JPH10152604A - 自動車等速ジョイントブーツ用樹脂組成物および自動車等速ジョイントブーツ成形品 - Google Patents
自動車等速ジョイントブーツ用樹脂組成物および自動車等速ジョイントブーツ成形品Info
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- JPH10152604A JPH10152604A JP8304410A JP30441096A JPH10152604A JP H10152604 A JPH10152604 A JP H10152604A JP 8304410 A JP8304410 A JP 8304410A JP 30441096 A JP30441096 A JP 30441096A JP H10152604 A JPH10152604 A JP H10152604A
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Abstract
け作業が極めて容易でより短時間で出来るとともに、そ
の良好な耐摩耗性により、組み付け後の実使用時におけ
る耐久性がより高く、摩擦音もより小さいい自動車等速
ジョイントブーツ、及びそれに適した柔軟性と耐摩耗性
を兼備する樹脂組成物を提供する。 【解決手段】ポリエステルエラストマー(A)100重
量部に対して、有機ポリイソシアネート化合物(B)
0.05〜7.0重量部と、シリコーン化合物(C)
0.1〜5.0重量部と、ポリエポキシ化合物(D)
0.01〜5.0重量部とと滑剤(E)0.01〜3.
0重量部とを溶融混合して得られる、表面硬度(ショア
ーD)が34〜44のポリエステルエラストマー樹脂組
成物。当該組成物をブロー成形により所定形状に成形し
た成形品を用いる。
Description
トマー(以下、TPEEと略す)を用いて、より高溶融
粘度に変性した耐摩耗性、機械的特性、柔軟性、低摩擦
音性に優れる自動車等速ジョイントブーツ用樹脂組成物
および当該組成物をブロー成形した自動車等速ジョイン
トブーツ成形品に関するものである。
ト、リアアクセルに使用されステアリング操作、バウン
ドリバウンド等の交差、摺動運動を繰り返しながら回転
する。このため、蛇腹部は伸縮、屈曲を繰り返す。この
自動車等速ジョイントブーツの本来の機能はジョイント
の保護であり、外部からの水、ダスト等の侵入を防ぐと
共に内部のグリースを保持するところにある。使用環境
条件からブーツに求められる特性として、柔軟性、耐屈
曲疲労性、耐摩耗性、耐水性、耐破性、耐寒性、耐候
性、耐グリース性などがある。
般的には、ゴム材料が使用されている。特に、耐屈曲疲
労性や耐候性に優れ、他の特性もバランス良く兼ね備え
たクロロプレンゴムが好んで使用されている。しかし、
クロロプレンゴムも長期間使用していくと、飛び石やオ
ゾンクラック等による破壊がしばしば発生しており、信
頼性向上、長寿命化、高速化、軽量化といった近年の車
両ニーズに対する対応が困難になってきている。
して軽量で高剛性かつ耐疲労性、耐寒性に優れたTPE
Eの検討がなされてきた。その結果、欧米を中心にTP
EE製自動車等速ジョイントブーツが採用されてきてい
る。
TPEE製自動車等速ジョイントブーツはゴム製ブーツ
より硬いために製造工程での組付けが困難であるという
問題があった。これらはTPEE製自動車等速ジョイン
トブーツの硬度を低下させれば対策可能と考えられる
が、硬度を低下させると耐久性(耐摩耗性)が悪化する
傾向にあり、これまで、表面硬度(ショアーD)が45
以下の耐久性に優れたTPEE製自動車等速ジョイント
ブーツは見い出されていなかった。
に鋭意研究した結果、TPEE(A)と有機ポリイソシ
アネート化合物(B)とシリコーン化合物(C)とポリ
エポキシ化合物(D)と滑剤(E)を特定の重量割合で
溶融混合して得られる熱可塑性樹脂組成物は、高溶融粘
度かつ特定硬度を有する様になり、しかも耐摩耗性、柔
軟性、低摩擦音性に優れたものとなること、加えてそれ
を所定形状にブロー成形して得られる自動車等速ジョイ
ントブーツ成形品は柔軟で製造工程での組付けが容易
で、耐久性に優れる事を見い出し、本発明を完成するに
至った。
ー(A)100重量部に対して、有機ポリイソシアネー
ト化合物(B)0.05〜7.0重量部とシリコーン化
合物(C)0.1〜5.0重量部とポリエポキシ化合物
(D)0.01〜5.0重量部と滑剤(E)0.01〜
3.0重量部を溶融混合して得られる表面硬度(ショア
