JPH10151690A - 繊維強化プラスチック製管状体 - Google Patents
繊維強化プラスチック製管状体Info
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- JPH10151690A JPH10151690A JP8310553A JP31055396A JPH10151690A JP H10151690 A JPH10151690 A JP H10151690A JP 8310553 A JP8310553 A JP 8310553A JP 31055396 A JP31055396 A JP 31055396A JP H10151690 A JPH10151690 A JP H10151690A
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Abstract
じてしまう成形法によって製造されていても、軽量かつ
高いねじり強さを持ち、ゴルフクラブやバドミントンラ
ケット用シャフトとして好適に用いられる繊維強化プラ
スチック製管状体を提供する。 【解決手段】バイアス層の巻回数としてnや(n+0.
5)を避け、従来中途半端とされる(m+m/10)ま
たは、(n+0.1)〜(n+0.4)の範囲内にする
(ただし、mは9以下の正の整数、nは正の整数)。こ
れによりバイアス層の巻き始め部と巻き終わり部に生じ
る段差を分散させて、ねじり破壊の弱点をなくす。
Description
ックで構成された管状体に関し、特に、軽量でかつねじ
り力に対する耐性に優れ、ゴルフクラブ用シャフト、バ
ドミントンラケット用シャフトその他のスポーツ用具な
どに用いられるのに適した管状体に関する。
特性を持つ繊維強化プラスチックを使用した管状体が、
ゴルフクラブ用シャフト、釣竿その他のスポーツ用具
や、ドライブシャフト、ロールその他の一般産業用途な
ど、様々な用途に使用されている。
に、ねじり力に対する耐力、すなわちねじり強さを具備
させる目的で、管状体の主軸に対して20°〜75°の
角度に配向した強化繊維を含む部分すなわちバイアス層
が配される。
の成形法として、プリプレグを所定の形状に切り出し、
芯金に巻き付けて成形するシートワインド法が広く行わ
れている。このシートワインド法は、強化繊維の配向や
含有率の制御が容易で管状体の設計の自由度が高いこと
や、表面が平滑で品位の高い管状体が得られることや、
ボイドレス成形が容易であることなど、他の成形法には
ない特長を有している。
定の形状に切り出したプリプレグを巻き付けるため、巻
き始め位置と巻き終わり位置に対応してバイアス層に段
差が生じる。巻き始め位置が芯金に接している場合など
は外形上段差はないが、樹脂溜まりが生じて実質的にバ
イアス層の段差があるのと同じことになる。(以下この
ような場合を含めて段差という) この段差で強化繊維は切断されているうえ、その周辺で
は強化繊維の屈曲等が生じるので強度の低い部分となっ
ている。
称性をもたせることや、管状体の肉厚を均一にする目的
から、通常バイアス層を管状体にn回、まれに(n+
0.5)回巻き付けるようにプリプレグを切り出す大き
さを調整する(nは正の整数)。しかし、n回巻き付け
ると、巻き始め位置と巻き終わり位置に対応する2つの
段差が重なってしまい、(n+0.5)回巻き付ける
と、2層以上のバイアス層を配すときに、もう1枚のプ
リプレグによる段差と重なってしまうことが多い。つま
り、従来の管状体では、バイアス層の段差が分散せず、
集中してしまうので、管状体にねじり力が加わった際
に、このような部分から破壊が生じやすく、結果として
管状体のねじり強さが不十分になってしまう。
373号公報には、均質に巻きやすく段差を比較的小さ
くできる極薄プリプレグが記載されている。しかし、こ
の極薄プリプレグの製造には、強化繊維を均一に拡開す
るための特別な工程が必要なため、高価であり、適用で
きる強化繊維の種類も限られる。そのため、これを用い
た管状体のコストが増大したり、管状体の設計の自由度
が小さくなったりするという問題がある。
内側のバイアス層をいわゆるフィラメントワインド法で
形成してバイアス層の段差を解消し、その外側の他の層
をシートワインド法で形成することによって設計の自由
度や表面の平滑化を図る方法が記載されている。しか
し、この方法ではフィラメントワインド法とシートワイ
ンド法の双方の装置が必要で、しかも製造に要する時間
も長くなるので、コストが大幅に増大してしまう。ま
た、フィラメントワインド法によって形成される内側の
バイアス層にボイドが形成されやすく、ねじり強度が高
くならない場合があるという問題もある。
よび特開平5−169265号広報には、ねじりに対す
る強化層を管状体に付加する方法が記載されており、特
開平6−114131号広報には、管状体の構成を対称
にする方法が記載されている。しかし、これらの方法で
は、管状体の重量が増加してしまい、また、プリプレグ
の巻き付け回数が増加し、コストが増大してしまう。
の従来技術の問題を解決し、シートワインド法などで成
形した、バイアス層を有する管状体において、重量やコ
ストをほとんど増大させずに、従来にない高いねじり強
さを有する繊維強化プラスチック製管状体を提供するこ
とにある。
するために以下の構成を有する。
5°の範囲内にあるバイアス層を有する繊維強化プラス
チック製管状体において、その管状体は、バイアス層に
