JP2019148319A - ねじ込み継手、及びそれを用いた流体供給システム - Google Patents

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英宏 堂屋
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Abstract

【課題】要求される強度を維持しつつ、施工スペースの確保を可能とする小型のねじ込み継手、及びそれを用いて高度に集積化した流体供給システムを提供する。【解決手段】ねじ込み継手1、50は、雄ねじ部14を有する第1継手部材16と、雌ねじ部18を有する第2継手部材20と、雄ねじ部14と雌ねじ部18とが螺合することにより形成される螺合部22と、第1及び第2継手部材16、20の少なくとも何れか一方に形成され、螺合部22の形成に際して回転トルクが付与されるトルク付与部46、54とを備え、トルク付与部46、54の外形は、第1及び第2継手部材16、20における最大外径部44よりも小径である。【選択図】図5

Description

本発明は、ねじ込み継手、及びそれを用いた流体供給システムに関する。
特許文献1には、流体制御装置に使用される配管同士を接続する管継手が開示されている。この管継手は、ねじ込み継手であって、雄ねじ部を有する雄ナットと、雌ねじ部を有する雌ナットとをねじ込むことにより接続対象である配管同士を接続する。このねじ込みにより雄ねじ部及び雌ねじ部において螺合部が形成される。
また、雌ナットの外周面は平面視六角形状の外縁を有し、螺合部の形成に際し、回動用スパナ等の工具を雌ナットの外周面に係合して回動させることにより、雌ナットに回転トルクが付与される。
特開2004−36751号公報
特許文献1に記載のような一般的なねじ込み継手においては、回転トルクが付与される雌ナットにねじ込み継手の最大外径部が位置付けられる。従って、ねじ込み継手が使用される装置やシステムが高度に集積化されていたり、或いは、施工エリアが狭小であったりする場合には、工具を回動するための施工スペースの確保が困難な場合がある。
そこで、雌ナットを薄肉化して施工スペースを確保することが考えられる。しかし、雌ナットには、螺合部に発生する応力に耐えうる強度を確保する必要があるため、雌ナットの薄肉化ひいては小型化を実現するのは困難である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、要求される強度を維持しつつ、施工スペースの確保を可能とする小型のねじ込み継手、及びそれを用いて小型且つ高度に集積化した流体供給システムを提供することにある。
本発明は以下の態様として実現することができる。
本態様に係るねじ込み継手は、雄ねじ部を有する第1継手部材と、雌ねじ部を有する第2継手部材と、雄ねじ部と雌ねじ部とが螺合することにより形成される螺合部と、第1及び第2継手部材の少なくとも何れか一方に形成され、螺合部の形成に際して回転トルクが付与されるトルク付与部とを備え、トルク付与部の外形は、第1及び第2継手部材における最大外径部よりも小径である。
また、本態様に係る前述したねじ込み継手において、トルク付与部は、螺合部よりも小径である。
また、本態様に係る前述したねじ込み継手において、トルク付与部は、第1及び第2継手部材の軸線方向において螺合部とずれた位置に形成される。
また、本態様に係る前述したねじ込み継手において、最大外径部は、第1及び第2継手部材の径方向において螺合部と少なくとも一部が重なる位置に形成され、最大外径部の外周面は、平面視円形状の外縁を有する。
また、本態様に係る前述したねじ込み継手において、第2継手部材は、雌ねじ部が内周面に形成された雌ナットであり、トルク付与部は、雌ナットに形成される。
また、本態様に係る前述したねじ込み継手において、雌ナットは、その内周面に形成され、螺合部の内径よりも小径となる内フランジ部と、内フランジ部の螺合部の反対側に形成され、内フランジ部よりも小径となる配管挿通部とを有し、配管挿通部の外形部分がトルク付与部を構成する。
一方、本態様に係る流体供給システムは、前述したねじ込み継手を流路の接続に複数使用する流体供給システムであって、隣り合うねじ込み継手の少なくとも一組は、第1及び第2継手部材の径方向においてトルク付与部が互いに重なる位置に配列される。
