JPH05280941A - 3次元形状入力装置 - Google Patents

3次元形状入力装置

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Publication number
JPH05280941A
JPH05280941A JP4076475A JP7647592A JPH05280941A JP H05280941 A JPH05280941 A JP H05280941A JP 4076475 A JP4076475 A JP 4076475A JP 7647592 A JP7647592 A JP 7647592A JP H05280941 A JPH05280941 A JP H05280941A
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JP
Japan
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data
slit
plane area
dimensional
scattered light
Prior art date
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Pending
Application number
JP4076475A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuko Gomi
睦子 五味
Kazutoshi Iketani
和俊 池谷
Yukifumi Tsuda
幸文 津田
Toyoki Kawahara
豊樹 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4076475A priority Critical patent/JPH05280941A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対象物の3次元形状を3次元CADシステム
やコンピュータグラフィックスシステム等へ入力する3
次元形状入力装置に関するもので、入力する計測データ
の量が膨大であるという課題を解決し、計測された形状
を保存したまま効率良くデータ量を削減することを目的
とする。 【構成】 カメラ106からの輝度信号をデジタル化し
た画像信号より三次元座標値を座標演算手段110で計
算し、三次元座標値より平面領域を認識して各平面領域
内の複数の点データを1つの面として代表することによ
り形状情報をデータ圧縮手段111で圧縮するととも
に、データ圧縮手段111により圧縮されたデータを入
力先のシステムのデータフォーマットにフォーマット変
換手段112で変換することにより、対象物の3次元形
状を高速かつ高精度に計測し、計測された形状を保存し
たまま効率良くデータ量を削減し3次元CADやコンピ
ュータグラフィックスシステムへ入力することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は対象物の3次元形状を高
速かつ高精度に3次元CADシステムやコンピュータグ
ラフィックスシステム等へ入力する3次元形状入力装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、3次元モデルのデザインを行うツ
ールとして各種産業のデザイン分野に3次元CADが導
入されつつある。しかし、3次元CADで直接モデリン
グを行うことは、形状入力の困難さからかなりの訓練が
必要である。そこで、粘土や木材を素材とするデザイン
・モデルをデザイナーが作成し、これを計測してCAD
に入力するという方法が用いられており、デザイン・モ
デルの計測は手計測、あるいは接触式や非接触式の3次
元デジタイザー等によって行われている。従来の3次元
形状入力装置は、例えば、日経コンピュータグラフィッ
クス1988年9月号「CADデータ入力に変革を起こ
すか、簡易型3次元形状入力装置」記載の構成が知られ
ている。
【0003】以下、従来の3次元形状入力装置について
説明する。図10は従来の3次元形状入力装置を示すも
のである。図10において、1001は被測定物に照射
するスリット光を発生させるレーザ光源、1002はス
リット光の光路を変更させるミラー、1003はスリッ
ト光、1004は被測定物、1005は被測定物を回転
させるターンテーブル、1006はスリット光1003
の散乱光を読み取るカメラ、1007はカメラ1006
の出力信号をデジタル化した画像信号に変換するA/D
変換器、1008は画像信号を記憶する画像メモリ、1
