JPH10155928A - スプリンクラーの配管構造 - Google Patents

スプリンクラーの配管構造

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JPH10155928A
JPH10155928A JP8317777A JP31777796A JPH10155928A JP H10155928 A JPH10155928 A JP H10155928A JP 8317777 A JP8317777 A JP 8317777A JP 31777796 A JP31777796 A JP 31777796A JP H10155928 A JPH10155928 A JP H10155928A
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JP
Japan
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sprinkler
pipe
ceiling
sheath
concrete slab
Prior art date
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Pending
Application number
JP8317777A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Taneda
裕 種田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP8317777A priority Critical patent/JPH10155928A/ja
Publication of JPH10155928A publication Critical patent/JPH10155928A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合住宅の居室等に設けられるスプリンクラ
ー設備の配管の施工やヘッド取り付け工事を容易にし、
工期を短縮し、コストを安く抑えることができるスプリ
ンクラーの配管構造を提供する。 【解決手段】 コンクリートスラブ10内にさや管20
を埋設するとともに、コンクリートスラブ10の打ち放
し天井面11にさや管20が開口する凹陥部12を形成
し、凹陥部12内にスプリンクラーヘッド本体21を収
容し、ヘッド本体21に接続される配管22をさや管2
0に挿通して他端23をヘッダに接続されている。ま
た、凹陥部12にはスプリンクラーヘッド収納ボックス
15を埋設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば集合住宅の居室
等にスプリンクラー設備を設置する場合のコンクリート
スラブ内のスプリンクラーの配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スプリンクラー設備は、火災の際に熱を
感知すると開くスプリンクラーヘッドから散水して消火
する設備であり、近年、高層集合住宅では、スプリンク
ラー設備の設置が義務づけられようとしている。
【0003】従来、スプリンクラー設備の設置のため
に、コンクリートスラブの下端に天井下地を取り付けて
二重天井を形成し、コンクリートスラブ内に配管を付設
し、ヘッドを天井下地に固定する方法が一般的である。
このような方法としては、特開平7−308398号公
報に示されるような構造が公知になっている。この公知
の構造では、各住戸が水平面を形成するスラブを有し、
スラブの下方には天井裏空間を有する二重天井が形成さ
れている。この二重天井は、スラブおよび化粧天井面が
形成された天井パネルから構成されている。
【0004】スプリンクラー設備は、消火用水槽、消火
水供給竪管、消火水供給各階管、消火水供給各戸管、ヘ
ッダー、消火水供給個別管、スプリンクラーヘッドおよ
びさや管等から構成されている。
【0005】スラブ躯体に挟まれた居住空間内には複数
個のスプリンクラーヘッドが設けられており、このスプ
リンクラーヘッドは各住戸の二重天井を形成する天井パ
ネルの化粧天井面に取り付けられている。そして、この
スプリンクラーヘッドは、消火水供給個別管によりヘッ
ダーに接続されている。
【0006】消火水供給個別管は、二重天井を形成する
スラブ中に埋め込まれ、天井裏空間に取り出されて天井
パネルに固定されたスプリンクラーヘッドと接続されて
いる。 また、特開平7−308400号公報に示され
るような構造では、各住戸が水平面を形成するスラブを
有し、居住空間の天井側にあたるスラブの下方には水平
な天井板が設置されており、天井板と居住空間の上に隣
接したスラブとの間には天井空間が形成されている。
【0007】居住空間の上側に隣接するスラブの下面側
にはアウトレット部溝が形成され、スラブ内にはさや管
を介して連絡配管から接続する分岐管が埋設されてい
る。一方、居住空間内の天井板には複数個のスプリンク
ラーヘッドが取り付けられている。そして、このスプリ
ンクラーヘッドと分岐管とは端末管によりに接続されて
いる。
【0008】このように、マンション等の建築物に設け
られるスプリンクラー設備は、二重天井内に配管を付設
し、ヘッドを天井下地に固定することにより、配管工事