また、本態様に係る別の流体供給システムは、前述したねじ込み継手を流路の接続に複数使用する流体供給システムであって、隣り合うねじ込み継手の少なくとも一組は、第1及び第2継手部材の径方向においてトルク付与部が互いにずれた位置に配列される。
本発明の前述した態様によれば、要求される強度を維持しつつ、施工スペースの確保を可能とする小型のねじ込み継手、及びそれを用いて小型且つ高度に集積化した流体供給システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るねじ込み継手を用いた流体供給システムの側面図である。 図1の流体供給システムの上面図である。 図1のねじ込み継手の断面図である。 図3のねじ込み継手の分解図である。 図3のねじ込み継手の上面図である。 図5のねじ込み継手を図5のA−A方向矢視から見た図である。 図2の流体供給システムを組み立てる際のねじ込み継手における締結作業を図2のB−B方向矢視から見たときの説明図である。 本発明の第2実施形態に係るねじ込み継手の上面図である。 図8のねじ込み継手を用いた流体供給システムの上面図である。 本発明の第3実施形態に係る流体供給システムの上面図である。
以下、図面に基づき本発明の各実施形態に係るねじ込み継手、及びそれを用いた流体供給システムについて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るねじ込み継手1を使用した流体供給システム2の側面図を示し、また、図2は、図1の流体供給システム2の上面図を示す。
流体供給システム2は、例えば3つのガス供給ライン4を備えたガス供給システムであって、各ガス供給ライン4の出口にそれぞれねじ込み継手1が設けられている。流体供給システム2は、3つのガス供給ライン4がそれぞれねじ込み継手1を介して、例えば、図示しない半導体製造プロセスの作業チャンバに直結される。
流体供給システム2は、従来と同様の構成機器からなる各ガス供給ライン4を有するものの、従来より小型化され、高度に集積化したシステムであり、半導体製造プロセス等に各種ガスを供給する。
流体供給システム2では、流路を内設した多数のベースブロック8をパネル6に固定し、各ベースブロック8の上部に各構成機器が固定されている。各構成機器には、例えば、エア駆動式のバルブの他、手動バルブ、ブロックバルブ、チャッキバルブ等のバルブ10や、マスフローコントローラ12等が含まれる。
図3は、ねじ込み継手1の断面図を示し、また、図4は、ねじ込み継手1の分解図を示す。また、図5は、ねじ込み継手1の側面図を示す。ねじ込み継手1は、雄ねじ部14を外周面に有する雄ナット(第1継手部材)16と、雌ねじ部18を内周面に有する雌ナット(第2継手部材)20とを備えている。ねじ込み継手1は、雄ナット16と雌ナット20とをねじ込むことにより、接続対象である配管同士を接続する管継手である。このねじ込みにより雄ねじ部14と雌ねじ部18とが螺合して図3に示す螺合部22が形成される。
螺合部22の形成に際し、本実施形態の場合には、雄ナット16及び雌ナット20のうちの雌ナット20に回動用スパナ等の工具を係合して回動させることにより回転トルクが付与される。雄ナット16には、雄ねじ部14の軸線方向の外端側に固定部24が形成されている。固定部24の外周面は平面視六角形状の外縁を有し、雌ナット20への回転トルク付与に際し、固定部24に別の固定用スパナ等の工具を係合して固定させることにより雄ナット16の空回りが阻止される。なお、ここでいう平面視とは、部材を軸方向から見たときであり、以下同様とする。
ねじ込み継手1は、管部材であって図示しない配管に溶接される第1スリーブ26と、管部材であって配管28に溶接される第2スリーブ(スリーブ)30とを備えている。第1スリーブ26と第2スリーブ30とを突き合わせてシール接続することにより、配管28に連通する気密な流路32が形成される。第1スリーブ26は、雄ナット16に挿通され、その軸線方向における図示しない配管の溶接側とは反対側に第1フランジ部34を有する。第1フランジ部34は、ねじ込み継手1の組み立ての際に、雄ナット16に抜け止めされながら回転自在に係止される。
