JPH10148861A - カメラの入力装置 - Google Patents

カメラの入力装置

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JPH10148861A
JPH10148861A JP8310964A JP31096496A JPH10148861A JP H10148861 A JPH10148861 A JP H10148861A JP 8310964 A JP8310964 A JP 8310964A JP 31096496 A JP31096496 A JP 31096496A JP H10148861 A JPH10148861 A JP H10148861A
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JP
Japan
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camera
dial
input device
determined
rotating
Prior art date
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Application number
JP8310964A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiro Tsuchida
直弘 土田
Yuji Imai
右二 今井
Yuji Kobayashi
有二 小林
Takeshi Musashi
剛 八道
Kyoji Funabashi
亨二 舩橋
Hiroyuki Ito
宏幸 伊藤
Yuka Hikita
由加 引田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の撮影情報を安定した状態で簡単にかつ
確実に入力することが可能な、安価なカメラの入力装置
を提供する。 【解決手段】 カメラ本体方向へ押圧可能に支持された
操作ダイヤル23を有し、この操作ダイヤル23を押圧
しつつ回動させることにより第1の撮影情報を設定し、
該操作ダイヤル23を押圧せずに回動させることにより
上記第1の撮影情報と異なる第2の撮影情報を設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの入力装
置、詳しくは、カメラ本体に対して回動可能に取り付け
られた回転体を回動することにより撮影情報を設定する
カメラの入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラにおいては益々多機能化が
進み、これに伴いカメラ側から使用者に対して多くの情
報の入力を要求する状況に至っている。カメラ本体に
は、これら多くの情報入力手段として各種ボタンやダイ
ヤル等の操作部材が設けられており、使用者は、必要に
応じてあるいは必然に迫られこれらの操作部材を操作し
て複数の情報を入力するようになっている。上述したよ
うに多機能化に呼応するように入力を要求される情報の
種類も近年益々多くなっている。このような多種の情報
の入力にあたっては、第1に、各情報入力に対応する複
数のダイヤル、ボタンを設けて機能を割り振るように設
定する例もあるが、この例においては、多数のダイヤ
ル、ボタンを設けなければならずコストの増大、カメラ
の大型化を招くといった問題点があった。
【0003】この問題点を解消するために、所定の複数
のダイヤルあるいはボタンを組み合わせて操作すること
で別の情報入力機能を持たせ、より多くの種類の情報入
力を可能にした例や、1つのダイヤルあるいはボタンの
操作するタイミングを工夫して複数の情報入力機能を持
たせた例が知られるところにある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術において、まず、多種の情報入力に対応する
複数のダイヤル、ボタン等を設ける技術手段では、上述
したようにコスト増大、カメラの大型化を招いてしまう
といった問題点があり、また、複数のダイヤルあるいは
ボタンを組み合わせて操作することで別の情報入力機能
を持たせる技術手段では、たとえば操作部材の操作に左
手を用いたり、手をグリップから離して不安定な状態で
操作するという、両方の手で操作部材を操作しなければ
ならないという不具合があった。さらに、1つのダイヤ
ルあるいはボタンの操作するタイミングを工夫して複数
