JPH10152670A - 紫外線吸収剤及びこれを用いた繊維材料用処理剤 - Google Patents

紫外線吸収剤及びこれを用いた繊維材料用処理剤

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JPH10152670A
JPH10152670A JP8313505A JP31350596A JPH10152670A JP H10152670 A JPH10152670 A JP H10152670A JP 8313505 A JP8313505 A JP 8313505A JP 31350596 A JP31350596 A JP 31350596A JP H10152670 A JPH10152670 A JP H10152670A
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Shiyounan You
小南 楊
Tatsuo Uchida
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NIKKA CHEM CO Ltd
Nikka Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れた紫外線吸収剤及び耐昇華性及
び耐光性に優れたポリエステル系合成繊維材料用処理剤
を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表されるベンゾフェ
ノン系化合物を有効成分とする紫外線吸収剤及びこの化
合物を含むポリエステル系繊維材料用処理剤。 【化1】 〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、メチル基、ヒ
ドロキシル基、メトキシ基、2−ヒドロキシ−2−フェ
ノキシエトキシ基又は2−ヒドロキシ−3−フェノキシ
プロポキシ基を表し、R2 はフェニル基又は置換もしく
は未置換のフェノキシメチル基を表す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック、ゴ
ム製品や繊維材料の耐光性向上等に使用される紫外線吸
収剤に関する。更に、日光による変褪色を生じるポリエ
ステル繊維からなる繊維材料又はポリエステル繊維を含
む複合繊維材料の日光堅牢度を向上させる繊維材料用処
理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維からなる繊維材料又は
ポリエステル繊維を含む複合繊維材料(以下、ポリエス
テル系合成繊維材料と略す。)において高度の耐久性や
高度の日光堅牢度が要求されるもの、例えば、カーシー
ト、カーマット、シートベルト等に対しては、染色浴又
は捺染糊中に紫外線吸収剤を併用して加工することが一
般に行われている。併用する紫外線吸収剤として、例え
ば、特開昭60−59185号及び特開平2−4146
8号には、2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5
−メチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール
が開示されているが、染色後の熱処理(仕上げセット)
工程で160〜190℃に加熱すると紫外線吸収剤が繊
維表面から昇華してしまい、セット用機械を汚染した
り、日光堅牢度を低下させるといった問題を有してい
る。また、特開平4−91274号には2−〔2−ヒド
ロキシ−3−(3,4,5,6−テトラフタルイミドメ
チル)−5−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール及び
2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾ
フェノンが開示されており、これらは耐昇華性を有する
紫外線吸収剤であることが示されているが、前者におい
ては日光による変褪色を防止する効果が従来品に比較し
て弱く、また太陽光に近い波長を持っているといわれる
キセノン光源での長時間照射の試験結果では、化合物自
体の光分解による白化や黄変が起こるという問題を有
し、後者においては化合物自体が黄色の色彩を呈してい
ることから、淡色に染色された繊維の加工処理では変色
をきたすなどの問題を有している。
【0003】更に、特開平6−192972号に開示さ
れた1,4−ビス(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフ
ェノキシ)ブタンや、最近開示された2−(2−ヒドロ
キシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−
1,3,5−トリアジンは、耐昇華性に優れることによ
り、高温処理を行うポリエステル系合成繊維材料の染色
品の日光堅牢度を向上させるのに有用であることが知ら
れているが、これらの化合物は、カーシート等に近年使
用されているカチオン可染型ポリエステル系繊維材料に
対する吸着性が乏しく、かかる繊維に対して日光堅牢度
を向上させる効果は得られていない。
