JPH10150841A - 脱穀機における穀粒選別装置 - Google Patents

脱穀機における穀粒選別装置

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JPH10150841A
JPH10150841A JP34373797A JP34373797A JPH10150841A JP H10150841 A JPH10150841 A JP H10150841A JP 34373797 A JP34373797 A JP 34373797A JP 34373797 A JP34373797 A JP 34373797A JP H10150841 A JPH10150841 A JP H10150841A
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JP
Japan
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grain
sensing means
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JP34373797A
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English (en)
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Yoshihiro Kawamura
芳弘 川村
Noboru Ito
昇 伊藤
Misao Kitasaka
操 北坂
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、扱室の下方に設けた揺動選別体上
の穀粒量感知手段に扱室から落下する扱卸し物が堆積し
ないようにして、選別物量を精度よく感知するものであ
る。 【解決手段】 扱室4aと揺動選別体13との間に該揺
動選別体13上の選別物の量を感知する穀粒量感知手段
18を設け、扱胴長手方向視において該穀粒量感知手段
18の扱胴回転方向上手側で穀粒量感知手段18に近接
した側方部位に、扱胴回転により扱室4aから放擲落下
する扱降し物を受け止める板状体16を扱室14a側か
ら垂下して設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀機の穀粒選別
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等に搭載する脱穀機におい
て、扱室からの扱降し物を揺動選別をする揺動選別体上
の扱降し物量を扱室と揺動選別体との間に設けた感知体
により感知し、その感知結果に基づき揺動選別体等の選
別部の選別処理能力を調節するものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の脱穀機で
は、扱室内の扱胴回転により扱胴回転方向下手側下方に
向けて投擲落下させられる扱降し物が感知体やその取付
部等に直接降りかかり、引っ掛かったり付着したりして
堆積し、引いては感知体による感知の妨げになる等の問
題が発生する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの問題を改良する脱穀機における穀粒選
別装置を提供することを目的として創案されたものであ
って、扱胴4を内装した扱室4aの下方に該扱室4aか
ら落下した扱降し物を扱胴4の長手方向に移送して選別
する揺動選別体13を設けた脱穀機において、前記扱室
4aと揺動選別体13との間に該揺動選別体13上の扱
降し物の量を感知する穀粒量感知手段18を設け、扱胴
長手方向視において該穀粒量感知手段18に対して扱胴
回転方向上手側でかつ穀粒量感知手段18に近接した側
方部位に、扱胴回転により扱室4aから放擲落下する扱
降し物を受け止める板状体16を扱室14a側から垂下
して設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1はコンバインに
搭載された上扱ぎ式の脱穀機であって、該脱穀機1は、
フィードチェン2、挟扼レール3、扱室4a、扱胴4、
受網5、唐箕6、処理胴7、排塵ファン8、一番漏斗
9、二番漏斗10、揚穀筒11、二番還元筒12、揺動
選別体13等の各種部材装置を用いて構成されているこ
とは、何れも従来通りである。
【0006】前記揺動選別体13は、受網5から落ちた
扱降し物即ち選別物を扱胴4の長手方向に移送しながら
揺動選別するため、上下二段の第一および第二揺動選別
