JPH10160199A - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム

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JPH10160199A
JPH10160199A JP8316594A JP31659496A JPH10160199A JP H10160199 A JPH10160199 A JP H10160199A JP 8316594 A JP8316594 A JP 8316594A JP 31659496 A JP31659496 A JP 31659496A JP H10160199 A JPH10160199 A JP H10160199A
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floor
air
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air conditioning
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信太郎 杉本
Shinji Kaneko
真司 兼子
Shigeo Tsukue
重男 机
Takahiko Ukuchi
隆彦 宇口
Takeshi Kanai
健 金井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内機から吹き出た調和空気を複数の部屋に
供給するダクトを設置方向に自由度を持たせて床下に形
成することが容易な施工性の良いものに改良した空気調
和システムを得る。 【解決手段】 1階の床46に開口部81を設け、この
開口部上に嵌合孔85を有する断熱材82(室内機設置
用板)に設置し、Tカラー92を嵌合孔に上方から通
し、一方このTカラーの筒部92cが内側に嵌まるよう
に分岐チャンバ50の通風管55を嵌合して、両者を一
体化結合する。そして下部に吹出孔3Fを設けた室内機
3を断熱材82上に位置決め状金具86、86と固定金
具87、87で据付ける。Tカラーの筒部に円筒状の通
風管が360度自在に結合するため、分岐チャンバに連
結させる供給ダクトの設置方向も自在になり、施工性を
向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の一階と二階
の部屋の空調を、室内機との熱交換後の空気をダクトを
通して各部屋に送って行う方式の空気調和システムに関
する。特に室内機から吹き出た調和空気をダクトへ分岐
供給するために設けられる分岐チャンバの取付け構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物内の複数の部屋の空気調和
は、部屋の広さに応じた能力を持つ分離型空気調和装置
を使用し、それぞれの室外機を屋外に設置すると共に各
部屋ごとに室内機を設置することで行っていた。しかし
この方式であると、部屋と同数台の分離型空気調和装置
を必要とし不経済であると共に、また室内機を部屋ごと
に設置する手間や1台ごとに室外機と室内機とを冷媒配
管で接続する不便な施工性などの問題があるため、近
年、1台の室外機から分配冷媒管で、各部屋の室内機へ
冷媒を分配供給して空気調和を行うマルチ方式の空気調
和装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このマルチ方
式の空気調和装置でも、室内機は部屋数と同じ台数を必
要とし、また部屋数が多かったりすると、冷媒配管の総
配管距離が増えて冷媒を循環させるのに能力の大きい大
型の室外機を使用したり、また複雑な冷媒配管経路とな
って、施工性の点、メンテナンスの面で悪いなどの問題
がある。
【0004】そこで、本発明では室内機で熱交換した調
和空気を1階側、2階側の各部屋に通じるダクトで導
き、空気調和を行うような空気調和システムを採用する
こととし、特に1階側の室内機から調和空気を床下へと
下向きに吹き出させ、次いで床下のダクトを通して各部
屋方向へ分岐し、各部屋の床面から吐出させるという調
和空気の供給路を確実かつ簡易に形成できるように図っ
た空気調和システムを提供することを目的とする。
【0005】また、室内機と床下のダクトとは、室内機
から吹き出た調和空気を複数本の床下ダクトに分岐して
流すことのできる分岐チャンバで中継し、かつこの分岐
チャンバが空気の取り入れ方向と吐出方向を変更自在な
構造として、床下ダクトの配設方向に自由度を与え、調
和空気の供給路の形成を容易にし、その施工性を高める
