JPH10160788A - 半導体試験装置 - Google Patents
半導体試験装置Info
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- JPH10160788A JPH10160788A JP8315717A JP31571796A JPH10160788A JP H10160788 A JPH10160788 A JP H10160788A JP 8315717 A JP8315717 A JP 8315717A JP 31571796 A JP31571796 A JP 31571796A JP H10160788 A JPH10160788 A JP H10160788A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パフォーマンスボードのPCBの厚み公差及
び変形誤差によるICの押し込み量への影響を排除し、
半導体装置接触位置寸法の誤差を抑制してICのリード
ピンと試験用端子との良好な電気的接続を実現すること
ができる半導体試験装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 内部に被試験対象のIC1のリードピン
1aと同一配列、同一ピッチで試験用端子群4が配列さ
れたテストヘッド2が搭載されたPCB6上面を取り付
け面として、固定用ガイド22上部に庇状に突出して設
けられた取り付け固定部22aの下面側取り付け面22
bに締結部材により固定されている。
び変形誤差によるICの押し込み量への影響を排除し、
半導体装置接触位置寸法の誤差を抑制してICのリード
ピンと試験用端子との良好な電気的接続を実現すること
ができる半導体試験装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 内部に被試験対象のIC1のリードピン
1aと同一配列、同一ピッチで試験用端子群4が配列さ
れたテストヘッド2が搭載されたPCB6上面を取り付
け面として、固定用ガイド22上部に庇状に突出して設
けられた取り付け固定部22aの下面側取り付け面22
bに締結部材により固定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体回路をテス
ト装置に関し、詳しくはテスト装置上に取り付けられた
試験用ボードに半導体回路を押圧接触し、電気的接続を
図るテスト装置における試験用ボードの取り付け構造に
関する。
ト装置に関し、詳しくはテスト装置上に取り付けられた
試験用ボードに半導体回路を押圧接触し、電気的接続を
図るテスト装置における試験用ボードの取り付け構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】近来、パーソナルコンピュータ(パソコ
ン)や携帯電話、携帯情報端末(PDA:Personal Dig
ital Assistant)等に代表される情報端末の普及が著し
い。また、家庭電化製品等のコンピュータ化も目覚まし
く、このようなあらゆる機器への電子部品の搭載が促進
される環境下にあっては、電子部品の高品質化、小形化
および高機能化が強く求められる。特にその核である半
導体回路(IC:Integrated Circuit)に対する信頼性
の要望は極めて高く、ICの品質検査は重要な役割を担
っている。
ン)や携帯電話、携帯情報端末(PDA:Personal Dig
ital Assistant)等に代表される情報端末の普及が著し
い。また、家庭電化製品等のコンピュータ化も目覚まし
く、このようなあらゆる機器への電子部品の搭載が促進
される環境下にあっては、電子部品の高品質化、小形化
および高機能化が強く求められる。特にその核である半
導体回路(IC:Integrated Circuit)に対する信頼性
の要望は極めて高く、ICの品質検査は重要な役割を担
っている。
【0003】例えば、ICチップを樹脂封止したフラッ
トパッケージの四辺にリードピンが配列された4方向フ
ラットパッケージ(QFP:Quad Flat Packege)形I
Cの品質検査について図を参照して説明する。図2に示
すように被試験対象のIC1は、プリント配線基板(P
CB:Printed Circuit Board)6上に設置されたテス
トヘッド2に収納されて品質検査が行なわれる。テスト
