JPH1016334A - プリンタの用紙厚検出装置 - Google Patents

プリンタの用紙厚検出装置

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JPH1016334A
JPH1016334A JP19407796A JP19407796A JPH1016334A JP H1016334 A JPH1016334 A JP H1016334A JP 19407796 A JP19407796 A JP 19407796A JP 19407796 A JP19407796 A JP 19407796A JP H1016334 A JPH1016334 A JP H1016334A
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JP
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paper
pressure roller
paper feed
feed roller
shaft
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JP19407796A
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Mikio Moriya
幹夫 守谷
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Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙のシワや折りたたみ紙の折り目による用
紙厚の検出誤差を解消し、同時に検出用レバーを不要と
すること。 【解決手段】 プレッシャローラ23の移動する方向の
プレッシャローラ23またはプレッシャローラ軸27上
に、前記プレッシャローラ23の移動と連動する反射部
材55を配設し、前記反射部材55を上方から臨む位置
に前記紙厚センサを配設する。用紙厚に応じて変位する
プレッシャローラ23の変位量を付勢手段29aと一体
に設けた反射部55を介して紙厚センサ(反射型フォト
センサ)53により検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタにおける
印字用紙の用紙厚を検出する用紙厚検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】プラテンとプリントヘッドとの間に画成
され、プリントに供される紙が通過するギャップと、駆
動力伝達機構を介してプリントヘッドに駆動力を与え、
プリントヘッドをプラテンに対して近接/離隔させるパ
ルスモータと、ギャップを通過する紙の厚さを検出する
紙厚センサと、紙厚センサからの紙厚に応じた信号に基
づいてパルスモータの回転量を制御する制御回路とを備
え、供給される紙厚の大きさに応じてプリントヘッドを
近接/離隔させプラテン上の紙表面と一定の間隔を有す
るプリントヘッドで紙にプリントを行わせるようギャッ
プを調整するインパクトドットプリンタのギャップ調整
装置が、例えば、実開平3−98058号として知られ
ており、本出願人によっても、特願平7−87217号
として出願されている。
【0003】特願平7−87217号に記載のものにお
ける紙厚センサは、左右のフレーム間に回動自在に互い
に平行に上下に横架された2つのローラ軸にそれぞれ一
体に設けられた上下一対の円筒状のローラによりそれぞ
れ構成された第1及び第2の紙送りローラ手段に隣接し
て配置され、ガイド面の上方でガイド板に固定支持され
た反射型フォトセンサと、ガイド板に揺動可能に軸支さ
れた反射レバーとにより構成されている。
【0004】反射レバーは、コイルバネにより用紙を押
しつける方向に付勢されており、また軸により揺動可能
に支持された支持部と、支持部に連続してガイド面に挿
入された用紙の紙面に接触するべく下方に凸に屈曲され
た屈曲部と、屈曲部に連続して形成された平坦な反射部
とを有し、反射型フォトセンサの下方に臨んで、反射レ
バーの反射部が配置されている。反射型フォトセンサ
は、発光した光を対称物に反射させて受光し、受光した
光の焦点度に基づいて対称物までの距離を測定する。そ
して、このものは、屈曲部がなぞるガイド面に挿入され
