JPH10154194A - Cmosマルチプライヤ - Google Patents

Cmosマルチプライヤ

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JPH10154194A
JPH10154194A JP8327858A JP32785896A JPH10154194A JP H10154194 A JPH10154194 A JP H10154194A JP 8327858 A JP8327858 A JP 8327858A JP 32785896 A JP32785896 A JP 32785896A JP H10154194 A JPH10154194 A JP H10154194A
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transistors
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Katsuharu Kimura
克治 木村
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    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/12Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers
    • G06G7/16Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for multiplication or division
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体集積回路上に形成して好適とされる、完
全に線形で理想的なCMOSマルチプライヤの提供。 【解決手段】入出力対を構成する第1、第2のトランジ
スタと定電流駆動される第3のトランジスタが共通テー
ル電流で駆動される第1のトリプルテールセルと、入出
力対を構成する第4、第5のトランジスタと定電流駆動
される第6のトランジスタが共通テール電流で駆動され
る第2のトリプルテールセルを備え、第1、第2のトリ
プルテールセルの出力対は交叉接続され、入力対は共通
接続されて第1の差動入力信号が入力され、第3、第6
のトランジスタは第2の入力対を構成して第2の差動入
力信号が入力され、第1から第3のトランジスタおよび
前記第4から第6のトランジスタがいずれもカットオフ
しないように2つのテール電流を供給する手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチプライヤに関
し、特に半導体集積回路上に形成して好適な、線形性に
優れたCMOSマルチプライヤに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、下記の論文が
参照される。
【0003】1.文献:H. Y. Kim and S. B. Pa
rk, “Four-quadrant CMOS analogue multiplie
r”, IEE Electronics Letters 26th March 199
2, vol.28, no.7, pp.649-650.
【0004】この種の従来のCMOSマルチプライヤと
して、上記文献に記載された図2に示すCMOSマルチ
プライヤがある。始めにこの従来技術を説明する。ただ
し、図2は、上記文献に記載された図面の誤記について
訂正し、動作原理がわかるように、本発明者が新たに回
路解析したものである。
【0005】素子の整合性は良いものとし、チャネル長
変調と基板効果を無視し、MOSトランジスタのドレイ
ン電流とゲート−ソース間電圧の関係は2乗則に従うも
のとする。飽和領域でのMOSトランジスタのドレイン
電流IDは、次式(1)となる。
【0006】ID=β(VGS−VTH2 …(1)
【0007】ここで、βはトランスコンダクタンス・パ
ラメータであり、β=μ(Cox/2)(W/L)と表さ
れる。ただし、μはキャリアの実効モビリティ、Coxは
単位面積当たりのゲート酸化膜容量、W、Lはそれぞれ
ゲート幅、ゲート長である。また、VGSはゲート−ソー
ス間電圧、VTHはスレショールド電圧(閾値)である。
【0008】図2において、トランジスタM1、M2、
M5、M7に流れる電流の総和は、テール電流IB(ト
ランジスタM1、M2、M5、M7の共通ソースに接続
される定電流源の定電流IB)となるから(次式(2)
