JP2814246B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2814246B2
JP2814246B2 JP63005888A JP588888A JP2814246B2 JP 2814246 B2 JP2814246 B2 JP 2814246B2 JP 63005888 A JP63005888 A JP 63005888A JP 588888 A JP588888 A JP 588888A JP 2814246 B2 JP2814246 B2 JP 2814246B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録装置において記録シートの厚さに関係
なくヘッド面との隙間(ヘッドギャップ)を一定に規制
するための構成に関する。
〔従来の技術〕
プリンタやファクシミリなどの記録装置のうち、特に
インクジェット方式あるいはワイヤドット方式の記録装
置では、ヘッド面(記録ヘッド前面)とシート面(用紙
やプラスチック薄板などの印字画)との距離(ヘッドギ
ャップ)を適正値に管理することが要請される。
その理由は、インクジェット方式では、ヘッドギャッ
プが小さ過ぎるとヘッド面がシート面を擦ってシートの
インク汚れやシート粉によるヘッドの目詰まりが生じ、
ヘッドギャップが大き過ぎると吐出インクの飛翔距離が
長くなり印字ヨレが目立つようになるなどの不具合が発
生するためである。
また、ワイヤドット方式では、ヘッドギャップが異な
るとインパクト力に差が生じ、印字濃度が不均一になる
などの不具合が生じるためである。
使用シートの種類を限定した記録装置では、シート厚
さがほぼ一定しているので、予めヘッドギャップを一定
の適正量にセットしておくことができる。
しかし、最近の市場要求として、種々の普通紙を使用
できることが求められており、普通紙はその種類によっ
てシート厚さがまちまちであり、50μm程度の薄紙から
100μm以上の厚紙まで広範囲にバラツキがあり、さら
に、200μm以上のハガキ、あるいは重ね合わせ部分の
ある封筒に至っては400μm以上にも達する。
これらの普通紙を全て使用できる構造にするために
は、ヘッドのプラテンとの位置関係を固定したままでは
実施不可能である。
そこで従来より、偏心軸を回動させるエキセンレバー
を設けておき、シート厚さに応じてマニュアル操作で該
エキセンレバーの回動位置を調整することにより、ヘッ
ドギャップを一定に保つようにした機構が採用されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来のヘッドギャップ調整構造では次の
ような問題点があった。
i)マニュアル操作であるため使用者にとっては使い勝
手がわるい。特に最近ではハガキや封筒に印字する場合
が多く、そのたびにエキセンレバーを操作せねばなら
ず、取り扱いが煩わしい。
ii)ヘッドギャップは段階的にしか変えられないので、
微妙なヘッドギャップの差が生じ、印字ヨレや濃度不均
一などの悪影響を充分になくすことができない。
iii)エキセンレバーの操作を間違えることがあり、そ
のたびに印字不良が生じる。
iv)工場での組み立て時にエキセンレバーの調整が必要
であり、コストが嵩む。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記従来技術に鑑みてなされたものであり、
本発明の目的は、シートを導入するだけでヘッドギャッ
プを一定に維持するとともに、必要な大きさの搬送ロー
ラを記録領域に極めて接近して配置することを可能にす
ることで、記録ヘッドの極めて近傍でシートを挟持する
ことを可能にし、もって、全域にわたって高品位な記録
を行うとともに、駆動伝達回転体から搬送ローラへの駆
動伝達の精度を向上させることが可能な記録装置を提供
することである。
本発明の記録装置は、上記目的を達成するため、記録
ヘッドによりシートに対して記録がなされる記録領域を
通過して前記シートを搬送するシート搬送経路と、前記
シート搬送経路の前記記録領域上流側の前記記録ヘッド
配置側とは反対側に位置し、前記記録ヘッドに対して接
