JPH10154579A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH10154579A
JPH10154579A JP31326196A JP31326196A JPH10154579A JP H10154579 A JPH10154579 A JP H10154579A JP 31326196 A JP31326196 A JP 31326196A JP 31326196 A JP31326196 A JP 31326196A JP H10154579 A JPH10154579 A JP H10154579A
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switching
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Yuji Fujii
裕二 藤井
Masaru Kawabe
勝 川邉
Kenji Hattori
憲二 服部
Yoshihiro Yamashita
佳洋 山下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導加熱調理器のスイッチング素子の熱破壊
を防止するため、スイッチング損失による異常な温度上
昇を放熱体に機械的に取り付けたサーモスタットで検知
し、インバータ回路の入力を断続させて制御していた
が、加熱調理途中で中断する頻度が多い、サーモスタッ
ト取り付けにコストがかかる、温度検知の精度の向上等
の課題があり、本発明はこれらの課題の改善を目的とす
る。 【解決手段】 温度検知手段17をスイッチング手段1
3aが取り付けられた放熱体23と印刷配線板24との
当接部近傍の印刷配線板24上に配置して、スイッチン
グ手段13a及び放熱体23の温度や温度変化を精度良
く検知し、前記温度または温度変化の少なくともいずれ
かの1つに応じて入力制限手段18がインバータ回路1
3の入力を制限し、入力制限の回数が所定の回数に達し
たとき、駆動停止手段19によりスイッチング手段13
aの駆動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導加熱調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、誘導加熱調理器はその加熱応答性
の良さを生かして、負荷となる鍋等の近傍に温度検出素
子等を載置して、鍋等の温度を検出して火力の調節を行
うことで、きめ細かな調理を実現すると共に、炎を用い
ないことから、室内の空気を汚すことも少ないので、安
全かつ清潔であるという特性が注目され、その需要が急
速に伸びてきている。
【0003】従来の誘導加熱調理器について図面を基に
説明する。図5(a)は従来の誘導加熱調理器の構成を
示すブロック図であり、図5(b)は同誘導加熱調理器
の要部斜視図である。図5(a)及び図5(b)におい
て、1は商用電源、2は整流回路、3はスイッチング素
子3aと加熱コイル3bを有し加熱コイル3bに高周波
電流を供給することにより、負荷となる鍋4を誘導加熱
するインバータ回路である。5はスイッチング素子3a
が取り付けられたアルミで形成された放熱体としてのヒ
ートシンクである。6はスイッチング素子3aを駆動す
る駆動手段7と、取り付け金具8a,取り付けビス8b
によりヒートシンク5に取り付けられた温度検知素子と
してのサーモスタット8と、サーモスタット8の検知す
る温度Tの信号を信号線8cやコネクター8dを介して
入力し温度Tに応じてインバータ回路3への出力を制御
する入力制御手段9とを有する制御回路である。
【0004】以上のように構成されており、通常加熱コ
イル3bに高周波電流を供給して鍋4を加熱するとイン
バータ回路3のスイッチング素子3aはスイッチング損
失により発熱するが、発熱した熱はヒートシンク5によ
り放熱されスイッチング素子3aの温度上昇は抑制され
る。何らかの原因、例えば鍋4の種類によっては、スイ
ッチング素子3aのスイッチング損失が増大し、スイッ
チング素子3aやヒートシンク5の温度がさらに上昇
し、この温度が所定の温度、例えばスイッチング素子3
