JPH10159693A - 電磁装置 - Google Patents
電磁装置Info
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- JPH10159693A JPH10159693A JP8320176A JP32017696A JPH10159693A JP H10159693 A JPH10159693 A JP H10159693A JP 8320176 A JP8320176 A JP 8320176A JP 32017696 A JP32017696 A JP 32017696A JP H10159693 A JPH10159693 A JP H10159693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- pinion
- coil
- receiving member
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
- F02N15/022—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch
- F02N15/023—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch of the overrunning type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
- F02N15/04—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
- F02N15/06—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
- F02N15/066—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement the starter being of the coaxial type
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K7/00—Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
- H02K7/10—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
- H02K7/116—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内側及び外側プランジャを設けかつ両者間に
コイルばねを介装した電磁装置において加工を容易にし
かつ漏れ磁束のない安定した動作を確保する。 【解決手段】 外側プランジャとしてのアーマチュアア
ウタ27の内周面に環状コイル受け部材48を圧入し、
アーマチュアインナ28とコイル受け部材48との間に
コイルばね36を介装する。そのコイル受け部材48
を、非磁性体により、アーマチュアアウタ27の内周面
に圧入される胴部48aと、胴部48aから直角に曲折
されて装着状態で内向フランジ状になるつば部48b
と、つば部48bの先端部にて軸線方向に略直角に曲折
されたガイド片部48cとからなるようにプレス加工し
て形成する。アーマチュアアウタの加工が容易になり、
コイル受け部材からの漏れ磁束もなく、ガイド片部でコ
イルばねを芯出し状態で支持し得る。
コイルばねを介装した電磁装置において加工を容易にし
かつ漏れ磁束のない安定した動作を確保する。 【解決手段】 外側プランジャとしてのアーマチュアア
ウタ27の内周面に環状コイル受け部材48を圧入し、
アーマチュアインナ28とコイル受け部材48との間に
コイルばね36を介装する。そのコイル受け部材48
を、非磁性体により、アーマチュアアウタ27の内周面
に圧入される胴部48aと、胴部48aから直角に曲折
されて装着状態で内向フランジ状になるつば部48b
と、つば部48bの先端部にて軸線方向に略直角に曲折
されたガイド片部48cとからなるようにプレス加工し
て形成する。アーマチュアアウタの加工が容易になり、
コイル受け部材からの漏れ磁束もなく、ガイド片部でコ
イルばねを芯出し状態で支持し得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁装置に関し、
特に、励磁コイル内に軸線方向に往復動自在な二重円筒
状に設けられた内側プランジャと外側プランジャと、前
記両プランジャ同士を互いに弾発的に軸線方向に離反さ
せるべく前記両プランジャ間に介装されたコイルばねと
を有する電磁装置に関するものである。
特に、励磁コイル内に軸線方向に往復動自在な二重円筒
状に設けられた内側プランジャと外側プランジャと、前
記両プランジャ同士を互いに弾発的に軸線方向に離反さ
せるべく前記両プランジャ間に介装されたコイルばねと
を有する電磁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁装置は種々の機器に組み込ま
れており、例えば自動車用始動装置に組み込まれている
電磁装置は、一般にその軸芯を、リングギヤに噛合する
ピニオンを軸方向移動可能に支持する出力軸と互いに並
列に配置されている。この2軸構成の始動装置は、電動
機の側方に電磁装置が突出するために径方向寸法が削減
できず、取り付けスペースを確保する上に少なからぬ制
約があるものであった。
れており、例えば自動車用始動装置に組み込まれている
電磁装置は、一般にその軸芯を、リングギヤに噛合する
ピニオンを軸方向移動可能に支持する出力軸と互いに並
列に配置されている。この2軸構成の始動装置は、電動
機の側方に電磁装置が突出するために径方向寸法が削減
できず、取り付けスペースを確保する上に少なからぬ制
約があるものであった。
【0003】このような不都合を改善するために、出力
軸を外囲する位置に電磁装置を設けた同軸型のエンジン
始動装置が種々提案されているが、構造の複雑化を招か
ず、かつ軸方向寸法をより一層短寸化することの可能な
同軸型のエンジン始動装置を、特願平7−153818
号等の明細書において、本件出願人が先に提示してい
る。
軸を外囲する位置に電磁装置を設けた同軸型のエンジン
始動装置が種々提案されているが、構造の複雑化を招か
ず、かつ軸方向寸法をより一層短寸化することの可能な
同軸型のエンジン始動装置を、特願平7−153818
号等の明細書において、本件出願人が先に提示してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記明細書では、ピニ
オンを押し出すためのプランジャを励磁コイル内に軸線
方向に往復動自在な二重円筒状に設けられた内側プラン
ジャと外側プランジャとにより構成することにより軸長
短縮を図った。さらに、ピニオンのリングギヤへの突入
を確実にすることが望ましいことから、ピニオンを押す
内側プランジャを磁気吸引力に加えてばね力をもって押
し出すべく、内側プランジャと固定物としてのトッププ
レートとの間にコイルばねを介装している。
オンを押し出すためのプランジャを励磁コイル内に軸線
方向に往復動自在な二重円筒状に設けられた内側プラン
ジャと外側プランジャとにより構成することにより軸長
短縮を図った。さらに、ピニオンのリングギヤへの突入
を確実にすることが望ましいことから、ピニオンを押す
内側プランジャを磁気吸引力に加えてばね力をもって押
し出すべく、内側プランジャと固定物としてのトッププ
レートとの間にコイルばねを介装している。