の情報入力機能を持たせる技術手段においても、同様に
不安定な操作を強いられる虞があった。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、複数の撮影情報を安定した状態で簡単にかつ
確実に入力することが可能な、安価なカメラの入力装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1のカメラの入力装置は、カメラ本体に
対して回動可能に取り付けられ、上記カメラ本体方向へ
押圧可能に支持された回転体を押圧しつつ回動させるこ
とにより撮影情報を設定することを特徴とする。
【0007】上記の目的を達成するために本発明の第2
のカメラの入力装置は、カメラ本体に対して回動可能に
取り付けられた回転体を回動することにより撮影情報を
設定するカメラの入力装置において、カメラ本体方向へ
押圧可能に支持された上記回転体を有し、この回転体を
押圧しつつ回動させることにより第1の撮影情報を設定
し、上記回転体を押圧せずに回動させることにより上記
第1の撮影情報と異なる第2の撮影情報を設定すること
を特徴とする。
【0008】上記の目的を達成するために本発明の第3
のカメラの入力装置は、カメラ本体に対して回動可能に
取り付けられ、上記カメラ本体方向へ押圧可能に支持さ
れた回転体と、この回転体の回動方向を検出する回動検
出手段と、上記回転体の押圧動作を検出する押圧検出手
段と、上記回動方向および押圧動作のいずれも検出され
た場合には第1の撮影情報の設定を行い、上記回動方向
のみが検出された場合には上記第1の撮影情報とは異な
る第2の撮影情報の設定を行う手段と、を具備する。
【0009】上記第1のカメラの入力装置は、カメラ本
体に対して回動可能に取り付けられ、上記カメラ本体方
向へ押圧可能に支持された回転体を押圧しつつ回動させ
ることにより撮影情報を設定する。
【0010】上記第2のカメラの入力装置は、カメラ本
体方向へ押圧可能に支持された回転体を有し、この回転
体を押圧しつつ回動させることにより第1の撮影情報を
設定し、上記回転体を押圧せずに回動させることにより
上記第1の撮影情報と異なる第2の撮影情報を設定す
る。
【0011】上記第3のカメラの入力装置は、カメラ本
体に対して回動可能に取り付けられ、上記カメラ本体方
向へ押圧可能に支持された回転体の回動方向を、回動検
出手段で検出し、上記回転体の押圧動作を押圧検出手段
で検出する。また、上記回動方向および押圧動作のいず
れも検出された場合には第1の撮影情報の設定を行い、
上記回動方向のみが検出された場合には上記第1の撮影
情報とは異なる第2の撮影情報の設定を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態であるカメラ
の入力装置に係るカメラの電気系の構成を示すブロック
図である。
【0014】図1において、メインCPU1は、その内
部に設けられたROM(リードオンリメモリ)に記憶さ
れたプログラムに基づいて、逐次シーケンシャル制御を
実行し、これによって周辺の集積回路等の動作を司る。
そして、このメインCPU1には、LCD2、AFIC
3、データバック4、ストロボ5、ISO入力装置6、
SW(スイッチ)入力装置7、EEPROM8、受光回
路9、測光回路10及びモータドライバ11が接続され
ている。
【0015】このモータドライバ11はカメラに内蔵さ
れた各種モータをメインCPU1からの信号に基づいて
駆動するための集積回路である。上記モータドライバ1
1には、LDM13、ZM14、WSM15、AVM1
6を介して、フォーカス装置17、ズーム装置18、巻
上げ装置19及びシャッタ装置20、絞り装置21が接
続されている。
【0016】上記LDM13は撮影レンズ内のフォーカ
ス装置17を駆動するモータ、ZM14は撮影レンズの
焦点距離を変更するズーム装置18を駆動するモータ、
WSM15はフィルムの巻上げを行う巻上げ装置19及
びシャッタ装置20内のフォーカルプレーンシャッタを
走行させるためのバネチャージと、撮影光線を図示され
ないファインダに導くかフィルム面に導くかを選択的に
動作する図示されないミラー機構とを駆動するモータ
で、AVM16は撮影光線を制限するための絞り装置2
1を駆動するモータである。
【0017】上記LCD2は、カメラの外部に設けられ
た識別表示手段であり、メインCPU1の制御信号に基
づいて、カメラのモード表示やフィルム駒数の表示等を
行う。
【0018】また、AFIC3は、電荷蓄積型のセンサ
