JPH10154726A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH10154726A
JPH10154726A JP31345296A JP31345296A JPH10154726A JP H10154726 A JPH10154726 A JP H10154726A JP 31345296 A JP31345296 A JP 31345296A JP 31345296 A JP31345296 A JP 31345296A JP H10154726 A JPH10154726 A JP H10154726A
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JP
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solder
substrate
bump
gold
bumps
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JP31345296A
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English (en)
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Mitsuru Oida
充 大井田
Hideo Aoki
秀夫 青木
Takahito Nakazawa
孝仁 中沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector

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  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性が高く製造歩留の高い半導体装置及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体チップ12を実装基板13の上面
上にフェースダウン形にフリップチップ実装したもの
で、予め半導体チップ12の実電極パッド14にはんだ
で形成したバンプ18を設け、実装基板13の四隅部分
のダミー電極端子17には金で形成したバンプ19を設
けておき、実装の際にはんだのバンプ18を実装基板1
3の実電極端子16に、また金のバンプ19を半導体チ
ップ12の四隅部分のダミー電極パッド15にそれぞれ
位置合わせしてから加熱し、所定荷重で加圧すること
で、金のバンプ19がスペーサの役割を果たすことにな
って半導体チップ12と実装基板13の間に所定間隔が
確保され、はんだのバンプ18が溶融し冷却して確実な
接続が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子を基板
にフリップチップ実装してなる半導体装置及びそ製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、パッケージ形状を薄形化、
小形化した半導体装置では半導体素子の基板へ実装に、
フリップチップ実装が用いられている。フリップチップ
実装は、半導体素子の電極パッドに、例えば金バンプを
形成し、さらに実装する基板のパターンに金めっきされ
た電極端子を形成し、フリップチップボンダ等を用いて
バンプを対応する電極端子に固相拡散により接合するこ
とによって行われたり、また、半導体素子に例えばはん
だバンプを形成し、このはんだバンプを基板の対応する
はんだめっき、あるいは印刷によりはんだが被着された
電極端子に、同じくフリップチップボンダ等を用いては
んだ付けすることによって行われる。
【0003】以下、従来の技術について図10を参照し
て説明する。図10は断面図で、図10において、1は
半導体装置であり、2は半導体素子であり、3は半導体
素子2の下面に設けられた電極パッドであり、4は電極
パッド3面に固着された金(Au)で形成された略球形
状のバンプである。また、5は基板であり、6は基板5
の上面に形成された回路等のパターンの電極端子で、こ
の電極端子6の表面には金めっきが施されている。さら
に、7は基板5の下面に形成された外部接続用端子であ
り、8は基板5を上面から下面に貫通するスルーホール
で、このスルーホール8によって対応する電極端子6と
外部接続用端子7が導通するよう接続されている。そし
て、図示しないフリップチップボンダに半導体素子2及
び基板5を装着し、電極端子6にバンプ4を250〜4
00℃に加熱し、加圧することにより固相拡散させて接
合することで半導体素子2を基板5に、いわゆるフェー
スダウン形にボンディングし、さらに半導体素子2と基
板5の間隙に封止樹脂9を充填し、加熱硬化することで
封止して半導体装置1が形成されている。
【0004】また、図示しないが、半導体素子の下面に
設けられた電極パッドに固着した略球形状のバンプがは
んだによって形成されている場合には、フリップチップ
ボンダを用いてバンプを基板の上面に形成された所定パ
ターンのはんだが被着された電極端子にはんだ付けする
ことによって、半導体素子はフェースダウン形に基板に
ボンディングされる。このボンディングの際、室温から
はんだ溶融点、例えばPb/Sn=63/37の共晶は
