JPH1016202A - シリンダ洗浄装置 - Google Patents

シリンダ洗浄装置

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JPH1016202A
JPH1016202A JP8186797A JP18679796A JPH1016202A JP H1016202 A JPH1016202 A JP H1016202A JP 8186797 A JP8186797 A JP 8186797A JP 18679796 A JP18679796 A JP 18679796A JP H1016202 A JPH1016202 A JP H1016202A
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cloth roll
arm
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 巻芯の部分を極端に細くして洗浄布ロールの
空間効率(スペースファクタ)を向上させ、かつ洗浄布
ロールの載置状態を安定させ洗浄布の送出しを確実に行
わせることができるシリンダ洗浄装置。 【解決手段】 巻芯3aを持つ洗浄布ロール3から供給
される洗浄布2をシリンダ外周に押し付けてシリンダ外
周面を洗浄する装置1は両サイドフレーム8間に渡され
た、サポートバー上に直接洗浄布ロールの外周を載置す
る載置面を有し、洗浄布ロールの外周に対して力を作用
させ、移動軌道の異なる回転バー15と中間コロ18を
設けた洗浄布ロール保持機構12を備えており、洗浄布
ロール保持機構は一端が支持されたアーム14に設けら
れ、かつアームに取付けた固定バー16とサポートバー
の間に形成した洗浄布を送出する通路30を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はオフセット印刷機の
ブランケットシリンダ、圧胴シリンダ、インキローラな
どのシリンダ表面を洗浄布で洗浄するシリンダ洗浄装置
に関し、詳しくは洗浄布ロールの外周を載置し、その状
態で洗浄布の送出しを行うとともに、洗浄布ロールのロ
ール径が小さくなったとき洗浄布の送出しに伴って巻芯
(コア)の飛出しや変形を防止するようにしたシリンダ
洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来、オフセット印刷機
のブランケットシリンダなどのシリンダ表面を洗浄布で
洗浄するシリンダ洗浄装置においては、洗浄布は中空の
厚紙コアの上に巻かれた洗浄布ロールに使用前に鉄製等
の金属シャフトを差し込み、この金属シャフトを回転軸
として洗浄ユニットに装着する方式が一般的である。よ
り改良された方式として、このような金属シャフトを使
用せず、厚紙コアを直接保持して回転軸とする方式も、
例えば特開平4−234659号公報に提案されてい
る。しかし、シャフトを使用しない場合に洗浄布残量が
減少すると洗浄布ロールの剛性が減少し洗浄布巻取手段
の引っ張る力で中央部分が弓なりとなって正常な洗浄布
供給が行われず、またロールが外れて飛出し印刷機を破
壊する危険性があった。ところで、洗浄装置の種類が異
なるとそれに適合する金属シャフトの外径が異なった
り、厚紙コアを直接保持する保持具の寸法が異なったり
する為に、どのような洗浄布ロールでも使用できる訳で
は無かった。また剛性の強い重いシャフトをコアに差し
込み、固定具でシャフトとコアをしっかりと固定しそれ
を洗浄装置に固定具で取り付けるといった洗浄布ロール
を取り付ける作業も手間の掛かるものであった。また、
厚紙コアの部分、すなわち巻芯の部分を極端に少なくし
て洗浄布をより多く巻いた効率的かつ省資源的な洗浄布
ロールも提案されているが、径の小さい厚紙コアを使用
せざるを得ない為に、従来の装着の仕方では強度的に問
題があり、その対策が望まれていた。本発明の目的は巻
芯の部分を極端に細くして洗浄布ロールの空間効率(ス