ヘッド2にはIC1を収納する凹部3が設けられ、凹部
3内にはIC1のリードピン1aの配列及びピッチに対
応して試験用端子群4が設置されている。ここで、テス
トヘッド2が設置されたPCB6を一般にパフォーマン
スボード10と称している。
トパッケージの四辺にリードピンが配列された4方向フ
ラットパッケージ(QFP:Quad Flat Packege)形I
Cの品質検査について図を参照して説明する。図2に示
すように被試験対象のIC1は、プリント配線基板(P
CB:Printed Circuit Board)6上に設置されたテス
トヘッド2に収納されて品質検査が行なわれる。テスト
ヘッド2にはIC1を収納する凹部3が設けられ、凹部
3内にはIC1のリードピン1aの配列及びピッチに対
応して試験用端子群4が設置されている。ここで、テス
トヘッド2が設置されたPCB6を一般にパフォーマン
スボード10と称している。
【0004】図3は試験用端子群4の要部詳細図であ
り、試験用端子群4は多数個の金属端子5を等ピッチで
配列して構成されている。金属端子5は、IC1のリー
ドピン1aの先端に接触する接触部5aと、接触部5a
を弾性的に保持する梁部5bと、凹部3底面の所定の位
置に接触する基部5cと、凹部3の底面を突き抜けPC
B6上の所定の配線パターンと電気的に接続されるピン
部5dとを有して一体的に形成されている。
り、試験用端子群4は多数個の金属端子5を等ピッチで
配列して構成されている。金属端子5は、IC1のリー
ドピン1aの先端に接触する接触部5aと、接触部5a
を弾性的に保持する梁部5bと、凹部3底面の所定の位
置に接触する基部5cと、凹部3の底面を突き抜けPC
B6上の所定の配線パターンと電気的に接続されるピン
部5dとを有して一体的に形成されている。
【0005】このような構成のパフォーマンスボード1
0は、図4(a)のICテスト装置の概略構成図に示す
ように、ICテスト装置20のテストステージ21上に
設けられた固定用ガイド23の上面に、図示を略したボ
ルト等の締結部材によりパフォーマンスボード10のP
CB6下面を取り付け面として固定される。IC1はテ
ストヘッド2の試験用端子群4に位置合わせして凹部3
に収納され、上部押圧部材24によりIC1を適度な力
でテストステージ方向(矢印F方向)に押さえつけるこ
とにより、金属端子5がリードピン1aと接触し、IC
1とパフォーマンスボード10との良好な電気的接続が
行なわれる。
0は、図4(a)のICテスト装置の概略構成図に示す
ように、ICテスト装置20のテストステージ21上に
設けられた固定用ガイド23の上面に、図示を略したボ
ルト等の締結部材によりパフォーマンスボード10のP
CB6下面を取り付け面として固定される。IC1はテ
ストヘッド2の試験用端子群4に位置合わせして凹部3
に収納され、上部押圧部材24によりIC1を適度な力
でテストステージ方向(矢印F方向)に押さえつけるこ
とにより、金属端子5がリードピン1aと接触し、IC
1とパフォーマンスボード10との良好な電気的接続が
行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなパフォ
ーマンスボード10のテストヘッド2にIC1を収納
し、上部押圧部材24によりIC1を押圧して、IC1
とパフォーマンスボード10とを電気的に接触させる構
成のICテスト装置20においては、IC1を押圧する
ことによりリードピン1aが金属端子5を弾性的に変位
させながら電気的に接触する状態にあるため、上部押圧
部材24によるIC1の押し込み量を正確な値とする必
要がある。
ーマンスボード10のテストヘッド2にIC1を収納
し、上部押圧部材24によりIC1を押圧して、IC1
とパフォーマンスボード10とを電気的に接触させる構
成のICテスト装置20においては、IC1を押圧する
ことによりリードピン1aが金属端子5を弾性的に変位
させながら電気的に接触する状態にあるため、上部押圧
部材24によるIC1の押し込み量を正確な値とする必
要がある。
【0007】具体的には、図4(a)に示すように、I
Cテスト装置20のテストステージ基準面21a上に設
置される固定用ガイド23の高さをHG、パフォーマン
スボード10のPCB6の厚さをHB、PCB6上面か
らテストヘッド2内部の金属端子5の接触部(上端部)
5aまでの高さをHTとすると、テストステージ基準面
