JP4617255B2 - 半導体加速度センサ - Google Patents

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Description

本発明は、外部から加えられた力による所定方向の加速度、または傾斜させることにより静止状態で加わる所定方向の重力加速度を測定できる半導体加速度センサに関するものである。
中心部に重錘固定部、外周部に筒状の支持部、そして重錘固定部と支持部との間にダイヤフラム部を有する半導体結晶基板からなるセンサ本体と、ダイヤフラム部に形成された拡散抵抗からなる複数のセンサ素子と、センサ本体の表面上に形成された複数の電極と、複数のセンサ素子と複数の電極とを電気的に接続する複数本の導電部からなる接続線とを具備する半導体加速度センサが知られている。この種の半導体加速度センサは、外部から加えられた力による加速度、または傾斜させることにより静止状態で加わる重力加速度に基づく力により重錘が動いてダイヤフラム部が歪むことにより、ダイヤフラム部に形成されたセンサ素子が歪み量に応じた加速度の検出信号を出力する。
しかしながら、このような半導体加速度センサは、構成部品の寸法精度等を高めても、半導体加速度センサの測定精度を高めるには限界があった。
本発明の目的は、半導体加速度センサの測定精度を高めることができる半導体加速度センサを提供することにある。
本発明の他の目的は、センサ素子の出力を高めることができる半導体加速度センサを提供することにある。
本発明が改良の対象とする半導体加速度センサは、中心部に重錘固定部、外周部に筒状の支持部、そして重錘固定部と支持部との間に重錘固定部及び支持部よりも厚みが薄いダイヤフラム部を有する半導体結晶基板からなるセンサ本体と、ダイヤフラム部に形成された拡散抵抗からなる複数のセンサ素子と、センサ本体の表面上に形成された複数の電極と、センサ本体の表面上に形成されて複数のセンサ素子と複数の電極とを電気的に接続する複数本の導電部からなる接続線とを具備している。ダイヤフラム部の外側輪郭の形状は多角形状を呈している。該外側輪郭の中心を通り外側輪郭の対向する一対の辺と直交する第1の仮想方向指示線と、中心を通り外側輪郭の対向する他の一対の辺と直交する第2の仮想方向指示線とによってダイアフラム部の表面が時計方向に並んだ第1〜第4の領域に区分けされたものと仮定する。そして、第1〜第4の領域上に形成される複数本の接続線からなる配線パターンの各部を第1〜第4のパターン部分とする。このようにしたときに、中心に対して点対称の位置にある第1の領域及び第3の領域上にそれぞれ形成された第1及び第3のパターン部分のパターン形状がそれぞれ中心に対してほぼ点対称の関係になり、第2の領域及び第4の領域にそれぞれ形成された第2及び第4のパターン部分のパターン形状がそれぞれ中心に対してほぼ点対称の関係になるように配線パターンを形成する。なお、ここでいう接続線を構成する導電部とは、金属薄膜、拡散抵抗を含むものである。
本願発明の発明者は、鋭意研究の結果、接続線の線膨張係数と半導体結晶基板の線膨張係数との差により半導体結晶基板内に歪みが発生し、この歪みが複数のセンサ素子の中の特定のセンサ素子の出力に偏った影響を与えており、この影響が半導体加速度センサの測定精度を高めることの障害の原因であることを見い出した。そこで、本発明のように、第1の領域及び第3の領域上にそれぞれ形成された第1及び第3のパターン部分のパターン形状がそれぞれ中心に対してほぼ点対称の関係になり、第2の領域及び第4の領域にそれぞれ形成された第2及び第4のパターン部分のパターン形状がそれぞれ中心に対してほぼ点対称の関係になるように配線パターンを形成すると、半導体結晶基板内に発生する歪みが、複数のセンサ素子の中の特定のセンサ素子の出力に偏った影響を与えないため、複数のセンサ素子が測定対象以外の力の影響を偏って受けることなく、半導体加速度センサの測定精度を高めることができる。
また、ダイヤフラム部の外側輪郭の形状が多角形状を呈し、ダイアフラム部の内側輪郭の形状が外側輪郭の各辺と実質的に平行に延びる4つの辺を含む多角形状を呈しているものとする。そして、外側輪郭及び内側輪郭はそれぞれ同心的に配置され、複数のセンサ素子はそれぞれ、外側輪郭の各辺及び内側輪郭の各辺の少なくとも1つに隣接してまたは跨って形成されているものとする。この場合は、外側輪郭及び内側輪郭の中心を通り外側輪郭の対向する一対の辺と直交する第1の仮想方向指示線と、中心を通り外側輪郭の対向する他の一対の辺と直交する第2の仮想方向指示線として、前述と同様に配線パターンを形成すればよい。ダイヤフラム部の外側輪郭及び内側輪郭の形状は、結晶方位及び適正なエッチングパターンの選択に応じて、矩形状、八角形状等の種々の多角形状に形成される。
複数本の接続線のうち少なくとも4本の接続線は、中心と外側輪郭の4つの角部とを結ぶ4本の仮想対角線に沿う接続線部分をそれぞれ持つように形成するのが好ましい。このようにすれば、少なくとも4本の接続線を第1の仮想方向指示線に沿って位置するセンサ素子と第2の仮想方向指示線に沿って位置するセンサ素子から離して配置できる。そのため、接続線により半導体結晶基板内に発生する歪みのセンサ素子の出力に与える影響を小さくできる。