ペースファクタ)を向上させ、かつ洗浄布ロールの載置
状態を安定させ洗浄布の送出しを確実に行わせることが
できるシリンダ洗浄装置を提供することにある。また他
の目的は洗浄布ロールの載置状態を安定させ、かつ巻芯
の飛出しや変形を防止したシリンダ洗浄装置を提供する
ことにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は巻芯を持つ洗浄布ロールから
供給される洗浄布をシリンダ外周に押し付けて該シリン
ダ外周面を洗浄するシリンダ洗浄装置であって、両サイ
ドプレート間に渡された、横梁部材上に直接洗浄布ロー
ルの外周を載置する支承手段と、洗浄布ロールの外周に
対して力を作用させる洗浄布ロール保持手段とを備え、
洗浄布ロール保持手段は一端が支持されたアームに洗浄
布ロールの外周に対して力を作用させる機構を設けると
ともに、アームに取付けたバーと横梁部材の間に洗浄布
を送出する通路を形成した構成にある。請求項1の構成
によると、洗浄布ロールが横梁部材上に安定状態で載置
されることにより、通路から洗浄布を偏らせることなく
送出すことができるとともに、通路幅を狭めることによ
り洗浄布に強い送出し力が作用した時、洗浄布ロールが
横梁部材から落下するのを防止することができる。
【0004】また請求項2の発明は、請求項1の発明に
おいて、洗浄布ロール保持手段はアームに設けられ、洗
浄布ロールの外周に当接させる第二のバーと、アームに
取付けたバーに設けられ、洗浄布ロールに向けて可動自
在な連結部材と、該連結部材に設けられ、かつアームに
取付けたバーと第二のバーの間に配置された、洗浄布ロ
ールの外周に当接させる第三のバーによって構成され
る。請求項2の構成によると、洗浄布ロールの外周に対
して第二のバーと第三のバーで力を作用させることによ
り洗浄布の送出しによる径の変化に対しても安定して載
置状態を保つことができる。特に洗浄布ロールの径が小
さくなって巻芯の径に近づくと不安定になり易くなる
が、第三のバーによって洗浄布ロールの通路方向への動
きが阻止されるため、洗浄布を使い切るまでスムーズか
つ確実な送出しが行われ、信頼性が向上される。
【0005】また請求項3の発明は、請求項1または2
の発明において、アームの支持部を洗浄布ロールの載置
面のある横梁部材の伸長部の端に近い位置に配置すると
ともに、該アームの支持部に対してアームに取付けたバ
ーを横梁部材側に偏らせて取付け、洗浄布ロールの径の
変化に従って、横梁部材とアームに取付けたバーの間に
形成される洗浄布を送出する通路の間隔を変化させるよ
うにした構成にある。請求項3の構成によると、洗浄布
ロールを横梁部材に載置するのに第二のバーが邪魔にな
らないように動かすが、その操作で通路が広くなるの
で、洗浄布を通路へ通し易くなり、洗浄布ロールの交換
操作性が良く、作業効率を向上させる。また請求項4の
発明は、請求項3の発明において、横梁部材とアームに
取付けたバーの間に形成される洗浄布を送出する通路の
間隔を洗浄布ロールの巻芯の径より小さくした構成にあ
る。請求項4の構成によると、径小になった洗浄布ロー
ルに対して通常の洗浄布の送出し力を超えた大きな力が
作用し、引きずり出されたとき、洗浄布ロールが横梁部
材とアームに取付けたバーとの間に挟まってロックされ
た状態となり、洗浄布の送出しが行われなくなる。極端
な場合はアームに取付けたバーおよびアームが破壊さ
れ、これがシリンダの方まで飛んでシリンダを損傷させ
るが、通路の間隔を巻芯より狭くしておくことにより洗
浄布ロールのロックが起こらないので、上記の事故を防
止することができる。
【0006】また請求項5の発明は、請求項3の発明に
おいて、横梁部材とアームに取付けたバーの間に形成さ
れる洗浄布を送出する通路の間隔を洗浄布ロールの巻芯
の径より小さくしかつ通路と洗浄布ロールの間に第二の
バーが介在されるようにした構成にある。請求項5の構
成によると、径小になった洗浄布ロールを第三のバーが
保持することにより洗浄布ロールの曲がりを防止でき
