JPH10161352A - 荷電制御剤及び静電荷像現像用トナー - Google Patents
荷電制御剤及び静電荷像現像用トナーInfo
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- JPH10161352A JPH10161352A JP33462596A JP33462596A JPH10161352A JP H10161352 A JPH10161352 A JP H10161352A JP 33462596 A JP33462596 A JP 33462596A JP 33462596 A JP33462596 A JP 33462596A JP H10161352 A JPH10161352 A JP H10161352A
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Abstract
性、トナーに用いられた場合の非オフセット性及び定着
性、耐熱性及び耐光性等が向上したニグロシン系の荷電
制御剤、並びにその荷電制御剤を含有する静電荷像現像
用トナー。 【解決手段】 C. I. ソルベントブラック7又はC. I.
ソルベントブラック5と、(a)スルホン酸系、(b)
硫酸エステル系、(c)リン酸エステル系及び(d)カ
ルボン酸系の、界面活性を有するアニオン性有機化合物
[但し、界面活性を有するカルボン酸系のアニオン性有
機化合物のうち飽和又は不飽和脂肪酸(塩)類を除
く。]からなる群から選ばれた1種又は2種以上との反
応により得られるニグロシン系化合物を有効成分とする
荷電制御剤並びにその荷電制御剤を含有する静電荷像現
像用トナー。
Description
な記述] 本発明は、電子写真法、静電印刷法等において、静電潜
像を現像するために用いられる静電荷像現像用トナー、
並びに、そのトナーの帯電量を制御し若しくは安定化
し、静電粉体塗料の帯電性を増強し、又は複写機や印刷
機におけるスリーブやドクターブレード、若しくはキャ
リア等に帯電を付与するために用いられる荷電制御剤に
関する。
真法を利用した複写機等においては、光導電性物質を含
有する感光層を備えた感光体上に形成された静電潜像を
現像するために、着色剤、定着用の樹脂等を有する種々
のトナーが用いられている。そして、このようなトナー
には帯電性、定着性、非オフセット性、耐久性等につい
て、それぞれ十分な性能が要求される。
化しつつ高画質化をも実現するために、トナーに対し
て、帯電の立上がり速度を高めることなどの帯電特性の
要求や、低温定着性及び非オフセット性に共に優れるこ
となどの記録紙へのトナーの定着性についての要求が強
くなっている。このようなトナーの性能向上の要求は、
複写機やプリンターの高性能化の進行に伴い、ますます
強くなりつつある。
電性は特に重要な因子である。そこでトナーの帯電性を
適切に制御するために、トナー中に、正電荷又は負電荷
付与性の荷電制御剤が加えられることが多い。
トナーに正電荷を付与するものに、ニグロシン系染料や
第4級アンモニウム塩化合物があり、グアニジンやイミ
ダゾール誘導体なども提案されている。
ナーに添加された場合の正帯電性に優れるものも多い。
しかし、摩擦帯電の安定性や定着用の樹脂に対する分散
性、或いはトナーを多数回繰り返し使用した際の耐久性
に、十分とは言えない点があったり、帯電の立上がり速
度が不十分なために初期の複写画像において比較的鮮明
性に欠ける等の、改善されるべき課題も残されている。
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、帯電の立上がり性及び安定性、環境非依存性、
トナーに用いられた場合の非オフセット性及び定着性、
耐熱性及び耐光性等が向上したニグロシン系の荷電制御
剤、並びにその荷電制御剤を含有する静電荷像現像用ト
ナーを提供することにある。
明の荷電制御剤は、C. I. ソルベントブラック7
又はC. I. ソルベントブラック5と、(a)スル
ホン酸系、(b)硫酸エステル系、(c)リン酸エステ
ル系及び(d)カルボン酸系の、界面活性を有するアニ
オン性有機化合物[但し、界面活性を有するカルボン酸
系のアニオン性有機化合物のうち飽和又は不飽和脂肪酸
(塩)類を除く。]からなる群から選ばれた1種又は2
種以上との反応により得られるニグロシン系化合物
[I]を有効成分とする。
般式で表わされる造塩体又は酸付加塩であることが好ま
しい。 [ニグロシン]+・A- 〔式中、[ニグロシン]+は、C. I. ソルベント
ブラック7又はC. I. ソルベントブラック5に基
づくニグロシン塩基を示し、A-は、上記界面活性を有
するアニオン性有機化合物に基づく有機酸アニオンを示
す。〕 上記ニグロシン系化合物[I]における界面活性を有す
るアニオン性有機化合物、すなわち上記式におけるAと
しては、スルホン酸系有機化合物、硫酸エステル系有機
化合物及びリン酸エステル系有機化合物が好ましい。
酸系のアニオン性有機化合物としては、アルキルベンゼ
ンスルホン酸若しくはその塩、アルキルナフタレンスル
ホン酸若しくはその塩、アルキルナフタレンジスルホン
酸若しくはその塩、ジアルキルナフタレンジスルホン酸
若しくはその塩、又はアルキルジフェニルエーテルジス
ルホン酸若しくはその塩が好ましく、界面活性を有する
硫酸エステル系のアニオン性有機化合物としては、高級
アルコール硫酸エステル若しくはその塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸エステル若しくはその塩、
又はポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸
エステル若しくはその塩が好ましく、界面活性を有する
リン酸エステル系のアニオン性有機化合物としては、ア
ルキルリン酸エステル若しくはその塩、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテルリン酸エステル若しくは
その塩、又はポリオキシエチレンアルキルエーテルリン
酸エステル若しくはその塩が好ましい。
用樹脂及び着色剤を備えると共に、上記ニグロシン系化
合物[I]の少なくとも1種を荷電制御剤として含有す
る。すなわち、上記ニグロシン系化合物[I]を1種含
有するものであってもよく、2種以上含有していてもよ
い。
おけるC. I. ソルベントブラック7及びC.