aが熱破壊しない上限温度に達するとサーモスタット8
が検知し、制御回路6の入力制御手段9に発信する。入
力制御手段9はこの信号により駆動手段7に出力し、イ
ンバータ回路3への出力を停止し、スイッチング素子3
aの熱破壊を防止することにより安全性を高めるように
なっている。また、スイッチング素子3aやヒートシン
ク5の温度が正常になれば、再び誘導加熱を開始し、原
因が排除されなければこの動作を繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな従来の誘導加熱調理器では、冷却効率を向上するた
めスイッチング素子3aの高電位側と同電位の金属部
と、ヒートシンク5を接触させる構成であるので、この
ヒートシンク5の温度を検知するための温度検知素子と
して絶縁性能の高いサーモスタット8を用いている。こ
のため、このサーモスタット8はヒートシンク5に取り
付け金具8a,取り付けビス8bで機械的に取り付ける
と共に、印刷配線板10に配置された制御回路6にサー
モスタット8が検知した温度の信号を伝達するため信号
線8cやコネクタ8dを介して印刷配線板10に接続し
なくてはならず、組立工数や部品点数及び部品コストが
増加するという課題があった。また、温度検知はサーモ
スタット1個につき1点のみしか検知しないので、複数
の温度点を検知するときは必要な温度検知点の数のサー
モスタット8を使用するので、さらに組立工数や部品点
数及び部品コストが増加するという課題があった。さら
に、インバータ回路3に電力を供給して鍋4で加熱調理
している途中、ある条件下、例えばスイッチング素子の
スイッチング損失が増加する種類の鍋4を使用したり、
スイッチング素子3aの周囲温度が高い状態で加熱調理
を継続すると、スイッチング素子3aの温度上昇と共に
ヒートシンク5の温度が上昇して、所定の温度に達する
と加熱を停止し、スイッチング素子3aとヒートシンク
5が所定の温度を下回るまで加熱は行われない。従って
この特定の条件下で加熱調理をする使用者にとっては、
頻繁に調理が中断されるという課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、加熱コイルとスイッチング手段を有し、直流
を高周波交流に変換し、前記加熱コイルに高周波電流を
供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の動作
を制御する制御回路と、前記スイッチング手段を取り付
けた放熱体と、前記制御回路及び前記インバータ回路の
一部または全部を搭載した絶縁部材と導体箔で形成され
た印刷配線板と、前記印刷配線板上の前記放熱体と前記
印刷配線板の当接部近傍に設置された温度検知手段と、
前記制御回路に、前記温度検知手段が検知した温度また
は温度変化の少なくともいずれかの1つに応じて前記イ
ンバータ回路の入力を制限する入力制限手段とを有する
誘導加熱調理器であり、通常は制御回路によりインバー
タ回路のスイッチング手段を駆動して、直流を高周波交
流に変換し加熱コイルに高周波電流を供給し、加熱コイ
ルから発生する磁束により負荷である鍋を誘導加熱す
る。
【0007】また、インバータ回路が作動している間は
スイッチング手段はスイッチング損失により発熱する
が、発熱した熱はスイッチング手段を取り付けた放熱体
を介して放熱し、スイッチング手段や放熱体の温度上昇
を抑制している。
【0008】また、何らかの原因、例えばスイッチング
損失が増加する種類の鍋を使用した場合、スイッチング
手段のスイッチング損失が増大することにより発熱量も
増大し、スイッチング手段及びスイッチング手段を取り
付けた放熱体の温度が急激に上昇する。このとき、印刷
配線板と放熱体の当接部近傍の印刷配線板上に配置され
た温度検知手段でスイッチング手段と放熱体の発熱によ
る温度または温度変化を検知する。入力制限手段は温度
検知手段が検知した温度または温度変化の少なくともい
ずれかの1つに応じてインバータ回路の入力を制限し、
スイッチング手段のスイッチング損失を抑制すること
で、スイッチング手段の熱破壊を防止する。また、従来
例のようにインバータ回路への出力を中断するのではな
く、入力を制限する制御であり、誘導加熱調理器による
