JPH10160608A - 圧力センサ及びその製造方法 - Google Patents

圧力センサ及びその製造方法

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JPH10160608A
JPH10160608A JP31891396A JP31891396A JPH10160608A JP H10160608 A JPH10160608 A JP H10160608A JP 31891396 A JP31891396 A JP 31891396A JP 31891396 A JP31891396 A JP 31891396A JP H10160608 A JPH10160608 A JP H10160608A
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pressure sensor
diaphragm
parallelogram
sensor chip
plan
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JP31891396A
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Takayoshi Awai
崇善 粟井
Shuichiro Yamaguchi
周一郎 山口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化することなく、圧力変化の検出精度を
高くする。 【解決手段】 第1及び第2の対向角φ, θを1対ずつ
有した平面視平行四辺形をなし、凹部1cが設けられて局
部的に薄く形成され、表面が(110)面であるダイヤ
フラム1dが設けられた単結晶シリコン製の圧力センサチ
ップ1 を備え、ダイヤフラム1dの歪み量でもって圧力変
化を検出する圧力センサにおいて、第1及び第2の対向
角φ, θの角度はそれぞれ2×tan-11/2 及び2×
tan-1(1/21/2 )であるとともに、凹部1cの内壁
面がいずれも(111)面である構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪みゲージ型半導
体加速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加速度センサとして、図
11乃至図14に示すものが存在する。このものは、平面視
長方形をなし局部的に薄く形成されてなるダイヤフラム
A1が設けられた単結晶シリコン製の圧力センサチップA
を備えている。このものは、ダイヤフラムA1の歪み量で
もって圧力変化を検出する。
【0003】次に、このものを構成する圧力センサチッ
プA の製造方法について説明する。長方形のパターンが
設けられたマスクM を用いて単結晶のシリコンウエハー
B 上、詳しくはその単結晶のシリコンウエハーB 上に形
成された酸化膜X 及び窒化膜Y を介して設けられたレジ
ストZ にパターニングし、そのパターニングされた形状
に基づいて、単結晶のシリコンウエハーB をその(11
0)面からエッチングして凹部A2を設け、その凹部A2
底部を局部的に薄く形成すると、その凹部A2が圧力変化
に応じて撓むダイヤフラムA1となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の加速度
センサにあっては、シリコンウエハーB 上にパターニン
グされた形状が長方形であるが故に、(110)面と直
交方向にエッチングすることができず、図12及び図13に
示すように、ダイヤフラムA1の面積が凹部A2の開口断面
の面積よりも小さくなってしまう。圧力変化の検出感度
は、ダイヤフラムA1の面積に略比例するから、圧力変化
の検出感度を上げようとすると、圧力センサチップA そ
のものを大きくしなくてはならなくなってしまう。
【0005】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、大型化することなく、
圧力変化の検出感度の高い加速度センサを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、第1及び第2の対向角
を1対ずつ有した平面視平行四辺形をなし、凹部が設け
られて局部的に薄く形成され、表面が(110)面であ
るダイヤフラムが設けられた単結晶シリコン製の圧力セ
ンサチップを備え、ダイヤフラムの歪み量でもって圧力
変化を検出する圧力センサにおいて、前記第1及び第2
の対向角の角度はそれぞれ2×tan-11/2 及び2×
tan-1(1/21/2 )であるとともに、前記凹部の内
壁面がいずれも(111)面である構成にしてある。