おける強化繊維の巻回数が(m+m/10)になってい
る部分を有していることを特徴とする繊維強化プラスチ
ック製管状体(ただし、mは9以下の正の整数)。
度が20〜75°の範囲内にあるバイアス層を有する繊
維強化プラスチック製管状体において、その管状体は、
バイアス層における強化繊維の巻回数が(n+0.1)
〜(n+0.4)の範囲内にある部分を有していること
を特徴とする繊維強化プラスチック製管状体(ただし、
nは正の整数)。
リプレグを芯金に巻き付けて成形する繊維強化プラスチ
ック製管状体の製造方法において、管状体主軸に対する
強化繊維の巻角度が20〜75°の範囲内にあるバイア
ス層を設けるとともに、そのバイアス層における一方向
性プリプレグの巻回数を(m+m/10)にすることを
特徴とする繊維強化プラスチック製管状体の製造方法
(ただし、nは9以下の正の整数)。
リプレグを芯金に巻き付けて成形する繊維強化プラスチ
ック製管状体の製造方法において、管状体主軸に対する
強化繊維の巻角度が20〜75°の範囲内にあるバイア
ス層を設けるとともに、そのバイアス層における一方向
性プリプレグの巻回数を(n+0.1)〜(n+0.
4)の範囲内にすることを特徴とする繊維強化プラスチ
ック製管状体の製造方法(ただし、nは正の整数)。
する強化繊維の巻角度が20°〜75°の範囲内にある
部分、つまりバイアス層を有する。主軸に対する強化繊
維の巻角度とは、主軸を含む平面と、その平面を通る強
化繊維がなす角度の絶対値である。
力を受けたときに、引張または圧縮の力を受ける。主軸
に対する巻角度が20°より小さいか、または75°よ
り大きい強化繊維は、管状体がねじり力を受けても大き
な力を受けないので、管状体のねじり強さにはあまり関
与しない。
層の強化繊維の巻回数が(m+m/10)になっている
部分を有する。ここでmは9以下の正の整数である。か
かる構成になっていることにより、1つのバイアス層に
よる2カ所の段差が周方向で重なることがなく、かつ複
数のバイアス層を配したときにも、複数の段差が少しづ
つずれて配されるので重なったり接近したりすることが
少なくなる。これによりねじり強さの高いものとするこ
とができる。
バイアス層の強化繊維の巻回数が(n+0.1)〜(n
+0.4)の範囲内になっている部分を有する。かかる
構成よっても段差を分散させることができる。巻回数が
nに近づくと2つの段差が接近してねじり強さが低下
し、(n+0.5)に近づくと段差が他のバイアス層の
段差と接近してねじり強さが低下したり、管状体の重量
が増加したりする。
たり、nおよび(n+0.5)を避けたりして、従来い
わば中途半端とされている巻回数にすることにより、従
来にない高いねじり強さを持ち、しかも軽量な管状体が
提供される。また、管状体の物性の対称性や肉厚の均一
性は上記の巻回数にはほとんど影響されない。
(n+0.3)の範囲内であると、バイアス層の段差が
均等に分散されやすくなり管状体のねじり強さがより高
くなるとともに、管状体の重量がより軽くなり、重量当
たりのねじり強さをいっそう高くすることができる。
せ、本発明の効果を大きくするために、その強化繊維の
巻角度は40〜50°の範囲内にあるのが好ましく、4
5°付近であることがさらに好ましい。
を含む炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ボロン繊
維、金属繊維などが挙げられるが、軽量かつ高強度の管
状体とするためには炭素繊維が好ましい。
とするためには、バイアス層の強化繊維としては弾性率
が少なくとも350GPaであることが好ましい。
果は、管状体の肉厚に対してバイアス層が多い方が顕著
となる。具体的には、バイアス層全体の厚さが管状体肉
厚の少なくとも10%であることが好ましい。
マトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂など各種の
熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂を使用することができ
る。なかでも、成形が容易で物性にすぐれたエポキシ樹
脂が好ましい。
と管状体のねじり強さの面から40〜85体積%がよ
く、より好ましくは55〜80体積%がよい。また、バ
イアス層のボイド含有率は、管状体のねじり強さの面か
ら、5体積%未満であるのがよく、好ましくは3体積%
未満であるのがよく、さらに好ましくは1体積%未満で
あるのがよい。
含む層を配することによって、管状体に様々な性能を具
備させることができる。曲げ力に対する剛性や強さを具
備させるためには巻角度が10°をこえない強化繊維を
含むいわゆるストレート層を配すればよく、側方からの
押しつぶし力に対しては巻角度が75〜90°の範囲内
にある強化繊維を含むフープ層を配すればよい。
正逆両方向である2つのバイアス層をともに有していて
もよい。ここで正逆両方向とは、管状体主軸に対して右
ねじと左ねじの関係にあるような2方向をいう。この場
合、図1のように2つのバイアス層が互いに重なりあ
い、かつ段差が均等に分散していることがとくに好まし
い。
いような薄肉の管状体や、外形が20mmをこえないよ
うな細径の管状体である場合に、ねじり強さを高くする
効果がとくに大きい。
ぐれることから、ゴルフクラブやバドミントンラケット
のシャフト、またスキーポール等のスポーツ用具部品に
用いられるのに特に適している。
先端補強部を除いて最も外形の小さい部分に生じること