【0004】また、更に、特開平4−198148号に
は、ヒドロキシベンゾフェノン類へのエポキシ化合物の
付加反応について開示されているが、本発明の化合物に
関する物性や性能等については何等具体的な記載はなさ
れていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
従来技術に見られる種々の問題点を解消し、プラスチッ
ク、ゴム製品や繊維材料の耐光性向上に必要とされる紫
外線吸収剤の固有吸収波長が250から400nmに吸収
領域を持ち、昇華性が小さく、耐熱性に優れ、ポリエス
テル系合成繊維材料、特にカチオン可染型ポリエステル
系合成繊維材料に対する耐光性能(日光堅牢度)に優
れ、更に安価で、副生物が少なく、工業的にも製造が容
易である化合物を有効成分とする紫外線吸収剤及び該化
合物を含有するポリエステル系合成繊維材料用処理剤を
提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
を重ねた結果、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン系
化合物にフェニル基を有する置換基を導入することによ
り上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成さ
せたものである。すなわち、本発明は、下記一般式
(1)で表されるベンゾフェノン系化合物を有効成分と
する紫外線吸収剤を提供する。
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、
メチル基、ヒドロキシル基、メトキシ基、2−ヒドロキ
シ−2−フェノキシエトキシ基又は2−ヒドロキシ−3
−フェノキシプロポキシ基を表し、R2 はフェニル基又
は下記一般式(2)の基を表す。
【0009】
【化4】
【0010】(式中、R3 及びR4 はそれぞれ水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル基を表
す。)〕 本発明は、また、前記一般式(1)で表されるベンゾフ
ェノン系化合物から選ばれる少なくとも1種を含む、ポ
リエステル繊維からなる繊維材料又はポリエステル繊維
を含む複合繊維材料用処理剤を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による上記一般式(1)で
表されるベンゾフェノン系化合物は、下記一般式(3)
【0012】
【化5】
【0013】(式中、R5 は水素原子、ハロゲン原子、
メチル基、ヒドロキシル基又はメトキシ基を表す。)で
表される2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン系化合物
と、スチレンオキシド又は下記一般式(4)
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R3 及びR4 はそれぞれ水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基、2−フェニル−2−プ
ロピル基又はフェニル基を表す。)で表されるエポキシ
化合物とを常圧又は加圧下で反応させることにより合成
することができる。また、適当な反応触媒を用いること
により効率よく合成できる。上記一般式(3)を有する
化合物は、市販品として入手することも可能であり、あ
るいはまた常法により、レゾルシン、水及び分散剤の混
合液に、ベンゾトリクロリド類を滴下して反応させ、反
応終了後濾過、水洗及び乾燥を行い、目的とする2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン系化合物を合成して得る
こともできる。
【0016】上記一般式(4)を有する化合物も、市販
品として入手することも可能であり、あるいはまた常法
により、フェノール類、過剰のエピクロルヒドリン及び
反応触媒(トリメチルベンジルアンモニウムクロリド等
の4級カチオン活性剤)を仕込み、還流下に反応させた
後、冷却し、水酸化ナトリウム等を滴下して閉環反応さ
せ、反応後溶剤抽出し、水洗し、次いで液体の場合は減
圧蒸留を行い、あるいは固体の場合は再結晶を行うこと
により精製し、目的のエポキシ化合物を合成して得るこ
ともできる。
【0017】このようにして得られた式(3)の化合物
に式(4)のエポキシ化合物を付加することにより目的
の式(1)のベンゾフェノン系化合物を得ることができ
る。一般式(3)で表される2,4−ジヒドロキベンゾ
フェノン系化合物としては、例えば、2,4−ジヒドロ
キベンゾフェノン、4′−クロロ−2,4−ジヒドロキ
ベンゾフェノン、4′−ブロモ−2,4−ジヒドロキベ
ンゾフェノン、4′−メチル−2,4−ジヒドロキベン
ゾフェノン、2,2′,4−トリヒドロキベンゾフェノ
ン、2,4,4′−トリヒドロキベンゾフェノン、4′
−メトキシ−2,4−ジヒドロキベンゾフェノン等が挙
げられる。
【0018】一般式(4)で表されるエポキシ化合物と
しては、例えば、フェニルグリシジルエーテル、3−メ
チル−フェニルグリシジルエーテル、3,5−ジメチル
−フェニルグリシジルエーテル、p−フェニル−フェニ