る。その為、洗浄布ロールが曲ったりして洗浄布の送出
しがスムーズにできなくなったり、布終端検知が不正確
になったりすることを防止できる。
【0007】また請求項6の発明は、巻芯を持つ洗浄布
ロールから供給される洗浄布をシリンダ外周に押し付け
て該シリンダ外周面を洗浄するシリンダ洗浄装置であっ
て、両サイドプレート間に渡された、横梁部材上に直接
洗浄布ロールの外周を載置する支承手段と、洗浄布ロー
ルの外周に対して力を作用させる洗浄布ロール保持手段
とを備え、洗浄布ロール保持手段は回動自在に設けられ
たアームに、洗浄布ロールの外周に力を作用させる機構
を設けるとともに、アームにバーを取付け、該バーと横
梁部材の間に洗浄布を送出する通路を形成するととも
に、アームの先端側に第二のバーおよびアームの支持部
側に第三のバーを配置し、第三のバーがアームに取付け
たバーに回動自在に設けられた連結部材に取付けかつア
ームに取付けたバーと第二のバーの間に配置された構成
にある。請求項6の構成によると、請求項1および2の
発明の作用効果が期待できるとともに、第二のバーと第
三のバーを回転自在または洗浄布に対して摩擦抵抗の小
さい材質で作製することにより洗浄布ロールの外周面と
の間の摩擦を小さくすることができるため、予め洗浄液
を含浸させた洗浄布からなる洗浄布ロールを使用するも
のに適用した場合にも洗浄液絞り出し防止効果が期待で
きる。また移動軌跡の異なる2つのバーで洗浄布ロール
の外周に力を作用させるため、洗浄布ロールの径が減少
していく過程で常に載置状態を安定に保たせることがで
き、洗浄布終端まで送出しがスムーズに行われる。
【0008】また請求項7の発明は、請求項6の発明に
おいて、第二のバーの回動軌跡の内側かつ第三のバーの
回動軌跡の外側に洗浄布ロールの巻芯が位置されるよう
にした構成にある。請求項7の構成によると、洗浄布ロ
ールの径の変化に第二のバーと第三のバーが追従し、2
つのバーの協働作用によって更に安定して保持すること
ができる。
【0009】また請求項8の発明は、請求項1乃至7の
発明において、洗浄布ロールの洗浄布終端を検知する手
段を備えた構成にある。請求項8の構成によると、洗浄
布の終端を検知して洗浄布ロールの交換時期を知らせる
ことにより膨張部材で洗浄布をシリンダ表面に押圧して
洗浄中に、洗浄布の無い状態の発生により膨張部材を直
接シリンダ表面を押圧してしまい、膨張部材を損傷させ
る事故を未然に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態は管状巻芯や棒状巻芯
を持つ洗浄布ロールが適用される。また、洗浄布は通常
の布、不織布、紙、プラスチックフィルムおよびそれら
に処理を加えたもの、あるいは類似のもので形成されて
いる。処理を加えた洗浄布としては、例えば予め液を含
浸させたもの、あるいはゼリー状、ペースト状等の洗浄
剤を塗布したものも含む。
【0011】図1は本発明のシリンダ洗浄装置の基本構
成を示す断面図である。図1(a)は新しい洗浄布ロー
ルをセットした状態を示す。また図1(b)は洗浄布ロ
ールの洗浄布が終端に近い状態を示す。シリンダ洗浄装
置1は図示を省略したブランケットシリンダなどの被洗
浄シリンダ(以下シリンダと記す)の外周面に対し、相
対的に移動する帯状の洗浄布2が洗浄布ロール3から送
出され、布巻取りロール4に巻取られる。布巻取りロー
ル4は布送り用シリンダ5により、図示を省略したギヤ
およびワンウェイクラッチを介して、一方向に間欠的に
回転駆動され、洗浄布2を巻取る。シリンダに対向する
側には、洗浄布2の背面側に係合する膨張部材6とその
保持体としてのバックアップバー7が設けられており、
このバックアップバー7は洗浄装置1の両サイドを形成
するサイドプレート8を連結保持する、横梁部材として
のサポートバー9に取り付けられている。
【0012】膨張部材6はゴムなどの弾性体で断面がほ
ぼコ字状に形成されており、膨張部材6の軸方向に平行