部14、15と選別物移送終端側の揺動ラックとを用い
て構成されている。そして、扱室4aと揺動選別体13
の間には揺動選別体13上の選別物の量を感知する穀粒
量感知手段18が配設されている。この穀粒量感知手段
18は、選別物の表面に接触して浮くように選別物より
も比重の軽い材質で形成され、かつ選別物の移送方向に
転動自在なローラ部18b(感知体)と、該感知体であ
るローラ部18bを先端に取付ける取付ロッド18a等
により形成されている。また、扱胴長手方向視において
上記穀粒量感知手段18に対して扱胴回転方向上手側
(図3において穀粒量感知手段18の左側)で、かつ穀
粒量感知手段18に近接した側方部位の受網5下面には
板状体である仕切板16が垂設され、該仕切板16によ
り、穀粒量感知手段18に対して扱胴回転方向上手側の
扱室4aから扱胴回転により下手側下方(矢印A方向)
に向け放擲落下される扱降し物を受け止めることによ
り、穀粒量感知手段18に扱降し物が直接降りかかり、
引っ掛かったり付着したりして堆積するのをできるだけ
防止するように構成されている。
【0007】また、上記仕切板16はゴム質弾性体によ
って形成され、該仕切板16により上側揺動選別部14
の選別物移動始端側を左右に仕切るようにもなってい
る。そして該仕切板16によって仕切られた右側部(フ
ィードチェン2側に偏倚した領域)は、選別室の左側に
配設された二番還元筒12の吐出口12aからの吐出
物、左側に配設された籾寄せ板17によって無理に右側
に寄せられる扱降し物、さらに受網5から大量に落下す
る扱降し物の影響を可及的に受けることがない領域とな
っている。そしてここに前記穀粒量感知手段18が配設
されている。
【0008】穀粒量感知手段18は、取付ロッド18a
の基端が前側に延び、ローラ部18bが後側に位置する
姿勢、つまり選別物の流れる方向を向いて配設されてい
るが、取付ロッド18aの基端部は、機枠1a側に揺動
自在に支持されている。つまり前記揺動選別体13の前
端部と機枠1aとの間には、ゴム質弾性体によって構成
される塞ぎ板19が介装されていて、選別物が漏れるこ
とが無いよう配慮されているが、機枠1aに貫通孔1b
が穿設され、この貫通孔1bにゴム質弾性体によって形
成されるボス支持体20が止着されている。そしてこの
ボス支持体20のボス孔部に取付ロッド18aが密嵌合
状に貫通し、これによって穀粒量感知手段18は揺動自
在に機体側に支持されている。また機枠1aには、略コ
字形のブラケット1cが一体的に固着されているが、こ
のブラケット1cに穀粒量検知センサ21が取付けられ
ている。そしてこのセンサロッド21aが前記ボス支持
体20を貫通した取付ロッド18aの先端部に干渉し、
選別物量の変化に基づいたローラ部18bの上下揺動変
化を検知するようになっている。さらにブラケット1c
には、ストッパガイド22が設けられているが、該スト
ッパガイド22には取付ロッド18aが遊嵌する長溝2
2aが穿設されている。そして取付ロッド18aの左右
方向の振止めをして上下方向の振れガイドをすることに
なるが、さらに溝底(溝上端)位置は、取付ロッド18
aが接当してローラ部18bがこれ以上下がらない下限
位置を決めるものであるが、この位置は、揺動選別体1
3が揺動上端位置に達したときよりも僅かに上方にあっ
て、揺動選別体13に干渉することが無い位置となるよ
うに設定されている。
【0009】前記唐箕6の唐箕軸6aは、機枠1aに回
動自在に軸支されるものであるが、唐箕軸6aの一端に
は変速プーリ23が設けられている。この変速プーリ2
3には、図示しないエンジン側の駆動プーリ、並びに従
動プーリ24には伝動ベルト6bが懸回されるが、従動
プーリ24のプーリ軸24aに揺動自在に軸支したテン
ションアーム26aを揺動変位させ、先端に設けたテン
ションプーリ26によるベルト緊緩調整を行うことで、
変速プーリ23は、可動半プーリ23aが弾機23bに
抗して軸芯方向に移動し、これによってプーリ径が変化
して無段の回転数調整ができる構成になっている。そし
てテンションプーリ26の揺動は、テンションアーム2
6aのボス筒26bから突出するアーム26cを、後述
するインナワイヤ26dの押し引きにより揺動させるこ
とで行うようになっている。さらに唐箕軸6aの他端に
は、唐箕回転数検知センサ25が設けられている。尚、
26eはアウタ受けである。
【0010】また前記揺動選別体13には次のような配
慮が成されている。つまり上側揺動選別部14は、前記
仕切板16によって左右仕切られる選別始端側は無孔の
波板によって形成される始端側選別部14aと選別フィ