第2スリーブ30は、雌ナット20に挿通され、その軸線方向における配管28の溶接側とは反対側に第2フランジ部(フランジ部)36を有する。また、雌ナット20の内周面には内径が螺合部22の内径よりも小径となる内フランジ部38が形成されている。第2フランジ部36は、ねじ込み継手1の組み立ての際に、雌ナット20の内フランジ部38にスラストベアリング40を介して抜け止めされながら回転自在に係止される。そして、雌ナット20の内フランジ部38の奥側(螺合部22の反対側)には、配管28の外径に合わせ、内フランジ部36の内径よりもさらに小径の配管挿通部39が形成されている。
スラストベアリング40は、雌ナット20内において内フランジ部38と第2フランジ部36との間に配置される。雌ナット20に回転トルクを付与して螺合部22を形成し、ねじ込み継手1が締結される過程において、スラストベアリング40はスラスト方向の締結力で雌ナット20に押圧される。しかし、スラストベアリング40において雌ナット20の回転が許容されることにより、第2スリーブ30と雌ナット20との共回りと、これらの互いの摺動とが防止される。
また、本実施形態のねじ込み継手1は、いわゆる面シール継手であって、第1スリーブ26と第2スリーブ30とはガスケット42を介して突き合わされる。ガスケット42は、ステンレス鋼等から形成された環板状のメタルガスケットであり、第1及び第2スリーブ26、30に作用する締結力によって潰され、突き合わされた第1及び第2スリーブ26、30を好適にシール接続する。
ここで、図5に示すように、ねじ込み継手1には、雄ナット16及び雌ナット20における最大外径部44と、螺合部22の形成に際して回転トルクが付与される第1トルク付与部(トルク付与部)46とを備えている。第1トルク付与部46は、雌ナット20の最大外径部44と一体に形成された筒状をなし、雌ナット20の軸線方向において最大外径部44よりもねじ込み継手1の外端側にずれた位置に形成される。この位置は、配管挿通部39と合致する位置であり、トルクが付与される箇所として十分な肉厚を確保することができる。
最大外径部44は、外径D1(例えば17.5mm)を有し、外周面が平面視円形状の外縁を有している。また、第1トルク付与部46は、最大外径部44の外径D1よりも小径となる二面幅D2(例えば14mm)を有し、外周面が平面視六角形状の外縁を有している。また、雄ナット16の固定部24は最大外径部44よりも小径となる二面幅D3(例えば17mm)を有している。なお、六角部をなす第1トルク付与部46及び固定部24の対角幅も外径D1よりも小径である。
また、第1トルク付与部46の二面幅D2は、図3に示す螺合部22の内径D4よりも小径であり、より具体的には螺合部22を構成する雌ねじ部18のねじの谷の径よりも小径である。図3に示すように、第1トルク付与部46は、雄ナット16及び雌ナット20の軸線方向において螺合部22よりもねじ込み継手1の外端側にずれた位置に形成されている。また、最大外径部44は、雄ナット16及び雌ナット20の径方向において螺合部22と少なくとも一部が重なる位置に形成されている。最大外径部44の肉厚t1は、螺合部22に発生する応力に雌ナット20が耐えうる強度を確保した値に設定されている。
図6は、雌ナット20を図5のA−A方向矢視から見た図を示す。前述したように、第1トルク付与部46には平面視六角形状の外縁を有する外周面46aが形成され、一方、最大外径部44には平面視円形状の外縁を有する外周面44aが形成されている。ここで、従来の一般的なねじ込み継手においては、最大外径部44が第1トルク付与部46として兼用されていたため、従来の最大外径部44の外周面44bは破線で示すように平面視六角形状の外縁を有していた。
これに対し本実施形態の最大外径部44の外周面44aの外縁は、少なくとも従来の外周面44bの平面視六角形状の外縁に内接する図6に示すような円形、或いは、従来の外周面44bの平面視六角形状の外縁内に収まる円形をなしている。このため、最大外径部44は、その肉厚t1を変えないまま、従来の対角幅D5(例えば19mm)よりも前述した外径D1(例えば17.5mm)に小径化されている。