I. ソルベントブラック5は、ニグロシン染料であ
る。この種のニグロシン染料は、多種のアジン系化合物
の混合物であり、その主成分は、フェナジン、フェナジ
ンアジン、トリフェナジンオキサジン等を骨格とする紫
黒色染料であることが知られていて、通常、アニリン、
アニリン塩酸塩及びニトロベンゼンを塩化鉄等の触媒の
存在下で酸化還元縮合させることにより得ることができ
る。
グロシン系化合物[I]は、ニグロシン系塩基性染料で
あるC. I. ソルベントブラック7又はC. I.
ソルベントブラック5と、(a)スルホン酸系、
(b)硫酸エステル系、(c)リン酸エステル系及び
(d)カルボン酸系の、アニオン界面活性剤及びその他
の界面活性を有するアニオン性有機化合物[但し、界面
活性を有するカルボン酸系のアニオン性有機化合物のう
ち飽和又は不飽和脂肪酸(塩)類を除く。]からなる群
から選ばれた1種又は2種以上との反応生成物であっ
て、造塩体又は酸付加塩の形で得ることができる。
例としては、スピリットブラック(Spirit Bl
ack)SB、スピリットブラック(Spirit B
lack)SSBB、スピリットブラック(Spiri
t Black)AB等の商品名で市販されているもの
[何れもオリヱント化学工業株式会社製]を挙げること
ができる。
ク7の例としては、ニグロシンベース(Nigrosi
ne Base)SA、ニグロシンベース(Nigro
sine Base)SAP、ニグロシンベース(Ni
grosine Base)SAPL、ニグロシンベー
ス(Nigrosine Base)EE、ニグロシン
ベース(Nigrosine Base)EEL、ニグ
ロシンベース(Nigrosine Base)EX、
ニグロシンベース(Nigrosine Base)E
XBP、スペシヤルブラック(Special Bla
ck)EB等の商品名で市販されているもの[何れもオ
リヱント化学工業株式会社製]を挙げることができる。
のアニオン性有機化合物の具体例としては、アルキルベ
ンゼンスルホン酸(又はその塩、例えばNa、K、若し
くはエタノールアミン塩)、アルキルフェノールスルホ
ン酸(又はその塩)、アルキルジフェニルエーテルジス
ルホン酸(又はその塩)、(低級)アルキルナフタレン
(ジ)スルホン酸(又はその塩)、(低級)ジアルキル
ナフタレンスルホン酸(又はその塩)、(低級)ジアル
キルナフタレンジスルホン酸(又はその塩)、ジナフチ
ルメタンスルホン酸(又はその塩)、ナフタレンスルホ
ン酸のホルマリン縮合物(又はその塩、例えばNa,
K,Li, 又はCa塩) ジアルキルスルホコハク酸(又はその塩)、モノアルキ
ルスルホコハク酸(又はその塩)、スルホコハク酸モノ
アルキルアミド、α− スルホン脂肪酸(又はその
塩)、スルホエタノール脂肪酸エステル(又はその
塩)、アルキルスルホ酢酸(又はその塩)、α− オレ
フィンスルホン酸(又はその塩)、脂肪酸アミドスルホ
ン酸(又はその塩)、アルキルスルホン酸(又はその
塩)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルス
ルホン酸(又はその塩)等を挙げることができ、表1に
も示されている。
アルキル基又はアルケニル基等の飽和又は不飽和鎖式炭
化水素基、MはH(水素)、NaやK等のアルカリ金
属、Ca、NH4、又はアルカノールアミン若しくはア
ルカノールアンモニウム、( φ) はベンゼン環、
( φφ) はナフタレン環、nは正の整数を示す。R
の例における表示において、例えばC12-18 は、Rの
炭素数が12乃至18であることを示し、例えばC17=1
は、炭素数が17でその中に二重結合を1つ有すること
を示す。
ン性有機化合物の具体例としては、高級(長鎖)アルコ
ール硫酸エステル(又はその塩)、第二高級アルコール
硫酸エステル(又はその塩)、オレフィン硫酸エステル
(又はその塩)、脂肪酸エチレングリコリド硫酸エステ
ル(又はその塩)、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸エステル(又はその塩)、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル硫酸エステル(又はその塩)、
脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル(又はその塩)、脂
