JPH10153709A - 偏光フィルムの製造方法 - Google Patents

偏光フィルムの製造方法

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JPH10153709A
JPH10153709A JP8327828A JP32782896A JPH10153709A JP H10153709 A JPH10153709 A JP H10153709A JP 8327828 A JP8327828 A JP 8327828A JP 32782896 A JP32782896 A JP 32782896A JP H10153709 A JPH10153709 A JP H10153709A
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film
swelling
boric acid
polarizing film
resin film
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Ayumi Ikemoto
歩 池本
Shingo Hibino
真吾 日比野
Hideki Takasu
秀樹 高須
Hideki Shinohara
英樹 篠原
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光フィルムの光学特性等の品質安定を図る
ための製造方法を提供すること。 【解決手段】 ポリビニルアルコール(PVA)樹脂に
よる偏光フィルム基材を膨潤させる膨潤工程と、この膨
潤工程を経た偏光フィルム基材をヨウ素染色する工程
と、このヨウ素染色工程を経た偏光フィルム基材を延伸
する工程と、この延伸工程を経た偏光フィルム基材にヨ
ウ素染色剤を定着させる固定化工程と、この固定化工程
を経た偏光フィルム基材を乾燥する工程とを順次経て偏
光フィルムを製造するに際し、前記膨潤工程において前
記偏光フィルム基材を膨潤させる水にホウ酸を0.05
〜0.10重量%濃度配合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
等に適用される偏光フィルムの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイ等においてパネ
ル面が見易いようにその液晶パネル面に偏光フィルムが
設けられている。この偏光フィルムは、図2にその断面
構造を示したように、透明なポリビニルアルコール(P
VA)樹脂材料による偏光機能フィルム(以下、これを
「偏光子」と称する)30の両面に、同じく透明なトリ
アセチルセルロース(TAC)樹脂材料による保護フィ
ルム層(以下、これを「TAC層」と称する)32a、
32bが設けられ、表面側のTAC層32aには、さら
にアクリル系、あるいはシリコン系のハードコート層3
4が設けられる。
【0003】そしてそのハードコート層34の上に必要
に応じて金属酸化物やフッ素化合物による透明な反射防
止膜36が形成され、さらに運搬や取扱い時の最表面の
疵防止のため保護(プロテクト)フィルム38が貼着さ
れる。また裏面側のTAC層32bには例えばアクリル
系材料による粘着剤40を介してポリエチレンテレフタ
レート(PET)樹脂材料等を基材とする離型フィルム
42が貼着される。
【0004】そしてこの偏光フィルムFa を液晶ディス
プレイ等に使用するに際しては、同じく図2に示したよ
うに、離型フィルム42とプロテクトフィルム38を剥
がし、液晶44が一対のガラス基板46a、46bの間
に挟まれた液晶パネル48の表面に貼着される。また液
晶パネル48の裏面側にもこの偏光フィルムFb は貼着
されるが、この裏面側の偏光フィルムFb には反射防止
膜36やハードコート層34は設けられていない。
【0005】しかしてこの偏光フィルムFa、Fbの製造
方法としては、前述の偏光子30の基材料であるポリビ
ニルアルコール(PVA)樹脂フィルムの下地処理とし
てPVA樹脂フィルムに水を含浸膨潤させる膨潤工程、
この膨潤した樹脂フィルムをヨウ素溶液で染色する工
程、染色した樹脂フィルムを延伸する工程、前述のヨウ
素染色剤を樹脂フィルムの表面に固定化する工程、そし
て乾燥工程の各工程により処理するものが一般的に行わ
れている。
【0006】これらの各工程の中でPVA樹脂フィルム
の最初の膨潤工程は、PVA樹脂フィルムに水分を含浸
させて膨潤させることにより次工程の染色工程において
樹脂フィルムへのヨウ素染色が効率良く行われる。また
後続の延伸工程においてPVA樹脂フィルムの分子配列
が規則正しくなって偏光性能が向上するという面も有し
