JPH10160005A - アングル型ボール弁 - Google Patents
アングル型ボール弁Info
- Publication number
- JPH10160005A JPH10160005A JP33305196A JP33305196A JPH10160005A JP H10160005 A JPH10160005 A JP H10160005A JP 33305196 A JP33305196 A JP 33305196A JP 33305196 A JP33305196 A JP 33305196A JP H10160005 A JPH10160005 A JP H10160005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- valve
- seal
- valve body
- ball valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 定期的な維持補修が容易にできる吸収冷凍装
置用のアングル型ボール弁を提供する。 【解決手段】 T字形の弁ボディー5と、弁体となるボ
ール6、ボールを回転させるための弁軸7、ボールシー
ル8及び弁軸シール9とを有するT字型ボール弁におい
て、前記T字型の弁ボディー5のほぼ直角関係にある2
方向を、流体の出入口2、3とし、該出入口は接続する
管と溶接による接続を可能とし、残りの1方向を、ボー
ルの取外し、組込みを可能とするメンテナンス口4とし
たことを特徴とするアングル型ボール弁としたものであ
り、前記弁軸7は、外部から見える先端部分及び弁軸貫
通部12をキャップ10で密封するのがよく、また、メ
ンテナンス口4は、弁ボディーに蓋15をフランジで接
合するか、容易に取り外しできる溶接とするのがよい。
置用のアングル型ボール弁を提供する。 【解決手段】 T字形の弁ボディー5と、弁体となるボ
ール6、ボールを回転させるための弁軸7、ボールシー
ル8及び弁軸シール9とを有するT字型ボール弁におい
て、前記T字型の弁ボディー5のほぼ直角関係にある2
方向を、流体の出入口2、3とし、該出入口は接続する
管と溶接による接続を可能とし、残りの1方向を、ボー
ルの取外し、組込みを可能とするメンテナンス口4とし
たことを特徴とするアングル型ボール弁としたものであ
り、前記弁軸7は、外部から見える先端部分及び弁軸貫
通部12をキャップ10で密封するのがよく、また、メ
ンテナンス口4は、弁ボディーに蓋15をフランジで接
合するか、容易に取り外しできる溶接とするのがよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボール弁に係り、
特に、吸収冷凍機に用いるアングル型ボール弁に関する
ものである。
特に、吸収冷凍機に用いるアングル型ボール弁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配管には通常フランジ型ボール弁
が使用されていた。このようなフランジ型ボール弁を図
5に示す。配管21はボール弁20に接続フランジ22
でボルト締め23され接続されている。ところで、蒸気
配管の間に、図5のような通常のフランジ型ボール弁2
0を入れると、蒸気配管に剛性があり、温度変化時にフ
ランジ取付ボルト23に大きな力がかかり、気密不良の
原因となる。特に、吸収冷凍装置は真空気密を必要とし
ているため、図6に示すように接続部分を溶接24し
て、用いるのが良い。ところでこの接続フランジ部を溶
接24にしても、吸収冷凍装置は使用している溶液の腐
食性のため、錆等の噛込みによるボールの作動不良が起
こり易くメンテナンスを必要としているため、ボール部
のメンテナンスのための分割フランジ部25が残り、こ
こに力がかかって、気密不良の原因となる等の問題があ
った。
が使用されていた。このようなフランジ型ボール弁を図
5に示す。配管21はボール弁20に接続フランジ22
でボルト締め23され接続されている。ところで、蒸気
配管の間に、図5のような通常のフランジ型ボール弁2
0を入れると、蒸気配管に剛性があり、温度変化時にフ
ランジ取付ボルト23に大きな力がかかり、気密不良の
原因となる。特に、吸収冷凍装置は真空気密を必要とし
ているため、図6に示すように接続部分を溶接24し
て、用いるのが良い。ところでこの接続フランジ部を溶
接24にしても、吸収冷凍装置は使用している溶液の腐
食性のため、錆等の噛込みによるボールの作動不良が起
こり易くメンテナンスを必要としているため、ボール部
のメンテナンスのための分割フランジ部25が残り、こ
こに力がかかって、気密不良の原因となる等の問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消し、定期的な維持補修が容易にできる吸収冷凍装
置用のアングル型ボール弁を提供することを課題とす
る。
を解消し、定期的な維持補修が容易にできる吸収冷凍装
置用のアングル型ボール弁を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、T字型の弁ボディーと、弁体となるボ
ール、ボールを回転させるための弁軸、ボールシール及
び弁軸シールとを有するT字型ボール弁において、前記
T字型の弁ボディーのほぼ直角関係にある2方向を、流
体の出入口とし、該出入口は接続する管と溶接による接
続を可能とし、残りの1方向を、ボールの取外し、組込
みを可能とするメンテナンス口としたことを特徴とする
アングル型ボール弁としたものである。前記アングル型
ボール弁において、弁軸は、外部から見える先端部分及
び弁軸貫通部をキャップで密封しているのがよい。