009は画像信号によりスリット散乱光の中心位置を計
算するスリット散乱光中心位置検出手段、1010はス
リット散乱光の中心位置より3次元座標値を計算する座
標演算手段、1011は計測データを入力先のシステム
用のデータフォーマットに変換するデータフォーマット
変換手段、1012は全体系を制御するスキャナ制御手
段、1013は本装置で得られる3次元形状データ、1
014は3次元CADシステムである。
【0004】以上のように構成された3次元形状入力装
置について、以下その動作について説明する。まず、レ
ーザ光源1001からのスリット光1003はミラー1
002により光路を変更し被測定物1004に照射され
る。被測定物1004はスリット光1003を受けなが
らターンテーブル1005により回転する。カメラ10
06は回転中の被測定物1004からのスリット散乱光
を回転に同期して撮像する。この場合、撮像されたカメ
ラ1006上のスリット散乱光の像は被測定物1004
の表面の形状に応じたスリット散乱光の凹凸を示してい
る。A/D変換器1007はカメラ1006の信号をデ
ジタル信号に変換し、この信号は画像メモリ1008に
画像信号として一時的に記憶される。スリット散乱光中
心位置検出手段1009は画像信号からカメラの水平走
査ライン毎にスリット散乱光の輝度の中心位置を求め、
測定点の像とみなす。座標演算手段1010において測
定点の像とカメラのレンズ中心を結ぶ直線とカメラの光
軸のなす角、および基線長(スリット光源からカメラの
レンズ中心までの距離)と、レーザスリット光の投射角
度を用いて三角測量法の原理により測定点の3次元座標
値を計算する。このようにして1つのスリット光に対し
て被測定物の3次元形状データを取得する。そして回転
角毎の三次元形状データを取得することで、最終的に被
測定物全体の3次元形状データを取得する。データフォ
ーマット変換手段1011は被測定物1004の全体の
3次元座標値の形状データを点列データ、またはメッシ
ュ状のデータとして入力先のシステム用のデータフォー
マットに変換し、フォーマット変換された3次元形状デ
ータ1013は3次元CADシステム1014に入力さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、計測されるポイント数が多いことからデ
ータ量が膨大になるため、3次元CADシステムのメモ
リの関係により視点変更による再作図やレンダリング等
の画像生成機能に多くの時間がかかり、操作性が低下す
るという課題を有していた。
【0006】本発明は上記従来技術の課題を解決するも
ので、対象物の3次元形状を高速かつ高精度に計測し、
計測された形状を保存したまま効率良くデータ量を削減
して3次元CADシステムやコンピュータグラフィック
スシステムへ入力する3次元形状入力装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、被測定物に照射するスリット光を発生させ
るスリット光源と、被測定物を移動させる移動機構と、
被測定物からのスリット光の散乱光を撮像するカメラ
と、前記カメラからの輝度信号をデジタル化した画像信
号に変換するA/D変換器と、前記画像信号を記憶する
画像メモリと、前記画像メモリに記憶された画像信号よ
りスリット散乱光の中心位置を検出するスリット散乱光
中心位置検出手段と、そのスリット散乱光中心位置より
三次元座標値を計算する座標演算手段と、その三次元座
標値より平面領域を認識して各平面領域内の複数の点デ
ータを1つの面として代表することにより形状情報を圧
縮するデータ圧縮手段と、前記データ圧縮手段により圧
縮されたデータを入力先のシステムのデータフォーマッ
トに変換するデータフォーマット変換手段の構成を有し
ている。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、三次元座標値より
平面領域を認識して、各平面領域内の複数の点データを
1つの面として代表することにより、計測された形状を
保存したまま効率良くデータ量を削減して3次元CAD
システムやコンピュータグラフィックスシステムへ入力
することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例における3次元形
状入力装置の構成図である。図1において、101は被
測定物に照射するスリット光を発生させるレーザ光源、
102はスリット光の光路を変更させるミラー、103
は被測定物に照射するスリット光、104は被測定物、
105は被測定物を回転させるターンテーブル、106
はスリット光103の散乱光を読み取るカメラ、107
