JPH10155297A - 空気調和機のインバータ制御装置 - Google Patents

空気調和機のインバータ制御装置

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JPH10155297A
JPH10155297A JP8308942A JP30894296A JPH10155297A JP H10155297 A JPH10155297 A JP H10155297A JP 8308942 A JP8308942 A JP 8308942A JP 30894296 A JP30894296 A JP 30894296A JP H10155297 A JPH10155297 A JP H10155297A
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英和 戸塚
Keitaro Hori
恵太郎 堀
Katsuhiko Saito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の入力側に電流検出回路を設けな
くても電源ブレーカ作動防止の制御ができるインバータ
制御装置を得る。 【解決手段】 インバータ制御器12は、設定温度及び
周囲温度よりインバ−タ目標周波数を算出し、設定され
た電圧指令値及び交流電流検出回路9の検出交流電流に
基づいてインバータ部4の出力電力を算出し、その出力
電力及び直流電圧検出回路8の検出直流電圧に基づいて
電源電圧を算出し、設定された風量に応じて室内機及び
室外機の各ファンモータ6,7の消費電力を算出し、前
記出力電力及び各ファンモータ6,7の消費電力と電源
電圧とから入力電流を算出し、入力電流が電源ブレ−カ
の制限電流値に達したとき、所定時間の間、インバータ
目標周波数を下げてインバータ部4を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機のイン
バータ制御装置、特にその空気調和機の電源ブレーカの
作動を防止するインバータ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機のインバータ制御器
は、例えば特開平1−227694号公報に開示されて
いる。この公報に記載のインバータ制御器は、空気調和
機の入力側に電流検出回路を有し、この電流検出回路に
よって検出された入力電流値に基づいてインバータ周波
数を制御し、電源ブレーカの作動を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のインバ
ータ制御器では、圧縮機の誘導電動機の高効率制御やス
トール防止制御を行う場合には、空気調和機の入力側の
電流検出回路に加え、インバータ回路の出力電流を検出
する電流検出回路が必要になっていた。
【0004】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、空気調和機の入力側に電流検出回路を設
けなくても入力電流を検出し、過電流による電源ブレー
カの作動を防止する空気調和機のインバータ制御装置を
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
のインバータ制御装置は、交流電源電圧を直流電圧に変
換するコンバータ部と、前記直流電圧を可変交流電圧に
変換するインバータ部と、前記コンバータ部の出力側の
直流電圧を検出する直流電圧検出回路と、前記インバー
タ部の出力側の交流電流を検出する交流電流検出回路
と、前記コンバータ部の一次側から分岐して設けられた
室外機のファンモータと、該室外機のファンモータから
分岐して設けられた室内機のファンモータと、前記直流
電圧検出回路の検出直流電圧及び前記交流電流検出回路
の検出交流電流に基づいて前記インバータ部の出力電力
及び空気調和機の電源電圧を算出すると共に、運転状態
に応じて前記室外機及び室内機のファンモータの消費電
力を算出し、かつ、前記出力電力、電源電圧及び消費電
力から空気調和機の入力電流を算出し、該入力電流が予
