JPH10155310A - トラクタ耕耘装置 - Google Patents
トラクタ耕耘装置Info
- Publication number
- JPH10155310A JPH10155310A JP32145496A JP32145496A JPH10155310A JP H10155310 A JPH10155310 A JP H10155310A JP 32145496 A JP32145496 A JP 32145496A JP 32145496 A JP32145496 A JP 32145496A JP H10155310 A JPH10155310 A JP H10155310A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耕耘耕盤面に一定の傾斜角をつけて自動耕深
制御を行わせる。 【解決手段】 水平方向に投光されるレーザービームL
を検出するレーザセンサ1と、トラクタ2の走行距離を
検出する走行距離センサと、トラクタ2に対してロータ
リ耕耘装置4を昇降するリフトシリンダとを有し、該レ
ーザセンサ1の検出によってレーザビームLのレーザ水
平面Vに対する耕耘装置4の高さを走行距離に応じて昇
降調整しながら目標耕盤面Aに沿うように耕深制御する
耕深制御装置を設けてなるトラクタ耕耘装置の構成。
制御を行わせる。 【解決手段】 水平方向に投光されるレーザービームL
を検出するレーザセンサ1と、トラクタ2の走行距離を
検出する走行距離センサと、トラクタ2に対してロータ
リ耕耘装置4を昇降するリフトシリンダとを有し、該レ
ーザセンサ1の検出によってレーザビームLのレーザ水
平面Vに対する耕耘装置4の高さを走行距離に応じて昇
降調整しながら目標耕盤面Aに沿うように耕深制御する
耕深制御装置を設けてなるトラクタ耕耘装置の構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタ耕耘装
置に関し、耕耘爪を回転させて耕耘するロータリ耕耘装
置により、レーザセンサを用いて目標設定の耕盤面を形
成するように耕深制御させようとするものである。
置に関し、耕耘爪を回転させて耕耘するロータリ耕耘装
置により、レーザセンサを用いて目標設定の耕盤面を形
成するように耕深制御させようとするものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】土壌面を平坦に均平す
る耕耘均平装置としては、土壌の移動を伴う代掻作業が
あり、耕深を一定に維持する耕深制御装置としては、耕
耘土壌面が基準となるため、耕耘された跡の土壌底面で
ある耕盤面は、土壌面の凹凸面に従って平行状に変化す
る。しかしながら、土壌排水を行う場合は、この耕盤面
が水口側から排水口側に向けて一定の下り勾配で傾斜さ
れるのが理想的である。
る耕耘均平装置としては、土壌の移動を伴う代掻作業が
あり、耕深を一定に維持する耕深制御装置としては、耕
耘土壌面が基準となるため、耕耘された跡の土壌底面で
ある耕盤面は、土壌面の凹凸面に従って平行状に変化す
る。しかしながら、土壌排水を行う場合は、この耕盤面
が水口側から排水口側に向けて一定の下り勾配で傾斜さ
れるのが理想的である。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、水平方向に
投光されるレーザビームLを検出するレーザセンサ1
と、トラクタ2の走行距離を検出する走行距離センサ3
と、トラクタ2に対してロータリ耕耘装置4を昇降する
リフトシリンダ5とを有し、該レーザセンサ1の検出に
よってレーザビームLのレーザ水平面Vに対する耕耘装
置4の高さを走行距離に応じて昇降調整しながら耕深制
御する耕深制御装置6を設けてなるトラクタ耕耘装置の
構成とする。
投光されるレーザビームLを検出するレーザセンサ1
と、トラクタ2の走行距離を検出する走行距離センサ3
と、トラクタ2に対してロータリ耕耘装置4を昇降する
リフトシリンダ5とを有し、該レーザセンサ1の検出に
よってレーザビームLのレーザ水平面Vに対する耕耘装