ーD)が34〜44であることを特徴とする自動車等速
ジョイントブーツ用樹脂組成物及びそれを用いて得られ
る自動車等速ジョイントブーツ成形品に関し、高溶融粘
度に変性された特定硬度のTPEEを含んでなる、耐摩
耗性、柔軟性、低摩擦音性に優れる自動車等速ジョイン
トブーツ用樹脂組成物およびそれをブロー成形してなる
自動車等速ジョイントブーツ成形品を提供するものであ
る。
のポリエステルエラストマーが使用できる。このTPE
E(A)としては、例えば低分子量ジオール、ジカルボ
ン酸、脂肪族ポリエーテル及び/または脂肪族ポリエス
テル、或いはこれらのエステル形成性誘導体同志を必須
成分として反応させて得られたものが使用できる。
ールと、テレフタル酸及び/またはそのエステル形成性
誘導体アルキルエステルと、ポリ(オキシアルキレン)
グリコール、或いはそれらのエステル形成性誘導体を反
応させて得たアルキレンテレフタレート系TPEEが好
ましく、特に柔軟性、弾性回復性に優れる点で、テトラ
メチレンテレフタレート系TPEEが好ましい。
JIS K−6301による反発弾性率55〜85%の
ポリエステルエラストマーが好ましい。
面硬度(ショアーD)が30〜50であるものを用いる
が、特に、柔軟性の点で、33〜46のものが好まし
い。
ら見て、ハードセグメントとソフトセグメントとから構
成される。ハードセグメントは低分子量ジオール、ジカ
ルボン酸及び/またはそのアルキルエステルから構成さ
れる単位であり、ソフトセグメントは脂肪族ポリエーテ
ルおよび/または脂肪族ポリエステルとジカルボン酸及
び/またはそのアルキルエステルから構成される単位か
ら成る。
中のソフトセグメントとハードセグメントの割合が前者
/後者(重量比)=40/60〜75/25であるもの
が好ましい。
子量ジオールとしては例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタ
メチレングリコール、2,2−ジメチル−トリメチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレン
グリコール等のアルキレングリコール、p−キシリレン
グリコール、シクロヘキサンジメタノールが挙げられ
る。
ステルとしては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、
1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ビス(p−カ
ルボキシフェニル)メタン、4,4−スルホニルジ安息
香酸等の芳香族ジカルボン酸、炭素数2〜12の脂肪族
ジカルボン酸、或いはこれらのジアルキルエステルが挙
げられる。
脂肪族ポリエステルとしては例えばポリ(オキシエチレ
ン)グリコール、ポリ(オキシプロピレン)グリコー
ル、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール等のポリ
(オキシアルキレン)グリコール、これらポリ(アルキ
レンエーテル)グリコール類の混合物もしくは共重合
体、ポリーεカプロラクトン、炭素数2〜12の脂肪族
ジカルボン酸と炭素数2〜10の脂肪族グリコールから
得られるポリエステル、例えばポリエチレンアジペー
ト、ポリテトラメチレンアジペート、ポリエチレンセバ
ケート、ポリネオペンチルセバケート、ポリテトラメチ
レンドデカネート、ポリテトラメチレンアセテート、ポ
リヘキサメチレンアセテートなど、また上記脂肪族ポリ
エステルと脂肪族ポリエーテルを組み合わせたポリエス
テルポリエーテル共重合体等が挙げられる。
は、必要であればオキシ酸としてp−オキシ安息香酸、
p−(β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸等を原料成分
として少量併用してもさしつかえない。
の重縮合反応により得ることが出来、代表的なTPEE
は例えばテレフタル酸又はテレフタル酸ジメチル、1,
4−ブタンジオールおよびポリ(オキシテトラメチレ
ン)グリコールを必須成分として反応せしめることによ
り製造できる。
ルとの合計1モル当たり、ジカルボン酸又はそのエステ
ル形成性誘導体0.7〜1.5モルである。前記ジオー
ルとグリコールとのモル比は、前記ジオール/前記グリ
コール=97/3〜55/45(モル%)、好ましくは
95/5〜60/40(モル%)である。
にしても良いし、テレフタル酸又はテレフタル酸ジメチ