ルグリシジルエーテル、4−(2−フェニル−2−プロ
ピル)−フェニルグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0019】これらの原料を用いて一般式(1)のベン
ゾフェノン系化合物を合成する時のエポキシ化合物の使
用量は、一般式(3)で表される2,4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン系化合物1モルに対し、1.0〜5.0
モルが好ましく、1.0〜2.0モルが更に好ましい。
エポキシ化合物が1モルより少ないと反応後多量の2,
4−ジヒドロキシベンゾフェノン系化合物が残存するこ
とにより、また5モルより多いと原料2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン系化合物の2位のヒドロキル基にエ
ポキシ化合物が付加した化合物が生成することにより、
目的とする紫外線吸収機能を損なうこととなる。
【0020】反応には従来公知の方法が用いられ、例え
ば、溶媒中でもしくは無溶媒で、反応触媒としてアルカ
リ金属、アルカリ土類金属、有機金属化合物、ルイス
酸、第4級アンモニウム塩等を用い、加圧反応させる方
法が挙げられる。なかでも、スケールアップが容易で反
応効率が高く、しかも副生成物が少ない点で、溶媒を用
いる溶液法が好ましい。
【0021】これに有用な溶媒としては、例えば、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族系炭
化水素、メタノール、エタノール、n−プロパノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、
t−ブタノール、n−ヘキサノール、シクロヘキサノー
ル等のアルコール類、水−メタノール、水−エタノー
ル、水−n−プロパノール、水−イソプロパノール等の
水−アルコール混合溶媒が挙げられる。
【0022】反応触媒としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化カルシウム、酢酸ナトリウム、酢
酸カルシウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、t−ブトキシカリウム、メチルリチウム、ブチ
ルリチウム、トリフェニルホスフィン、3フッ化ホウ
素、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、テトラメチルアンモ
ニウムクロリド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロ
リド等が挙げられるが、なかでも水酸化カリウムが好適
である。
【0023】反応温度は50℃から150℃が好まし
く、90℃から120℃がさらに好適である。ポリエス
テル系合成繊維材料に前記一般式(1)のベンゾフェノ
ン系化合物を適用する方法としては、水系分散液のパデ
ィングによる連続処理、浸漬による吸着処理、捺染糊に
配合して用いる印捺処理、あるいは溶剤に溶解して処理
する溶液処理等の方法を用いることができるが、これら
に特に限定されるものではない。これらの処理は、染色
工程や捺染工程の前もしくは後に、あるいは染色工程や
捺染工程と同時に行ってもよい。水系で処理する際に
は、前記一般式(1)のベンゾフェノン系化合物を水中
に安定に均一分散させる必要があるが、水への分散は従
来公知の方法により容易に行うことができる。一般式
(1)のベンゾフェノン系化合物は水に不溶であるの
で、例えば、この化合物をアニオン又はノニオン系界面
活性剤を用いて水に分散させ、5〜50重量%の濃度の
一次分散液を調整し、さらにビーズミル等を使用して物
理的に粉砕することにより、安定な微粒子水分散液が得
られる。粒子の大きさは特に限定されないが、平均粒子
系が2μm以下の大きさに粉砕した状態で使用するのが
望ましい。
【0024】分散剤として用いるアニオン又はノニオン
系界面活性剤としては下記のような化合物が挙げられる
が、特にこれらに限定されるものではない。 (a)ナフタレンスルホン酸のホルムアルデヒド縮合
物。 (b)炭素数8〜12のアルキルフェノールの4〜50
モルのアルキレンオキシド付加物、その硫酸化物あるい
は炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル化物。ここで、
アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド及びブチレンオキシドを挙げることがで
き、その単独付加物、2者又は3者のブロックあるいは
ランダム付加物のいずれでもよい。 (c)3〜8モルのスチレンを付加したフェノールの4
〜50モルのアルキレンオキシド付加物、その硫酸化物
あるいは炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル化物。こ
こで、アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシドを挙げる
ことができ、その単独付加物、2者又は3者のブロック