ており、必須の工程として欠かすことができないもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
PVA樹脂フィルムの膨潤工程において、その樹脂フィ
ルムの膨潤度は従来それ程管理されていない。そのため
にPVA樹脂フィルムがややもすると過度に膨潤される
ことがある。そしてこのようなPVA樹脂フィルムの膨
潤度のバラツキがあると、次のヨウ素染色工程において
ヨウ素の染色度に差異が生じ、PVA樹脂フィルムの偏
光性能等の光学特性が安定しないという問題が生じる。
【0008】またPVA樹脂フィルムが過度に膨潤され
ると、樹脂フィルムに製造ラインでシワが発生し、樹脂
フィルム面にシワが存在することにより光学特性が損な
われることもある。さらに製造ラインで樹脂フィルムに
シワが発生すると蛇行しフィルムの走行性が悪くなって
延伸が不均一となり、その結果品質が不安定になるとい
う問題があった。
【0009】本発明の解決しようとする課題は、偏光フ
ィルム基材の膨潤度を管理することにより偏光性能等の
光学特性の安定化を図り、また製造ラインでの偏光フィ
ルム基材へのシワ発生を回避してフィルム走行性の安
定、ひいては品質管理面での安定化を図ることのできる
偏光フィルムの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明に係る偏光フィルムの製造方法は、偏光フィルム
基材を膨潤させる膨潤工程と、該膨潤工程を経た偏光フ
ィルム基材を染色する工程と、該染色工程を経た偏光フ
ィルム基材を延伸する工程と、該延伸工程を経た偏光フ
ィルム基材に前記染色剤を定着させる固定化工程と、該
固定化工程を経た偏光フィルム基材を乾燥する工程とを
含み、前記膨潤工程において前記偏光フィルム基材をホ
ウ酸濃度0.05〜0.10重量%のホウ酸水溶液により
膨潤させるようにしたことを要旨とするものである。
【0011】この場合に前記膨潤工程における水溶液の
ホウ酸濃度の適正範囲は、液温や偏光フィルム基材の浸
せき時間によっても変わるが、通常液温30〜40℃、
浸せき時間4〜6分間の条件の下で、0.05〜0.10
重量%の範囲にあることが望ましい。
【0012】ホウ酸濃度が0.05 重量%以下である
と、製造ラインにおいてフィルムの走行性が確保できな
い。つまりフィルムが製造ライン上を蛇行し、フィルム
表面にシワが発生したり、あるいは時にフィルム破断を
起こしたりする。これは特に固定槽の液温が延伸槽の液
温よりも低いためにフィルムが収縮することと、シワ発
生によりフィルムの幅方向での張力のバランスがくずれ
ることに起因するものである。
【0013】一方ホウ酸濃度が0.10 重量%を越える
と、偏光特性の低下が見られる。これはホウ酸濃度を増
す程フィルムの膨潤度が低下し、そのフィルム膨潤度の
低下によって染色性が落ちたことに起因するものであ
る。尚、偏光フィルム基材としては一般にポリビニルア
ルコール(PVA)樹脂フィルムが用いられ、そのフィ
ルム厚さは乾燥工程を経た状態でおよそ20〜35μm
とされている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を詳
細に説明する。まず初めに本発明を実現する製造ライン
並びに工程図を図1に示して説明する。図示されるよう
にこの製造ラインは、膨潤槽10、染色槽12、延伸槽
14、固定槽16、水洗槽18、及び乾燥炉20とから
構成される。
【0015】本発明の偏光フィルム基材である50〜1
00μm厚の透明なポリビニルアルコール(PVA)樹
脂フィルムFは、巻出コイル22から巻き出されて膨潤
槽10、染色槽12、延伸槽14、固定槽16、水洗槽
18、及び乾燥炉20を順次経た後巻取コイル24に巻
き取られる。
【0016】膨潤槽10ではPVA樹脂フィルムFは水
に浸せきされて膨潤される。フィルムFは、通常液温3
5℃の湯に5分間弱浸せきされることにより湿潤し膨潤
されるものである。本発明では、この膨潤槽10の水に
0.05〜0.10重量%濃度のホウ酸(H3BO3)が配
合されるものである。
【0017】次の染色槽12では、膨潤したPVA樹脂
フィルムFがヨウ素溶液により染色される。この染色槽
12には通常、3重量%濃度のヨウ化カリウム(K
I)、1重量%濃度のホウ酸、及び0.023重量%濃
度のヨウ素(I2)が配合されている。この染色槽12
の液温は35℃で、フィルムの浸せき時間はおよそ80
秒間である。
【0018】次の延伸槽14では、ヨウ素染色されたP
VA樹脂フィルムFが製造ライン方向に延伸される。延
伸槽14の入側のニップローラ15a、15bと出側の