調理を続けることができる。また、温度検知手段を直接
印刷配線板に回路部品と同様に搭載するので、従来例の
ように取り付け金具や取り付けビス、さらに信号線やコ
ネクタを必要としない。さらに、温度検知手段は放熱体
と印刷配線板の当接部近傍に設置されているので、従来
例においては放熱体に取り付けられたサーモスタットが
放熱体の一部の温度を検知するのに対して、スイッチン
グ手段と放熱体の両方からの輻射熱を総合的に受熱する
ため検知温度の精度が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】前記課題を解決するため、本発明
の請求項1に記載の発明は、加熱コイルとスイッチング
手段を有し、直流を高周波交流に変換し、前記加熱コイ
ルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記イン
バータ回路の動作を制御する制御回路と、前記スイッチ
ング手段を取り付けた放熱体と、前記制御回路及び前記
インバータ回路の一部または全部を搭載した絶縁部材と
導体箔で形成された印刷配線板と、前記印刷配線板上の
前記放熱体と前記印刷配線板の当接部近傍に設置された
温度検知手段と、前記制御回路に、前記温度検知手段が
検知した温度または温度変化の少なくともいずれかの1
つに応じて前記インバータ回路の入力を制限する入力制
限手段とを有する誘導加熱調理器であり、通常は制御回
路によりインバータ回路のスイッチング手段を駆動し
て、加熱コイルに高周波電流を供給し、加熱コイルから
発生する磁束により負荷である鍋を誘導加熱する。
【0010】また、インバータ回路が作動している間
は、スイッチング手段はスイッチング損失により発熱す
るが、発熱した熱はスイッチング手段を取り付けた放熱
体を介して放熱し、スイッチング手段や放熱体の温度上
昇を抑制している。
【0011】また、何らかの原因、例えばスイッチング
損失が増加する種類の鍋を使用した場合、スイッチング
手段のスイッチング損失が増大することにより発熱量も
増大し、スイッチング手段及びスイッチング手段を取り
付けた放熱体の温度が急激に上昇する。このとき、印刷
配線板と放熱体の当接部近傍の印刷配線板上に配置され
た温度検知手段がスイッチング手段と放熱体の発熱によ
る温度または温度変化を検知する。入力制限手段は温度
検知手段が検知した温度または温度変化の少なくともい
ずれかの1つに応じてインバータ回路の入力を制限する
ので、スイッチング手段のスイッチング損失を抑制する
ことができ、スイッチング手段の熱破壊を防止する。ま
た、従来例のようにインバータ回路への出力を中断する
のではなく、入力を制限する制御であり、誘導加熱調理
器による調理を続けることができる。また、温度検知手
段を直接印刷配線板に回路部品と同様に搭載するので、
従来例のように取り付け金具や取り付けビス、さらに信
号線やコネクタを必要としない。さらに、温度検知手段
は放熱体と印刷配線板の当接部近傍に設置されているの
で、従来例においては放熱体に取り付けられたサーモス
タットが放熱体の一部の温度を検知したのに対して、ス
イッチング手段と放熱体の両方からの輻射熱を総合的に
受熱するため検知温度の精度が向上する。
【0012】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
温度検知手段がスイッチング手段の端子が接続された印
刷配線板の導体箔の近傍に設置された請求項1記載の誘
導加熱調理器であり、スイッチング手段の端子が接続さ
れた印刷配線板の導体箔の近傍に温度検知手段を設置し
ているので、スイッチング手段のスイッチング損失によ
って発生する熱をスイッチング手段と放熱体から受熱す
ると共に、スイッチング手段の端子が接続された印刷配
線板の導体箔にスイッチング手段の端子から伝わる伝導
熱からも受熱することができ、スイッチング手段の発熱
による温度や温度変化を精度良く検知することができ、
温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくと
もいずれかの1つに応じてきめ細かくインバータ回路の
入力制限を行いスイッチング手段のスイッチング損失を