直交する3方向の加速度を測定する場合は、複数のセンサ素子は、直交する第1〜第3の方向の加速度をそれぞれ検出するための3種類のセンサ素子群によって構成されることになる。この場合、第1の方向の加速度を検出するためのセンサ素子群は、ダイヤフラム部の外側輪郭及び内側輪郭の対向する第1の一対の辺に沿って配置された第1及び第2のセンサ素子と、重錘固定部を間にして第1の一対の辺と対向する外側輪郭及び内側輪郭の対向する第2の一対の辺に沿って配置された第3及び第4のセンサ素子とから構成することができる。そして、第1〜第4のセンサ素子は外側輪郭及び内側輪郭の中心を通り且つ第1及び第2の一対の辺と直交する第1の仮想方向指示線に沿って配置する。また、第2の方向の加速度を検出するためのセンサ素子群は、外側輪郭及び内側輪郭の対向する第3の一対の辺に沿って配置された第5及び第6のセンサ素子と、重錘固定部を間にして第3の一対の辺と対向する外側輪郭及び内側輪郭の対向する第4の一対の辺に沿って配置された第7及び第8のセンサ素子とから構成することができる。そして、第5〜第8のセンサ素子は外側輪郭及び内側輪郭の中心を通り且つ第3及び第4の一対の辺と直交する第2の仮想方向指示線に沿って配置する。また、第3の方向の加速度を検出するためのセンサ素子群は、第3の一対の辺に沿って配置された第9及び第10のセンサ素子と、第4の一対の辺に沿って配置された第11及び第12のセンサ素子とから構成することができる。そして、第9及び第10のセンサ素子は第2の仮想方向指示線と平行に延びる第1の仮想平行線に沿って配置し、第11及び第12のセンサ素子は第2の仮想方向指示線と平行に延び且つ第2の仮想方向指示線を中心にして第1の仮想平行線と線対称の位置に想定した第2の仮想平行線に沿って配置する。なお、ここでいう「一対の辺に沿って配置する」とは、一対の辺に跨った状態で沿って配置する場合と、一対の辺に隣接した状態または所定の間隔を隔てた状態で沿って配置する場合のいずれをも含むものである。
ダイヤフラム部の外側輪郭及び内側輪郭の対向する一対の辺に沿って配置された2つのセンサ素子の間と所定の電極とを接続線で接続するには、2つのセンサ素子の間に中間電極を形成するのが好ましい。このように中間電極を形成すれば、センサ素子が細長い形状を有していても、2つのセンサ素子の間と接続線とを容易に接続できる。具体的には、第1及び第2のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第1の中間電極を形成し、第3及び第4のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第2の中間電極を形成し、第5及び第6のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第3の中間電極を形成し、第7及び第8のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第4の中間電極を形成し、第9及び第10のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第5の中間電極を形成し、第11及び第12のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第6の中間電極を形成する。そして、第1〜第6の中間電極にはそれぞれ第1〜第6の接続線の一端を接続すればよい。
この場合、第1の中間電極に接続される第1の接続線は、第1の中間電極に接続されて、第1の一対の辺と平行に延びる接続線部分を有するように構成し、第2の中間電極に接続される第2の接続線は、第2の中間電極に接続されて、第2の一対の辺と平行に延びる接続線部分を有するように構成するのが好ましい。そして、第1の中間電極を中心にして第1の接続線とほぼ対称的な関係になる第1のダミー接続線をダイヤフラム部上に形成し、第2の中間電極を中心にして第2の接続線とほぼ対称的な関係になる第2のダミー接続線をダイヤフラム部上に形成する。また、第3の中間電極と第5の中間電極にそれぞれ接続される第3及び第5の接続線は、第3の中間電極と第5の中間電極にそれぞれ接続されて、第3の一対の辺と平行に延びる接続線部分を有し、第4の中間電極と第6の中間電極にそれぞれ接続される第4び第6の接続線は、第4の中間電極と前記第6の中間電極にそれぞれ接続されて、第4の一対の辺と平行に延びる接続線部分を有しているのが好ましい。