た用紙の厚さに応じて反射レバーの反射部が上下に変位
するので、反射型フォトセンサが発光した光が、反射レ
バーの平坦な反射部に反射して再び反射型フォトセンサ
に検知され、その結果、紙の厚さを反射型フォトセンサ
と反射部との間の距離として検出するように構成されて
いる。
【0005】しかしながら、反射レバーを付勢するコイ
ルバネの押圧力を強くすると、コピー紙の汚れ、反射レ
バーの負荷による用紙の斜行等が発生するため、押圧力
を制限する必要があり、その結果、折り畳み紙の用紙の
折り目や用紙のしわ等の検出制度が低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、用紙
のシワや折りたたみ紙の折り目による用紙厚の検出誤差
を解消し、同時に検出用レバーを不要とすることのでき
るプリンタの用紙厚検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタの用紙
厚検出装置は、用紙の厚さを検出するための紙厚センサ
と、用紙を紙送りするための紙送りローラと、前記紙送
りローラに対向して、該紙送りローラに対して検出され
た用紙の厚さに応じて、移動可能に設けられたプレッシ
ャローラと、前記プレッシャローラと同心軸であるプレ
ッシャローラ軸とを備えたプリンタにおいて、前記プレ
ッシャローラの移動する方向のプレッシャローラまたは
プレッシャローラ軸上に、前記プレッシャローラの移動
と連動する反射部材を配設し、前記反射部材を上方から
臨む位置に前記紙厚センサを配設したことを特徴とす
る。
【0008】また、前記反射部材は、付勢部材によって
前記プレッシャローラまたはプレッシャローラ軸に付勢
されている。さらに、前記反射部材と付勢部材とを一体
に構成してもよい。
【0009】用紙は、紙送りローラとプレッシャローラ
との間に挟持され、紙送りローラとプレッシャローラと
の回転により送り方向に搬送される。付勢手段は、紙送
りローラに対して用紙の厚さに応じて移動可能に設けら
れたプレッシャローラを紙送りローラに圧接する。プレ
ッシャローラの紙送りローラに対する圧接力により、紙
送りローラとプレッシャローラとの間に挟持された用紙
のシワや折りたたみ紙の折り目による紙自体の浮きが解
消される。
【0010】また、プレッシャローラは、用紙の厚みに
応じて付勢手段の付勢に抗して上下に変位する。付勢手
段と一体に形成された反射部は、この反射部を上方から
臨んで配置された反射型フォトセンサからなる紙厚セン
サから投光された光を反射型フォトセンサに向けて反射
する。反射型フォトセンサは、発光した光を板バネの反
射部に反射させて受光し、受光した光強度に基づいて反
射部から反射型フォトセンサまでの距離を測定する。プ
レッシャローラの変位量が付勢手段の反射部を介して反
射型フォトセンサにより検出される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明のプリンタの用紙
厚検出装置を適用した一実施形態のインパクトドットプ
リンタ装置の外観を示す正面図である。インパクトプリ
ンタ装置1は、ハウジング2の中央内部に紙に対してド
ットピンをインパクトさせて印字を行う印字ヘッド3を
備え、ハウジング2の正面に給紙テーブル4を備えてお
り、用紙を給紙テーブル4に沿って滑らせ、給紙テーブ
ル4の奥方の主給紙口5から水平に印字ヘッド3まで用
紙を送り込む。
【0012】図2は、プリンタ装置1内のフレーム組を
示す概略正面図であり、図3は、プリンタ装置1の要部
を示す斜視図であり、図4は、プリンタ装置1の概略の
縦断面図である。
【0013】図2に示すように、ハウジング2の底板6
の両側寄りには、互いに対向する左右のサイドフレーム
7,8が立設され、サイドフレーム7,8の間にはキャ
リッジシャフト9が水平に横架されると共に上下移動可
能に支持され、キャリッジシャフト9にはキャリッジ1
0がキャリッジシャフト9に沿って摺動自在に嵌合され
ている。キャリッジ10には、印字ヘッド3がそのドッ
トピン側3aを鉛直下方に向けてビス等によりキャリッ
ジ10に対して脱着可能に取り付けられている。
【0014】キャリッジシャフト9に沿う印字ヘッド3
の軌跡の真下には、印字ヘッド3のドットピンのインパ
クトを受け止めるプラテン11が配置され、プラテン1
1と印字ヘッド3の先端との間には、主給紙口5から供