21aから試験用端子接触部5aまでの高さ(半導体装
置接触位置)H0は、 H0=HG+HB+HT ・・・(1) で表される。ここで、図4(a)にはIC1をテストヘ
ッド2に収納しただけの状態、すなわちIC1が上部押
圧部材24により押さえつけられていない状態を示し
た。
Cテスト装置20のテストステージ基準面21a上に設
置される固定用ガイド23の高さをHG、パフォーマン
スボード10のPCB6の厚さをHB、PCB6上面か
らテストヘッド2内部の金属端子5の接触部(上端部)
5aまでの高さをHTとすると、テストステージ基準面
21aから試験用端子接触部5aまでの高さ(半導体装
置接触位置)H0は、 H0=HG+HB+HT ・・・(1) で表される。ここで、図4(a)にはIC1をテストヘ
ッド2に収納しただけの状態、すなわちIC1が上部押
圧部材24により押さえつけられていない状態を示し
た。
【0008】そして、ICテストが実行される際には、
IC1とパフォーマンスボード10との良好な電気的接
続を図るために、図4(b)に示すように上部押圧部材
24によりIC1が所定の押し込み量HPだけ押さえつ
けられて、リードピン1aと接触する金属端子5を弾性
的に変形させる。このとき金属端子5の梁部5bが基部
5cに対してたわみ、接触部5aが下方(矢印f方向)
に変位する(変位量H P)ため、PCB6上面から金属
端子5の接触部5aまでの高さHT´は、 HT´=HT−HP ・・・(2) また、テストステージ基準面21aから試験用端子接触
部5aまでの高さH0´は、 H0´=H0−HP=HG+HB+HT´ ・・・(3) と表される。
IC1とパフォーマンスボード10との良好な電気的接
続を図るために、図4(b)に示すように上部押圧部材
24によりIC1が所定の押し込み量HPだけ押さえつ
けられて、リードピン1aと接触する金属端子5を弾性
的に変形させる。このとき金属端子5の梁部5bが基部
5cに対してたわみ、接触部5aが下方(矢印f方向)
に変位する(変位量H P)ため、PCB6上面から金属
端子5の接触部5aまでの高さHT´は、 HT´=HT−HP ・・・(2) また、テストステージ基準面21aから試験用端子接触
部5aまでの高さH0´は、 H0´=H0−HP=HG+HB+HT´ ・・・(3) と表される。
【0009】このようなIC1の押し込み量HP(=H0
−H0´)は、テストステージ基準面21aから試験用
端子接触部5aまでの高さH0、及びテストステージ基
準面21aから上部押圧部材24の押し込み終端面まで
の高さ(下降端面高さ)H0´が正確に設定されていな
いと、押し込み量不足によるリードピン1aと金属端子
5との接触不良、あるいは過度の押し込み負荷によるリ
ードピン1aの損傷や金属端子5を含むパフォーマンス
ボード10の寿命を縮める等の不具合を生じる問題があ
る。ここで、テストステージ基準面21aから上部押圧
部材24の押し込み終端面までの高さH0´は、ICテ
スト装置20の動作精度に関わるものであるが、一般に
1/100mm以下の寸法精度を容易に実現できる。
−H0´)は、テストステージ基準面21aから試験用
端子接触部5aまでの高さH0、及びテストステージ基
準面21aから上部押圧部材24の押し込み終端面まで
の高さ(下降端面高さ)H0´が正確に設定されていな
いと、押し込み量不足によるリードピン1aと金属端子
5との接触不良、あるいは過度の押し込み負荷によるリ
ードピン1aの損傷や金属端子5を含むパフォーマンス
ボード10の寿命を縮める等の不具合を生じる問題があ
る。ここで、テストステージ基準面21aから上部押圧
部材24の押し込み終端面までの高さH0´は、ICテ
スト装置20の動作精度に関わるものであるが、一般に
1/100mm以下の寸法精度を容易に実現できる。
【0010】ところで、図4に示したようなパフォーマ
ンスボード10の取り付け構造において、テストステー
ジ基準面21aから試験用端子接触部5aまでの高さ寸
法H 0に最も影響を与える要素として、パフォーマンス
ボード10のPCB6の厚み公差及び変形誤差がある。
リードピン1aと試験用端子群4との良好な電気的接触
を実現できるIC1の押し付け量として、例えば0.5
mm程度と1/10mm台の精度が必要であるとする
と、PCB6の厚み公差及び熱的環境等による変形誤差