あるいはランダム付加物のいずれでもよい。 (d)1〜2モルのスチレンを付加した、炭素数8〜1
2のアルキル基を有するアルキルフェノールの4〜50
モルのアルキレンオキシド付加物、その硫酸化物あるい
は炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル化物。ここで、
アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド及びブチレンオキシドを挙げることがで
き、その単独付加物、2者又は3者のブロックあるいは
ランダム付加物のいずれでもよい。 (e)ポリオキシアルキレンオキシド、その硫酸化物あ
るいは炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル化物。ここ
で、アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド、
プロピレンオキシド及びブチレンオキシドを挙げること
ができ、その単独付加物、2者又は3者のブロックある
いはランダム付加物のいずれでもよい。 (f)エチレンジアミン、ジエチレントリアミン等のア
ミン類のアルキレンオキシド付加物、その硫酸化物ある
いは炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル化物。ここ
で、アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド、
プロピレンオキシド及びブチレンオキシドを挙げること
ができ、その単独付加物、2者又は3者のブロックある
いはランダム付加物のいずれでもよい。 (g)炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルジ
フェニルエーテルの硫酸化物。 (h)ポリビニルアルコール。 (i)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、アクリ
ルアミド、アクリルニトリロ、酢酸ビニル等のビニル系
モノマーの重合物及び共重合物。 (j)カルボキシメチルセルロース。 (k)アルギン酸ソーダ。 (l)ローカストビン、グアールガム等の天然多糖類の
アルキレンオキシド付加物。ここで、アルキレンオキシ
ドは、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドであ
る。
【0025】上記処理剤による処理に特に適する繊維材
料としては、ポリエステル繊維またはポリエステル繊維
と他の繊維、例えば、綿、レーヨン、ウール、ナイロ
ン、アセテート等との複合繊維からなる不織布、織物、
編物、及びそれらの起毛品からなるカーペット、カーマ
ット、カーシート、シートベルト等を挙げることができ
る。
【0026】実際の処理に際しては、浸染用の染色浴に
おいては、前記一般式(1)のベンゾフェノン系化合物
を5〜50重量%含有する水分散液を、繊維重量に対し
て0.2〜10%の重量で使用し、他に分散染料等の染
料、均染剤としての界面活性剤、酢酸等のpH調整剤、E
DTA類もしくはポリアクリル酸ソーダ等のキレート
剤、酸化防止剤、消泡剤等の通常の染色に用いられる薬
剤が使用される。染色加工工程は、従来実施されている
ものと同様でよく、繊維製品を精練し、または精練せず
に、液流染色機、ビーム染色機、チーズ染色機等の染色
機中において120〜140℃で20〜60分間染色し
た後、仕上工程を実施する。
【0027】連続染色では、前記一般式(1)のベンゾ
フェノン系化合物を5〜50重量%含有する水分散液を
0.2〜10重量%含み、かつ、染料、アルギン酸ソー
ダ、アクリル酸とアクリルアミド共重合物等のマイグレ
ーション防止剤、及び濃染剤、均染剤、浸透剤としての
界面活性剤、塩素酸ソーダ等の還元防止剤、クエン酸、
リンゴ酸等のpH調整剤を含む染色浴に、精練した繊維製
品を浸漬し、絞り、次いで乾燥し、サーモゾール、スチ
ーミング等の固着処理を実施する。その後、ソーピング
及び仕上処理を行う。
【0028】また、捺染においては、繊維材料を精練せ
ず、又は精練後、あるいは染色後に捺染糊を印捺する。
捺染糊中には、0.2〜10%重量の前記一般式(1)
のベンゾフェノン系化合物の水分散液と、他にアルギン
酸ソーダ、加工澱粉、グアーガム系糊剤、カルボキシメ
チルセルロース等の捺染用糊剤、pH調整用のクエン酸、
リンゴ酸等の有機酸、塩素酸ソーダ等の還元防止剤、濃
染剤としての界面活性剤やターペンエマルジョン、及び
消泡剤等の、通常の捺染において使用される薬剤が用い
られる。印捺後乾燥し、HTスチーミング、サーモゾー
ル等での固着処理を行い、次いでソーピングし、仕上処
理を行う。
【0029】本発明は、前記一般式(1)のベンゾフェ
ノン系化合物の少なくとも1種を、一般には繊維重量に
対して0.01〜10%、好ましくは0.1〜5%の量
で、ポリエステル系合成繊維材料に吸着又は付着させる
ことにより、日光堅牢度が向上し、また耐昇華性に優れ
たものとなるため、従って熱処理工程後もセット用機械
の汚染や耐光性の低下を生じさせることが少なく、更に