【0005】しかしながら、上記構造においては、内側
プランジャのピニオン押し出し方向への移動に伴ってコ
イルばねが伸びてその押圧力が低下するという問題があ
る。これを解決するために、外側プランジャと内側プラ
ンジャとの間にコイルばねを介装し、そのコイルばねを
外側プランジャの移動に伴って移動させることが考えら
れ、その場合にはプランジャの移動量分だけコイルばね
の伸びを抑えることができる。
プランジャのピニオン押し出し方向への移動に伴ってコ
イルばねが伸びてその押圧力が低下するという問題があ
る。これを解決するために、外側プランジャと内側プラ
ンジャとの間にコイルばねを介装し、そのコイルばねを
外側プランジャの移動に伴って移動させることが考えら
れ、その場合にはプランジャの移動量分だけコイルばね
の伸びを抑えることができる。
【0006】その場合の外側プランジャ側におけるコイ
ルばねを受ける構造にあっては、外側プランジャの内周
面に、コイルばねの一方のコイル端を係止する内向つば
部を一体形成することが考えられる。しかしながら、加
工が難しくコスト高になり、またプランジャと同じ磁性
体からなるつば部から磁束が逃げて外側プランジャの吸
引力が低下したり、内側プランジャにつば部側(戻す向
き)への吸引力が作用したり、さらに半径方向内側に突
出する内向つば部にあってはコイル端が半径方向にずれ
てプランジャや他の部材に噛み込む虞があるという問題
がある。
ルばねを受ける構造にあっては、外側プランジャの内周
面に、コイルばねの一方のコイル端を係止する内向つば
部を一体形成することが考えられる。しかしながら、加
工が難しくコスト高になり、またプランジャと同じ磁性
体からなるつば部から磁束が逃げて外側プランジャの吸
引力が低下したり、内側プランジャにつば部側(戻す向
き)への吸引力が作用したり、さらに半径方向内側に突
出する内向つば部にあってはコイル端が半径方向にずれ
てプランジャや他の部材に噛み込む虞があるという問題
がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、内
側及び外側プランジャを設けて両者間にコイルばねを介
装した電磁装置において加工が容易であってかつ漏れ磁
束のない安定した動作を確保し得る電磁装置を提供する
べく、励磁コイル内に軸線方向に往復動自在な二重円筒
状に設けられた内側プランジャと外側プランジャと、前
記両プランジャ同士を互いに弾発的に軸線方向に離反さ
せるべく前記両プランジャ間に介装されたコイルばねと
を有する電磁装置であって、前記外側プランジャの内周
面に前記コイルばねの一方のコイル端を係止するための
環状ばね受け部材を前記外側プランジャ体の内周面に挿
入し、かつ前記外側プランジャ体の内周面に前記環状ば
ね受け部材を前記コイルばねの弾発付勢力に抗して抜け
止めするための段差部を設けたものとした。
側及び外側プランジャを設けて両者間にコイルばねを介
装した電磁装置において加工が容易であってかつ漏れ磁
束のない安定した動作を確保し得る電磁装置を提供する
べく、励磁コイル内に軸線方向に往復動自在な二重円筒
状に設けられた内側プランジャと外側プランジャと、前
記両プランジャ同士を互いに弾発的に軸線方向に離反さ
せるべく前記両プランジャ間に介装されたコイルばねと
を有する電磁装置であって、前記外側プランジャの内周
面に前記コイルばねの一方のコイル端を係止するための
環状ばね受け部材を前記外側プランジャ体の内周面に挿
入し、かつ前記外側プランジャ体の内周面に前記環状ば
ね受け部材を前記コイルばねの弾発付勢力に抗して抜け
止めするための段差部を設けたものとした。
【0008】特に、前記環状ばね受け部材が非磁性体か
らなること、また前記ばね受け部材に、前記コイルばね
の一方のコイル端の半径方向への変位を規制するガイド
片部を軸線方向に折り曲げ形成して設けると好ましい。
らなること、また前記ばね受け部材に、前記コイルばね
の一方のコイル端の半径方向への変位を規制するガイド
片部を軸線方向に折り曲げ形成して設けると好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明に基づき構成されたエンジ
ン用始動装置としての減速機付スタータの全体図であ
り、中心線より上側は静止状態を、下側は通電状態を示
している。このスタータ1は、エンジンの始動に必要な
回転力を発生するものであり、遊星歯車式減速機2を備
えた電動機3と、減速機2を介して電動機3に連結され
た出力軸4と、出力軸4上に摺動自在に設けられた一方
向ローラクラッチ5及びピニオン6と、電動機3に対す
る電源供給路を開閉するスイッチユニット7と、スイッ
チユニット7の可動接点板8及びピニオン6を軸方向に
移動させるための電磁装置9とからなっている。
ン用始動装置としての減速機付スタータの全体図であ
り、中心線より上側は静止状態を、下側は通電状態を示
している。このスタータ1は、エンジンの始動に必要な
回転力を発生するものであり、遊星歯車式減速機2を備
えた電動機3と、減速機2を介して電動機3に連結され
た出力軸4と、出力軸4上に摺動自在に設けられた一方
向ローラクラッチ5及びピニオン6と、電動機3に対す
る電源供給路を開閉するスイッチユニット7と、スイッ
チユニット7の可動接点板8及びピニオン6を軸方向に
移動させるための電磁装置9とからなっている。
【0011】電動機3は、公知の整流子式直流電動機か
らなり、そのロータ軸10は、図に於ける右端がボトム
プレート11の中心に枢着され、図に於ける左(エンジ
ンのリングギヤ23側)端が、ロータ軸10と同軸配置
された出力軸4の右端の中心に枢着されている。
らなり、そのロータ軸10は、図に於ける右端がボトム
プレート11の中心に枢着され、図に於ける左(エンジ
ンのリングギヤ23側)端が、ロータ軸10と同軸配置
された出力軸4の右端の中心に枢着されている。
【0012】減速機2は、電動機3のトッププレート1
2の内面に設けられている。この減速機2は、ロータ軸
10の出力軸4に対する支持部に隣接する位置に形成さ
れたサンギヤ13と、サンギヤ13に噛合した複数のプ
ラネタリギヤ14と、複数のプラネタリギヤ14が噛合
するべくトッププレート12の内周面に形成された内歯
リングギヤ15とからなっている。また、複数のプラネ
タリギヤ14を支持した支持板16が、トッププレート
12の中心に枢支された出力軸4の右端に結合されてい
る。
2の内面に設けられている。この減速機2は、ロータ軸
10の出力軸4に対する支持部に隣接する位置に形成さ
れたサンギヤ13と、サンギヤ13に噛合した複数のプ
ラネタリギヤ14と、複数のプラネタリギヤ14が噛合
するべくトッププレート12の内周面に形成された内歯
リングギヤ15とからなっている。また、複数のプラネ
タリギヤ14を支持した支持板16が、トッププレート
12の中心に枢支された出力軸4の右端に結合されてい
る。
【0013】トッププレート12には、エンジンに対す
る固定ブラケットを兼ねるピニオンハウジング17が接
合されている。このピニオンハウジング17の左壁の内
面中心部に、出力軸4の左端が枢着されている。
る固定ブラケットを兼ねるピニオンハウジング17が接
合されている。このピニオンハウジング17の左壁の内
面中心部に、出力軸4の左端が枢着されている。
【0014】出力軸4の中間部の外周面にはヘリカルス
プライン19が形成されており、一方向ローラクラッチ
5のクラッチインナ18のスリーブ状部分18aの軸線
方向端部がヘリカルスプライン19と結合している。こ
のクラッチインナ18は、そのスリーブ状部分18a
と、出力軸4の左端に抜け止め支持されたストッパプレ