に、本発明では、T字型の弁ボディーと、弁体となるボ
ール、ボールを回転させるための弁軸、ボールシール及
び弁軸シールとを有するT字型ボール弁において、前記
T字型の弁ボディーのほぼ直角関係にある2方向を、流
体の出入口とし、該出入口は接続する管と溶接による接
続を可能とし、残りの1方向を、ボールの取外し、組込
みを可能とするメンテナンス口としたことを特徴とする
アングル型ボール弁としたものである。前記アングル型
ボール弁において、弁軸は、外部から見える先端部分及
び弁軸貫通部をキャップで密封しているのがよい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、T字型ボール弁におい
て、2方向の流体出入口の接続部を溶接型とし、その他
に、ボールメンテナンス用の口を設けたものである。次
に、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本
発明のアングル型ボール弁の一例を示す全体斜視図であ
り、図2(a)は図1のA−A断面図、図2(b)は図
2(a)のB−B断面図である。図1において、1はア
ングル型ボール弁、2、3は流体の出入口、4はメンテ
ナンス口であり、図2において、5は弁ボディー、6は
弁体となるボール、7はボールを回転させるための弁
軸、8はボールシール、9は弁軸シール、10はキャッ
プ、11はOリングである。
て、2方向の流体出入口の接続部を溶接型とし、その他
に、ボールメンテナンス用の口を設けたものである。次
に、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本
発明のアングル型ボール弁の一例を示す全体斜視図であ
り、図2(a)は図1のA−A断面図、図2(b)は図
2(a)のB−B断面図である。図1において、1はア
ングル型ボール弁、2、3は流体の出入口、4はメンテ
ナンス口であり、図2において、5は弁ボディー、6は
弁体となるボール、7はボールを回転させるための弁
軸、8はボールシール、9は弁軸シール、10はキャッ
プ、11はOリングである。
【0006】このように、図2では、T字型の内、ほぼ
直角関係にある2方向を、流体の出入口2、3とし、接
続部を溶接型とし、残りの口4から、ボールのメンテナ
ンスを可能にしている。また、ボール6を回転させる軸
貫通部12は、キャップ10により密封している。キャ
ップ10部のシールは、図のように、Oリング11とし
てもよいし、又は、キャップ取付ネジとシールを兼用と
してもよい。なお、キャップ10の取付は、ネジではな
く、フランジ構造としてもよい。また、メンテナンス口
4は蓋15を弁ボディー5にフランジで固定し、接続部
をガスケット又はOリングでシールする構成となってい
る。
直角関係にある2方向を、流体の出入口2、3とし、接
続部を溶接型とし、残りの口4から、ボールのメンテナ
ンスを可能にしている。また、ボール6を回転させる軸
貫通部12は、キャップ10により密封している。キャ
ップ10部のシールは、図のように、Oリング11とし
てもよいし、又は、キャップ取付ネジとシールを兼用と
してもよい。なお、キャップ10の取付は、ネジではな
く、フランジ構造としてもよい。また、メンテナンス口
4は蓋15を弁ボディー5にフランジで固定し、接続部
をガスケット又はOリングでシールする構成となってい
る。
【0007】シールa13は、出入口間のシールの役目
をし、ボールシール8には、ボール6をシールa13に
押し付ける役目(バネ特性を利用)をさせている。ボー
ルシール8は別の形状としてもよい。また、ボール6の
センターを精度よくしてきめ、ボールシール8を省略す
ることもできる。図3に、本発明の他のアングル型ボー
ル弁を示し、図3(a)は図1のA−A断面図、図3
(b)は図3(a)のB−B断面図である。図3におい
て、図2との相違点はメンテナンス口4の取付け方法だ
けであり他は同じ構成となっている。ボールのメンテナ
ンスは、数年に一度あるかどうか程度であるので、図3
のように、メンテナンスの口4を、容易に取り外しので
きる溶接16とし、メンテナンスの際は、これをグライ
ンダー等で削り、蓋15をはずし、再組立後、再度溶接
してもよい。
をし、ボールシール8には、ボール6をシールa13に
押し付ける役目(バネ特性を利用)をさせている。ボー
ルシール8は別の形状としてもよい。また、ボール6の
センターを精度よくしてきめ、ボールシール8を省略す
ることもできる。図3に、本発明の他のアングル型ボー
ル弁を示し、図3(a)は図1のA−A断面図、図3
(b)は図3(a)のB−B断面図である。図3におい
て、図2との相違点はメンテナンス口4の取付け方法だ
けであり他は同じ構成となっている。ボールのメンテナ
ンスは、数年に一度あるかどうか程度であるので、図3
のように、メンテナンスの口4を、容易に取り外しので
きる溶接16とし、メンテナンスの際は、これをグライ
ンダー等で削り、蓋15をはずし、再組立後、再度溶接
してもよい。
【0008】この方式では、取り外しを容易にするた
め、蓋板15とボディー5の溶接部の肉厚を薄くしてい
る。溶接の際の熱ボールシール8に悪影響を及ぼさない
ように、溶接位置をシール8からなるべく遠ざけてい
る。薄肉化も熱の伝え方を減らすのに役立てている。ま
た、再組立の時、ボールのシールの押し付け具合を規定
するため、位置決め部を持たせている。図4に、本発明
の別のアングル型ボール弁の縦断面図を示すが、このよ
うにメンテナンスの方向と、ボール駆動のステムの方向
とを一致させたものでもよい。図4では、ボール6と出
入口間のシールをするため、シールa13、シールc1
7を用い、ボールシール8は、バネ特性を利用したもの
とするのがよい。