ン27を用いて構成される終端側選別部14bとによっ
て構成されている。この選別フィン27の背面には、上
下のピン27a、27bが左右両端部から突出するよう
に設けられているが、上側ピン27a同志および下側ピ
ン27b同志は、それぞれ上下の支持プレート27c、
27dに回動自在に軸着されている。上側プレート27
cは、揺動選別体13の側板13aに固着されたブラケ
ット13bに一体的に固着されており、下側プレート2
7dはブラケット13bに前後方向摺動自在に支持され
ている。このブラケット13bには円弧状のガイド孔1
3cが穿設されているが、このガイド孔13cには、選
別フィン27のうちの一部選択されたもの(実施例では
選別方向最も始端側と終端側のもの)の下側ピン27b
が遊嵌している。さらに最も選別始端側の上側ピン27
aの一端には揺動プレート27eの基端部が一体的に固
着されているが、この揺動プレート27eの先端部に
は、作動ピン27fが一体的に固定されている。作動ピ
ン27fは、側板13aに穿設した円弧状のガイド孔1
3dを貫通し、さらに機体側板1dに開設した窓1eを
通って機外に突出しており、この突出端とインナワイヤ
27gが連結されている。そしてインナワイヤ27gの
後述する押し引き作動によって、上側ピン27aが強制
回動せしめられ、これによって選別フィン27が上側ピ
ン27aを支点として揺動し、隣接する選別フィン27
同志の間隙の開閉調整ができるようになっている。尚、
27hはアウタ受け、27iは復帰弾機である。
【0011】また下側揺動選別部15は、選別始端側の
波板によって形成される始端側選別部15aと選別終端
側はクリンプ網28によって構成される終端側選別部1
5bとによって構成されるが、前記波板は、左右側板1
3aに固定される固定板29と前後方向移動自在に取付
けられる目塞ぎ板30とに分割されている。つまり目塞
ぎ板30は、その左右両側縁を側板13aに設けたガイ
ドレール13eにガイドされて前後方向に移動できるよ
うになっている。揺動選別体13の底板13fには駆動
モータ31が設けられているが、該駆動モータ31から
減速部31aを経て出力される駆動ギア31bには、目
塞ぎ板30の底面にブラケット30bを介して固着され
たラック30aが噛合している。そして目塞ぎ板30
は、後述する駆動モータ31の正逆駆動によって前後方
向に移動し、固定板29の下側に重合状に収納される位
置からクリンプ網28の上側を塞ぐ位置に変位移動でき
る構成になっている。さらにブラケット30bにはイン
ナワイヤ30cの一端が連結されている。このインナワ
イヤ30cの他端は、前記側板13aに支持ブラケット
13fを介して支持される復帰弾機30dに連結されて
いるが、復帰弾機30dと並列して目塞ぎ板30の変位
量(塞ぎ量)を検知すべくストロークセンサを用いて構
成される目塞ぎ量検知センサ32が設けられている。
尚、31cはラックガイドである。
【0012】33は揚穀筒11に一体的に取付けられた
ブラケットであって、該ブラケット33には第一、第二
の揺動プレート34、35がそれぞれ支軸34a、35
aを介して揺動自在に支持されている。第一揺動プレー
ト34には、前記唐箕6の回転速度調整をするインナワ
イヤ26dが連結され、また第二揺動プレート35には
選別フィン27の開度量調整をするためのインナワイヤ
27gが連動連結されている。さらに両プレート34、
35の周縁部にはギア34b、35bが刻設されている
が、これらギア34b、35bは、それぞれ対応する駆
動モータ36、37の出力ギア36a、37aに噛合し
ており、駆動モータ36、37の後述する駆動制御に基
づいて、それぞれインナワイヤ26d、27gの押し引
き作動が成され、唐箕6の回転数調整、選別フィン27
の開度量調整が自動的に行われる構成になっている。さ
らにプレート35に突設したピン35cが、ブラケット
33に固設した検知センサ38のセンサロッド38aに
連繋され、プレート35の揺動量検知ができる構成にな
っており、これによって検知センサ38は、選別フィン
27の開度量検知センサを構成している。さらに両プレ
ート34、35の揺動限界位置にはリミットスイッチ3
4d、35d、34e、35eがそれぞれ配設され、揺
動限界位置に達したことを検知する構成になっている。
【0013】次に、これら駆動モータ31、36、37
の駆動制御の手順についてブロック回路図およびフロー
チャート図を用いて説明する。39はマイクロコンピュ
ータユニットを用いて構成される制御部であって、該制
御部39には、前記穀粒量検知センサ21、唐箕回転数
検知センサ25、目塞ぎ板量検知センサ32、フィン開