給されてプリントに供給される用紙が通過するギャップ
Gが形成されている。印字ヘッド3は、ハウジング2の
底板6の上面に装着された制御基板12に配備されたC
PU(図示せず)からの制御信号に基づいて、キャリッ
ジシャフト9に沿って水平移動しながら、ギャップGを
通過する用紙に印字する。なお、キャリッジ10には、
インクリボン(図示せず)が装着されており、用紙と印
字ヘッド3との間に常時インクリボンが供給されてい
る。
【0015】図3乃至図4に示すように、左右のサイド
フレーム7,8間の下部寄りには、水平にベースフレー
ム12が横設されている。ベースフレーム12の前縁上
面には、ベースフレーム12の前縁と間隙をおいてベー
スフレーム12と平行なペーパガイド材13が設けら
れ、図4に示すように、ベースフレーム12とペーパガ
イド材13との間に画成された間隙は、図1に示す給紙
テーブル4の後端に臨んで配置されて上流側が主給紙口
5となると共に、ベースフレーム12の上面が副給紙口
14まで用紙を水平方向に案内するガイド面15とな
る。ペーパガイド材13には、その横方向前縁から上方
に向けて立上り部16が設けられ、立上り部16の先端
から後方に向けて折り返し部17が設けられている。
【0016】図3に示すように、右方のサイドフレーム
7,8の外側には、紙送り駆動機構18及びキャリッジ
10の上下移動を行わせてキャリッジ10に取り付けら
れた印字ヘッド3を上下するギャップ調整機構19がそ
れぞれ配設されている。
【0017】また、図4に示すように、ガイド面15の
略中央付近で、印字ヘッド3及びプラテン11が互いに
対向する。プラテン11を挟んで主給紙口5から見て上
流側及び下流側には、第1紙送りローラ手段20及び第
2紙送りローラ手段21が配設されている。第1紙送り
手段20及び第2紙送り手段21は、互いにほぼ同様な
構成を有するため、代表して第1紙送りローラ手段20
についてのみ説明することにする。
【0018】図4に示すように、第1紙送り手段20
は、ガイド面15と同一レベルで用紙の裏面に接する下
側の紙送りローラ22と、紙送りローラ22に向かって
付勢されて紙送りローラ22との間で用紙を挟み込む上
側のプレッシャローラ23とを備える。
【0019】図示していないが、左右のサイドフレーム
間7,8には、図4に示す紙送りローラ軸24が水平に
回転自在に横架され、紙送りローラ軸24には、適宜箇
所に紙送りローラ22が固設されている。
【0020】また、図3に示すように、左右のサイドフ
レーム7,8に上下方向に長孔部25,25がそれぞれ
設けられ、長孔部25にはブッシュ26,26がそれぞ
れ上下方向に移動可能に嵌設され、ブッシュ26,26
にはプレッシャローラ軸27の両端寄りがそれぞれ回転
自在に支持されると共に、紙送りローラ軸24の上方に
平行に配設され、プレッシャローラ軸27には、紙送り
ローラ22の配置箇所に対応してプレッシャローラ23
が固設されている。
【0021】また、図3に示すように、第1紙送りロー
ラ手段20のプレッシャローラ軸27と第2紙送りロー
ラ手段21のプレッシャローラ軸27′との間のベース
フレーム12上の両側縁寄りには、プレッシャローラ軸
27,27′の両端寄りに対してプレッシャローラ2
7,27′を下側の紙送りローラ22,22′に向かっ
て付勢する板状のバネ28,28がそれぞれ設けられて
いる。
【0022】さらに、ペーパガイド材13の折り返し部
17の上面には、第1紙送りローラ手段20のプレッシ
ャローラ軸27に沿う3箇所に、プレッシャローラ軸2
7を下側に向けて付勢する板バネ29a,29b,29
cがそれぞれ設けられ、板バネ29a,29b,29c
の付勢力によってプレッシャローラ23を紙送りローラ
22に向けて圧接している。したがって、プレッシャロ
ーラ23は、紙送りローラ22に対してブッシュ26,
26を介して上下に移動可能であるため任意にギャップ
変更可能であり、プレッシャローラ23と紙送りローラ
22との間に挟みこまれる紙の厚みの変化に随時対応す
ることができる。
【0023】図5は、プリンタ装置1の紙送りローラ手
段20,21を駆動する紙送り駆動機構18の拡大正面
図である。図5に示すように、右側のサイドフレーム8
の下部前端寄りには通孔30が設けられ、サイドフレー
ム8の下部前端寄りの裏面には紙送り用のステッピング
モータM1が配設され、ステッピングモータM1の駆動
