JP2018031484A - 住宅用空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】配管構造を簡略化することができるとともに、送風機の作動に起因した騒音や振動を低減することができる。
【解決手段】空調システム10は、小屋裏17に設けられた空調室20と、空調室20内に設置された空調機21と、空調室20の外部の空気である外部空気(外気OA、室内空気RA)を空調室20内に導入する外部空気導入手段30と、空調機21により調整された調整空気CAと外部空気導入手段30により導入された外部空気とが混合された混合空気MAを空調室20から複数の居室11〜15に供給する混合空気供給手段50とを備えている。混合空気供給手段50は、空調室20から延びる上流側給気ダクト51、上流側給気ダクト51の下流側において分岐して延びる複数の下流側給気ダクト52〜54、及び複数の下流側給気ダクト52〜54にそれぞれ設けられた複数の送風機56〜58を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅用空調システムに関する。
高気密高断熱住宅においては、空調室に設けられた1台の空調機により複数の居住空間の全ての空調を行う全館空調システムが採用されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の空調システムでは、空調室と複数の居住空間とが複数の給気ダクトによりそれぞれ接続されている。各給気ダクトの上流側端部には、送風機が設けられている。そして、送風機が作動することで、空調機により調整された空気(以下、調整空気)が各給気ダクトを通じて各居住空間に供給される。
特開2016−90151号公報
ところで、特許文献1に記載の空調システムでは、空調室と複数の居住空間とが互いに独立した複数の給気ダクトによりそれぞれ接続されているため、空調室内に複数のダクトが存在することとなり、配管構造が複雑になるという問題がある。
また、上記空調システムでは、複数の送風機が複数のダクトの上流側端部にそれぞれ設けられており、複数の送風機が空調室内に集中して設置されている。そのため、送風機の作動音や振動の発生源が集中することとなり、送風機の作動に起因した騒音や振動により住宅の快適性を損なうという問題がある。
本発明の目的は、配管構造を簡略化することができるとともに、送風機の作動に起因した騒音や振動を低減することのできる住宅用空調システムを提供することにある。
上記目的を達成するための住宅用空調システムは、住宅内の非居住空間に設けられた空調室と、前記空調室内に設置された空調機と、前記空調室の外部の空気である外部空気を前記空調室内に導入する外部空気導入手段と、前記空調機により調整された調整空気と前記外部空気導入手段により導入された外部空気とが混合された混合空気を前記空調室から複数の部屋に供給する混合空気供給手段と、を備える。前記混合空気供給手段は、前記空調室から延びる上流側給気ダクトと、前記上流側給気ダクトの下流側において分岐して延びる複数の下流側給気ダクトと、前記複数の下流側給気ダクトにそれぞれ設けられた複数の送風機と、を備える。
同構成によれば、空調室内において調整空気と外部空気とが混合されることにより生成された混合空気は、送風機により吸引されることで上流側給気ダクト及び下流側給気ダクトを通じて各部屋に供給される。
ここで、上記構成によれば、混合空気供給手段が上流側給気ダクトとその下流側において分岐して延びる下流側給気ダクトとを備えているため、空調室と複数の部屋とが互いに独立した複数のダクトにより接続される構成に比べて、混合空気供給手段における上流側の部分の配管構造を簡略化することができる。
また、上記構成によれば、複数の送風機が複数の下流側給気ダクトにそれぞれ設けられているため、複数の送風機が空調室内に集中して設置される従来の構成とは異なり、住宅内において送風機を分散して配置することが可能となる。このため、送風機の作動音や振動の発生源を分散させることができる。したがって、送風機の作動に起因した騒音や振動を低減することができる。
したがって、配管構造を簡略化することができるとともに、送風機の作動に起因した騒音や振動を低減することができる。