以上のような形状に第1〜第6の接続線を形成すれば、第1〜第6の接続線を第1〜第12のセンサ素子に隣接しないように配置できるため、接続線により半導体結晶基板内に発生する歪みのセンサ素子の出力に与える影響を小さくできる。また、第1及び第2のセンサ素子が形成された第1の素子形成領域とし、第3及び第4のセンサ素子が形成された第2の素子形成領域とし、第5及び第6のセンサ素子並びに第9及び第10のセンサ素子が形成された第3の素子形成領域とし、第7及び第8のセンサ素子並びに第11及び第12のセンサ素子が形成された第4の素子形成領域とした場合において、第1〜第4の形成領域の両側に接続線を対称に配置することができるため、接続線により半導体結晶基板内に発生する歪みが生じても、第1〜第6のセンサ素子の出力に偏った影響を与えることがない。
また、ダイヤフラム部には、第1及び第2のセンサ素子が形成された第1の素子形成領域の両側にそれぞれ第1の素子形成領域の可撓性を増大させるための一対の可撓性増大部を形成するのが好ましい。また、第3及び第4のセンサ素子が形成された第2の素子形成領域の両側にそれぞれ第2の素子形成領域の可撓性を増大させるための一対の可撓性増大部が形成するのが好ましい。また、第5及び第6のセンサ素子並びに第9及び第10のセンサ素子が形成された第3の素子形成領域の両側にそれぞれ第3の素子形成領域の可撓性を増大させるための一対の可撓性増大部が形成するのが好ましい。また、前記第7及び第8のセンサ素子並びに第11及び第12のセンサ素子が形成された第4の素子形成領域の両側にそれぞれ第4の素子形成領域の可撓性を増大させるための一対の可撓性増大部を形成するのが好ましい。このように一対の可撓性増大部を形成すれば、ダイヤフラムの撓みが増大して、センサ素子の出力を高めることができる。
一対の可撓性増大部のそれぞれは、ダイヤフラム部の表面上に向かって開口する凹部または貫通孔から構成することができる。凹部が形成された部分はダイヤフラム部の厚み寸法が薄くなる。これにより、ダイヤフラム部が撓みやすくなる。
図1は、本発明の実施の形態の半導体加速度センサの平面図である。
図2は、図1に示す半導体加速度センサの断面図である。
図3は、図1に示す半導体加速度センサのX軸方向のセンサ素子の回路図である。
図4は、図1に示す半導体加速度センサにおいて、凹部または貫通孔を形成した態様を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の実施の形態の半導体加速度センサの平面図及び断面図である。両図に示すように、本発明の実施の形態の半導体加速度センサは、センサ本体1と、センサ本体1に固定された重錘3と、センサ本体1を支持するガラス製の台座5とを有している。センサ本体1は、中心部に重錘固定部7が位置し、外周部に筒状の支持部9が位置し、重錘固定部7と支持部9との間に重錘固定部7及び支持部9よりも厚みが薄いダイヤフラム部11を有するように単結晶シリコンからなる半導体結晶基板に異方性エッチングが施されて形成されている。センサ本体1上には、外部から加えられた力による加速度、または傾斜させた静止状態で加わる重力加速度に基づく力により重錘3が動いてダイヤフラム部11が撓むことにより、加速度を検出する加速度検出パターン13が形成されている。具体的には、加速度検出パターン13は、相互に直交する第1〜第3の仮想方向指示線を構成する仮想X軸指示線XL、仮想Y軸指示線YL及び仮想Z軸指示線ZLが延びる第1〜第3の方向(X軸,Y軸及びZ軸の方向)の加速度を検出する。なお、Z軸は、重錘固定部7の中心を通りダイヤフラム部11の面が延びる方向と直交する方向に延びており、X軸及びY軸は、ダイヤフラム部11の面が延びる方向に延びている。
重錘固定部7には、仮想Z軸指示線ZL上に中心が位置するように、先端に重錘3が固定されている。この重錘固定部7は、四角形からなる多角形状の横断面を有しており、その外周面は、ダイヤフラム部11が位置する側から離れるに従って仮想Z軸指示線ZLに近づくように傾斜する傾斜面として形成されている。
支持部9は、矩形の環状を有しており、内周面は、切頭角錐形の空間の外周面に倣うように、実質的に同形状の4つの台形状の傾斜面15…が環状に組み合わされて構成されている。傾斜面15…は、ダイヤフラム部11が位置する側に向かうに従って仮想Z軸指示線ZLに近づくように傾斜しており、後述するストッパ構造の一部を構成している。このような支持部9の内周面の構造により、重錘固定部7を含む支持部9の内部空間17は、ダイヤフラム部11に向かって横断面形状が小さくなる切頭角錐形状を有することになる。
重錘3は、円板状に近い輪郭を有するタングステンにより形成されている。この重錘3は、一端が重錘固定部7に接着剤により固定された状態で、支持部9内の内部空間17と台座5内の内部空間19とに跨って2つの内部空間内に配置されており、支持部9内の内部空間17には、環状の部分3aが入り込んでいる。環状の部分3aは、支持部9側の角部に当接部3bを有している。当接部3bは、重錘固定部7が位置する側から見た輪郭形状が円形を有するようにほぼ円形の線状に延びている。本例では、当接部3bと前述した支持部9の4つの傾斜面15…とにより重錘のストッパ構造が構成されている。そのため、重錘3の変位量が所定の範囲を超えると、当接部3bが傾斜面15…に当接して重錘3の変位量が規制される。