参照)、トランジスタM1、M2、M5に流れる電流以
外は、トランジスタM7を介してテール電流源IBにバ
イパスされる。
【0009】IB=ID1+ID2+ID5+ID7 …(2)
【0010】すなわち、トランジスタM7は電流パイパ
ストランジスタであり、そのゲートはトランジスタM5
のドレインに接続されており、トランジスタM5のドレ
イン電圧で制御されている。
【0011】一方、トランジスタM5は、定電流源IB1
にて定電流駆動されていることから、印加されるゲート
電圧に応じたソース電圧VS5を与えている。トランジス
タM5に流れるドレイン電流ID5(=IB1)は次式
(3)で与えられる。なお、VR−(1/2)Vyはトラン
ジスタM5のゲート電圧である(但し、VRは所定のリ
ファレンス電位)。
【0012】
【数1】
【0013】したがって、トランジスタM1、M5、M
2、M7の共通ソース電圧VS5は、次式(4)で与えら
れる。
【0014】
【数2】
【0015】すなわち、トランジスタM5は電圧シフト
トランジスタである。ここでソース電圧VS5はトランジ
スタM1、M2、M5の共通ソース電圧となっている。
【0016】トランジスタM1、M2のドレイン電流I
D1、ID2は、それぞれ次式(5)、(6)で与えられ
る。
【0017】
【数3】
【0018】したがって、トランジスタM1、M2のド
レイン電流の差動電流は、次式(7)で与えられる。
【0019】
【数4】
【0020】同様に、トランジスタM3、M4、M6、
M8に流れる電流の総和はテール電流IBとなるから
(次式(8)参照)、トランジスタM3、M4、M6に
流れる電流以外はトランジスタM8を介してテール電流
源IBにバイパスされる。すなわち、トランジスタM8
は電流バイパストランジスタであり、トランジスタM6
のドレイン電圧で制御されている。
【0021】IB=ID3+ID4+ID6+ID8 …(8)
【0022】一方、トランジスタM6は定電流源IB1
定電流駆動されているから、印加されるゲート電圧に応
じたソース電圧VS6を与えている。
【0023】
【数5】
【0024】したがって、共通ソース電圧VS6は、次式
(10)で与えられる。
【0025】
【数6】
【0026】すなわち、トランジスタM6は電圧シフト
トランジスタである。ここでソース電圧VS6はトランジ
スタM3、M4、M6の共通ソース電圧となっている。
【0027】トランジスタM3、M4のドレイン電流I
D3、ID4は、それぞれ次式(11)、(12)で表され
る。
【0028】
【数7】
【0029】したがって、トランジスタM3、M4のド
レイン電流ID3、ID4の差動電流は次式(13)で与え
られる。
【0030】
【数8】
【0031】よって、図2に示すCMOSマルチプライ
ヤの出力電流IOUTは、次式(14)と求まり、2つの
差動入力電圧VxとVyの積が得られ、4象限マルチプラ
イヤが実現されている。すなわち、図2において、トラ
ンジスタM1、M3のドレイン電流ID1、ID3の和電流
i9(=ID1+ID3)はカレントミラー回路21で折り
返されカレントミラー回路23の入力端に入力されその
出力端から電流i13として出力され、トランジスタM
2、M4のドレイン電流ID2、ID4の和電流i11(=
D2+ID4)はカレントミラー回路22で折り返されそ
の出力端からi12として出力され、出力電流IOUT
(=i12−i13)から、(ID2+ID4)−(ID1
D3)となり、次式(14)が導かれる。
【0032】 IOUT=−(ID3−ID4)−(ID1−ID2) =2βVxy …(14)
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のCMO
Sマルチプライヤでは完全な線形動作を実現している
が、信号路にPチャネルトランジスタM7、M8を用い
ているために、周波数特性はNチャネルトランジスタだ
けを用いる場合に比べて劣化する、という問題点を有し
ている。
【0034】また、定電流源であるテール電流に、バイ
パス電流を流し込んでおり、このバイパス電流は、常時
には回路出力電流に現れないために、無駄な電流とも見
なすことができる。したがって、回路電流が大きくな
る、という問題点も有している。
【0035】また、動作最大入力電圧を大きくするため
には、トランジスタに大きな電流を流す必要があり、こ
の場合にはさらに回路電流が大きくなる、という問題が
ある。
【0036】アナログ信号処理においては、マルチプラ
イヤは欠くことのできない必須のファンクション・ブロ