ニップローラ15c、15dとのスピード差によりフィ
ルムに張力が掛かるようにしている。この延伸槽14の
液組成は、通常ホウ酸濃度3重量%、ヨウ化カリウム
(KI)濃度3重量%としている。そして液温は50℃
でフィルムの浸せき時間はおよそ50秒間、延伸倍率は
1.3 倍としている。
【0019】次の固定槽16では、染色延伸されたPV
A樹脂フィルムF内のポリヨウ素が定着される。この固
定槽16の液組成は、通常ホウ酸濃度3重量%、ヨウ化
カリウム(KI)濃度0.5 重量%としている。そして
液温は35℃でフィルムの浸せき時間はおよそ40秒間
としている。
【0020】次の水洗槽18では、実際にはおよそ20
℃のシャワー水がフィルム面に噴霧され、フィルム面に
付着しているホウ酸等の薬品が洗い流される。また最終
工程の乾燥炉20では、熱風(およそ90℃)がフィル
ム面に吹き付けられる。熱風の吹き付け時間はおよそ7
0秒間である。この乾燥工程を経た状態でPVA樹脂フ
ィルムの厚さはおよそ20〜35μmとされる。
【0021】次に各種の試験を行ったのでその試験結果
を説明する。次の表1は、各種の条件下での試験結果を
示したものである。試験条件としては、膨潤槽10の水
溶液中のホウ酸濃度を0%重量〜0.125 %重量まで
の範囲で6段階(0 %、0.025%、0.050%、
0.075%、0.100%、0.125 %)を採用して
いる。また液温は30℃〜40℃の範囲で3条件(30
℃、35℃、40℃)を選び、さらにフィルムの浸せき
時間も4分〜6分の範囲で3条件(4分、5分、6分)
を選んでいる。
【0022】そして表1にはこれらの試験条件のうち、 1)最も膨潤度が低くなる条件(浸せき時間4分、液温
30℃) 2)最も膨潤度が高くなる条件(浸せき時間6分、液温
40℃) 3)条件範囲の中心となる条件(浸せき時間5分、液温
35℃) で行った結果を示している。
【0023】
【表1】
【0024】フィルムの特性試験としては、偏光度、単
体透過率、光学特性、及び製造ラインでの走行性の各項
目を挙げ、これらの項目について光学的測定、あるいは
目視による検査により特性評価を行った。
【0025】その中で偏光フィルムの基本光学特性の測
定は偏光プリズム法により行い、測定器は大塚電子社の
“MCPD−1000 28C”を用いた。測定パラメ
ータとしては、380nm〜800nmの波長特性のス
ペクトルにおいてプリズムとの平行透過率K1(%)、
及びプリズムとの直交透過率K2(%)を測定し、偏光
度Vと単体透過率Yとをそれぞれ次の数1により算出し
た。
【0026】
【数1】
【0027】ただ偏光度V、単体透過率Y共に製造条件
毎に値が変動するため相対比較はしにくいと考え、表1
にはそれぞれ標準偏差σを示した。ライン走行中に各条
件30分間の間に1分間経過毎に測定し、合計31回
(N=31)の測定値から標準偏差σを算出し、示した
ものである。
【0028】そして光学特性の評価としては、偏光度V
については各サンプルともそれ程有意差はなかったの
で、単体透過率σ(%)の値と染色度合いによって特性
評価を行った。表1中、「○印」は良好、「△印」は一
部問題あり、「×印」は不良の評価である。この場合単
体透過率σ(%)の評価は、σの値が大きい程製造ライ
ン方向の光学特性のバラツキが大きいということでσ<
0.150 を良好(○印)、0.150≦σ<0.200
を△印、σ≧0.200 を不良(×印)と判定した。
【0029】またライン走行性の評価は、フィルム表面
のシワの発生具合いにより行い、全くシワのないものを
良好(○印)、ややシワの発生が認められるものを△
印、シワの発生が目立つものを不良(×印)と判定し
た。光学特性のバラツキとシワの発生具合いとの間にあ
る程度の相関性が認められる。
【0030】しかして表1の試験結果をみるに、初め
に、1)最も膨潤度が低くなる条件(浸せき時間4分、
液温30℃)の特性評価では、膨潤槽のホウ酸濃度が0
%及び0.025% 程度では光学特性にバラツキがあ
り、ライン走行性(シワ発生)も少し問題があるとの結
果が得られた。そしてホウ酸濃度が0.050%、0.0
75%、及び0.100% では光学特性のバラツキもな
く、ライン走行性(シワ発生)も良好であるとの結果が
得られた。しかしホウ酸濃度0.125% の場合にはフ
ィルムの染色不良が認められた。したがって膨潤槽のホ
ウ酸濃度の最適範囲は、0.05〜0.10重量%である
との判定が得られた。
【0031】次に、2)最も膨潤度が高くなる条件(浸
せき時間6分、液温40℃)の特性評価をみるに、上述
の1)最も膨潤度が低くなる条件(浸せき時間4分、液
温30℃)の場合とほとんど評価が変わらない。ややホ