【0007】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記圧力センサチップは第1及び第2の対
向辺を1対ずつ有した平面視平行四辺形であって、その
第1又は第2の対向辺の少なくとも一方は平面視平行四
辺形をなした前記ダイヤフラムのいずれかの対向辺と平
行である構成にしてある。
【0008】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のにおいて、前記第1及び第2の対向辺は、平面視平行
四辺形をなした前記ダイヤフラムの両対向辺にそれぞれ
平行である構成にしてある。
【0009】請求項4記載のものは、請求項1乃至3の
いずれかに記載のものにおいて、前記圧力センサチップ
は、前記ダイヤフラムの歪み量に応じて両端電圧が変化
する抵抗回路が設けられたものであって、その抵抗回路
が複数個直列接続された構成にしてある。
【0010】請求項5記載の製造方法は、第1及び第2
の対向角を1対ずつ有する平行四辺形のパターンが設け
られたマスクを用いて単結晶シリコンウエハー上にパタ
ーニングし、そのパターニングされた形状に基づいて単
結晶シリコンウエハーを(110)面からエッチングし
て局部的に薄く形成することにより圧力変化に応じて撓
むダイヤフラムが設けられた圧力センサチップを備える
圧力センサの製造において、前記第1及び第2の対向角
の角度がそれぞれtan-11/2 及び2×tan-1(1
/21/2 )である平行四辺形のパターンが設けられたマ
スクでもって、単結晶シリコンの<110>軸が前記第
1の対向角の2等分線になる状態で単結晶シリコンウエ
ハー上にパターニングするようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図5に基づいて以下に説明する。
【0012】1 は第1及び第2の対向辺1a,1b を1対ず
つ有した平面視平行四辺形状の圧力センサチップで、単
結晶シリコンよりなり、シリコンウエハー10の(11
0)面から(111)面と平行にエッチングされること
により凹部1cが設けられて、局部的に薄く形成されるこ
とにより、ダイヤフラム1dが形成されている。なお、こ
のものの製造方法については、詳しく後述する。この圧
力センサチップ1 は、そのダイヤフラム1dに点対称に配
置された4個の歪みゲージ1eが設けられている。この圧
力センサチップ1 の周囲には、入力用電極パッド1f及び
出力用電極パッド1gが設けられ、これらの電極パッド1
f,1g と歪みゲージ1eとが電路1hにより接続されること
により、ホイートストーンブリッジ(抵抗回路)1jが1
つ形成されている。
【0013】このダイヤフラム1dは、第1及び第2の対
向角φ, θを1対ずつ有した平面視略平行四辺形に形成
され、その第1の対向角φの角度が2×tan-11/2
であり、第2の対向角θの角度が2×tan-1(1/2
1/2 )となっている。この圧力センサチップ1 の第1及
び第2の対向辺1a,1b は、平面視略平行四辺形をなすダ
イヤフラム1dのいずれの対向辺とも交差する状態となっ
ている。この圧力センサチップ1 の第2の対向辺1bは、
単結晶シリコンの(110)面と平行になっている。
【0014】この圧力センサは、ダイヤフラム1dへ向か
って導入された圧力によってダイヤフラム1dが撓むと、
そのダイヤフラム1dに設けられた歪みゲージ1eが歪むこ
とにより、ホイートストーンブリッジの両端電圧の抵抗
値が変化するようになり、その抵抗値の変化量に基づい
て、圧力変化を検出する。
【0015】次に、このものの製造方法、詳しくはダイ
ヤフラム1dの形成方法について説明する。まず、第1及
び第2の対向角φ, θを1対ずつ有する平行四辺形のパ
ターンが設けられたマスク20を作成する。なお、第1の
対向角φの角度は2×tan -11/2 であり、第2の対
向角θの角度は2×tan-1(1/21/2 )となってい
る。このマスク20を用いて、単結晶のシリコンウエハー
10の(110)面に予め形成された酸化膜30及び窒化膜
40上に設けられているレジスト50をパターニングする。
詳しくは、第1の対向角φの2等分線が図4に矢示する
<110>軸となる状態で、マスク20をレジスト50にセ
ットして、図5に矢示するように露光することにより、
レジスト50をパターニングする。続いて、ドライエッチ
ングにより酸化膜30及び窒化膜40をエッチングする。そ
れから、パターニングされた酸化膜30及び窒化膜40をマ
スクとして、水酸化カリウム水溶液により、単結晶のシ
リコンウエハー10を異方性エッチングすると、第1及び
第2の対向角φ, θを1対ずつ有した平面視略平行四辺
形をなすダイヤフラム1dが形成される。つまり、単結晶
のシリコンウエハー10は、酸化膜30及び窒化膜40並びに
レジスト50を介して、パターニングされた形状に基づい