ことのできるようにした空気調和システムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は圧縮機および熱源側熱交換器等を搭載した
室外機と、減圧装置、利用側熱交換器および送風装置等
を搭載した室内機とを冷媒配管により接続して冷凍サイ
クルを構成し、前記利用側熱交換器と熱交換後の調和空
気をダクトおよびその先の吹出部より複数の部屋に導入
し、屋内の空気調和を行うようにした空気調和システム
において、床につながる床面開口部を設けた床下に、上
面に通風管、側面に複数の通風ダクト接続孔部を有する
分岐チャンバを置き、前記開口部上に前記通風管の嵌合
する孔を有する断熱材を設置し、前記断熱材を挾んでT
カラーを前記分岐チャンバの通風管内径部に嵌合して固
定し、前記断熱材上に下部吹出孔を備えた室内機を据付
けた構成の空気調和システムとしたものである。
【0007】また、前記分岐チャンバーの通風管を丸形
状に形成し、この通風管の嵌合相手であるTカラーに対
して分岐チャンバーの設置方向を自在とし、床下に配す
るダクトの接続方向を任意位置に設定可能とした構成の
空気調和システムとしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を図面に
基づいて説明する。
【0009】図1は、2基の別々の空気調和装置で、1
階の部屋と2階の部屋を別々に空調を行う空調システム
を示す説明図である。
【0010】この図において、1は1階側空調用の室外
機であり、2は2階側空調用の室外機であり、共に内部
に圧縮機と熱源側熱交換器などを搭載し、通常屋外に設
置される。3は前記1階側空調用の室外機1と床下46
Sに配した冷媒配管4でつながる1階側空調用の室内機
であり、そして、5は同じく前記2階側空調用の室外機
2と冷媒配管6でつながる2階側空調用の室内機で、共
に内部に減圧装置を含む利用側熱交換器と送風装置とを
搭載している。
【0011】そして、これら室内機3および室内機5で
は、その利用側熱交換器で屋内の被調和空気を冷媒との
間で熱交換を行わせ、この熱交換器で冷却又は加熱され
た空気を送風装置により被調和室または屋内に戻してい
る。ここで、2階側空調用の室内機5は、屋根裏7の空
間を利用してそこに設置している。
【0012】これに対して1階側では、室内機3の設置
場所として階段40を利用し、その階段下41Sの空間
部に収納設置している。
【0013】さて、ここで1階側および2階側の空調装
置は共に同一の構成であり、図2に示すように、圧縮機
10、熱源側熱交換器11、減圧装置12、利用側熱交
換器13を順に冷媒配管4で環状に接続して圧縮機10
により冷媒が循環すると共に、屋内から屋外に排気され
る空気(排気)中から熱を回収する熱回収機14を、図
1に示すように冷媒配管4の途中に介挿配置して形成し
た冷凍サイクルとなっている。
【0014】また、前記熱回収機14は、1台のユニッ
ト物であるが、内部に1階用と2階用の熱回収熱交換器
を2台内蔵した構成で、かつ屋内空気を熱回収熱交換器
に送風し熱交換を促進させる1台の共用の排気ファン1
8を備えている。詳しくは、図番14Aは1階用の熱回
収熱交換器で、1階の隅にある浴室、トイレなどの部屋
R7を通じて、主として1階側の屋内空気を排気させる
ように設けた排気路16a中に設置されている。
【0015】同様に、2階の隅にあるトイレなどの部屋
R1を通じて、主として2階側の屋内空気を排気させる
ように設けた排気路16b中に、熱回収機14の2階用
熱回収熱交換器14Bを設置したものとなっている。
【0016】このような構成の冷凍サイクルでは、前記
熱回収機14による熱交換作用で排気空気中の熱を回収
することにより、冷凍サイクルの蒸発能力、凝縮能力が
プラスされるものとしている。
【0017】なおこの冷凍サイクル中には、アキューム
レータ、レシーバタンク、ストレーナ、マフラー、さら
に四方弁等を設けた構成とすることもできる。また図2
で熱源側熱交換器13、熱回収熱交換器14A、利用側
熱交換器11に示す矢印は、それぞれ熱交換促進用のた
めに送風される外気などを示す。
【0018】さて、前記各室内機3、5で熱交換して得
た調和空気を1階側の各部屋R5、R6、R7および共
通の部屋R4に、また2階側の各部屋R1、R2、R3
および共通の部屋R4に供給するために、室内機3およ
び室内機5からの調和空気を流入させかつ分岐吐出させ
るための分岐チャンバ50と分岐チャンバ23と、各部
屋に通じるように配した調和空気供給ダクト57、5
8、24、25とおよび調和空気供給ダクトの先端に設
けられる吹出チャンバ59、60、26、27などから
成る同一構成の吹出供給路が設けられている。
【0019】ここで、分岐チャンバ50、23および吹