肪酸多価アルコール硫酸エステル(又はその塩)、(高
度)硫酸化油、脂肪酸アルキル硫酸エステル(又はその
塩)、脂肪酸アミド硫酸エステル(又はその塩)、脂肪
酸アニリド硫酸エステル(又はその塩)、脂肪酸モノア
ルカノールアミド硫酸エステル(又はその塩)等を挙げ
ることができ、表2にも示されている。
合物の具体例としては、アルキルリン酸エステル(又は
その塩)、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸
エステル(又はその塩)、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテルリン酸エステル(又はその塩)等を挙
げることができ、表3にも示されている。
の具体例としては、ロジン酸石鹸、ナフテン酸石鹸、N
−アシルアミノ酸およびその塩(脂肪酸サルコキシ
ド)、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸
(又はその塩)、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテルカルボン酸(又はその塩)等を挙げることがで
きる。
物のうち好ましいものとしては、アルキルベンゼンスル
ホン酸(又はその塩、例えばNa、K、若しくはエタノ
ールアミン塩)、アルキルジフェニルエーテルジスルホ
ン酸(又はその塩)、(低級)アルキルナフタレン
(ジ)スルホン酸(又はその塩)、(低級)ジアルキル
ナフタレンスルホン酸(又はその塩)、(低級)ジアル
キルナフタレンジスルホン酸(又はその塩)、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸(又は
その塩)高級(長鎖)アルコール硫酸エステル(又はそ
の塩)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エス
テル(又はその塩)、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル硫酸エステル(又はその塩)、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルリン酸エステル(又はその
塩)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリ
ン酸エステル(又はその塩)を挙げることができる。
表わされるアルキルベンゼンスルホン酸(又はその塩)
である。
は炭素数3乃至20のアルキル基、特に好ましくは炭素
数10乃至20のアルキル基である。Mは、H(水
素)、NaやK等のアルカリ金属、Ca、NH4、又は
アルカノールアミン若しくはアルカノールアンモニウム
を示す。
を有するアニオン性有機化合物としては、例えば次のよ
うな商品名で市販されているものを用いることができ
る。日本油脂社製のニューレックスベースH、同パウダ
ーF、同R、同ベースソフト30、同ベースソフト6
0、同RS、王洗A、同S、ソフト洗剤550A及び同
5S;花王社製のネオペレックス05パウダー、同No
6、同F−60、同F−25及び同No1Fパウダー;
三洋化成工業社製のサンデッド60;第一工業製薬社製
のネオゲンR、同SC;共栄社油脂化学工業社製のミネ
ライトLA、同100、同200、ライトクリンP及び
エマミンCS;東邦化学工業社製のルミノックス10
0、同S−100、同P−80及び同P−05L;ライ
オン社製のライポンLH−200、同LH−500、同
LH−600、同LH−900、同LS−250、同L
S−625、同LT−240、同LT−270、同LC
−960、同PS−230、同PS−260及び同PS
−860;松本油脂社製のラバジョンC;帝国化工社製
のDBS−100、DBS−90、SBS−100、D
BS−12−100、SBS−13−100、DBN−
600、SBN−12−65 上記アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸(又はそ
の塩)は、次の式で表わされる。
10乃至18のアルキル基(例えば炭素数12のアルキ
ル基)を示す。Mは、H(水素)、NaやK等のアルカ
リ金属、Ca、NH4、又はアルカノールアミン若しく
はアルカノールアンモニウムを示す。
系の界面活性を有するアニオン性有機化合物としては、