め設定された電源ブレーカの制限電流値に達したとき、
インバータ周波数を下げて前記インバータ部を制御する
インバータ制御器とを備えたものである。
【0006】前記インバータ制御器は、インバータ目標
周波数を算出する周波数演算部と、前記インバータ部の
出力電力及び空気調和機の電源電圧を算出する第1の演
算部と、運転状態に応じて室内機及び室外機の各ファン
モータの消費電力を算出する第2の演算部と、前記イン
バータ部の出力電力、各ファンモータの消費電力及び前
記電源電圧から空気調和機の入力電流を算出する入力電
流演算部とを備えたものである。
【0007】また、前記インバータ制御器は、設定温度
及び周囲温度よりインバータ目標周波数を算出する周波
数演算部と、設定された電圧指令値及び前記交流電流検
出回路の検出交流電流に基づいて前記インバータ部の出
力電力を算出し、かつ、該出力電力及び前記直流電圧検
出回路の検出直流電圧に基づいて空気調和機の電源電圧
を算出する第1の演算部と、設定された風量に応じて室
外機及び室内機の各ファンモータの消費電力を算出する
第2の演算部と、前記インバータ部の出力電力、前記室
外機と室内機の各ファンモータの消費電力及び前記電源
電圧から空気調和機の入力電流を算出する入力電流演算
部とを備えたものである。
【0008】また、本発明の空気調和機のインバータ制
御装置は、交流電源電圧を直流電圧に変換するコンバー
タ部と、前記直流電圧を可変交流電圧に変換するインバ
ータ部と、前記インバータ部の出力側の交流電流を検出
する交流電流検出回路と、インバータ制御器とを有し、
該インバータ制御器は、設定温度及び周囲温度よりイン
バータ目標周波数を算出する周波数演算部と、予め空気
調和機の入力電流が設定されたテーブルをデータとして
有し、前記インバータ目標周波数及び前記交流電流検出
回路の検出交流電流に基づいて前記入力電流を選択する
入力電流抽出部とを備え、前記入力電流が予め設定され
た電源ブレーカの制限電流値に達したとき、所定時間の
間、前記インバータ目標周波数を下げて前記インバータ
部を制御するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】 実施形態1.図1は本発明の第1の実施形態を示すイン
バータ制御装置のブロック図、図2は電源電圧算出用の
テーブル、図3は室内機ファンの消費電力算出用のテー
ブル、図4は室外機ファンの消費電力算出用のテーブル
である。
【0010】図1において、1は単相交流電源、2はそ
の交流電源を直流電圧に変換するコンバータ部、3はコ
ンバータ部2の出力の直流電圧を平滑化する平滑コンデ
ンサ、4は平滑された直流電圧を所望の電圧及び周波数
の交流に変換するインバータ部、5は圧縮機の三相誘導
電動機、6はコンバータ部2の一次側から分岐して設け
られた室外機ファンモータ、7は室外機ファンモータ6
より分岐して設けられた室内機ファンモータである。
【0011】8は平滑コンデンサ3に平滑された直流電
圧を直流母線電圧VDCとして検出する直流電圧検出回
路、9はインバータ部4から出力されたインバータ交流
電流IO を検出する交流電流検出回路、10は入力され
たインバータ実働周波数FO に基づいて電圧信号をイン
バータ部4に出力するインバータ駆動回路、11は室内
機の周囲温度を検出する例えばサーミスタである。
【0012】12はインバータ制御器で、例えばワンチ
ップ・マイコンから構成され、設定温度及びサーミスタ
11にて検出された周囲温度からインバータ目標周波数
INを算出する周波数演算部と、設定された電圧指令値
及び交流電流検出回路9の検出交流電流に基づいてイン
バータ部4の出力のインバータ電力PO を算出し、か
つ、そのインバータ電力PO 及び直流電圧検出回路8の
検出直流電圧に基づいて空気調和機の電源電圧VINを算
出する第1の演算部と、設定された風量に応じて室外機
及び室内機の各ファンモータ6,7の消費電力PA ,P
B を算出する第2の演算部と、前記インバータ電力
O 、室外機ファンモータ6の消費電力PB 、室内機フ
ァンモータ7の消費電力PA 及び前記電源電圧VINから
空気調和機の入力電流IINを算出する入力電流演算部と