軸31が通孔30を通してサイドフレーム8の外側に突
出されている。
【0024】また、ブッシュ32を介して回転自在に支
持された第1紙送りローラ手段20の紙送りローラ軸2
4の一端及びブッシュ26を介して回転自在に支持され
た第1紙送りローラ手段20のプレッシャローラ軸27
の一端が、それぞれ駆動軸31の上方側においてサイド
フレーム8の外側へ突出されている。
【0025】さらに、ブッシュ26′を介して回転自在
に支持された第2紙送りローラ手段21の紙送りローラ
軸24′の一端及びブッシュ32′を介して回転自在に
支持された第2紙送りローラ手段21のプレッシャロー
ラ軸27′の一端が、それぞれ第1紙送りローラ手段2
0の紙送りローラ軸24及びプレッシャローラ軸27の
水平方向においてサイドフレーム8の外側へ突出されて
いる。そして、駆動軸31と平行な5つの軸33〜37
がサイドフレーム8の外側に向けてそれぞれ固設されて
いる。
【0026】図5に示すように、駆動軸31の先端には
ピニオン38が固着され、駆動軸31の斜め右上に配置
された軸33の先端には、第1伝達プーリ39が回転自
在に設けられ、第1伝達プーリ39の内側には、第1伝
達プーリ39よりも大径の第1伝達ギア40が第1伝達
プーリ39に固設され、第1伝達ギア40が駆動軸31
に設けられたピニオン38に噛み合わされている。
【0027】また、軸34には第1アイドルプーリ41
が回転自在に設けられ、軸36には、第2アイドルプー
リ42が回転自在に設けられている。さらに、第1紙送
りローラ手段20の紙送りローラ軸24の先端には第1
従動プーリ43が固着され、第1紙送りローラ手段20
のプレッシャローラ軸27の先端には第1従動ギア44
が固着されている。
【0028】第2紙送りローラ手段21においても同様
に、紙送りローラ軸24′の先端に第2従動プーリ45
が固着され、プレッシャローラ軸27′の先端に第2従
動ギア46が固着されている。
【0029】そして、第1紙送りローラ手段20のプレ
ッシャローラ軸27の右側に配置された軸35には、先
端に第2伝達プーリ47が回転自在に設けられ、第2伝
達プーリ47の内側には同軸に第1従動ギア44と噛み
合う第2伝達ギア48が固設され、第2紙送りローラ手
段21のプレッシャローラ軸27′の左側に配置された
軸37にも、同様に、先端に第3伝達プーリ49が回転
自在に設けられ、第3伝達プーリ49の内側には同軸に
第2従動ギア46と噛み合う第3伝達ギア50が固設さ
れている。
【0030】そして、第1伝達プーリ39、第1アイド
ルプーリ41、第1紙送りローラ手段20の紙送りロー
ラ軸24に固着された第1従動プーリ43、第2伝達プ
ーリ47、第2アイドルプーリ42、第3伝達プーリ4
9及び第2紙送りローラ手段21の紙送りローラ軸2
4′に固着された第2従動プーリ45には、無端のタイ
ミングベルト51が順に巻き掛けられている。
【0031】紙送り用のステッピングモータM1の駆動
力は、その駆動軸31に固着されたピニオン38及びピ
ニオン38に噛合する第1伝達ギア40を介して第1伝
達プーリ39に伝達され、第1伝達ギア39及び第1伝
達プーリ40が軸33を中心として一体に回転する。紙
送り用のステッピングモータM1が図5の反時計回りに
駆動軸31を回転すると、ピニオン38及びピニオン3
8に噛合する第1伝達ギア40を介して第1伝達プーリ
39が時計回りに回転し、タイミングベルト51を介し
て第1伝達プーリ40、第1従動プーリ43、第2伝達
プーリ47、第3伝達プーリ49及び第2従動プーリ4
5は時計方向に回転し、第1アイドルプーリ41及び第
2アイドルプーリ42は、反時計回りに回転する。
【0032】第1従動プーリ43が時計回りに回転する
結果、第1紙送りローラ手段20の紙送りローラ軸24
も時計回りに回転し、第2従動プーリ45が時計回りに
回転する結果、第2紙送りローラ手段21の紙送りロー
ラ軸24′も時計回りに回転する。
【0033】同時に、第2伝達プーリ47に固設された
第2伝達ギア48及び第3伝達プーリ49に固設された
第3伝達ギア50も共に時計回りに回転し、第2伝達ギ
ア48と噛合している第1従動ギア44及び第3伝達ギ
ア50と噛合している第2伝達ギア46が共に反時計回
りに回転する結果、第1紙送りローラ手段20のプレッ
シャローラ軸27および第2紙送りローラ手段21のプ