が多い。従ってこのような部分において本発明の構成を
とっていることが好ましい。なお、先端補強部とは、ゴ
ルフシャフト先端の細径部を補強するために、他の部分
より厚肉とされた部分をいう。
ないような軽量であっても、ねじり強さが十分であるよ
うなゴルフクラブ用シャフトが得られる。
状に切り出したプリプレグを芯金に巻き付けた後、ラッ
ピングテープを巻き付け、硬化炉などで成形した後、脱
芯してラッピングテープを除去するシートワインド法が
適用できる。バイアス層を設けるため一方向性プリプレ
グを巻き付ける際に、その一方向性プリプレグの巻回数
が(m+m/10)となるか、(n+0.1)〜(n+
0.4)の範囲内になるように巻き付ければよい。この
巻回数はプリプレグを切り出す大きさを変えることによ
って容易に調整でき、他の工程は従来のシートワインド
法と同様に行うことができるので、設備や工程の変更に
伴うコストの増加はない。
るには、強化繊維の巻角度が正逆両方向になるように重
ねた2枚の一方向性プリプレグを芯金に巻き付ければよ
い。このとき、2枚のプリプレグによる段差を図1のよ
うに分散させるために、巻き終わり位置が互いにずれる
ように、芯金半周分に対応する長さだけずらしてプリプ
レグを重ねてから巻き付けるとよい。
一方向性プリプレグA(プリプレグ目付:175g/m
2 、繊維含有率:67重量%、繊維引張弾性率:436
GPa)を、繊維の方向が縦方向に対して45°になる
ように、縦1000mm×横70mmの長方形に2枚切
り出した。この2枚を、繊維方向が互いに交差するよう
に、かつ横方向に16mm(芯金半周分に対応)ずらし
て貼り合わせた。次に、貼り合わせたプリプレグを、離
型処理した外径10mm、長さ1400mmのステンレ
ス製芯金に、プリプレグの縦方向と芯金主軸が一致する
ように巻き付けた。
る一方向性プリプレグB(プリプレグ目付:225g/
m2 、繊維含有率:67重量%、繊維引張弾性率:29
4GPa)を繊維の方向が縦方向になるように縦100
0mm×横74mmの長方形に切り出したものを、プリ
プレグの縦方向と芯金主軸が一致するように巻き付け
た。
ープを所定の方法で巻き付けた後、硬化炉中で温度13
0℃、2時間で成形した。
を除去して繊維強化プラスチック製管状体を得た。
で観察したところ、一枚のプリプレグAによるバイアス
層の巻回数は2.13であった。
1.2gであった。
り試験した結果、ねじり強さ(破壊時のトルクと回転角
の積)は880Nm°であり、1m重量当たりのねじり
強さは21.4Nm°m/gとなった。
例1と同様にして繊維強化プラスチック製管状体を得
た。
で観察したところ、一枚のプリプレグAによるバイアス
層の巻回数は2.20であった。
2.6gであった。
り試験した結果、ねじり強さ(破壊時のトルクと回転角
の積)は1120Nm°であり、1m重量当たりのねじ
り強さは26.3Nm°m/gとなった。
例1と同様にして繊維強化プラスチック製管状体を得
た。
で観察したところ、一枚のプリプレグAによるバイアス
層の巻回数は2.38であった。
4.0gであった。
り試験した結果、ねじり強さ(破壊時のトルクと回転角
の積)は1120Nm°であり、1m重量当たりのねじ
り強さは25.5Nm°m/gとなった。
例1と同様にして繊維強化プラスチック製管状体を得
た。
で観察したところ、一枚のプリプレグAによるバイアス
層の巻回数はちょうど2であった。
9.8gであった。
り試験した結果、ねじり強さ(破壊時のトルクと回転角
の積)は710Nm°であり、1m重量当たりのねじり
強さは17.8Nm°m/gとなった。
例1と同様にして繊維強化プラスチック製管状体を得
た。
で観察したところ、一枚のプリプレグAによるバイアス
層の巻回数はちょうど2.5であった。
5.7gであった。
り試験した結果、ねじり強さ(破壊時のトルクと回転角
の積)は950Nm°であり、1m重量当たりのねじり
強さは20.8Nm°m/gとなった。
は、バイアス層の巻回数が(m+m/10)または(n
+0.1)〜(n+0.4)の範囲内にある部分を有し
ていることにより、バイアス層の段差が適当に分散し、
重量やコストをほとんど増大させずに、従来にない高い
ねじり強さを有する(ただし、mは9以下の正の整数、
nは正の整数)。
強さを有することにより、ゴルフクラブ用シャフトやバ
ドミントンラケット用シャフトとして特に好適に用いら
れる。
す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 管状体主軸に対する強化繊維の巻角度が
20〜75°の範囲内にあるバイアス層を有する繊維強
化プラスチック製管状体において、その管状体は、バイ
アス層における強化繊維の巻回数が(m+m/10)に
なっている部分を有していることを特徴とする繊維強化
プラスチック製管状体(ただし、mは9以下の正の整
数)。 - 【請求項2】 管状体主軸に対する強化繊維の巻角度が
20〜75°の範囲内にあるバイアス層を有する繊維強
化プラスチック製管状体において、その管状体は、バイ
アス層における強化繊維の巻回数が(n+0.1)〜
(n+0.4)の範囲内にある部分を有していることを
特徴とする繊維強化プラスチック製管状体(ただし、n
は正の整数)。 - 【請求項3】 巻回数が(n+0.2)〜(n+0.
3)の範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載の