近又は離間変位可能且つ前記記録ヘッドに接近するよう
に付勢されて設けられ、前記シートを前記記録領域へ搬
送するための搬送力を当該シートへ作用するための搬送
ローラと、前記シート搬送経路の前記記録領域上流側の
前記記録ヘッド配置側に設けられ、前記搬送ローラと協
働して前記シートを挟持するためのシート押さえ部材
と、前記シート搬送経路の前記記録領域の前記記録ヘッ
ド側とは反対側に位置し、前記搬送ローラの変位に応じ
て前記記録ヘッドに対して接近又は離間変位回路に設け
られ、前記記録領域で前記シートを支持するための板状
プラテンと、前記搬送ローラへ前記搬送力を伝達するた
めの駆動伝達回転体と、前記搬送ローラへの前記搬送力
の伝達を伴いながら前記駆動伝達回転体と当接する中間
回転体と前記搬送ローラとを同軸且つ前記駆動伝達回転
体の周面に沿って回動可能に支持する支持手段と、を有
し、前記シート押さえ部材と前記搬送ローラとで挟持さ
れるシートの厚さに応じて前記搬送ローラ及び前記板状
プラテンが前記記録ヘッドから接近又は離間変位するこ
とを特徴とする。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の第1実施例による記録装置のヘッド
ギャップ規制手段の斜視図であり、第2図は第1図の左
側面図である。
第1図および第2図において、シート送りモータ1の
出力軸に設けられたギヤIは歯車2のギヤIIに噛み合っ
ており、この歯車2のギヤIIIは駆動伝達回転体として
の伝達歯車3のギヤIVに噛み合っており、該ギヤIVは搬
送ローラとしてのシート送りローラ4の軸部5に設けら
れた中間回転体としてのギヤVに噛み合っており、シー
ト送りモータ1の回転を制御することによりギヤトーン
I、II、III、IV、Vを介してシート送りローラ(搬送
ローラ)4の回転が制御される。
シート送りローラ4の下側周面にはピンチローラ6、
7が離隔可能に圧接されており、また、これらのピンチ
ローラ6、7の接触部を含むシート搬送経路に沿ってシ
ート通路を形成するペーパーパン8が設けられている。
シート送りローラ4は矢印A方向(正転)に回転し、
矢印B方向から供給され周面に密着されたシート(用紙
など)をその周面に沿って矢印方向に搬送する。
シート送りローラ4の下流側(第2図中の上側)には
板状プラテン9および記録ヘッド10が配置されており、
該プラテン9の上方には排出ローラ11が配置されてい
る。
前記プラテン9はシートガイドを兼ねており、インク
ジェット方式の場合は付着インクを乾燥させるための定
着ヒーターを兼ねることもある。
然して、記録装置の両側には、シート送り駆動系の伝
達歯車3の支軸12を中心に回転可能な支持手段としての
アーム15が軸支されており、該アーム15の一端にはシー
ト送りローラ4、5並びにピンチローラ6、7およびペ
ーパーパン8を含むシート搬送系が軸支されている。す
なわち、このシート搬送系4、5、6、7、8は支持手
段としてのアーム15を介して駆動伝達回転体としての伝
達歯車3の支軸12を中心に回動可能に支持されている。
前記アーム15の他端には該アームおよびシート搬送系
4、5、6、7、8を時計方向に付勢するローラ圧接バ
ネ16が連結されている。
シート搬送経路に沿い且つヘッドギャップを規制しう
る位置、すなわち図示の例ではシート送りローラ4の記
録ヘッド10直下の周面に当接する位置にシート押さえ部
材17が設けられている。
このシート押さえ部材17は記録装置のフレームに固定
して設けられている。したがって、通常では、前記ロー
ラ圧接バネ16によってシート送りローラ4がシート押さ
え部材17に当接しており、シート搬送系4、5、6、
7、8は該シート押さえ部材17によって第2図中実線で
示す位置に保持されている。
前記プラテン9は排出ローラ11の軸18を中心に回動可
能に支持され、フレーム側との間に装着されたプラテン
付勢バネ19によって反時計方向に付勢されている。
一方、前記アーム15には前記プラテン9が衝当するス
トッパ部20が形成されており、該アーム15の回動位置に
応じてプラテン9の回動位置、すなわち記録ヘッド10の