列を有している。このセンサ列上には、図示されない撮
影レンズを通して入射してくる被写体像が2つの像に分
割された後、その分割された像が結像される。そして、
上記2像の光強度が量子化された値が、AFIC3で形
成されてメインCPU1に転送される。メインCPU1
では、公知の技術である位相差検出方法によって、フォ
ーカス装置17を駆動して撮影レンズのピント調節を行
う。
【0019】上記データバック4は、メインCPU1の
信号に基づいて、フィルムに日付けの写し込みを行うも
のである。また、ストロボ5は、被写体の輝度が低い時
や、被写体が逆光状態にある時に、露出時において被写
体にストロボ光を照射するものである。
【0020】ISO入力装置6は、フィルムケースまた
はフィルムカートリッジから、フィルム感度情報を読取
る装置である。更に、SW入力装置7は、図示されない
キースイッチと、カメラ動作に応じて開閉するメカニカ
ルスイッチの作動状態を検出するための装置である。上
記キースイッチは、いわゆるカメラのレリーズ、ズーム
のアップダウン、カメラモードの設定等を行うスイッチ
であり、後述するダイヤル操作スイッチも含まれる。
【0021】上記EEPROM8は、カメラ毎にばらつ
く測光値やAFデータを補正するための補正データを記
憶するための不揮発性メモリである。
【0022】上記受光回路9は、遠隔操作装置12から
発信された遠隔操作信号を受信して波形整形後、メイン
CPU1へ転送する機能を有している。遠隔操作装置1
2は、この遠隔操作装置12上で操作者の設定したデー
タをカメラ本体に送信したり、カメラの露出開始タイミ
ングを決定するために所定の送信コードを発信する。
【0023】また、測光回路10は、図示されない撮影
レンズを通して入射してきた被写体光の輝度を検出し
て、自動露出時の絞り値やシャッタスピード値を決定す
るための装置である。
【0024】次に、図2乃至図4を参照して、上記SW
入力装置7の情報設定を行う操作ダイヤルについて説明
する。
【0025】図2は、上記SW入力装置7の操作ダイヤ
ルの構成を示す回路図である。
【0026】操作ダイヤルは、並列に接続された3つの
スイッチSW1、SW2及びSW3と、これらスイッチ
SW1、SW2及びSW3にそれぞれ直列に接続された
抵抗R1、R2及びR3により構成されている。そし
て、上記抵抗R1、R2及びR3でプルアップすること
によって、スイッチがオンで“L”レベル信号が、スイ
ッチがオフで“H”レベル信号が、それぞれ下記(1)
〜(3)式で示される端子からCPU1に出力される。
【0027】
【数1】
【数2】
【数3】 なお、以下の説明においては、上記(1)〜(3)式で
表される端子は、それぞれSW1/O、SW2/O、S
W3/Oと記すものとする。
【0028】上記SW1とSW2は、操作ダイヤルを回
動させると該ダイヤルの所定回転角毎にパルスを発生す
るように、オン、オフが繰り返される。これにより、上
記パルスは2相の信号を発生し、ダイヤルの回動方向を
検知することができる。
【0029】図4(a)は、操作ダイヤル上に形成され
るスイッチSW1、SW2の構成を示した図である。
【0030】操作ダイヤル23は、回転軸24を中心と
して時計方向(C.W.方向)及び反時計方向(C.
C.W.方向)に回転可能に構成されている。そして、
操作ダイヤル23の一方の面上には、斜線部で示される
ような導通パターン25が形成されている。この導通パ
ターン25は、銅箔上に金メッキの薄膜が施されたもの
である。
【0031】また、操作ダイヤル23の導通パターン2
5が形成された面上には、図示されない導線を介して図
2の端子SW1/Oに接続された導電切片SW1Iと、
同様に図示されない導線を介して図2の端子SW2/O
に接続された導電切片SW2Iと、図示されない導線を
介して図2の接地ラインに接続された切片COMとが、
それぞれ配置されている。このように構成された操作ダ
イヤル23が、図示C.W.方向、またはC.C.W.
方向に回転されると、上記各切片SW1/O、SW2/
O、COMと導通パターン25によって、図3に示され
る信号が発生される。
【0032】なお、導通パターン25及び各切片SW1
/O、SW2/O、COMを設ける以外にも、図3に示
される信号が出力される他の方法でも良い。
【0033】図3は、上記操作ダイヤル23を回動させ
た時の端子SW1/O、SW2/Oから出力される信号
の状態を示したタイムチャートであり、(a)は、C.