上記住宅用空調システムにおいて、前記上流側給気ダクトと前記複数の下流側給気ダクトとの間には、サージタンクが介設されていることが好ましい。
上流側給気ダクトの下流側端部から複数の下流側給気ダクトが分岐して延びる構成においては、一部の送風機の作動が停止されると、作動中の送風機が設けられた下流側給気ダクトに混合空気が集中して吸引されることとなり、下流側給気ダクトの内部を混合空気が円滑に流れなくなるおそれがある。
この点、上記構成によれば、上流側給気ダクトと複数の下流側給気ダクトとの間にサージタンクが介設されているため、混合空気がサージタンクに一時的に溜められることとなる。これにより、一部の送風機の作動が停止された場合であっても、作動中の送風機が設けられた下流側給気ダクトに混合空気が集中して吸引されることが抑制される。したがって、混合空気を円滑に流すことができる。
上記住宅用空調システムにおいて、前記空調室は、前記住宅内における床下以外の非居住空間に設けられていることが好ましい。
例えば空調室を床下に設けた場合には、外部空気として床下の空気が空調室内に導入され、そうした外部空気と調整空気とが混合された混合空気が各部屋に供給される。床下の空気は、住宅の基礎を形成するコンクリートに染み込んだ不快な臭いを発する。そのため、不快な臭いを発する混合空気が各部屋に供給されることとなり、住宅の快適性が損なわれるおそれがある。
この点、上記構成によれば、空調室が、住宅内における床下以外の非居住空間に設けられるため、上述したような床下の空気が空調室内に導入されることがなく、不快な臭いを発する混合空気が各部屋に供給されることがない。
上記住宅用空調システムにおいて、前記空調室は住宅の小屋裏に設けられており、前記上流側給気ダクトは前記小屋裏から下方に向けて延在するとともに前記住宅の懐にて前記複数の下流側給気ダクトと接続されていることが好ましい。
同構成によれば、空調室内の混合空気は送風機により吸引されることで上流側給気ダクトを通じて下方に向けて流れる。このとき、混合空気は自身に作用する重力に従って流れることから、送風機の負荷を低減することができる。したがって、送風機の消費電力を低減することができる。
本発明によれば、配管構造を簡略化することができるとともに、送風機の作動に起因した騒音や振動を低減することができる。
住宅用空調システムの一実施形態について、同空調システムが適用された住宅の断面図。 同実施形態の一階の居室に混合空気を供給する混合空気供給手段を示す斜視図。 同実施形態の二階の居室に混合空気を供給する混合空気供給手段を示す斜視図。
以下、図1〜図3を参照して、一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の空調システム10が適用される住宅は、高気密高断熱の二階建て住宅である。住宅の一階には、居住空間としての3つの居室11〜13が設けられている。また、住宅の二階には、居住空間としての2つの居室14,15が設けられている。
一階の床と、コンクリートにより形成された住宅の基礎との間には、非居住空間としての床下16が設けられている。
二階の天井と屋根との間には、非居住空間としての小屋裏17が設けられている。
一階の天井と二階の床との間には、非居住空間としての懐18が設けられている。
二階の一方(この場合、同図の右方)の居室14と小屋裏17との間には、同居室14と小屋裏17とを連通する連通空間19が設けられている。
小屋裏17には、空調室20が設けられている。
空調室20の一方(この場合、同図の左方)の壁には、空調機21の室内機22が設置されている。また、住宅の外部には、室外機が設けられており、室外機と室内機22とは冷媒配管(いずれも図示略)を介して接続されている。室内機22、冷媒配管、及び室外機などにより空調機21が構成されている。本実施形態の空調機21は、冷暖房機能に加え、湿度調節機能を備えた家庭用に市販されているものである。
小屋裏17には、住宅の外部と空調室20の内部とを連通する導入ダクト31が設けられている。導入ダクト31の上流側端部は、住宅の外壁の上部を貫通しており、同外壁に取り付けられた導入フード32に接続されている。導入ダクト31の下流側端部は、空調室20の上記一方の壁を貫通しており、同壁に取り付けられた導入口33に接続されている。本実施形態では、導入口33が室内機22よりも上方に設けられている。導入フード32、導入ダクト31、及び導入口33を通じて空調室20内に住宅の外部の空気(以下、外気OA)が導入される。