カチオン可染型ポリエステル系合成繊維材料に対する吸
着性、耐光性も良好となり、ポリエステル合成繊維材料
用処理剤として極めて有効である。
【0030】本発明の紫外線吸収剤は、本発明のものを
2種以上混合して用いることも可能であり、また、必要
に応じ従来公知の紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤
などと併用することも可能である。本発明の紫外線吸収
剤は、容易に入手可能な2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノンへのエポキシドの付加反応により合成されるが、
目的物はほぼ定量的に得られ、工業的生産が可能であ
る。また、分子内にアルコール性水酸基を有しているた
め、耐昇華性と高温安定性に優れている。特に紫外線吸
収剤を微細化し、ポリエステル系合成繊維材料に処理す
ると、吸着率が高く、カチオン可染型ポリエステルにも
同様な性質を示し、従って染色物の日光堅牢度において
極めて良好な向上作用を示す。
【0031】
【実施例】以下に実施例をもって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定され
るものではない。例中に示す融点は、島津製作所社製示
差走差熱量計(以下DSCと記す)の吸熱ピークより求
めた。紫外線極大吸収波長は日立製作所社製U−341
0型自記分光光度計のUVスペクトル測定により求め
た。 1H−核磁気共鳴スペクトル(以下 1H−NMRと
記す)は、日立製作所社製FT−NMR R−1900
を用いて測定した。赤外吸収スペクトル(以下IRと記
す)は、パーキンエルマー社製パーキンエルマー165
0を用いて測定した。また、熱減量率は島津製作所社製
の示差熱熱重量同時測定装置DTG−50を用いて測定
した。
【0032】実施例1 1000mlオートクレーブにイソプロピルアルコール3
60g、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン107g
(0.5mol)、水酸化カリウム3g及びフェニルグリシ
ジルエーテル97.5g(0.65mol)を仕込み、撹拌
加熱し、100℃まで昇温し、反応温度100℃〜11
0℃で5時間反応させた。反応終了後80℃まで冷却
し、酢酸5gを添加し、触媒を中和した。中和後反応物
を取り出し、濃縮し、エポキシ付加粗製物を得た。粗製
物を再結晶し、目的とする下記化学式の2−ヒドロキシ
−4−(2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロポキシ)
ベンゾフェノンの淡黄色粉末が収率90%で得られた。
生成物の融点は119℃で、クロロホルム溶液で測定し
た紫外線極大吸収波長は328及び287nmであり、テ
トラメチルシランを標準品にした2%−重クロロホルム
溶液の 1H−NMR分析(図1)及びIR分析(図2)
はいずれも目的化合物であることを支持していた。
【0033】
【化7】
【0034】実施例2 1000mlオートクレーブにイソプロピルアルコール3
60g、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン107g
(0.5mol)、水酸化カリウム3g及び3,5−ジメチ
ルフェニルグリシジルエーテル98g(0.55mol)を
仕込み、撹拌加熱し、120℃まで昇温し、120〜1
30℃で5時間反応させた。反応終了後80℃まで冷却
し、酢酸5gを添加し、中和した。中和後反応物を取り
出し、濃縮し、エポキシ付加粗製物を得た。粗製物を再
結晶し、目的とする下記化学式の2−ヒドロキシ−4−
〔2−ヒドロキシ−3−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)プロポキシ〕ベンゾフェノンの淡黄色粉末を収率9
2%で得た。生成物の融点は128℃で、クロロホルム
溶液で測定した紫外線極大吸収波長は327及び279
nmであり、 1H−NMR,IRはいずれも目的化合物で
あることを支持していた。
【0035】
【化8】
【0036】実施例3 1000mlオートクレーブにイソプロピルアルコール3
60g、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン107g
(0.5mol)、水酸化カリウム3g及び3−メチルフェ
ニルグリシジルエーテル98.4g(0.6mol)を仕込
み、撹拌加熱し、120℃まで昇温し、120〜130
℃で5時間反応させた。反応終了後80℃まで冷却し、
酢酸5gを添加し、中和した。中和後反応物を取り出
し、濃縮し、エポキシ付加粗製物を得た。粗製物を再結
晶し、目的とする下記化学式の2−ヒドロキシ−4−
〔2−ヒドロキシ−3−(3−メチルフェノキシ)プロ
ポキシ〕ベンゾフェノンの淡黄色粉末を収率79%で得
た。生成物の融点は104℃で、クロロホルム溶液で測
定した紫外線極大吸収波長は327及び278nmであ
り、 1H−NMR,IRはいずれも目的化合物であるこ
とを支持していた。
【0037】
【化9】
【0038】実施例4 1000mlオートクレーブにイソプロピルアルコール3