ルと1,4−ブタンジオールとを反応させてプレポリマ
ーを得て、それにポリ(オキシテトラメチレン)グリコ
ールを反応させてもよい。
テレフタル酸又はアルキルエステルと1,4−ブタンジ
オールとを反応させたハードセグメント形成のプレポリ
マーとテレフタル酸又はそのアルキルエステルエステル
とポリ(オキシテトラメチレン)グリコール及び/また
は脂肪族ポリエステルとを反応させたソフトセグメント
形成プレポリマーとを後記有機ポリイソシアネート化合
物(B)と反応させた変性ポリエーテルエステルブロッ
ク共重合体または変性ポリエステルエステルブロック共
重合体からなるTPEEも使用できる。
シアネート化合物(B)と反応させてより高分子量とす
るのが好ましく、そのためにイソシアネート基と反応し
うる活性水素原子を有するTPEEを用いることが好ま
しい。イソシアネート基と反応しうる活性水素原子とし
ては、例えば水酸基、カルボキシル基等が挙げられる。
子を有するTPEEは、上記TPEEを得る反応におい
て、カルボン酸と水酸基含有化合物との官能基当量比
(モル比)をそれらの反応率を考慮して調節することに
得ることが出来る。
件下では、活性水素原子としてカルボキシル基のみを有
するTPEEが得られ、一方、水酸基過剰の反応条件下
では、活性水素原子として水酸基のみを有するTPEE
が得られ、それらが等量の反応条件下では、活性水素原
子としてカルボキシル基と水酸基の両方を有するTPE
Eが得られる。カルボキシル基及び水酸基の存在は、例
えば、順に酸価、水酸基価により把握することが出来
る。
機ポリイソシアネート化合物(B)と、シリコーン化合
物(C)と、ポリエポキシ化合物(D)と、滑材(E)
とを必須成分として溶融混合して得られる。
により反応する様に選択されるのが好ましい。尚、イソ
シアネート基及び/又はエポキシ基と反応しうる、1種
類以上の活性水素原子を含有するTPEEを用いるのが
好ましい。特に、エポキシ基と反応しうる活性水素原子
と、イソシアネート基と反応しうる2種類の活性水素原
子を含有するTPEEを用いるのが好ましい。
カルボキシル基との両方を有するTPEE、中でも酸価
0.5〜3.0mg(KOH)/gかつ水酸基価0.5
〜4.0mg(KOH)/gであるものが好ましい。
ト化合物(B)は、脂肪族あるいは芳香族化合物中に少
なくとも2個以上のイソシアネート基を有する化合物で
あり、公知慣用のものがいずれも使用できる。また、マ
スキングされた有機ポリイソシアネート化合物も使用で
きる。
ては、公知慣用の化合物がいずれも使用できるが、例え
ばトルエン−2,4−ジイソシアネート、4−メトキシ
−1,3−フェニレンジイソシアネート、4−イソプロ
ピル−1,3−フェニレンジイソシアネート、4−クロ
ル−1,3−フェニレンジイソシアネート、4−ブトキ
シ−1,3−フェニレンジイソシアネート、2,4−ジ
イソシアネート−ジフェニルエーテル、メチレンジイソ
シアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシア
ネート、4,4−メチレンビス(フェニルイソシアネー
ト)、2,4−トリレンジイソシアネート、1,5−ナ
フタレンジイソシアネート、ベンジジンジイソシアネー
ト、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,10−デカメ
チレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4
−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)等が
挙げられる。マスキング化された有機ポリイソシアネー
ト化合物とは前記有機ポリイソシアネート化合物をマス
キング剤と共に溶媒中または溶融状態で加熱反応させる
ことにより得られる。マスキング剤としてはアルコール
類、フェノール類、アルキルフェノール類、ε-カプロ
ラクタム、メチルエチルケトオキシム等である。
ト化合物(B)としては4,4−メチレンビス(フェニ
ルイソシアネート)が増粘効果の高い点で好ましい。
用量は、本発明で規定する範囲内で多い程、溶融粘度は
より高くなる。
(C)はシロキサン結合を骨格とし各種の重合度を有
し、場合によって側鎖に各種有機基を有していても良い
シリコーンオイルである。シリコーン化合物(C)とし
ては例えば分子構造式(1)によって表されるものが挙
げられる。
メチル基、フェニル基又は水素原子、nは整数〕