精度良く抑制することができる。
【0013】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
制御回路が温度検知手段の検知した温度または温度変化
の少なくともいずれかの1つに応じて入力制限手段がイ
ンバータ回路の入力を所定回数以上制限すると、スイッ
チング手段の駆動を停止する駆動停止手段を有する請求
項1または2記載の誘導加熱調理器であり、何らかの原
因でスイッチング手段のスイッチング損失が増大し温度
が上昇すると、温度検知手段が温度や温度変化を検知
し、温度または温度変化の少なくともいずれかの1つに
応じて入力制限手段がインバータ回路の入力を制限する
が、原因が排除されない場合、この動作が繰り返し続く
ので、入力制限手段が所定回数以上、入力制限をした場
合は駆動停止手段によりスイッチング手段の駆動を停止
してスイッチング手段のスイッチング損失が増大するよ
うな使用状態が連続して継続することを防止し、スイッ
チング手段の熱ストレスを軽減することができる。
【0014】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
放熱体を強制的に冷却する冷却ファンと、温度検知手段
が検知した温度または温度変化の少なくともいずれか1
つに応じて、前記冷却ファンの回転数を変化させるファ
ン制御手段を有する請求項1または2記載の誘導加熱調
理器であり、冷却ファンの冷却風を主としてスイッチン
グ手段が取り付けられた放熱体に当てることによって放
熱体を強制的に冷却し、スイッチング損失によるスイッ
チング手段の発熱による温度上昇を抑制することができ
る。さらにファン制御手段を有しているので、温度検知
手段が検知した温度または温度変化の少なくともいずれ
か1つに応じて、冷却ファンの回転数を変化させ冷却フ
ァンの風量を調節することができ、温度検知手段が検知
した温度または温度変化の少なくともいずれか1つの値
が大きい場合は、冷却ファンの風量を増加してスイッチ
ング手段や放熱体を冷却し、スイッチング手段の発熱に
よる温度上昇を抑制し、温度検知手段が検知した温度ま
たは温度変化の少なくともいずれか1つの値が小さい場
合は、冷却ファンの風量を減少して、冷却ファンの消費
電力や騒音を低減することができる。
【0015】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
温度検知手段が、スイッチング手段の主電流の流れる低
電位側の端子が接続された印刷配線板の導体箔の近傍に
設置された請求項2記載の誘導加熱調理器であり、温度
検知手段とスイッチング手段の主電流の流れる低電位側
の端子が接続された印刷配線板の導体箔との電位差を小
さくできるので、温度検知手段と前記印刷配線板の導体
箔との空間距離を小さくすることが可能となり、スイッ
チング手段のスイッチング損失によって発生する熱をス
イッチング手段と放熱体から受熱すると共に、前記印刷
配線板の導体箔にスイッチング手段の端子から伝わる伝
導熱からも受熱することができ、スイッチング手段の発
熱による温度や温度変化をさらに精度良く検知すること
ができる。
【0016】また、本発明の請求項6に記載の発明は、
インバータ回路の入力を所定回数制限したことを報知す
る報知手段を有する請求項3記載の誘導加熱調理器であ
り、使用中の負荷である鍋の種類により、スイッチング
手段のスイッチング損失が大きい場合、スイッチング手
段の発熱によるスイッチング手段や放熱体の温度や温度
変化を温度検知手段が検知し、その温度または温度変化
の少なくともいずれかの1つに応じて入力制限手段がイ
ンバータ回路の入力を制限するが、原因が排除されない
限り、この状態が継続する。従って、入力制限手段が所
定回数入力を制限した場合は、報知手段により使用者に
異常な状態が続いていることを知らせ鍋の変更等の適切
な改善を促す。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1(a)は本発明の実施例の構成を示すブロック
図、図1(b)は同誘導加熱調理器の要部斜視図、図2
は同誘導加熱調理器の要部上面図、図3は同誘導加熱調
理器の検知温度Tに対する入力動作図、図4は同誘導加