置4の高さを走行距離に応じて昇降調整しながら耕深制
御する耕深制御装置6を設けてなるトラクタ耕耘装置の
構成とする。
【0004】
【発明の作用、及び効果】圃場上に水平方向のレーザビ
ームLを投光させて、このレーザビームLをレーザセン
サ1で検出しながら、トラクタ2を走行させながら耕耘
装置4による耕耘作業を行い、耕深制御装置6による耕
深制御を行わせる。トラクタ2車体は、走行に伴って土
壌面の凹凸や、傾斜等によって上下動すると、レーザセ
ンサ1のレーザ水平面Vに対する高さ位置が変化するた
め、レーザセンサ1は常にレーザビームLを検出領域内
に位置させるように車体に対して昇降作動される。これ
によって、トラクタ2車体及び耕耘装置4のレーザ水平
面Vに対する高さが演算されて、耕耘耕盤面となる。
ームLを投光させて、このレーザビームLをレーザセン
サ1で検出しながら、トラクタ2を走行させながら耕耘
装置4による耕耘作業を行い、耕深制御装置6による耕
深制御を行わせる。トラクタ2車体は、走行に伴って土
壌面の凹凸や、傾斜等によって上下動すると、レーザセ
ンサ1のレーザ水平面Vに対する高さ位置が変化するた
め、レーザセンサ1は常にレーザビームLを検出領域内
に位置させるように車体に対して昇降作動される。これ
によって、トラクタ2車体及び耕耘装置4のレーザ水平
面Vに対する高さが演算されて、耕耘耕盤面となる。
【0005】耕耘制御装置6では、予め耕耘目標の目標
耕盤面Aを、走行距離に対する耕耘装置4の高さ位置と
して設定しておくもので、目標耕盤面Aを水平面とする
ときは、走行距離に対する耕耘装置4の高さは変らず一
定であり、目標耕盤面Aを一定の方向へ向けて傾斜する
傾斜面とするときは、トラクタ2の走行距離に応じて耕
耘装置4の高さが一定の勾配で変化する。
耕盤面Aを、走行距離に対する耕耘装置4の高さ位置と
して設定しておくもので、目標耕盤面Aを水平面とする
ときは、走行距離に対する耕耘装置4の高さは変らず一
定であり、目標耕盤面Aを一定の方向へ向けて傾斜する
傾斜面とするときは、トラクタ2の走行距離に応じて耕
耘装置4の高さが一定の勾配で変化する。
【0006】前記トラクタ2に対して耕耘装置4がリフ
トシリンダ5の油圧伸縮によって上下動されるが、耕耘
耕盤面の高さと該目標耕盤面Aの高さとが比較演算され
て、差異があれば、耕耘装置4が上下動されて、耕耘耕
盤面が基準の目標耕盤面Aに一致するように耕深制御さ
れる。このように、この発明の耕深制御装置6は、レー
ザセンサ1によるレーザビームを基準のレーザ水平面V
として、トラクタ2の車高、乃至耕耘装置4の高さ位置
を検出して、リフトシリンダ5により耕耘装置4を上下
動して、この耕耘装置4による耕耘耕盤面を、徐々に勾
配をつけて耕深制御するものであるから、傾斜面や水平
面等の目標に応じた目標耕盤面Aを定めて、レーザ水平
面Vに対する耕耘装置4の高さを、トラクタ2の走行距
離に応じて昇降調整することによって、簡単、容易に、
的確に形成することができる。
トシリンダ5の油圧伸縮によって上下動されるが、耕耘
耕盤面の高さと該目標耕盤面Aの高さとが比較演算され
て、差異があれば、耕耘装置4が上下動されて、耕耘耕
盤面が基準の目標耕盤面Aに一致するように耕深制御さ
れる。このように、この発明の耕深制御装置6は、レー
ザセンサ1によるレーザビームを基準のレーザ水平面V
として、トラクタ2の車高、乃至耕耘装置4の高さ位置
を検出して、リフトシリンダ5により耕耘装置4を上下
動して、この耕耘装置4による耕耘耕盤面を、徐々に勾
配をつけて耕深制御するものであるから、傾斜面や水平
面等の目標に応じた目標耕盤面Aを定めて、レーザ水平
面Vに対する耕耘装置4の高さを、トラクタ2の走行距
離に応じて昇降調整することによって、簡単、容易に、
的確に形成することができる。
【0007】
【実施例】トラクタ2は、前部に搭載のエンジンEによ
って伝動する前車輪7と後車輪8とを駆動して走行でき
る四輪駆動形態とし、ステアリングハンドル9の操作で
前車輪7を操向しうる。車体の操縦席11後部には、油
圧によるリフトシリンダ5の伸縮によって上下回動しう
