がある。
【0123】そして、上記方法で得られた点列を、曲線
生成手段を用いて曲線に変換する。すなわち、上記方法
を用いて、各基準対応点間を通る中間形状を作成する際
に画像のエッジ情報を用いることで、画像中で表現され
ている形状に沿って精度の高い輪郭を作成することが可
能となった。
【0124】さらに、上記図16に示した方法では、ス
テップS105で別のアルゴリズムを使って画像のエッ
ジを求め、その画像のエッジに沿った中間形状を求めて
も良い。
【0125】すなわち、ステップS102で画像追跡に
より求められた一組の対応点と、上記画像を用いて、エ
ッジ周囲のコントラストを最大にする色射影軸を求め、
この色射影軸を用いて画像のエッジを形成し、このエッ
ジに沿った中間形状を求める。
【0126】今、上記一組の対応点を代表点1,代表点
2として入力し、上記色射影軸を求める最適色射影軸計
算部の構成を図32に示す。
【0127】最適色射影軸計算部32は、代表点1及び
代表点2の近傍領域内で近傍最適色射影軸を計算する、
代表点近傍最適色射影軸計算部41及び代表点近傍最適
色射影軸計算部41と、上記二つの計算部41,41か
らの色射影軸1及び色射影軸2を用いて色射影軸を合成
する色射影軸合成部42からなる。
【0128】代表点近傍最適色射影軸計算部41では、
代表点の近傍領域内に含まれるエッジ周囲のコントラス
トを最大にする近傍最適色射影軸を求める。今、図33
に示すように、代表点1(p0)と代表点2(p1)が
求められたとする。このとき、代表点近傍色射影軸計算
部41は代表点p0の近傍領域A1内に含まれるエッジ
の内、コントラストが最大となる色射影軸(1)B0を
計算により求める。また、代表点近傍色射影軸計算部4
1は代表点p1の近傍領域A2内に含まれるエッジの
内、コントラストが最大となる色射影軸(2)B1を計
算により求める。
【0129】色射影軸合成部42では、代表点1,2の
近傍領域でそれぞれ別々に求められた近傍最適色射影軸
(1)B0、近傍最適色射影軸(2)B1を合成し、更
新区間のエッジのコントラストを最大にする1本の色射
影軸を求める。ここでの合成方法は、例えば色射影軸の
平均ベクトルを合成後の軸としてよい。
【0130】また、最適色射影軸計算部32は、図34
に示す方法により最適色射影軸を求めてもよい。
【0131】図34(A)のように、画像のエッジ上に
アンカーポイントp0と隣接アンカーポイントp1が置
かれているとする。このとき、エッジはp0とp1を結
ぶ線分上から大きく外れている可能性があるため、線分
p0p1上の線分長Lに対し等間隔、例えばL/4の間
隔毎に、置かれた点q0,q1,q2のそれぞれについ
て、p0p1と垂直な方向の線分上、長さHの範囲で最
も色変化の大きな領域の探索を行う。
【0132】ある点rについての色をC(r)とする
と、色変化ベクトルはdC/dr、その大きさは|dC
/dr|で定義される。この値が最大値となるrを求め
る。
【0133】探索の結果、図34(B)のようにr0,
r1,r2が求められたとする。このとき、r0,r
1,r2においてそれぞれ色変化ベクトルdC/drを
求め、その平均値を最適色射影軸とする。
【0134】また、色変化ベクトルは以下のように求め
てもよい。r0の場合、線分p0p1に垂直な直線上
で、r0を中心に持ち、互いに距離幅hだけ離れた点s
00,s01について、色C(s00),C(s01)
を求め、その差分ベクトルΔC=C(s01)−C(s
00)を色変化ベクトルで代用する。r1,r2につい
ても同様である。
【0135】以上に説明した最適色射影軸を基に、通常
の輪郭閉曲線生成部が輪郭閉曲線を生成する。上記ステ
ップS105では、この輪郭閉曲線に基づいた中間形状
を作成する。
【0136】なお、上記図16に示したアルゴリズムを
変形し、ステップS102での線形補間が、例えば画像
の動きが激しくてうまくいかなかったときに、ステップ
S105の処理を行うようにしてもよい。
【0137】以上説明したように、本発明によれば、従
来技術の問題であった、線形補間による形状と実際に求
められる形状とのずれを解決できる。
【0138】
【発明の効果】以上、本発明によれば、輪郭形状が線形
に動いていない場合でも輪郭上の対応点を正確に追跡す
ることができ、より精度の高い輪郭形状を作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した曲線生成装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】上記曲線生成装置で処理をする対象となる複数