はそれぞれ1/10mm台であるのに対して、固定用ガ
イド23の寸法精度は機械加工等により1/100mm
台が容易に実現され、またテストヘッド2に係るPCB
6上面から金属端子接触部5aまでの寸法精度において
も半導体製造技術等を適用して1/100mm台の精度
が容易に実現される。このようにテストステージ基準面
21aから試験用端子接触部5aまでの高さ寸法H0に
は、これらの誤差の合計が反映されるため、特にPCB
6の寸法精度及び変形誤差により寸法精度が悪化し、押
し込み量誤差を増大させてリードピン1aと試験用端子
群4との接触不良を招いてICの品質検査判定ミスを生
じたり、試験用端子群4への過度の押圧負荷による損傷
や劣化を招く問題があった。
ンスボード10の取り付け構造において、テストステー
ジ基準面21aから試験用端子接触部5aまでの高さ寸
法H 0に最も影響を与える要素として、パフォーマンス
ボード10のPCB6の厚み公差及び変形誤差がある。
リードピン1aと試験用端子群4との良好な電気的接触
を実現できるIC1の押し付け量として、例えば0.5
mm程度と1/10mm台の精度が必要であるとする
と、PCB6の厚み公差及び熱的環境等による変形誤差
はそれぞれ1/10mm台であるのに対して、固定用ガ
イド23の寸法精度は機械加工等により1/100mm
台が容易に実現され、またテストヘッド2に係るPCB
6上面から金属端子接触部5aまでの寸法精度において
も半導体製造技術等を適用して1/100mm台の精度
が容易に実現される。このようにテストステージ基準面
21aから試験用端子接触部5aまでの高さ寸法H0に
は、これらの誤差の合計が反映されるため、特にPCB
6の寸法精度及び変形誤差により寸法精度が悪化し、押
し込み量誤差を増大させてリードピン1aと試験用端子
群4との接触不良を招いてICの品質検査判定ミスを生
じたり、試験用端子群4への過度の押圧負荷による損傷
や劣化を招く問題があった。
【0011】本発明の目的は、このような問題を解決し
て、パフォーマンスボードのPCBの厚み公差及び変形
誤差によるICの押し込み量への影響を排除し、半導体
装置接触位置寸法の誤差を抑制してICのリードピンと
試験用端子との良好な電気的接続を実現することができ
る半導体試験装置を提供することにある。
て、パフォーマンスボードのPCBの厚み公差及び変形
誤差によるICの押し込み量への影響を排除し、半導体
装置接触位置寸法の誤差を抑制してICのリードピンと
試験用端子との良好な電気的接続を実現することができ
る半導体試験装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、試験台上の基準面から所
定の参照寸法の位置に試験用基板を取り付け、該試験用
基板上面に突出する試験用端子に、被試験対象の半導体
装置を押圧し、前記試験用基板との電気的接続を行なう
半導体試験装置において、前記試験用基板の上面を、前
記参照寸法の位置への取り付け面とし、該参照寸法及び
前記試験用端子の突出寸法からなる半導体装置接触位置
に対して前記半導体装置を所定の押し込み量で押圧する
ことを特徴としている。
めに、請求項1記載の発明は、試験台上の基準面から所
定の参照寸法の位置に試験用基板を取り付け、該試験用
基板上面に突出する試験用端子に、被試験対象の半導体
装置を押圧し、前記試験用基板との電気的接続を行なう
半導体試験装置において、前記試験用基板の上面を、前
記参照寸法の位置への取り付け面とし、該参照寸法及び
前記試験用端子の突出寸法からなる半導体装置接触位置
に対して前記半導体装置を所定の押し込み量で押圧する
ことを特徴としている。
【0013】このような請求項1記載の発明によれば、
半導体試験装置の試験台基準面から所定の寸法位置に試
験用基板の上面を直接取り付けているため、試験台基準
面から試験用基板上面までの寸法精度を、試験用基板を
取り付けている部材の精度によって制御することができ
る。すなわち、試験台基準面から試験用端子上端部まで
の寸法である半導体装置接触位置寸法に対して、寸法精
度の低い部材による誤差混入の影響を排除することがで
きるため、半導体装置を所定の押し込み量で押圧して、
半導体装置と試験用端子を良好に接触させて、半導体試
験に係る電気的接続状態を実現することができる。
半導体試験装置の試験台基準面から所定の寸法位置に試
験用基板の上面を直接取り付けているため、試験台基準