を備えている。
【0013】前記マイコンのメモリには、前述した各演
算部の機能がプログラム化(ブレーカ作動防止の制御ル
ーチン)されて格納され、また、電源電圧算出用テーブ
ル(図2参照)、室内機ファン消費電力算出用テーブル
(図3参照)及び図4に示す室外機ファン消費電力算出
用テーブルがそれぞれデータとして格納されている。ま
た、電源ブレーカの定格電流より少し低い電流値の制限
電流I2 及び周波数Fd がデータとして格納されてい
る。この周波数Fd は、入力電流IINが制限電流I2
達したときインバータ目標周波数FINをその周波数分下
げるための定数である。
【0014】次に、前記のように構成された空気調和機
のインバータ制御装置の動作を図5及び図6に基づいて
説明する。図5はインバータ制御器による電源ブレーカ
作動防止の動作を示すフローチャート、図6は電源ブレ
ーカ作動防止時のタイムチャートである。
【0015】ブレーカ作動防止の制御ルーチンが起動さ
れると、外部操作による室内機の設定温度とサーミスタ
11によって検出された周囲温度とからインバータ目標
周波数FINを算出し(S1)、交流電流検出回路9を介
してインバータ交流電流IOを検出し(S2)、直流電
圧検出回路8を通して直流母線電圧VDCを検出する(S
3)。次に、現在のインバータ出力の電圧指令値VO
読み込み(S4)、その電圧指令値VO とインバータ交
流電流IO と、予めシミュレーションにより決定されて
いる圧縮機の三相誘導電動機5の力率PfOとからインバ
ータ電力PO を算出する(S5)。そして、図2に示す
電源電圧算出用テーブルを用いて、検出した直流母線電
圧VDCの値とインバータ電力PO の値とから電源電圧V
INを選択する(S6)。例えば、直流母線電圧VDCの値
が210Vで、インバータ電力PO の値が2200W のとき、電
源電圧VINは186Vになる。なお、この電源電圧VINは圧
縮機停止中であっても検出が可能である。
【0016】その後は、外部操作により設定された室内
機ファンモータ7の風量SA に応じた消費電力PA を図
3の室内機ファン消費電力算出用テーブルから選択し
(S7)、また、設定された室外機のファンモータ6の
風量SB に応じた消費電力PBを図4の室外機ファン消
費電力算出用テーブルから選択する(S8)。そして、
選択した室内機ファンモータ7の消費電力PA 及び室外
機ファンモータ6の消費電力PB と、算出したインバー
タ電力Poとを加算して入力電力PINを算出し(S
9)、次いで、その入力電力PINと、電源電圧算出用テ
ーブルを用いて選択した電源電圧VINとから空気調和機
の入力電流IINを算出する(S10)。なお、空気調和
機が小電力で小型の場合には、室内機及び室外機のファ
ンモータ6,7の消費電力PA ,PB を一定に設定でき
る。
【0017】次に、算出した空気調和機の入力電流IIN
と制限電流I2 とを比較し(S11)、その入力電流I
INが制限電流I2 未満のときは、ステップ1において算
出したインバータ目標周波数FINをインバータ実働周波
数FO としてインバータ駆動回路10に出力する(S1
2,S13)。前記入力電流IINが制限電流I2 に達し
たときは、図6に示すようにインバータ目標周波数FIN
を前記周波数Fd で減算して、その値をインバータ実働
周波数FO としてインバータ駆動回路10に出力し(S
14,S15)、かつ、時間の計時を開始してその計時
時間が所定時間T1 に達したかどうかを判定する(S1
6)。計時時間が所定時間T1 に達したときはこの周波
数制御を終了し、再びこの一連の動作を実行する。
【0018】以上のように第1の実施形態においては、
交流電流検出回路9の検出のインバータ交流電流IO
インバータ出力の電圧指令値VO と圧縮機の三相誘導電
動機5の力率PfOとからインバータ電力PO を算出し、
電源電圧算出用テーブルを用いて電源電圧VINを選択
し、室内機ファン消費電力算出用テーブルを用いて室内
機ファンモータ7の風量SA に応じた消費電力PA を選
択し、また、室外機ファン消費電力算出用テーブルを用
