JP2549740Y2 - 平板瓦の葺設構造 - Google Patents
平板瓦の葺設構造Info
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 15
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 7
- 239000010425 asbestos Substances 0.000 description 1
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 1
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 229910052895 riebeckite Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平板瓦を屋根下地の上
に葺いて施工するとき平板瓦の軒側端が浮き上がったり
しないように軒棟方向に隣り合う平板瓦を連結する構造
に関するものである。
に葺いて施工するとき平板瓦の軒側端が浮き上がったり
しないように軒棟方向に隣り合う平板瓦を連結する構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋根下地上に複数枚の平板瓦を
並べて葺くと共に軒棟方向に隣り合う平板瓦間で軒側の
平板瓦の棟側の上面に棟側の平板瓦の軒側の下面を重ね
ることにより平板瓦を葺いており、軒棟方向に隣り合う
平板瓦を重ね合わせた部分では平板瓦の軒側の端が浮き
上がったりしないように重ね合わせ部で連結している。
従来、この部分は図4に示すように軒側の平板瓦1の棟
側の上面に連結金具2の基部を釘のような固着具3にて
平板瓦1に固定し、連結金具2の先端部に設けたコ字状
の嵌合部4を棟側の平板瓦1の軒側端に嵌合している。
並べて葺くと共に軒棟方向に隣り合う平板瓦間で軒側の
平板瓦の棟側の上面に棟側の平板瓦の軒側の下面を重ね
ることにより平板瓦を葺いており、軒棟方向に隣り合う
平板瓦を重ね合わせた部分では平板瓦の軒側の端が浮き
上がったりしないように重ね合わせ部で連結している。
従来、この部分は図4に示すように軒側の平板瓦1の棟
側の上面に連結金具2の基部を釘のような固着具3にて
平板瓦1に固定し、連結金具2の先端部に設けたコ字状
の嵌合部4を棟側の平板瓦1の軒側端に嵌合している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところがかかる従来例
にあっては、連結金具2のコ字状の嵌合部4を平板瓦1
の軒側端に嵌合しているだけのため、平板瓦が軒棟方向
や左右方向に動かないように確実に連結できなく、平板
瓦のずれ防止や外れ防止が確実でないという問題があ
る。
にあっては、連結金具2のコ字状の嵌合部4を平板瓦1
の軒側端に嵌合しているだけのため、平板瓦が軒棟方向
や左右方向に動かないように確実に連結できなく、平板
瓦のずれ防止や外れ防止が確実でないという問題があ
る。
【0004】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本考案の目的とするところは平板瓦がずれた
り外れたりしないように確実に取り付けることができる
平板瓦の葺設構造を提供するにある。
であって、本考案の目的とするところは平板瓦がずれた
り外れたりしないように確実に取り付けることができる
平板瓦の葺設構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案平板瓦の葺設構造は、屋根下地上に複数枚の平板
瓦1を並べて葺くと共に軒棟方向に隣り合う平板瓦1間
で軒側の平板瓦1の棟側の上面に棟側の平板瓦1の軒側
の下面を重ねるものにおいて、軒側の平板瓦1の棟側の
上面に連結金具2を取着すると共に連結金具2のコ字状
の嵌合部4を棟側の平板瓦1の軒側端に嵌合し、連結金
具2のコ字状の嵌合部4の上片4aの先端にばね性のあ
る係止爪5を折り返し状に設けると共に平板瓦1の軒側
の上面に設けた係止凹部6に係止爪5を係止した。
本考案平板瓦の葺設構造は、屋根下地上に複数枚の平板
瓦1を並べて葺くと共に軒棟方向に隣り合う平板瓦1間
で軒側の平板瓦1の棟側の上面に棟側の平板瓦1の軒側
の下面を重ねるものにおいて、軒側の平板瓦1の棟側の
上面に連結金具2を取着すると共に連結金具2のコ字状
の嵌合部4を棟側の平板瓦1の軒側端に嵌合し、連結金
具2のコ字状の嵌合部4の上片4aの先端にばね性のあ
る係止爪5を折り返し状に設けると共に平板瓦1の軒側
の上面に設けた係止凹部6に係止爪5を係止した。
【0006】
【作用】上記構成によれば、連結金具2の嵌合部4を平
板瓦1の軒側端に嵌合した状態で係止爪5が平板瓦1の
上面の係止凹部6に係止することにより、平板瓦1が軒
棟方向や左右方向にずれないように止めることができる
ものであって、平板瓦1のずれや外れを防止できる。平
板瓦1を葺くとき係止爪5を係止凹部6に係止させるこ
とにより平板瓦1の位置決めができて隣り合う平板瓦1
同士の位置合わせができる。
板瓦1の軒側端に嵌合した状態で係止爪5が平板瓦1の
上面の係止凹部6に係止することにより、平板瓦1が軒
棟方向や左右方向にずれないように止めることができる
ものであって、平板瓦1のずれや外れを防止できる。平
板瓦1を葺くとき係止爪5を係止凹部6に係止させるこ
とにより平板瓦1の位置決めができて隣り合う平板瓦1
同士の位置合わせができる。
【0007】
【実施例】平板瓦1は図2に示すように石綿セメント板
のような窯業系材料にて形成されるものであって、幅方
向に突脈部1aを等間隔に設けてある。平板瓦1の棟側
の上面は非暴露部9となっており、残りの上面は暴露部
8となっている。平板瓦1の棟側で突脈部1aには釘穴
部10を設けてあり、平板瓦1の軒側寄りで突脈部1a
には釘穴部10を設けてある。平板瓦1の軒側の上面で
突脈部1aには断面直角三角形状の係止凹部6を設けて
ある。連結金具2は図3に示すように固定片11とコ字
状の嵌合部4を一体に設けて形成されている。固定片1
1には固定孔12を設けてあるる。嵌合部4の上片4a
の先端には係止爪5を折り返し状に設けてあり、係止爪
5にばね性を持たせてある。