ート20との間に縮設された第2リターンスプリング2
1により、常時右方(押し戻される方向)へ弾発付勢さ
れている。なお、第2リターンスプリング21は、クラ
ッチインナ18のスリーブ状部分18aの内周面と出力
軸4の外周面との間に画成された空隙に巻装されてい
る。
プライン19が形成されており、一方向ローラクラッチ
5のクラッチインナ18のスリーブ状部分18aの軸線
方向端部がヘリカルスプライン19と結合している。こ
のクラッチインナ18は、そのスリーブ状部分18a
と、出力軸4の左端に抜け止め支持されたストッパプレ
ート20との間に縮設された第2リターンスプリング2
1により、常時右方(押し戻される方向)へ弾発付勢さ
れている。なお、第2リターンスプリング21は、クラ
ッチインナ18のスリーブ状部分18aの内周面と出力
軸4の外周面との間に画成された空隙に巻装されてい
る。
【0015】筒状のクラッチインナ18には、一方向ロ
ーラクラッチ5のクラッチアウタ22が、相対的に軸方
向変位不能に且つ相対回転可能に係合している。このク
ラッチアウタ22に一方向ローラクラッチのくさび室の
テーパ面が形成されており、クラッチアウタ22のリン
グギヤ23側には端壁及びリングギヤ23側へ突出する
突部が形成されており、その突部の外周部には、エンジ
ンのリングギヤ23に噛合してエンジンを駆動するため
の前記したピニオン6が一体的に形成されている。この
ピニオン6を一体形成されたクラッチアウタ22は、回
転自在に且つ軸方向変位自在に出力軸4の左端部に嵌装
されている。
ーラクラッチ5のクラッチアウタ22が、相対的に軸方
向変位不能に且つ相対回転可能に係合している。このク
ラッチアウタ22に一方向ローラクラッチのくさび室の
テーパ面が形成されており、クラッチアウタ22のリン
グギヤ23側には端壁及びリングギヤ23側へ突出する
突部が形成されており、その突部の外周部には、エンジ
ンのリングギヤ23に噛合してエンジンを駆動するため
の前記したピニオン6が一体的に形成されている。この
ピニオン6を一体形成されたクラッチアウタ22は、回
転自在に且つ軸方向変位自在に出力軸4の左端部に嵌装
されている。
【0016】ピニオンハウジング17の中間部には、非
磁性材で形成された出力軸4を外囲する円筒状の励磁コ
イル24が固設されている。この励磁コイル24は、出
力軸4が貫通するカップ状のホルダ25及びリング状円
板26で構成されたヨークで囲まれている。そして励磁
コイル24の内周面と出力軸4の外周面との間の空隙に
は、磁性材で形成された外側プランジャとしてのアーマ
チュアアウタ27と内側プランジャとしてのアーマチュ
アインナ28とが、半径方向内外に二重に設けられてテ
レスコピック状に相対摺動自在に装着されている。これ
らアーマチュア27・28の左端部(ピニオン6側に臨
む端部)は、ホルダ25の内周側に両アーマチュア27
・28に対するポールとして形成されたボス状部と対向
している。
磁性材で形成された出力軸4を外囲する円筒状の励磁コ
イル24が固設されている。この励磁コイル24は、出
力軸4が貫通するカップ状のホルダ25及びリング状円
板26で構成されたヨークで囲まれている。そして励磁
コイル24の内周面と出力軸4の外周面との間の空隙に
は、磁性材で形成された外側プランジャとしてのアーマ
チュアアウタ27と内側プランジャとしてのアーマチュ
アインナ28とが、半径方向内外に二重に設けられてテ
レスコピック状に相対摺動自在に装着されている。これ
らアーマチュア27・28の左端部(ピニオン6側に臨
む端部)は、ホルダ25の内周側に両アーマチュア27
・28に対するポールとして形成されたボス状部と対向
している。
【0017】アーマチュアアウタ27の右端の外周面に
は環状円盤状の連結プレート29が嵌着されており、そ
の連結プレート29の外周部近傍に軸線方向に突設状態
に結合された連結ロッド30が電動機3のトッププレー
ト12を貫通しており、その連結ロッド30の突出端部
に、電動機3の整流子部31に隣接配置されたスイッチ
ユニット7の可動接点板8が連結されている。この可動
接点板8は、連結ロッド30に対して軸方向変位可能に
取り付けられると共に、コイルばね32にて浮動的に支
持されており、整流子部31の周囲に設けられたブラシ
ステー33に固設されたスイッチユニット7の固定接点
板34に対し、接離移動可能になっている。またアーマ
チュアアウタ27は、連結プレート29とピニオンハウ
ジング17の内壁との間に縮設された第1リターンスプ
リング35によって右方へ弾発付勢されており、通常は
接点間を開いた状態(図の中心線の上側の状態)で静止
している。
は環状円盤状の連結プレート29が嵌着されており、そ
の連結プレート29の外周部近傍に軸線方向に突設状態
に結合された連結ロッド30が電動機3のトッププレー
ト12を貫通しており、その連結ロッド30の突出端部
に、電動機3の整流子部31に隣接配置されたスイッチ
ユニット7の可動接点板8が連結されている。この可動
接点板8は、連結ロッド30に対して軸方向変位可能に
取り付けられると共に、コイルばね32にて浮動的に支
持されており、整流子部31の周囲に設けられたブラシ
ステー33に固設されたスイッチユニット7の固定接点
板34に対し、接離移動可能になっている。またアーマ
チュアアウタ27は、連結プレート29とピニオンハウ
ジング17の内壁との間に縮設された第1リターンスプ
リング35によって右方へ弾発付勢されており、通常は
接点間を開いた状態(図の中心線の上側の状態)で静止
している。
【0018】アーマチュアインナ28とアーマチュアア
ウタ27との間には軸線方向についてコイルばね36が
介装されており、両アーマチュア27・28は、軸線方
向に互いに離反する向きに弾発付勢されている。そのコ
イルばね36の一方のコイル端は、アーマチュアアウタ
27の内周面の電動機3側に圧入された環状ばね受け部
材48により係止され、他方のコイル端は、アーマチュ
アインナ28の内周側に形成された凹部の軸線方向端面
により係止されている。
ウタ27との間には軸線方向についてコイルばね36が
介装されており、両アーマチュア27・28は、軸線方
向に互いに離反する向きに弾発付勢されている。そのコ
イルばね36の一方のコイル端は、アーマチュアアウタ
27の内周面の電動機3側に圧入された環状ばね受け部
材48により係止され、他方のコイル端は、アーマチュ
アインナ28の内周側に形成された凹部の軸線方向端面
により係止されている。
【0019】上記ばね受け部材48は、非磁性体からな
る板材をプレス加工して形成されており、図2に良く示
されるように、アーマチュアアウタ27の内周面に圧入
される胴部48aと、その胴部48aから直角に曲折さ
れて装着状態で内向フランジ状になるつば部48bと、
そのつば部48bの先端部にて軸線方向に略直角に曲折
されたガイド片部48cとからなる。また、アーマチュ
アアウタ27の内周面には、前記したように外周面に嵌
着された連結プレート29を抜け止めするべくかしめ加
工した際に生じる盛り上がりにより段差部49が形成さ
れている。この段差部49に胴部48aが係合して、ば
ね受け部材48が抜け止めされている。
る板材をプレス加工して形成されており、図2に良く示
されるように、アーマチュアアウタ27の内周面に圧入
される胴部48aと、その胴部48aから直角に曲折さ
れて装着状態で内向フランジ状になるつば部48bと、
そのつば部48bの先端部にて軸線方向に略直角に曲折
されたガイド片部48cとからなる。また、アーマチュ
アアウタ27の内周面には、前記したように外周面に嵌