はカメラ106の出力信号をデジタル化した画像信号に
変換するA/D変換器、108は画像信号を記憶する画
像メモリ、109は画像信号によりスリット散乱光の中
心位置を計算するスリット散乱光中心位置検出手段、1
10はスリット散乱光の中心位置より三次元座標値を計
算する座標演算手段、111は前記三次元座標値より平
面領域を認識して各平面領域内の複数の点データを1つ
の面として代表することにより形状情報を圧縮するデー
タ圧縮手段、112は前記データ圧縮手段により圧縮さ
れたデータを入力先のシステム用のデータフォーマット
に変換するデータフォーマット変換手段、113は全体
系を制御するスキャナ制御手段、114は本装置で得ら
れる三次元形状データ、115は3次元CADシステム
である。
【0011】以上のように構成された3次元形状入力装
置について、その動作を説明する。まず、レーザ光源1
01からのスリット光103はミラー102により光路
を変更し被測定物104に照射される。被測定物104
はスリット光103を受けながらターンテーブル105
により回転する。カメラ106は回転中の被測定物10
4からのスリット散乱光を回転に同期して撮像する。こ
の場合、撮像されたカメラ106上のスリット散乱光の
像は被測定物104の表面の形状に応じたスリット散乱
光の凹凸を示している。
【0012】A/D変換器107はカメラ106の信号
をデジタル信号に変換し、この信号は画像メモリ108
に画像信号として一時的に記憶される。スリット散乱光
中心位置検出手段109は画像信号からカメラの水平走
査ライン毎にスリット散乱光の輝度の中心位置を求め、
測定点の像とみなす。座標演算手段110において測定
点の像とカメラのレンズ中心を結ぶ直線とカメラの光軸
のなす角、および基線長(スリット光源からカメラのレ
ンズ中心までの距離)と、レーザスリット光の投射角度
を用いて三角測量法の原理により測定点の3次元座標値
を計算する。このようにして1つのスリット光に対して
被測定物の3次元形状データを取得する。そして回転角
毎の三次元形状データを取得することで、最終的に被測
定物104の全体の三次元形状データを取得する。
【0013】データ圧縮手段111は前記三次元座標値
より平面領域を認識して、各平面領域内の複数の点デー
タを1つの面として代表することにより形状情報を圧縮
する。データフォーマット変換手段112はデータ圧縮
手段111により圧縮された被測定物全体の3次元座標
値の形状データを点列データ、またはメッシュ状データ
として入力先のCADシステム用のデータフォーマット
に変換し、フォーマット変換された3次元形状データ1
14は3次元CADシステム115に入力される。
【0014】データ圧縮手段111によって行われる操
作の詳細を説明する。図2は、データ圧縮手段において
平面領域を認識する手法のフローを示している。まず、
手順21で対象物の計測された3次元座標値を入力す
る。手順22では微小領域として測定点を頂点とする4
角形パッチを作成し、(数1)により各パッチの法線ベ
クトルNを算出する。P1,P2,P3,P4は4角形を構
成する頂点列である。
【0015】
【数1】
【0016】図3は測定点より4角形パッチを生成した
状態を表すものである。31は測定点、32は4角形パ
ッチである。測定点はx,y座標値が格子状に並んでい
るため、図3に示すように隣接する測定点31の4点を
使って四角形パッチ32を作ることができる。但し、デ
ータの欠けにより4頂点が揃わない場合は、パッチを作
成しないものとする。次に、手順23で各パッチが平面
部であるか否かに分類し、平面部であればラベル1、平
面部でなければラベル7のラベル付けを行う(分類方法
A)。作成されたラベルマップの例を図4に示す。手順
24では、手順23によって作成されたラベルマップに
おいてラベル1の膨張、及びラベル7の膨張を行う。
【0017】図5は膨張操作を説明する図である。例え
ば、ラベル1の膨張は、図5でo印のついたラベル7の
8近傍のパッチのラベルを調査し、ラベル1のパッチが
4つ以上あれば、o印のパッチのラベルを7から1に変
更する。この操作を全てのパッチについて行う。手順2
5では、ラベルマップにおいてラベル7の輪郭を追跡す
ることにより、平面であると判断されたラベル1のパッ
チの集合すなわち平面領域を抽出する(トラッキング方
法B)。手順26で、得られた平面領域のおおよその形
状を表す頂点を検出する(頂点検出方法C)。これによ
り、手順24迄で得られた、輪郭の凹凸が激しい平面領
域を多角形で近似することができる。手順27で、計測
された点データのうち手順26で得られた平面領域に含
まれる点データを捨てる。