な両端はそれぞれクランプバー10によりバックアップ
バー7の両側端面に固定されている。バックアップバー
7内にはその長手方向に空気通路11が形成されてお
り、その空気通路11は複数個所においてバックアップ
バー7と膨張部材6との間に開口している。サポートバ
ー9は断面L形の部材で構成されており、その内側は所
定の曲面に形成されている。サポートバー9の下部には
膨張部材6とは反対側に伸びている、L形部材の一部を
成す伸長部9aが設けられており、その伸長部9aの上
面は洗浄布ロール3を載置するため、曲面を含んで載置
面を形成している。
【0013】サポートバー9と布巻取ロール4の間には
洗浄布ロール3をサポートバー9の内側、つまり載置面
に押し付けて安定させるとともに、洗浄布ロール3およ
びその巻芯3aの飛出し、あるいは巻芯3aの変形を防
止するための洗浄布ロール保持機構12が配置されてい
る。洗浄布ロール保持機構12は両サイドプレート8に
取り付けられたクロスアーム支持ピン13にクロスアー
ム14が揺動自在に取り付けられている。それぞれのク
ロスアーム14は洗浄布ロール3の端面より外方に位置
され、図1に示す矢印方向に回動するように付勢されて
いる。クロスアーム14の先端には洗浄布ロール3の外
周に所定の押圧力で接触する回転バー15が設けられて
いる。またクロスアーム14にはクロスアーム支持ピン
13に近くかつサポートバー9側に偏った位置に固定バ
ー16が設けられており、この固定バー16に中間コロ
連結板17が回動自在に取り付けられている。中間コロ
連結板17の自由端には中間コロ18が回転自在に設け
られ、かつスプリング26によりクロスアーム14と同
方向に付勢されている。即ち、中間コロ18は回転バー
15と固定バー16の間に配置され、回転バー15との
間隔は少なくとも洗浄布ロール3の巻芯3aの径より若
干大きくなっている。
【0014】更に洗浄布ロール保持機構12を図2およ
び図3により詳しく説明する。図2は図1の布巻取りロ
ール4側から見た洗浄布ロール保持機構の左サイドプレ
ート側の構成を示す展開正面図である。同様に、図3は
右サイドプレート側の構成を示す正面図である。図2に
おいて、クロスアーム14の基部14aに設けられた穴
にクロスアーム支持ピン13を貫通させ、そのクロスア
ーム支持ピン13の先端に形成されたネジをサイドプレ
ート8のネジ穴に螺合する。クロスアーム14はクロス
アーム支持ピン13を中心にして回動する。クロスアー
ム支持ピン13の頭部とクロスアーム14の基部14a
の間には一端がクロスアーム14の基部14aに、他端
がサイドプレート8に固定されたピン25にそれぞれが
係止されたコイル状のスプリング19が設けられてい
る。このスプリング19はクロスアーム14を図1に示
す矢印方向、つまり回転バー15を介して洗浄布ロール
3をサポートバー9の内面に押し付けるように作用す
る。
【0015】図3において、左サイドプレート8には軸
20が回転自在に支持されており、この軸20の一端側
にはクロスアーム14がサイドプレート8側に回転自在
に設けられている。クロスアーム14との間に間隔を空
けて洗浄布の終端を検知するための感知板21の基部が
固定されている。感知板21は回転バー15と固定バー
16の間に位置されるように軸20に固定されている。
感知板21の先端側は、図4に示すように洗浄布ロール
3方向に屈曲している。クロスアーム14と感知板21
の基部との間には一端が感知板21の基部、他端がクロ
スアームの基部にそれぞれ係止されたスプリング22が
介在されており、このスプリング22によって感知板2
1は洗浄布ロール3の外周に接触する方向に付勢され
る。洗浄布ロール3からの洗浄布の供給によって減少す
る洗浄布ロール3の径に追従するクロスアーム14の動
きをスプリング22を介して感知板21に伝え、クロス
アーム14と同じ方向に回動させる。感知板21の回動
によって軸20を回転させ、この軸が所定角度回転する
とスイッチ23が動作し、洗浄布の終端検知が行われ