W.方向、(b)はC.C.W.方向に回転させた場合
を示したものである。
【0034】操作ダイヤル23がC.W.方向に回転さ
れた時は、図3(a)に示されるように、端子SW1/
Oから立ち下がり信号が出力される。この時、端子SW
2/Oは“H”レベル状態の信号となっている。
【0035】一方、操作ダイヤル23がC.C.W.方
向に回転された時は、図3(b)に示されるように、端
子SW1/Oから立ち下がり信号が出力された時、端子
SW2/Oは、“L”レベル状態の信号となっている。
【0036】上記の如く、端子SW1/Oの立ち下がり
信号に同期して端子SW2/Oの信号レベルが検知され
れば、操作ダイヤル23の回転方向を検出することが可
能となる。
【0037】図4(b)は、上記操作ダイヤル23とス
イッチSW3及び上記操作ダイヤル23の押圧力の伝達
機構系を示した図である。
【0038】上記ダイヤルが回転軸の垂直方向に押圧さ
れた時に上記ダイヤルが押圧方向に移動してSW3がオ
ンするまでの伝達機構の構成を、断面図で示している。
【0039】操作ダイヤル23は、回転軸24によって
支持部材26に支持されているもので、図示矢印A方向
(A1 方向またはA2 方向)に移動可能に支持されてい
る。これにより、操作ダイヤル23と支持部材26と
は、一体的に構成されている。
【0040】上記支持部材26は、その端面27が支持
部材28の端面29と接触するようになっている。支持
部材28は、回転軸30を回転中心として図示矢印B方
向(B1 方向またはB2 方向)に回転可能に支持される
と共に、図示されないばね力によって、常に図示矢印B
1 方向に付勢されている。また、支持部材28には、曲
面を有する先端部31が設けられている。
【0041】スイッチSW3は硬質基板32上に構成さ
れるスイッチであり、この硬質基板32の垂直方向に押
圧力が加えられるとオンする。この場合、スイッチSW
3は、支持部材28の先端部31と接触可能に配設され
ている。
【0042】いま、カメラ操作者が、操作ダイヤル23
を図示矢印A2 方向に押圧すると、支持部材26が図示
矢印A2 方向に移動されて端面27が支持部材28の端
面29と接触する。すると、支持部材28が回転軸30
を中心に図示矢印B2 方向に回転されて、先端部31に
よってスイッチSW3が押圧される。
【0043】なお、支持部材26及び28の形状は、操
作ダイヤル23が図示矢印A2 方向に押圧されたときに
スイッチSW3がオンされれば、その形状は特定されな
い。
【0044】また、操作ダイヤル23が図示矢印A2 方
向に押圧されたときにスイッチSW3がオンされるよう
に構成すれば、特に支持部材28は無くとも良いもので
ある。例えば、支持部材26の端面27が直接スイッチ
SW3を押圧するように構成しても良い。
【0045】図5は、本実施形態のカメラの入力装置が
適用されたカメラの外観を示したもので、(a)は上面
図、(b)は斜視図である。
【0046】図5(a)及び(b)において、カメラ本
体35には撮影レンズ鏡筒36が装着されている。ま
た、カメラ本体36のグリップ部37には、レリーズ釦
38が設けられいてる。カメラ本体35の背面には、上
記グリップ部37の背面部に操作ダイヤル23が、そし
て中央部にファインダ39及びLCDパネル40(図1
のLCD2に対応する)が設けられている。
【0047】操作ダイヤル23は、カメラ操作者が右手
の親指のみで操作可能なグリップ部37の背面部に配置
されて、C.W.及びC.C.W.方向に回転、または
図示矢印A方向に押圧することができる。なお、操作ダ
イヤル23は、右手親指で操作可能なグリップ部37の
背面部に配置した例を示しているが、グリップ部37の
前面部に配置しても良い。このようにグリップ部37の
前面部に配置することにより、右手人差指で操作するこ
とが可能となる。
【0048】図6は、本実施形態のカメラの入力装置に