図1に示すように、ダイヤフラム部11は、破線で示す外側輪郭21と内側輪郭23とを備えた環状に形成されている。外側輪郭21は、ダイヤフラム部11と支持部9との境界部に位置しており、矩形状からなる多角形状を呈している。内側輪郭23は、ダイヤフラム部11と重錘固定部7との境界部に位置しており、外側輪郭21の各辺と実質的に平行に延びる4つの辺を含む四角形からなる多角形状を呈している。外側輪郭21及び内側輪郭23はそれぞれ同心的に配置されている。これにより第1の仮想方向指示線(仮想X軸指示線)XLは、外側輪郭21及び内側輪郭23の中心を通り外側輪郭21の対向する一対の辺21a,21bと直交することになる。また、第2の仮想方向指示線(仮想Y軸指示線)YLは、外側輪郭21及び内側輪郭23の中心を通り外側輪郭21の対向する他の一対の辺21c,21dと直交することになる。
センサ本体1上に形成された加速度検出パターン13は、12個のセンサ素子(RX1等)と、18個の電極(TX1等)と、センサ素子(RX1等)と電極(TX1等)とを電気的に接続する18本の接続線(CX1等)と、2本のダミー接続線DX1,DX2とを有している。12個のセンサ素子(RX1等)は、いずれもダイアフラム部11の表面の所定位置に適宜なイオンを注入してp型の拡散抵抗層を形成することにより形成されており、直交する第1〜第3の方向(X軸,Y軸及びZ軸の方向)の加速度をそれぞれ検出するための3種類のセンサ素子群によって構成されている。X軸方向の加速度を検出するためのセンサ素子群は、仮想X軸指示線XLに沿って配置された第1〜第4のセンサ素子RX1〜RX4から構成されている。第1及び第2のセンサ素子RX1,RX2は、外側輪郭21及び内側輪郭23の対向する第1の一対の辺21a,23aに沿ってそれぞれ配置されている。第3及び第4のセンサ素子RX3,RX4は、重錘固定部7を間にして第1の一対の辺21a,23aと対向する外側輪郭21及び内側輪郭23の対向する第2の一対の辺21b,23bに沿ってそれぞれ配置されている。
Y軸方向の加速度を検出するためのセンサ素子群は、仮想Y軸指示線YLに沿って配置された第5〜第8のセンサ素子RY1〜RY4から構成されている。第5及び第6のセンサ素子RY1,RY2は、外側輪郭21及び内側輪郭23の対向する第3の一対の辺21c,23cに沿ってそれぞれ配置されている。第7及び第8のセンサ素子RY3,RY4は、重錘固定部7を間にして第3の一対の辺21c,23cと対向する外側輪郭21及び内側輪郭23の対向する第4の一対の辺21d,23dに沿ってそれぞれ配置されている。
Z軸方向の加速度を検出するためのセンサ素子群は、第9〜第12のセンサ素子RZ1〜RZ4から構成されている。第9及び第10のセンサ素子RZ1,RZ2は、仮想Y軸指示線YLと平行に延びる第1の仮想平行線(第1の仮想Y軸平行線)YP1に沿い且つ外側輪郭21及び内側輪郭23の対向する第3の一対の辺21c,23cに沿うようにそれぞれ配置されている。第11及び第12のセンサ素子RZ3,RZ4は、仮想Y軸指示線YLと平行に延び且つ仮想Y軸指示線YLを中心にして第1の仮想Y軸平行線YP1と線対称の位置に想定した第2の仮想平行線(第2の仮想Y軸平行線)YP2に沿い且つ外側輪郭21及び内側輪郭23の対向する第4の一対の辺21d,23dに沿ってそれぞれ配置されている。
各軸方向のセンサ素子は、X軸方向の第1〜第4のセンサ素子RX1〜RX4を例にとって説明すると、図3に示すように、後述する対応する6個の電極TX1〜TX6と6本の接続線CX1〜CX6と共にブリッジ回路をそれぞれ構成している。なお、接続線CX1〜CX6は、センサ素子RX1〜RX4に比べれば小さいものの僅かな抵抗値を有しているので、図3においては、抵抗として描いている。
各軸方向の所定のセンサ素子の間には両センサ素子のそれぞれの一方の端部に電気的に接続される中間電極(MX1等)が拡散抵抗によってダイヤフラム部11上に形成されている。具体的には、第1及び第2のセンサ素子RX1,RX2の間には第1の中間電極MX1が形成されており、第3及び第4のセンサ素子RX3,RX4の間には第2の中間電極MX2が形成されている。また、第5及び第6のセンサ素子RY1,RY2の間には第3の中間電極MY1が形成されており、第7及び第8のセンサ素子RY3,RY4の間には第4の中間電極MY2が形成されている。また、第9及び第10のセンサ素子RZ1,RZ2の間には第5の中間電極MZ1が形成されており、第11及び第12のセンサ素子RZ3,RZ4の間には第6の中間電極MZ2が形成されている。
18個の電極(TX1等)は、いずれもアルミの蒸着により形成された矩形形状を呈しており、センサ本体1の表面上の縁部に配置されている。