るリフトアーム10を設けると共に、トップリンクとロ
アリンクとからなる三点リンク機構12が、このリフト
アーム10によって昇降される。ロータリ耕耘装置4は
この三点リンク機構12に連結されて昇降可能に設けら
れる。ロータリ耕耘装置4は、耕耘爪13を配置した耕
耘軸14を横方向に向けて軸装し、上側を耕耘カバー1
5で覆い、この耕耘カバー15の後端に上下回動自在で
耕耘された土壌面を均平にする均平板16が設けられ
る。該耕耘軸14は車体側の動力取出軸によって連動さ
れる構成である。
って伝動する前車輪7と後車輪8とを駆動して走行でき
る四輪駆動形態とし、ステアリングハンドル9の操作で
前車輪7を操向しうる。車体の操縦席11後部には、油
圧によるリフトシリンダ5の伸縮によって上下回動しう
るリフトアーム10を設けると共に、トップリンクとロ
アリンクとからなる三点リンク機構12が、このリフト
アーム10によって昇降される。ロータリ耕耘装置4は
この三点リンク機構12に連結されて昇降可能に設けら
れる。ロータリ耕耘装置4は、耕耘爪13を配置した耕
耘軸14を横方向に向けて軸装し、上側を耕耘カバー1
5で覆い、この耕耘カバー15の後端に上下回動自在で
耕耘された土壌面を均平にする均平板16が設けられ
る。該耕耘軸14は車体側の動力取出軸によって連動さ
れる構成である。
【0008】レーザビームLを検出するレーザセンサ1
がトラクタ2車体、又は耕耘装置4に立設の伸縮調節自
在のセンサポール17に設けられ、電動モータMの正転
駆動でセンサポール17が伸長され、逆転駆動で短縮さ
れる。このレーザセンサ1は上下方に受光素子が配置さ
れて、中央部の中立域に対して上下に上げ域、下げ域を
有し、上げ域でレーザビームLを受光したときは、耕深
制御装置6からの出力によってモータMを正転させてセ
ンサポール17を伸ばしてレーザセンサ1を上昇し、中
立域をレーザビームLの受光域として、モータMの出力
を停止する。又、下げ域では、モータMを逆転させてレ
ーザセンサ1を下降して、中立域に受光させるように制
御し、常時レーザビームLをレーザセンサ1の中立域に
維持するように、レーザセンサ1を上下動させながら、
このセンサポール17の伸縮量乃至レーザセンサ1の上
下移動量によってトラクタ2車体の高さ位置を検出でき
る。該センサポール17の伸縮量はストロークセンサ2
5によって検出できる。
がトラクタ2車体、又は耕耘装置4に立設の伸縮調節自
在のセンサポール17に設けられ、電動モータMの正転
駆動でセンサポール17が伸長され、逆転駆動で短縮さ
れる。このレーザセンサ1は上下方に受光素子が配置さ
れて、中央部の中立域に対して上下に上げ域、下げ域を
有し、上げ域でレーザビームLを受光したときは、耕深
制御装置6からの出力によってモータMを正転させてセ
ンサポール17を伸ばしてレーザセンサ1を上昇し、中
立域をレーザビームLの受光域として、モータMの出力
を停止する。又、下げ域では、モータMを逆転させてレ
ーザセンサ1を下降して、中立域に受光させるように制
御し、常時レーザビームLをレーザセンサ1の中立域に
維持するように、レーザセンサ1を上下動させながら、
このセンサポール17の伸縮量乃至レーザセンサ1の上
下移動量によってトラクタ2車体の高さ位置を検出でき
る。該センサポール17の伸縮量はストロークセンサ2
5によって検出できる。
【0009】マイコンを有する耕深制御装置6の入力側
には、該レーザセンサ1の他に、レーザ耕深切替スイッ
チ18を設けて、レーザセンサ1による耕深制御を行わ
せたり、この耕深制御を解除させるように切替えでき
る。勾配調節ダイヤルは、設定耕盤面Aを目標の傾斜角
度Bに設定するもので、一定走行距離毎のリフトアーム
10の上下動量(角度)を決めるものである。走行距離
センサ20は、該トラクタ2の走行距離を走行伝動機構
の一部でギヤやホイル軸等の回転数を検出する等によっ
て算出する。リフトアーム角センサ21は、リフトシリ
ンダ5によって回動されるリフトアーム10の角度を検
出するもので、ポテンショメータ等から構成される。2
