JPH10163352A - 素子体を装着するケース体 - Google Patents

素子体を装着するケース体

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JPH10163352A
JPH10163352A JP33753196A JP33753196A JPH10163352A JP H10163352 A JPH10163352 A JP H10163352A JP 33753196 A JP33753196 A JP 33753196A JP 33753196 A JP33753196 A JP 33753196A JP H10163352 A JPH10163352 A JP H10163352A
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JP
Japan
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element body
slit hole
insert
case body
slit
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Application number
JP33753196A
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English (en)
Inventor
Tamizo Taira
民三 平
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Hajime Industries Ltd
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Hajime Industries Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd, Hajime Industries Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
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  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品(例えば、電話機のフィルタ等)を
製作する過程において、端子体をケース体に簡便に装着
可能とするものである。 【解決手段】 挿入部2aと基部2bで形成の薄肉状の
端子体2であって、その端子体の挿入部2aを突出する
と共に基部2bを内装する、閉面部3aと開口部3bを
形成の合成樹脂の筒状であって、閉面部に端子体の挿入
部2aを挿入可能なスリット孔5を形成し、そのスリッ
ト孔5の挿入幅cを端子体2の厚み以下に形成する一
方、端子体の挿入部2aを挿入幅cより薄く形成する。
そのため、端子体は挿入部2aが挿入幅cより薄いため
容易に装着でき、装着後は挿入幅cが端子体の厚みより
狭いため合成樹脂の弾性作用により挟着状態で装着でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、極薄い挿入部を有
する素子体を簡便に装着可能とするケース体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、極薄い素子体を有する電子部品に
は、端子板等、種々の物がある。そこで、その一例とし
て、実願平3ー11666号に開示の電話機の回路部品
に使用するフィルタ(電気濾波器)100を製作する場
合について、図4に示す断面図と正面図を参照して説明
する。この電子部品100は、T字状の素子体(薄肉金
属の板(厚み0.1mm))102と合成樹脂で成形の
ケース体103で構成する。このケース体103は、閉
鎖面103aと開口面103bを有する角筒状であっ
て、閉鎖面103aに前記素子体102の挿入部102
aを挿入可能なスリット孔(X(<1.2mm)×Y
(<0.1mm))104が形成してある。そして、素
子体の挿入部102aを前記ケース体103の開口面1
03bからスリット孔104に挿入して、素子体102
をケース本体103に装着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように形成の電
子部品(フィルタ)100は、スリット孔104(X×
Y)が素子体の挿入部102aより僅かに大きく形成し
て、容易に挿入可能としてあるため、装着した素子体1
02は動くこととなり、電子部品(フィルタ)の電気的
特性に変動を生じる。このように素子体102が動くの
は好ましくないため、その対策として下記のように製作
している。
【0004】即ち、合成樹脂で製作されるケース本体1
03には、スリット孔104の周囲に切り溝106を形
成する。そして、素子体の挿入部102aをケース本体
のスリット孔104に挿入後、接着剤107を切り溝1
06に流し込んで固定している。その結果、素子体10
2はケース本体103に堅固に装着されるが、これらの
工程を経て電子部品を製作するのは手間暇がかかり、工
程の簡素化が望まれている。そこで、本発明はかかる課
題を解消するためのケース体の構造を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のケース体は、
挿入部と基部で形成の薄肉状の素子体であって、その素
子体の挿入部を突出すると共に基部を内装する、閉鎖面
と開口面を形成の筒状の合成樹脂製であって、閉鎖面に
前記素子体の挿入部を挿入可能なスリット孔を形成し、
そのスリット孔の挿入幅を素子体の厚み以下に形成する
一方、素子体の挿入部を前記挿入幅より薄く形成するも
のである。素子体の挿入部は、スリット孔の挿入幅より
薄いため、スリット孔に容易に挿入でき、装着後はスリ
ット孔の挿入幅が素子体の厚みより狭いため、ケース体
の合成樹脂の弾性作用により、素子体は挟着状態で装着
される。
【0006】又、請求項2のケース体は、スリット孔の
開口面側にテーパ部を形成することによって、より容易
に、素子体の挿入部をスリット孔に挿入できる。請求項
3のケース体は、スリット孔に臨んで突部が形成してあ
るため、その突部によって素子体が挟着されて更に堅固
に装着できる。請求項4のケース本体は、スリット孔の
開口部側に素子体の基部の厚みに対応する座ぐり部を形
成することによって、素子体の廻り防止となる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の素子体2とケース体3で
構成の電子部品を、フィルタ1(図3参照)を例にとっ
て図面を参照して説明する。図1は、素子体(金属製の
端子板)2の平面図、側面図及び拡大図である。図2は
ケース体の平面断面図、側面断面図、背面図及び拡大図
である。素子体2はT字状に挿入部2aと基部2bで構
成し、それらを薄肉金属片(厚み0.1mm)で形成
し、その挿入部2aは半円状(半径r=0.6mm)
で、且つ、厚みをa(=0.07mm)から(b=0.