空調室20の上記一方の壁とは反対側(同図の右側)の壁の上部には、貫通孔(図示略)が形成されており、同貫通孔には、連通空間19を通じて室内空気RAを空調室20内に導入する導入ファン34が取り付けられている。
本実施形態では、導入ダクト31、導入フード32、及び導入口33、並びに導入ファン34により、外気OA及び室内空気RA、すなわち空調室20の外部の空気である外部空気を空調室20内に導入する外部空気導入手段30が構成されている。
空調室20には、空調室20の内部空間を上下に隔てる通気性の抵抗板23が設けられている。抵抗板23は、導入口33、室内機22、及び導入ファン34よりも下方に設けられている。本実施形態では、格子状の抵抗板23が採用されている。
空調室20内においては、空調機21により設定された温度及び湿度となるように調整された調整空気CAと、外気OA及び室内空気RAとが混合される。
空調室20と各居室11〜15との間には、空調室20内において調整空気CAと、外気OA及び室内空気RAとが混合された混合空気MAを、各居室11〜15に供給する混合空気供給手段50,60が設けられている。
まず、空調室20内の混合空気MAを一階の居室11〜13に供給する混合空気供給手段50について説明する。
図1及び図2に示すように、混合空気供給手段50は、空調室20から延びる上流側給気ダクト51と、懐18に設けられ、上流側給気ダクト51の下流側端部が接続された箱形の給気サージタンク55と、給気サージタンク55から分岐して延びる3つの下流側給気ダクト52〜54とを備えている。なお、一階の居室数は3つに限られない。したがって、一階の居室数に応じて下流側給気ダクトの数を適宜変更することができる。各下流側給気ダクト52〜54の上流側端部には、送風機56〜58が設けられている。
上流側給気ダクト51の上流側端部は、空調室20の一方(図1の左方)の壁における抵抗板23よりも下部を貫通して同壁に取り付けられた吸入口51aに接続されている。上流側給気ダクト51は、小屋裏17から、二階の非居住空間を通って下方に向けて延在している。上流側給気ダクト51の下流側端部は、給気サージタンク55に接続されている。
各下流側給気ダクト52〜54の上流側端部は、給気サージタンク55の互いに異なる側面に接続されている。各下流側給気ダクト52〜54の下流側端部は、一階の各居室11〜13の天井を貫通して同天井に取り付けられた各給気口52a〜54aに接続されている。
図2に示すように、本実施形態では、給気サージタンク55の内部に送風機56〜58を収容したが、給気サージタンク55の外部に送風機56〜58を取り付けるようにしてもよい。
次に、空調室20内の混合空気MAを二階の居室14,15に供給する混合空気供給手段60について説明する。
図1及び図3に示すように、混合空気供給手段60は、空調室20から延びる上流側給気ダクト61と、懐18に設けられ、上流側給気ダクト61の下流側端部が接続された箱形の給気サージタンク64と、給気サージタンク64から分岐して延びる2つの下流側給気ダクト62,63とを備えている。なお、二階の居室数は2つに限られない。したがって、二階の居室数に応じて下流側給気ダクトの数を適宜変更することができる。各下流側給気ダクト62,63の上流側端部には、送風機65,66が設けられている。
上流側給気ダクト61の上流側端部は、空調室20の一方(図1の左方)の壁における抵抗板23よりも下部を貫通して同壁に取り付けられた吸入口61aに接続されている。上流側給気ダクト61は、小屋裏17から、二階の非居住空間を通って下方に向けて延在している。上流側給気ダクト61の下流側端部は、給気サージタンク64の上面に接続されている。
各下流側給気ダクト62,63の上流側端部は、給気サージタンク64の互いに対抗する側面に接続されている。各下流側給気ダクト62,63の下流側端部は、懐18内において互いに異なる方向であって、二階の居室14,15の床を貫通して設けられた給気口67,68をそれぞれ指向している。