2はハンドル切角センサで、ポテンショメータ等から構
成されて、前車輪7の操向旋回角度を検出する。
には、該レーザセンサ1の他に、レーザ耕深切替スイッ
チ18を設けて、レーザセンサ1による耕深制御を行わ
せたり、この耕深制御を解除させるように切替えでき
る。勾配調節ダイヤルは、設定耕盤面Aを目標の傾斜角
度Bに設定するもので、一定走行距離毎のリフトアーム
10の上下動量(角度)を決めるものである。走行距離
センサ20は、該トラクタ2の走行距離を走行伝動機構
の一部でギヤやホイル軸等の回転数を検出する等によっ
て算出する。リフトアーム角センサ21は、リフトシリ
ンダ5によって回動されるリフトアーム10の角度を検
出するもので、ポテンショメータ等から構成される。2
2はハンドル切角センサで、ポテンショメータ等から構
成されて、前車輪7の操向旋回角度を検出する。
【0010】又、前記耕深制御装置6の出力側には、前
記リフトシリンダ5を油圧伸縮するための油圧回路の上
げソレノイド23と下げソレノイド24とが設けられ、
上げソレノイド23のONによって、リフトシリンダ5
を伸長させてリフトアーム10を上げて、耕耘装置4を
上昇させ、下げソレノイド24のONによって下降させ
る。この耕耘装置4を昇降させて耕深を浅くしたり、深
くすることができる。
記リフトシリンダ5を油圧伸縮するための油圧回路の上
げソレノイド23と下げソレノイド24とが設けられ、
上げソレノイド23のONによって、リフトシリンダ5
を伸長させてリフトアーム10を上げて、耕耘装置4を
上昇させ、下げソレノイド24のONによって下降させ
る。この耕耘装置4を昇降させて耕深を浅くしたり、深
くすることができる。
【0011】前記レーザビームLは、圃場Cの畦畔D部
に据付けられるレーザ投光機25から投光されるもの
で、圃場C面上全域に亘って常時回転しながら照射され
ている。このレーザビームLは、レーザ投光機25の据
付姿勢を調節して水平方向に投光される。耕深制御装置
6には、前記のようにレーザセンサ1の上下動によっ
て、トラクタ2車体の高さ位置が検出されるが、この高
さに、リフトアーム角センサ21で検出されるリフトア
ーム10の下降による耕耘装置4の高さが加算されて、
前記レーザ水平面Vに対する耕耘装置4による耕耘耕盤
面Fの高さHが算出される。更にこの耕耘耕盤面Fは、
予め勾配調節ダイヤル19によって設定されている設定
耕盤面Aの高さと比較されて、耕耘耕盤面Fが走行にと
もなって形成され、上げソレノイド23、又は下げソレ
ノイド24を出力して、リフトアーム10の上下動で耕
耘装置4を昇降し、耕深を調節する。目標耕盤面Aがト
ラクタ2の走行距離に伴って順次傾斜するものであるか
ら、この走行距離を走行距離センサ20で検出しなが
ら、一定の距離を検出する毎に、前記トラクタ2車体の
高さ位置乃至耕耘装置4の高さ位置の検出のもとに、耕
深位置を演算して、上げソレノイド23、又は下げソレ
ノイド24を出して、耕耘装置4を昇降させて、耕深位
置を調整しながら、耕耘耕盤面Fを目標耕盤面Aに沿う
ように耕深制御する。
に据付けられるレーザ投光機25から投光されるもの
で、圃場C面上全域に亘って常時回転しながら照射され
ている。このレーザビームLは、レーザ投光機25の据
付姿勢を調節して水平方向に投光される。耕深制御装置
6には、前記のようにレーザセンサ1の上下動によっ
て、トラクタ2車体の高さ位置が検出されるが、この高
さに、リフトアーム角センサ21で検出されるリフトア
ーム10の下降による耕耘装置4の高さが加算されて、
前記レーザ水平面Vに対する耕耘装置4による耕耘耕盤
面Fの高さHが算出される。更にこの耕耘耕盤面Fは、
予め勾配調節ダイヤル19によって設定されている設定
耕盤面Aの高さと比較されて、耕耘耕盤面Fが走行にと
もなって形成され、上げソレノイド23、又は下げソレ
ノイド24を出力して、リフトアーム10の上下動で耕
耘装置4を昇降し、耕深を調節する。目標耕盤面Aがト
ラクタ2の走行距離に伴って順次傾斜するものであるか
ら、この走行距離を走行距離センサ20で検出しなが
ら、一定の距離を検出する毎に、前記トラクタ2車体の