ックである。特に、CMOSマルチプライヤの要求が一
層高まってきている。
【0037】したがって、本発明は、上記事情に鑑みて
なされたものであって、その目的は、LSIで実現し易
く、消費電流の小さいCMOSマルチプライヤの回路を
提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のCMOSマルチプライヤは、入出力対を構
成する第1と第2のトランジスタと、定電流駆動される
第3のトランジスタと、が共通テール電流で駆動される
第1のトリプルテールセルと、入出力対を構成する第4
と第5のトランジスタと、定電流駆動される第6のトラ
ンジスタと、が共通テール電流で駆動される第2のトリ
プルテールセルと、を備え、前記第1のトリプルテール
セルと前記第2のトリプルテールセルとの出力対は交叉
接続され、入力対は共通接続されて第1の差動入力信号
が入力され、前記第3のトランジスタと前記第6のトラ
ンジスタは、第2の入力対を構成して第2の差動入力信
号が入力されるマルチプライヤであって、前記第1から
第3のトランジスタおよび前記第4から第6のトランジ
スタがいずれもカットオフしないように、前記2つのテ
ール電流を供給する手段を備えている。
【0039】上記のように構成されてなる本発明のCM
OSマルチプライヤにおいては、動作時にトランジスタ
に流れる電流をテール電流として与えているので回路電
流を小さく抑えられる。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて以下に説明する。本発明は、その好ましい実施の形
態において、図1を参照すると、入出力対を構成する第
1と第2のトランジスタ(M1、M2)と、定電流源
(I0)で駆動される第3のトランジスタ(M3)とが
共通テール電流(定電流源トランジスタM8)で駆動さ
れる第1のトリプルテールセルと、入出力対を構成する
第4と第5のトランジスタ(M4、M4)と、定電流源
(I0)で駆動される第6のトランジスタ(M6)と、
が共通テール電流(定電流源トランジスタM10)で駆
動される第2のトリプルテールセルと、を備えて構成さ
れている。
【0041】第1のトリプルテールセルと第2のトリプ
ルテールセルとの出力対は交叉接続され(すなわちトラ
ンジスタM1とM5のドレイン、トランジスタM2とM
4のドレインが接続されている)、第1のトリプルテー
ルセルと第2のトリプルテールセルの入力対は共通接続
されて第1の差動入力信号(Vx)が入力され、第3の
トランジスタ(M3)と第6のトランジスタ(M6)
は、第2の入力対を構成して第2の差動入力信号
(Vy)が入力される。
【0042】そして、本発明の実施の形態において、第
1から第3のトランジスタおよび第4から第6のトラン
ジスタがいずれもカットオフしないように、2つのテー
ル電流が供給される。
【0043】本発明の実施の形態においては、テール電
流を供給する各トランジスタ(M8、M10)のゲート
電圧は、それぞれ定電流駆動される第3、第6のトラン
ジスタ(M3、M6)のドレイン電圧がレベルシフトさ
れて供給される。
【0044】また本発明の実施の形態においては、好ま
しくは、テール電流を供給する各トランジスタ(M7、
M10)のゲート電圧が、それぞれ定電流駆動される第
3、第6のトランジスタ(M3、M6)のドレインから
ソースフォロワトランジスタ(M7、M10)を介して
供給される。
【0045】本発明の実施の形態においては、MOSト
ランジスタの持つ非線形項を回路上で相殺しているた
め、完全な線形動作を簡単な回路構成で実現できる、と
いうことである。これにより完全に線形な入力電圧範囲
を持つ、理想的なCMOSマルチプライヤが実現でき
る。
【0046】また本発明の実施の形態においては、入力
トランジスタを定電流駆動としたフローティングトラン
ジスタを実現しているため、LSI化した時の製造バラ
ツキでも回路電流のバラツキを小さく抑えられる。
【0047】本発明は、好ましい実施の形態において、
各トランジスタはMOSトランジスタで構成されるが、
バイポーラトランジスタを用いて構成する場合には、M
OS特性を近似すべく、トランジスタのエミッタに抵抗
を接続した構成としてもよい。
【0048】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。
【0049】図1は、本発明のCMOSマルチプライヤ
の一実施例の回路構成を示す図である。
【0050】図1において、ソースが共通接続されたト
ランジスタM1、M2、M3に流れる電流の総和はトラ