ヘッド面(前面)10Aとの間隔(ヘッドギャップG)を
規制しうるように構成されている。
以上第1図および第2図で説明した構造において、シ
ート(用紙など)が供給され、送りローラ4の回転によ
ってシート押さえ部材17と該送りローラ4との間に送り
込まれると、該送りローラ4はシートの厚さだけシート
押さえ部材17から離れる方向へ移動し、その分アーム15
が支軸12を中心に反時計方向へ回動する。
これに応じて、プラテン9は軸18を中心に反時計方向
へ回動してヘッド面10Aよりシート厚さ分だけ離れる方
向へ移動する。こうして、記録する時のヘッドギャップ
Gをシート厚さに関係なく自動的に常に適正値に規制す
ることができる。
第3図は本発明の第2実施例による記録装置のヘッド
ギャップ規制手段の第2図に対応する左側面を示す。
本実施例は、第2図の実施例におけるアーム15を削除
し、これに代えてシート送りローラ4の軸5を支持する
両側側板の軸支孔を伝達歯車3の支軸12を中心とする円
弧状の支持手段としての長孔23で形成するとともに、シ
ート送りローラ4の軸5にプラテン9の位置決め用の衝
当部材(ストッパ)24を設けた構造になっている。
また、本実施例におけるローラ圧接バネ16はシート押
さえ部材17とシート送りローラ4の軸5との間に張架さ
れている。
第3図の第2実施例は、以上説明した点で第2図の第
1実施例と相違し、その他の部分は第2図の実施例の場
合と実質上同じ構造をしている。したがって、第3図に
おいても第2図の各部と対応する部分は同じ符号で表示
し、これらの詳細説明は省略する。
第3図の実施例によれば、シートがシート送りローラ
4とシート押さえ部材17との間に送り込まれると、該シ
ートの厚さに相当する間隔だけ、シート送りローラ4お
よびプラテン9をバネ16に抗してヘッド面10Aから離れ
る方向へ移動させることができ、ヘッド面10Aとプラテ
ン9との間隔をシート厚さに関係なく一定の適正なヘッ
ドギャップGを形成しうる値に規制することができ、第
2図の実施例の場合と同じ作用効果が得られる他に、ア
ーム15を削除することにより構造の簡単化軽量化を達成
できる。
第4図は関連構成としての記録装置のヘッドギャップ
規制手段を示す第2図および第3図に対応する左側面図
である。
この関連構成は、第2図の実施例における伝達歯車3
とシート送りローラ4の軸5との間のギヤ伝達手段(ギ
ヤIVとギヤVとの噛み合い)をベルト駆動手段に変更し
たものである。
すなわち、歯車3にはギヤIIIと噛み合うギヤIVの他
にプーリ26が形成され、送りローラ4の軸5にもプーリ
27が設けられ、これらのプーリ26、27間にベルト(Vベ
ルトあるいはタイミングベルトなど)28を張架したもの
である。
第4図の関連構成は上記の点で第2図の実施例と相違
しているが、その他の部分では実質上同じ構造をしてい
る。したがって、それぞれ対応する部分を同じ符号で表
し、それらの詳細説明は省略する。
第4図の関連構成によっても、ヘッドギャップGをシ
ート厚さに関係なく自動的に設定値(適正値)に規制す
ることができる。
なお、第4図の関連構成と同様の着想により、第3図
の構成において、歯車3とシート送りローラ4の軸5と
の間のギヤ伝達手段(ギヤIVとギヤVの噛み合い)をベ
ルト駆動手段に変更することによっても、ヘッドギャッ
プGをシート厚さに関係なく自動的に設定値(適正値)
に規制することができる。
第5図は本発明の第3実施例による記録装置のヘッド
ギャップ規制手段を示す斜視図であり、第6図は第5図
の一部削除左側面図である。
この第3実施例は、シート搬送系全体、すなわち、シ
ート送りモータ1、シート送り伝動用の歯車2、3、シ
ート送りローラ4、ピンチローラ6、7、ペーパーパン
8およびプラテン9を含むシート搬送系全体を支持手段
としての支持枠31、32に組み付けて組み付けてサブ組立
(ユニット化)したものを記録装置本体に設けた軸(図
示の例では排出ローラ11の軸18)を支点に揺動可能に装
着したものである。第5図に示すごとく、排出ローラ11
の軸18は記録装置本体の左右の側板33、34に軸支されて
いる。
然して、記録ヘッド10のヘッド面10Aの直下近傍のシ