面から試験用基板上面までの寸法精度を、試験用基板を
取り付けている部材の精度によって制御することができ
る。すなわち、試験台基準面から試験用端子上端部まで
の寸法である半導体装置接触位置寸法に対して、寸法精
度の低い部材による誤差混入の影響を排除することがで
きるため、半導体装置を所定の押し込み量で押圧して、
半導体装置と試験用端子を良好に接触させて、半導体試
験に係る電気的接続状態を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は、請求項1記載の発明に係る半導体試験
装置におけるパフォーマンスボードの取り付け構造の一
実施例を示す概略構成図である。図1において、10は
テストヘッド2を搭載したパフォーマンスボード(試験
用基板)であって、テストヘッド2内部には被試験対象
のIC1のリードピン1aと同一配列、同一ピッチで試
験用端子群4が配列されている。パフォーマンスボード
10はテストヘッド2が搭載されたPCB6上面を取り
付け面として、例えば固定用ガイド22上部に庇状に突
出して設けられた取り付け固定部22aの下面側取り付
け面22bに図示を略したボルト等の締結部材により固
定されている。ここで、固定用ガイド22は少なくとも
テストステージ基準面(基準面)21aと接触する下面
からパフォーマンスボード10のPCB6上面と接触す
る取り付け面22bまでの寸法が、機械加工により1/
100mm台の寸法精度を有するように作製され、また
PCB6上面からテストヘッド2内の試験用端子接触部
5aまでの高さ寸法も半導体製造技術により1/100
mm台の寸法精度で作製されている。なお、固定用ガイ
ド22は他の締結部材等によりテストステージ(試験
台)21に固定されている。
明する。図1は、請求項1記載の発明に係る半導体試験
装置におけるパフォーマンスボードの取り付け構造の一
実施例を示す概略構成図である。図1において、10は
テストヘッド2を搭載したパフォーマンスボード(試験
用基板)であって、テストヘッド2内部には被試験対象
のIC1のリードピン1aと同一配列、同一ピッチで試
験用端子群4が配列されている。パフォーマンスボード
10はテストヘッド2が搭載されたPCB6上面を取り
付け面として、例えば固定用ガイド22上部に庇状に突
出して設けられた取り付け固定部22aの下面側取り付
け面22bに図示を略したボルト等の締結部材により固
定されている。ここで、固定用ガイド22は少なくとも
テストステージ基準面(基準面)21aと接触する下面
からパフォーマンスボード10のPCB6上面と接触す
る取り付け面22bまでの寸法が、機械加工により1/
100mm台の寸法精度を有するように作製され、また
PCB6上面からテストヘッド2内の試験用端子接触部
5aまでの高さ寸法も半導体製造技術により1/100
mm台の寸法精度で作製されている。なお、固定用ガイ
ド22は他の締結部材等によりテストステージ(試験
台)21に固定されている。
【0015】このような構成のICテスト装置(半導体
試験装置)20によれば、テストステージ基準面21a
から試験用端子接触部5aまでの寸法を構成する部材、
すなわち固定用ガイド22及びテストヘッド2の高さ方
向の寸法精度は1/100mm台で形成されているた
め、テストステージ基準面21aから固定用ガイド23
取り付け面22bまでの高さ(参照寸法)をHA、PC
B6上面から金属端子接触部5aまでの高さをHTとす
ると、テストステージ基準面21aから試験用端子接触
部5aまでの高さ(半導体装置接触位置)寸法H1は、 H1=HA+HT ・・・(4) となり、パフォーマンスボード10のPCB6の厚み公
差及び変形誤差(1/10mm台)の半導体接触位置寸
法H1への混入を排除することができる。すなわち、テ
ストステージ基準面21aから固定用ガイド23取り付
け面22bまでの高さHA、及びPCB6上面から金属
端子接触部5aまでの高さHTのいずれもが1/100
mm台の寸法精度を有しており、一般的なIC1の押し
込み量HPの寸法精度1/10mm台に比べて十分小さ
く、またリードピン1aと試験用端子群5との押圧接触
に及ぼす影響を無視することができる。そのため、上部
押圧部材24によるIC1の押し込み量HPの誤差を、
半導体装置接触位置寸法H1の寸法精度(1/100m
m台)で設定することができ、リードピン1aと試験用
