JP2931148B2 - 平板瓦の葺設構造 - Google Patents

平板瓦の葺設構造

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JP2931148B2 JP29935491A JP29935491A JP2931148B2 JP 2931148 B2 JP2931148 B2 JP 2931148B2 JP 29935491 A JP29935491 A JP 29935491A JP 29935491 A JP29935491 A JP 29935491A JP 2931148 B2 JP2931148 B2 JP 2931148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板瓦の葺設構造に関
し、詳しくは平板瓦の妻側端部における葺設強度並びに
防水性を高めようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、平板瓦においては、妻側端部にお
いては突き合わせ施工するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような構
成のものにおいては、妻方向に突き合わせ施工するか
ら、かかる妻側端部における葺設強度が弱く、また、防
水性も低いものとなっていた。本発明はこのような問題
を解消しようとするものであり、その目的とするところ
は、平板瓦における妻側端部における葺設強度を高め、
かつ妻方向において接続するのに、かかる場所の防水性
を大幅に向上させるができる平板瓦の葺設構造を提供す
るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の平板瓦の葺設構
造は、平板瓦本体1の一方の妻側端部の下面側に嵌合凸
部3を、他方の妻側端部の上面側に嵌合凸部3に相じゃ
くり嵌合することができる嵌合凹部4を形成し、嵌合凸
部3の外側縁部を押さえる略Z字状の押さえ金具12の
押さえ片12aの厚さに相当する深さの凹所13が嵌合
凸部3の外側縁部に形成され、押さえ金具12の押さえ
片12aを凹所13に入れて押さえ片12aにて嵌合凸
部3の外側縁部を押さえ、押さえ金具12の取付け片1
2bを屋根下地11に固定し、嵌合凸部3に嵌合凹部4
が嵌合されて成ることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】このように、平板瓦本体1の一方の妻側端部の
下面側に嵌合凸部3を、他方の妻側端部の上面側に嵌合
凸部3に相じゃくり嵌合することができる嵌合凹部4を
形成し、嵌合凸部3の外側縁部を押さえる略Z字状の押
さえ金具12の押さえ片12aの厚さに相当する深さの
凹所13が嵌合凸部3の外側縁部に形成され、押さえ金
具12の押さえ片12aを凹所13に入れて押さえ片1
2aにて嵌合凸部3の外側縁部を押さえ、押さえ金具1
2の取付け片12bを屋根下地11に固定し、嵌合凸部
3に嵌合凹部4が嵌合されることによって、妻側端部の
一側部の嵌合凸部3と他側部の嵌合凹部4とを相じゃく
り嵌合させて防水性を高め、かつ葺設強度を高めなが
ら、略Z字状の押さえ金具12にて嵌合凸部3の外側縁
部を押さえて、妻側端部における葺設強度を一層高め、
この押さえ金具12の押さえ片12aはこれに厚みに相
当する深さの凹所13に入れられていて、嵌合凸部3と
嵌合凹部4との嵌合に邪魔になることがなく、嵌合凸部
3と嵌合凹部4との間に押さえ金具12による隙間が生
じることもないようにしたものである。
【0006】
【実施例】平板瓦Aは例えば窯業系材料にて押出成形さ
れたものであり、平板瓦本体1は略一様な厚みになさ
れ、その棟側部には被重ね部5が形成されている。そし
て平板瓦本体1には軒棟方向に貫通させて通気孔2を多
数本形成してある。平板瓦本体1の一方の妻側端部に嵌
合凸部3を、他方の妻側端部に嵌合凸部3に相じゃくり
嵌合することができる嵌合凹部4を形成してある。嵌合
凸部3には水切り溝6が形成されている。また、平板瓦
本体1の軒側端部には、庇状の突縁部7が軒側に突出し
ている。しかして、野地板のような屋根下地11の上に
ルーフィング9を敷設し、これの上に平板瓦Aをその妻
方向において嵌合凸部3と嵌合凹部4とを相じゃくり嵌
合させて接続し、また、軒棟方向においては、軒側の平
板瓦Aの被重ね部5に棟側の平板瓦Aの軒側部分を重ね
て葺設するのである。かかる場合、図1(b)のように
平板瓦本体1の軒側縁部において突出縁部7が庇状に突
出していて、通気孔2に雨水が浸入するのを防止するよ
うにしている。
【0007】そして、嵌合凸部3の外側縁部を押さえる
略Z字状の押さえ金具12の押さえ片12aの厚さに相