18本の接続線を構成する第1〜第18の接続線(CX1等)は、いずれもアルミの蒸着により形成されており、所定のセンサ素子(RX1等)と所定の電極(TX1等)とをそれぞれ電気的に接続している。第1の接続線CX1は、第1の中間電極MX1と電極TX2とを接続している。これにより、第1及び第2のセンサ素子RX1,RX2のそれぞれの一方の端部と電極TX2とは電気的に接続される。第2の接続線CX2は、第2の中間電極MX2と電極TX5とを接続している。これにより、第3及び第4のセンサ素子RX3,RX4のそれぞれの一方の端部と電極TX5とを電気的は接続される。第3の接続線CY1は、第3の中間電極MY1と電極TY2とを接続している。これにより、第5及び第6のセンサ素子RY1,RY2のそれぞれの一方の端部と電極TY2とは電気的に接続される。第4の接続線CY2は、第4の中間電極MY2と電極TY5とを接続している。これにより、第7及び第8のセンサ素子RY3,RY4のそれぞれの一方の端部と電極TY5とは電気的に接続される。第5の接続線CZ1は、第5の中間電極MZ1と電極TZ2とを接続している。これにより、第9及び第10のセンサ素子RZ1,RZ2のそれぞれの一方の端部と電極TZ2とは電気的に接続される。第6の接続線CZ2は、第6の中間電極MZ2と電極TZ5とを接続している。これにより、第11及び第12のセンサ素子RZ3,RZ4のそれぞれの一方の端部と電極TZ5とは電気的に接続される。第7〜第12の接続線CX3,CX4,CY3,CY4,CZ3,CZ4は、外側輪郭21に沿って跨るセンサ素子RX1,RX3,RY1,RY3,RZ1,RZ3の他方の端部と電極TX1,TX4,TY1,TY4,TZ1,TZ4とをそれぞれ電気的に接続している。第13〜第18の接続線CX5,CX6,CY5,CY6,CZ5,CZ6は、内側輪郭23に沿って跨るセンサ素子RX2,RX4,RY2,RY4,RZ2,RZ4の他方の端部と電極TX3,TX6,TY3,TY6,TZ3,TZ6とをそれぞれ電気的に接続している。そして、これらの18本の接続線(CX1等)と2本のダミー接続線DX1,DX2とにより、加速度検出パターン13の配線パターンが形成されることになる。
ダイヤフラム部11の表面には、仮想X軸指示線XL及び仮想Y軸指示線YLに区分けしたと仮定した場合に時計回りに並ぶ第1〜第4の領域27,29,31,33が形成されている。加速度検出パターン13の配線パターンは、18本の接続線(CX1等)と2本のダミー接続線DX1,DX2の線膨張係数と、センサ本体1を構成する半導体結晶基板の線膨張係数との差により半導体結晶基板内に発生する歪みが、複数のセンサ素子(RX1等)の中の特定のセンサ素子の出力に偏った影響を与えないように定められている。具体的には、第1〜第4の領域27,29,31,33上に形成される配線パターンの各部を第1〜第4のパターン部分としたときに、ダイヤフラム部11の中心Cに対して点対称の位置にある第1の領域27及び第3の領域31上にそれぞれ形成された第1及び第3のパターン部分のパターン形状がそれぞれ中心Cに対してほぼ点対称の関係になり、第2の領域及び第4の領域29,33にそれぞれ形成された第2及び第4のパターン部分のパターン形状がそれぞれ中心Cに対してほぼ点対称の関係になるように加速度検出パターン13の配線パターンは形成されている。本例のように加速度検出パターン13の配線パターンを形成すれば、接続線(CX1等)の線膨張係数とセンサ本体1を構成する半導体結晶基板の線膨張係数との差により半導体結晶基板内に歪みが発生しても、仮想X軸指示線XLに沿って位置するセンサ素子RX1〜RX4の出力と仮想Y軸指示線YLに沿って位置するセンサ素子RY1〜RY4の出力と仮想Y軸平行線YP1,YP2に沿って位置するセンサ素子RZ1〜RZ4の出力とに与える発生した歪みの影響がほぼ等しくなり、発生した歪みが特定のセンサ素子の出力に偏った影響を与えることがない。
また、ダイアフラム部の表面上の加速度検出パターン13の配線パターンは、仮想X軸指示線XLに対して線対称に近いの関係になり、仮想Y軸指示線YLに対してもほぼ線対称に近い関係になるように形成されている。
配線パターン25を形成する個々の接続線の形状について説明すると、センサ素子RX2,RX4,RY2,RY4,RZ2,RZ4の他方の端部に一端が接続され所定の電極に他端が接続された第13〜第18の接続線CX5,CX6,CY5,CY6,CZ5,CZ6は、中心Cと外側輪郭21の4つの角部とを結ぶ4本の仮想対角線に沿う接続線部分をそれぞれ持つように形成されている。
また、第1の中間電極MX1に接続された第1の接続線CX1は、第1の中間電極MX1に接続されて、第1の一対の辺21a,23aと平行に延びる接続線部分CX1aと、第13の接続線CX5と平行に延びる接続線部分CX1bとを有している。そして、第1の中間電極MX1を中心にして第1の接続線CX1とほぼ対称的な関係になるように第1のダミー接続線DX1がダイヤフラム部11上に形成されている。
第2の中間電極MX2に接続された第2の接続線CX2は、第2の中間電極MX2に接続されて、第2の一対の辺21b,23bと平行に延びる接続線部分CX2aと、第14の接続線CX6と平行に延びる接続線部分CX2bとを有している。そして、第2の中間電極MX2を中心にして第2の接続線CX2とほぼ対称的な関係になるように第2のダミー接続線DX2がダイヤフラム部11上に形成されている。