次に、各居室11〜15の室内空気RAを住宅の外部に排出する室内空気排出手段40について説明する。
図1に示すように、一階の居室11〜13の床には、居室11〜13と床下16とを連通する連通口11a〜13aがそれぞれ設けられている。
床下16と小屋裏17との間には、上流側排気ダクト41が一階の非居住空間、懐18、及び二階の非居住空間を貫通して設けられている。上流側排気ダクト41の上流側端部には、床下16において開口する取入口41aが設けられている。
小屋裏17には、二階の居室14,15にそれぞれ対応する上流側排気ダクト42,43が設けられている。上流側排気ダクト42,43の上流側端部は、居室14,15の天井を貫通して同天井に取り付けられた取入口42a,43aに接続されている。
床下16から延在する上記上流側排気ダクト41の下流側端部は、一方の居室14の天井から延在する上流側排気ダクト42の途中部分に接続されている。
上流側排気ダクト42,43の下流側には、これら排気ダクト42,43に共通の下流側排気ダクト44が設けられている。下流側排気ダクト44の下流側端部は、住宅の外壁の上部を貫通して同外壁に取り付けられた排出フード46に接続されている。上流側排気ダクト42,43の下流側端部と下流側排気ダクト44の上流側端部との間には、排気サージタンク45が設けられている。
小屋裏17には、下流側排気ダクト44を通じて排出される空気と、前述した導入ダクト31を通じて導入される外気OAとの間で熱交換をするための熱交換器35が設けられている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
空調機21、導入ファン34、及び送風機56〜58,65,66が作動されると、外気OAが導入ダクト31を通じて空調室20内に導入されるとともに、室内空気RAが導入ファン34を通じて空調室20内に導入される。
調整空気CAと外部空気(外気OA、室内空気RA)とが混合された混合空気MAは、送風機56〜58により吸引されることで上流側給気ダクト51、給気サージタンク55、及び下流側給気ダクト52〜54を通じて一階の居室11〜13に供給される。また、混合空気MAは、送風機65,66により吸引されることで上流側給気ダクト61、給気サージタンク64、及び下流側給気ダクト62,63、懐18、及び給気口67,68を通じて二階の居室14,15に供給される。
一方、一階の居室11〜13の室内空気RAは、連通口11a〜13a、床下16、及び取入口41aを通じて上流側排気ダクト41に流入する。また、二階の居室14,15の室内空気RAは、取入口42a,43aを通じて上流側排気ダクト42,43に流入する。
上流側排気ダクト41〜43内を流れる室内空気RA、すなわち排気EAは、排気サージタンク45及び下流側排気ダクト44を通じて熱交換器35を通過する際に、外気OAとの間で熱交換をする。すなわち、排気EAの温度が外気OAの温度よりも高い場合には、排気EAにより外気OAが加熱される。また、排気EAの温度が外気OAの温度よりも低い場合には、排気EAにより外気OAが冷却される。そして、熱交換器35を通過した後の排気EAは、下流側排気ダクト44及び排出フード46を通じて住宅の外部に排出される。
ここで、本実施形態によれば、混合空気供給手段50が上流側給気ダクト51とその下流側において分岐して延びる下流側給気ダクト52〜54とを備えている。また、混合空気供給手段60が上流側給気ダクト61とその下流側において分岐して延びる下流側給気ダクト62,63とを備えている。このため、空調室20と複数の居室11〜15とが互いに独立した複数のダクトにより接続される構成に比べて、混合空気供給手段50,60における上流側の部分の配管構造をそれぞれ簡略化することができる。
また、各送風機56〜58が各下流側給気ダクト52〜54に設けられており、各送風機65,66が各下流側給気ダクト62,63に設けられている。このため、複数の送風機が空調室20内に集中して設置される従来の構成とは異なり、住宅内において送風機56〜58,65,66を分散して配置することが可能となる。このため、送風機56〜58,65,66の作動音や振動の発生源を分散させることができる。したがって、送風機56〜58,65,66の作動に起因した騒音や振動を低減することができる。