んだを用いた場合は融点が183℃なので220℃程度
となるまで加熱し、フリップチップボンダのボンディン
グツールを変位させることにより形状制御を行いながら
冷却することによってはんだ付けが行われる。そして半
導体素子と基板の間隙に封止樹脂を充填し硬化させて封
止し半導体装置が形成される。
【0005】しかしながら上記の従来技術では、金の固
相拡散によりフリップチップ接続を行う半導体装置1の
場合、反りのある基板5に半導体素子2をフェースダウ
ンで加圧し、基板5の電極端子6と半導体素子2のバン
プ4を接続する際、半導体素子2のバンプ4の変形によ
る変位量のみで基板5の反りを吸収しなければならず、
基板5の反りが大きいとバンプ4の変位量が少なく金の
未拡散接続部分が生じて接続率の低下を引き起こし、製
造歩留が低いものとなっていた。また、半導体素子2を
加圧する際、基板5の反りにより、同一の半導体素子2
内でバンプ4に加わる荷重が異なることになり、一部の
バンプ4にのみ過大な荷重が加わり半導体素子2にマイ
クロクラックや不純物拡散等の回復し難いダメージを生
じる虞があり、高信頼性を得難いものとなっていた。
【0006】また、はんだバンプによるフリップチップ
実装では、はんだが溶融することによって基板の反りが
吸収できるため、金の固相拡散によるフリップチップ実
装の場合に比較して、接続率の低下や半導体素子へのダ
メージは回避できるものの、バンプを基板の電極端子に
はんだ付けする際にはバンプを電極端子に圧接させ、は
んだの加熱溶融、形状制御及び冷却などのプロセスが必
要のため、サイクルタイムを短縮するのに限界があり、
半導体装置のコスト低減が困難なものとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
バンプによる確実な接続を行うことができて接続率が向
上し製造歩留が高く、また信頼性も高く、さらに工程が
簡潔となってサイクルタイムが短縮できコストが低減し
た半導体装置及びその製造方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置及び
その製造方法は、半導体素子を間にバンプを介在させて
基板の一主面にフェースダウン形にフリップチップ実装
してなる半導体装置において、半導体素子の実電極パッ
ドと基板の実電極端子とをはんだで形成したバンプで接
続すると共に、半導体素子に複数のダミー電極パッドを
設け、かつ基板にダミー電極パッドに対応してダミー電
極端子を設け、ダミー電極パッドとダミー電極端子とを
金で形成したバンプで接続したことを特徴とするもので
あり、さらに、半導体素子が、方形状に形成され四隅部
分に少なくとも1つづつダミー電極パッドが設けられて
いることを特徴とするものであり、さらに、はんだで形
成したバンプ及び金で形成したバンプが、それぞれはん
だワイヤ及び金ワイヤを用いワイヤボンディングするこ
とによって形成されたものであることを特徴とするもの
であり、さらに、はんだで形成したバンプが、実電極パ
ッドにはんだをめっきすることによって形成されたもの
であることを特徴とするものである。
【0009】また、半導体素子を間にバンプを介在させ
て基板の一主面にフェースダウン形にフリップチップ実
装するようにした半導体装置の製造方法において、半導
体素子の実電極パッドにはんだで形成したバンプを設
け、かつ基板のダミー電極端子に金で形成したバンプを
設けた後、はんだで形成したバンプを対応する基板の実
電極端子に、また金で形成したバンプを対応する半導体
素子のダミー電極パッドに固着するようにしたことを特
徴とする方法であり、また、半導体素子を間にバンプを
介在させて基板の一主面にフェースダウン形にフリップ
チップ実装するようにした半導体装置の製造方法におい
て、半導体素子の実電極パッドにはんだで形成したバン
プを設け、また半導体素子の複数のダミー電極パッドに
金で形成したバンプを設けた後、基板の実電極端子には
んだで形成したバンプを、また基板のダミー電極端子に
金で形成したバンプを固着するようにしたことを特徴と
する方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】先ず、第1の実施形態を図1乃至図5によ
り説明する。図1は断面図であり、図2は半導体チップ
の断面図であり、図3は実装基板の断面図であり、図4
は半導体チップと実装基板を対向させた状態における斜
視図であり、図5は半導体チップと実装基板を対向させ
た状態における下方側からの斜視図である。
【0012】図1乃至図5において、半導体装置11は
半導体素子の方形のシリコン製半導体チップ12を、例
えばアルミナ基板あるいは窒化アルミニウム基板、ある
いはガラス布基材エポキシ樹脂基板でなる所定の配線回
路を備えた方形の実装基板13に、フェースダウン形に
フリップチップ実装することにより構成されている。半
導体チップ12は下面に実電極パッド14とダミー電極
パッド15とが設けられていて、実電極パッド14は半
導体チップ12内部の所定導電部位に導通するよう設け
られており、ダミー電極パッド15は半導体チップ12
内の導電部位に導通せず方形下面の四隅部分にそれぞれ
1つづつ計4個配置されている。一方、実装基板13の
半導体チップ12の下面に対向する上面には、回路等の
パターンの実電極端子16とダミー電極端子17とが設