ける上記操作ダイヤル23の操作に応動して変化するL
CDパネル40の表示状態の一例を示した正面図であ
る。
【0049】同図において、表示部41,42はともに
7セグメントのLEDで構成され、表示部41はシャッ
タースピード値を示し、表示部42は絞り値を7セグメ
ントの数字として示す。また、表示部43,44,4
5,46,47は自動露出モードに関する表示部であ
り、表示部43は標準自動露出モード(自動露出モード
が選択された場合には通常は標準自動露出モードが選択
される)の表示部であり、絵表示部44,45,46,
47はそれぞれポートレートモード,夜景モード,風景
モード,スポーツモードを示す表示部である。
【0050】また、表示部48は絞り優先自動露出、表
示部49はシャッタースピード優先自動露出、表示部5
0はマニュアル露出をそれぞれ示す表示部である。さら
に、表示部51,52,53は測光方式を示す表示部で
あり、それぞれ、表示部51はスポット測光方式、表示
部52は中央重点測光方式、表示部53は評価測光方式
を示している。また、表示部54は露出補正値を示して
おり、表示部55は測距範囲を示している。
【0051】次に、図7のフローチャートを参照して、
本実施形態のカメラの入力装置におけるカメラの操作ダ
イヤル23を操作した際のメインCPU1の処理動作
(ダイヤル処理動作)を説明する。
【0052】なお、このサブルーチン“ダイヤル処理”
は、カメラのメインルーチン(図示せず)で、定期的に
繰り返されてサブルーチンコールされるものとする。
【0053】また、後述する自動露出の切り換えは、メ
インルーチンの中でこの操作ダイヤル23もしくは他の
操作部材を操作することにより行われる。この操作ダイ
ヤル23で焦点距離の変更またはピント変更を行う場合
も同様である。
【0054】まず、操作ダイヤル23を、絞り値とシャ
ッタースピード値を自由に設定可能なマニュアル露出モ
ードに適用した場合について説明する。
【0055】ステップS1において、操作ダイヤル23
から出力される信号(端子SW1/O,SW2/O,S
W3/Oからの出力信号)が読み込まれ、信号変化が検
出される。次いで、ステップS2において、端子SW1
/Oからの出力信号が立ち下がり変化したかが判断され
る。ここで、変化した場合はステップS3に進み、SW
3/Oからの出力信号がONしているかが判断され、O
Nしていれば現在絞り値を変更中であり、OFFであれ
ばシャッタスピード値を変更中であると判断される。
【0056】上記ステップS3において絞り変更中であ
ると判断された場合は、絞りモードであるとしてステッ
プS5に進んで端子SW2/Oからの出力信号が“H”
レベルであるか否かが判断される。ここで、“H”レベ
ルである場合は、操作ダイヤル23がC.W.方向に回
転していると判断され、ステップS8に進んで絞り値と
絞り表示が1段分アップ(図6の絵表示42が変化)さ
れる。
【0057】一方、上記ステップS5において、端子S
W2/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断さ
れた場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向に
回転されていると判断される。この場合は、ステップS
9に進んで、絞り値と絞り表示が1段分ダウン(図6の
絵示42が変化)される。
【0058】また、上記ステップS3において、シャッ
タースピード(図中、S.S.と記す)値が変更中であ
ると判断された場合は、S.S.モードであるとしてス
テップS4に進んで、端子SW2/Oからの出力信号が
“H”レベルであるかが判断される。ここで、“H”レ
ベルである場合は、操作ダイヤル23がC.W.方向に
回転していると判断されることになる。したがって、ス
テップS6に進んで、シャッタースピード値(S.S.