いて室外機ファンモータ6の風量SB に応じた消費電力
B を選択し、次いで、選択した室内機ファン消費電力
A と室外機ファン消費電力PB と前記インバータ電力
Poとを加算して入力電力PINを算出し、その入力電力
INと前記電源電圧VINとから空気調和機の入力電流I
INを算出し、そして、その空気調和機の入力電流IIN
電源ブレーカの制限電流I2 とを比較するようにしたの
で、空気調和機の入力側に電流検出回路を設けることな
く、電源ブレーカ作動防止の制御を行うことができると
いう効果がある。
【0019】実施形態2.図7は第2の実施形態におけ
る入力電流算出用テーブル、図8は第2の実施形態の動
作を示すフローチャートである。なお、本実施形態に係
るインバータ制御装置は、図1に示すものとほぼ同じで
あるため図1のブロック図を用いて説明する。
【0020】本実施形態のインバータ制御器12は、前
記と同様にワンチップ・マイコンから構成され、設定温
度及びサーミスタ11にて検出された周囲温度からイン
バータ目標周波数FINを算出する周波数演算部と、イン
バータ目標周波数FINと交流電流検出回路9によって検
出されたインバータ交流電流IO とから、該当する空気
調和機の入力電流IINを選択する入力電流抽出部とを備
えている。
【0021】前記マイコンのメモリには、周波数演算部
及び入力電流抽出部の各機能がプログラム化(ブレーカ
作動防止の制御ルーチン)されて格納され、また、図7
に示す入力電流算出用テーブルがデータとして格納され
ている。この入力電流算出用テーブルには、室内機及び
室外機の各ファンモータ6,7の風量に応じた電流が考
慮されている。また、前述したように電源ブレーカの定
格電流より少し低い電流値の制限電流I2 及び周波数F
d がデータとして格納されている。
【0022】次に、前記のように構成された空気調和機
のインバータ制御装置の動作を説明する。ブレーカ作動
防止の制御ルーチンが起動されると、外部操作による室
内機の設定温度とサーミスタ11によって検出された周
囲温度とからインバータ目標周波数FINを算出し(S2
1)、交流電流検出回路9を介してインバータ交流電流
O を検出する(S22)。次に、図7に示す入力電流
算出用テーブルを用いて、算出したインバータ目標周波
数FINの値と、検出したインバータ交流電流IO の値か
とら空気調和機の入力電流IINを選択する(S23)。
例えば、インバータ交流電流IO の値が6Aで、インバ
ータ目標周波数FINの値が100 Hzのときは、入力電流
INが7Aになる。
【0023】そして、第1の実施形態と同様に空気調和
機の入力電流IINと制限電流I2 とを比較し(S2
4)、その入力電流IINが制限電流I2 未満のときは、
ステップ21において算出したインバータ目標周波数F
INをインバータ実働周波数FO としてインバータ駆動回
路10に出力する(S25,S26)。前記入力電流I
INが制限電流I2 に達したときは、インバータ目標周波
数FINを前記周波数Fd で減算して、その値をインバー
タ実働周波数FO としてインバータ駆動回路10に出力
し(S27,S28)、かつ、時間の計時を開始してそ
の計時時間が所定時間T1 に達したかどうかを判定する
(S29)。計時時間が所定時間T1 に達したときはこ
の周波数制御を終了し、再びこの一連の動作を実行す
る。
【0024】以上のように第2の実施形態においては、
室内機の設定温度とサーミスタ11の検出の周囲温度と
からインバータ目標周波数FINを算出し、交流電流検出
回路9を介してインバータ交流電流IO を検出し、次
に、入力電流算出用テーブルを用いて、インバータ目標
周波数FINの値とインバータ交流電流IO の値かとら空
気調和機の入力電流IINを選択し、そして、その空気調
和機の入力電流IINと電源ブレーカの制限電流I2 とを
比較するようにしたので、空気調和機の入力側に電流検
出回路を設けることなく、電源ブレーカ作動防止の制御
を行うことができ、しかも、第1の実施形態のように室
内機及び室外機の各負荷の電力を算出することなく入力
電流IINを得るようにしたので、第1の実施形態と比べ