例えば、花王社製のペレックスSSーL、同SSーH;
三洋化成工業社製のサンデットAL、同ALH及び同B
等の商品名で市販されているものを用いることができ
る。等が挙げられる。
ホン酸(又はその塩)は、次の式で表わされる。
が2の場合、両者は同一であっても異なっていてもよ
い。)、好ましくは炭素数3乃至8のアルキル基を示
す。Mは、H(水素)、NaやK等のアルカリ金属、C
a、NH4、又はアルカノールアミン若しくはアルカノ
ールアンモニウムを示す。
酸系の界面活性を有するアニオン性有機化合物として
は、例えば、花王社製のペレックスNBペースト、同N
B−L;共栄社油脂化学工業社製のソルバライトBX等
の商品名で市販されているものを用いることができる。
エーテルスルホン酸(又はその塩)は、次の式で表わさ
れる。
5乃至10のアルキル基を示し、nは2以上の整数を示
し、Mは、H(水素)、NaやK等のアルカリ金属、C
a、NH4、又はアルカノールアミン若しくはアルカノ
ールアンモニウムを示す。
テルスルホン酸系の界面活性を有するアニオン性有機化
合物としては、例えば、ライオン社製のリオノールOA
I−N、同OBI及び同OBI− N等の商品名で市販
されているものを用いることができる。
エーテル硫酸エステル(又はその塩)は、次の式で表わ
される。
5乃至10のアルキル基を示す。また、nは2以上の数
を示す。Mは、H(水素)、NaやK等のアルカリ金
属、Ca、NH4、又はアルカノールアミン若しくはア
ルカノールアンモニウムを示す。
テル硫酸エステル系の界面活性を有するアニオン性有機
化合物としては、例えば、花王社製のエマールNC−3
5、レベノールWZ;三洋化成工業社製のノニポールS
−40;第一工業製薬社製のハイテノールN−07、同
N−08、同N−17、同NE−05、同NE−15及
び同NF−13;ミヨシ油脂社製のペレテックス122
0S;ライオン社製のサンノールNP−2030、同O
P−2630、同NP−1530、同NP−1930、
同NP−6130及び同OP−3330等の商品名で市
販されているものを用いることができる。
アニオン性有機化合物は、次の各式で表わされる。 R5O− PO(OM)2 ・・・・(f)
5は、アルキル基、置換又は非置換のアリール基、置換
又は非置換アラルキル基を示し、Mは、H(水素)、N
aやK等のアルカリ金属、Ca、NH4、又はアルカノ
ールアミン若しくはアルカノールアンモニウムを示し、
nは2以上の数を示す。
オン性有機化合物としては、例えば、第一工業製薬社製
のプライサーフA212E、同A217E、同A210
G及び同A207H;東邦化学工業社製のフォスファノ
ールRE−410、同RE−510、同RE−610、
同RE−960、同RM−410、同RM−510、同
RM−710、同RE−210、同RP−710及び同
LO−529;ライオン社製のリポファックPN−51
0、同PN−529、同PO−720、同RM−510
等の商品名で市販されているものを用いることができ
る。
されるアルキル基の例としては、メチル、エチル、プロ
ピル、iso−プロピル、n−ブチル、イソブチル、t
ert−ブチル、iso−アミル、オクチル、tert
−オクチル、2−エチルヘキシル、ドデシル等の分岐し
ていてもよい炭素数1乃至20の飽和アルキル基、及
び、炭素二重結合を1又は2個含んでいてもよい、一価
の不飽和鎖式炭化水素基が挙げられる。
の例としては、メチル、エチル等の低級アルキル基、メ
トキシ、エトキシ等のアルコキシ基、塩素、臭素、ヨウ
素、フッ素等のハロゲンなどの核置換基を有する、又は
有しない、フェニル基及びナフチル基等のアリール基を
挙げることができる。
基の例としては、メチル、エチル等の低級アルキル基、
メトキシ、エトキシ等のアルコキシ基、塩素、臭素、ヨ
ウ素、フッ素等のハロゲンなどの核置換基を有する、又
は有しない、ベンジル基、α, α− ジメチルベンジ
ル基、フェネチル基、ナフチルアルキル基等を挙げるこ
とができる。
の合成は、上記従来のニグロシン(染料)と上記の界面
活性を有するアニオン性有機化合物を反応させる方法で
あれば、公知の方法を用いて行うことができ、特に限定
されるものではない。水系及び非水系(有機溶剤系)の
何れにおいても反応させることができるが、水系、又は
水及び有機溶剤系での反応は、用いるアニオン界面活性
剤が水溶性塩であることが好ましい。