のフレームからなる動画像を説明するための図である。
【図3】本発明の曲線生成方法を適用したソフトウェア
プログラムにおける処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】画像の追跡方法として、画像の差の絶対値和を
用いて追跡する方法を説明するための図である。
【図5】上記曲線生成装置で中間曲線を生成するときに
用いる第1の輪郭曲線Aと第2の輪郭曲線Bとを説明す
るための図である。
【図6】上記曲線生成装置で生成する第1の輪郭曲線A
から第2の輪郭曲線Bに変化するときの中間曲線を説明
するための図である。
【図7】第1の輪郭曲線Aから第2の輪郭曲線Bに変化
するときの中間曲線を生成するときの演算処理部の処理
を示すフローチャートである。
【図8】サンプリング点を設定してサンプリング間隔を
決定することを説明するための図である。
【図9】第1の輪郭曲線A及び第2の輪郭曲線Bについ
てのサンプリング間隔を決定するときの処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】サンプリング間隔が得られた第1の輪郭曲線
A及び第2の輪郭曲線Bを示す図である。
【図11】リサンプリング処理を行うとき処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】サンプリング点が求められた第1の輪郭曲線
Aが示す形状から第2の輪郭曲線Bが示す形状に変化す
るときの中間形状を示す中間曲線を生成するときの処理
を示すフローチャートである。
【図13】補間形状を基準対応点に合わせて変形させる
処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図14】上記図13に示したフローチャートによる処
理内で、ステップS42までのを説明するための図であ
る。
【図15】上記図13に示したフローチャートによる処
理内で、ステップS43以降を説明するための図であ
る。
【図16】本発明の他の具体例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図17】特願平09−204862号に開示されてい
る経路探査方法により曲線を生成する曲線生成手段の主
要部の構成例を示すブロック図である。
【図18】上記経路探査方法の基本的な処理手順を示す
フローチャートである。
【図19】上記経路探査方法に基づいて経路探査を行う
部分について説明するための図である。
【図20】経路探査処理最適化手段の内部構成を説明す
るための図である。
【図21】経路探査処理最適化手段における処理手順を
説明するためのフローチャートである。
【図22】経路探査処理最適化手段の通過コスト計算パ
ラメータに関する処理を行う部分について説明するため
の図である。
【図23】経路探査手段における処理手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図24】選択的グラディエント検出を利用した通過コ
スト計算パラメータに関する処理を行う部分の構成を詳
細に説明するための図である。
【図25】通過コスト最適化手段における処理手順を説
明するためのフローチャートである。
【図26】経路探査の通過コストマップの一例を示す図
である。
【図27】動的計画法を用いた最短経路探査アルゴリズ
ムの一例を示す図である。
【図28】経路探査処理最適化手段の計算範囲最適化に
関する処理を行う部分を詳細に説明するための図であ
る。
【図29】計算範囲最適化手段における処理手順を説明
するためのフローチャートである。
【図30】点列生成手段の構成例を示すブロック図であ
る。
【図31】点列生成手段における処理手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図32】色射影軸を求める最適色射影軸計算部の具体
例の構成を示すブロック図である。
【図33】上記最適色射影軸計算部の具体例の動作原理
を説明するための図である。
【図34】上記最適色射影軸計算部の他の具体例の動作
原理を説明するための図である。
【図35】従来の中間形状を生成する手法において、開
始フレームと終了フレームとから補間処理をして中間形
状を生成することを説明するための図である。
【図36】3次のベジェ曲線の線分の例を示す図であ
る。
【図37】輪郭形状を示す1本の曲線を複数のセグメン
トとして示した図である。
【符号の説明】