60g、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン107g
(0.5mol)、水酸化カリウム3g及びp−フェニルフ
ェニルグリシジルエーテル124.3g(0.55mol)
を仕込み、撹拌加熱し、120℃まで昇温し、120〜
130℃で5時間反応させた。反応終了後80℃まで冷
却し、酢酸5gを添加し、中和した。中和後反応物を取
り出し、濃縮し、エポキシ付加粗製物を得た。粗製物を
再結晶し、目的とする下記化学式の2−ヒドロキシ−4
−〔2−ヒドロキシ−3−(4−フェニルフェノキシ)
プロポキシ〕ベンゾフェノンの白色粉末を収率73%で
得た。生成物の融点は164℃で、クロロホルム溶液で
測定した紫外線極大吸収波長は327及び279nmであ
り、 1H−NMR,IRはいずれも目的化合物であるこ
とを支持していた。
【0039】
【化10】
【0040】実施例5 1000mlオートクレーブにイソプロピルアルコール3
60g、4′−メトキシ−2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノン122g(0.5mol)、水酸化カリウム3g及
びフェニルグリシジルエーテル94.5g(0.63mo
l)を仕込み、撹拌加熱し、110℃まで昇温し、110
〜120℃で4時間反応させた。反応終了後80℃まで
冷却し、酢酸5gを添加し、中和した。中和後反応物を
取り出し、濃縮し、エポキシ付加粗製物を得た。粗製物
を再結晶し、目的とする下記化学式の2−ヒドロキシ−
4−(2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロポキシ)−
4′−メトキシベンゾフェノンの淡黄色粉末を収率90
%で得た。生成物の融点は115℃で、クロロホルム溶
液で測定した紫外線極大吸収波長は330及び290nm
であり、 1H−NMR,IRはいずれも目的化合物であ
ることを支持していた。
【0041】
【化11】
【0042】実施例6 1000mlオートクレーブにイソプロピルアルコール3
60g、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン107g
(0.5mol)、水酸化カリウム3g及びスチレンオキシ
ド108g(0.9mol)を仕込み、撹拌加熱し、110
℃まで昇温し、110〜120℃で4時間反応させた。
反応終了後80℃まで冷却し、酢酸5gを添加し、中和
した。中和後反応物を取り出し、濃縮し、エポキシ付加
粗製物を得た。粗製物を再結晶し、目的とする下記化学
式の2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルエトキシ)ベンゾフェノンの淡黄色粉末を収率70
%で得た。生成物の融点は142℃で、クロロホルム溶
液で測定した紫外線極大吸収波長は327及び287nm
であり、 1H−NMR,IRはいずれも目的化合物であ
ることを支持していた。
【0043】
【化12】
【0044】実施例7 1000mlオートクレーブにイソプロピルアルコール3
60g、2,4,4′−トリヒドロキシ−ベンゾフェノ
ン115g(0.5mol)、水酸化カリウム3g及びフェ
ニルグリシジルエーテル187.5g(1.25mol)を
仕込み、撹拌加熱し、110℃まで昇温し、110〜1
20℃で5時間反応させた。反応終了後80℃まで冷却
し、酢酸5gを添加し、中和した。中和後反応物を取り
出し、濃縮し、エポキシ付加粗製物を得た。粗製物を再
結晶し、目的とする下記化学式の2−ヒドロキシ−4,
4′−ビス(2−ヒドロキシ−2−フェノキシプロポキ
シ)ベンゾフェノンの淡黄色粉末を収率75%で得た。
生成物の融点は120℃で、クロロホルム溶液で測定し
た紫外線極大吸収波長は329及び290nmであり、 1
H−NMR,IRはいずれも目的化合物であることを支
持していた。
【0045】
【化13】
【0046】比較例1
【0047】
【化14】
【0048】で示される2−(2−ヒドロキシ−3−t
−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール。 比較例2
【0049】
【化15】
【0050】で示される1,4−ビス(4−ベンゾイル
−3−ヒドロキシフェノキシ)ブタン。 比較例3
【0051】
【化16】
【0052】で示される2−(2−ヒドロキシ−4−メ
トキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−
トリアジン。減量率の測定 実施例1〜7及び比較例1〜3の化合物について熱重量
分析した結果を表1に示す。分析は空気中、昇温速度5
℃/分で行い、200℃で30分間保持し、減量率
(%)を測定した。
【0053】
【表1】
【0054】実施例1〜7のいずれの化合物も熱減量率
が小さく、優れた耐昇華性及び耐熱性を有していること
が認められる。繊維材料への使用例 〔水分散液の調製〕下記の試験に供する実施例1〜7及
び比較例1〜3の化合物の水分散液を次のようにして調
製した。化合物150g、リポトールB−12(日華化