けられている。これらの実電極端子16とダミー電極端
子17は、半導体チップ12の実電極パッド14とダミ
ー電極パッド15に対応する各上面の所定位置に設けら
れている。
【0013】そして、半導体チップ12は実装基板13
に、半導体チップ12の実電極パッド14に固着された
はんだで形成された略球形状のバンプ18を実装基板1
3の実電極端子16にはんだ付けすることにより、また
実装基板13のダミー電極端子17に固着された金で形
成された略球形状のバンプ19をダミー電極パッド15
に当接させ、固相拡散により接合する等して実装されて
いる。さらに半導体チップ12と実装基板13の間隙に
は熱硬化性の封止樹脂20を充填し硬化させることによ
って封止しが行われている。なお、21は実装基板13
の下面に形成された外部接続用端子であり、22は実装
基板13を上面から下面に貫通するスルーホールで、こ
のスルーホール22によって対応する各電極端子16,
17と外部接続用端子21が導通するよう接続されてい
る。
【0014】また、このような半導体装置11における
半導体チップ12の実装基板13への実装は、次のよう
にして行われる。すなわち、半導体チップ12の実電極
パッド14にはんだで形成された略球形状のバンプ18
を固着する。このはんだでなるバンプ18の形成は、例
えば直径が50μm、融点が221〜236℃のSn/
Ag=99/1のワイヤを用いると共に、ワイヤボンデ
ィング技術を用いて直径が約95μmで高さが約125
μmとなるように行われている。また実装基板13の表
面に設けられた金フラッシュめっきされたダミー電極端
子17に、金で形成された同じく略球形状のバンプ19
を固着する。この金のバンプ19の形成は、例えば直径
が25μmの金ワイヤを用いると共に、ワイヤボンディ
ング技術を用いて直径が約85μmで高さが約40〜6
0μmとなるように行われている。
【0015】次に、図示しないフリップチップボンダの
ボンディングステージに実装基板13を、実電極端子1
6及び金のバンプ19が固着されたダミー電極端子17
の形成された面を上側に向けて載せ、またフリップチッ
プボンダのボンディングツールに半導体チップ12を、
実電極パッド14及びはんだで形成されたバンプ18が
実装基板13の上面に対向するよう真空吸着させる。そ
の後、半導体チップ12のはんだでなるバンプ18とダ
ミー電極パッド15が、それぞれ実装基板13の対応す
る実電極端子16及び金のバンプ19の直上に位置する
ようボンディングツールを水平面内で移動させて位置合
わせし、位置合わせ後、対応するもの同志が圧接するよ
うボンディングツールを下方に変位させて半導体チップ
12を実装基板13の上面に実装する。
【0016】この実装の際に、ボンディングツールとボ
ンディングステージとを250〜300℃に加熱し、所
定の荷重で加圧する。この時の加圧荷重は、はんだで形
成されたバンプ18について1個当たり10〜3Ogf
の荷重を、また金で形成されたバンプ19について1個
当たり50〜100gfの荷重を加える。すなわち、例
えばはんだでなるバンプ18が100個で、金のバンプ
19が4個の場合には、(10〜3Ogf)×100+
(50〜100gf)×4=1200〜3400gfの
荷重で加圧する。そして、ダミー電極パッド15に圧接
させることで変形した金のバンプ19によって半導体チ
ップ12の下面と実装基板13の上面の間隔を所定寸法
とした状態とし、この状態ではんだのバンプ18を溶融
させ、その後冷却する。これによって実電極パッド14
に固着されていたはんだのバンプ18は実電極端子16
に確実に固着し、半導体チップ12の実装基板13への
フリップチップ接続が完了する。
【0017】その後、半導体チップ12の下面に対向す
る実装基板13の上面に封止樹脂20、例えばシリカフ
ィラーが混在した熱硬化性エポキシ樹脂をディスペンス
法により供給する。そして、実装基板13を60〜80
℃程度に加熱して封止樹脂20の粘度を低下させ、毛細
管現象により封止樹脂20を半導体チップ12と実装基
板13の間隙に充填する。続いて半導体チップ12と実
装基板13の間隙に封止樹脂20が充填されたものを、
例えば100℃で4時間保持し、さらに150℃で2時
間保持するステップキュアを行うことで熱硬化性エポキ
シ樹脂を内部にボイドが生じないようにして硬化させて
樹脂封止を行い、半導体装置11を完成する。
【0018】上述のように構成することで、ダミー電極
端子17に固着された金のバンプ19がダミー電極パッ
ド15に接合し固着することによって、金のバンプ19
が半導体チップ12と実装基板13の間に介在する所定
間隙を形成するスペーサの役割を果たすことになり、は
んだのバンプ18が溶融しても半導体チップ12の下面
と実装基板13の上面の間に所定間隙を有する間隔が確
保される。そして、間隔が確保されていることからはん
だのバンプ18を溶融させ冷却させることで半導体チッ
プ12の実電極パッド14と実装基板13の実電極端子
16とが確実に接続され、接続率が向上する。また、実
装基板13に反りがあっても一部のバンプに過大な荷重
が偏って加わることがなくなり、マイクロクラックや不
純物拡散等の回復し難いダメージを生じる虞がなくな
り、信頼性が向上する。
【0019】さらに、金のバンプ19によって半導体チ
ップ12と実装基板13の間隔が確保されるため、フリ