て、Rが全てメチル基の化合物に相当するジメチルシリ
コーンオイル、メチル基の一部をフェニル基に変えてフ
ェニルメチルシリコーンオイル、Rの1つがメチル基
で、他の1つが水素原子の化合物に相当するメチル水素
シリコーンオイル等が挙げられる。
のシリコーンオイルを用いることが出来るが、中でも測
定温度23℃において、1000〜10万センチストー
クス(CS)のジメチルシリコーンオイルが好適であ
る。
明で規定する範囲内で多い程、耐摩耗性はより良好にな
る。
アネート化合物(B)とシリコーン化合物(C)のみを
用いた場合に対して、それにポリエポキシ化合物(D)
と滑剤(E)を更に併用する本発明では、得られる組成
物をより高溶融粘度(より高分子量)と出来、成形性を
より改善することが出来るうえ、組成物に、更に低摩擦
音性という新たな特性をも付与することが出来る。
(D)は同一分子内に2個以上のエポキシ基を有するエ
ポキシ化合物であり、そのエポキシ当量は100〜40
00、好ましくは300〜3000である。代表的な化
合物としてはビスフェノールA、ビスフェノールF、ハ
ロゲン化ビスフェノールAなどのジグリシジルエーテル
であるビスフェノールA型エポキシ樹脂やフェノールノ
ボラック、クレゾールノボラックなどのポリグリシジル
エーテルであるノボラック型エポキシ樹脂を代表する2
価以上の多価フェノール類のポリグリシジルエーテル
類、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、1、4ブタンジオール、1、6ヘ
キサンジオール、などの2価以上の多価アルコール類の
ポリグリシジルエーテル類、フタル酸、イソフタル酸、
アジピン酸などの2価以上の多価カルボン酸類のポリグ
リシジルエーテル類、N,N,N´,N´ーテトラグリ
シジルメタキシレンジアミン、N,N,N´,N´ーテ
トラグリシジル1、3ービス(アミノメチル)シクロヘ
キサンなどのアミノポリエポキシ化合物類などがある。
これらのエポキシ化合物は単独または2種以上併用して
使用することが出来る。ポリエポキシ化合物の中で好ま
しいものはビスフェノールAのジグリシジルエーテルで
あるビスフェノールA型エポキシ樹脂が挙げられる。
発明で規定する範囲内で多い程、溶融粘度はより高くな
る。
例えばC(炭素数)16以上の流動パラフィン、マイク
ロクリスタリンワックス、天然パラフィン、合成パラフ
ィン、ポリオレフィンワックス及びこれらの部分酸化
物、あるいはフッ化物、塩化物などの脂肪族炭化水素系
滑剤、C16以上の高級脂肪族アルコールやオレイン
酸、ラウリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸などのC
9以上の高級脂肪酸系滑剤、オレイン酸、ラウリン酸、
ステアリン酸、パルミチン酸などのC9以上の高級脂肪
酸のアマイド及びビスアマイド系滑剤、C9以上の前記
高級脂肪酸のCa,Zn,Mg,Alなどの金属塩であ
る金属石鹸系滑剤、一価アルコールの高級脂肪酸エステ
ル、多価アルコールの高級脂肪酸(部分)エステル、モ
ンタンワックスタイプの長鎖エステルまたはその部分加
水分解物などの脂肪酸エステル系滑剤を使用することが
出来る。滑剤(E)の中で好ましいものはオレイン酸、
ラウリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸などのC9以
上の高級脂肪酸のアマイド及びビスアマイド系滑剤が挙
げられる。
範囲内で多い程、CVJブーツ表面が擦れ合って発生す
る摩擦音は小さくなる。
脂組成物は前記TPEE(A)と有機ポリイソシアネー
ト化合物(B)とシリコーン化合物(C)とポリエポキ
シ化合物(D)と滑剤(E)を必須成分として、より良
好な成形性を得るための高溶融粘度化(高分子量化)を
行うため、それらを所定の重量割合で溶融混合する事に
ある。
めには、上記溶融混合後の反発弾性率が60〜80%と
なる様に樹脂組成物が調製される。
(A)は有機ポリイソシアネート化合物(B)とポリエ
ポキシ化合物(D)により高分子量化されて増粘する。
最終的に得られるポリエステルエラストマー樹脂組成物
は表面硬度34〜44となる様に、TPEE(A)、有
機ポリイソシアネート化合物(B)、シリコーン化合物
(C)、、ポリエポキシ化合物(D)及び滑剤(E)の
使用量が調整される。
量部に対して有機ポリイソシアネート化合物(B)が
0.05〜7.0重量部、好ましくは0.10〜5.0
重量部であり、シリコーン化合物(C)が0.1〜5.
