JPH0742907B2 - スタ−タモ−タのスイツチ機構 - Google Patents

スタ−タモ−タのスイツチ機構

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JPH0742907B2
JPH0742907B2 JP62103163A JP10316387A JPH0742907B2 JP H0742907 B2 JPH0742907 B2 JP H0742907B2 JP 62103163 A JP62103163 A JP 62103163A JP 10316387 A JP10316387 A JP 10316387A JP H0742907 B2 JPH0742907 B2 JP H0742907B2
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JP
Japan
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motor
output shaft
switch
pinion gear
moving body
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JP62103163A
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JPS63268974A (ja
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悟 梅木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関を始動する為に用いられるスタータ
モータのスイツチ機構に関するものである。
〔従来の技術〕
スタータモータのピニオンギヤを内燃機関のリングギヤ
に嵌合せしめて回転作動を開始せしめる技術に関しては
特開昭61−85574号が公知である。
上記公知技術に係るスタータモータにおいてはピニオン
ギヤ、リングギヤの欠損事故が跡を絶たない。その理由
は次記の如くであると判断される。
ピーオンギヤの噛合作動に伴つて、該ピニオンギヤと共
に軸心方向に移動する部材の質量が大きく、従つてギヤ
の噛合い時の衝撃が大きい。何らかの機構を設けない
と、ピニオンギヤが噛合いの為の軸心方向移動を始める
と同時にモータが回転力を発生し、その結果「モータ全
出力で回転しながら飛び込む」形となる。
上記の、動力回転飛込を防止するためのスイツチ機構を
設けようとすると、該スイツチの接点部材が交互に摺動
する為に耐用命数が短かかつたり、スイツチ機構が複
雑、大形で高価になる、等の欠点が有つた。
従来技術においては、スイツチの早期磨耗を防止する為
の構成として、スイツチの可動接点が回転しない構造と
していた。第4図はその1例を示す。
この従来例では、マグネツトスイツチ35は別置式として
いる。この動作を説明するとリード線47にキースイツチ
(図示せず)により通電されるとマグネツトスイツチ35
が励磁され、可動胴体36が図の左方向へ移動し、シフト
レバ37によりピニオンギヤ45が図の右方向へa寸法だけ
移動し、リングギヤ(図示省略)と噛合う。可動胴体36
が奥まで(図の左方に)移動すると端子48と同49とが閉
路(内部図示省略)し、モータが回転を始めピニオンギ
ヤ45は右へ移動した状態で回転してエンジンを始動させ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、ピニオンギヤ、オーバーランニングク
ラツチ、電磁押出機構の大形化によるギヤ部の衝突力の
大きさは考慮されておらず、スイツチ内蔵も考えられて
いなかつた。
本発明の目的は、噛合い移動部分の小形化により、リン
グギヤとピニオンギヤとの衝突時の破損を防止すること
が出来、噛合い移動部分の軽量化によりスタータの小形
化を行ない、かつ、スイツチ接点が相互に摺動して早期
に磨耗する虞れの無い、スタータモータ用のスイツチ機
構を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明に係るスイツチ機構
は、モータと、上記モータの軸に対して同心に、かつ軸
心方向の摺動可能に支障された出力軸と、上記出力軸に
よって駆動されるピニオンギヤと、上記の出力軸を軸心
方向に駆動する電磁駆動手段と、前記のモータの駆動回
路を開閉するスイツチとを有するスタータモータに適用
すべく創作したもので、 (a)前記出力軸に対してインナレースを固着したころ
がり軸受と、 (b)上記ころがり軸受のアウタレースに固着した、磁
性材料製の移動胴体と、 (c)上記の磁性材料製移動胴体を軸心方向に駆動する
マグネツトコイルと、 (d)前記の移動胴体に固定されていて、該移動胴体の
軸心方向移動に伴つて前記のスイツチに当接、離間して
これを開閉作動せしめる押動部材と、を設け、 (e)かつ、前記出力軸とピニオンギヤとを固着してな
るものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、出力軸が軸心方向に摺動してピニ
オンギヤがリングギヤに噛合し始めてから、モータの駆
動回路が閉成される。
スイツチを押動する部材は出力軸に対してころがり軸受
を介して支承されているので、スイツチ接点に摩耗を生
じさせない。しかも、軸心方向に駆動される部材が出力
軸とピニオンギヤとを一体に固着してオーバーランニン
グクラッチ等を除して軽量であるため、ギヤ噛合時の慣
性による衝撃力が少なく、欠損の虞れが無い。また噛合
い移動部分の小形軽量化によりマグネットコイル等が小
形にできスタータの小形、低コスト化が実現できる。
〔実施例〕
第2図は本発明に係るスイツチ機構の1実施例を設けた
スタータモータの断面図である。
第1図及び第3図は上記実施例のスイツチ部分の拡大断
面詳細図であつて、第1図はピニオンギヤの噛合作動前
を、第3図は噛合完了後を、それぞれ描いたものであ
る。
(第2図参照)出力軸11にはピニオンギヤ13が固着さ
れ、モータ1のシヤフト2に対して同心に、軸心方向の
摺動可能に支承されている。
モータシヤフト2の回転出力は、遊量ギヤ3で減速さ
れ、遊星ギヤ軸4を介してクラツチ手段のクラツチアウ
タ7に伝動される。このクラツチ手段は、クラツチアウ
タ7と、クラツチインナ9と、ローラ8とにより一方向