1mm)のテーパ状に形成し、後述するスリット孔5へ
の挿入を容易とする。尚、この挿入部2aのテーパ形状
は、後述する挿入幅cより薄く形成して円滑に挿入を可
能とするためであり、種々の形状があり、その例とし
て、図1に示す他例のように、厚みaで均一に形成し、
基部2bとの接合部を所定の曲率半径d、d’で弧状に
形成して円滑に挿入可能とするものであってもよい。
【0008】ケース体3は、合成樹脂で、閉面部3aと
開口部3bを形成の角筒状(6.0(W)×6.8
(L)×3.78(H)mm)であって、前記閉面部3
aには前記素子体の挿入部2aを挿入可能なスリット孔
5が形成してある。又、このスリット孔5の断面詳細に
ついて説明すると、このスリット孔5の挿入幅cは、素
子体の厚み(0.1mm)より狭く、挿入部2aの厚み
(a=0.07mm)より広く形成するものである。
【0009】即ち、突部6a、6bは、スリット孔5に
臨む上下位置に各々形成し、突部6a、6bの間の距離
(挿入幅)cは、素子体2の挿入部2aの厚み(a)よ
り大きく、基部2bの厚み(0.1mm)より狭く形成
して、挿入部2aをスリット孔5に容易に挿入可能とす
ると共に基部2bによって、素子体2はケース体3(突
部6a、6b)の合成樹脂の弾性作用により堅固に装着
可能である。尚、本実施の形態においては、挿入幅cを
突部6a、6bを介して形成してあるが、突部6a、6
bを形成しなくてスリット孔5の開口幅を挿入幅cとし
てもよい。また、これらの突部6a、6bの形成個数は
任意であるし、スリット孔5の片側に形成してもよい。
【0010】また、素子体の挿入部2aがテーパ状に形
成してあるため、必ずしも形成する必要はないが、素子
体2の挿入をより容易にするために、前記スリット孔5
の開口部3b側にテーパ部7を形成することが望まし
く、互いにテーパを形成することによって、より挿入が
し易くなる。又、スリット孔5の開口部3b側には素子
体2の基部(T字端部)2bの厚みに対応する座ぐり部
8を形成して、素子体2の廻り防止をなす。
【0011】次に、前記素子体2をケース体3に装着す
る過程について説明する。ケース体3を固定しておい
て、素子体2の先端部(挿入部2a)側をケース体の開
口部3bから挿入し、その先端部をスリット孔5へ挿入
する。このとき、素子体の先端部(挿入部2a)は、テ
ーパ状(図1、寸法a、b参照)に形成してあるため容
易に挿入でき、更に、素子体2を更に挿入すると、基部
2bのT字形状によってケース体3に当接し、基部2b
は突部6a、6bを介して挟着状態となる。又、素子体
2のT字端部は、座ぐり部8に嵌入係止して、廻動変位
することなく所定の位置に確実に位置決めされる。
【0012】尚、素子体の挿入に際して、先端部(挿入
部2a)が閉面部3aより外方に突出した後に、その先
端部(挿入部2a)を引っ張って、素子体2を装着して
もよい。又、素子体2を挿入して停止させるためには、
基部2bをT字状にする必要はなく、基部2bの厚み
を、0.1mm以上に形成して停止可能に構成すること
であってもよい。
【0013】前記のように装着した素子体2は、スリッ
ト孔5に挿入固定状態となり、従来に比して、堅固にケ
ース体3に装着された電子部品(フィルタ)を得ること
ができる。図3は、素子体2がケース体3に装着して得
たフィルタ1の平面断面、側面断面、背面図及び全体図
を示す。このように、素子体2はケース体3に簡便にし
て、堅固に装着できるため、従来のように、接着剤等で
再度固定する必要がない。
【0014】尚、電子部品(フィルタ)は前記工程に示
すようにして組み立てることができるため、ケース体3
を1個づつ保持するケース保持装置(図示略)と素子体
2を1個づつ掴む端子保持装置(図示略)とを相向き合
わせて設置し、前記端子保持装置を介して素子体をスリ
ット孔に向けて挿入する工程を行うことによって、1個
のフィルタが完成するから、簡便に自動化を図ることが
できる。又、このように薄い素子体をケース体に装着す
ることは、フィルタの組立てに限らず、他の電子部品は
言うに及ばず他の分野の部品においても有用である。
【0015】
【発明の効果】本発明の請求項1のケース体は、素子体
の挿入部がテーパに形成してあるため、スリット孔に容
易に挿入でき、挿入後はスリット孔の開口幅によって堅
固に装着される。又、請求項2のケース体は、スリット
孔の開口面側にテーパ部が形成してあるため、より容易
に素子体を挿入することができる。又、請求項3のケー
ス体は、スリット孔に臨んで突部が形成してあるため、
素子体は突部で挟着されるため堅固に装着される。更
に、請求項4のケース体は、スリット孔の開口部側に座
ぐり部が形成してあるため、素子体の基部がこれに嵌入
係止するので、素子体は廻動変位することなく所定の位
置に確実に位置決めされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】素子体の平面図、側面図及び拡大図である。
【図2】ケース体の平面断面図、側面断面図、背面図及
び拡大図である。
【図3】ケース体に素子体を装着した平面断面図、側面
断面図、背面図及び全体図である。
【図4】従来の素子体をケース体に装着した断面図、正
面図である。
【符号の説明】
2 素子体 2a 挿入部 2b 基部 3 ケース体 3a 閉面部 3b 開口部 5 スリット孔 6a、6b 突部 7 テーパ部 8 座ぐり部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部と基部で形成の薄肉状の素子体で
    あって、その素子体の挿入部を突出すると共に基部を内
    装する、閉鎖面と開口面を形成の筒状で合成樹脂製のケ
    ース体において、 前記閉鎖面に前記素子体の挿入部を挿入可能なスリット
    孔を形成し、そのスリット孔の挿入幅を素子体の厚み以
    下とする一方、素子体の挿入部を前記挿入幅より薄く形
    成することを特徴とするケース体。
  2. 【請求項2】 スリット孔の開口面側にテーパ部を形成
    することを特徴とする請求項1のケース体。
  3. 【請求項3】 スリット孔に臨んで突部を形成すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2のケース体。
  4. 【請求項4】 スリット孔の開口部側に素子体の基部の
    厚みに対応する座ぐり部を形成することを特徴とする請
    求項1、請求項2又は請求項3のケース本体。
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