る。
【0016】両クロスアーム14に両端をねじ止め24
された固定バー16には所定距離を隔てて中間コロ連結
板17がそれぞれ回動自在に取り付けられている。右サ
イドプレート8側の中間コロ連結板17は感知板21と
の干渉を避けるため感知板21より内側に位置されてい
る。中間コロ連結板17の自由端には、図5に示すよう
に中間コロ・ブロック17aがねじ止め17bされてお
り、この中間コロ・ブロック17aに中間コロ18が回
転自在に支持されている。また固定バー16にはスプリ
ング26が巻回されており、その一端は固定バー16
に、他端が中間コロ連結板17にそれぞれ係止されてい
る。スプリング26は中間コロ連結板17を洗浄布ロー
ル3側に回動させるように作用し、洗浄布ロール3が径
小になったとき中間コロ18を洗浄布の送出し方向の前
方に介在させる。即ち、図1(b)に示すように、回転
バーがサポートバーの載置面に当接状態のとき、中間コ
ロが洗浄布ロール3の洗浄布送出し方向に位置され、洗
浄布ロールと中間コロが載置面上でほぼ並列になる。
【0017】このように、中間コロ18を位置させるこ
とにより、径小の洗浄布ロール3を曲げようとする力を
中間コロ18が受け止め、巻芯3aの変形を防止するこ
とができるとともに、洗浄布ロールがサポートバーの端
側に移動するのを押える事ができる。つまり洗浄布終端
まで洗浄布ロールを安定して保持し、スムーズな送出し
が確保される。更に洗浄布ロールの曲がりを押えること
により感知板が洗浄布ロールに正しく接触し、正確な布
終端検知が可能となる。また中間コロ連結板17を幅広
の板材で形成することにより、中間コロ18の捩れを無
くし、中間コロ18の動きを確実かつ円滑にするととも
に、中間コロ18の全体を洗浄布ロールに安定して接触
させることができる。
【0018】洗浄布ロール3をサポートバー9に載置す
る場合は、クロスアーム14を図6に示す矢印方向に回
動させ、回転バー15とサポートバー9の上部との間隔
を洗浄布ロールの径より広くした後、洗浄布ロール3を
上方からサポートバー9の載置面に落とし込む。この洗
浄布ロール3の載置操作ではクロスアーム14の回動に
より、サポートバー9の先端部9aと固定バー16の間
隔aが広がるため、洗浄布2の先端をサポートバー9の
端部9aから外に出し易くなり、洗浄布の装着が簡単に
なる。洗浄布ロール3をサポートバー9の載置面に載せ
た後、クロスアーム14を押えている力を緩めることに
より、クロスアーム14はスプリング力によってサポー
トバー9の方向に回動し、回転バー15にて洗浄布ロー
ル3をサポートバー9の載置面に保持する(図7)。こ
のとき、回転バー15の回動軌跡が洗浄布ロール3の巻
芯3aの外側を通るような長さのクロスアーム14にな
っている。これにより、洗浄布ロール3のロール径が漸
減していく過程で、例えば図7に示すように回転バー1
5と中間コロ18が常に洗浄布ロール3の外周面に接触
させることができる。
【0019】図8は洗浄布ロールの洗浄布が終端に近づ
いたときの洗浄布ロール保持機構12の作動状態を示
す。洗浄布ロール3の径が回転バー15と中間コロ18
の間隔より小さくなると、図示の如く洗浄布ロール3は
回転バー15と中間コロ18の間に位置される。この時
の感知板21の回動位置により洗浄布の終端検知が行わ
れる。洗浄布ロール3の径が漸減するのに従ってクロス
アーム14が回動すると、サポートバー9の端部9aと
固定バー16の間隔bが狭くなり、図9に示す状態にな
るとその間隔は最も狭くなる。間隔bは洗浄布ロール3
の巻芯3aの径より小さくなっているので、洗浄布2に
強い引張り力が働いて、万一巻芯3aがサポートバー9
の載置面より引き出されてもその端部9aと固定バー1
6との間に引掛かり、外部に飛び出すことが防止され
る。サポートバーの端部と固定バーの間の通路30を巻
芯の径より小さい幅、つまり狭くしておくことにより中
間コロが無くても径小の洗浄布ロールが通路から飛び出