出チャンバ59、60、26、27は、図3の1階側の
分岐チャンバ50に示すように、発砲スチロールなどよ
りなる2分割成形品50A、50Bより形成した内部が
空胴のものである。
【0020】さて、2階側では屋根裏7に分岐チャンバ
23と、調和空気供給ダクト24、25と、吹出口を下
にした吹出チャンバ26、27を設置する。分岐チャン
バ23と室内機5とは吹出ダクト22で連結されると共
に、分岐チャンバ23の片側面には前記各調和空気供給
ダクト24、25を接続するための複数のダクト接続口
が形成されている。
【0021】よって室内機5から吹き出し分岐チャンバ
23、調和空気供給ダクト24、25を経て吹出チャン
バ26、27から各部屋R2、R3に吐出した調和空気
は、互いの部屋がそれぞれ下部の連通孔29、30、3
1で通じているので、各部屋を廻って空調を行う。廻っ
た後の空気は、部屋R4の天井裏に設置した内部が空胴
の吸込チャンバ20と連絡ダクト21を介して室内機5
に戻り、その利用側熱交換器で熱交換され再び送風装置
で吹出し、循環する。
【0022】また、この吸込チャンバ20には、屋根裏
7に配した外気導入管34が連通し、ひさし部の外気取
入口33から外気を導入し、排気路16bからの屋内空
気の排気とにより換気をも行わせ、室内を清浄空気が循
環するようにしている。
【0023】一方1階側では、室内機3を階段40を利
用してその階段下41Sの空間に設置する。この時、室
内機3はその吹出口を下向きにして床46に設置する。
また、階段40の廊下側に面する壁面の上部に空気の戻
り口42を設けている。このようにすると、階段下41
Sの空間は、室内機3に吸い込まれる空気の戻り空間と
して機能し、2階側の吸込チャンバ20と同じ働きをさ
せることが、別途吸込チャンバを設けずともよくなる。
そして床46には孔部を形成し、そこに次述する分岐チ
ャンバ50に立設せる通風管55を挿通させる。
【0024】50は分岐チャンバで、室内機3に対応さ
せて床下46Sに設置する。また、分岐チャンバ50か
ら吐出する調和空気を各部屋R5、R6に供給するため
の調和空気供給ダクト57、58を配設する。そして、
各調和空気供給ダクト57、58の先端に吹出チャンバ
59、60をその吹出口を上に向けて各部屋の床46中
に設置する。
【0025】ここで、図3に示すように、分岐チャンバ
50にはその通風管55と直交する位置関係で、側面に
前記各調和空気供給ダクト57、58を接続するための
複数のダクト接続口70、71が形成されている。
【0026】よって室内機3から吹き出し、分岐チャン
バ50、調和空気供給ダクト57、58を経て吹出チャ
ンバ59、60から各部屋R5、R6に吐出した調和空
気は、互いの部屋R5、R6、R7およびR4がそれぞ
れ下部の連通孔62、63、64で通じているので、各
部屋を廻って空調を行う。廻った後の空気は、階段下4
1Sの戻り口42から室内機3に戻り、その利用側熱交
換器で熱交換され再び送風装置で吹出し循環する。
【0027】また、外気を導入し室内を清浄空気が循環
するように、建物外壁の下部の外気取入口67から外気
を取り入れるための外気導入管66を床下46Sに配
し、その給気口68を階段下の空間に開口するように床
面に設けて、排気路16aとにより換気も行なわせてい
る。
【0028】室内機3の構造は図5に示すように、利用
側熱交換器13を内蔵し、かつ戻り空気の取り入れ口4
3を側面に向けた上函3Aと、この上函3Aの下部に、
送風装置44を内蔵した下函3Bとを結合した構造とな
っている。
【0029】また、調和空気の吹き出し方向を変更でき
るように、下函3Bは上函3Aに対し結合方向を変えら
れるようになっている。すなわち、下函3Bを今、連通
口としての開口48bを塞いでいるカバー49を一時外
して反時計方向に45度回動し、左側面に来る開口48
aをカバー49で塞げば、今までカバー49で塞がれて
いた開口48bが上向きになり空気の連通口となり、図
6に示すように空気の取り入れ口43と吹出口45が同
じ側にきて、空気を横から取り入れ横に吹き出す室内機
3とすることができる。すなわちこのケースの室内機
は、図1に示す2階側空調用の室内機5に対応するもの
となる。
【0030】次に、図3、および図4に基づいて、前述
した1階側の室内機3と分岐チャンバ50とを接続し組
み立てる構造について説明する。
【0031】室内機3が設置される床部46には矩形状
の開口部81が形成されている。82は室内機3を取付
け設置するための設置板で、板金83を基材としその表
側と裏側に断熱材84a、84bを貼った構造であっ
て、かつ中央部に円形の嵌合孔85を有して、床部の開