着された連結プレート29を抜け止めするべくかしめ加
工した際に生じる盛り上がりにより段差部49が形成さ
れている。この段差部49に胴部48aが係合して、ば
ね受け部材48が抜け止めされている。
【0020】このように、アーマチュアアウタ27とば
ね受け部材48とを別体にて形成することにより、アー
マチュアアウタ27の形状が簡素化するため、その加工
が容易になる。また、ばね受け部材48をプレス加工に
より形成できることから、本具体例のように、ガイド片
部48cによりコイルばね36のコイル端の内周部を支
持して、コイルばね36の芯出しを好適に行うことがで
きる。
ね受け部材48とを別体にて形成することにより、アー
マチュアアウタ27の形状が簡素化するため、その加工
が容易になる。また、ばね受け部材48をプレス加工に
より形成できることから、本具体例のように、ガイド片
部48cによりコイルばね36のコイル端の内周部を支
持して、コイルばね36の芯出しを好適に行うことがで
きる。
【0021】なお、コイルばね36のばね力は、ピニオ
ン6の上記静止状態にあってはクラッチインナ18に設
けられた第2リターンスプリング21の弾発力より弱い
が、アーマチュアインナ28よりも先に移動するアーマ
チュアアウタ27による最大圧縮状態に至る途中で第2
リターンスプリング21の弾発力より強くなるように設
定されている。またアーマチュアインナ28には、その
左端がクラッチアウタ22の右端に当接する非磁性材で
形成されたシフタ部材37が結合している。
ン6の上記静止状態にあってはクラッチインナ18に設
けられた第2リターンスプリング21の弾発力より弱い
が、アーマチュアインナ28よりも先に移動するアーマ
チュアアウタ27による最大圧縮状態に至る途中で第2
リターンスプリング21の弾発力より強くなるように設
定されている。またアーマチュアインナ28には、その
左端がクラッチアウタ22の右端に当接する非磁性材で
形成されたシフタ部材37が結合している。
【0022】励磁コイル24は、スイッチユニット7に
設けられたコネクタを介し、図示されていないイグニッ
ションスイッチに電気的に接続されている。スイッチユ
ニット7の固定接点板34には、図示されていないバッ
テリの陽極が電気的に接続され、スイッチユニット7の
可動接点板8には、一対の陽極ブラシに連結された一対
のピグテール40が固着されている。また一対の陽極ブ
ラシと線対称位置に、一対の陰極ブラシ41が設けられ
ている。この陰極ブラシ41のピグテールは、後述のセ
ンタプレート43に接続され、かつピニオンハウジング
17及び図示されていない車体を介してバッテリの陰極
に接続されている。なおスイッチユニット7は、一対の
陽極ブラシに挟まれた空間に設けられている。
設けられたコネクタを介し、図示されていないイグニッ
ションスイッチに電気的に接続されている。スイッチユ
ニット7の固定接点板34には、図示されていないバッ
テリの陽極が電気的に接続され、スイッチユニット7の
可動接点板8には、一対の陽極ブラシに連結された一対
のピグテール40が固着されている。また一対の陽極ブ
ラシと線対称位置に、一対の陰極ブラシ41が設けられ
ている。この陰極ブラシ41のピグテールは、後述のセ
ンタプレート43に接続され、かつピニオンハウジング
17及び図示されていない車体を介してバッテリの陰極
に接続されている。なおスイッチユニット7は、一対の
陽極ブラシに挟まれた空間に設けられている。
【0023】ブラシステー33とトッププレート12と
の間には、リング状の金属製センタープレート43が介
設されており、減速機2と電動機3との間を隔絶してい
る。このセンタープレート43の中心部には、その内周
面がロータ軸10の外周面と微小間隙をおいて対向する
円筒部43aが、整流子部31側へ向けて突出形成され
ている。この円筒部43aの遊端は、整流子部31の軸
線方向端面に形成された凹部31aに入り込み、減速機
2のグリスが整流子部31側へ漏洩することを防止して
いる。
の間には、リング状の金属製センタープレート43が介
設されており、減速機2と電動機3との間を隔絶してい
る。このセンタープレート43の中心部には、その内周
面がロータ軸10の外周面と微小間隙をおいて対向する
円筒部43aが、整流子部31側へ向けて突出形成され
ている。この円筒部43aの遊端は、整流子部31の軸
線方向端面に形成された凹部31aに入り込み、減速機
2のグリスが整流子部31側へ漏洩することを防止して
いる。
【0024】スイッチユニット7は、スタータ1の上方
に位置しており、ブラシステー33に固設された固定接
点板34および可動接点板8などの接点部は、ヨークと
してのモータケーシング44内に於いてブラシステー3
3とカバー45とで覆われている。これにより、スイッ
チユニット7の接点部にブラシ粉が侵入することを防止
している。
に位置しており、ブラシステー33に固設された固定接
点板34および可動接点板8などの接点部は、ヨークと
してのモータケーシング44内に於いてブラシステー3
3とカバー45とで覆われている。これにより、スイッ
チユニット7の接点部にブラシ粉が侵入することを防止
している。
【0025】ところで、本具体例では、図2の要部拡大
図に示されるように、アーマチュアアウタ27のホルダ
25の上記した内周側ボス状部に対向する端部にはテー
パ断面形状突出部27aが形成されていると共に、ホル
ダ25の対向する部分には、その突出部27aと補完的
形状をなすテーパ断面形状突出部25aが形成されてい
る。また、アーマチュアインナ28のホルダ25の上記
した内周側ボス状部に対向する端部には、上記突出部2
7aよりも大きなテーパ断面形状ボス部28aが形成さ
れており、ホルダ25の対向する部分には部分的に補完
的形状をなすテーパ断面形状受け部25bが形成されて
いる。なお、ホルダ25の受け部25bよりもピニオン
6側には、アーマチュアインナ28のボス部28aの押
し出し方向前端部から逃げるように逆テーパ面部25c
が形成されている。
図に示されるように、アーマチュアアウタ27のホルダ
25の上記した内周側ボス状部に対向する端部にはテー
パ断面形状突出部27aが形成されていると共に、ホル
ダ25の対向する部分には、その突出部27aと補完的
形状をなすテーパ断面形状突出部25aが形成されてい
る。また、アーマチュアインナ28のホルダ25の上記
した内周側ボス状部に対向する端部には、上記突出部2
7aよりも大きなテーパ断面形状ボス部28aが形成さ
れており、ホルダ25の対向する部分には部分的に補完
的形状をなすテーパ断面形状受け部25bが形成されて
いる。なお、ホルダ25の受け部25bよりもピニオン
6側には、アーマチュアインナ28のボス部28aの押
し出し方向前端部から逃げるように逆テーパ面部25c
が形成されている。
【0026】次に上記実施形態の作動要領について説明
する。励磁コイル24に電流を加える前の静止状態にあ
っては、アーマチュアアウタ27は、第1リターンスプ
リング35に付勢されて右方へ一杯に移動して、連結プ
レート29がトッププレート12に当接した状態で停止
しており、これに連結された可動接点板8は固定接点板
34に対して離間している。これと同時に、第2リター
ンスプリング21に付勢されたクラッチインナ18が、
ピニオン6と一体をなすクラッチアウタ22、シフタ部
材37及びアーマチュアインナ28を伴って右方へ一杯
に移動しており、一方向ローラクラッチ5がシール板4
7に当接した位置で停止しており、ピニオン6とリング
ギヤ23との結合が断たれている(図の中心線の上側の
状態)。