第3の中間電極MY1に接続される第3の接続線CY1は、第3の中間電極に接続されて第3の一対の辺21c,23cと平行に延びる接続線部分CY1aと、第15の接続線CY5と平行に延びる接続線部分CY1bとを有している。第5の中間電極MZ1に接続される第5の接続線CZ1は、第5の中間電極MZ1に接続されて第3の一対の辺21c,23cと平行に延びる接続線部分CZ1aと、第17の接続線CZ5と平行に延びる接続線部分CZ1bとを有している。そして、第3及び第5の接続線CY1,CZ1は、第3の中間電極MY1及び第5の中間電極MZ1を中心にしてほぼ対称的な関係になるようにダイヤフラム部11上に形成されている。
第4の中間電極MY2に接続される第4の接続線CY2は、第4の中間電極に接続されて第4の一対の辺21d,23dと平行に延びる接続線部分CY2aと、第16の接続線CY6と平行に延びる接続線部分CY2bとを有している。第6の中間電極MZ2に接続される第6の接続線CZ2は、第6の中間電極MZ2に接続されて第4の一対の辺21d,23dと平行に延びる接続線部分CZ2aと、第18の接続線CZ6と平行に延びる接続線部分CZ2bとを有している。そして、第4及び第6の接続線CY2,CZ2は、第4の中間電極MY2及び第6の中間電極MZ2を中心にしてほぼ対称的な関係になるようにダイヤフラム部11上に形成されている。
図4の一点鎖線に示すように、ダイヤフラム部11には、第1及び第2のセンサ素子RX1,RX2が形成された第1の素子形成領域の両側にそれぞれ第1の素子形成領域の可撓性を増大させるための可撓性増大部35A,35B,35C,35Dを形成することができる。また、第3及び第4のセンサ素子RX3,RX4のセンサ素子が形成された第2の素子形成領域の両側にそれぞれ第2の素子形成領域の可撓性を増大させるための可撓性増大部37A,37B,37C,37Dを形成することができる。また、第5及び第6のセンサ素子RY1,RY2並びに第9及び第10のセンサ素子RZ1,RZ2が形成された第3の素子形成領域の両側にそれぞれ第3の素子形成領域の可撓性を増大させるための可撓性増大部39A,39B,39C,39Dを形成することができる。また、第7及び第8のセンサ素子RY3,RY4並びに第11及び第12のセンサ素子RZ3,RZ4が形成された第4の素子形成領域の両側にそれぞれ第4の素子形成領域の可撓性を増大させるための可撓性増大部41A,41B,41C,41Dを形成することができる。このような可撓性増大部のそれぞれは、ダイヤフラム部11の表面上に向かって開口する凹部または貫通孔から構成することができる。
なお、上記例では、センサ素子(RX1等)を外側輪郭21の各辺及び内側輪郭23の各辺の両方に沿ってそれぞれ配置したが、センサ素子を外側輪郭の各辺及び内側輪郭の各辺の少なくとも1つに配置した半導体加速度センサにも本発明が適用できるのは勿論である。例えば、センサ素子を外側輪郭の各辺のみに配置した半導体加速度センサ、または内側輪郭にのみ配置した半導体加速度センサにも本発明が適用できるのは勿論である。
以下、本願に記載した他の発明について付記する。
(1) 中心部に重錘固定部、外周部に筒状の支持部、そして前記重錘固定部と前記支持部との間に前記重錘固定部及び前記支持部よりも厚みが薄いダイヤフラム部を有する半導体結晶基板からなるセンサ本体と、
前記ダイヤフラム部に形成された拡散抵抗からなる複数のセンサ素子と、
前記センサ本体の表面上に形成された複数の電極と、
前記センサ本体の表面上に形成されて前記複数のセンサ素子と前記複数の電極とを電気的に接続する複数本の導電部からなる接続線とを具備する半導体加速度センサであって、
前記ダイヤフラム部の外側輪郭の形状は多角形状を呈しており、
前記ダイアフラム部の表面上に形成される前記複数本の接続線からなる配線パターンが、前記外側輪郭の中心を通り前記外側輪郭の対向する一対の辺と直交する第1の仮想方向指示線に対してほぼ線対称の関係になり、前記外側輪郭の中心を通り前記外側輪郭の対向する他の一対の辺と直交する第2の仮想方向指示線に対してほぼ線対称の関係になるように形成されていることを特徴とする半導体加速度センサ。
(2) 中心部に重錘固定部、外周部に筒状の支持部、そして前記重錘固定部と前記支持部との間に前記重錘固定部及び前記支持部よりも厚みが薄いダイヤフラム部を有する半導体結晶基板からなるセンサ本体と、
前記ダイヤフラム部に形成された拡散抵抗からなる複数のセンサ素子と、
前記センサ本体の表面上に形成された複数の電極と、
前記センサ本体の表面上に形成されて前記複数のセンサ素子と前記複数の電極とを電気的に接続する複数本の導電部からなる接続線とを具備する半導体加速度センサであって、
前記ダイヤフラム部の外側輪郭の形状は多角形状を呈し、前記ダイアフラム部の内側輪郭の形状は前記外側輪郭の各辺と実質的に平行に延びる4つの辺を含む多角形状を呈し、前記外側輪郭及び前記内側輪郭はそれぞれ同心的に配置され、