値)とシャッタースピード表示(S.S.表示)が1段
分アップ(図6の絵表示41が変化)される。
【0059】上記ステップS4において、端子SW2/
Oからの出力信号が“L”レベルであると判断された場
合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向に回転さ
れていると判断されるので、ステップS7に進んで、シ
ャッタースピード値とシャッタースピード表示が1段分
ダウン(図6の絵表示41が変化)された後、リターン
される。
【0060】次に、図8のフローチャートを参照して、
本実施形態のカメラの入力装置における、露出モード切
り換えに適用した場合の処理動作を説明する。
【0061】なお、本実施形態において、露出モード
は、標準自動露出モード(図6表示部43参照)、絞り
優先自動露出(図6表示部48参照)、シャッタースピ
ード優先自動露出(図6表示部49参照)、マニュアル
露出(図6表示部50参照)を露出モード1とし、ポー
トレートモード(図6表示部44参照)、夜景モード
(図6表示部45参照)、風景モード(図6表示部46
参照)、スポーツモード(図6表示部47参照)を露出
モード2とする。そして、ダイヤル23を回転させるこ
とによって露出モード2内のいずれか設定され、ダイヤ
ル23を押圧しながら回転させることによって露出モー
ド1内のいずれかが設定されるようになっている。
【0062】上記標準自動露出モードは、標準的なプロ
グラム線図に準じた自動露出撮影を行うモードであり、
選択時には、図6の表示部43に表示される。また、絞
り優先自動露出は、絞りを手動で設定しシャッタースピ
ードを自動的に設定して撮影するモードであり、選択時
には、図6の表示部48に表示される。さらに、シャッ
タースピード優先自動露出は、絞りは自動的に設定しシ
ャッタースピードを手動で設定するモードであり、選択
時には、図6の表示部49に表示される。また、マニュ
アル露出は、絞り、シャッタースピードとも手動で設定
するモードであり、選択時には、図6の表示部50に表
示される。
【0063】また、ポートレートモードは、被写体深度
を浅く設定して撮影するモードであり、選択時には、図
6の表示部44に表示される。また、夜景モードはシャ
ッタースピードの長秒時リミット時間を通常よりも長く
して撮影するモードであり、選択時には、図6の表示部
45に表示される。そしてスポーツモードは、高速のシ
ャッター秒時で撮影するモードであり、選択時には、図
6の表示部47に表示される。
【0064】図8において、先ず、ステップS11にお
いて、操作ダイヤル23から出力される信号(端子SW
1/O,SW2/O,SW3/Oからの出力信号)が読
み込まれて、信号変化が検出される。
【0065】次いで、ステップS12において、端子S
W1/Oからの出力信号が立ち下がれ変化したか否かが
判断される。ここで、変化した場合はステップS13に
進み、SW3/Oからの出力信号がONしているかが判
断され、ONしていれば現在露出モード1を変更中であ
り、OFFであれば露出モード2を変更中であると判断
される。
【0066】上記ステップS13において露出モード1
を変更中であると判断された場合は、ステップS15に
進んで端子SW2/Oからの出力信号が“H”レベルで
あるか否かが判断される。ここで、“H”レベルである
場合は、操作ダイヤル23が、C.W.方向に回転して
いると判断され、ステップS18に進んで露出モード1
の中の点滅表示が右方向(標準自動露出モード→絞り優
先自動露出→シャッタースピード優先自動露出→マニュ
アル露出→標準自動露出モード→…)にスクロールされ
る。
【0067】一方、上記ステップS15において、端子
SW2/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断
された場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向
に回転されていると判断される。この場合は、ステップ
S19に進んで、露出モード1の中の点滅表示が左方向
(マニュアル露出→シャッタースピード優先自動露出→
絞り優先自動露出→標準自動露出モード→マニュアル露
出→…)にスクロールされる。
【0068】また、上記ステップS13において、露出
モード2が変更中であると判断された場合は、ステップ
S14に進んで、端子SW2/Oからの出力信号が
“H”レベルであるか判断される。ここで、“H”レベ
ルである場合は、操作ダイヤル23が、C.W.方向に
回転していると判断されることになる。したがって、ス
テップS16に進んで、露出モード2の中の点滅表示が
右方向(ポートレートモード→夜景モード→風景モード
→スポーツモード→ポートレートモード→…)にスクロ
ールされる。