【0018】以上の操作により、平面領域を構成する頂
点と、平面領域以外の点データを分割して得ることがで
き、平面領域は平面として、またその他の点データはメ
ッシュ状データとしてCADに渡すことにより、形状を
保存したままデータ量の効率良い削減を簡易に行うこと
ができる。ただし、手順26の頂点検出及びそれに付随
する手順27は、入力先のCADシステムや用途により
平面領域を多角形で持つ必要性がない場合は省くことが
できる。また、CADに渡す幾何的要素(メッシュ状
等)は本発明を限定するものではなく、用途やCADの
形状表現能力、機能に応じて変更することができる。更
に、より適切な法線ベクトルを得るには、手順21の測
定された3次元座標値に平滑化処理等を施すとよい。各
パッチの法線ベクトルの算出についても、注目パッチと
その8近傍の法線ベクトルの平均をとることにより平面
抽出の信頼度が向上する。
【0019】手順23の分類方法Aについて更に詳細を
説明する。本方法では、手順31で算出した各パッチの
単位法線ベクトルの内積を用いる。図6はあるパッチが
平面部か否かの判断を行う方法を説明するものである。
図6のパッチaが平面部であるか否かの判断を行うには
まず、図6に示すパッチbとパッチb’、パッチcと
c’、パッチdとd’、パッチeとe’、以上4組の内
積を求める。
【0020】
【数2】
【0021】しきい値をδdとし、これらの4組の内積
値vの全てが(数2)を満たすならばパッチaを平面部
としてラベル1を与えることにする。それ以外、すなわ
ち4組の内積値vのうち、(数2)を満たさないものが
1組でもあればパッチaを平面ではない部分としてラベ
ル7を与えることにする。図6のようにパッチを隣接し
たパッチではなく、パッチを1つ隔てて内積を求めるこ
とにより、法線ベクトルの誤差を比較的抑えて平面部を
抽出することができる。
【0022】手順25のトラッキング方法Bについて図
7を参照にして更に詳細を説明する。トラッキングはラ
ベルマップにおいて行う。格子状のラベルマップを左上
からカメラの水平走査ライン方向に順に走査していき、
走査方向に向かって右側に隣接するパッチのラベルが1
であるようなラベル7のパッチを検出すると、そのパッ
チが平面領域の輪郭追跡の始点になる。次に、この始点
を図7のパッチaとして、優先順位番号0のパッチがラ
ベル7であるかを調べる。ラベル7であれば、パッチa
から優先順位番号0のパッチに向かって右側のパッチの
ラベルが1であるかどうかを調べる。ラベル1であれ
ば、パッチaと優先順位番号0のパッチを輪郭の一部と
して結ぶことができる。もし、優先順位番号0のパッチ
がこれらの条件を満たさなければ、優先順位番号1から
順に同様の操作を行う。輪郭の一部として、パッチaと
結ぶべきパッチが決まったら、そのパッチを図7のパッ
チaとして上記の操作を繰り返す。このように輪郭が一
周するまで、この操作を繰り返す。本手法では輪郭線は
時計回りで追跡される。ただし、図7に記した優先順位
番号は追跡された輪郭を表す情報として全て記憶してお
く。
【0023】以上のようにして1つの閉じた輪郭が検出
されると、次の輪郭の始点を検出するために、前回の輪
郭の始点より、向かって右側のパッチのラベルが1であ
るようなラベル7のパッチをカメラの水平走査ライン方
向に探索する。輪郭の始点の探索がすべてのパッチにつ
いて終了したとき、計測データより全ての平面領域の抽
出が終了する。
【0024】手順26の頂点検出方法Cについて更に詳
細を説明する。トラッキング方法Bにおいて記憶した優
先順位番号を、以下、方向値x0、・・、xi、・・、x
nと呼ぶ。まず、方向値の差分をとる。差分δxi
【0025】
【数3】
【0026】により得られる。この方向値の差分は0な
らばxiからxi+1へは同方向に進むことを意味し、ー1
ならばxiからxi+1へは45度時計方向へ進むことを意
味し、+1ならばxiからxi+1へは45度反時計方向へ
進むことを意味する。以下、方向値の差分がー2、+
2、であれば角度90度で同様の意味を持つ。従って、
0と7の間をまたぐ計算を行う場合には上記の意味を考
え、例えば、 xi+1=0、xi=7 のとき δxi=1
というような計算を行うことにする。差分値が0以外で
あるような点の間は輪郭線の屈折点であり、平面領域の
頂点であるといえるが、実際のラベルマップ上で追跡さ
れた輪郭は図8(a)のようにかなりの凹凸を持ってお
り、輪郭追跡方向の変化部分を全て頂点として認識する
とかなり複雑な多角形が生成される。そこで、輪郭追跡
方向の差分値に0以外の値が検出されたとき、そのm個
先までの差分値の和をとり、和が0であればこの輪郭方