レッシャローラ軸27′が共に反時計回りに回転する。
【0034】この結果、第1紙送りローラ手段20及び
第2紙送りローラ手段21のプレッシャローラ23と紙
送りローラ22との間に用紙をそれぞれ挟み込みながら
プレッシャローラ23及び紙送りローラ22の協働によ
り、用紙を送る。
【0035】また、図3に示すように、用紙厚を検出す
る用紙厚検出機構52は、第1紙送りローラ手段20に
隣接して配設されている。本実施形態では、用紙厚検出
機構52の紙厚センサとしての反射型フォトセンサ53
は、プラテン11の上流側の上側のプレッシャローラ軸
27を下側の紙送りローラ22に向けて付勢する左側に
配置された板バネ29aの先端を上方から臨むように配
置されている。
【0036】図6は、用紙厚検出機構52の概略を示す
拡大側面図である。図6に示すように、ガイド面15の
上方には、ガイド面15と平行にペーパガイド材13が
設けられ、ペーパガイド材13の後縁寄りの上面にはア
ングル材54の基部が固定されると共にアングル材54
の上面に反射型フォトセンサ53よりなる紙厚センサが
配設されている。一方、プレッシャローラ軸27を下方
に向けて圧接している板バネ29aの先端上面には、貼
付された白色テープによって平坦な反射面を構成されて
いる反射部55が設けられている。反射型フォトセンサ
53は、板バネ29aの平坦な反射部55を上方から臨
んで配置されている。なお、用紙厚検出機構52は、反
射型フォトセンサ53と板バネ29aの反射部55とに
より構成される。なお、本実施形態では、板バネ29a
からなる付勢部材の先端上面に反射部55を設けてお
り、請求項1に記載の反射部材と請求項2に記載の付勢
部材とを一体に構成してある。
【0037】図7は、既知の反射型フォトセンサの回路
構成を示す図であり、図8は、反射型フォトセンサのP
SDの動作原理を示す図である。図7に示すように、反
射型フォトセンサ553は、発光ダイオード56から反
射部55に光L1を投光し、反射部55から反射する反
射光L2をPSD57で受光し、反射部55から反射す
る反射光L2の光強度に応じて反射部55からPSD5
7までの距離を検出する。
【0038】図6に示すように、プレッシャローラ軸2
7は、紙送りローラ22とプレッシャローラ23との間
に挟み込まれた用紙Pの厚さに応じて図3に示すブッシ
ュ26,26を介して板バネ29aの付勢に抗して上下
に変位するので、板バネ29aの反射部55も上下に変
位する。その結果、用紙Pの厚さを反射型フォトセンサ
53と板バネ29aの反射部55との間の距離として検
出する。図8に示すような論理に従って、反射型フォト
センサ53からは、距離信号としての2つの電流I,I
が出力される。図7に示すように、出力された電流に対
応する電圧V,Vは、各々A/D変換器(図示せず)に
よりデジタル化された後、制御基板12に配備されたC
PUに入力される。CPUにより、距離信号に応じてキ
ャリッジシャフト9を上下動させて印字ヘッド3を上下
動し、プラテン11とのギャップを変える。
【0039】図9は、ギャップ調整機構部19の拡大正
面図である。ギャップ調整機構19については概略で説
明する。図9に示すように、右側のサイドフレーム8に
は、変位用ギア部材58の軸部58aが回転自在に嵌合
されている。変位用ギア部材の軸部58aにはキャリッ
ジシャフト9の一端が変位用ギア部材58の軸部58a
の回転中心に対して偏心位置に支持されている。
【0040】また、図3に示すように、左側のサイドフ
レーム7には、軸受59がサイドフレーム7に固定さ
れ、軸受59の内側には回転体60が回転自在に嵌合さ
れ、回転体60にはキャリッジシャフト9の他端が回転
体60の回転中心に対して一端と同じ偏心位置に支持さ
れている。
【0041】これにより、キャリッジシャフト9は、左
右のサイドフレーム7,8の間に水平に横架されると共
に、その一端を支持する変位用ギア部材58と、その他
端を支持する回転体60との同期回転により、上下移動
が可能に支持されている。従って、キャリッジシャフト
9に摺動自在に嵌合されたキャリッジ10と、キャリッ
ジ10に取り付けられた印字ヘッド3も上下移動が可能
に設けられている。
【0042】図9に示すように、右側のサイドフレーム
8に回転自在に支持された変位用ギア部材58には、サ
イドフレーム8の外側に突出された周面に、変位用ギア