ンジスタM8によりテール電流として供給される。トラ
ンジスタM8のゲート電圧は、トランジスタM3のドレ
イン電圧で制御されるトランジスタM7を介しレベルシ
フト電圧源VLSを経て供給されている。ここで、トラン
ジスタM8のゲート電流は流れないことから、トランジ
スタM7をレベルシフトトランジスタとして動作させる
ために電流源Ibを追加している。
【0051】図1において、トランジスタM3とトラン
ジスタM7とトランジスタM8の電流ループは、トラン
ジスタがすべてNチャネルトランジスタとして極性を合
わせているので、負帰還ループとなる。
【0052】これは上述した図2の従来回路において、
トランジスタM5とM7の電流ループがテール電流IB
に流し込む電流を可変して実質的にトランジスタM1、
M2、M5の実効テール電流を制御していることと比べ
ると理解しやすい。
【0053】トランジスタM3は、定電流源I0で定電
流駆動されていることから、印加されるゲート電圧に応
じたソース電圧VS1を与えている。トランジスタM3の
ゲート電圧をVR−(1/2)Vy(但し、VRは所定のリフ
ァレンス電圧)、スレショールド電圧をVTHとすると、
トランジスタM3のドレイン電流ID3(=I0)は次式
(15)で与えられる。
【0054】
【数9】
【0055】したがって、トランジスタM3のソース電
圧VS1(=トランジスタM1、M2のソース電圧)は次
式(16)で表される。
【0056】
【数10】
【0057】すなわち、トランジスタM3は電圧シフト
トランジスタである。ここで、トランジスタM3のソー
ス電圧VS1は、トランジスタM1、M2の共通ソース電
圧となっている。
【0058】トランジスタM1、M2のドレイン電流I
D1、ID2はそれぞれ、次式(17)、(18)で与えら
れる。
【0059】
【数11】
【0060】したがって、トランジスタM1、M2のド
レイン電流ID1、ID2の差動電流は、次式(19)とな
る。
【0061】
【数12】
【0062】同様に、図1において、ソースが共通接続
されたトランジスタM4、M5、M6に流れる電流の総
和はトランジスタM10によりテール電流として供給さ
れる。トランジスタM10のゲート電圧は、トランジス
タM6のドレイン電圧で制御されるトランジスタM9を
介し、レベルシフト電圧源VLSを経て供給されている。
ここで、トランジスタM10のゲート電流は流れないか
ら、トランジスタM9をレベルシフトトランジスタとし
て動作させるために電流源Ibを追加している。
【0063】図1においては、トランジスタM6とトラ
ンジスタM9とトランジスタM10の電流ループは、ト
ランジスタがすべてNチャネルトランジスタとして極性
を合わせているので、負帰還ループとなる。これは上述
した図2の従来回路において、トランジスタM6とM8
の電流ループがテール電流IBに流し込む電流を可変し
て実質的にトランジスタM3、M4、M6の実効テール
電流を制御していることと比べると理解しやすい。
【0064】トランジスタM6は定電流源I0で定電流
駆動されているから、印加されるゲート電圧に応じたソ
ース電圧VS1を与えている。トランジスタM6のゲート
電圧をVR+(1/2)Vy、スレショールド電圧をVTH
すると、トランジスタM6のドレイン電流ID6(=I
0)は次式(20)で与えられる。
【0065】
【数13】
【0066】したがって、トランジスタM6のソース電
圧VS2(=トランジスタM4、M5のソース電圧)は、
次式(21)で与えられる。
【0067】
【数14】
【0068】すなわち、トランジスタM6は電圧シフト
トランジスタである。ここで、トランジスタM6のソー
ス電圧VS2は、トランジスタM4、M5の共通ソース電
圧となっている。
【0069】トランジスタM4、M5のドレイン電流I
D4、ID5はそれぞれ次式(22)、(23)で与えられ
る。
【0070】
【数15】
【0071】したがって、トランジスタM4、M5のド
レイン電流ID4、ID5差動電流次式(24)となる。
【0072】
【数16】
【0073】よって、図1に示すCMOSマルチプライ
ヤの差動出力電流ΔIは、次式(25)と求まり、2つ
の差動入力電圧VxとVyの積が得られ、4象限マルチプ
ライヤが実現されている。すなわち、図1において、ト
ランジスタM1、M5のドレイン電流ID1、ID5の和電
流I1(=ID1+ID5)と、トランジスタM2、M4の
ドレイン電流ID2、ID4の和電流I2(=ID2+ID4
との差電流である差動出力電流ΔIはI1−I2で与え
られ、(ID1+ID5)−(ID2+ID4)=(ID1