て、(110)面からエッチングして局部的に薄く形成
することにより、ダイヤフラム1dが形成されることとな
る。
【0016】かかる圧力センサにあっては、第1及び第
2の対向角φ, θの角度がそれぞれ2×tan-11/2
及び2×tan-1(1/21/2 )である平行四辺形のパ
ターンが設けられたマスク20でもってパターニングされ
た形状に基づいて単結晶のシリコンウエハー10をエッチ
ングすると、(110)面と直交する(111)面に沿
ってエッチングすることができるから、ダイヤフラム1d
の面積とエッチング開始部分での開口断面の面積が等し
くなり、従来例と同じ大きさの圧力センサチップ1 で
も、従来例よりも大きなダイヤフラム1dを得ることがで
きる。つまり、大型化することなく、圧力変化の検出感
度を高くすることができる。
【0017】次に、本発明の第1実施形態の変形例を図
6に基づいて以下に説明する。なお、図6では、入力用
電極パッド1f、出力用電極パッド1g及び電路1hを省略し
ている。また、第1実施形態と実質的に同一の機能を有
する部位には同一の符号を付し、第1実施形態と異なる
ところのみ記す。第1実施形態では、歪みゲージ1eは、
点対称に設けられていたのに対し、本実施形態では、線
対称に設けられた構成となっている。
【0018】かかる圧力センサにあっては、第1実施形
態と同様の効果を奏することができる。
【0019】次に、本発明の第2実施形態を図7に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有する部位には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、圧力
センサチップ1 の第1及び第2の対向辺1a,1b は、平面
視略平行四辺形をなすダイヤフラム1dのいずれの対向辺
とも交差する状態となっているのに対し、本実施形態で
は、圧力センサチップ1 の第1の対向辺1aは、平面視略
平行四辺形をな平面視略平行四辺形をなすダイヤフラム
1dの一対の対向辺と平行な状態となっている。
【0020】かかる圧力センサにあっては、平面視平行
四辺形をなすダイヤフラム1dの対向辺と平面視平行四辺
形である圧力センサチップ1 の第1の対向辺1aとが平行
であるということは、エッチングされることにより形成
されてダイヤフラム1dと直交する(111)面からなる
凹部1cの内壁面とその内壁面に平行な圧力センサチップ
1 の外壁面とからなる組合わせが1つあるということで
あり、凹部1cの内壁面と圧力センサチップ1 の外壁面と
の間の厚み寸法が一定寸法にできる箇所が2つ形成され
ている。従って、凹部1cの内壁面と圧力センサチップ1
の外壁面との間の厚み寸法が所定寸法確保されるようエ
ッチングしたときに、厚み寸法が一定寸法となっている
箇所では、厚み寸法と所定寸法とが等しくなって、所定
寸法より大きくならないから、エッチングにより設けら
れる凹部1cの開口断面積、つまりダイヤフラム1dの面積
を第1実施形態よりも大きくすることができ、第1実施
形態よりも圧力変化の検出感度を高くすることができ
る。
【0021】次に、本発明の第3実施形態を図8に基づ
いて以下に説明する。なお、第2実施形態と実質的に同
一の機能を有する部位には同一の符号を付し、第2実施
形態と異なるところのみ記す。第2実施形態では、圧力
センサチップ1 の第1の対向辺1aのみが、平面視略平行
四辺形をなすダイヤフラム1dの一対の対向辺と平行な
り、第2の対向辺1bは、平面視略平行四辺形をなすダイ
ヤフラム1dのいずれの対向辺とも交差する状態となって
いるのに対し、本実施形態では、圧力センサチップ1 の
第1及び第2の対向辺1a,1b が、ダイヤフラム1dの両対
向辺にそれぞれ平行な状態となっている。
【0022】かかる圧力センサにあっては、平面視平行
四辺形をなすダイヤフラム1dの対向辺と平面視平行四辺
形である圧力センサチップ1 の第1及び第2の対向辺1
a,1bとがそれぞれ平行であるということは、エッチング
されることにより形成されてダイヤフラムと直交する
(111)面からなる凹部1cの内壁面とその内壁面に平
行な圧力センサチップ1 の外壁面とからなる組合せが2
組あるということであるから、凹部1cの内壁面と圧力セ
ンサチップ1 の外壁面との間の厚み寸法がいずれの箇所
でも一定寸法とすることができる。従って、凹部1cの内
壁面と圧力センサチップ1 の外壁面との間の厚み寸法が
所定寸法確保されるようエッチングしたときに、いずれ
の箇所でも、厚み寸法と所定寸法とが等しくなって、所
定寸法より大きくならないから、エッチングにより設け
られる凹部1cの開口断面積、つまりダイヤフラム1dの面
積を第2実施形態よりも大きくすることができ、第2実
施形態よりも圧力変化の検出感度を高くすることができ