する。励磁コイル24に電流を加える前の静止状態にあ
っては、アーマチュアアウタ27は、第1リターンスプ
リング35に付勢されて右方へ一杯に移動して、連結プ
レート29がトッププレート12に当接した状態で停止
しており、これに連結された可動接点板8は固定接点板
34に対して離間している。これと同時に、第2リター
ンスプリング21に付勢されたクラッチインナ18が、
ピニオン6と一体をなすクラッチアウタ22、シフタ部
材37及びアーマチュアインナ28を伴って右方へ一杯
に移動しており、一方向ローラクラッチ5がシール板4
7に当接した位置で停止しており、ピニオン6とリング
ギヤ23との結合が断たれている(図の中心線の上側の
状態)。
【0027】イグニッションスイッチをスタータオン位
置にすると、励磁コイル24に通電されてこれが励磁さ
れる。するとアウタ・インナ両アーマチュア27・28
を磁束が通る磁路が形成され、アウタ・インナ両アーマ
チュア27・28が左方へ移動する。この時、ホルダ2
5の上記した突出部25a及び受け部25b(ポール)
に対して、アーマチュアインナ28のボス部28aより
もアーマチュアアウタ27の突出部27aがより近接し
ているため、図3に示されるように、アーマチュアイン
ナ28に先行してアーマチュアアウタ27が移動する。
置にすると、励磁コイル24に通電されてこれが励磁さ
れる。するとアウタ・インナ両アーマチュア27・28
を磁束が通る磁路が形成され、アウタ・インナ両アーマ
チュア27・28が左方へ移動する。この時、ホルダ2
5の上記した突出部25a及び受け部25b(ポール)
に対して、アーマチュアインナ28のボス部28aより
もアーマチュアアウタ27の突出部27aがより近接し
ているため、図3に示されるように、アーマチュアイン
ナ28に先行してアーマチュアアウタ27が移動する。
【0028】また、突出部27aと突出部25aとが前
記したようにテーパ状に形成されているため、磁束が通
る両対向面が移動方向(軸線方向)に対して傾斜してお
り、移動方向に分力が働くと共に、両者が近づくに連れ
てテーパ面同士の隙間が狭まるため、より一層好適に磁
力が増すことになる。
記したようにテーパ状に形成されているため、磁束が通
る両対向面が移動方向(軸線方向)に対して傾斜してお
り、移動方向に分力が働くと共に、両者が近づくに連れ
てテーパ面同士の隙間が狭まるため、より一層好適に磁
力が増すことになる。
【0029】なお、アーマチュアインナ28はコイルば
ね36により上記移動方向に弾発付勢されているが、上
記したように第2リターンスプリング21の弾発力より
弱いため、アーマチュアアウタ27の吸引移動の初期で
はアーマチュアインナ27の静止状態が保たれて、先に
コイルばね36が圧縮変形される。
ね36により上記移動方向に弾発付勢されているが、上
記したように第2リターンスプリング21の弾発力より
弱いため、アーマチュアアウタ27の吸引移動の初期で
はアーマチュアインナ27の静止状態が保たれて、先に
コイルばね36が圧縮変形される。
【0030】すると、連結プレート29及び連結ロッド
30を介して可動接点板8が左方へ移動し、固定接点板
34に接触する。これにより電動機3にバッテリの電力
が供給され、ロータ軸10が回転することになるが、ア
ーマチュアアウタ27のフルストロークに対して早めに
可動接点板8が固定接点板34に接触し、かつ可動接点
板8が連結ロッド30に対して軸方向変位可能に浮動支
持されているので、コイルばね32の押圧力が両接点8
・34間に加わることになる。
30を介して可動接点板8が左方へ移動し、固定接点板
34に接触する。これにより電動機3にバッテリの電力
が供給され、ロータ軸10が回転することになるが、ア
ーマチュアアウタ27のフルストロークに対して早めに
可動接点板8が固定接点板34に接触し、かつ可動接点
板8が連結ロッド30に対して軸方向変位可能に浮動支
持されているので、コイルばね32の押圧力が両接点8
・34間に加わることになる。
【0031】一方アーマチュアアウタ27は、その外周
部に連結プレート29を取り付けるべく形成された半径
方向外向きのつば部がリング状円板26に衝当して、図
3に示されるように、突出部25aと突出部27aとの
間に隙間を開けた状態で停止する。このように、隙間を
開けた状態で停止させて、漏れ磁束によりアーマチュア
インナ28に対する吸引力を生じさせている。
部に連結プレート29を取り付けるべく形成された半径
方向外向きのつば部がリング状円板26に衝当して、図
3に示されるように、突出部25aと突出部27aとの
間に隙間を開けた状態で停止する。このように、隙間を
開けた状態で停止させて、漏れ磁束によりアーマチュア
インナ28に対する吸引力を生じさせている。
【0032】図3の状態では、コイルばね36の圧縮変
形により大きくなった弾発付勢力とアーマチュアインナ
28に対する吸引力との合力で、ピニオン6を押し出す
ため、出力軸4の回転立ち上がり時の遅い回転の時にあ
っては、ヘリカルスプライン19に沿ってピニオン6
(クラッチインナ18)が逆回転(出力軸4の回転方向
を正回転とする)しながらリングギヤ23側へ移動す
る。出力軸4が回転するとヘリカルスプライン19との
結合部の摩擦抵抗により連れ回りしようとするが、ピニ
オン6は、上記合力により移動するため、逆回転しなが
らリングギヤ23に飛び込むことになる。その時、リン
グギヤ23にピニオン6が歯当たりして噛み合いに失敗
しても、歯当たり時に跳ね返って押し戻されてから上記
合力により再度飛び込む際には上記したように合力によ
る押し込む力が働いているため逆回転し、突き当たりに
より軸線方向への移動を止められた状態ではヘリカルス
プライン結合により出力軸4の回転方向に回って正転
し、このようにして正逆転を繰り返すため、ピニオン6
をリングギヤ23に確実に噛み合わせることができる。
形により大きくなった弾発付勢力とアーマチュアインナ
28に対する吸引力との合力で、ピニオン6を押し出す
ため、出力軸4の回転立ち上がり時の遅い回転の時にあ
っては、ヘリカルスプライン19に沿ってピニオン6
(クラッチインナ18)が逆回転(出力軸4の回転方向
を正回転とする)しながらリングギヤ23側へ移動す
る。出力軸4が回転するとヘリカルスプライン19との
結合部の摩擦抵抗により連れ回りしようとするが、ピニ
オン6は、上記合力により移動するため、逆回転しなが
らリングギヤ23に飛び込むことになる。その時、リン
グギヤ23にピニオン6が歯当たりして噛み合いに失敗
しても、歯当たり時に跳ね返って押し戻されてから上記
合力により再度飛び込む際には上記したように合力によ
る押し込む力が働いているため逆回転し、突き当たりに
より軸線方向への移動を止められた状態ではヘリカルス
プライン結合により出力軸4の回転方向に回って正転
し、このようにして正逆転を繰り返すため、ピニオン6
をリングギヤ23に確実に噛み合わせることができる。
【0033】ところで、ピニオン6が連れ回りすると、
出力軸4の回転及びヘリカルスプライン結合によるピニ
オン6をリングギヤ23側へ移動させる慣性摺動力が弱
まることになる。それに対して本発明では、コイルばね
36でアーマチュアインナ28(クラッチインナ18)
を付勢してピニオン6に逆回転力を与えていることか
ら、その逆回転力が連れ回り力に抗して反作用として働
くため、ヘリカルスプライン結合されている出力軸4の
回転によるピニオン6の推進力が増大する。したがっ
て、リングギヤ23へ、より一層大きな突入力をもって
ピニオン6が噛み込む。
出力軸4の回転及びヘリカルスプライン結合によるピニ
オン6をリングギヤ23側へ移動させる慣性摺動力が弱