熱調理器の検知温度Tに対する冷却ファン動作図であ
る。
【0018】図1(a)及び図1(b)において、11
は商用電源、12は整流回路、13はスイッチング手段
13aと加熱コイル13bを有し、加熱コイル13bに
高周波電流を供給することにより負荷の鍋14を誘導加
熱するインバータ回路、15は制御回路で、スイッチン
グ手段13aを駆動する駆動手段16と、温度検知手段
17と、温度検知手段17の検知する温度Tに応じてイ
ンバータ回路13の入力を制限する信号を駆動手段16
に出力する入力制限手段18と、入力制限手段18がイ
ンバータ回路13の入力を制限した回数が所定の回数に
達すると駆動手段16にスイッチング手段13aの駆動
を停止する信号を出力する駆動停止手段19と、入力制
限手段18がインバータ回路13の入力を制限した回数
が所定の回数に達すると使用者にこれを報知する発光素
子あるいは圧電素子等で構成された報知手段20と、温
度検知手段17の検知する温度Tに応じて冷却ファン2
1の回転数を制御するファン制御手段22を有する。2
3はスイッチング手段13aが取り付けられた放熱体、
21は放熱体23に冷却風を送る冷却ファンである。ま
た、印刷配線板24は放熱体23を含むインバータ回路
13の一部または全部と、温度検知手段17を含む制御
回路15の一部または全部を搭載し、印刷配線板24の
導体箔は制御回路15及びインバータ回路13を構成す
る電気回路部品の必要なもの同士を電気的に結合してい
る。
【0019】以上の構成における動作,作用を説明す
る。駆動手段16がインバータ回路13のスイッチング
手段13aを駆動して、商用電源11を整流回路12で
整流した直流を高周波交流に変換し、加熱コイル13b
に高周波電流を供給し、加熱コイル13bから発生する
磁束によりにより負荷である鍋14を誘導加熱する。鍋
14の加熱火力は、駆動手段16の出力でスイッチング
手段13aの駆動タイミングを変化させて、加熱コイル
13bに供給する高周波電流を変化させて制御してい
る。
【0020】インバータ回路13が動作している間はス
イッチング手段13aのスイッチング損失によってスイ
ッチング手段13aは発熱するが、スイッチング手段1
3aはアルミニウム等から成る放熱体23に取り付けら
れ熱接続されているので、放熱体23を介して放熱され
る。さらにインバータ回路13の動作が続くとスイッチ
ング手段13aの発熱が継続し、放熱体23の温度も上
昇する。この状態が続きスイッチング手段13aが上昇
し続け、スイッチング手段13aの許容耐熱温度を超え
るとスイッチング手段13aは熱暴走あるいは熱破壊を
生じインバータ回路13は動作不能となる。そこでイン
バータ回路13の動作中はスイッチング手段13aの温
度上昇を防止するために、ファン制御手段22によって
駆動される冷却ファン21により冷却風を主に放熱体2
3及びスイッチング手段13aに送り、放熱体23及び
スイッチング手段13aの温度Tの上昇を抑制してい
る。
【0021】また、図1(b)に示すようにサーミスタ
から成る温度検知手段17は、印刷配線板24上の放熱
体23と印刷配線板24との当接部のごく近傍にハンダ
付け等により他の電気部品と同様に取り付けられている
ので、スイッチング手段13aのスイッチング損失によ
って変化する放熱体23の温度Tを精度良く検知する。
また、温度検知手段17に従来例のようなサーモスタッ
トを用いた場合、放熱体23に取り付け金具や取り付け
ビスを用いて機械的に取り付けると共に、印刷配線板2
4に配置された制御回路15にサーモスタットが温度を
検知した信号を伝達する信号線やコネクタを介して印刷
配線板24に接続せねばならなかったが、温度検知手段
17にサーミスタを用いて印刷配線板24にハンダ付け
等により取り付けることにより、組立工数や部品点数及
び部品コストを削減できる。
【0022】さらに、スイッチング手段13aの主電流
の流れる低電位側と温度検知手段17との電位差は、ス
イッチング手段13aの主電流の流れる高電位側と温度
検知手段17との電位差程大きくなく、絶縁に必要な空
間距離が少なくて良いので、図2に示すように温度検知
手段17であるサーミスタをスイッチング手段13aの