0重量部、好ましくは0.3〜4.0重量部であり、ポ
リエポキシ化合物(D)が0.01〜5.0重量部、好
ましくは0.05〜3.0重量部であり、滑剤(E)が
0.01〜3.0重量部、好ましくは0.05〜2.0
重量部である。この範囲で、上記反発弾性率の範囲とな
る様に組成物は調製される。
粉末状、フレーク状、液状等の前記(A)〜(E)を必
須成分として溶融混合する。化合物(D)及び滑材
(E)を用いる本発明の場合には、例えば次の様な方法
がある。前記(A)〜(E)を同時に溶融混合する
予め作製した(B)及び/又は(C)のマスターバッチ
と、マスターバッチとされていない原料と、TPEE
(A)とを溶融混合する。これらを溶融混合すると急激
に粘度が上昇するために、通常エクストルーダー等溶融
押出混練機が用いられる。
れるものではなく、溶融混合の方式や目的とする物性に
応じて調整される。通常、TPEE(A)の溶融温度以
上で行えばよいが、その結晶融点より高い温度から26
0℃までの範囲が好ましい。混合時間は、粘度が飽和し
一定になるまで行えばよいが、通常10秒〜120分程
度である。
脂組成物は、前記(A)〜(C)のみからなるものでも
充分優れた特性を有しているが、(D)及び(E)成分
を併用しているので、更に高溶融粘度化され、特にブロ
ー成形法による成形性はより良好となり、かつ低摩擦音
性も達成される。また、必要に応じて無機及び/または
有機の充填材や添加剤を添加することができる。この際
には、例えば離型剤、カップリング剤、着色剤、耐熱安
定剤、耐候性安定剤、発泡剤、防錆剤、難燃剤、加水分
解防止剤、充填材、強化材等を添加してもよい。
ラストマーやそれ以外の熱可塑性樹脂、例えば、熱可塑
性ポリウレタン樹脂、オレフィン系エラストマー、スチ
レン系エラストマー、ポリアミド系エラストマーを本発
明の効果を損なわない範囲で添加する事もできる。
のポリエステルエラストマー樹脂組成物は、所望の形状
となる様に成形され、自動車等速ジョイントブーツ成形
品として使用される。
品としては本発明の等速ジョイントブーツ用樹脂組成物
単体で構成されても良いし、プラスチック、金属等の補
強材を複合して構成されるものでも良い。また、その形
状も特に限定されないが、揺動、摺動、往復動等に追随
するために蛇腹状、釣鐘状といった変形に対して柔軟に
対応できる形状が好ましい。
脂組成物はその形状がらブロー成形にて成形するのが適
している。そのブロー成形法としては例えば十分乾燥さ
せた硬度34〜44の本発明の樹脂組成物をブロー成形
機の加熱シリンダー内で可塑化し金型内で冷却固化して
所定の成形品とする方法が挙げられる。
温度、押し出し速度、パリソン肉厚、吹き込み時間、金
型温度等の各条件を適宜選択され、良好な条件で成形が
行われる。
ついて、具体的に説明する。前記ソフトセグメント/前
記ハードセグメント(重量比)=40/60〜75/2
5であり、表面硬度(ショアーD)が33〜46の、平
均分子量800〜3000のポリ(オキシテトラメチレ
ン)グリコールを用いた、カルボキシル基と水酸基とを
両方有する、水酸基価0.5〜4.0mg(KOH)/
gかつ酸価0.5〜3.0mg(KOH)/gで、反発
弾性率55〜80%のテトラメチレンテレフタレート系
TPEE(A)100重量部に、4,4−メチレンビス
(フェニルイソシアネート)0.10〜5重量部、50
00〜6万センチストークスの粘度のジメチルシリコー
ンオイル0.3〜4.0重量部、ビスフェノールAのジ
グリシジルエーテルであるエポキシ当量が100〜50
00のビスフェノールA型エポキシ樹脂0.01〜5.