当する深さの凹所13が嵌合凸部3の外側縁部に全長に
形成されている。押さえ片12aの先端には爪片12c
が垂下されている。そして、凹所13の奥部には溝13
aが形成されている。しかして押さえ金具12の押さえ
片12aを凹所13に入れ、爪片12cを溝13aに入
れ、そして押さえ金具12の取付け片12bが釘14に
て屋根下地11に取付けられ、このように爪片12c及
び押さえ片12aにて嵌合凸部3の外側縁部を押さえ
て、平板瓦Aの葺設強度を高めている。かかる場合、押
さえ片12aは凹所13に入っていて、嵌合凸部3と嵌
合凹部4との嵌合箇所に押さえ片12aによる隙間が生
じることないものである。また、押さえ金具12は平板
瓦Aの嵌合凸部3の軒棟方向のどの箇所においても使用
できるものである。図中8は釘孔である。
【0008】このように、平板瓦本体1の一方の妻側端
部の下面側に嵌合凸部3を、他方の妻側端部の上面側に
嵌合凸部3に相じゃくり嵌合することができる嵌合凹部
4を形成し、嵌合凸部3の外側縁部を押さえる略Z字状
の押さえ金具12の押さえ片12aの厚さに相当する深
さの凹所13が嵌合凸部3の外側縁部に形成され、押さ
え金具12の押さえ片12aを凹所13に入れて押さえ
片12aにて嵌合凸部3の外側縁部を押さえ、押さえ金
具12の取付け片12bを屋根下地11に固定し、嵌合
凸部3に嵌合凹部4が嵌合されることで、妻側端部の一
側部の嵌合凸部3と他側部の嵌合凹部4とを相じゃくり
嵌合させて防水性を高め、かつ葺設強度を高めるのであ
る。そして、略Z字状の押さえ金具12にて嵌合凸部3
の外側縁部を押さえて、妻側端部における葺設強度を一
層高めるのである。この押さえ金具12の押さえ片12
aはこれの厚みに相当する深さの凹所13に入れられて
いて、嵌合凸部3と嵌合凹部4との嵌合に邪魔になるこ
とがなく、嵌合凸部3と嵌合凹部4との間に押さえ金具
12による隙間が生じることもないのである。
【0009】尚、押さえ金具12において爪片12cは
なくてもよいものである。
【0010】
【発明の効果】本発明は上述のように、平板瓦本体の一
方の妻側端部の下面側に嵌合凸部を、他方の妻側端部の
上面側に嵌合凸部に相じゃくり嵌合することができる嵌
合凹部を形成し、嵌合凸部の外側縁部を押さえる略Z字
状の押さえ金具の押さえ片の厚さに相当する深さの凹所
が嵌合凸部の外側縁部に形成され、押さえ金具の押さえ
片を凹所に入れて押さえ片にて嵌合凸部の外側縁部を押
さえ、押さえ金具の取付け片を屋根下地に固定し、嵌合
凸部に嵌合凹部が嵌合されるから、妻側端部の一側部の
嵌合凸部と他側部の嵌合凹部とを相じゃくり嵌合させて
防水性を高めることができ、かつ屋根下地に固定される
略Z字状の押さえ金具にて嵌合凸部の外側縁部を押さえ
て、妻側端部における屋根下地への葺設強度を一層高め
ることができ、また押さえ金具の押さえ片をこれの厚み
に相当する深さの凹所に入れて嵌合凸部の表面に突出さ
せないようにすることができ、嵌合凸部と嵌合凹部との
嵌合に押さえ片が邪魔になることがなく、しかも嵌合凸
部と嵌合凹部との間に押さえ金具による隙間が生じるこ
ともなくて、押さえ金具により葺設強度を高めつつ防水
性を高く確保することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は分解斜視
図、(b)は葺設状態の部分拡大断面図、(c)は嵌合
凸部側の押さえ作用を示す図1(a)のXーX線におけ
る拡大断面図である。
【図2】同上の葺設状態の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 平板瓦本体 3 嵌合凸部 4 嵌合凹部 11 屋根下地 12 押さえ金具 12a 押さえ片 12b 取付け片 13 凹所
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 1/12 E04D 1/16 E04D 1/24 E04D 1/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板瓦本体の一方の妻側端部の下面側に
    嵌合凸部を、他方の妻側端部の上面側に嵌合凸部に相じ
    ゃくり嵌合することができる嵌合凹部を形成し、嵌合凸
    部の外側縁部を押さえる略Z字状の押さえ金具の押さえ
    片の厚さに相当する深さの凹所が嵌合凸部の外側縁部に
    形成され、押さえ金具の押さえ片を凹所に入れて押さえ
    片にて嵌合凸部の外側縁部を押さえ、押さえ金具の取付
    け片を屋根下地に固定し、嵌合凸部に嵌合凹部が嵌合さ
    れて成ることを特徴とする平板瓦の葺設構造。
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