口部81を蓋うように置かれ、設置板周辺をネジや固定
ビスにより取付け固定される。
【0032】室内機3はその吹出口3Fを設置板82の
円形の嵌合孔85と一致させて載置される。そして、設
置板82上の位置合わせ金具86、86により位置決め
された後で、室内機固定金具87、87を取付け溝8
9、89に嵌め、ビス90、90で固定することにより
室内機3は、確実に据付け固定されるようになってい
る。
【0033】この時、室内機3と設置板82との間に
は、分岐チャンバ50から立設する通風管55との接続
機能を果たすTカラー92が介在設置される。Tカラー
92は金属製部材又は樹脂製部材などで形成され、方形
の板部92bの下に筒部92cが突設し、該筒部92c
が設置板82の円形の嵌合孔85にきつく嵌合して取付
け固定され、その筒部は92cは下に抜け出る。
【0034】一方、床下46Sには分岐チャンバ50が
配設される。この分岐チャンバ50は2分割の発砲スチ
ロール製成形品50A、50Bを合体固定したもので、
上面に室内機3の吹出口3Fに連絡する通風管55が突
設し、片側の側面に調和空気供給ダクト57、58を嵌
合接続させるためのダクト接続孔70、71が2ケ形設
されている。
【0035】Tカラー92によって、室内機3と分岐チ
ャンバ50とを固定する仕方を次に述べると、先ず設置
板82の円形の嵌合孔85にTカラー92の筒部92c
を嵌合して装着する。次いで、床下46Sに置く分岐チ
ャンバ50の通風管55を床部の開口部81に置いたま
ま、載置板82の下に抜け出ているTカラー92の筒部
92cの外側に嵌合させる。
【0036】この結果、Tカラー92の筒部92cと分
岐チャンバ50の通風管55とはきつく嵌合し、設置板
82を挾んでTカラー92と分岐チャンバ50とは一体
化する。この後、設置板82を床部46に固定し、その
上に室内機3を載せて固定金具87、87で据付け固定
すれば、床部上の室内機3と床下の分岐チャンバ50と
を接続固定することができる。
【0037】こうして室内機3と分岐チャンバ50とは
接続固定される。この場合、室内機3は、断熱材84
a、84bを表裏に貼った設置板82の上に据え付けて
いるので、断熱材84a、84bが防振材の働きをし、
室内機の運転による振動を軽減し、静かな空調運転を可
能にする。また断熱材84a、84bは気密パッキンと
しても働き、Tカラー92と分岐チャンバ50の通風管
55とのつなぎ目のシールを果たし、調和空気が漏れな
いように機能している。
【0038】図5は、室内機3と分岐チャンバ50を接
続する施工を終えた要部の構造図であり、3は室内機の
一部であり、92はTカラー、そして55は分岐チャン
バの通風管を示す。また82は床部46に載置した室内
機設置用板である。ここで、室内機設置用板82は、実
際は下引き96の上に組んだ根太97の上に合板98を
介して支えられて床部46上に設けられている。また分
岐チャンバ50の内径部に嵌合するTカラー92の筒部
92cには、その外周面に気密パッキン99が環状に嵌
着されたものとなっている。
【0039】このように、室内機3と分岐チャンバ50
とは、その間に置くTカラー92および室内機設置用板
82を使用し、Tカラー92、室内機設置用板82に設
けた嵌合孔85および分岐チャンバ50の通風管55と
を互いに嵌合し合うことで、ネジやビスなどの固定手段
を用いずとも簡単に組立て結合することができる。これ
によって、調和空気の供給路を床下という作業のし難い
場所であっても、それほどの困難性もなく施工すること
ができる。また、床断熱工法(内断熱工法)の場合でも
容易に床開口部81の気密シールが個能である。
【0040】また、分岐チャンバ50とTカラー92
は、通風管55と筒部92cという互いの結合相手が円
筒状物なので、結合方向が360度自由自在となり、そ
のため調和空気の吹出方向をどの方向にも向けられるよ
うに分岐チャンバ50を設置できるようになり、よって
床下に配するダクト57、58も任意の位置、方向に配
設可能となり、部屋により近いルートをまた簡単に配設
できるルートを選んで付設できるなど、施工を有利とす
ることができる。
【0041】そして、このように構成された空気調和シ
ステムでは、2階側の部屋R1、R2、R3およびR4
等は屋根裏7に設置した室内機5および分岐して配設し
た供給ダクト24、25等により各部屋の天井面から吹
出チャンバ26、27によって十分な量の冷気又は暖気
が供給されて空調が行われ、一方1階側の部屋R5、R
6、R7およびR4等は、1階の床下46Sの空間に設
置した室内機3および分岐して配設した供給ダクト5
7、58等により各部屋の床面から吹出チャンバ59、