[I]の合成をニグロシンと界面活性を有するアニオン
性有機化合物を用いて行う場合、その仕込モル比は、ニ
グロシンの推定分子量を600とした場合(ニグロシン
はアジン系化合物の混合物であるため、平均分子量は正
確には測定できない。)、ニグロシン約1モルに対し、
そのアニオン性化合物、例えば、上記式(a) 乃至
(h) で表わされるアニオン性化合物が、0. 3乃
至1. 5モルであることが好ましい。0. 3未満の
場合はトナー用樹脂に対する分散性の改良効果が少なく
なり、1. 5を超えると、生成した黒色荷電制御剤が
メルトし易くなり、固体として取り出すことが容易でな
くなることとなり易い。特に好ましくは0. 7乃至
1. 0モルである。
[I]の合成の際、必要に応じて分散剤を添加してもよ
い。分散剤の使用量は、原料として用いるニグロシンに
対して5重量%以下程度とすることができる。
スパーズ#3000、ソルスパーズ#13550、ソル
スパーズ#17000、ソルスパーズ#24000、ソ
ルスパーズ#24000GR(以上、ICI社製 何れ
も商品名);エマルゲンA−60、エマルゲンA−9
0、エマルゲンA−550、エマルゲンB−66、エマ
ルゲンL−40、エマルゲン306P、エマルゲン40
4、エマルゲン420、エマルゲン705、エマルゲン
810、エマルゲン903、エマルゲン905、、レオ
ドールTW−L、レオドールTW−S120、レオドー
ルTW−320、エマノーン1112、エマノーン31
15、エマノーン3299(以上、花王社製 何れも商
品名)等の市販品を用いることができる。
物[I]は、TLC及びIRスペクトルによって、原料
のニグロシンと明らかに相違するものであることが確認
された。
上記ニグロシン系化合物[I]の少なくとも1種を荷電
制御剤として含有すると共に、着色剤及びトナー用樹脂
を備えるものである。
シン系化合物[I]が、樹脂100重量部に対して0.
1乃至10重量部配合されたものであることが望まし
い。ニグロシン系化合物[I]のより好ましい配合量
は、トナー用樹脂100重量部に対して0.5乃至5重
量部である。
は、次のような公知のトナー用樹脂(結着樹脂)を例示
することができる。すなわち、ポリエステル樹脂、スチ
レン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、スチレン−ブタジ
エン樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂、スチレン−ビニ
ルメチルエーテル樹脂、スチレン−メタアクリル酸エス
テル共重合体、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、パラフィンワックス等である。これらの
樹脂は、単独で或いは数種をブレンドして用いることが
できる。
紙への定着性、ローラーに対する非オフセット性、トナ
ーの保存時の耐ブロッキング性等の観点から、適切な熱
溶融特性、弾性、流動性等が要求される。このような樹
脂としては、例えば、アクリル樹脂、スチレン−アクリ
ル樹脂、スチレン−メタアクリル酸エステル共重合体、
ポリエステル系樹脂などを好適に使用できる。
用のカーボンブラック(カラー用ブラック)が使用され
る。そのようなカーボンブラックとしては、例えば、三
菱化学社製のMA100、MA11、MA8、MA7、
#40、#44;コロンビアンカーボン社製のラーベン
1250;キャボット社製のモナーク880、モーガル
L、モーガル660R;デグッサ社製のカラーブラック
FW2、スペシャルブラック250、プリンテックス9
0等の商品名で市販されているものを使用することがで
きる。
を併用することができる。その具体例としては、キノフ
タロンイエロー、ハンザイエロー、イソインドリノンイ
エロー、ペリノンオレンジ、ペリレンマルーン、ローダ
ミン6Gレーキ、キナクリドン、アンスアンスロンレッ
ド、ローズベンガル、銅フタロシアニンブルー及び銅フ
タロシアニングリーン、ジケトピロロピロール系等の有
機顔料;チタンホワイト、チタンイエロー、群青、コバ
ルトブルー、べんがら等の無機顔料を挙げることができ
る。
ば、オフセット防止剤、流動性改良剤、クリーニング助
剤等の添加剤を、内添又は外添させることもできる。
剤(離型剤)としては、公知の各種ワックス、特に低分
子量ポリプロピレン、ポリエチレン、酸化型のポリプロ