すのを阻止することができる。
【0020】図10に回転バーと固定バーの変形例を示
す。本例は回転バー15、固定バー16を洗浄布ロール
の幅より短く形成し、それぞれがサイドプレート8に支
持されたアームに独立させて設けたものである。それぞ
れのバーは片持または両持構造によってクロスアーム1
4に取付けられる。このように構成されたシリンダ洗浄
装置においては、空気通路11を通してバックアップバ
ー7と膨張部材6との間にエアを導入することにより、
図1に2点鎖線で示す収縮状態6aから実線で示す膨張
状態となる。この膨張した膨張部材により洗浄布2をシ
リンダの外周に圧接する。シリンダの回転と洗浄布2の
移動との相対運動により、シリンダの表面が洗浄され
る。洗浄布2は洗浄布ロール3からサポートバー9の端
部9aと洗浄布ロール保持機構の固定バー16の間から
送出され、サポートバー9の下方を通って膨張部材へと
供給される。洗浄が終わると、エアを排出して膨張部材
6を収縮させ、洗浄布2をシリンダの表面から離脱させ
る。なお、洗浄布のシリンダへの圧接または離脱は洗浄
装置全体をシリンダに対して前進または後退させる機構
によって構成することもできる。
【0021】本実施形態では第二のバーと第三のバーを
回転自在な回転バーと中間コロで説明したが、回転しな
いバーで構成することもできる。特に予め洗浄液を含浸
させた洗浄布を使用する際に、バーが非回転の場合は摩
擦によって洗浄液が絞り出され、充分な洗浄効果が得ら
れなくなるので、この種の洗浄布を使用するときには回
転自在なバーを用いることにより洗浄布との間の摩擦を
極めて小さくすることができ、洗浄液の絞り出し防止に
有効なものとなる。その他の対応としては、洗浄布に対
して摩擦抵抗の小さい部材を用いて非回転のバーを構成
することもできる。また中間コロは1本もので説明した
が、分割した中間コロであっても構わない。更にはアー
ムを回動自在に軸支持した構造で説明したが、弾性を有
する部材でアームを形成し、洗浄布ロールの径変化に追
従させてアーム部材が支持部を支点として曲るように構
成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシリンダ洗浄装置の基本構成を示す
もので、図1(a)は新しい洗浄布ロールをセットした
状態、また図1(b)は洗浄布ロールの洗浄布が終端に
近い状態の断面図である。
【図2】 図1の布巻取りロール側から見た洗浄布ロー
ル保持機構の左サイドプレート側の構成を示す展開正面
図である。
【図3】 右サイドプレート側の構成を示す正面図であ
る。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 図3のB−B断面図である。
【図6】 洗浄布ロールの装着の説明図である。
【図7】 洗浄布ロールの装着完了状態の説明図であ
る。
【図8】 洗浄布ロールの径が変化したときの説明図で
ある。
【図9】 洗浄布ロールが径小になったときの説明図で
ある。
【図10】 回転バー、固定バーの変形例を示すもの
で、右サイドプレート側の斜視図である。
【符号の説明】
1…シリンダ洗浄装置、2…洗浄布、3…洗浄布ロー
ル、4…布巻取りロール、5…布巻取り用シリンダ、6
…膨張部材、8…サイドプレート、9…サポートバー、
9a…サポートバーの端部、12…洗浄布ロール保持機
構、14…アーム、15…回転バー、16…固定バー、
17…中間コロ連結部材、18…中間コロ、21…感知
板、23…布終端検知用スイッチ、30…通路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯を持つ洗浄布ロールから供給される
    洗浄布をシリンダ外周に押し付けて該シリンダ外周面を
    洗浄するシリンダ洗浄装置であって、 両サイドプレート間に渡された、横梁部材上に直接洗浄
    布ロールの外周を載置する支承手段と、 前記洗浄布ロールの外周に対して力を作用させる洗浄布