電源ブレーカ作動防止の制御を速やかにできるという効
果がある。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、直流電圧
検出回路の検出直流電圧及び交流電流検出回路の検出交
流電流に基づいてインバータ部の出力電力及び空気調和
機の電源電圧を算出すると共に、運転状態に応じて室外
機及び室内機のファンモータの消費電力を算出し、か
つ、前記出力電力、電源電圧及び消費電力から空気調和
機の入力電流を算出し、そして、その入力電流と電源ブ
レーカの制限電流とを比較するようにしたので、空気調
和機の入力側に電流検出回路を設けることなく、電源ブ
レーカ作動防止の制御を行うことができるという効果が
ある。
【0026】また、インバータ目標周波数を算出する周
波数演算部と、インバータ部の出力電力及び空気調和機
の電源電圧を算出する第1の演算部と、運転状態に応じ
て室内機及び室外機の各ファンモータの消費電力を算出
する第2の演算部と、インバータ部の出力電力、各ファ
ンモータの消費電力及び前記電源電圧から空気調和機の
入力電流を算出する入力電流演算部とから構成されたイ
ンバータ制御器を備えるようにしたので、空気調和機の
入力側に電流検出回路を設けることなく、入力電流と電
源ブレーカの制限電流とを比較でき、しかも、電源ブレ
ーカ作動防止の制御を確実に行うことができるという効
果がある。
【0027】さらに、設定温度及び周囲温度よりインバ
ータ目標周波数を算出する周波数演算部と、設定された
電圧指令値及び交流電流検出回路の検出交流電流に基づ
いてインバータ部の出力電力を算出し、かつ、その出力
電力及び直流電圧検出回路の検出直流電圧に基づいて空
気調和機の電源電圧を算出する第1の演算部と、設定さ
れた風量に応じて室外機及び室内機の各ファンモータの
消費電力を算出する第2の演算部と、インバータ部の出
力電力、室外機と室内機の各ファンモータの消費電力及
び前記電源電圧から空気調和機の入力電流を算出する入
力電流演算部とを備えから構成されたインバータ制御器
を備えるようにしたので、空気調和機の入力側に電流検
出回路を設けることなく、入力電流と電源ブレーカの制
限電流とを比較でき、しかも、電源ブレーカ作動防止の
制御を確実に行うことができるという効果がある。
【0028】また本発明によれば、設定温度及び周囲温
度よりインバータ目標周波数を算出する周波数演算部
と、予め空気調和機の入力電流が設定されたテーブルを
データとして有し、インバータ目標周波数及び交流電流
検出回路の検出交流電流に基づいて前記入力電流を選択
する入力電流抽出部とから構成されたインバータ制御器
を備えるようにしたので、空気調和機の入力側に電流検
出回路を設けることなく、電源ブレーカ作動防止の制御
を行うことができ、しかも、前記発明のように室内機及
び室外機の各負荷の電力を算出することなく入力電流を
得るようにしたので、前記発明と比べ電源ブレーカ作動
防止の制御を速やかにできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示すインバータ制
御装置のブロック図である。
【図2】 電源電圧算出用のテーブルである。
【図3】 室内機ファンの消費電力算出用のテーブルで
ある。
【図4】 室外機ファンの消費電力算出用のテーブルで
ある。
【図5】 インバータ制御器による電源ブレーカ作動防
止の動作を示すフローチャートである。
【図6】 電源ブレーカ作動防止時のタイムチャートで
ある。
【図7】 第2の実施形態における入力電流算出用テー
ブルである。
【図8】 第2の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 単相交流電源、2 コンバータ部、3 平滑コンデ
ンサ、4 インバータ部、5 三相誘導電動機、6 室
外機ファンモータ、7 室内機ファンモータ、8 直流
電圧検出回路、9 交流電流検出回路、10 インバー
タ駆動回路、11 サーミスタ、12 インバータ制御
器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源電圧を直流電圧に変換するコン
