JPH10150077A - 導体箔およびそれを用いた複合フィルム - Google Patents

導体箔およびそれを用いた複合フィルム

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JPH10150077A
JPH10150077A JP30930396A JP30930396A JPH10150077A JP H10150077 A JPH10150077 A JP H10150077A JP 30930396 A JP30930396 A JP 30930396A JP 30930396 A JP30930396 A JP 30930396A JP H10150077 A JPH10150077 A JP H10150077A
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JP
Japan
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thickness
conductor foil
foil
plating
surface roughness
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Application number
JP30930396A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yamamori
義之 山森
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着性の絶縁層を持ち厚みむらのない均一な
メッキ厚みのボンディングの容易な複合フィルムを提供
する。 【解決手段】 十点平均表面粗さRzが重量換算厚の3
0〜60%であり最大表面粗さRmaxが下記数式
(1)を満足することを特徴とする導体箔。 Rmax<Rz+5 (1) (式中の単位は全てμm)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップの表
面実装が容易な導体回路を形成可能な通常の導体箔に代
わる複合フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常半導体チップの表面実装における接
続技術としては金属ワイヤーを用いたワイヤーボンディ
ングや半田、異方導電フィルム、バンプ等を用いた接合
方法が用いられている。何れの方法にしてもボンディン
グ性を良くするために回路上への金属のメッキが必要と
されるが、回路形成後のメッキは複雑な形状をしている
ため均一な厚みにすることが難しい。またチップあるい
は基板へリードを接続するためには位置精度を維持した
ままボンディングする必要があるが個々に独立したリー
ドは変形しやすく歩留まり低下の大きな要因となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、接着性の絶縁層を持ち厚みむらのない均一なメ
ッキ厚みのボンディングの容易な複合フィルムを提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、十点平均表面
粗さRzが重量換算厚の30〜60%であり最大表面粗
さRmaxが下記数式(1)を満足することを特徴とす
る導体箔で Rmax<Rz+5 (1) (式中の単位は全てμm) 前記導体箔が銅箔あるいは42アロイであることを特徴
とする導体箔であり、前記導体箔粗化面上に金と合金形
成もしくは熱融着可能な金属を0.3〜5μmの厚さに
メッキされていることを特徴とする導体箔である。また
前記メッキが錫あるいは半田であることを特徴とする導
体箔である。さらにメッキを形成した導体箔粗化面上に
加熱することにより溶融可能であり冷却後に絶縁膜を形
成しうる樹脂を下記数式(2)を満足する厚みD(D:
複合フィルム総厚−導体箔重量換算厚−メッキ厚)に形
成することを特徴とする複合フィルムである。 Rz<D<Rz+5 (2) (式中の単位は全てμm)
【0005】本発明において導体箔粗化面上に金と合金
形成もしくは熱融着可能な金属をメッキする方法は電気
メッキ、無電解メッキなど通常の方法でメッキすること
ができる。本発明における加熱することにより溶融可能
であり冷却後に絶縁膜を形成しうる樹脂は前述の特性を
有する樹脂なら特に限定されないが熱可塑性ポリイミド
やポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂および
これらの混合物など通常異方導電フィルムなどに利用さ
れる信頼性の優れた接着性樹脂を挙げることができる。
また必要に応じてフィラーや難燃剤等の添加物が入って
いても差し支えない。本発明における複合フィルムを通
常の3層TAB(Tape Automated Bonding)の製造にお