【0069】上記ステップS14において、端子SW2
/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断された
場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向に回転
されていると判断されるので、ステップS17に進ん
で、露出モード2の中の点滅表示が左方向(スポーツモ
ード→風景モード→夜景モード→ポートレートモード→
スポーツモード→…)にスクロールされる。
【0070】次いで、ステップS20において、レリー
ズSWがONされたか否かで判断される。ここで、レリ
ーズSWがONされた場合はステップS21に進んで現
在点滅されているモード表示が点灯され、その後リター
ンされる。
【0071】次に、図9のフローチャートを参照して、
本実施形態のカメラの入力装置におけるプログラムシフ
ト及び露出補正に適用された場合の処理動作(ダイヤル
処理動作)を説明する。
【0072】なお、このサブルーチン“ダイヤル処理”
は、カメラのメインルーチン(図示せず)で、定期的に
繰り返されてサブルーチンコールされるものとする。
【0073】まず、ステップS31において、操作ダイ
ヤル23から出力される信号(端子SW1/O,SW2
/O,SW3/Oからの出力信号)が読み込まれて、信
号変化が検出される。次いで、ステップS32におい
て、端子SW1/Oからの出力信号が立ち下がり変化し
たかが判断される。ここで、変化した場合はステップS
33に進み、SW3/Oからの出力信号がONしている
かが判断され、ONしていれば現在プログラムを変更中
であり、OFFであれば露出補正を変更中であると判断
される。
【0074】上記ステップS33においてプログラム変
更中であると判断された場合は、ステップS34に進ん
で端子SW2/Oからの出力信号が“H”レベルである
か否かが判断される。ここで、“H”レベルである場合
は、操作ダイヤル23が、C.W.方向に回転している
と判断され、ステップS36に進んでプログラム線図が
1段分アップされる。
【0075】一方、上記ステップS34において、端子
SW2/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断
された場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向
に回転されていると判断される。この場合、ステップS
37に進んで、プログラム線図が1段分ダウンされる。
【0076】また、上記ステップS33において、露出
補正が変更中であると判断された場合は、ステップS3
5に進んで、端子SW2/Oからの出力信号が“H”レ
ベルであるか判断される。ここで、“H”レベルである
場合は、操作ダイヤル23が、C.W.方向に回転して
いると判断されることになる。したがって、ステップS
38に進んで、露出補正値と表示が1/2段分アップさ
れる。
【0077】上記ステップS35において、端子SW2
/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断された
場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向に回転
されていると判断されるので、ステップS39に進ん
で、露出補正値と表示1/2段分ダウンされた後、リタ
ーンされる。
【0078】次に、図10のフローチャートを参照し
て、本実施形態のカメラの入力装置における絞り優先自
動露出モードと露出補正に適用された場合の処理動作
(ダイヤル処理動作)を説明する。
【0079】なお、このサブルーチン“ダイヤル処理”
は、カメラのメインルーチン(図示せず)で、定期的に
繰り返されてサブルーチンコールされるものとする。
【0080】まず、ステップS41において、操作ダイ
ヤル23から出力される信号(端子SW1/O,SW2
/O,SW3/Oからの出力信号)が読み込まれて、信
号変化が検出される。次いで、ステップS42におい
て、端子SW1/Oからの出力信号が立ち下がり変化し
たかが判断される。ここで、変化した場合はステップS
43に進み、SW3/Oからの出力信号がONしている
かが判断され、ONしていれば現在絞りを変更中であ
り、OFFであれば露出補正を変更中であると判断され
る。
【0081】上記ステップS43において絞り変更中で
あると判断された場合は、ステップS44に進んで端子
SW2/Oからの出力信号が“H”レベルであるか否か
が判断される。ここで、“H”レベルである場合は、操
作ダイヤル23が、C.W.方向に回転していると判断
され、ステップS46に進んで絞り値と表示が1段分ア
ップされる。
【0082】一方、上記ステップS44において、端子