め、蓋板15とボディー5の溶接部の肉厚を薄くしてい
る。溶接の際の熱ボールシール8に悪影響を及ぼさない
ように、溶接位置をシール8からなるべく遠ざけてい
る。薄肉化も熱の伝え方を減らすのに役立てている。ま
た、再組立の時、ボールのシールの押し付け具合を規定
するため、位置決め部を持たせている。図4に、本発明
の別のアングル型ボール弁の縦断面図を示すが、このよ
うにメンテナンスの方向と、ボール駆動のステムの方向
とを一致させたものでもよい。図4では、ボール6と出
入口間のシールをするため、シールa13、シールc1
7を用い、ボールシール8は、バネ特性を利用したもの
とするのがよい。
【0009】
【発明の効果】本発明においては、T字型のボール弁を
用いて一方をメンテナンス口として、該メンテナンス口
を容易に取りはずし可能な構成としたことにより、力の
かかる接続部は溶接とし、メンテナンスのための開口部
は、力のかからないフリーの状態で蓋(フランジ)を閉
める構造とし、気密不良をなくすようにしているため、
弁内部の定期的な維持補修が容易にできる吸収冷凍装置
用のアングル型ボール弁を提供できた。
用いて一方をメンテナンス口として、該メンテナンス口
を容易に取りはずし可能な構成としたことにより、力の
かかる接続部は溶接とし、メンテナンスのための開口部
は、力のかからないフリーの状態で蓋(フランジ)を閉
める構造とし、気密不良をなくすようにしているため、
弁内部の定期的な維持補修が容易にできる吸収冷凍装置
用のアングル型ボール弁を提供できた。
【図1】本発明のアングル型ボール弁の一例を示す全体
斜視図。
斜視図。
【図2】図1の断面図で(a)はA−A断面図、(b)
は(a)のB−B断面図。
は(a)のB−B断面図。
【図3】図1の他の断面図で(a)はA−A断面図、
(b)は(a)のB−B断面図。
(b)は(a)のB−B断面図。
【図4】本発明のアングル型ボール弁の他の例を示す縦
断面図。
断面図。
【図5】従来のフランジ型ボールの断面図。
【図6】従来のフランジ型ボールの他の断面図。
1:アングル型ボール弁、2,3:流体の出入口、4:
メンテナンス口、5:弁ボディー、6:弁体となるボー
ル、7:弁軸、8:ボールシール、9:弁軸シール、1
0:キャップ、11:Oリング、12:軸貫通部、1
3:シールa、15:蓋、16溶接部、17:シール
c、
メンテナンス口、5:弁ボディー、6:弁体となるボー
ル、7:弁軸、8:ボールシール、9:弁軸シール、1
0:キャップ、11:Oリング、12:軸貫通部、1
3:シールa、15:蓋、16溶接部、17:シール
c、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 伸隆 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 T字型の弁ボディーと、弁体となるボー
ル、ボールを回転させるための弁軸、ボールシール及び
弁軸シールとを有するT字型ボール弁において、前記T
字型の弁ボディーのほぼ直角関係にある2方向を、流体
の出入口とし、該出入口は接続する管と溶接による接続
を可能とし、残りの1方向を、ボールの取外し、組込み
を可能とするメンテナンス口としたことを特徴とするア
ングル型ボール弁。 - 【請求項2】 前記弁軸は、外部から見える先端部分及
び弁軸貫通部をキャップで密封していることを特徴とす
る請求項1記載のアングル型ボール弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33305196A JPH10160005A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | アングル型ボール弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33305196A JPH10160005A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | アングル型ボール弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10160005A true JPH10160005A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18261726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33305196A Pending JPH10160005A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | アングル型ボール弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10160005A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220052799A (ko) * | 2020-10-21 | 2022-04-28 | 프리시스 주식회사 | 진공밸브 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP33305196A patent/JPH10160005A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220052799A (ko) * | 2020-10-21 | 2022-04-28 | 프리시스 주식회사 | 진공밸브 |
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