ート搬送経路であってヘッドキャップを規制しうる位置
にシート押さえ部材17が固定されており、該シート押さ
え部材17と前記シート送りローラ4の軸5との間に張架
されたシート送りローラ圧接バネ16によって、シート送
りローラ4はシート押さえ部材17に圧接されている。
シートが供給され搬送力によって前記シート送りロー
ラ4と前記シート押さえ部材17との間に送り込まれる
と、該シートの厚さの分シート送りローラ4がシート押
さえ部材17から離れ、その分シート搬送系全体を支持枠
31、32に組み付けて構成したユニットが排出ローラ11の
軸18を中心に第6図中で反時計方向に若干回動すること
になる。
こうして、前記ユニット内に固定的に装着されたプラ
テン9がヘッド面10Aからシート厚さ分だけ離れる方向
に回動し、ヘッド面10Aとプラテン9との間隔はシート
厚さの如何にかかわらずヘッドギャップGが一定の設定
値に維持されるように動作する。
第5図および第6図の実施例によれば、送り込まれる
シートの厚さに応じてプラテン9がヘッド面10Aから離
れ、シートの記録面とヘッド面10Aとの間隔(ヘッドギ
ャップ)Gが常に一定になるように動作するので、前述
の第1および第2実施例の場合と同様、印字ヨレや印字
濃度の不安定化をなくすことができる他、シート搬送系
全体をユニット化して記録装置本体に揺動可能にまとめ
て取り付けるので、シート送りモータ1からシート送り
ローラ4へ至る伝動機構(ギヤトレーン)は記録装置の
シート幅方向中央部に一か所設ければ充分であり、これ
をシートのシート幅方向中央部に設けることができるの
で、記録装置の軽量小型化を実現することができる。
第7図は本発明の第4実施例による記録装置のヘッド
ギャップ規制手段を示す斜視図であり、第8図は第7図
の一部削除左側面図である。
この実施例は、排出ローラ11を含む示す搬送系全体、
すなわち、シート送りモータ1、シート送り伝動用の歯
車2、3、シート送りローラ4、ピンチローラ6、7、
ペーパーパン8、プラテン9および排出ローラ11を含む
シート搬送系全体を支持枠31、32に組み付けてサブ組立
体(ユニット)を構成し、このサブ組立体を記録装置本
体の左右の側板33、34に前後方向に直線移動可能に装着
したものである。
前記シート搬送系組立体は、支持枠31、32を貫通して
回転自在に両側へ突出するシート送りローラ4の軸5
と、各支持枠31、32に植設され外側へ突出させた回転防
止ピン(またはボス)35、36とを、装置本体の側板33、
34に形成した支持手段としての前後方向の長孔37、38に
挿通して前後方向に直線移動可能に取り付けられてい
る。
前記シート送りローラ4の軸5の両側突出端部にはピ
ニオン41、42が回転自在に装着され、これらのピニオン
41、42は本体側の側板33、34と一体に設けられたラック
43、44に噛み合っている。
然して、記録ヘッド10とヘッド面10Aの直下近傍のシ
ート搬送経路であってヘッドギャップ(ヘッド面10Aと
プラテン9にバックアップされたシートの印字面との間
隔)を規制しうる位置にシート押さえ部材17が固定され
ている。
装置本体側の側板33、34またはシート押さえ部材17と
シート搬送系ユニット側のシート送りローラ4の軸5と
の間には、該シート搬送系全体を前方へ付勢しシート送
りローラ4をシート押さえ部材17に圧接するためのシー
ト送りローラ圧接バネ16が張架されている。
第7図および第8図のヘッドギャップ規制手段によれ
ば、シートが搬送されシート送りローラ4とシート押さ
え部材17との間に送り込まれると、該シートの厚さの分
だけシート送りローラ4が後方へ押しやられ、支持枠3
1、32に組み付けられたシート搬送系ユニット全体がヘ
ッド面10Aから離れる方向へシート厚さに対応する分だ
け平行移動する。
こうして、プラテン9がヘッド面10Aからシート厚さ
分だけ自動的に離れる方向へ位置調整されるので、印字
する際のヘッドギャップすなわちヘッド面10Aと送り込
まれるシートの印字面との間隔はシート厚さに関係なく
常に自動的に最適の一定値(設定値)に維持することが
できる。
以上、第1図〜第3図および第5図〜第8図について
