JPH10152944A - 瓦止め構造及び瓦本体 - Google Patents

瓦止め構造及び瓦本体

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JPH10152944A
JPH10152944A JP31067096A JP31067096A JPH10152944A JP H10152944 A JPH10152944 A JP H10152944A JP 31067096 A JP31067096 A JP 31067096A JP 31067096 A JP31067096 A JP 31067096A JP H10152944 A JPH10152944 A JP H10152944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
main body
tile main
section
stopper
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Pending
Application number
JP31067096A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takahashi
幸二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH10152944A publication Critical patent/JPH10152944A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】重ね葺きされた上側瓦本体と下側瓦本体の間に
出来る隙間を小さく出来る瓦止め構造を提供する。 【解決手段】下側瓦本体1aの上側瓦本体1bとの被重ね部
13に瓦止め具2が固定され、該瓦止め具2には下側瓦本
体1aの被重ね部13に固定される取着部21と、上側瓦本体
1bの下側瓦本体1aに対する重ね部14を係止する係止部22
とが一体に設けられ、該係止部22の先端が上側瓦本体1b
の重ね部14に沿って後向きに折曲される瓦止め構造に於
いて、下側瓦本体1aの上側瓦本体1bとの被重ね部13に、
瓦止め具2の取着部21が嵌挿される凹陥部15が刻設され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓦止め構造及び瓦
本体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湾曲状の本体の略中央に釘打ち用
孔が穿設され、本体の先端に屈折可能な掛止片が起立状
に設けられ、本体の裏面に弾性防水シートが貼着された
固定用部材(瓦止め具)を下側瓦本体上に載置し、釘を
上記釘打ち用孔を介して野地板に打ち込んで瓦を固定し
た後、本体上に上側瓦本体を載置し、掛止片を屈折させ
て上側瓦本体を挟持、固定することは、例えば、実公昭
54-23934号公報、実公昭55-24253号公報等に示されてい
るように、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな瓦止め構造では、瓦止め具は下側瓦本体上に突出し
ている為、上側瓦本体と下側瓦本体の間に出来る間隙か
ら雨水が浸入し易いという問題があった。
【0004】請求項1の発明は、上記従来の問題点を解
消し、重ね葺きされた上側瓦本体と下側瓦本体の間に出
来る隙間を小さく出来る瓦止め構造を提供することを目
的とする。
【0005】請求項2の発明は、上記従来の問題点を解
消し、重ね葺きされた上側瓦本体と下側瓦本体の間に出
来る隙間を小さくすることが出来る瓦本体を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の瓦止め
構造は、下側瓦本体の上側瓦本体との被重ね部に瓦止め
具が固定され、該瓦止め具には下側瓦本体の被重ね部に
固定される取着部と、上側瓦本体の下側瓦本体に対する
重ね部を係止する係止部とが一体に設けられ、該係止部
の先端が上側瓦本体の重ね部の上面に沿って後向きに折
曲される瓦止め構造に於いて、下側瓦本体の上側瓦本体
との被重ね部に、瓦止め具の取着部が嵌挿される凹陥部
が刻設されていることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明の瓦本体は、上側に他の瓦
本体が重ね葺きされる後端の被重ね部に瓦止め具の取着
部が嵌挿される凹陥部が刻設されていることを特徴とす
る。
【0008】請求項1の発明の瓦止め構造に於いて、瓦
本体の材質は、特に限定されず、例えば、合成繊維強化
セメント、セメント、金属、硝子、粘土等が挙げられ
る。その形状は、特に限定されず、例えば、和形、洋
形、略角波形、略丸波形、略平板状等の何れでもよい。
【0009】下側瓦本体の上側瓦本体との被重ね部に刻
設される凹陥部の形状は、瓦止め具の取着部が嵌挿出来
れば特に限定されないが、瓦本体が略丸波形等であって
も、その曲面に対応して取着部を湾曲加工する必要がな
いよう、凹陥部の底面は平面状とされるのが好ましい。
又、その深さは、嵌挿された取着部の上方への突出を最
小限とするよう、取着部の厚みと略同一とされるのが好
ましい。
【0010】請求項1の発明の瓦止め構造に於いて、瓦
止め具の材質は、特に限定されず、例えば、ステンレス
スチール、アルミニウム、銅等の金属が挙げられる。そ
の形状は、特に限定されず、仮令瓦が略丸波形であって
も、その曲面に対応して取着部が湾曲されている必要は
必ずしもない。
【0011】請求項1の発明の瓦止め構造に於いて、瓦
止め具の取着部の前端から立設された係止部の先端は、
後方への折曲位置が不適正な為に上側瓦本体が後方に位
置ずれしないよう、瓦本体の厚みに略等しい高さに於い
て予め後方に斜めに折曲されているのが好ましい。係止
部の先端の折曲角度は、上側瓦本体を下側瓦本体上に重
ね置きする際に邪魔にならないよう、30°程度とするの
が好ましい。
【0012】請求項2の発明の瓦本体の材質は、特に限
定されず、例えば、合成繊維強化セメント、セメント、
金属、硝子、粘土等が挙げられる。その形状は、特に限
定されず、例えば、和形、洋形、略角波形、略丸波形、
略平板状等の何れでもよい。
【0013】上側に他の瓦本体が重ね葺きされる後端の
被重ね部に刻設される凹陥部の形状は、瓦止め具の取着
部が嵌挿出来れば特に限定されないが、瓦本体が略丸波
形等であっても、その曲面に対応して取着部を湾曲加工
する必要がないよう、凹陥部の底面は平面状とされるの