の作業性および施工性を向上し、配設された管の維持管
理、またはスプリンクラーヘッドの設置位置の変更等を
容易にしようとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプリ
ンクラー配管を納めるためには、二重天井(有効寸法1
00〜150mm)の形成が必要であり、上記のような
配管は、単に天井裏のスペースを小さくし、スプリンク
ラーヘッドの位置変更を可能にするものとしての利用に
すぎないものであった。
【0010】そして、工程上、配管の施工やヘッド取り
付け工事の取り合い調整が必要であるといった問題点が
あった。
【0011】また、天井工事後に水圧テストを実施しな
ければならず、万一の漏水発生があった場合、被害が大
きくなるといった問題点もあった。
【0012】そこで、本発明は、かかる従来の課題を鑑
みて、集合住宅の居室等に設けられるスプリンクラー設
備の配管の施工やヘッド取り付け工事を容易にし、工期
を短縮し、コストを安く抑えることができるスプリンク
ラーの配管構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1にかかる発明は、コンクリートスラブ内に
さや管を埋設するとともに、コンクリートスラブの打ち
放し天井面にさや管が開口する凹陥部を形成し、凹陥部
内にスプリンクラーヘッド本体を収容し、ヘッド本体に
接続される配管をさや管に挿通して他端をヘッダに接続
することを特徴とする。
【0014】また、請求項2にかかる発明は、前記凹陥
部にスプリンクラーヘッド収納ボックスを埋設してなる
ことを特徴とする。
【0015】以上の構成により本発明のスプリンクラー
の配管構造では、コンクリートスラブ内にスプリンクラ
ー配管を埋め込み、かつヘッド本体をスラブ下面に取り
着けることにより、天井パネルを省略することができる
ので、コストダウンや工期短縮が可能になる。また、配
管の中間支持や継ぎ手を削減することができる。さら
に、仕上げ工事に先行して水圧テストが実施できるの
で、漏水によるリスクが減少し、品質が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を添
付図面を参照して詳細に説明する。図1ないし図3は本
発明のスプリンクラーの配管構造の施工手順を示す側面
図である。
【0017】本実施例は基本的には、コンクリートスラ
ブ10内にさや管20を埋設するとともに、コンクリー
トスラブ10の打ち放し天井面11にさや管20が開口
する凹陥部12を形成し、凹陥部12内にスプリンクラ
ーヘッド本体21を収容し、ヘッド本体21に接続され
る配管22をさや管20に挿通して他端23をヘッダに
接続されている。
【0018】また、凹陥部12にはスプリンクラーヘッ
ド収納ボックス15が埋設されている。
【0019】本実施例のスプリンクラーの配管構造は、
従来と同様に、図示しない消火用水槽、消火水供給竪
管、消火水供給各階管、消火水供給各戸管、ヘッダー、
消火水供給個別管、スプリンクラーヘッドおよびさや管
等から構成された設備であるが、二重天井でなく、直天
井でもスプリンクラーヘッドが取り付け可能なように横
接続型スプリンクラーヘッドとさや管工法を組み合わせ
ることによりスラブ内への打ち込み施工を可能にしてい
る。
【0020】上記のようなスプリンクラーを配管するに
は、図1に示されるように、コンクリートスラブ10の
打設時にコンクリートスラブ10内にさや管20を埋設
する。コンクリートスラブ10の打ち放し天井面11に
凹陥部12を形成し、凹陥部12の開口部周壁にスプリ
ンクラーヘッド固定用金物28を取り付ける。また、凹
陥部12の一方の側壁13に開口部14を形成し、開口
部14にさや管20の一端25を接続する。そして、凹
陥部12にスプリンクラーヘッド収納ボックス15を埋
設する。また、各住戸の二重天井を形成する部分のスラ
ブ下面に凹陥部16を形成し、凹陥部16の一方の側壁
17に開口部18を形成し、この開口部18にさや管2
0の他端26を接続する。
【0021】次に、図2に示されるように、さや管20
に消火水供給配管22を挿通して、その一端27にヘッ
ド本体21を取り付ける。なお、この消火水供給配管2
2は、ポリブデン管等の材質で形成されている。
【0022】さらに、図3に示されるように、凹陥部1
2に埋設されたスプリンクラーヘッド収納ボックス15
内にヘッド本体21を固定し、凹陥部12の開口部を不
燃材製シールプレート19で覆うと、ヘッド本体21は
散水部分のみが直天井面から露出した状態になる。次
に、消火水供給配管22の他端23をさや管20の他端
26を通して各住戸の二重天井を形成する部分のスラブ
下面に形成された凹陥部16の開口部18から天井裏空
間に取り出し、天井裏空間を通して配管の長さを調整
し、ヘッダー(図示せず)に接続する。
【0023】このように、本実施例では、コンクリート
スラブの打ち放し天井面でもスプリンクラーヘッドが取
り付け可能なように、横接続型スプリンクラーヘッドと
さや管工法を組み合わせることによりスラブ内への打ち
込み施工を可能にしている。そして、コンクリートスラ
ブ内にスプリンクラー配管並びにヘッド本体を埋め込む
ことにより、天井パネルを省略することができるので、
コストダウンや工期短縮が可能になる。また、配管の中
間支持や継ぎ手を削減することができる。さらに、仕上