ところで、上流側給気ダクトの下流側端部から複数の下流側給気ダクトが分岐して延びる構成においては、一部の送風機の作動が停止されると、作動中の送風機が設けられた下流側給気ダクトに混合空気MAが集中して吸引されることとなり、下流側給気ダクトの内部を混合空気MAが円滑に流れなくなるおそれがある。その結果、送風機の負荷が増大し、消費電力の増大を招くおそれがある。
この点、本実施形態によれば、上流側給気ダクト51と各下流側給気ダクト52〜54との間に給気サージタンク55が介設されている。また、上流側給気ダクト61と各下流側給気ダクト62,63との間に給気サージタンク64が介設されている。このため、混合空気MAが給気サージタンク55(64)に一時的に溜められることとなる。これにより、一部の送風機56〜58(64,65)の作動が停止された場合であっても、作動中の送風機56〜58(64,65)が設けられた下流側給気ダクト52〜54(62,63)に混合空気MAが集中して吸引されることが抑制される。
以上説明した本実施形態に係る住宅用空調システムによれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)混合空気供給手段50(60)は、空調室20から延びる上流側給気ダクト51(61)、上流側給気ダクト51(61)の下流側において分岐して延びる複数の下流側給気ダクト52〜54(62,63)、及び複数の下流側給気ダクト52〜54(62,63)にそれぞれ設けられた複数の送風機56〜58(65,66)を備えている。
こうした構成によれば、上記作用を奏することから、配管構造を簡略化することができるとともに、送風機の作動に起因した騒音や振動を低減することができる。
(2)上流側給気ダクト51(61)と複数の下流側給気ダクト52〜54(62,63)との間には、給気サージタンク55(64)が介設されている。
こうした構成によれば、上記作用を奏することから、混合空気MAを円滑に流すことができ、送風機56〜58(65,66)の負荷を抑制して消費電力の増大を抑制することができる。
(3)空調室20が住宅の小屋裏17に設けられている。
例えば空調室を床下16に設けた場合には、外部空気として床下の空気が空調室内に導入され、そうした外部空気と調整空気CAとが混合された混合空気MAが各居室11〜15に供給される。床下16の空気は、住宅の基礎を形成するコンクリートに染み込んだ不快な臭いを発するため、不快な臭いを発する混合空気MAが各居室11〜15に供給されることとなり、住宅の快適性が損なわれるおそれがある。
これに対して、上記構成によれば、空調室20が、住宅の小屋裏17に設けられているため、上述したような床下16の空気が空調室20内に導入されることがなく、不快な臭いを発する混合空気MAが各居室11〜15に供給されることがない。
(4)上流側給気ダクト51(61)は小屋裏17から下方に向けて延在するとともに住宅の懐18にて複数の下流側給気ダクト52〜54(62,63)と接続されている。
こうした構成によれば、空調室20内の混合空気MAは送風機56〜58(65,66)により吸引されることで上流側給気ダクト51(61)を通じて下方に向けて流れる。このとき、混合空気MAは自身に作用する重力に従って流れることから、送風機56〜58(65,66)の負荷を低減することができる。したがって、送風機56〜58(65,66)の消費電力を低減することができる。
(5)空調室20内には、導入口33、空調機21の室内機22、及び導入ファン34と、上流側給気ダクト51,61の吸入口51a,61aとの間を、通気可能に仕切る抵抗板23が設けられている。このため、空調室20内に導入された外気OA及び室内空気RAと、調整空気CAとを十分に混合させることができる。したがって、調整空気CAがそのまま吸入口51a,61aを通じて上流側給気ダクト51,61に吸入されることを抑制することができ、各居室11〜15に供給される空気に温度などのむらが生じることを抑制することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・抵抗板23の形状は格子状に限定されない。例えば、多数の円孔を有する抵抗板であってもよい。