説明した本発明の各実施例によれば、搬送される記録部
へ送り込まれるシートの厚さの変化に対応してプラテン
9がシート送りローラ4を介して自動的にシート厚さ分
だけ逃げる(離れる)ので、シート厚さが変化する場合
でも、ヘッド面10Aとシートの表面との間隔(ヘッドギ
ャップ)を常に自動的に所定の適正量(設定値)に維持
することができる。
したがって、インクジェット記録装置においては、ヘ
ッドギャップが小さくなってヘッド面10Aがシートに接
触したりシート粉がヘッド面10Aに付着してヘッド目詰
まりが生じるなどの不具合を解消することができ、ま
た、ヘッドギャップが大きくなって印字ヨレが生じるこ
とも解消することができる。
また、シート押さえ部材17と搬送ローラ(シート送り
ローラ)4とで挟持されるシートの厚さに応じて該搬送
ローラ4と板状プラテン9とが駆動ローラ3を回動中心
として回動可能であるので、シート記録領域へ導入する
だけでシートと記録ヘッド10との間を所定の間隔に自動
的に調整することができる。
また、シートを記録領域へ搬送するための搬送力を該
シートへ作用するための搬送ローラ4を、シート搬送経
路の記録領域上流側の記録ヘッド配置側とは反対側に設
けたので、シートの全幅で搬送力を作用させるための所
定の剛性強度および所定の送り精度を得るためのローラ
自体の寸法精度を得るために一定の大きさを必要とする
搬送ローラ4を、記録領域に極めて接近した位置に設け
ることがきる。
そのため、記録ヘッド10の極めて近傍でシートを挟持
して搬送を行うことができるので、シートの全域にわた
って高品位な記録を行うことができる。
更に、この搬送ローラ4へ搬送力を伝達する駆動伝達
回転体(伝達歯車)3の周面と当接する中間回転体(ギ
ヤV)と搬送ローラ4とを同軸かつ駆動伝達回転体3の
周面に沿って回動可能に支持するように設けたので、駆
動伝達回転体3から搬送ローラ4への駆動伝達をコンパ
クトかつ精度よく行うことができる。
また、ワイヤドット記録装置では、ヘッドギャップ変
動によるインパクト力の差で印字濃度が変わるといった
不具合を解消することができる。、 また、排出ローラ11のローラ軸18を利用して板プラテ
ン9を回動させる構成によれば、簡単な構成で、排出ロ
ーラ11の軸18に対して高い精度の平行度を保ちながらヘ
ッドギャップGを調整することができ、また、板状プラ
テン9の搬送方向上流側端部回動端(移動端)とするこ
とから、シート厚が種々変動する場合に板状プラテン9
を円滑に回動させてヘッドギャップ調整を容易に行うこ
とができる。
こうして、ハガキや封筒などに印字する場合でも自動
的にヘッドギャップが適正値に設定され、操作ミスがな
く、取り扱い性に優れた記録装置が得られる。
また、ヘッドギャップは従来のように段階的ではな
く、シート厚さに応じて正確に規制することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明の記録装置に
よれば、記録ヘッドによりシートに対して記録がなされ
る記録領域を通過して前記シートを搬送するシート搬送
経路と、前記シート搬送経路の前記記録領域上流側の前
記記録ヘッド配置側とは反対側に位置し、前記記録ヘッ
ドに対して接近又は離間変位可能且つ前記記録ヘッドに
接近するように付勢されて設けられ、前記シートを前記
記録領域へ搬送するための搬送力を当該シートへ作用す
るための搬送ローラと、前記シート搬送経路の前記記録
領域上流側の前記記録ヘッド配置側に設けられ、前記搬
送ローラと協働して前記シートを挟持するためのシート
押さえ部材と、前記シート搬送経路の前記記録領域の前
記記録ヘッド側とは反対側に位置し、前記搬送ローラの
変位に応じて前記記録ヘッドに対して接近又は離間変位
回路に設けられ、前記記録領域で前記シートを支持する
ための板状プラテンと、前記搬送ローラへ前記搬送力を
伝達するための駆動伝達回転体と、前記搬送ローラへの
前記搬送力の伝達を伴いながら前記駆動伝達回転体と当
接する中間回転体と前記搬送ローラとを同軸且つ前記駆
動伝達回転体の周面に沿って回動可能に支持する支持手
段と、を有し、前記シート押さえ部材と前記搬送ローラ