ピレン、酸化型のポリエチレン等のポリオレフィン型ワ
ックス;カルナウバワックス、ライスワックス、モンタ
ン型ワックス等の天然ワックス等を用いることができ
る。
ミニウム、酸化チタン等の各種金属酸化物、又はフッ化
マグネシウム等を用いることができる。
の金属石鹸;フッ素系、シリコン系、スチレン−(メ
タ)アクリル系合成樹脂微粒子等の各種合成樹脂微粒子
等を用いることができる。
に応じ、導電性物質(例えば導電性カーボンブラック、
グラファイト)、磁性体微粒子(例えば、鉄、コバル
ト、ニッケル、等の強磁性を示す金属、各種合金、及び
フェライト等のこれらの酸化物等の、公知の強磁性体微
粒子)などをトナーに添加することができる。
次のように製造される。すなわち、上記ニグロシン系化
合物[I]、上記のようなトナー用樹脂及び着色剤、並
びに、必要に応じて磁性材料、流動化剤等を、ボールミ
ルその他の混合機により充分混合した後、加熱ロール、
ニーダー、エクストルーダー等の熱混練機を用いて溶融
混練し、冷却固化させた後、粉砕及び分級することによ
り、平均粒径5乃至20μmのトナーを得ることができ
る。
分散した後、それを噴霧乾燥することにより得る方法
や、トナー用樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合
して乳化懸濁液とした後、重合させてトナーを得る重合
法等のトナー製造法を応用することもできる。
像剤として用いる場合には、本発明のトナーをキャリヤ
ー粉と混合して用い、2成分磁気ブラシ現像法等により
現像することができる。
用可能である。例示するならば、粒径50乃至200μ
m程度の鉄粉、ニッケル粉、フェライト粉、ガラスビー
ズ等、及び、これらの表面をアクリル酸エステル共重合
体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エステル共重合体、シリコーン樹脂、ポ
リアミド樹脂、フッ化エチレン系樹脂等でコーティング
したものなどが挙げられる。
像剤として用いる場合には、上記のようにしてトナーを
製造する際に、例えば鉄粉、ニッケル粉、フェライト粉
等の強磁性材料製の微粉体を添加分散させて用いること
ができる。この場合の現像法としては、例えば接触現像
法、ジャンピング現像法等の方法を挙げることができ
る。
帯電制御性に優れ、立上がり速度が速く安定性に優れた
帯電を実現し得、トナー用樹脂に対する分散性及び相溶
性が良好であるため用いられるトナーの帯電の均一性が
高く、耐久性が良好であり、温度・湿度等の環境変化に
対する安定性及び保存安定性に優れ、トナーに用いられ
た場合の非オフセット性及び定着性が良好である。ま
た、合成を比較的容易に行い得て比較的安価に提供する
ことができ、静電粉体塗料用の電荷増強剤、及び複写機
や印刷機におけるスリーブやドクターブレード、若しく
はキャリア等の帯電付与材としても有用である。
帯電性が良好で、帯電の立上がり速度が速く、帯電安定
性に優れ、帯電の均一性が高く、環境変化に対する安定
性及び耐久性に優れ、非オフセット性及び定着性が良好
である。
説明するが、勿論本発明はこれらのみに限定されるもの
ではない。
制御剤としてのニグロシン系化合物[I]の合成に関す
る。
社製のアニオン界面活性剤 商品名:ライポンHL−2
00)38gを加え、40℃で1時間攪拌した。
ヱント化学工業社製の[C.I.ソルベントブラック
7]の商品名)100gを加え、攪拌下、75乃至85
℃で5乃至8時間反応させた。その後、反応物を濾取
し、その濾取物を水洗し、乾燥させて粉砕することによ
り、132gの荷電制御剤(例1)を得た。
ロシン[C. I.ソルベントブラック7]の商品名)
100gをエタノール300gに分散させ、60℃まで
加熱した後、それに対しアルキルベンゼンスルホン酸
(ライオン社製のアニオン界面活性剤 商品名:ライポ
ンLH−200)38gを加えた。
反応させた。その後、反応液を熱時濾過し、その濾液か
ら、ロータリーエバポレーター(東京理化社製 商品
名:N−2−29)により、溶剤を蒸発回収することに
より、荷電制御剤(例2)131gを得た。
を、表4に示す化合物(アニオン界面活性剤)に代えた
他は、実施例1又は実施例2と同様にしてそれぞれ荷電
制御剤を得た。但し、実施例5、6、7及び10におい
ては、ニグロシンベースEXをスピリットブラックSB
(オリヱント化学工業社製のニグロシン[C. I.