図7は、流体供給システム2を組み立てる際のねじ込み継手1における締結作業を図2のB−B方向矢視から見たときの説明図を示す。ねじ込み継手1における締結作業は、先ず、図示しない固定用スパナを雄ナット16の固定部24の外周面に係合させた状態で、図7に示す別の回動用スパナ48を第1トルク付与部46の外周面に係合させる。次に、ねじ込み継手1に所望の締結力を発生させるべく、回動用スパナ48を所定の回動角度θ(例えば60°)で回動し、雌ナット20に回転トルクを付与し、締結作業を終了する。
ここで、図2に示すように、本実施形態の流体供給システム2において、隣り合うねじ込み継手1は、雄ナット16及び雌ナット20の径方向において第1トルク付与部46が互いに重なる位置に配列されている。前述したように、第1トルク付与部46の二面幅D2は、最大外径部44の外径D1よりも小径であり、また、螺合部22の内径D4よりも小径である。
従って、図7に示すように、隣り合うねじ込み継手1の中心間の距離を従来よりも短い間隔L1(例えば30mm)にしたとしても、隣り合う第1トルク付与部46の離間距離は、従来と同様に回動用スパナ48が回動可能な間隔L2(例えば16mm)に維持される。
以上のように、本実施形態のねじ込み継手1は、第1トルク付与部46が雄ナット16及び雌ナット20における最大外径部44よりも小径であることにより、最大外径部44において要求される強度を維持しつつ、第1トルク付与部46においてねじ込み継手1の施工スペースを確保することができる。
ところで、昨今、小型集積化したガス供給システムが開発されている。このようなガス供給システムは、できるだけ配管レスとして小型化することにより、微量ガスを供給する際のタイムラグが低減される。これにより、半導体製造プロセスチャンバ等に各種ガス等の流体を供給するにあたり、作業チャンバへの直結設置が可能となるため、微細加工の歩留まり改善や、より精密なプロセス管理が可能となる。従って、流体供給システム2の構成部品の一つであるねじ込み継手1も小型化の推進が今まで以上に望まれている。
そこで、本実施形態のねじ込み継手1を流体供給システム2に使用することにより、隣り合う第1トルク付与部46の離間距離を回動用スパナ48が回動可能な間隔L2に維持しつつ、隣り合うねじ込み継手1の中心間の距離を従来よりも短い間隔L1にすることができる。従って、ガス供給ライン4当たりの幅をさらに低減することができ、流体供給システム2のさらなる小型化と、さらなる高度な集積化とを図ることができる。
また、第1トルク付与部46が螺合部22よりも小径であることにより、第1トルク付与部46のさらなる小径化を実現することができるため、第1トルク付与部46においてさらに十分な施工スペースを確保することができる。
また、最大外径部44は、雄ナット16及び雌ナット20の径方向において螺合部22と少なくとも一部が重なる位置に形成される。これにより、螺合部22に発生する応力を最大外径部44において効率的に受けることができ、最大外径部44において要求される強度を確実に維持することができる。
また、最大外径部44の外周面は、平面視円形状の外縁を有することにより、最大外径部44の肉厚t1を変えないまま、最大外径部44を小径化することができる。従って、最大外径部44において要求される強度を維持しつつ、第1トルク付与部46においてねじ込み継手1の施工スペースを確保可能となるのみならず、ねじ込み継手1の全体の小径化、ひいては小型化を実現することができる。
<第2実施形態>
以下、図8及び図9を参照して、本発明の第2実施形態に係るねじ込み継手50及びそれを用いた流体供給システム52について、第1実施形態の構成を前提に、主として第1実施形態と異なる構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、図面に同符号を付して説明を省略することがある。
図8は、本実施形態に係るねじ込み継手50の側面図を示す。ねじ込み継手50は、雌ナット20の第1トルク付与部46に加え、雄ナット16に第2トルク付与部54を備えている。第2トルク付与部54は、第1実施形態の雄ナット16の固定部24と同位置に形成され、その外周面は固定部24と同様に平面視六角形状の外縁を有する。しかし、第2トルク付与部54は、最大外径部44のD1(例えば17.5mm)よりも小径となる外径D6(例えば14mm)を有する。
また、第2トルク付与部54の外径D6は、螺合部22の内径D4よりも小径であり、より具体的には螺合部22を構成する雄ねじ部14のねじの山の外径よりも小径である。