1 曲線生成装置、2 演算処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸塚 卓志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B050 AA08 BA08 BA18 EA05 EA06 EA13 EA21 EA24 FA02 5B080 AA01 AA06 BA08 FA16 5C023 AA01 AA11 AA21 AA34 AA38 BA01 BA02 BA11 BA15 BA16 CA01 CA08 DA01 DA04 DA08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のフレームの対象曲線から第2のフ
    レームにおける曲線を生成する曲線生成装置において、 第1のフレームの対象曲線上に設定された基準対応点に
    対応する第2のフレームにおける対応点を、上記第1の
    フレームの対象曲線を用いて求める対応点検出手段と、 上記対応点検出手段により検出された対応点を通る第2
    のフレームの曲線を生成する曲線生成手段とを備えるこ
    とを特徴とする曲線生成装置。
  2. 【請求項2】 上記対応点検出手段は、上記第1のフレ
    ームの対象曲線上に設定された基準対応点を画像追跡し
    て上記第2のフレームにおける対応点を求めることを特
    徴とする請求項1記載の曲線生成装置。
  3. 【請求項3】 上記曲線生成手段は、上記第1のフレー
    ムを開始時のフレームとし、終了時のフレームを第3の
    フレームとするとき、第1のフレームの対象曲線と上記
    第3のフレームの曲線から線形補間によって補間曲線を
    求め、この補間曲線を上記対応点検出手段で検出された
    対応点を通る曲線に変形することを特徴とする請求項1
    記載の曲線生成装置。
  4. 【請求項4】 上記曲線生成手段は、上記対応点検出手
    段で検出された対応点を通る、画像のエッジに沿う形状
    を曲線として生成することを特徴とする請求項1記載の
    曲線生成装置。
  5. 【請求項5】 上記曲線生成手段は、画像上の物体の輪
    郭曲線を生成することを特徴とする請求項1記載の曲線
    生成装置。
  6. 【請求項6】 第1のフレームの対象曲線から第2のフ
    レームにおける曲線を生成する曲線生成方法において、 第1のフレームの対象曲線上に設定された基準対応点に
    対応する第2のフレームにおける対応点を、上記第1の
    フレームの対象曲線を用いて求める対応点検出工程と、 上記対応点検出工程により検出された対応点を通る第2
    のフレームの曲線を生成する曲線生成工程とを備えるこ
    とを特徴とする曲線生成方法。
  7. 【請求項7】 上記対応点検出工程は、上記第1のフレ
    ームの対象曲線上に設定された基準対応点を画像追跡し
    て上記第2のフレームにおける対応点を求めることを特
    徴とする請求項6記載の曲線生成方法。
  8. 【請求項8】 上記曲線生成工程は、上記第1のフレー
    ムを開始時のフレームとし、終了時のフレームを第3の
    フレームとするとき、第1のフレームの対象曲線と上記
    第3のフレームの曲線から線形補間によって補間曲線を
    求め、この補間曲線を上記対応点検出工程で検出された
    対応点を通る曲線に変形することを特徴とする請求項6
    記載の曲線生成方法。
  9. 【請求項9】 上記曲線生成工程は、上記上記対応点検
    出工程で検出された対応点を通る、画像のエッジに沿う
    形状を曲線として生成することを特徴とする請求項6記
    載の曲線生成方法。
  10. 【請求項10】 上記曲線生成工程は、画像上の物体の
    輪郭曲線を生成することを特徴とする請求項6記載の曲
    線生成方法。
  11. 【請求項11】 第1のフレームの対象曲線から第2の
    フレームにおける曲線を生成する曲線生成処理に関する
    プログラムを提供するプログラム提供媒体において、 第1のフレームの対象曲線上に設定された基準対応点に
    対応する第2のフレームにおける対応点を、上記第1の
    フレームの対象曲線を用いて求める対応点検出工程と、 上記対応点検出工程により検出された対応点を通る第2
    のフレームの曲線を生成する曲線生成工程とからなるプ
    ログラムを提供することを特徴とするプログラム提供媒
    体。
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