    ロール保持手段とを備え、 前記洗浄布ロール保持手段は一端が支持されたアームに
    洗浄布ロールの外周に対して力を作用させる機構を設け
    るとともに、前記アームに取付けたバーと前記横梁部材
    の間に洗浄布を送出する通路を形成したことを特徴とす
    るシリンダ洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄布ロール保持手段はアームに設
    けられ、洗浄布ロールの外周に当接させる第二のバー
    と、アームに取付けたバーに設けられ、前記洗浄布ロー
    ルに向けて可動自在な連結部材と、該連結部材に設けら
    れ、かつ前記アームに取付けたバーと前記第二のバーの
    間に配置された、前記洗浄布ロールの外周に当接させる
    第三のバーによって構成されていることを特徴とする請
    求項1記載のシリンダ洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記アームの支持部を洗浄布ロールの載
    置面のある横梁部材の伸長部の端に近い位置に配置する
    とともに、該アームの支持部に対して前記アームに取付
    けたバーを横梁部材側に偏らせて取付け、洗浄布ロール
    の径の変化に従って、前記横梁部材とアームに取付けた
    バーの間に形成される洗浄布を送出する通路の間隔を変
    化させることを特徴とする請求項1または2記載のシリ
    ンダ洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記横梁部材とアームに取付けたバーの
    間に形成される洗浄布を送出する通路の間隔を洗浄布ロ
    ールの巻芯の径より小さくして構成することを特徴とす
    る請求項3記載のシリンダ洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記横梁部材とアームに取付けたバーの
    間に形成される洗浄布を送出する通路の間隔を洗浄布ロ
    ールの巻芯の径より小さくしかつ前記通路と洗浄布ロー
    ルの間に第二のバーが介在されるようにしたことを特徴
    とする請求項4記載のシリンダ洗浄装置。
  6. 【請求項6】 巻芯を持つ洗浄布ロールから供給される
    洗浄布をシリンダ外周に押し付けて該シリンダ外周面を
    洗浄するシリンダ洗浄装置であって、 両サイドプレート間に渡された、横梁部材上に直接洗浄
    布ロールの外周を載置する支承手段と、 前記洗浄布ロールの外周に対して力を作用させる洗浄布
    ロール保持手段とを備え、 前記洗浄布ロール保持手段は回動自在に設けられたアー
    ムに、洗浄布ロールの外周に力を作用させる機構を設け
    るとともに、前記アームにバーを取付け、該バーと前記
    横梁部材の間に洗浄布を送出する通路を形成するととも
    に、前記アームの先端側に第二のバーおよびアームの支
    持部側に第三のバーを配置し、 前記第三のバーをアームに取付けたバーに回動自在に設
    けられた連結部材に取付けかつ前記アームに取付けたバ
    ーと第二のバーの間に配置されることを特徴とするシリ
    ンダ洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記第二のバーの回動軌跡の内側かつ第
    三のバーの回動軌跡の外側に洗浄布ロールの巻芯が位置
    されることを特徴とする請求項6記載のシリンダ洗浄装
    置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄布ロールの洗浄布終端を検知す
    る手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれかに記載のシリンダ洗浄装置。
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