まることになる。それに対して本発明では、コイルばね
36でアーマチュアインナ28(クラッチインナ18)
を付勢してピニオン6に逆回転力を与えていることか
ら、その逆回転力が連れ回り力に抗して反作用として働
くため、ヘリカルスプライン結合されている出力軸4の
回転によるピニオン6の推進力が増大する。したがっ
て、リングギヤ23へ、より一層大きな突入力をもって
ピニオン6が噛み込む。
【0034】図4にピニオン6の噛み込み直前の状態を
示す。なお、ピニオン6のリングギヤ23への突入時に
は、コイルばね36も付勢力を発揮している。この付勢
力によりピニオン6をリングギヤ23への噛み合いはじ
めの位置まで押すことになるが、その時には吸引力が十
分に強大になっている。従来例で述べたように、アーマ
チュアアウタにコイルばねの一方のコイル端を係止する
内向つば部を一体形成すると、そのつば部は磁性材から
なることから、そのつば部から磁束が逃げて、アーマチ
ュアアウタの吸引力が低下したり、アーマチュアインナ
とつば部との間にも磁束が通って、アーマチュアインナ
をつば部側へ吸引する力が作用してアーマチュアインナ
の押し出し力が低下してしまう。それに対して本発明に
よれば、アーマチュアアウタ27に装着したばね受け部
材48が前記したように非磁性体からなることから、そ
のばね受け部材48を介しての漏れ磁束が発生すること
がないため、上記従来の問題点を解消し得る。
示す。なお、ピニオン6のリングギヤ23への突入時に
は、コイルばね36も付勢力を発揮している。この付勢
力によりピニオン6をリングギヤ23への噛み合いはじ
めの位置まで押すことになるが、その時には吸引力が十
分に強大になっている。従来例で述べたように、アーマ
チュアアウタにコイルばねの一方のコイル端を係止する
内向つば部を一体形成すると、そのつば部は磁性材から
なることから、そのつば部から磁束が逃げて、アーマチ
ュアアウタの吸引力が低下したり、アーマチュアインナ
とつば部との間にも磁束が通って、アーマチュアインナ
をつば部側へ吸引する力が作用してアーマチュアインナ
の押し出し力が低下してしまう。それに対して本発明に
よれば、アーマチュアアウタ27に装着したばね受け部
材48が前記したように非磁性体からなることから、そ
のばね受け部材48を介しての漏れ磁束が発生すること
がないため、上記従来の問題点を解消し得る。
【0035】ピニオン6がリングギヤ23に噛み合う
と、出力軸4にヘリカルスプライン結合されているピニ
オン6が、出力軸4の回転に伴ってリングギヤ6へ十分
に噛み合う位置までピニオン6が移動し得るため、ピニ
オン6をリングギヤ23へより大きな力で噛み合わせる
ことができる。そして、その噛み合い位置ではストッパ
プレート20にクラッチインナ18が当接して軸線方向
への移動が止められるため、出力軸4の回転力がヘリカ
ルスプライン結合しているピニオン6を介してリングギ
ヤ23に伝達されてエンジンが起動される。
と、出力軸4にヘリカルスプライン結合されているピニ
オン6が、出力軸4の回転に伴ってリングギヤ6へ十分
に噛み合う位置までピニオン6が移動し得るため、ピニ
オン6をリングギヤ23へより大きな力で噛み合わせる
ことができる。そして、その噛み合い位置ではストッパ
プレート20にクラッチインナ18が当接して軸線方向
への移動が止められるため、出力軸4の回転力がヘリカ
ルスプライン結合しているピニオン6を介してリングギ
ヤ23に伝達されてエンジンが起動される。
【0036】この時、図1の下半部に示されるように、
アーマチュアインナ28の軸線に直行する左端面28b
が、ホルダ25の同じく軸線に直行する面で形成された
当接面25dに当接し、ボス部28aのテーパ面と受け
部25bのテーパ面との間には若干の隙間が生じるよう
になっている。これは、テーパ面同士を対向させて、吸
引途中では近づくに連れて隙間が狭まることにより磁力
を増し、最終的にはテーパ面間に磁束を通すよりも軸線
方向へ通して、押す方向への大きな吸着力を発揮させる
ためである。さらに、ボス部28aのテーパ面の軸線方
向長さに対して、受け部25bのテーパ面の軸線方向長
さが短くされている(本具体例では約半分程度)。これ
は、上記アーマチュアインナ28の軸線方向左端面28
bとホルダ25の当接面25dとの当接状態で、両テー
パ面間に多くの磁束が生じることを防止して、端面28
bと当接面25dとの間の軸線方向に沿う向きの磁束を
多くして、吸引力を増大させるためである。
アーマチュアインナ28の軸線に直行する左端面28b
が、ホルダ25の同じく軸線に直行する面で形成された
当接面25dに当接し、ボス部28aのテーパ面と受け
部25bのテーパ面との間には若干の隙間が生じるよう
になっている。これは、テーパ面同士を対向させて、吸
引途中では近づくに連れて隙間が狭まることにより磁力
を増し、最終的にはテーパ面間に磁束を通すよりも軸線
方向へ通して、押す方向への大きな吸着力を発揮させる
ためである。さらに、ボス部28aのテーパ面の軸線方
向長さに対して、受け部25bのテーパ面の軸線方向長
さが短くされている(本具体例では約半分程度)。これ
は、上記アーマチュアインナ28の軸線方向左端面28
bとホルダ25の当接面25dとの当接状態で、両テー
パ面間に多くの磁束が生じることを防止して、端面28
bと当接面25dとの間の軸線方向に沿う向きの磁束を
多くして、吸引力を増大させるためである。
【0037】このように、ホルダ25の当接面25dに
当接することで、アーマチュアインナ28には励磁コイ
ル24の吸引力が最大に作用するので、リングギヤ23
から抜け出す力がピニオン6に作用しても、クラッチイ
ンナ18の右方への移動をシフタ部材37を介して阻止
することとなり、リングギヤ23からのピニオン6の抜
け出しが防止される。
当接することで、アーマチュアインナ28には励磁コイ
ル24の吸引力が最大に作用するので、リングギヤ23
から抜け出す力がピニオン6に作用しても、クラッチイ
ンナ18の右方への移動をシフタ部材37を介して阻止
することとなり、リングギヤ23からのピニオン6の抜
け出しが防止される。
【0038】ここでフルストロークしたアーマチュア2
7・28を静止させておくのに要する電流は、アーマチ
ュア27・28を起動するのに要する電流に比して小さ
くて済む。即ち、上記のように、ヘリカルスプライン1
9による軸方向力を、ピニオン6を含む一方向ローラク
ラッチ5の起動力として利用することにより、励磁コイ
ル24の出力を低減し得るので、励磁コイル24をより
一層小径化することができる。なお、エンジンが起動し
てピニオン6の回転速度を上回ると、一方向ローラクラ
ッチ5の作用でピニオン6が空転する点については、従
来構成と全く同様である。
7・28を静止させておくのに要する電流は、アーマチ
ュア27・28を起動するのに要する電流に比して小さ
くて済む。即ち、上記のように、ヘリカルスプライン1
9による軸方向力を、ピニオン6を含む一方向ローラク
ラッチ5の起動力として利用することにより、励磁コイ
ル24の出力を低減し得るので、励磁コイル24をより
一層小径化することができる。なお、エンジンが起動し
てピニオン6の回転速度を上回ると、一方向ローラクラ
ッチ5の作用でピニオン6が空転する点については、従
来構成と全く同様である。
【0039】励磁コイル24への通電を停止すると、ク
ラッチインナ18に対する第2リターンスプリング21
の付勢力、並びにアーマチュアアウタ27に対する第1
リターンスプリング35の付勢力により、ピニオン6が
リングギヤ23から離脱すると共に、可動接点板8が固