0重量部、ビスアマイド系化合物0.01〜3.0重量
部を予め均一に混合して、190〜250℃で溶融混合
する。
表面硬度(ショアーD)が34〜44の範囲にあり、2
30℃における溶融粘度が7500〜25000ポイ
ズ、引っ張り強さ18〜30Mpaの自動車等速ジョイ
ントブーツ用樹脂組成物を得る。
〜250℃、押し出し速度5〜15mm/秒、パリソン
肉厚2〜5mm、吹き込み時間1〜10秒、金型温度2
0〜40℃の条件で、ブロー成形機で成形することによ
り、自動車等速ジョイントブーツ成形品を得ることが出
来る。
明の効果として柔軟性、耐摩耗性、低摩擦音性のいずれ
にも優れているばかりでなく、副次的効果として、耐屈
曲疲労性、耐水性、耐破性、耐寒性、耐候性、耐グリー
ス性、耐オゾン性や機械的特性にも優れ、実用上極めて
有用なものである。
が、実施例における溶融粘度、耐摩耗性、硬度、引張り
強さ、引張り伸びは下記の要領に従って測定した。実施
例中の部は、重量部を示す。
トを測定。 温度:230℃ ダイ:0.5mm×5.0mm
定温度は23℃。 (3)引張り強さ、引張り伸び JIS K−6301に従い、測定。測定温度は23
℃。 (4)反発弾性率 JIS K−6301に従い、測定。測定温度は23
℃。
での耐摩耗性 ブロー成形機を用いて得られた成形品を温度25±3
℃、湿度40〜50%の雰囲気中に24時間以上放置し
た後、下記条件で自動車等速ジョイントブーツとしての
機能評価試験を行い、300時間後の製品表面(接触
部)の摩耗深さを測定した。
での摩擦音の程度 ブロー成形機を用いて得られた成形品の表面を擦り合わ
せて出る摩擦音の大きさを評価した。
酸ジメチル22.1kgと1,4−ブタンジオール1
0.8kg及び分子量が約1000のポリオキシテトラ
メチレングリコール(PTMG−1000)27.5k
gを用いてエステル交換反応を行い脱メタノールしてか
ら、テトラブチルチタネート(触媒)の存在下、温度2
45℃にて3時間重縮合反応を行ってTPEEを得た。
このTPEEは、前記ソフトセグメント/前記ハードセ
グメント(重量比)=62/38で、カルボキシル基と
水酸基とを両方有する、水酸基価1.97mg(KO
H)/gかつ酸価1.19mg(KOH)/gであっ
た。
融粘度と射出成形にて成形した成形シート(2mm厚)
の表面硬度(ショアーD)と反発弾性率を表−1に示
す。尚、硬度は柔軟性の一つの尺度である。
物に予め均一に混合する。240℃に設定された40m
mφ1軸押出機によって溶融混練した後、ストランドと
して引き出し冷却し、ペレタイザーにてカッティングし
てペレットを得た。
ー式射出成形機によりシリンダー温度250℃、金型温
度40℃、射出スピード中速にて成形して評価用成形品
を得た。得られたTPEEペレットの固有粘度、溶融粘
度と射出成形にて成形した成形シート(2mm厚)の表
面硬度(ショアーD)、反発弾性率、引張り強さ、引張
り伸びを上記と同様にして測定した結果を表−2に示
す。これら成形品は良好な外観光沢を有するものであっ
た。
て、以下の条件でブロー成形による自動車等速ジョイン
トブーツ成形品を成形して耐摩耗性及び摩擦音の程度を
評価した。この結果を表−2に示す。尚、前記成形品形
状は図1に示した通りとした。
ト)、TDIは 2,4-トリレンシ゛イソシアネート、エポキシ樹脂はエポ
キシ当量2000のビスフェノールAのジグリシジルエ
ーテル(水酸基も含有する)を示す。
について評価した。この結果を表−3に示す。
る通り、実施例の組成物から得られるジョイントブーツ
の耐摩耗性は、従来のTPEEを用いて、シリコーン化
合物のみ、有機ポリイソシアネート化合物のみ、ポリエ
ポキシ化合物のみ、滑剤のみを各々を用いて溶融混合し
た各々の組成物から得た各々のジョイントブーツからは
予想できない格別顕著なものである。
る通り、有機ポリイソシアネート化合物とシリコーン化
合物とポリエポキシ化合物と滑剤を用いて溶融混合した
自動車等速ジョイントブーツは良好な柔軟性と耐摩耗性
と低摩擦音性を有しており、製造工程時の組み付けが極
めて容易である上、組み付け後の実使用時における耐久
性にも優れているので、交換頻度も少なくて済むことが