図9は、本実施形態に係る流体供給システム52の上面図である。隣り合うねじ込み継手50は、雄ナット16及び雌ナット20の径方向において、第1トルク付与部46が互いに重なる位置に配列され、さらに第2トルク付与部54も互いに重なる位置に配列されている。
この場合において、隣り合うねじ込み継手50の中心間の距離を図7に示すような従来よりも短い間隔L1(例えば30mm)にしたとしても、隣り合う第2トルク付与部54の離間距離は、従来と同様に回動用スパナ48が回動可能な間隔L3(例えば16mm)に維持される。なお、第2トルク付与部54に回転トルクを付与する場合、第1トルク付与部46は空回りを阻止するべく工具で固定される。
以上のように、本実施形態のねじ込み継手50は、第2トルク付与部54が最大外径部44よりも小径であり、さらには螺合部22よりも小径である。これにより、最大外径部44において要求される強度を維持しつつ、第1トルク付与部46のみならず、第2トルク付与部54においても、ねじ込み継手50の施工スペースを確保することができる。
また、流体供給システム52において、隣り合う第2トルク付与部54の離間距離を回動用スパナ48が回動可能な間隔L3に維持しつつ、隣り合うねじ込み継手50の中心間の距離を従来よりも短い間隔L1にすることができる。従って、本実施形態の場合であっても、ガス供給ライン4当たりの幅をさらに低減することができ、流体供給システム52のさらなる小型化、ひいてはさらに高度な集積化を図ることができる。
<第3実施形態>
以下、図10を参照して、本発明の第3実施形態に係る流体供給システム56について、第2実施形態を前提に、主として第2実施形態と異なる構成について説明する。なお、第2実施形態と同様の構成については、図面に同符号を付して説明を省略することがある。
図10は、本実施形態に係る流体供給システム56の上面図である。流体供給システム56は、3つのねじ込み継手50のうちの中間のねじ込み継手50Aの配管28を長めに延設している。これにより、流体供給システム56では、隣り合うねじ込み継手50は、雄ナット16及び雌ナット20の径方向において、第1トルク付与部46が互いにずれた位置に配列され、さらに第2トルク付与部54も互いにずれた位置に配列されている。
この結果、3つのねじ込み継手50のうちの両端のねじ込み継手50B、50Cの第1トルク付与部46は、その径方向において、ねじ込み継手50Aの配管28と間隔L4の距離で離間する。また、ねじ込み継手50Aの第2トルク付与部54は、その径方向において、ねじ込み継手50B、50Cのそれぞれの第1スリーブ26に溶接される配管58と、間隔L5の距離でそれぞれ離間する。
間隔L4、L5が第1実施形態で説明した間隔L2、第1実施形態で説明した間隔L3よりも長いことは明らかである。これにより、間隔L4、L5の存在するエリアをねじ込み継手50の施工スペースとして使用することにより、隣り合うねじ込み継手50の中心間の間隔L1をより一層短くすることができる。
一方、ねじ込み継手50Aの第1トルク付与部46は、その径方向において、ねじ込み継手50B、50Cのそれぞれの最大外径部44と間隔L6の距離で離間する。また、ねじ込み継手50B、50Cの第2トルク付与部54は、その径方向において、ねじ込み継手50Aの最大外径部44と間隔L7の距離でそれぞれ離間する。
前述したように、最大外径部44は、外周面を平面視円形状の外縁にしたことにより従来よりも小径化され、しかも、第1及び第2トルク付与部46、54は双方とも少なくとも最大外径部44よりも小径である。従って、隣り合う最大外径部44の間隔L8よりも間隔L6、L7が長いことは明らかである。これにより、間隔L6、L7の存在するエリアをねじ込み継手50の施工スペースとして使用した場合であっても、隣り合うねじ込み継手50の中心間の間隔L1を少なくとも従来よりは短くすることが可能である。
従って、本実施形態の場合であっても、ガス供給ライン4当たりの幅をさらに低減することができ、流体供給システム2のさらなる小型化、ひいてはさらに高度な集積化を図ることができる。なお、流体供給システム56の構成に第1実施形態のねじ込み継手1を適用しても良く、この場合であっても同様の効果を得ることができる。