端子群5とを良好に接触させて、IC1とパフォーマン
スボードとの電気的接続状態を確実に実現することがで
きる。
試験装置)20によれば、テストステージ基準面21a
から試験用端子接触部5aまでの寸法を構成する部材、
すなわち固定用ガイド22及びテストヘッド2の高さ方
向の寸法精度は1/100mm台で形成されているた
め、テストステージ基準面21aから固定用ガイド23
取り付け面22bまでの高さ(参照寸法)をHA、PC
B6上面から金属端子接触部5aまでの高さをHTとす
ると、テストステージ基準面21aから試験用端子接触
部5aまでの高さ(半導体装置接触位置)寸法H1は、 H1=HA+HT ・・・(4) となり、パフォーマンスボード10のPCB6の厚み公
差及び変形誤差(1/10mm台)の半導体接触位置寸
法H1への混入を排除することができる。すなわち、テ
ストステージ基準面21aから固定用ガイド23取り付
け面22bまでの高さHA、及びPCB6上面から金属
端子接触部5aまでの高さHTのいずれもが1/100
mm台の寸法精度を有しており、一般的なIC1の押し
込み量HPの寸法精度1/10mm台に比べて十分小さ
く、またリードピン1aと試験用端子群5との押圧接触
に及ぼす影響を無視することができる。そのため、上部
押圧部材24によるIC1の押し込み量HPの誤差を、
半導体装置接触位置寸法H1の寸法精度(1/100m
m台)で設定することができ、リードピン1aと試験用
端子群5とを良好に接触させて、IC1とパフォーマン
スボードとの電気的接続状態を確実に実現することがで
きる。
【0016】なお、本実施例においては、固定用ガイド
22の構成として上部に庇状の取り付け固定部22aを
有する構成を示したが、従来構成同様に角状のガイド部
材上面に、別部材としての取り付け固定部材を庇状に張
り出させて固定し、その下側取り付け面(22bに相
当)にPCB6上面を取り付けてもよい。また、本発明
は、実施例において示したICテスト装置に限定され
ず、被試験対象を高い寸法精度で押圧接触させる機構を
有する機器に有効に適用することができることはいうま
でもない。
22の構成として上部に庇状の取り付け固定部22aを
有する構成を示したが、従来構成同様に角状のガイド部
材上面に、別部材としての取り付け固定部材を庇状に張
り出させて固定し、その下側取り付け面(22bに相
当)にPCB6上面を取り付けてもよい。また、本発明
は、実施例において示したICテスト装置に限定され
ず、被試験対象を高い寸法精度で押圧接触させる機構を
有する機器に有効に適用することができることはいうま
でもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、半導体試験装置の試験台基準面から所定の
寸法位置に試験用基板の上面を直接取り付け固定するこ
とにより、試験台基準面から試験用基板上面までの寸法
精度を、試験用基板を取り付けている固定用ガイドの精
度によって制御することができ、試験台基準面から試験
用端子上端部までの寸法である半導体装置接触位置寸法
に対して、寸法精度を悪化させるPCB等の部材による
影響を排除することができるため、半導体装置を所定の
押し込み量で正確に押圧して、半導体装置と試験用端子
を良好に接触させて、半導体試験に係る電気的接続状態
を実現することができる。そのため、半導体装置接触位
置寸法誤差に起因する半導体装置と試験用端子との接触
不良及び過度の接触状態を抑制することができ、半導体
試験における品質判定のミスを削減することができると
ともに、試験用基板への過度の負荷を軽減して寿命を長
期化することができる。
明によれば、半導体試験装置の試験台基準面から所定の
寸法位置に試験用基板の上面を直接取り付け固定するこ
とにより、試験台基準面から試験用基板上面までの寸法
精度を、試験用基板を取り付けている固定用ガイドの精
度によって制御することができ、試験台基準面から試験
用端子上端部までの寸法である半導体装置接触位置寸法
に対して、寸法精度を悪化させるPCB等の部材による
影響を排除することができるため、半導体装置を所定の
押し込み量で正確に押圧して、半導体装置と試験用端子
を良好に接触させて、半導体試験に係る電気的接続状態
を実現することができる。そのため、半導体装置接触位
置寸法誤差に起因する半導体装置と試験用端子との接触
不良及び過度の接触状態を抑制することができ、半導体