繊維強化プラスチック製管状体。 - 【請求項4】 バイアス層の強化繊維の巻角度が40〜
50°の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の繊維強化プラスチック製管状体。 - 【請求項5】 バイアス層の強化繊維が炭素繊維である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の繊維
強化プラスチック製管状体。 - 【請求項6】 管状体主軸に対する巻角度が10°を超
えない強化繊維を含むストレート層をさらに有している
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の繊維
強化プラスチック製管状体。 - 【請求項7】 管状体主軸に対する強化繊維の巻角度が
正逆両方向であるバイアス層をともに有していることを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の繊維強化プ
ラスチック製管状体。 - 【請求項8】 前記部分における肉厚が2mmを超えな
いことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の繊
維強化プラスチック製管状体。 - 【請求項9】 前記部分における外径が20mmを超え
ないことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の
繊維強化プラスチック製管状体。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の繊維
強化プラスチック製管状体を有することを特徴とするゴ
ルフクラブ用シャフト。 - 【請求項11】 前記部分が、先端補強部を除いて最も
外径の小さい部分にあることを特徴とする請求項10に
記載のゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項12】 全体重量が50gを超えないことを特
徴とする請求項10または11に記載のゴルフクラブ用
シャフト。 - 【請求項13】 請求項1〜9のいずれかに記載の繊維
強化プラスチック製管状体を有することを特徴とするバ
ドミントンラケット用シャフト。 - 【請求項14】 所望の形状に切り出した一方向性プリ
プレグを芯金に巻き付けて成形する繊維強化プラスチッ
ク製管状体の製造方法において、管状体主軸に対する強
化繊維の巻角度が20〜75°の範囲内にあるバイアス
層を設けるとともに、そのバイアス層における一方向性
プリプレグの巻回数を(m+m/10)にすることを特
徴とする繊維強化プラスチック製管状体の製造方法(た
だし、mは9以下の正の整数)。 - 【請求項15】 所望の形状に切り出した一方向性プリ
プレグを芯金に巻き付けて成形する繊維強化プラスチッ
ク製管状体の製造方法において、管状体主軸に対する強
化繊維の巻角度が20〜75°の範囲内にあるバイアス
層を設けるとともに、そのバイアス層における一方向性
プリプレグの巻回数を(n+0.1)〜(n+0.4)
の範囲内にすることを特徴とする繊維強化プラスチック
製管状体の製造方法(ただし、nは正の整数)。 - 【請求項16】 管状体主軸に対する強化繊維の巻角度
が正逆両方向になるように、かつ、巻き終わり位置が互
いにずれるように、2枚の一方向性プリプレグを重ねた
後に芯金に巻き付けてバイアス層を形成することを特徴
とする請求項14または15に記載の繊維強化プラスチ
ック製管状体の製造方法。
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JP31055396A JP3508429B2 (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 繊維強化プラスチック製管状体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31055396A JP3508429B2 (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 繊維強化プラスチック製管状体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10151690A true JPH10151690A (ja) | 1998-06-09 |
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Family
ID=18006631
Family Applications (1)
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JP31055396A Expired - Fee Related JP3508429B2 (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 繊維強化プラスチック製管状体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-11-21 JP JP31055396A patent/JP3508429B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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