学(株)製アニオン系界面活性剤)100g及び水25
0gを攪拌機で予備分散した後、五十嵐機械製造(株)
製サンドグラインダーで4時間処理して、平均粒子径約
0.4μmのそれぞれの微粒子水分散液を得た。粒子径
を島津製作所(株)製粒度分布測定機SALD−110
0により測定した。
【0055】〔性能試験例1〕上記で得られたそれぞれ
の微粒子水分散液を処理剤として用いて繊維材料を処理
し、その性能を評価した。 (a)供試布 カーシート用ポリエステル立毛品(目付け650g/m
2 )(供試布1)及びレギュラーポリエステル/カチオ
ン可染型ポリエステル(50/50)交編布(供試布
2)を下記の方法により処理した後、日光堅牢度試験及
び吸着性試験に供した。 (b)処理方法 下記のそれぞれの処理浴組成で、130℃で30分間染
色処理(テクサム技研(株)製染色機ミニカラーにて)
した後、80℃で30分間還元洗浄し、水洗し、乾燥
し、グレーの染色処理布を得た。次いで、上野山鉄工
(株)製ピンテンターを用い、160℃で2分間の乾燥
処理を行った。染色処理浴組成 住友化学製分散染料Red−GF 0.6%owf 住友化学製分散染料Yellow−GF 0.6%owf 住友化学製分散染料Blue−GF 0.6%owf ニッカサンソルトRM−EX(日華化学(株)製分散均染剤) 0.5g/リットル 90%酢酸 0.5g/リットル 微粒子水分散液 2.0%owf 浴比 1:2還元洗浄浴組成 サンモールRC−1(日華化学(株)製ソーピング剤) 2.0g/リットル (c)評価方法 (1)日光堅牢度 上記(b)の乾熱処理後のそれぞれの処理布に厚さ1cm
のポリウレタン製スポンジを裏打ちし、高温フェード・
オ・メーター(スガ試験機(株)製)を用い、83℃で
400時間照射した。変褪色の度合いを変褪色グレース
ケール(JIS−0804−74)により級数で判定し
た。結果を下記の表2に示す。級数が大きいほど日光堅
牢度は良好である。
【0056】
【表2】
【0057】本発明の実施例1〜7の処理剤は日光堅牢
度に優れた性能を有していることが認められる。 (2)吸着性 上記(b)の乾燥後のそれぞれの処理布をソックスレー
抽出(クロロホルムにて3時間)し、生地に吸着した化
合物量を測定した。染色前の染色処理浴中に存在してい
た化合物量との比較により吸着率を算出した結果を表3
に示す。
【0058】吸着率=(抽出化合物量/染色処理液中の
化合物量)×100
【0059】
【表3】
【0060】(3)乾熱昇華性の評価 上記(b)の乾熱処理前後の処理布をソックスレー抽出
(クロロホルムにて3時間)し、化合物の残存率を求め
た結果を表4に示す。 残存率=(乾熱処理後の吸着量/乾熱処理前の吸着量)
×100
【0061】
【表4】
【0062】これらの結果から、本発明品は日光堅牢
度、耐昇華性に非常に優れていることが解る。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性に優れたヒドロ
キシベンゾフェノン系の紫外線吸収剤が得られる。従っ
て、該紫外線吸収剤を含有した繊維処理剤を用いれば、
高温条件での加工や、加工製品の高温時使用での昇華を
押さえることができ、日光堅牢度の低下の少ないポリエ
ステル系合成繊維材料の染色物又は捺染物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた化合物の 1H−NMRチャ
ートである。
【図2】実施例1で得られた化合物のIRチャートであ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるベンゾフェ
    ノン系化合物を有効成分とする紫外線吸収剤。 【化1】 〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、メチル基、ヒ
    ドロキシル基、メトキシ基、2−ヒドロキシ−2−フェ
    ノキシエトキシ基又は2−ヒドロキシ−3−フェノキシ
    プロポキシ基を表し、R2 はフェニル基又は下記一般式
    (2)の基を表す。 【化2】 (式中、R3 及びR4 はそれぞれ水素原子、炭素数1〜
    4のアルキル基又はフェニル基を表す。)〕
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)で表されるベンゾフェ
    ノン系化合物から選ばれる少なくとも1種を含む、ポリ
    エステル繊維からなる繊維材料又はポリエステル繊維を
    含む複合繊維材料用処理剤。
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JP2009191137A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Nicca Chemical Co Ltd 紫外線吸収能を有するポリマー材料
KR20170062510A (ko) * 2014-09-30 2017-06-07 트랜지션즈 옵티칼 인코포레이티드 자외선 광 흡수제

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