60によって十分な量の冷気又は暖気が供給されて空調
が行われる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、室内機
から下に吹き出た調和空気を、床下に置いた分岐チャン
バで床下に配した複数のダクトに分岐して流し、各部屋
に供給する空気調和システムとしている。従ってこの空
気調和システムの構築の際に、床上の室内機と床下の分
岐チャンバとの組み付け固定を必要とするが、請求項1
の発明によれば、室内機の設置される床に開口部を設
け、この開口部上に断熱材を設置すると共にこの断熱材
には嵌合孔を設け、そして断熱材を挾んで上方からTカ
ラーを、下方から分岐チャンバ上面の通風管を、それぞ
れ嵌合孔を通して互いに重複嵌合させることで固定が行
えるようにしている。そして最後に断熱材上に室内機を
その吹出孔を下にして据え付け固定している。
【0043】よって、室内機と分岐チャンバとは、その
間に介在するTカラーおよび嵌合孔を持つ断熱材を使用
して、互いの嵌合というだけで確実に固定することがで
き、ネジやビスなどの固定手段を用いずに接続固定でき
るようになり、ダクトの形成が簡単に達成できると共
に、施工性の改善、工期の短縮化が図られて、コスト削
減効果等も奏するものとなる。
【0044】また、請求項2の発明によれば、分岐チャ
ンバの通風管はその嵌合相手であるTカラーに備わる連
絡用の丸筒部と同形の丸形状に形成し、嵌合するという
互いの結合相手を円筒状物としたので、分岐チャンバは
結合方向が360度自由自在となり、調和空気を任意な
方向に吹き出せるようになり、床下のダクトの設置に自
由度が生まれ、設計が容易となり、そしてダクトを無駄
に長くさせない短いルートで配設できるようになる。ま
たその布設作業も効率的に行えると共に、工事コストも
安価とすることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2階建て家屋を空気調和を行う空気調
和システムの説明図。
【図2】上記空気調和システムの冷凍サイクルの概略
図。
【図3】室内機と分岐チャンバとの結合し組立てる様相
を示す構成要素の分解斜視図。
【図4】上記室内機と分岐チャンバとの結合して組み立
てたその要部の構造を示す断面図。
【図5】利用側熱交換器を内装する上函と送風装置を内
装する下函とが結合してなる室内機の内部構造を概略的
に示す縦断側面図。
【図6】上記上函と下函との結合方向の変更により、吹
き出し方向が変えられる仕様とした場合の室内機の内部
構造を概略的に示す縦断側面図。
【符号の説明】
1、2 室外機 3、5 室内機 4、6 冷媒配管 7 屋根裏 50 分岐チャンバ 24、25、57、58 調和空気供給ダクト 46 床 46S 床下 55 通風管 70、71 ダクト接続孔 81 開口部 82 設置板 85 嵌合孔 92 Tカラー R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7 部屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇口 隆彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 金井 健 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機および熱源側熱交換器等を搭載し
    た室外機と、減圧装置、利用側熱交換器および送風装置
    等を搭載した室内機とを冷媒配管により接続して冷凍サ
    イクルを構成し、前記利用側熱交換器と熱交換後の調和
    空気をダクトおよびその先の吹出部により複数の部屋に
    導入し、屋内の空気調和を行うようにした空気調和シス
    テムにおいて、 床につながる床面開口部を設けた床下に、上面に通風
    管、側面に複数の通風ダクト接続孔部を有する分岐チャ
    ンバを置き、前記開口部上に前記通風管の嵌合する孔を
    有する断熱材を設置し、前記断熱材を挾んでTカラーを
    前記分岐チャンバの通風管内径部に嵌合して固定し、前
    記断熱材上に下部吹出孔を備えた室内機を据付けたこと
    を特徴とする空気調和システム。
  2. 【請求項2】 前記分岐チャンバーの通風管を丸形状に
    形成し、この通風管の嵌合相手であるTカラーに対して
    分岐チャンバーの設置方向を自在とし、床下ダクトの接
    続方向を任意位置に設定可能としたことを特徴とする前
    記特許請求の範囲第1項に記載する空気調和システム。
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