が好ましい。又、その深さは、嵌挿された取着部の上方
への突出を最小限とするよう、取着部の厚みと略同一と
されるのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基い
て説明する。図1は請求項1の発明の瓦止め構造の1例
を示す分解斜視図、図2は図1に示されている請求項1
の発明の瓦止め構造の施工状態を示す斜視図、図3は図
1に示されている請求項1の発明の瓦止め構造の施工状
態を示す要部断面図である。
【0015】図1に示されている請求項1の発明に於い
て、1は(請求項2の発明の)瓦本体であって、山部11
と谷部12とが交互に配設されて略角波形となされてお
り、下側瓦本体1aの上側瓦本体1bとの被重ね部13に、上
側瓦本体1bの下側瓦本体1aに対する重ね部14を重ね合わ
せながら、図2に示されているように、軒から上方に順
次重ね葺きされるものである。
【0016】山部11の被重ね部13には、平面形状略短冊
状で底面が平面状の凹陥部15が刻設されており、凹陥部
15には釘打ち用の盲孔16が穿設されている。凹陥部15の
後方には、左右方向に凹溝17が刻設されており、下側瓦
本体1aと上側瓦本体1bと間隙から雨水が浸入した場合に
も、雨水が野地板に到達するのを防止している。
【0017】2はステンレススチール板から打抜き成形
された瓦止め具であって、下側瓦本体1aの被重ね部13に
固定される取着部21と、上側瓦本体1bの下側瓦本体1aに
対する重ね部14を係止する係止部22とが一体に設けられ
ている。
【0018】取着部21の略中央には、釘打ち用の孔23が
穿設されており、孔23の周囲は釘3の頭部が取着部21の
上面から突出しないよう、斜めに面取りが施されてい
る。取着部21の前端から立設された係止部22の先端は、
瓦本体1の厚みに略等しい高さに於いて後方に斜め30°
に折曲されている。
【0019】請求項2の発明の瓦本体を重ね葺きする際
には、先ず、野地板4上の所定の位置に、下側瓦本体1a
を載置し、下側瓦本体1aの後端の被重ね部13に刻設され
た凹陥部15に瓦止め具2の取着部を嵌挿する。
【0020】次に、釘3を瓦止め具2の取着部21に穿設
された釘打ち用の孔23及び下側瓦本体1aの釘打ち用の盲
孔16に貫通させて野地板4に打ち込み、下側瓦本体1aを
野地板4上に固定する。
【0021】次いで、上側瓦本体1bの前端を瓦止め具2
の係止部22に当接させて、上側瓦本体1bの重ね部14を下
側瓦本体1aの被重ね部13上に載置し、後方に斜め30°に
折曲された係止部22の先端を上側瓦本体1bの重ね部14の
上面に沿って後向きに更に折曲して上側瓦本体1bを挟持
させて、図3に示されているように、固定する。
【0022】同様の作業を順次軒先から屋根頂部にかけ
て繰返すことによって瓦本体の野地板上への葺設が完了
する。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明の瓦止め構造は、叙上の
通り構成されているので、重ね葺きされた上側瓦本体と
下側瓦本体の間に出来る隙間を小さくして雨水の浸入を
防止することが出来る。請求項2の発明の瓦本体は、叙
上の通り構成されているので、重ね葺きされた上側瓦本
体と下側瓦本体の間に出来る隙間を小さくして雨水の浸
入を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の瓦止め構造の1例を示す分解
斜視図。
【図2】図1に示されている請求項1の発明の瓦止め構
造の施工状態を示す斜視図。
【図3】図1に示されている請求項1の発明の瓦止め構
造の施工状態を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 瓦本体 1a 下側瓦本体 1b 上側瓦本体 2 瓦止め具 13 被重ね部 14 重ね部 15 凹陥部 21 取着部 22 係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側瓦本体の上側瓦本体との被重ね部に
    瓦止め具が固定され、該瓦止め具には下側瓦本体の被重
    ね部に固定される取着部と、上側瓦本体の下側瓦本体に
    対する重ね部を係止する係止部とが一体に設けられ、該
    係止部の先端が上側瓦本体の重ね部の上面に沿って後向
    きに折曲される瓦止め構造に於いて、下側瓦本体の上側
    瓦本体との被重ね部に、瓦止め具の取着部が嵌挿される
    凹陥部が刻設されていることを特徴とする瓦止め構造。
  2. 【請求項2】 上側に他の瓦本体が重ね葺きされる後端
    の被重ね部に瓦止め具の取着部が嵌挿される凹陥部が刻
    設されていることを特徴とする瓦本体。
JP31067096A 1996-11-21 1996-11-21 瓦止め構造及び瓦本体 Pending JPH10152944A (ja)

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JP31067096A JPH10152944A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 瓦止め構造及び瓦本体

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JPH10152944A true JPH10152944A (ja) 1998-06-09

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JP31067096A Pending JPH10152944A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 瓦止め構造及び瓦本体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185558A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Otis:Kk 樹脂系屋根材の取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009185558A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Otis:Kk 樹脂系屋根材の取付構造

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