いて銅箔の代わりに用いることによりインナーリードや
アウターリードなど従来銅箔単独の細線のみが存在する
部分が薄い絶縁性樹脂で裏打ちされたリードより形成さ
れる。従って細線の位置ずれや曲がりが非常に少なく寸
法精度のよい状態が保たれたTABテープが得られる。
さらに通常はアウターリードのボンディングには異方導
電フィルム等を利用する必要があるが、本樹脂付きリー
ドは絶縁フィルムそのものが異方導電フィルムの役割を
果たすのでこれらをわざわざ添付する工程がいらない。
すなわちRzが導体箔の重量換算厚の30〜60%と粗
く、しかも絶縁樹脂層の厚みがRzより5μm以上厚い
ことはないのでリードに圧力を加えると粗化山そのもの
が異方導電における金属粒子と同様の働きをして絶縁樹
脂層をつきやぶり基板上の回路と電気的な接続を得るこ
とができる。
【0006】
【実施例】
(実施例1)重量平均厚さ33μmの電解銅箔(Rz=
15μm,Rmax=17μm)粗化面上にに錫を1μ
mの厚みに電気メッキしメッキ付きの導体箔を得た。次
にビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキ
シ社製:エピコート828)40重量部と無水マレイン
酸30重量部とアクリルニトリル−ブタジエンゴム30
重量部をアセトンで混合溶解して濃度40重量%にした
ものを乾燥後の厚さDが18μmとなるように錫メッキ
付き導体箔粗化面上に塗布し、130℃で5分間乾燥し
片面にエポキシ系接着剤の付いた複合フィルムを得た。
本複合フィルムを所定の幅にスリットし複合テープとし
た。この複合テープをエポキシ系接着剤(20μmt)
付きのポリイミドフィルム(ユーピレックスS:75μ
mt)にスプロケットホール、デバイスホール等の孔加
工をパンチングにより行い、120℃のロール温度でラ
ミネートを行った後に160℃でアフターキュアを施し
た。さらに3層TABにおける通常の工程で回路加工す
ることによりデバイスホールの内部に薄い接着材層を持
つTABテープを得ることができる。本テープを用いる
ことにより位置ずれがないためインナーリードボンディ
ングは位置合わせが非常に容易になり、また回路形成後
のメッキ加工の必要がない。またアウターリードも異方
導電フィルムを使用せずにそのままの状態で熱圧着する
ことにより基板との接続が可能であった。
【0007】
【発明の効果】本発明の複合フィルムを用いることによ
りインナーリードやアウターリードのボンディングを容
易にかつ安価に、生産性・収率よく得ることができるな
ど、工業的に好適な半導体実装用テープを与えるもので
ある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 十点平均表面粗さRzが重量換算厚の3
    0〜60%であり最大表面粗さRmaxが下記数式
    (1)を満足することを特徴とする導体箔。 Rmax<Rz+5 (1) (式中の単位は全てμm)
  2. 【請求項2】 前記導体箔が銅箔であることを特徴とす
    る請求項1記載の導体箔。
  3. 【請求項3】 前記導体箔が42アロイであることを特
    徴とする請求項1記載の導体箔。
  4. 【請求項4】 前記導体箔粗化面上に金と合金形成もし
    くは熱融着可能な金属を0.3〜5μmの厚さにメッキ
    されていることを特徴とする請求項1記載の導体箔。
  5. 【請求項5】 前記メッキが錫であることを特徴とする
    請求項4記載の導体箔。
  6. 【請求項6】 前記メッキが半田であることを特徴とす
    る請求項4記載の導体箔。
  7. 【請求項7】 請求項4、5又は6記載のメッキを形成
    した導体箔粗化面上に、加熱することにより溶融可能で
    あり冷却後に絶縁膜を形成しうる樹脂を下記数式(2)
    を満足する厚みD(D:複合フィルム総厚−導体箔重量
    換算厚−メッキ厚み)に形成することを特徴とする導体
    箔、金属メッキ及び絶縁膜の3層からなる複合フィル
    ム。 Rz<D<Rz+5 (2) (式中の単位は全てμm)
JP30930396A 1996-11-20 1996-11-20 導体箔およびそれを用いた複合フィルム Pending JPH10150077A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002329754A (ja) * 2001-05-02 2002-11-15 Shindo Denshi Kogyo Kk テープキャリアの製造方法
KR101153497B1 (ko) * 2005-01-18 2012-06-11 도호 가가꾸 고오교 가부시키가이샤 생분해성 폴리에스테르계 수지 조성물

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