試験における品質判定のミスを削減することができると
ともに、試験用基板への過度の負荷を軽減して寿命を長
期化することができる。
【図1】本発明の請求項1に係る半導体試験装置の半導
体装置試験用基板の取り付け構造の第1の実施例を示す
概略構成図である。
体装置試験用基板の取り付け構造の第1の実施例を示す
概略構成図である。
【図2】半導体試験装置におけるテストヘッドの他を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図3】テストヘッド内部に配置されたICの試験用端
子群の例を示す要部詳細図である。
子群の例を示す要部詳細図である。
【図4】従来技術に係る半導体試験装置の半導体装置試
験用基板の取り付け構造を示す概略構成図である。
験用基板の取り付け構造を示す概略構成図である。
1 IC(半導体装置) 1a リードピン 2 テストヘッド 3 凹部 4 試験用端子群(試験用端子) 5 金属端子5 6 PCB6(プリント回路基板) 7 ソケットベース 10 パフォーマンスボード(試験用基板) 20 ICテスト装置(半導体試験装置) 21 テストステージ(試験台) 21a テストステージ基準面(基準面) 22、23 固定用ガイド 22a 取り付け固定部 22b 取り付け面 24 上部押圧部材
Claims (1)
- 【請求項1】試験台上の基準面から所定の参照寸法の位
置に試験用基板を取り付け、該試験用基板上面に突出す
る試験用端子に、被試験対象の半導体装置を押圧し、前
記試験用基板との電気的接続を行なう半導体試験装置に
おいて、 前記試験用基板の上面を、前記参照寸法の位置への取り
付け面とし、該参照寸法及び前記試験用端子の突出寸法
からなる半導体装置接触位置に対して前記半導体装置を
所定の押し込み量で押圧することを特徴とする半導体試
験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315717A JPH10160788A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 半導体試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315717A JPH10160788A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 半導体試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10160788A true JPH10160788A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18068697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8315717A Pending JPH10160788A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 半導体試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10160788A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005026754A1 (ja) * | 2003-09-11 | 2005-03-24 | Advantest Corporation | 半導体試験システム |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP8315717A patent/JPH10160788A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005026754A1 (ja) * | 2003-09-11 | 2005-03-24 | Advantest Corporation | 半導体試験システム |
US7135853B2 (en) | 2003-09-11 | 2006-11-14 | Avantest Corporation | Semiconductor test system |
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