ップチップボンダにバンプの形状制御を行う機構を設け
る必要がなく、そしてボンディングツールを形状制御の
ために変位させなくても、はんだのバンプ18を溶融さ
せることによって所定間隔に保持された実電極パッド1
4と実電極端子16の間を簡単に接続することができ
る。またフリップチップボンダを変位させて行うバンプ
の形状制御のための形状制御工程がなくてすみ、製造プ
ロセスのサイクルタイムを短縮することができ、半導体
装置のコストを低減することができる。
【0020】次に、第2の実施形態を図6乃至図9によ
り説明する。図6は断面図であり、図7は半導体チップ
の断面図であり、図8は実装基板の断面図であり、図9
は半導体チップと実装基板を対向させた状態における下
方側からの斜視図である。
【0021】図6乃至図9において、半導体装置31は
半導体素子の方形のシリコン製半導体チップ32を、例
えばアルミナ基板あるいは窒化アルミニウム基板、ある
いはガラス布基材エポキシ樹脂基板でなる所定の配線回
路を備えた方形の実装基板33に、フェースダウン形に
フリップチップ実装することにより構成されている。半
導体チップ32は下面に実電極パッド14とダミー電極
パッド15とが設けられていて、実電極パッド14は半
導体チップ32内部の所定導電部位に導通するよう設け
られており、ダミー電極パッド15は半導体チップ32
内の導電部位に導通せず方形下面の四隅部分にそれぞれ
1つづつ計4個配置されている。
【0022】そして、実電極パッド14にははんだで形
成された略球形状のバンプ18が固着されており、ダミ
ー電極パッド15には金で形成された略球形状のバンプ
19が固着されている。また実装基板33の上面には、
回路等のパターンの実電極端子16とダミー電極端子1
7とが設けられており、これらの実電極端子16とダミ
ー電極端子17とは、半導体チップ32の実電極パッド
14とダミー電極パッド15に対応する各上面の所定位
置に設けられている。
【0023】また、半導体チップ32は実装基板33
に、半導体チップ32の実電極パッド14に固着された
はんだで形成されたバンプ18とダミー電極パッド15
に固着された金で形成されたバンプ19を実装基板13
の対応する実電極端子16及びダミー電極端子17に固
着することにより実装されている。そして、半導体チッ
プ32と実装基板33の間隙には熱硬化性の封止樹脂2
0を充填し硬化させることによって封止しが行われてい
る。なお、実装基板33には下面に外部接続用端子21
が形成されていると共に上面から下面に貫通するスルー
ホール22が形成されていて、このスルーホール22に
よって各電極端子16,17がそれぞれ対応する外部接
続用端子21に導通するよう接続されている。
【0024】そして、このような半導体装置31におけ
る半導体チップ32の実装基板33への実装は、次のよ
うにして行われる。すなわち、先ず半導体チップ32の
実電極パッド14にはんだで形成された略球形状のバン
プ18を固着し、ダミー電極パッド15に金で形成され
た略球形状のバンプ19を固着する。はんだでなるバン
プ18と金でなるバンプ19の形成は、それぞれ上記の
第1の実施形態における場合と同様にして行われる。
【0025】次に、図示しないフリップチップボンダの
ボンディングステージに実装基板33を、実電極端子1
6及びダミー電極端子17が形成された面を上側に向け
て載せ、またフリップチップボンダのボンディングツー
ルに半導体チップ32を、はんだで形成されたバンプ1
8及び金で形成されたバンプ19が、実装基板33の上
面に対向するように真空吸着させる。その後、半導体チ
ップ32のはんだのバンプ18と金のバンプ19が、そ
れぞれ実装基板33の対応する実電極端子16及びダミ
ー電極端子17の直上に位置するようにボンディングツ
ールを水平面内で移動させて位置合わせし、位置合わせ
後、対応するもの同志が圧接するようボンディングツー
ルを下方に変位させて半導体チップ32を実装基板33
の上面に実装する。
【0026】この実装の際には、第1の実施形態におけ
ると同様にボンディングツールとボンディングステージ
とを250〜300℃に加熱し、所定の荷重で加圧する
ようにする。これにより、ダミー電極パッド15とダミ
ー電極端子17の間に介在する金のバンプ19によって
半導体チップ32の下面と実装基板33の上面の間隔が
所定寸法となり、この状態ではんだのバンプ18を溶融
させ、その後冷却する。これによって実電極パッド14
に固着されていたはんだのバンプ18は実電極端子16
に確実に固着し、半導体チップ32の実装基板33への
フリップチップ接続が完了する。
【0027】その後、半導体チップ32の下面に対向す
る実装基板33の上面にシリカフィラーが混在した熱硬
化性エポキシ樹脂等の封止樹脂20をディスペンス法に
より供給し、実装基板33を60〜80℃程度に加熱し
て封止樹脂20の粘度を低下させ、毛細管現象により封
止樹脂20を半導体チップ32と実装基板33の間隙に
充填する。続いて半導体チップ32と実装基板33の間
隙に封止樹脂20が充填されたものを、例えば100℃
で4時間保持し、さらに150℃で2時間保持するステ
ップキュアを行うことで熱硬化性エポキシ樹脂を内部に
ボイドが生じないようにして硬化させて樹脂封止を行
い、半導体装置31を完成する。
【0028】上述のように構成することで、本実施形態