ソルベントブラック5]の商品名)に代えて合成した。
社製] A: 有効成分含有量 B: 合成時の使用量 実施例14 −分散剤を追加した場合の合成例− ニグロシンベースEX(オリヱント化学工業社製のニグ
ロシン[C. I.ソルベントブラック7]の商品名)
100gをエタノール300gに分散させ、60℃まで
加熱した後、それに対しアルキルベンゼンスルホン酸
(ライオン社製のアニオン界面活性剤の商品名:ライポ
ンLH−200)38gとソルスパーズ#13550
(ICI社製の分散剤の商品名)5gを加えた。
反応させた。その後、反応液を熱時濾過し、その濾液か
ら、ロータリーエバポレーター(東京理化社製 商品
名:N−2−29)により、溶剤を蒸発回収することに
より、荷電制御剤(例14)129gを得た。
としてニグロシン系化合物[I]を用いた本発明の静電
荷像現像用トナーに関する。なお、以下の記述において
は、「重量部」を「部」と略す。
た。次いで、それを加熱ロールで溶融混練し、冷却後、
振動ミルで粗粉砕した。これにより得られた粗砕物を分
級機付のエアージェットミルを用いて微粉砕して、粒径
範囲5乃至15μmの正帯電性黒色トナーを得た。
リヤー(パウダーテック社製TEFV200/300)
95部を混合して現像剤を調製した。
ろ、帯電の立上がり性、帯電安定性及び持続性が良好
で、初期及び連続複写後において画像濃度は安定してお
り、カブリ等のない良質な黒色画像が得られた。
オフ帯電量測定装置(東芝ケミカル社製)を用いて、混
合時間におけるブローオフ帯電量を測定した。測定結果
を図1に示す。
と、時間tにおける帯電量[q(μC/g)]と、最大
帯電量[qe (μC/g)]を次式に代入してプロッ
トし、その傾きから帯電の立上がり性(帯電の立上がり
速度)定数kを求めた。結果を図3及び後記表5に示
す。
ナーを調製し、現像剤を得た。
ろ、帯電の立上がり性、帯電安定性及び持続性が良好
で、初期及び連続複写後において画像濃度は安定してお
り、カブリ等のない良質な黒色画像が得られた。
電の立上がり特性を求めた。測定結果を図2、図4及び
表5に示す。
ナーを調製し、現像剤を得た。
ろ、帯電の立上がり性、帯電安定性及び持続性が良好
で、初期及び連続複写後において画像濃度は安定してお
り、カブリ等のない良質な黒色画像が得られた。
ナーを調製し、現像剤を得た。
ろ、帯電の立上がり性、帯電安定性及び持続性が良好
で、初期及び連続複写後において画像濃度は安定してお
り、カブリ等のない良質な黒色画像が得られた。
クスを調製した。次いで、加熱ロールを用いて180℃
で溶融混練し、冷却後、粗粉砕、微粉砕、分級を行なっ
て、5乃至15μmの範囲の粒径を有する1成分系トナ
ーを調製した。
ナー画像を形成したところ、初期及び連続複写後におい
ても良質な画像が得られた。
ベースEX(オリヱント化学工業株社製のニグロシン
[C. I. ソルベントブラック7])に代えた他
は、実施例15と同様にして比較トナー及び現像剤を調
製し、帯電の立上がり特性を評価した。結果を図1、図
3及び表5に示す。
ブラックSB(オリヱント化学工業株社製のニグロシン
[C. I. ソルベントブラック5])に代えた他
は、実施例16と同様にして比較トナー及び現像剤を調
製し、帯電の立上がり特性を評価した。結果を図2、図
4及び表5に示す。
例1と同様な方法でトリアリールメタン系荷電制御剤を
合成した。
と同様にしてトナーを調製した。このトナーの帯電量を
測定したところ10μC/g以下であり、実用レベルの
荷電制御剤とは言えないものであった。
量測定図を示す。
量測定図を示す。
の立上がり速度を求める図である。
の立上がり速度を求める図である。
Claims (7)
- 【請求項1】C. I. ソルベントブラック7又は
C. I. ソルベントブラック5と、(a)スルホン
酸系、(b)硫酸エステル系、(c)リン酸エステル系
及び(d)カルボン酸系の、界面活性を有するアニオン
性有機化合物[但し、界面活性を有するカルボン酸系の
アニオン性有機化合物のうち飽和又は不飽和脂肪酸
(塩)類を除く。]からなる群から選ばれた1種又は2
種以上との反応により得られるニグロシン系化合物
[I]を有効成分とする荷電制御剤。 - 【請求項2】ニグロシン系化合物[I]が下記一般式で
表わされる造塩体又は酸付加塩である請求項1記載の荷
電制御剤。 [ニグロシン]+・A- 〔式中、[ニグロシン]+は、C. I. ソルベント
ブラック7又はC. I. ソルベントブラック5に基
づくニグロシン塩基を示し、A-は、上記界面活性を有
するアニオン性有機化合物に基づく有機酸アニオンを示
す。〕 - 【請求項3】界面活性を有するスルホン酸系のアニオン
性有機化合物が、アルキルベンゼンスルホン酸若しくは
その塩、アルキルナフタレンスルホン酸若しくはその
塩、アルキルナフタレンジスルホン酸若しくはその塩、
ジアルキルナフタレンジスルホン酸若しくはその塩、又
はアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸若しくはそ
の塩である請求項1又は2記載の荷電制御剤。 - 【請求項4】界面活性を有する硫酸エステル系のアニオ
ン性有機化合物が、高級アルコール硫酸エステル若しく
はその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エ
ステル若しくはその塩、又はポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル硫酸エステル若しくはその塩である
請求項1又は2記載の荷電制御剤。 - 【請求項5】界面活性を有するリン酸エステル系のアニ
オン性有機化合物が、アルキルリン酸エステル若しくは
その塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
リン酸エステル若しくはその塩、又はポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルリン酸エステル若しくはその塩であ
る請求項1又は2記載の荷電制御剤。 - 【請求項6】トナー用樹脂及び着色剤を備えると共に、
C. I. ソルベントブラック7又はC. I. ソ
ルベントブラック5と、(a)スルホン酸系、(b)硫
酸エステル系、(c)リン酸エステル系及び(d)カル