前記複数のセンサ素子はそれぞれ、前記外側輪郭の各辺及び前記内側輪郭の各辺の少なくとも1つに隣接してまたは跨って形成され、
前記ダイアフラム部の表面上に形成される前記複数本の接続線からなる配線パターンが、前記外側輪郭の中心を通り前記外側輪郭の対向する一対の辺と直交する第1の仮想方向指示線に対してほぼ線対称の関係になり、前記外側輪郭の中心を通り前記外側輪郭の対向する他の一対の辺と直交する第2の仮想方向指示線に対してほぼ線対称の関係になるように形成されていることを特徴とする半導体加速度センサ。
本発明によれば、接続線により半導体結晶基板内に発生する歪みが、複数のセンサ素子の中の特定のセンサ素子の出力に偏った影響を与えないように定めるので、複数のセンサ素子が測定対象以外の力の影響を偏って受けることなく、半導体加速度センサの測定精度を高めることができる。

Claims (6)

  1. 中心部に重錘固定部、外周部に筒状の支持部、そして前記重錘固定部と前記支持部との間に前記重錘固定部及び前記支持部よりも厚みが薄いダイアフラム部を有する半導体結晶基板からなるセンサ本体と、
    前記ダイアフラム部に形成された拡散抵抗からなる複数のセンサ素子と、
    前記センサ本体の表面上に形成された複数の電極と、
    前記センサ本体の表面上に形成されて前記複数のセンサ素子と前記複数の電極とを電気的に接続する複数本の導電部からなる接続線とを具備する半導体加速度センサであって、
    前記ダイアフラム部の外側輪郭の形状は多角形状を呈しており、
    前記外側輪郭の中心を通り前記外側輪郭の対向する一対の辺と直交する第1の仮想方向指示線と、前記中心を通り前記外側輪郭の対向する他の一対の辺と直交する第2の仮想方向指示線とによって前記ダイアフラム部の表面が時計方向に並んだ第1〜第4の領域に区分けされたものと仮定した場合に、前記第1〜第4の領域上に形成される前記複数本の接続線からなる配線パターンの各部を第1〜第4のパターン部分としたときに、前記中心に対して点対称の位置にある前記第1の領域及び前記第3の領域上にそれぞれ形成された前記第1及び第3のパターン部分のパターン形状がそれぞれ前記中心に対してほぼ点対称の関係になり、前記第2の領域及び第4の領域にそれぞれ形成された前記第2及び第4のパターン部分のパターン形状がそれぞれ前記中心に対してほぼ点対称の関係になるように前記配線パターンが形成されており、
    前記複数本の接続線のうち少なくとも4本の接続線は、前記中心と前記外側輪郭の4つの角部とを結ぶ4本の仮想対角線に沿う接続線部分をそれぞれ持つように形成されていることを特徴とする半導体加速度センサ。
  2. 中心部に重錘固定部、外周部に筒状の支持部、そして前記重錘固定部と前記支持部との間に前記重錘固定部及び前記支持部よりも厚みが薄いダイアフラム部を有する半導体結晶基板からなるセンサ本体と、
    前記ダイアフラム部に形成された拡散抵抗からなる複数のセンサ素子と、
    前記センサ本体の表面上に形成された複数の電極と、
    前記センサ本体の表面上に形成されて前記複数のセンサ素子と前記複数の電極とを電気的に接続する複数本の導電部からなる接続線とを具備する半導体加速度センサであって、
    前記ダイアフラム部の外側輪郭の形状は多角形状を呈し、前記ダイアフラム部の内側輪郭の形状は前記外側輪郭の各辺と実質的に平行に延びる4つの辺を含む多角形状を呈し、前記外側輪郭及び前記内側輪郭はそれぞれ同心的に配置され、
    前記複数のセンサ素子はそれぞれ、前記外側輪郭の各辺及び前記内側輪郭の各辺の少なくとも1つに隣接してまたは跨って形成され、
    前記外側輪郭及び前記内側輪郭の中心を通り前記外側輪郭の対向する一対の辺と直交する第1の仮想方向指示線と、前記中心を通り前記外側輪郭の対向する他の一対の辺と直交する第2の仮想方向指示線とによって前記ダイアフラム部の表面が時計方向に並んだ第1〜第4の領域に区分けされたものと仮定した場合に、前記第1〜第4の領域上に形成される前記複数本の接続線からなる配線パターンの各部を第1〜第4のパターン部分としたときに、前記中心に対して点対称の位置にある前記第1の領域及び前記第3の領域上にそれぞれ形成された前記第1及び第3のパターン部分のパターン形状がそれぞれ前記中心に対してほぼ点対称の関係になり、前記第2の領域及び第4の領域にそれぞれ形成された前記第2及び第4のパターン部分のパターン形状がそれぞれほぼ点対称の関係になるように前記配線パターンが形成されており、
    前記複数本の接続線のうち少なくとも4本の接続線は、前記中心と前記外側輪郭の4つの角部とを結ぶ4本の仮想対角線に沿う接続線部分をそれぞれ持つように形成されていることを特徴とする半導体加速度センサ。
  3. 前記複数のセンサ素子は、直交する第1〜第3の方向の加速度をそれぞれ検出するための3種類のセンサ素子群によって構成され、