向の変化は頂点を表すものではないと判断する。和が0
でなければ、和をとった複数パッチの中央を頂点とす
る。
【0027】この手法により平面領域抽出の誤差を吸収
することができ、平面領域を適切な多角形として表現す
ることができる。図8(b)に本手法により頂点を検出
した例を示す。この例では和が0でない箇所が4箇所あ
るため、この平面領域は4角形となる。本実施例では、
mとしては2を用いた。また、手順25のトラッキング
を行う際に、nxn個のパッチを1つの窓として、窓内
に1つでもラベル7があれば、その窓のラベルを7とす
ることにして、ラベル付けを各窓に対してやり直しラベ
ルマップを再作成する。このラベルマップにおいてトラ
ッキングを行うことにより手順26の頂点検出を誤差の
大きいデータに対しても的確に行うことができ、また操
作の高速化にもつながる。
【0028】手順27の棄却点の決定について図9を用
いて詳細を説明する。本手順では手順26で得られた平
面領域をn角形として説明を行う。図9はn=4の場合
を示している。図9において901は対象物内部の点
A、902は面A1、903は面A2、904は面A
3、905は面A4、906は手順26で得られた平面
領域、907は平面領域906の辺a1、908は平面
領域906の辺a2、909は平面領域906の辺a
3、910は平面領域906の辺a4、911は点A
(901)と平面領域906によって構成される4角錘
の内部の点である。まず、対象物内部の一点として点A
(901)を決定し、手順26で得られた平面領域90
6の1辺a1(907)と点A(901)を通る平面A
1(902)の方程式f1=0を求める。同様に平面領
域の全ての辺a2(908),・・,anに対してこの
ような平面A2(903),・・,Anの方程式f2=
0,・・,fn=0を求める。平面A1(902),・
・,Anは底面の無いn角錘を形成する。このn角錘内
部の任意の1点として点B(911)を決定する。点B
(911)の3次元座標値を方程式f1,・・,fnに
それぞれ代入し得られた値の正負を記憶しておく。これ
らの準備の後、測定点を方程式f1,・・,fnにそれ
ぞれ代入し得られた値の正負を、前準備として記憶され
ている正負と比較する。1つでも正負の符号が異なれ
ば、その測定点は底面の無いn角錘の外部の点であると
判断することができる。従って、点データとして残す。
n角錘の内部の点であると判断された点データは平面領
域内の点であるとして棄却する。
【0029】以上のように本実施例によれば、被測定物
104に照射するレーザスリット光103を発生する光
源101と、被測定物104を回転させるターンテーブ
ル105と、被測定物104によるスリット光の散乱光
を撮像するカメラ106と、カメラ106からの出力信
号をデジタル化した画像信号に変換するA/D変換器1
07と、上記画像信号を記憶する画像メモリ108と、
画像メモリ108に記憶された画像信号よりスリット散
乱光の中心位置を検出するスリット散乱光中心位置検出
手段109と、スリット散乱光中心位置より被測定物の
三次元座標値を計算する座標演算手段110と、前記三
次元座標値より平面領域を認識して各平面領域内の複数
の点データを1つの面として代表することにより形状情
報を圧縮するデータ圧縮手段111と、前記データ圧縮
手段111により圧縮されたデータを入力先のシステム
用のデータフォーマットに変換するデータフォーマット
変換手段112と、全体系を制御するスキャナ制御手段
113とを設けることにより、対象物の3次元形状を高
速かつ高精度に計測し、計測された形状を保存したまま
効率良くデータ量を削減して3次元CADやコンピュー
タグラフィックスシステムへ入力することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明は被測定物に照射す
るスリット光を発生させるスリット光源と、被測定物を
移動させる移動機構と、被測定物からのスリット光の散
乱光を撮像するカメラと、前記カメラからの輝度信号を
デジタル化した画像信号に変換するA/D変換器と、前
記画像信号を記憶する画像メモリと、前記画像メモリに
記憶された画像信号よりスリット散乱光の中心位置を検
出するスリット散乱光中心位置検出手段と、スリット散
乱光中心位置より三次元座標値を計算する座標演算手段
と、三次元座標値より平面領域を認識して各平面領域内
の複数の点データを1つの面として代表することにより
形状情報を圧縮するデータ圧縮手段と、前記データ圧縮
手段により圧縮されたデータを入力先のシステムのデー
タフォーマットに変換するフォーマット変換手段を設け