以上で本発明の各実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、各ねじ込み継手1、50は、雄ナット16の雄ねじ部14と、雌ナット20の雌ねじ部18とにより螺合部22が形成されている。しかし、これに限らず、ねじ込み継手1、50は、雄ねじ部14、雌ねじ部18をそれぞれ有する各継手部材を備えていれば良く、これら各締結継手は、説明した雄ナット16及び雌ナット20の形状に厳密に限定されない。
また、ねじ込み継手1、50は、少なくとも雄ナット16及び雌ナット20を備えていれば良く、継手形式も面シール継手に限定されない。すなわち、ねじ込み継手1、50は、接続対象によっては、雄ナット16及び雌ナット20以外の構成部材、つまり、第1及び第2スリーブ26、30、スラストベアリング40、ガスケット42が不要の場合もあり得る。
また、流体供給システム2、52、56は、ガス供給ライン4等が複数設けられ、ねじ込み継手1、50を流路の接続に複数使用する流体供給システムであれば良く、隣り合うねじ込み継手1、50が少なくとも一組存在していれば良い。
また、ねじ込み継手1、50は、ガス供給システムである流体供給システム2、52、56に限らず、液体も含む流体供給システムに広く適用可能であり、また、流体供給システム2、52、56は半導体製造プロセスに限らず、種々のプロセスに適用することも可能である。
1、50 ねじ込み継手
2、52、56 流体供給システム
14 雄ねじ部
16 雄ナット(第1継手部材)
18 雌ねじ部
20 雌ナット(第2継手部材)
22 螺合部
30 第2スリーブ(スリーブ)
36 第2フランジ部(フランジ部)
38 内フランジ部
40 スラストベアリング
44 最大外径部
46 第1トルク付与部(トルク付与部)
54 第2トルク付与部(トルク付与部)

Claims (8)

  1. 雄ねじ部を有する第1継手部材と、
    雌ねじ部を有する第2継手部材と、
    前記雄ねじ部と前記雌ねじ部とが螺合することにより形成される螺合部と、
    前記第1及び第2継手部材の少なくとも何れか一方に形成され、前記螺合部の形成に際して回転トルクが付与されるトルク付与部と
    を備え、
    前記トルク付与部の外形は、前記第1及び第2継手部材における最大外径部よりも小径である、ねじ込み継手。
  2. 前記トルク付与部は、前記螺合部よりも小径である、請求項1に記載のねじ込み継手。
  3. 前記トルク付与部は、前記第1及び第2継手部材の軸線方向において前記螺合部とずれた位置に形成される、請求項1又は2に記載のねじ込み継手。
  4. 前記最大外径部は、前記第1及び第2継手部材の径方向において前記螺合部と少なくとも一部が重なる位置に形成され、
    前記最大外径部の外周面は、平面視円形状の外縁を有する、請求項1から3の何れか一項に記載のねじ込み継手。
  5. 前記第2継手部材は、前記雌ねじ部が内周面に形成された雌ナットであり、
    前記トルク付与部は、前記雌ナットに形成される、請求項1から4の何れか一項に記載のねじ込み継手。
  6. 前記雌ナットは、
    その内周面に形成され、前記螺合部の内径よりも小径となる内フランジ部と、
    前記内フランジ部の前記螺合部の反対側に形成され、前記内フランジ部よりも小径となる配管挿通部と
    を有し、
    前記配管挿通部の外形部分が前記トルク付与部を構成する、請求項5に記載のねじ込み継手。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載のねじ込み継手を流路の接続に複数使用する流体供給システムであって、
    隣り合う前記ねじ込み継手の少なくとも一組は、前記第1及び第2継手部材の径方向において前記トルク付与部が互いに重なる位置に配列される、流体供給システム。
  8. 請求項1から6の何れか一項に記載のねじ込み継手を流路の接続に複数使用する流体供給システムであって、
    隣り合う前記ねじ込み継手の少なくとも一組は、前記第1及び第2継手部材の径方向において前記トルク付与部が互いにずれた位置に配列される、流体供給システム。
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