定接点板34から離間して電動機3が停止する。
ラッチインナ18に対する第2リターンスプリング21
の付勢力、並びにアーマチュアアウタ27に対する第1
リターンスプリング35の付勢力により、ピニオン6が
リングギヤ23から離脱すると共に、可動接点板8が固
定接点板34から離間して電動機3が停止する。
【0040】また図5に、本発明に基づく第2の実施形
態を示すが、上記図示例と同様の部分については同一の
符号を付して、その詳しい説明を省略する。前記図示例
では、つば部48bに対して胴部48aとガイド片部4
8cとが互いに相反する向きに曲折されて、全体でクラ
ンク状断面形状になっていたが、本図示例では、つば部
48bに対して胴部48aとガイド片部48cとを同方
向に曲折して全体でコ字状断面形状に形成されている。
そして、アーマチュアアウタ27の内周面に、胴部48
aを係止して抜け止めするための段差部50を形成して
いる。この場合でも、前記と同様の効果を奏し得る。
態を示すが、上記図示例と同様の部分については同一の
符号を付して、その詳しい説明を省略する。前記図示例
では、つば部48bに対して胴部48aとガイド片部4
8cとが互いに相反する向きに曲折されて、全体でクラ
ンク状断面形状になっていたが、本図示例では、つば部
48bに対して胴部48aとガイド片部48cとを同方
向に曲折して全体でコ字状断面形状に形成されている。
そして、アーマチュアアウタ27の内周面に、胴部48
aを係止して抜け止めするための段差部50を形成して
いる。この場合でも、前記と同様の効果を奏し得る。
【0041】なお、上記したように、ピニオン6をクラ
ッチアウタ22に一体形成している。これは、一方向ロ
ーラクラッチのくさび室のテーパ面を形成する部分の端
壁を形成する肉厚部分がピニオン6側すなわちリングギ
ヤ23側に位置することになり、肉厚部分をホルダ25
側とは相反する側に設けて、ホルダ25側に肉厚部分が
なくなるため、ホルダ25側での磁束漏れを極力少なく
することができるためである。
ッチアウタ22に一体形成している。これは、一方向ロ
ーラクラッチのくさび室のテーパ面を形成する部分の端
壁を形成する肉厚部分がピニオン6側すなわちリングギ
ヤ23側に位置することになり、肉厚部分をホルダ25
側とは相反する側に設けて、ホルダ25側に肉厚部分が
なくなるため、ホルダ25側での磁束漏れを極力少なく
することができるためである。
【0042】また、アーマチュアアウタ27は、励磁コ
イル24のコイルボビンの内周面を基準とする外側芯出
しにて組み付けられ、アーマチュアインナ28は、例え
ば合成樹脂製のシフタ部材37の外周面を基準とする内
側芯出しにて組み付けられている。このようにすること
により、アーマチュアアウタ27の内周面とアーマチュ
アインナ28の外周面との両者間に隙間があることにな
り、移動時における両者の噛み合いを防止できる。
イル24のコイルボビンの内周面を基準とする外側芯出
しにて組み付けられ、アーマチュアインナ28は、例え
ば合成樹脂製のシフタ部材37の外周面を基準とする内
側芯出しにて組み付けられている。このようにすること
により、アーマチュアアウタ27の内周面とアーマチュ
アインナ28の外周面との両者間に隙間があることにな
り、移動時における両者の噛み合いを防止できる。
【0043】また、ピニオンハウジング17には、本ス
タータ1のエンジンへの取り付け状態で下側になる位置
に水抜き孔46が設けられている。この水抜き孔46
は、励磁装置9のピニオン6側の位置決め及び防水用の
シール板47のに近接した位置に設けられている。スタ
ータ停止時にはピニオン6により励磁装置9側が遮蔽状
態になっているが、ピニオン6が移動してリングギヤ2
3に噛み合っている状態ではピニオン6と励磁装置9と
の間に空間が生じて浸水する可能性がある。その浸水に
対しては、シール板47により阻止することができる
が、さらに、そのシール板の47の手前に設けた水抜き
孔46から好適に排水することができる。
タータ1のエンジンへの取り付け状態で下側になる位置
に水抜き孔46が設けられている。この水抜き孔46
は、励磁装置9のピニオン6側の位置決め及び防水用の
シール板47のに近接した位置に設けられている。スタ
ータ停止時にはピニオン6により励磁装置9側が遮蔽状
態になっているが、ピニオン6が移動してリングギヤ2
3に噛み合っている状態ではピニオン6と励磁装置9と
の間に空間が生じて浸水する可能性がある。その浸水に
対しては、シール板47により阻止することができる
が、さらに、そのシール板の47の手前に設けた水抜き
孔46から好適に排水することができる。
【0044】
【発明の効果】このように本発明によれば、ばね受け部
材を非磁性体の板材をプレス加工して形成でき、プラン
ジャからの不要な漏れ磁束を無くすことができると共
に、形状が簡素化して加工が容易になり、またガイド片
部を形成することにより、コイルばねを芯出しして支持
することができ、コイル端がずれて他の部材に噛み込む
ことを防止できる。
材を非磁性体の板材をプレス加工して形成でき、プラン
ジャからの不要な漏れ磁束を無くすことができると共
に、形状が簡素化して加工が容易になり、またガイド片
部を形成することにより、コイルばねを芯出しして支持
することができ、コイル端がずれて他の部材に噛み込む
ことを防止できる。
【図1】本発明に基づいて構成されたエンジン始動装置
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】本発明が適用されたアーマチュアアウタの要部
を示す拡大図。
を示す拡大図。
【図3】本装置の作動要領を示す図1の要部拡大図。
【図4】本装置の作動要領を示す図3と同様の図。
【図5】本発明に基づく第2の実施形態を示す図2と同
様の要部拡大図。
様の要部拡大図。
1 スタータ 2 減速機 3 電動機 4 出力軸 5 一方向ローラクラッチ 6 ピニオン 7 スイッチユニット 8 可動接点板、8a・8b・8c 突片 9 電磁装置 10 ロータ軸 11 ボトムプレート 12 トッププレート 13 サンギヤ 14 プラネタリギヤ 15 内歯リングギヤ 16 支持板 17 ピニオンハウジング 18 クラッチアウタ 19 ヘリカルスプライン 20 ストッパプレート 21 第2リターンスプリング 22 クラッチインナ 23 リングギヤ 24 励磁コイル 25 ホルダ 25a 突出部、25b 受け部、25c 逆テーパ面
部、25d 当接面 26 リング状円板 27 アーマチュアアウタ、27a 突出部、28a
ボス部 28 アーマチュアインナ 29 連結プレート 30 連結ロッド 31 整流子部、31a 凹部 32 コイルばね 33 ブラシステー 34 固定接点板 35 第1リターンスプリング 36 コイルばね 37 シフタ部材 38 コネクタ 39 陽極ブラシ 40 ピグテール 41 陰極ブラシ 42 ピグテール 43 センタプレート、43a 円筒部 44 モータケーシング 45 カバー 46 水抜き孔 47 シール板 48 ばね受け部材、48a 胴部、48b つば部、
48c ガイド片部 49・50 段差部
部、25d 当接面 26 リング状円板 27 アーマチュアアウタ、27a 突出部、28a
ボス部 28 アーマチュアインナ 29 連結プレート 30 連結ロッド 31 整流子部、31a 凹部 32 コイルばね 33 ブラシステー 34 固定接点板 35 第1リターンスプリング 36 コイルばね 37 シフタ部材 38 コネクタ 39 陽極ブラシ 40 ピグテール 41 陰極ブラシ 42 ピグテール 43 センタプレート、43a 円筒部 44 モータケーシング 45 カバー 46 水抜き孔 47 シール板 48 ばね受け部材、48a 胴部、48b つば部、