る。
【0023】次に、本発明の第4実施形態を図9に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有する部位には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、ホイ
ートストーンブリッジ1jは、1個であるのに対し、本実
施形態では、接続パッド1kを介して2個直列接続された
構成となっている。
【0024】かかる圧力センサにあっては、ダイヤフラ
ム1dの歪みが小さくて個々の抵抗回路1jの両端電圧が小
さくても、直列接続された抵抗回路1jの個数に応じて、
全体としての両端電圧が大きくなるから、第1実施形態
よりも、圧力変化の検出感度を高くすることができる。
【0025】次に、本発明の第5実施形態を図10に基
づいて以下に説明する。なお、第3実施形態と実質的に
同一の機能を有する部位には同一の符号を付し、第3実
施形態と異なるところのみ記す。第3実施形態では、ホ
イートストーンブリッジ1jは、1個であるのに対し、本
実施形態では、接続パッド1kを介して2個直列接続され
た構成となっている。
【0026】かかる圧力センサにあっては、ダイヤフラ
ム1dの歪みが小さくて個々の抵抗回路1jの両端電圧が小
さくても、ホイートストーンブリッジ1jが2個直列接続
されているために、全体としての両端電圧が大きくなる
から、第3実施形態よりも、圧力変化の検出感度を高く
することができる。
【0027】なお、第4及び第5実施形態では、ホイー
トストーンブリッジ1jが2個直列接続されているが、2
個に限るものではなく、3個以上でもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、単結晶シリコン
ウエハーをその(110)面からエッチングすることに
より局部的に薄く形成して形成されたダイヤフラムの形
状が、第1及び第2の対向角を1対ずつ有した平面視平
行四辺形をなし、第1及び第2の対向角の角度がそれぞ
れ2×tan-11/2 及び2×tan-1(1/21/2
であるとともに、第1及び第2の対向角の角度はそれぞ
れ2×tan-11/2 及び2×tan-1(1/21/2
であるとともに、前記凹部の内壁面がいずれも(11
1)面であるということは、(110)面と直交する
(111)面に沿ってエッチングされていることであ
る。従って、ダイヤフラムの面積とエッチング開始部分
での開口断面の面積が等しくなるから、従来例と同じ大
きさの圧力センサチップでも、従来例よりも大きなダイ
ヤフラムを得ることができる。つまり、大型化すること
なく、圧力変化の検出感度を高くすることができる。
【0029】請求項2記載の発明は、平面視平行四辺形
をなすダイヤフラムの対向辺と平面視平行四辺形である
圧力センサチップの第1又は第2の対向辺の少なくとも
一方とが平行であるということは、エッチングされるこ
とにより形成されてダイヤフラムと直交する(111)
面からなる凹部の内壁面とその内壁面に平行な圧力セン
サチップの外壁面とからなる組合わせがあるということ
であるから、凹部の内壁面と圧力センサチップの外壁面
との間の厚み寸法が一定寸法となる箇所がある。従っ
て、凹部の内壁面と圧力センサチップの外壁面との間の
厚み寸法が所定寸法確保されるようエッチングしたとき
に、厚み寸法が一定寸法となっている箇所では、厚み寸
法と所定寸法とが等しくなって、所定寸法より大きくな
らないから、エッチングにより設けられる凹部の開口断
面積、つまりダイヤフラムの面積を請求項1記載の発明
よりも大きくすることができ、請求項1記載の発明より
も圧力変化の検出感度を高くすることができる。
【0030】請求項3記載の発明は、平面視平行四辺形
をなすダイヤフラムの対向辺と平面視平行四辺形である
圧力センサチップの第1及び第2の対向辺とがそれぞれ
平行であるということは、エッチングされることにより
形成されてダイヤフラムと直交する(111)面からな
る凹部の内壁面とその内壁面に平行な圧力センサチップ
の外壁面とからなる組合せが2組あるということである
から、凹部の内壁面と圧力センサチップの外壁面との間
の厚み寸法がいずれの箇所でも一定寸法とすることがで
きる。従って、凹部の内壁面と圧力センサチップの外壁
面との間の厚み寸法が所定寸法確保されるようエッチン
グしたときに、いずれの箇所でも、厚み寸法と所定寸法
とが等しくなって、所定寸法より大きくならないから、
エッチングにより設けられる凹部の開口断面積、つまり
ダイヤフラムの面積を請求項2記載の発明よりも大きく
することができ、請求項2記載の発明よりも圧力変化の
検出感度を高くすることができる。
【0031】請求項4記載の発明は、ダイヤフラムの歪
みが小さくて個々の抵抗回路の両端電圧が小さくても、