高さ位置乃至耕耘装置4の高さ位置の検出のもとに、耕
深位置を演算して、上げソレノイド23、又は下げソレ
ノイド24を出して、耕耘装置4を昇降させて、耕深位
置を調整しながら、耕耘耕盤面Fを目標耕盤面Aに沿う
ように耕深制御する。
【0012】前記勾配調節ダイヤル19により、下り傾
斜角、又は昇り傾斜角を選択でき、傾斜モードとして目
標耕盤面Aをトラクタ2の走行方向に従って傾斜させる
ことができるが、水平位置に選択するときは、目標耕盤
面Aを水平とする水平モードの耕深制御を行うことがで
きる。このようにして、トラクタ2の走行土壌面の凹凸
や傾斜面に拘らず、耕耘耕盤面Fは、水平状のレーザビ
ームLを基準として耕深制御されるものであるから、目
標耕盤面Aに従って的確に形成することができる。この
ため、例えば、畦畔D側の給水路Gの水口K側を高位と
し、これと対向側の排水路Nの排水口Q側を低位とし
て、耕耘耕盤面Fを傾斜させることによって、耕耘土壌
表面Rは水平面乃至凹凸面としても、良好な土壌排水を
行わせることができる。
斜角、又は昇り傾斜角を選択でき、傾斜モードとして目
標耕盤面Aをトラクタ2の走行方向に従って傾斜させる
ことができるが、水平位置に選択するときは、目標耕盤
面Aを水平とする水平モードの耕深制御を行うことがで
きる。このようにして、トラクタ2の走行土壌面の凹凸
や傾斜面に拘らず、耕耘耕盤面Fは、水平状のレーザビ
ームLを基準として耕深制御されるものであるから、目
標耕盤面Aに従って的確に形成することができる。この
ため、例えば、畦畔D側の給水路Gの水口K側を高位と
し、これと対向側の排水路Nの排水口Q側を低位とし
て、耕耘耕盤面Fを傾斜させることによって、耕耘土壌
表面Rは水平面乃至凹凸面としても、良好な土壌排水を
行わせることができる。
【0013】トラクタ2を圃場内で往復走行させながら
耕耘するときは、前記のようにして往行程の走行で下り
勾配Bの耕耘耕盤面Fを形成すると、ポジションレバー
操作で耕耘装置4を一旦非作業位置の高さに上昇させ
て、ステアリングハンドル9の操作で操向旋回する。ト
ラクタ2の折返しが終れば、ポジションレバー操作で作
業位置まで耕耘装置4を下降させる。このとき、該ステ
アリングハンドル9の操向操作によって、耕深制御モー
ドが切替えられて、走行距離センサ20の検出による走
行距離毎の、勾配調節ダイヤル19により設定された勾
配の反転、及び勾配調整の反転が行われる。この結果、
前記耕深制御装置6の耕深制御は、該往行程の下り勾配
Bの耕耘耕盤面Fと平行に、復行程の上り勾配Bの耕耘
耕盤面Fが形成される。このため、圃場全面に亘って一
定方向の傾斜の耕耘耕盤面Fを形成される。しかも、ス
テアリングハンドル9の操作に連動して自動的に往復耕
深の制御モードが切替えられるため、操作性を高めるこ
とができる。
耕耘するときは、前記のようにして往行程の走行で下り
勾配Bの耕耘耕盤面Fを形成すると、ポジションレバー
操作で耕耘装置4を一旦非作業位置の高さに上昇させ
て、ステアリングハンドル9の操作で操向旋回する。ト
ラクタ2の折返しが終れば、ポジションレバー操作で作
業位置まで耕耘装置4を下降させる。このとき、該ステ
アリングハンドル9の操向操作によって、耕深制御モー
ドが切替えられて、走行距離センサ20の検出による走
行距離毎の、勾配調節ダイヤル19により設定された勾
配の反転、及び勾配調整の反転が行われる。この結果、
前記耕深制御装置6の耕深制御は、該往行程の下り勾配
Bの耕耘耕盤面Fと平行に、復行程の上り勾配Bの耕耘
耕盤面Fが形成される。このため、圃場全面に亘って一
定方向の傾斜の耕耘耕盤面Fを形成される。しかも、ス
テアリングハンドル9の操作に連動して自動的に往復耕
深の制御モードが切替えられるため、操作性を高めるこ
とができる。
【0014】前記操縦席11の横側には、レーザセンサ
1の高さを調節できる高さ設定ダイヤル26を設けてい
る。又、この高さ設定ダイヤル26とは無関係に操作し
得る手動スイッチ27が設けられ、前記電動モータMに
よりセンサポール17を伸縮することができる。この手