ることにより、対象物の3次元形状を高速かつ高精度に
計測し、計測された形状を保存したまま効率良くデータ
量を削減し3次元CADやコンピュータグラフィックス
システムへ入力することができる優れた3次元形状入力
装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における3次元形状入力装置
のブロック結線図
【図2】同3次元形状入力装置の要部であるデータ圧縮
手段の動作フロー図
【図3】同3次元形状入力装置における四角形パッチ作
成の概念図
【図4】同3次元形状入力装置におけるラベルマップを
示す図
【図5】同3次元形状入力装置における膨張作業の概念
【図6】同3次元形状入力装置における法線ベクトルの
内積取得方法の概念図
【図7】同3次元形状入力装置における輪郭追跡の概念
【図8】(a)は同3次元形状入力装置におけるラベル
マップにおいて追跡された輪郭を示す図 (b)は同3次元形状入力装置における頂点検出の概念
【図9】同3次元形状入力装置における棄却点決定の説
明図
【図10】従来の3次元形状入力装置のブロック結線図
【符号の説明】
101 レーザ光源 102 振動ミラー 103 スリット光 104 被測定物 105 ターンテーブル 106 カメラ 107 A/D変換器 108 画像メモリ 109 スリット散乱光中心位置検出手段 110 座標演算手段 111 データ圧縮手段 112 データフォーマット変換手段 113 スキャナ制御手段 115 3次元CADシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 豊樹 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に照射するスリット光を発生さ
    せるスリット光源と、被測定物を移動させる移動機構
    と、被測定物からのスリット光の散乱光を撮像するカメ
    ラと、前記カメラからの輝度信号をデジタル化した画像
    信号に変換するA/D変換器と、前記画像信号を記憶す
    る画像メモリと、前記画像メモリに記憶された画像信号
    よりスリット散乱光の中心位置を検出するスリット散乱
    光中心位置検出手段と、そのスリット散乱光中心位置よ
    り三次元座標値を計算する座標演算手段と、その三次元
    座標値より平面領域を認識して各平面領域内の複数の点
    データを1つの面として代表することにより形状情報を
    圧縮するデータ圧縮手段と、前記データ圧縮手段により
    圧縮されたデータを入力先システムのデータフォーマッ
    トに変換するデータフォーマット変換手段とを備えた3
    次元形状入力装置。
  2. 【請求項2】 被測定物を移動させる移動機構の代わり
    にスリット光を被測定物上で2次元的に走査させるスリ
    ット光走査手段を備えた請求項1記載の3次元形状入力
    装置。
  3. 【請求項3】 データ圧縮手段が、対象物の3次元座標
    値より複数の微小面を構成し、隣接する微小面における
    単位法線ベクトルの内積の値から面の方向を比較するこ
    とにより平面部分を抽出してデータ量を削減する請求項
    1及び2記載の3次元形状入力装置。
  4. 【請求項4】 データ圧縮手段が、対象物の3次元座標
    値より複数の微小面を構成し、ある微小面が平面部であ
    るか否かを、微小面の両脇に隣接するまたは両脇方向に
    距離の離れた2つの微小面の単位法線ベクトルの内積の
    値から面の方向を比較することにより判断し、法線ベク
    トルの誤差を比較的抑えて平面部を抽出する請求項1及
    び2記載の3次元形状入力装置。
  5. 【請求項5】 データ圧縮手段が、対象物の3次元座標
    値より構成された各微小面を平面部であるか否か判断し
    て、隣接する平面部の微小面の集合を1つの平面領域と
    し、得られた平面領域のおおよその形状を表す頂点を検
    出する際に、平面領域の輪郭を表す線分の方向をデジタ
    ルなコードとして表し、線分の方向変化を表す前記コー
    ドの差分値を、同方向を0、時計回りか反時計回りかで
    正負の符号をつけた値で表し、差分値が0でない点を全
    て輪郭の頂点とするのではなく、隣接する複数の線分の
    差分値の和が0であれば輪郭の頂点としないことによ
    り、輪郭の細かい雑音を取り除き領域のおおまかな形状
    を表す輪郭を得る請求項3及び4記載の3次元形状入力
    装置。
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