48c ガイド片部 49・50 段差部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 善和 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 長島 愼一 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 木村 栄一 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内
Claims (3)
- 【請求項1】 励磁コイル内に軸線方向に往復動自在
な二重円筒状に設けられた内側プランジャと外側プラン
ジャと、前記両プランジャ同士を互いに弾発的に軸線方
向に離反させるべく前記両プランジャ間に介装されたコ
イルばねとを有する電磁装置であって、 前記外側プランジャの内周面に前記コイルばねの一方の
コイル端を係止するための環状ばね受け部材を前記外側
プランジャ体の内周面に挿入し、かつ前記外側プランジ
ャ体の内周面に前記環状ばね受け部材を前記コイルばね
の弾発付勢力に抗して抜け止めするための段差部を設け
たことを特徴とする電磁装置。 - 【請求項2】 前記環状ばね受け部材が非磁性体から
なることを特徴とする請求項1に記載の電磁装置。 - 【請求項3】 前記ばね受け部材に、前記コイルばね
の一方のコイル端の半径方向への変位を規制するガイド
片部を軸線方向に折り曲げ形成して設けたことを特徴と
する請求項1若しくは請求項2に記載の電磁装置。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32017696A JP3223119B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 電磁装置 |
TW086117300A TW350899B (en) | 1996-11-29 | 1997-11-19 | Coaxial engine starter |
CA002221848A CA2221848C (en) | 1996-11-29 | 1997-11-20 | Coaxial engine starter |
DE19751766A DE19751766A1 (de) | 1996-11-29 | 1997-11-21 | Koaxialer Motorstarter |
TR97/01440A TR199701440A2 (xx) | 1996-11-29 | 1997-11-26 | Koaksiyal mar� otomatik. |
US08/979,631 US5901604A (en) | 1996-11-29 | 1997-11-28 | Coaxial engine starter |
FR9714981A FR2756596B1 (fr) | 1996-11-29 | 1997-11-28 | Demarreur coaxial pour moteur |
KR1019970063847A KR100618753B1 (ko) | 1996-11-29 | 1997-11-28 | 동축엔진시동장치 |
IT97MI002643A IT1296593B1 (it) | 1996-11-29 | 1997-11-28 | Avviatore coassiale di motore |
BR9706048A BR9706048A (pt) | 1996-11-29 | 1997-11-28 | Motor de arranque coaxial |
CN97114115A CN1090712C (zh) | 1996-11-29 | 1997-11-28 | 同轴发动机启动器 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32017696A Expired - Fee Related JP3223119B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 電磁装置 |
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KR (1) | KR100618753B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7199687B2 (en) | 2002-08-01 | 2007-04-03 | Hitachi, Ltd. | Solenoid type drive and starter using the same |
JP2013130077A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Mitsuba Corp | スタータ |
JP2015190438A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ミツバ | スタータ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3607203B2 (ja) | 2000-03-31 | 2005-01-05 | Tdk株式会社 | MnZn系フェライトの製造方法、MnZn系フェライト、および電源用フェライトコア |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0742907B2 (ja) * | 1987-04-28 | 1995-05-15 | 株式会社日立製作所 | スタ−タモ−タのスイツチ機構 |
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1996
- 1996-11-29 JP JP32017696A patent/JP3223119B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-11-28 KR KR1019970063847A patent/KR100618753B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6286378B1 (en) | 1999-06-07 | 2001-09-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Starter |
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JP2013130077A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Mitsuba Corp | スタータ |
JP2015190438A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ミツバ | スタータ |
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---|---|
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JP3223119B2 (ja) | 2001-10-29 |
KR19980042883A (ko) | 1998-08-17 |
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