主電流の流れる低電位側の端子に接続された印刷配線板
24の導体箔で覆うように配置しているので、スイッチ
ング手段13aの発熱により、スイッチング手段13a
の主電流の流れる低電位側の端子から、これに接続され
た印刷配線板の導体箔に伝わる伝導熱からも受熱するの
で、さらに精度良くスイッチング手段13a及び放熱体
23の温度Tを検知することができる。
【0023】一般的にはインバータ回路13の入力Pの
増加に伴ってスイッチング手段13aのスイッチング損
失も増加して、これに伴う発熱も増加する。逆にインバ
ータ回路13の入力Pが減少すれば、スイッチング手段
13aのスイッチング損失も減少して、これに伴う発熱
も減少する。このことを利用して入力制限手段18は次
のような動作を行う。スイッチング手段13aのスイッ
チング損失が何らかの原因で増大する。例えば、インバ
ータ回路13の入力Pが同じでも負荷の鍋14の種類に
よってスイッチング手段13aのスイッチング損失は異
なるので、スイッチング損失が大きい種類の鍋で誘導加
熱している場合や冷却ファン21が故障等して冷却風が
減少したり、止まった場合等、図3に示すように温度検
知手段17が検知した温度Tが所定の温度T1に達する
と、入力制限手段18は駆動手段16にインバータ回路
13の入力Pを減少する信号を出力し、これを受けた駆
動手段16はスイッチング手段13aのスイッチングタ
イミングを変化させてインバータ回路13の入力Pを所
定の入力P2まで減少する。これによってスイッチング
手段13aのスイッチング損失が減少するので、スイッ
チング手段13aと放熱体23の温度が下がり、温度検
知手段17が検知した温度Tも下がり所定の温度T2を
下回ると、入力制限手段18は駆動手段16にインバー
タ回路13の入力Pを減少する信号を出力することを停
止し、インバータ回路13の入力Pを元の入力P1に戻
す。ここで入力Pを変化させる所定の温度を、入力を減
少させる場合はT1、増加させる場合はT2(<T1)
として差をつけているのは、温度検知手段17が検知し
た温度Tがノイズ等の影響によってふらつき、入力Pを
変化させる所定の温度付近で、入力Pが不安定な動作を
するのを防止するためである。
【0024】スイッチング手段13aのスイッチング損
失が増大した原因が改善されていれば、このまま入力P
1で誘導加熱を継続するが、改善されていない場合は、
上記の動作を繰り返す。この繰り返しが所定の回数M1
になると報知手段20、本実施例では圧電素子であるブ
ザーを吹鳴させて、スイッチング手段13aの温度が高
く異常状態が継続していることを使用者に報知し対策を
促す。この繰り返しが所定の回数M2(>M1)になる
と駆動停止手段19が駆動手段16にスイッチング手段
13aの駆動を停止する信号を出力し、インバータ回路
13の動作を停止する。
【0025】ファン制御手段22は図4に示すように温
度検知手段17が検知した温度TがT5以上T3以下の
場合は、冷却ファン21の回転数NをN1で回転させて
いる。スイッチング手段13aのスイッチング損失が増
大してスイッチング手段13a及び放熱体23の温度が
上昇し、温度検知手段17の検知する温度Tが所定の温
度T3まで上昇するとファン制御手段22はN1より大
きい回転数N2で冷却ファン21を回転させて冷却ファ
ン21の風量を増加させ、スイッチング手段13a及び
放熱体23の温度上昇を抑制する。スイッチング手段1
3a及び放熱体23の温度Tが低下して所定の温度T4
を下回れば再びファン制御手段22は冷却ファン21の
回転数をN1に戻す。また、温度検知手段17の検知す
る温度Tが所定の温度T5より低くなると、ファン制御
手段22はNIより低い回転数N3で冷却ファン21を
回転させて冷却ファン21の風量を減少させて、冷却フ
ァン21の消費電力を低減し、冷却ファン21が回転す
ることで生じる風切り音を低下させる。温度検知手段1
7の検知する温度Tが所定の温度T6より大きくなる
と、ファン制御手段22は冷却ファン21の回転数Nを
N1に戻す。ここで回転数Nを変化させる所定の温度
を、回転数Nを減少させる場合はT4及びT5、増加さ
せる場合はT3(>T4)及びT6(>T5)としてい