動スイッチ27による一時的な高さ変更を行った後は、
手動スイッチ27の解除によって再び所定の高さ位置に
復帰する。
1の高さを調節できる高さ設定ダイヤル26を設けてい
る。又、この高さ設定ダイヤル26とは無関係に操作し
得る手動スイッチ27が設けられ、前記電動モータMに
よりセンサポール17を伸縮することができる。この手
動スイッチ27による一時的な高さ変更を行った後は、
手動スイッチ27の解除によって再び所定の高さ位置に
復帰する。
【0015】耕深制御中に圃場の凹凸により一時的に負
荷が増大し、エンジンEの回転が低下したり、車輪タイ
ヤのスリップを生ずるときは、手動スイッチ27を操作
してセンサポール17を縮める。このときレーザセンサ
1はレーザビームLの検出位置が高いものと判断して耕
耘装置4を上昇するように出力する。このため耕耘負荷
が軽減されてエンジンEの回転、或はスリップが軽減さ
れると手動スイッチ27を解除する。センサポール17
は高さ設定ダイヤル26で設定されている位置まで伸び
て適正な耕深で耕耘できる。
荷が増大し、エンジンEの回転が低下したり、車輪タイ
ヤのスリップを生ずるときは、手動スイッチ27を操作
してセンサポール17を縮める。このときレーザセンサ
1はレーザビームLの検出位置が高いものと判断して耕
耘装置4を上昇するように出力する。このため耕耘負荷
が軽減されてエンジンEの回転、或はスリップが軽減さ
れると手動スイッチ27を解除する。センサポール17
は高さ設定ダイヤル26で設定されている位置まで伸び
て適正な耕深で耕耘できる。
【図1】耕深制御を示す作用図。
【図2】耕深制御ブロック図。
1 レーザセンサ 2 トラクタ 3 走行距離センサ 4 ロータリ耕耘装置 5 リフトシリンダ 6 耕深制御装置 A 目標耕盤面 L レーザビーム V レーザ水平面
Claims (1)
- 【請求項1】 水平方向に投光されるレーザビームLを
検出するレーザセンサ1と、トラクタ2の走行距離を検
出する走行距離センサ20と、トラクタ2に対してロー
タリ耕耘装置4を昇降するリフトシリンダ5とを有し、
該レーザセンサ1の検出によってレーザビームLのレー
ザ水平面Vに対する耕耘装置4の高さを走行距離に応じ
て昇降調整しながら耕深制御する耕深制御装置6を設け
てなるトラクタ耕耘装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32145496A JPH10155310A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | トラクタ耕耘装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32145496A JPH10155310A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | トラクタ耕耘装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10155310A true JPH10155310A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18132751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32145496A Pending JPH10155310A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | トラクタ耕耘装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10155310A (ja) |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP32145496A patent/JPH10155310A/ja active Pending
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