とで挟持されるシートの厚さに応じて前記搬送ローラ及
び前記板状プラテンが前記記録ヘッドから接近又は離間
変位する構成としたので、シートを記録領域へ導入する
だけでシートと記録ヘッドとの間を所定の間隔に自動的
に調整することができ、搬送ローラを記録領域上流側の
記録ヘッド配置側とは反対側に設けることから、所定の
剛性強度および送り精度を得るために一定の大きさが必
要な搬送ローラを記録領域に極めて接近して配置でき、
記録ヘッドの極めて近傍でシートを挟持して搬送できる
ことから、シート全域にわたって高品位な記録を行うこ
とができ、更に、駆動伝達回転体の周面と当接する中間
回転体と搬送ローラとを同軸かつ駆動伝達回転体の周面
に沿って回動可能に支持するように設けることから、駆
動伝達回転体から搬送ローラへの駆動伝達をコンパクト
かつ精度よく行うことができる記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した記録装置の第1実施例のヘッ
ドギャップ規制手段の斜視図、第2図は第1図の左側面
図、第3図は本発明を適用した記録装置の第2実施例の
ヘッドギャップ規制手段の左側面図、第4図は関連構成
としての記録装置のヘッドギャップ規制手段を示す第2
図図に対応する左側面図、第5図は本発明を適用した記
録装置の第3実施例のヘッドギャップ規制手段の斜視
図、第6図は第5図の一部削除左側面図、第7図は本発
明を適用した記録装置の第4実施例のヘッドギャップ規
制手段の斜視図、第8図は第7図の一部削除左側面図で
ある。 1……シート送りモータ、3……伝達歯車(駆動伝達回
転体)、4……シート送りローラ(搬送ローラ)、5…
…軸(部)、6、7……ピンチローラ、8……ペーパー
パン、9……板状プラテン、10……記録ヘッド、10A…
…ヘッド面、11……排出ローラ、12……支軸、15……ア
ーム(支持手段)、16……ローラ圧接バネ、17……シー
ト押さえ部材、18……軸、19……付勢バネ、20……スト
ッパ部、23……長孔(支持手段)、24……ストッパ(衝
当部材)、31、32……支持枠(支持手段)、37、38……
長孔(支持手段)、41、42……ピニオン、43、44……ラ
ック、V……ギヤ(中間回転体)、G……ヘッドギャッ
プ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 11/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドによりシートに対して記録がな
    される記録領域を通過して前記シートを搬送するシート
    搬送経路と、 前記シート搬送経路の前記記録領域上流側の前記記録ヘ
    ッド配置側とは反対側に位置し、前記記録ヘッドに対し
    て接近又は離間変位可能且つ前記記録ヘッドに接近する
    ように付勢されて設けられ、前記シートを前記記録領域
    へ搬送するための搬送力を当該シートへ作用するための
    搬送ローラと、 前記シート搬送経路の前記記録領域上流側の前記記録ヘ
    ッド配置側に設けられ、前記搬送ローラと協働して前記
    シートを挟持するためのシート押さえ部材と、 前記シート搬送経路の前記記録領域の前記記録ヘッド側
    とは反対側に位置し、前記搬送ローラの変位に応じて前
    記記録ヘッドに対して接近又は離間変位可能に設けら
    れ、前記記録領域で前記シートを支持するための板状プ
    ラテンと、 前記搬送ローラへ前記搬送力を伝達するための駆動伝達
    回転体と、 前記搬送ローラへの前記搬送力の伝達を伴いながら前記
    駆動伝達回転体と当接する中間回転体と前記搬送ローラ
    とを同軸且つ前記駆動伝達回転体の周面に沿って回動可
    能に支持する支持手段と、 を有し、前記シート押さえ部材と前記搬送ローラとで挟
    持されるシートの厚さに応じて前記搬送ローラ及び前記
    板状プラテンが前記記録ヘッドから接近又は離間変位す
    ることを特徴とする記録装置。
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