部材58の回転中心から同心状に広がるセクタギア61
が一体に形成されると共に、回転中心を挟んでセクタギ
ア61の反対側にギャップレバー62が一体に形成され
ている。
【0043】図9に示すように、サイドフレーム8に
は、変位用ギア部材58の回転中心を中心として上方側
に円弧状の案内孔63が設けられ、案内孔63の左側の
下方には通孔64が穿設されている。また、サイドフレ
ーム8の外面には、複数の回転自在なギアを組み合わせ
てなる減速輪列65が配設されると共に、円弧状の案内
孔63に対して1枚のストッパ板66が取り付けられ、
ストッパ板66の第1ストッパ部67及び第2ストッパ
部68によってギャップレバー62の可動範囲が規制さ
れている。サイドフレーム8の内側には、ギャップ調整
機構8の駆動源となるステッピングモータM2が配設さ
れ、ステッピングモータM2の駆動軸69がサイドフレ
ーム8の外側に突出されると共に、駆動軸69の先端に
ピニオン70が固着され、ピニオン70と変位用ギア部
材58のセクタギア61とがサイドフレーム8の外側に
配設された減速輪列65により連絡され、ステッピング
モータM2の駆動により、ピニオン70及び減速輪列6
5を介して変位用ギア部材58のセクタギア61を回転
し、キャリッジシャフト9を上下に移動するよう構成さ
れている。
【0044】次に、実施の形態の用紙厚検出装置の作用
について説明する。図6に示すように、用紙Pは、紙送
りローラ22とプレッシャローラ23との間に挟持さ
れ、紙送りローラ22とプレッシャローラ23との回転
により送り方向に搬送される。プレッシャローラ23
は、図3に示す板状のバネ28,28及び板バネ29
a,29b,29cの付勢力により、紙送りローラ22
に対して接離可能に圧接されている。プレッシャローラ
23の紙送りローラ22に対する圧接力により、紙送り
ローラ22とプレッシャローラ23との間に挟持された
用紙Pのシワや折りたたみ紙の折り目による紙自体の浮
きが解消される。
【0045】また同時に、プレッシャローラ23は、用
紙Pの厚みに応じてバネ28,28及び板バネ29a〜
9cの付勢に抗してブッシュ26,26を介して上下に
変位する。図6のプレッシャローラ23が上下に変位す
るとプレッシャローラ軸27を圧している板バネ29a
も上下に変位する。板バネ29aに形成された反射部5
5は、反射部55に臨んで配置された反射型フォトセン
サ53から投光された光を反射型フォトセンサ53に向
けて反射する。反射型フォトセンサ53は、投光した光
を板バネ29aの反射部55に反射させて受光し、受光
した光強度に基づいて板バネ29aの反射部55から反
射型フォトセンサ53までの距離を測定する。これによ
り、プレッシャローラ23の変位量が板バネ29aを介
して反射型フォトセンサ53により検出される。
【0046】以上に述べたように、用紙のシワや折りた
たみ紙の折り目による用紙厚の検出誤差を解消すること
ができ、同時に従来のものに用いられていた検出用レバ
ーを不要とすることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の用紙厚検出装置によれば、紙送
りローラとプレッシャローとの間に供される用紙の厚み
に応じて変位するプレッシャローラ変位量をプレッシャ
ローラの移動と連動する反射部材を介して紙厚センサが
検出するため、用紙のシワや折りたたみ紙の折り目によ
る用紙厚の検出誤差を解消することができる。
【0048】反射部材と、プレッシャローラまたはプレ
ッシャローラ軸に反射部材を付勢する付勢部材とを一体
に構成したことにより、従来のものに用いられていた検
出用レバーを不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの用紙厚検出装置を適用した
一実施形態のインパクトドットプリンタ装置の外観を示
す正面図
【図2】図1のプリンタ装置内のフレーム組を示す概略
正面図
【図3】図1のプリンタ装置の要部を示す斜視図
【図4】図1のA−A線で破断して示すプリンタ装置の
概略の縦断面図
【図5】図1のプリンタ装置の紙送りローラ手段を駆動
する紙送り駆動機構の拡大正面図
【図6】図1のプリンタ装置に配備された用紙厚検出機
構の概略を示す拡大側面図
【図7】既知の反射型フォトセンサの回路図
【図8】反射型フォトセンサのPSDの動作原理を示す