D2)−(ID4−ID5)より次式(25)が導かれる。
【0074】 ΔI=(ID1−ID2)−(ID4−ID5) =2βVxy …(25)
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、下記記
載の効果を奏する。
【0076】本発明の第1の効果は、完全な線形動作を
簡単な回路構成で実現できる、ということである。これ
により完全に線形な入力電圧範囲を持つ、理想的なCM
OSマルチプライヤが実現できる。
【0077】その理由は、本発明においては、MOSト
ランジスタの持つ非線形項を回路上で相殺するように構
成したことによる。
【0078】本発明の第2の効果は、LSI化した時の
製造バラツキでも回路電流のバラツキを小さく抑えられ
る、ということである。
【0079】その理由は、本発明においては、入力トラ
ンジスタを定電流駆動としたフローティングトランジス
タを実現している、からである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るCMOSマルチプライ
ヤの回路構成を示す図である。
【図2】従来のCMOSマルチプライヤの回路構成を示
す図である。
【符号の説明】
M1〜M10 MOSトランジスタ I0 定電流源 Ib 定電流源 VLS レベルシフト電圧 VS1、VS2 共通ソース電位 Vx 差動入力信号電圧 Vy 差動入力信号電圧 21〜23 カレントミラー回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力対を構成する第1と第2のトランジ
    スタと、定電流駆動される第3のトランジスタと、が共
    通テール電流で駆動される第1のトリプルテールセル
    と、 入出力対を構成する第4と第5のトランジスタと、定電
    流駆動される第6のトランジスタと、が共通テール電流
    で駆動される第2のトリプルテールセルと、 を備え、 前記第1のトリプルテールセルと前記第2のトリプルテ
    ールセルとの出力対は交叉接続され、入力対は共通接続
    されて第1の差動入力信号が入力され、 前記第3のトランジスタと前記第6のトランジスタは、
    第2の入力対を構成して第2の差動入力信号が入力され
    るマルチプライヤであって、 前記第1から第3のトランジスタおよび前記第4から第
    6のトランジスタがいずれもカットオフしないように、
    前記2つのテール電流が供給されることを特徴とするC
    MOSマルチプライヤ。
  2. 【請求項2】前記テール電流を供給する各のトランジス
    タのゲート電圧が、それぞれ前記定電流駆動される第
    3、第6のトランジスタのドレイン電圧がレベルシフト
    されて供給される、ことを特徴とする請求項1記載のC
    MOSマルチプライヤ。
  3. 【請求項3】前記テール電流を供給する各トランジスタ
    のゲート電圧が、それぞれ前記定電流駆動される第3、
    第6のトランジスタのドレインからソースフォロワトラ
    ンジスタを介して供給される、ことを特徴とする請求項
    1記載のCMOSマルチプライヤ。
  4. 【請求項4】入出力対を構成する第1と第2のトランジ
    スタと、定電流駆動される第3のトランジスタと、が第
    1の共通テール電流で駆動される第1のトリプルテール
    セルと、 入出力対を構成する第4と第5のトランジスタと、定電
    流駆動される第6のトランジスタと、が第2の共通テー
    ル電流で駆動される第2のトリプルテールセルと、 を備え、 前記第1のトリプルテールセルの出力対と前記第2のト
    リプルテールセルの出力対は互いに交叉接続され、 前記第1のトリプルテールセルの入力対と前記第2のト
    リプルテールセルの入力対は互いに共通接続されて第1
    の差動入力信号が入力され、 前記第3のトランジスタと前記第6のトランジスタとは
    第2の入力対を構成して第2の差動入力信号が入力さ
    れ、 前記第1から第3のトランジスタおよび前記第4から第
    6のトランジスタがいずれもカットオフしないように、
    前記第1、第2の共通テール電流が供給され、 前記第1、第2のトリプルテールセルの交叉接続された
    出力対から、前記第1と第2の差動入力信号の乗算値に
    対応した差動電流が取り出される、 ことを特徴とするマルチプライヤ。
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