のような窯業系材料にて形成されるものであって、幅方
向に突脈部1aを等間隔に設けてある。平板瓦1の棟側
の上面は非暴露部9となっており、残りの上面は暴露部
8となっている。平板瓦1の棟側で突脈部1aには釘穴
部10を設けてあり、平板瓦1の軒側寄りで突脈部1a
には釘穴部10を設けてある。平板瓦1の軒側の上面で
突脈部1aには断面直角三角形状の係止凹部6を設けて
ある。連結金具2は図3に示すように固定片11とコ字
状の嵌合部4を一体に設けて形成されている。固定片1
1には固定孔12を設けてあるる。嵌合部4の上片4a
の先端には係止爪5を折り返し状に設けてあり、係止爪
5にばね性を持たせてある。
【0008】屋根下地には軒側から棟側に向けて順次平
板瓦1が葺かれ、軒側に位置する平板瓦1の非暴露部9
に棟側に位置する平板瓦1の軒側の下面が重ねられる。
この重ね合わせた部分で上に位置する平板瓦1の釘穴部
10、下に位置する平板瓦1の釘穴部10を介して屋根
下地に釘を打入して平板瓦1が屋根下地に固定される。
また平板瓦1の非暴露部9の突脈部1aには連結金具2
の固定片11が重ねられ、釘のような固着具3を固定孔
12から打入することにより連結金具2が取り付けられ
る。この非暴露部9に重ねた平板瓦1の軒先端は図1に
示すように嵌合部4に嵌合される。このとき係止爪5が
係止凹部6に弾性的に係止される。
板瓦1が葺かれ、軒側に位置する平板瓦1の非暴露部9
に棟側に位置する平板瓦1の軒側の下面が重ねられる。
この重ね合わせた部分で上に位置する平板瓦1の釘穴部
10、下に位置する平板瓦1の釘穴部10を介して屋根
下地に釘を打入して平板瓦1が屋根下地に固定される。
また平板瓦1の非暴露部9の突脈部1aには連結金具2
の固定片11が重ねられ、釘のような固着具3を固定孔
12から打入することにより連結金具2が取り付けられ
る。この非暴露部9に重ねた平板瓦1の軒先端は図1に
示すように嵌合部4に嵌合される。このとき係止爪5が
係止凹部6に弾性的に係止される。
【0009】
【考案の効果】本考案は上述のように連結金具のコ字状
の嵌合部の上片の先端にばね性のある係止爪を折り返し
状に設けると共に平板瓦の軒側の上面に設けた係止凹部
に係止爪を係止したので、連結金具の嵌合部を平板瓦の
軒側端に嵌合した状態で係止爪が平板瓦の上面の係止凹
部に係止して平板瓦が軒棟方向や左右方向にずれないよ
うに止めることができるものであって、平板瓦のずれや
外れを防止できるものであり、しかも平板瓦を葺くとき
係止爪を係止凹部に係止させることにより平板瓦の位置
決めができて隣り合う平板瓦同士の位置合わせができる
ものである。
の嵌合部の上片の先端にばね性のある係止爪を折り返し
状に設けると共に平板瓦の軒側の上面に設けた係止凹部
に係止爪を係止したので、連結金具の嵌合部を平板瓦の
軒側端に嵌合した状態で係止爪が平板瓦の上面の係止凹
部に係止して平板瓦が軒棟方向や左右方向にずれないよ
うに止めることができるものであって、平板瓦のずれや
外れを防止できるものであり、しかも平板瓦を葺くとき
係止爪を係止凹部に係止させることにより平板瓦の位置
決めができて隣り合う平板瓦同士の位置合わせができる
ものである。
【図1】(a)本考案の一実施例の要部の断面図、
(b)は(a)の係止爪の係止部分の拡大断面図であ
る。
(b)は(a)の係止爪の係止部分の拡大断面図であ
る。
【図2】同上の平板瓦を葺く状態の分解斜視図である。
【図3】同上の連結金具の斜視図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
1 平板瓦 2 連結金具 4 嵌合部 4a 上片 5 係止爪 6 係止凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 屋根下地上に複数枚の平板瓦を並べて葺
くと共に軒棟方向に隣り合う平板瓦間で軒側の平板瓦の
棟側の上面に棟側の平板瓦の軒側の下面を重ねる平板瓦
の葺設構造において、軒側の平板瓦の棟側の上面に連結
金具を取着すると共に連結金具のコ字状の嵌合部を棟側
の平板瓦の軒側端に嵌合し、連結金具のコ字状の嵌合部
の上片の先端にばね性のある係止爪を折り返し状に設け
ると共に平板瓦の軒側の上面に設けた係止凹部に係止爪
を係止して成る平板瓦の葺設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP598092U JP2549740Y2 (ja) | 1992-02-15 | 1992-02-15 | 平板瓦の葺設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP598092U JP2549740Y2 (ja) | 1992-02-15 | 1992-02-15 | 平板瓦の葺設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566125U JPH0566125U (ja) | 1993-08-31 |
JP2549740Y2 true JP2549740Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=11625978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP598092U Expired - Fee Related JP2549740Y2 (ja) | 1992-02-15 | 1992-02-15 | 平板瓦の葺設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549740Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-15 JP JP598092U patent/JP2549740Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0566125U (ja) | 1993-08-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970520 |
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