クラツチを形成している。減速された回転はヘリカルス
プライン10を介して出力軸11に伝えられる。
(第1図参照)出力軸11に、ころがり軸受17のインナレ
ースが嵌合固着されている。上記ころがり軸受17のアウ
タレースには、磁性材料製の移動胴体19が外嵌固着され
ている。
上記移動胴体19は、マグネツトコイル22に通電されると
図の右方に駆動され、出力軸11及びピニオンギヤ13を図
の右方に移動させて噛合作動を行わせる。
図示を省略するが、本発明を実施する場合、移動胴体19
とマグネツトコイル22との間に案内手段(例えばスプラ
イン)を設けて、移動胴体19の軸心方向摺動を許容しつ
つ軸心回りの回転を係止することが望ましい。
一方、絶縁ケース29の図示左端面に、2個の接点28(図
において重なつている)が固定されている。
可動絶縁片26に、短絡環27が嵌着されていて、この短絡
環27は前記2個の接点28に対向、離間している。
マグネツトコイル22に通電されると、移動胴体19は図の
右方に吸引され、第3図の状態となる。押動片25は可動
絶縁片26を図の右方に押動し、短絡環27を2個の接点28
に密着、導通せしめる。これによりモータ1(第2回)
が回転を開始する。このとき、移動胴体19の右方移動に
伴つてピニオンギヤ13も図の右方に移動し、リングギヤ
(図示せず)に噛合する。
このようにして、ピニオンギヤ13は、リングギヤと噛合
した後に回転駆動(モータ1に通電)される。
内燃機関が始動して、マグネツト22の通電が断たれる
と、戻しバネ32,33の作用によつて第1図の状態に復元
する。
〔発明の効果〕
以上に述べた如く、本発明のスイツチ機構を適用する
と、噛合い移動部材の質量が小さいので、ピニオンギヤ
の噛合い衝撃力が軽減される。
しかも、軸心方向に駆動される部材が小形軽量であるた
め慣性力による衝撃が小さく、ギヤが噛み合い時の衝撃
によつて欠損する虞れが無い。また噛合い移動部材の小
形軽量化によって、これを駆動するマグネットコイルが
小形に、したがってスタータの小形化が実現できる。
更に、構成部材が小形で、モータブラケツト内に収納で
きるので、スタータモータ全体の形状寸法がコンパクト
になるという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の1実施例を示し、第1図は
スイツチ機構部の閉成作動前の状態を描いた断面図、第
3図は閉成状態を描いた断面図であり、第2図はスター
タモータ全体を描いた一部破断正面図である。 第4図は従来例の説明図である。 1……モータ、2……モータシヤフト、7……クラツチ
アウタ、8……ローラ、9……クラツチインナ、10……
ヘリカルスプライン、11……出力軸、13……ピニオンギ
ヤ、17……軸受、19……移動胴体、22……マグネツトコ
イル、26……可動絶縁片、27……短絡環、28……接点、
29……絶縁ケース、31……バネ支持体、32,33……戻し
バネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、上記モータの軸に対して同心
    し、かつ軸心方向の摺動可能に支承された出力軸と、上
    記出力軸によって駆動されるピニオンギアと、上記の出
    力軸を軸心方向に駆動する電磁駆動手段と、前記のモー
    タの駆動回路を開閉するスイッチとを有するスタータモ
    ータにおいて、 (a)前記出力軸に対してインナレースを固着したころ
    がり軸受と、 (b)上記ころがり軸受のアウタレースに固着した磁性
    材料製の移動胴体と、 (c)上記の磁性材料製移動胴体を軸心方向に駆動する
    マグネットコイルと、 (d)前記の移動胴体に固定されていて、該移動胴体の
    軸心方向移動に伴って前記のスイッチに当接、離間して
    これを開閉作動せしめる押動部材とを設け、 (e)かつ、前記出力軸とピニオンギヤとを固着してな
    る、 ことを特徴とするスタータモータのスイッチ機構。
JP62103163A 1987-04-28 1987-04-28 スタ−タモ−タのスイツチ機構 Expired - Lifetime JPH0742907B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP62103163A JPH0742907B2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28 スタ−タモ−タのスイツチ機構

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JP62103163A JPH0742907B2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28 スタ−タモ−タのスイツチ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63268974A JPS63268974A (ja) 1988-11-07
JPH0742907B2 true JPH0742907B2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=14346838

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JP62103163A Expired - Lifetime JPH0742907B2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28 スタ−タモ−タのスイツチ機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS435773Y1 (ja) * 1965-07-23 1968-03-13
JPS5548196A (en) * 1978-09-29 1980-04-05 Hitachi Ltd Control circuit of oil pressure winch

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JPS63268974A (ja) 1988-11-07

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