度量検知センサ38、さらには、車速に連動する前処理
部40の作動速度を検知する前処理速度検知センサ4
1、前処理部40において茎稈が搬送されているか否か
を検知する扱深さメインセンサ42等のセンサ類と、自
動−手動を切換える切換えスイッチ43、作業条件設定
用スイッチ44、リミットスイッチ34d、35d、3
4e、35e等のスイッチ類や設定器類が連結されてい
る。そして制御部39は、これらから入力した信号に基
づいて後述するように前記各駆動モータ31、36、3
7等のアクチュエータ類に必要な制御指令を出力する構
成になっている。つまり制御部39は、エンジン始動に
基づいてシステムをスタートして選別制御を行うが、該
選別制御においては、前記前処理速度検知センサ41も
しくは扱深さメインセンサ42がOFFとなったことに
基づいて機体回行を判断してサブルーチンである回行制
御を行う一方、それ以外の状態では通常制御を行うよう
になっている。
【0014】まず、通常制御ルーチンについてその手順
を説明する。このものでは、車速Vを4つの領域「V1
以下」、「V1 〜V2 」、「V2 〜V3 」、「V3
上」に分割する一方、フィン開度Kおよび目塞ぎ量Dを
それぞれK0 〜K4 、D0 〜D4 の如く車速Vに対応し
て段階的に設定し、車速連動する前処理速度検知センサ
41の検知値から算出した車速Vに基づいてフィン開度
Kおよび目塞ぎ量Dを段階的に制御する。つまり、上側
揺動選別部14における穀粒量は、車速Vの変化に伴っ
て増減し、そして本来は上側揺動選別部14における穀
粒量を所定量に保つことが選別精度上好ましく、このた
め穀粒量の増減に処理能力を対応させるべくフィン開度
Kおよび目塞ぎ量Dを段階的に制御するようになってい
るが、さらにこのものでは、穀粒の出来具合等の穀粒条
件の変化に伴う穀粒量の増減にも対応して処理能力を自
動調整するようになっている。このため通常制御では、
前記穀粒量検知センサ21によって検知される穀粒量H
が設定値H1 以上の状態を設定時間T1 以上維持したか
を常に監視し、そしてこの場合には上側揺動選別部14
において穀粒がオーバーフローしていると判断してタイ
マT1 をリセットすると共に、ランクアップフラグに1
を加える。即ち、ランクアップフラグが増加した場合に
は、フィン開度Kおよび目塞ぎ量Dに、現在の車速Vよ
りもランクアップフラグ数だけ段階が上の車速Vに対応
する設定値をセットすることによって処理能力を1段階
ずつ上げるようになっている。尚、ランクアップフラグ
は、前記前処理速度検知センサ41もしくは扱深さメイ
ンセンサ42がOFFとなったことに基づいてクリアさ
れるようになっている。
【0015】一方、回行制御では、扱深さメインセンサ
42の検知に基づいて茎稈が搬送されなくなったことを
判断すると共に、該判断からT2 時間経過したことに基
づいて制御を開始し、そして、まず回行フラグに「1」
をセットした後、目塞ぎ量Dおよびフィン開度Kを予め
設定される目塞ぎ量Dlim およびフィン開度Klim まで
それぞれ制御して処理能力を落すが、ここでフィン開度
Kは、目塞ぎ量DをDlim とした後、T3 時間経過して
からフィン開度Klim まで制御されるようになってい
る。つまり、機体回行に基づいて同時に目塞ぎ量Dlim
、フィン開度Klim とした場合には、直ちに選別フィ
ン27において風選別を行う唐箕風の通過が阻害されて
風選別精度が低下するため、フィン開度Kの回行時制御
をタイミングを遅らせて行うようになっている。
【0016】叙述の実施形態において、前処理速度検知
センサ41もしくは扱深さメインセンサ42がOFFと
なると回行制御状態となり、さらに扱深さメインセンサ
42が非検知状態となってからT2 時間経過後に回行制
御が実行されることになる。そして、回行制御において
は、回行に伴って減少する穀粒量に対応させて目塞ぎ量
Dおよびフィン開度Kを目塞ぎ量Dlim およびフィン開
度Klim までそれぞれ制御して処理能力を落すが、ここ
でフィン開度Kは、目塞ぎ量DをDlim とした後、T3
時間経過してからフィン開度Klim まで制御されるよう
になっている。従って、機体回行に基づいて同時に目塞
ぎ量Dlim 、フィン開度Klim とするものの如く、選別
フィン27において唐箕風の通過が阻害されて直ちに風
選別精度が低下してしまうことがなく、しばらくのあい
だ唐箕風の通過による風選別状態を確保して選別フィン
27上の切藁等の夾雑物を強力に吹き飛ばすことがで
き、この結果、吹き飛ばすことのできなかった切藁等の
夾雑物が二番物中に多量に混入する不都合を防止して選