ウ酸濃度が0.050 %のときに光学特性のバラツキ、
及びライン走行によるシワ発生が認められたが、これは
誤差範囲とみている。したがってこの膨潤度が最も高く
なる条件のときも膨潤槽のホウ酸濃度が0.05〜0.1
0重量%の範囲で良好との評価が得られた。
【0032】さらに、3)条件範囲の中心となる条件
(浸せき時間5分、液温35℃)の特性評価も、上述の
1)最も膨潤度が低くなる条件(浸せき時間4分、液温
30℃)、及び2)最も膨潤度が高くなる条件(浸せき
時間5分、液温35℃)の場合とほとんど変わらない評
価であった。膨潤槽のホウ酸濃度の適正範囲は、0.0
5〜0.10 重量%である。
【0033】以上の試験結果をまとめるに、本実施例で
は膨潤槽にホウ酸を配合することにより偏光フィルムの
単体透過率のバラツキ(σ)が抑制され、光学特性の改
善が認められると共に、フィルム面のシワ発生もなく良
好なライン走行性が得られることが確認された。そして
そのホウ酸濃度の適正範囲としては、0.05〜0.10
重量%が望ましく、0.10 重量%を越えると逆に染色
不良を起こして光学特性が損なわれることも確認され
た。
【0034】以上実施例について詳述したが本発明は上
記した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例え
ば、膨潤槽にさらに膨潤助剤を添加したり、染色槽、固
定槽等の液組成が本実施例と異なるものであっても本発
明が適用され得るものである。また、偏光フィルムの基
材もポリビニルアルコール(PVA)樹脂フィルムの改
良品、あるいはそれ以外の樹脂フィルム素材にも適用さ
れることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明は、膨潤工程、ヨウ素染色工程、
延伸工程、固定化工程、乾燥工程等からなる連続製造ラ
インを経て偏光フィルムが製造されるに際して、ヨウ素
染色前の膨潤工程において偏光フィルム基材にホウ酸濃
度0.05〜0.10重量%のホウ酸水を含浸させて膨潤
させるようにしたものである。
【0036】したがって偏光フィルム基材の膨潤度がコ
ントロールされて偏光性能等の光学特性のバラツキが解
消され、製造ラインにおいてまたフィルム基材表面のシ
ワの発生もなくなり、品質の安定化が得られる。そして
これにより偏光フィルムの品質管理が容易となり、製品
歩留りの向上も図れ、製品コストの低廉化にも寄与する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現するための製造ライン及び工程を
示した図である。
【図2】本発明の偏光フィルムを液晶ディスプレイに適
用した例の断面構成図である。
【符号の説明】
10 膨潤槽 12 染色槽 14 延伸槽 16 固定槽 18 水洗槽 20 乾燥炉 F 偏光フィルム基材(ポリビニルアルコール樹脂フ
ィルム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02F 1/1335 510 G02F 1/1335 510 // B29K 29:00 (72)発明者 篠原 英樹 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光フィルム基材を膨潤させる膨潤工程
    と、該膨潤工程を経た偏光フィルム基材を染色する工程
    と、該染色工程を経た偏光フィルム基材を延伸する工程
    と、該延伸工程を経た偏光フィルム基材に前記染色剤を
    定着させる固定化工程と、該固定化工程を経た偏光フィ
    ルム基材を乾燥する工程とを含み、前記膨潤工程におい
    て前記偏光フィルム基材をホウ酸濃度0.05〜0.10
    重量%のホウ酸水溶液により膨潤させるようにしたこと
    を特徴とする偏光フィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記膨潤工程において液温は30〜40
    ℃の範囲にあり、前記偏光フィルム基材の浸せき時間は
    4〜6分の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載
    される偏光フィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記偏光フィルム基材が乾燥工程を経た
    状態で20〜35μm厚のポリビニルアルコール樹脂フ
    ィルムであることを特徴とする請求項1又は2に記載さ
    れる偏光フィルムの製造方法。
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