ボン酸系の、界面活性を有するアニオン性有機化合物
[但し、界面活性を有するカルボン酸系のアニオン性有
機化合物のうち飽和又は不飽和脂肪酸(塩)類を除
く。]からなる群から選ばれた1種又は2種以上との反
応により得られるニグロシン系化合物[I]の少なくと
も1種を荷電制御剤として含有することを特徴とする静
電荷像現像用トナー。 - 【請求項7】ニグロシン系化合物[I]が下記一般式で
表わされる造塩体又は酸付加塩である請求項6記載の静
電荷像現像用トナー。 [ニグロシン]+・A- 〔式中、[ニグロシン]+は、C. I. ソルベント
ブラック7又はC. I. ソルベントブラック5に基
づくニグロシン塩基を示し、A-は、上記界面活性を有
するアニオン性有機化合物に基づく有機酸アニオンを示
す。〕
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP33462596A JP3898260B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 荷電制御剤及び静電荷像現像用トナー |
EP97106584A EP0803780B1 (en) | 1996-04-23 | 1997-04-21 | Charge control agent and toner for developing electrostatic images |
DE69726216T DE69726216T2 (de) | 1996-04-23 | 1997-04-21 | Ladungssteuermittel und Toner zur Entwicklung elektrostatischer Bilder |
KR1019970016003A KR970071158A (ko) | 1996-04-23 | 1997-04-22 | 하전 제어제 및 정전하상 현상용 토너 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33462596A JP3898260B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 荷電制御剤及び静電荷像現像用トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10161352A true JPH10161352A (ja) | 1998-06-19 |
JP3898260B2 JP3898260B2 (ja) | 2007-03-28 |
Family
ID=18279480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33462596A Expired - Lifetime JP3898260B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-11-29 | 荷電制御剤及び静電荷像現像用トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3898260B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000026302A1 (fr) * | 1998-11-02 | 2000-05-11 | Orient Chemical Industries, Ltd. | Composition de resine thermoplastique et arts associes |
JP2007063552A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-03-15 | Tokai Rubber Ind Ltd | 導電性エラストマー組成物およびそれを用いた導電性部材 |
US8021813B2 (en) | 2008-05-01 | 2011-09-20 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrostatic-image-developing toner, method of producing the same, electrostatic image developer, image forming method and image forming apparatus |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP33462596A patent/JP3898260B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000026302A1 (fr) * | 1998-11-02 | 2000-05-11 | Orient Chemical Industries, Ltd. | Composition de resine thermoplastique et arts associes |
US6399681B1 (en) | 1998-11-02 | 2002-06-04 | Orient Chemical Industries, Ltd. | Colored thermoplastic resin composition and related arts thereof |
JP2007063552A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-03-15 | Tokai Rubber Ind Ltd | 導電性エラストマー組成物およびそれを用いた導電性部材 |
US8021813B2 (en) | 2008-05-01 | 2011-09-20 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrostatic-image-developing toner, method of producing the same, electrostatic image developer, image forming method and image forming apparatus |
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