【図9】図1のプリンタ装置のギャップ調整機構部の拡
大正面図
【符号の説明】
1 インパクトプリンタ装置 2 ハウジング 3 印字ヘッド 4 給紙テーブル 5 主給紙口 6 底板 7 サイドフレーム 8 サイドフレーム 9 キャリッジシャフト 10 キャリッジ 11 プラテン 12 ベースフレーム 13 ペーパガイド材 14 副給紙口 15 ガイド面 16 立上り部 17 折り返し部 18 紙送り駆動機構 19 ギャップ調整機構 20 第1紙送りローラ手段 21 第2紙送りローラ手段 22 紙送りローラ 22′ 紙送りローラ 23 プレッシャローラ 23′ プレッシャローラ 24 紙送りローラ軸 24′ 紙送りローラ軸 25 長孔部 25′ 長孔部 26 ブッシュ 26′ ブッシュ 27 プレッシャローラ軸 27′ プレッシャローラ軸 28 バネ 29a 板バネ(付勢手段) 29b 板バネ 29c 板バネ 30 通孔 31 駆動軸 32 ブッシュ 33 軸 34 軸 35 軸 36 軸 37 軸 38 ピニオン 39 第1伝達プーリ 40 第1伝達ギア 41 第1アイドルプーリ 42 第2アイドルプーリ 43 第1従動プーリ 44 第1従動ギア 45 第2従動プーリ 46 第2従動ギア 47 第2伝達プーリ 48 第2伝達ギア 49 第3伝達プーリ 50 第3伝達ギア 51 タイミングベルト 52 用紙厚検出機構 53 反射型フォトセンサ(紙厚センサ) 54 アングル材 55 反射部 56 発光ダイオード 57 PSD 58 変位用ギア部材 58a 軸部 59 軸受 60 回転体 61 セクタギア 62 ギャップレバー 63 案内孔 64 通孔 65 減速輪列 66 ストッパ板 67 第1ストッパ部 68 第2ストッパ部 69 駆動軸 70 ピニオン M1 ステッピングモータ(紙送り用) M2 ステッピングモータ(ギャップ調整用) P 用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の厚さを検出するための紙厚センサ
    と、用紙を紙送りするための紙送りローラと、前記紙送
    りローラに対向して、該紙送りローラに対して検出され
    た用紙の厚さに応じて、移動可能に設けられたプレッシ
    ャローラと、前記プレッシャローラと同心軸であるプレ
    ッシャローラ軸とを備えたプリンタにおいて、 前記プレッシャローラの移動する方向のプレッシャロー
    ラまたはプレッシャローラ軸上に、前記プレッシャロー
    ラの移動と連動する反射部材を配設し、前記反射部材を
    上方から臨む位置に前記紙厚センサを配設したことを特
    徴とするプリンタの用紙厚検出装置。
  2. 【請求項2】 前記反射部材は、付勢部材によって前記
    プレッシャローラまたはプレッシャローラ軸に付勢され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタの用
    紙厚検出装置。
  3. 【請求項3】 前記反射部材と付勢部材とを一体に構成
    したことを特徴とする請求項2に記載のプリンタの用紙
    厚検出装置。
JP19407796A 1996-07-05 1996-07-05 プリンタの用紙厚検出装置 Withdrawn JPH1016334A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397573B1 (ko) * 2001-04-02 2003-09-17 주식회사 에프엘테크놀로지 종이 낱장 이송 감지장치
KR100718916B1 (ko) 2005-09-30 2007-05-16 안재섭 상품권 배출장치
US8590885B2 (en) 2011-03-08 2013-11-26 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeder and image forming apparatus using the same
US9409720B2 (en) 2010-12-08 2016-08-09 Oki Electric Industry Co., Ltd. Medium carrying mechanism

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