においても金のバンプ19が半導体チップ32と実装基
板33の間に介在して所定間隙を形成するスペーサの役
割を果たすことになり、またフリップチップボンダによ
るはんだでなるバンプ18の形状制御のための形状制御
工程が不要となる等して、第1の実施形態と同様の作
用、効果が得られる。
【0029】尚、上記の実施形態でははんだでなるバン
プ18の形成に、ワイヤボンディング技術を用いたが、
電解メッキ法により形成するなどしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、金のバンプがスペーサとなって半導体素子と
基板の間の間隔が確保され、はんだのバンプによる確実
な接続を行うことができ接続率が向上して製造歩留が高
くなり、また回復し難いダメージを生じる虞がなくなっ
て信頼性が向上すると共に、はんだのバンプの形状をフ
リップチップボンダにより制御して形成する必要がな
く、工程が簡潔となってサイクルタイムの短縮化が図れ
コストを低減することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体チップの
断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る実装基板の断面
図である。
【図4】本発明の第1の実施形態での半導体チップと実
装基板を対向させた状態における斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態での半導体チップと実
装基板を対向させた状態における下方側からの斜視図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る半導体チップの
断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る実装基板の断面
図である。
【図9】本発明の第1の実施形態での半導体チップと実
装基板を対向させた状態における下方側からの斜視図で
ある。
【図10】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】 12,32…半導体チップ 13,33…実装基板 14…実電極パッド 15…ダミー電極パッド 16…実電極端子 17…ダミー電極端子 18,19…バンプ…

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を間にバンプを介在させて基
    板の一主面にフェースダウン形にフリップチップ実装し
    てなる半導体装置において、前記半導体素子の実電極パ
    ッドと前記基板の実電極端子とをはんだで形成した前記
    バンプで接続すると共に、前記半導体素子に複数のダミ
    ー電極パッドを設け、かつ前記基板に前記ダミー電極パ
    ッドに対応してダミー電極端子を設け、前記ダミー電極
    パッドとダミー電極端子とを金で形成した前記バンプで
    接続したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体素子が、方形状に形成され四隅部
    分に少なくとも1つづつダミー電極パッドが設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 はんだで形成したバンプ及び金で形成し
    たバンプが、それぞれはんだワイヤ及び金ワイヤを用い
    ワイヤボンディングすることによって形成されたもので
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 はんだで形成したバンプが、実電極パッ
    ドにはんだをめっきすることによって形成されたもので
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体素子を間にバンプを介在させて基
    板の一主面にフェースダウン形にフリップチップ実装す
    るようにした半導体装置の製造方法において、前記半導
    体素子の実電極パッドにはんだで形成した前記バンプを
    設け、かつ前記基板のダミー電極端子に金で形成した前
    記バンプを設けた後、はんだで形成した前記バンプを対
    応する前記基板の実電極端子に、また金で形成した前記
    バンプを対応する前記半導体素子のダミー電極パッドに
    固着するようにしたことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 半導体素子を間にバンプを介在させて基
    板の一主面にフェースダウン形にフリップチップ実装す
    るようにした半導体装置の製造方法において、前記半導
    体素子の実電極パッドにはんだで形成した前記バンプを
    設け、また前記半導体素子の複数のダミー電極パッドに
    金で形成した前記バンプを設けた後、前記基板の実電極
    端子にはんだで形成した前記バンプを、また前記基板の
    ダミー電極端子に金で形成した前記バンプを固着するよ
    うにしたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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