別効率の著しい向上を計ることができる。
【0017】しかも、回行制御においては、回行開始直
後に目塞ぎ量Dおよびフィン開度Kを調整するのではな
く、扱深さメインセンサ42が非検知状態となってから
2時間経過後に制御が実行されるため、回行開始から
穀粒量が減少するまでの間に無用に目塞ぎ量Dおよびフ
ィン開度Kを調整して選別精度を低下させてしまうよう
な不具合がなく極めて都合が良い。
【0018】尚、前記実施形態の他に、例えば回行制御
においては、図26に示す実施例の様に、フィン開度K
を1段階で縮小することなく、穀粒量の減少に応じて段
階的に縮小させて選別精度を向上させることもできる。
さらに、通常制御においては、穀粒量の増加に応じて目
塞ぎ量Dおよびフィン開度Kを段階的にランクアップさ
せる許りでなく、穀粒量の減少に応じたランクダウン制
御も行うことができる。
【0019】
【発明の効果】以上要するに、本発明は、前述の構成に
より、穀粒量感知手段18に対して扱胴回転方向上手側
の扱室4aから扱胴回転により下手側下方(図3の矢印
A方向)に向け放擲落下される扱降し物を板状体16で
受け止めることにより、穀粒量感知手段18に扱降し物
が直接降りかかり、引っ掛かったり付着したりして堆積
するのを極力防止することができ、引いては揺動選別体
13上の扱降し物の量を精度よく感知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機の内部側面図である。
【図2】同上内部平面図である。
【図3】同上正面図である。
【図4】穀粒量感知体の取付状態を示す要部平面図であ
る。
【図5】同上縦断面図である。
【図6】同上背面図である。
【図7】唐箕の駆動機構を示す横断面図である。
【図8】同上側面図である。
【図9】選別フィンの側面図である。
【図10】同上一部切欠き平面図である。
【図11】目塞ぎ板の側面図である。
【図12】同上要部平面図である。
【図13】同上縦断面図である。
【図14】ストロークセンサの取付状態を示す平面図で
ある。
【図15】同上側面図である。
【図16】ブラケットの正面図である。
【図17】同上平面図である。
【図18】同上側面図である。
【図19】制御機構の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図20】選別制御のフローチャートである。
【図21】通常制御のフローチャートである。
【図22】通常制御の作用を示すグラフ図である。
【図23】同上グラフ図である。
【図24】回行制御のフローチャートである。
【図25】同上タイミングチャートである。
【図26】回行制御の他例を示すフローチャートであ
る。
【図27】同上タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 脱穀機 4 扱胴 4a 扱室 13 揺動選別体 16 仕切板(板状体) 18 穀粒量感知手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴4を内装した扱室4aの下方に該扱
    室4aから落下した扱降し物を扱胴4の長手方向に移送
    して選別する揺動選別体13を設けた脱穀機において、
    前記扱室4aと揺動選別体13との間に該揺動選別体1
    3上の扱降し物の量を感知する穀粒量感知手段18を設
    け、扱胴長手方向視において該穀粒量感知手段18に対
    して扱胴回転方向上手側でかつ穀粒量感知手段18に近
    接した側方部位に、扱胴回転により扱室4aから放擲落
    下する扱降し物を受け止める板状体16を扱室14a側
    から垂下して設けたことを特徴とする脱穀機における穀
    粒選別装置。
JP34373797A 1997-11-28 1997-11-28 脱穀機における穀粒選別装置 Pending JPH10150841A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320268A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインにおける選別装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006320268A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインにおける選別装置

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