直列接続された抵抗回路の個数に応じて、全体としての
両端電圧が大きくなるから、請求項1乃至3のいずれか
に記載の発明よりも、圧力変化の検出感度を高くするこ
とができる。
【0032】請求項5記載の発明の製造方法によれば、
第1及び第2の対向角の角度がそれぞれ2×tan-1
1/2 及び2×tan-1(1/21/2 )である平行四辺形
のパターンが設けられたマスクでもってパターニングさ
れた形状に基づいて単結晶シリコンウエハーをエッチン
グすると、(110)面と直交する(111)面に沿っ
てエッチングすることができるから、ダイヤフラムの面
積とエッチング開始部分での開口断面の面積が等しくな
り、従来例と同じ大きさの圧力センサチップでも、従来
例よりも大きなダイヤフラムを得ることができる。つま
り、大型化することなく、圧力変化の検出感度を高くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】同上の製造方法を示す平面図である。
【図5】同上の製造方法を示す断面図である。
【図6】同上の変形例を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の平面図である。
【図8】本発明の第3実施形態の平面図である。
【図9】本発明の第4実施形態の平面図である。
【図10】本発明の第5実施形態の平面図である。
【図11】従来例の平面図である。
【図12】図11のX−X断面図である。
【図13】図11のY−Y断面図である。
【図14】同上の製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧力センサチップ 1a 第1の対向辺 1b 第2の対向辺 1c 凹部 1d ダイヤフラム 1j ホイートストーンブリッジ(抵抗回路) 10 シリコンウエハー 20 マスク φ 第1の対向角 θ 第2の対向角

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の対向角を1対ずつ有した
    平面視平行四辺形をなし、凹部が設けられて局部的に薄
    く形成され、表面が(110)面であるダイヤフラムが
    設けられた単結晶シリコン製の圧力センサチップを備
    え、ダイヤフラムの歪み量でもって圧力変化を検出する
    圧力センサにおいて、 前記第1及び第2の対向角の角度はそれぞれ2×tan
    -11/2 及び2×tan-1(1/21/2 )であるととも
    に、前記凹部の内壁面がいずれも(111)面であるこ
    とを特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記圧力センサチップは第1及び第2の
    対向辺を1対ずつ有した平面視平行四辺形であって、そ
    の第1又は第2の対向辺の少なくとも一方は平面視平行
    四辺形をなした前記ダイヤフラムのいずれかの対向辺と
    平行であることを特徴とする請求項1記載の圧力セン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の対向辺は、平面視平
    行四辺形をなした前記ダイヤフラムの両対向辺にそれぞ
    れ平行であることを特徴とする請求項2記載の圧力セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記圧力センサチップは、前記ダイヤフ
    ラムの歪み量に応じて両端電圧が変化する抵抗回路が設
    けられたものであって、その抵抗回路が複数個直列接続
    されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の圧力センサ。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の対向角を1対ずつ有する
    平行四辺形のパターンが設けられたマスクを用いて単結
    晶シリコンウエハー上にパターニングし、そのパターニ
    ングされた形状に基づいて単結晶シリコンウエハーを
    (110)面からエッチングして局部的に薄く形成する
    ことにより圧力変化に応じて撓むダイヤフラムが設けら
    れた圧力センサチップを備える圧力センサの製造におい
    て、 前記第1及び第2の対向角の角度がそれぞれ2×tan
    -11/2 及び2×tan-1(1/21/2 )である平行四
    辺形のパターンが設けられたマスクでもって、単結晶シ
    リコンの<110>軸が前記第1の対向角の2等分線に
    なる状態で単結晶シリコンウエハー上にパターニングす
    ることを特徴とする圧力センサの製造方法。
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