    バータ部と、 前記直流電圧を可変交流電圧に変換するインバータ部
    と、 前記コンバータ部の出力側の直流電圧を検出する直流電
    圧検出回路と、 前記インバータ部の出力側の交流電流を検出する交流電
    流検出回路と、 前記コンバータ部の一次側から分岐して設けられた室外
    機のファンモータと、 該室外機のファンモータから分岐して設けられた室内機
    のファンモータと、 前記直流電圧検出回路の検出直流電圧及び前記交流電流
    検出回路の検出交流電流に基づいて前記インバータ部の
    出力電力及び空気調和機の電源電圧を算出すると共に、
    運転状態に応じて前記室外機及び室内機のファンモータ
    の消費電力を算出し、かつ、前記出力電力、電源電圧及
    び消費電力から空気調和機の入力電流を算出し、該入力
    電流が予め設定された電源ブレーカの制限電流値に達し
    たとき、インバータ周波数を下げて前記インバータ部を
    制御するインバータ制御器とを備えていることを特徴と
    する空気調和機のインバータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記インバータ制御器は、 インバータ目標周波数を算出する周波数演算部と、 前記インバータ部の出力電力及び空気調和機の電源電圧
    を算出する第1の演算部と、 運転状態に応じて室内機及び室外機の各ファンモータの
    消費電力を算出する第2の演算部と、 前記インバータ部の出力電力、各ファンモータの消費電
    力及び前記電源電圧から空気調和機の入力電流を算出す
    る入力電流演算部とを備え、 前記入力電流が予め設定された電源ブレーカの制限電流
    値に達したとき、所定時間の間、前記インバータ目標周
    波数を下げて前記インバータ部を制御することを特徴と
    する請求項1記載の空気調和機のインバータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記インバータ制御器は、 設定温度及び周囲温度よりインバータ目標周波数を算出
    する周波数演算部と、 設定された電圧指令値及び前記交流電流検出回路の検出
    交流電流に基づいて前記インバータ部の出力電力を算出
    し、かつ、該出力電力及び前記直流電圧検出回路の検出
    直流電圧に基づいて空気調和機の電源電圧を算出する第
    1の演算部と、 設定された風量に応じて室外機及び室内機の各ファンモ
    ータの消費電力を算出する第2の演算部と、 前記インバータ部の出力電力、前記室外機と室内機の各
    ファンモータの消費電力及び前記電源電圧から空気調和
    機の入力電流を算出する入力電流演算部とを備え、 前記入力電流が予め設定された電源ブレーカの制限電流
    値に達したとき、所定時間の間、前記インバータ目標周
    波数を下げて前記インバータ部を制御することを特徴と
    する請求項1又は2記載の空気調和機のインバータ制御
    装置。
  4. 【請求項4】 交流電源電圧を直流電圧に変換するコン
    バータ部と、 前記直流電圧を可変交流電圧に変換するインバータ部
    と、 前記インバータ部の出力側の交流電流を検出する交流電
    流検出回路と、 インバータ制御器とを有し、 該インバータ制御器は、設定温度及び周囲温度よりイン
    バータ目標周波数を算出する周波数演算部と、予め空気
    調和機の入力電流が設定されたテーブルをデータとして
    有し、前記インバータ目標周波数及び前記交流電流検出
    回路の検出交流電流に基づいて前記入力電流を選択する
    入力電流抽出部とを備え、前記入力電流が予め設定され
    た電源ブレーカの制限電流値に達したとき、所定時間の
    間、前記インバータ目標周波数を下げて前記インバータ
    部を制御することを特徴とする空気調和機のインバータ
    制御装置。
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