・空調室20の設置場所は小屋裏17に限定されない。空調室20の設置場所としては、例えば、懐18や、1階または2階の非居住空間(例えば階段下の空間)などの床下16以外の非居住空間が好ましい。
・送風機56〜58を下流側給気ダクト52〜54の下流側端部に設けることもできる。また、送風機65,66を下流側給気ダクト62,63の下流側端部に設けることもできる。
・給気サージタンク55,64を省略することもできる。すなわち、上流側給気ダクト51の下流側端部に複数の下流側給気ダクト52〜54を直接接続するようにしてもよい。また、上流側給気ダクト61の下流側端部に複数の下流側給気ダクト62,63を直接接続するようにしてもよい。
・上記実施形態及び変形例では、二階建て住宅に対して本発明を適用したものについて例示したが、一階建て住宅や三階建て住宅に対して本発明を適用することもできる。
10…空調システム、11〜15…居室(部屋)、11a〜13a…連通口、16…床下、17…小屋裏、18…懐、19…連通空間、20…空調室、21…空調機、22…室内機、23…抵抗板、30…外部空気導入手段、31…導入ダクト、32…導入フード、33…導入口、34…導入ファン、35…熱交換器、40…室内空気排出手段、41〜43…上流側排気ダクト、41a〜43a…取入口、44…排気サージタンク、45…下流側排気ダクト、46…排出フード、50…混合空気供給手段、51…上流側給気ダクト、51a…吸入口、52〜54…下流側給気ダクト、52a〜54a…給気口、55…給気サージタンク、56〜58…送風機、60…混合空気供給手段、61…上流側給気ダクト、61a…吸入口、62,63…下流側給気ダクト、64…給気サージタンク、65,66…送風機、67,68…給気口、CA…調整空気、EA…排気、MA…混合空気、OA…外気、RA…室内空気。
上記目的を達成するための住宅用空調システムは、住宅内の非居住空間に設けられた空調室と、前記空調室内に設置された空調機と、前記空調室の外部の空気である外部空気を前記空調室内に導入する外部空気導入手段と、前記空調機により調整された調整空気と前記外部空気導入手段により導入された外部空気とが混合された混合空気を前記空調室から複数の部屋に供給する混合空気供給手段と、を備える。前記混合空気供給手段は、前記空調室から、前記非居住空間とは別の他の非居住空間まで延びる上流側給気ダクトと、前記他の非居住空間において前記上流側給気ダクトに接続されるとともに前記複数の部屋まで延びる複数の下流側給気ダクトと、前記複数の下流側給気ダクトにそれぞれ設けられた複数の送風機と、を備える。

Claims (4)

  1. 住宅内の非居住空間に設けられた空調室と、
    前記空調室内に設置された空調機と、
    前記空調室の外部の空気である外部空気を前記空調室内に導入する外部空気導入手段と、
    前記空調機により調整された調整空気と前記外部空気導入手段により導入された外部空気とが混合された混合空気を前記空調室から複数の部屋に供給する混合空気供給手段と、を備える住宅用空調システムにおいて、
    前記混合空気供給手段は、
    前記空調室から延びる上流側給気ダクトと、
    前記上流側給気ダクトの下流側において分岐して延びる複数の下流側給気ダクトと、
    前記複数の下流側給気ダクトにそれぞれ設けられた複数の送風機と、を備える、
    住宅用空調システム。
  2. 前記上流側給気ダクトと前記複数の下流側給気ダクトとの間には、サージタンクが介設されている、
    請求項1に記載の住宅用空調システム。
  3. 前記空調室は、住宅内における床下以外の非居住空間に設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の住宅用空調システム。
  4. 前記空調室は住宅の小屋裏に設けられており、
    前記上流側給気ダクトは前記小屋裏から下方に向けて延在するとともに前記住宅の懐にて前記複数の下流側給気ダクトと接続されている、
    請求項3に記載の住宅用空調システム。
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