るのは、温度検知手段17が検知した温度Tがノイズ等
の影響によってふらつき、回転数Nを変化させる所定の
温度付近で、回転数Nの不安定な動作を防止するためで
ある。
【0026】以上のように本実施例によれば、単一の温
度検知手段17で複数の対象からの温度を総合して検知
し、インバータ回路13の入力の制限や冷却ファン21
の回転数制御をきめ細かく行うことができ、部品点数の
削減や組立工数の低減が可能となると共に、検知温度に
適した冷却風を主に放熱体23及びスイッチング手段1
3aに与えて、効率の良い冷却ができ、さらに冷却ファ
ン21が回転することで生じる風切り音を低下させるこ
とが可能となる。また、入力制限手段18は温度検知手
段17が検知する温度または温度変化の少なくともいず
れかの1つに応じてインバータ回路13への出力を制限
する制御であり、従来例のような出力の中断がなく誘導
加熱調理器による調理を続けることができる。
【0027】本実施例では、インバータ回路13はスイ
ッチング手段13aを1個含む構成としているが、2個
以上有する構成であっても、同様の効果が得られるのは
言うまでもない。また、温度検知手段17を1個含む構
成としているが、2個以上有する構成として複数の温度
測定箇所で温度検知を行い、さらに細かい温度検知が可
能となることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、温度検知手段を印刷配線板と放
熱体の当接部近傍の印刷配線板上に設置することによ
り、部品点数及び組立工数を削減できると共に、スイッ
チング手段及び放熱体の両方からの輻射熱を総合的に受
熱するため、その温度や温度変化を精度良く検知でき
る。温度検知手段が検知した温度または温度変化の少な
くともいずれかの1つに応じて入力制限手段がインバー
タ回路の入力を制限するので、スイッチング手段のスイ
ッチング損失を低減できる。また、インバータ回路への
出力を中断しないので、加熱調理を継続して行うことが
できる。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、温度
検知手段を印刷配線板と放熱体の当接部近傍で、かつス
イッチング手段の端子が接続された印刷配線板の導体箔
の近傍に設置しているので、スイッチング手段のスイッ
チング損失によって発生する熱をスイッチング手段と放
熱体から受熱すると共に、スイッチング手段の端子に接
続された印刷配線板の導体箔にスイッチング手段の端子
から伝わってくる伝導熱からも受熱することができ、ス
イッチング手段の発熱による温度や温度変化を精度良く
検知できる。
【0030】また、請求項3記載の発明によれば、異常
なスイッチング損失等によるスイッチング手段の温度上
昇を温度検知手段で検知し、入力制限手段によりインバ
ータ回路の入力を制限してスイッチング手段の温度上昇
を抑制するが、原因が排除されなければこの状態が続く
ので、入力制限手段が所定回数を制限したときは、駆動
停止手段がスイッチング手段の駆動を停止し、スイッチ
ング手段のスイッチング損失が増大するような使用状態
が連続して継続することを防止してスイッチング手段の
熱ストレスを軽減できる。
【0031】また、請求項4記載の発明によれば、ファ
ン制御手段が温度検知手段が検知したスイッチング手段
や放熱体の温度または温度変化の少なくともいずれか1
つに応じて、冷却ファンの回転数を変化させ冷却ファン
の風量を調節することができ、スイッチング手段や放熱
体の温度が高い場合や温度上昇が急激な場合は、冷却フ
ァンの風量を増加して、スイッチング手段の発熱による
温度上昇を抑制し、スイッチング手段や放熱体の温度が
比較的安定して低い場合は冷却ファンの風量を減少し
て、冷却ファンの消費電力や騒音を低減できる。
【0032】また、請求項5記載の発明によれば、温度
検知手段が、スイッチング手段の主電流の流れる低電位
側の端子が接続された印刷配線板の導体箔の近傍に設置
したことにより、温度検知手段を前記導体箔に近接させ
ることができ、受熱する輻射熱が増大するので、スイッ
チング手段のスイッチング損失によって発生する熱をス
イッチング手段と放熱体から受熱すると共に、前記印刷
配線板の導体箔にスイッチング手段の端子から伝わって