わかる。
樹脂組成物はTPEE(A)を特定量の有機ポリイソシ
アネート化合物(B)とポリエポキシ化合物(D)で変
性するとともに、特定量のシリコーン化合物(C)と滑
剤(E)を併用してそれに含有させ、特定硬度範囲の樹
脂組成物とするので、TPEE(A)に(B)のみ又は
(C)のみを併用する場合に対しては勿論、(D)及び
(E)を併用しないそれに比べても、より成形性に優
れ、柔軟性と耐摩耗性と低摩擦音性を兼備する組成物が
得られるという格別顕著な効果を奏する。
れる自動車等速ジョイントブーツ成形品はその良好な柔
軟性により、硬い場合に作業性が悪かった自動車製造工
程時のジョイント部分への組み付け作業が極めて容易で
より短時間で出来るとともに、その良好な耐摩耗性によ
り、組み付け後の実使用時における耐久性がより高く、
摩耗時の交換頻度も少なくすることが出来るという格別
顕著な効果を奏する。本発明の組成物をブロー成形して
得られる自動車等速ジョイントブーツ成形品は、(D)
及び(E)を併用しない組成物を用いて得たそれの技術
的効果に加えて、より良好なブロー成形性と、更に新た
な低摩擦音性をも兼備するという格別顕著な効果を奏す
る。
エラストマー樹脂組成物製自動車等速ジョイントブーツ
の半断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】ポリエステルエラストマー(A)100重
量部に対して、有機ポリイソシアネート化合物(B)
0.05〜7.0重量部とシリコーン化合物(C)0.
1〜5.0重量部とポリエポキシ化合物(D)0.01
〜5.0重量部と滑剤(E)0.01〜3.0重量部を
溶融混合して得られる表面硬度(ショアーD)が34〜
44であることを特徴とする自動車等速ジョイントブー
ツ用樹脂組成物。 - 【請求項2】ポリエステルエラストマー(A)が、イソ
シアネート基及び/又はエポキシ基と反応しうる、活性
水素原子を含有するポリエステルエラストマーである請
求項1記載の自動車等速ジョイントブーツ用樹脂組成
物。 - 【請求項3】ポリエステルエラストマー(A)が、反発
弾性率55〜85%のポリエステルエラストマーである
請求項1記載の自動車等速ジョイントブーツ用樹脂組成
物。 - 【請求項4】ポリエステルエラストマー(A)が、テレ
フタル酸又はそのエステル形成性誘導体と、1,4−ブ
タンジオールとポリ(オキシテトラメチレン)グリコー
ルとを必須成分として反応させたポリエステルエラスト
マーである請求項1記載の自動車等速ジョイントブーツ
用樹脂組成物。 - 【請求項5】溶融混合後の反発弾性率が60〜80%で
ある請求項1記載の自動車等速ジョイントブーツ用樹脂
組成物。 - 【請求項6】ポリエステルエラストマー(A)の表面硬
度(ショアーD)が30〜50である請求項1記載の自
動車等速ジョイントブーツ用樹脂組成物。 - 【請求項7】有機ポリイソシアネート化合物(B)が
4,4−メチレンビス(フェニルイソシアネート)であ
る請求項1記載の自動車等速ジョイントブーツ用樹脂組
成物。 - 【請求項8】シリコーン化合物(C)がジメチルシリコ
ーンオイルである請求項1記載の自動車等速ジョイント
ブーツ用樹脂組成物。 - 【請求項9】ポリエポキシ化合物(D)がビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂である請求項1記載の自動車等速ジ
ョイントブーツ用樹脂組成物。 - 【請求項10】滑剤(E)がアマイドまたはビスアマイ
ド系化合物である請求項1記載の自動車等速ジョイント
ブーツ用樹脂組成物。 - 【請求項11】ポリエステルエラストマー(A)100
重量部に対して、有機ポリイソシアネート化合物(B)
0.05〜7.0重量部とシリコーン化合物(C)0.
1〜5.0重量部とポリエポキシ化合物(D)0.01
〜5.0重量部と滑剤(E)0.01〜3.0重量部を
溶融混合して得られる表面硬度(ショアーD)が34〜
44の樹脂組成物をブロー成形した自動車等速ジョイン
トブーツ成形品。
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