    前記第1の方向の加速度を検出するための前記センサ素子群は、前記外側輪郭及び前記内側輪郭の対向する第1の一対の辺に沿って配置された第1及び第2のセンサ素子と、前記重錘固定部を間にして前記第1の一対の辺と対向する前記外側輪郭及び前記内側輪郭の対向する第2の一対の辺に沿って配置された第3及び第4のセンサ素子とからなり、第1〜第4のセンサ素子は前記外側輪郭及び前記内側輪郭の中心を通り且つ前記第1及び第2の一対の辺と直交する第1の仮想方向指示線に沿って配置され、
    前記第2の方向の加速度を検出するための前記センサ素子群は、前記外側輪郭及び前記内側輪郭の対向する第3の一対の辺に沿って配置された第5及び第6のセンサ素子と、前記重錘固定部を間にして前記第3の一対の辺と対向する前記外側輪郭及び前記内側輪郭の対向する第4の一対の辺に沿って配置された第7及び第8のセンサ素子とからなり、第5〜第8のセンサ素子は前記外側輪郭及び前記内側輪郭の中心を通り且つ前記第3及び第4の一対の辺と直交する第2の仮想方向指示線に沿って配置され、
    前記第3の方向の加速度を検出するための前記センサ素子群は、前記第3の一対の辺に沿って配置された第9及び第10のセンサ素子と、前記第4の一対の辺に沿って配置された第11及び第12のセンサ素子とからなり、第9及び第10のセンサ素子は前記第2の仮想方向指示線と平行に延びる第1の仮想平行線に沿って配置されており、前記第11及び第12のセンサ素子は前記第2の仮想方向指示線と平行に延び且つ前記第2の仮想方向指示線を中心にして前記第1の仮想平行線と線対称の位置に想定した第2の仮想平行線に沿って配置されている請求項に記載の半導体加速度センサ。
  4. 前記第1及び第2のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第1の中間電極が、前記第3及び第4のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第2の中間電極が、前記第5及び第6のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第3の中間電極が、前記第7及び第8のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第4の中間電極が、前記第9及び第10のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第5の中間電極が、前記第11及び第12のセンサ素子の間には両センサ素子が電気的に接続される第6の中間電極が、前記ダイアフラム部に形成されており、
    前記第1〜第6の中間電極にはそれぞれ第1〜第6の接続線の一端が接続されており、
    前記第1の中間電極に接続される前記第1の接続線は、前記第1の中間電極に接続されて、前記第1の一対の辺と平行に延びる接続線部分を有しており、
    前記第2の中間電極に接続される前記第2の接続線は、前記第2の中間電極に接続されて、前記第2の一対の辺と平行に延びる接続線部分を有しており、
    前記第1の中間電極を中心にして前記第1の接続線とほぼ対称的な関係になる第1のダミー接続線が前記ダイアフラム部上に形成されており、
    前記第2の中間電極を中心にして前記第2の接続線とほぼ対称的な関係になる第2のダミー接続線が前記ダイアフラム部上に形成されており、
    前記第3の中間電極と前記第5の中間電極にそれぞれ接続される前記第3及び第5の接続線は、前記第3の中間電極と前記第5の中間電極にそれぞれ接続されて、前記第3の一対の辺と平行に延びる接続線部分を有しており、
    前記第4の中間電極と前記第6の中間電極にそれぞれ接続される前記第4び第6の接続線は、前記第4の中間電極と前記第6の中間電極にそれぞれ接続されて、前記第4の一対の辺と平行に延びる接続線部分を有していることを特徴とする請求項に記載の半導体加速度センサ。
  5. 前記ダイアフラム部には、前記第1及び第2のセンサ素子が形成された第1の素子形成領域の両側にそれぞれ前記第1の素子形成領域の可撓性を増大させるための可撓性増大部が形成され、前記第3及び第4のセンサ素子のセンサ素子が形成された第2の素子形成領域の両側にそれぞれ前記第2の素子形成領域の可撓性を増大させるための可撓性増大部が形成され、前記第5及び第6のセンサ素子並びに前記第9及び第10のセンサ素子が形成された第3の素子形成領域の両側にそれぞれ前記第3の素子形成領域の可撓性を増大させるための可撓性増大部が形成され、前記第7及び第8のセンサ素子並びに前記第11及び第12が形成された第4の素子形成領域の両側にそれぞれ前記第4の素子形成領域の可撓性を増大させるための可撓性増大部が形成されている請求項に記載の半導体加速度センサ。
  6. 前記一対の可撓性増大部のそれぞれは、前記ダイアフラム部の表面上に向かって開口する凹部または貫通孔から構成されている請求項に記載の半導体加速度センサ。
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