くる伝導熱からも受熱することができ、スイッチング手
段の発熱による温度や温度変化をさらに精度良く検知す
ることができる。
【0033】また、請求項6記載の発明によれば、報知
手段を設けたことにより、何らかの原因でスイッチング
手段の温度が高くなった場合には、温度検知手段が検知
した温度または温度変化の少なくともいずれかの1つに
応じて入力制限手段によりインバータ回路の入力を制限
するが、原因が排除されない限りこの状態が続く。従っ
て入力制限手段が所定回数、入力制限を行った場合、報
知手段により報知し、スイッチング手段のスイッチング
損失が増大するような使用状態であることを使用者に報
知することにより対策を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例の誘導加熱調理器の構成
を示すブロック図 (b)同誘導加熱調理器の要部斜視図
【図2】同誘導加熱調理器の要部上面図
【図3】同誘導加熱調理器の検知温度Tに対する入力動
作図
【図4】同誘導加熱調理器の検知温度Tに対する冷却フ
ァン動作図
【図5】(a)従来の誘導加熱調理器の構成を示すブロ
ック図 (b)同誘導加熱調理器の要部斜視図
【符号の説明】
13 インバータ回路 13a スイッチング手段 13b 加熱コイル 15 制御回路 17 温度検知手段 18 入力制限手段 19 駆動停止手段 20 報知手段 21 冷却ファン 22 ファン制御手段 23 放熱体 24 印刷配線板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 佳洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱コイルとスイッチング手段を有し、
    直流を高周波交流に変換し、前記加熱コイルに高周波電
    流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の
    動作を制御する制御回路と、前記スイッチング手段を取
    り付けた放熱体と、前記制御回路及び前記インバータ回
    路の一部または全部を搭載した絶縁部材と導体箔で形成
    された印刷配線板と、前記印刷配線板上の前記放熱体と
    前記印刷配線板の当接部近傍に設置された温度検知手段
    と、前記制御回路に、前記温度検知手段が検知した温度
    または温度変化の少なくともいずれかの1つに応じて前
    記インバータ回路の入力を制限する入力制限手段とを有
    する誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 温度検知手段がスイッチング手段の端子
    が接続された印刷配線板の導体箔の近傍に設置された請
    求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 制御回路が温度検知手段の検知した温度
    または温度変化の少なくともいずれかの1つに応じて入
    力制限手段がインバータ回路の入力を所定回数以上制限
    すると、スイッチング手段の駆動を停止する駆動停止手
    段を有する請求項1または2記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 放熱体を強制的に冷却する冷却ファン
    と、温度検知手段が検知した温度または温度変化の少な
    くともいずれかの1つに応じて、前記冷却ファンの回転
    数を変化させるファン制御手段を有する請求項1または
    2記載の誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 温度検知手段が、スイッチング手段の主
    電流の流れる低電位側の端子が接続された印刷配線板の
    導体箔の近傍に設置された請求項2記載の誘導加熱調理
    器。
  6. 【請求項6】 入力制限手段がインバータ回路の入力を
    所定回数制限したことを報知する報知手段を有する請求
    項3記載の誘導加熱調理器。
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