げ工事に先行して水圧テストが実施できるので漏水した
場合のリスクが減少し、品質が向上する。
【0024】さらにまた、スラブが過大に厚くならず、
住戸の天井高さを高くすることができ、居住空間を有効
利用することが可能になる。また、さや管を用いること
により、配管工事の作業性が向上し、維持管理も容易に
なり、配管更新作業も容易になる。
【0025】なお、本実施形態では、コンクリートスラ
ブ10の打ち放し天井面11に凹陥部12を形成し、凹
陥部12の一方の側壁13に開口部14を形成し、開口
部14にさや管20の一端25を接続しているが、さや
管の開口部は、凹陥部の側面でなくてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に示すスプリ
ンクラーの配管構造にあっては、コンクリートスラブ内
にさや管を埋設するとともに、コンクリートスラブの打
ち放し天井面にさや管が開口する凹陥部を形成し、凹陥
部内にスプリンクラーヘッド本体を収容し、ヘッド本体
に接続される配管をさや管に挿通して他端をヘッダに接
続することを特徴とし、また、前記凹陥部にスプリンク
ラーヘッド収納ボックスを埋設してなることを特徴とし
ているので、コンクリートスラブの打ち放し天井の部屋
にも露出配管のないスプリンクラー設備を設置すること
ができる。
【0027】また、コンクリートスラブ内にスプリンク
ラー配管並びにヘッド本体を埋め込むことにより、配管
の施工やヘッド取り付け工事の取り合い調整する必要も
なくなり、天井パネルを省略することでコストを安く抑
えることができ、工期を短縮することができる。
【0028】さらに、配管の中間支持や継ぎ手を削減す
ることができる。さらにまた、天井工事後に水圧テスト
を実施し、仕上げ工事に先行して水圧テストが実施でき
るので、万一の漏水が発生した場合でも被害が少なくて
すむ。
【0029】また、スラブが過大に厚くならず、住戸の
天井高さを高くすることができ、居住空間を有効利用す
ることが可能になる。そして、さや管を用いることによ
り、配管工事の作業性が向上し、維持管理も容易にな
り、配管更新作業も容易になるいう優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるスプリンクラーの配管
構造にさや管を埋設した状態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例にかかるスプリンクラーの配管
構造に配管を挿通した状態を示す側面図である。
【図3】本発明の実施例にかかるスプリンクラーの配管
構造にスプリンクラーヘッドを固定した状態を示す側面
図である。
【符号の説明】
10 コンクリートスラブ 11 打ち放し天井面 12 凹陥部 15 スプリンクラーヘッド収納ボックス 20 さや管 21 スプリンクラーヘッド本体 22 配管 23 他端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートスラブ内にさや管を埋設す
    るとともに、該コンクリートスラブの打ち放し天井面に
    該さや管が開口する凹陥部を形成し、該凹陥部内にスプ
    リンクラーヘッド本体を収容し、該ヘッド本体に接続さ
    れる配管を該さや管に挿通して他端をヘッダに接続する
    ことを特徴とするスプリンクラーの配管構造。
  2. 【請求項2】 前記凹陥部にスプリンクラーヘッド収納
    ボックスを埋設してなることを特徴とする請求項1に記
    載のスプリンクラーの配管構造。
JP8317777A 1996-11-28 1996-11-28 スプリンクラーの配管構造 Pending JPH10155928A (ja)

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JP8317777A JPH10155928A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 スプリンクラーの配管構造

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JPH10155928A true JPH10155928A (ja) 1998-06-16

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JP (1) JPH10155928A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285248A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Yuan Shin Enterprise Co Ltd 床スラブ内に埋設される消防用散水配管の施工法
KR100955049B1 (ko) * 2007-02-12 2010-04-28 주식회사 미토코리아 소화용 스프링클러 배관장치 및 이를 이용한 소화용스프링클러 배관 시공방법
CN111395570A (zh) * 2020-03-06 2020-07-10 中建科技(福州)有限公司 一种清水混凝土复合外墙板及其施工方法

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