SW2/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断
された場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向
に回転されていると判断される。この場合は、ステップ
S47に進んで、絞り値と表示が1段分ダウンされる。
【0083】また、上記ステップS43において、露出
補正が変更中であると判断された場合は、ステップS4
5に進んで、端子SW2/Oからの出力信号が“H”レ
ベルであるか判断される。ここで、“H”レベルである
場合は、操作ダイヤル23が、C.W.方向に回転して
いると判断されることになる。したがって、ステップS
48に進んで、露出補正値と表示が1/2段分アップさ
れる。
【0084】上記ステップS45において、端子SW2
/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断された
場合は、操作ダイヤル23がC.C.W.方向に回転さ
れていると判断されるので、ステップS49に進んで、
露出補正値と表示が1/2段分ダウンされた後、リター
ンされる。
【0085】次に、図11のフローチャートを参照し
て、本実施形態のカメラの入力装置におけるシャッター
スピード優先自動露出及び露出補正に適用された場合の
処理動作(ダイヤル処理動作)を説明する。
【0086】なお、このサブルーチン“ダイヤル処理”
は、カメラのメインルーチン(図示せず)で、定期的に
繰り返されてサブルーチンコールされるものとする。
【0087】まず、ステップS51において、操作ダイ
ヤル23から出力される信号(端子SW1/O,SW2
/O,SW3/Oからの出力信号)が読み込まれて、信
号変化が検出される。次いで、ステップS52におい
て、端子SW1/Oからの出力信号が立ち下がり変化し
たかが判断される。ここで、変化した場合はステップS
53に進み、SW3/Oからの出力信号がONしている
かが判断され、ONしていれば現在シャッタースピード
を変更中であり、OFFであれば露出補正を変更中であ
ると判断される。
【0088】上記ステップS53においてシャッタース
ピード変更中であると判断された場合は、ステップS5
4に進んでSW2/Oからの出力信号が“H”レベルで
あるか否かが判断される。ここで、“H”レベルである
場合は、操作ダイヤル23がC.W.方向に回転してい
ると判断され、ステップS56に進んでシャッタースピ
ード値と表示が1段分アップされる。
【0089】一方、上記ステップS54において、端子
SW2/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断
された場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向
に回転されていると判断される。この場合、ステップS
57に進んで、シャッタースピード値と表示が1段分ダ
ウンされる。
【0090】また、上記ステップS53において、露出
補正が変更中であると判断された場合は、ステップS5
5に進んで、端子SW2/Oからの出力信号が“H”レ
ベルであるか判断される。ここで、“H”レベルである
場合は、操作ダイヤル23が、C.W.方向に回転して
いると判断されることになる。したがって、ステップS
58に進んで、露出補正値と表示が1/2段分アップさ
れる。
【0091】上記ステップS55において、端子SW2
/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断された
場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向に回転
されていると判断されるので、ステップS59に進ん
で、露出補正値と表示が1/2段分ダウンされた後、リ
ターンされる。
【0092】図12は、本実施形態のカメラの入力装置
において、焦点距離変更及びパワーフォーカスに適用さ
れた場合の処理動作を説明するフローチャートである。
【0093】なお、このサブルーチン“ダイヤル処理”
は、カメラのメインルーチン(図示せず)で、定期的に
繰り返されてサブルーチンコールされたものとする。
【0094】まず、ステップS61において、操作ダイ
ヤル23から出力される信号(端子SW1/O,SW2
/O,SW3/Oからの出力信号)が読み込まれて、信
号変化が検出される。次いで、ステップS62におい
て、端子SW1/Oからの出力信号で立ち下がり変化し
たかが判断される。ここで、変化した場合はステップS
63に進み、SW3/Oからの出力信号がONしている
かが判断され、ONしていれば現在焦点距離を変更中で
あり、OFFであればピントを変更中であると判断され
る。
【0095】上記ステップS63において焦点距離変更
中であると判断された場合は、ステップS64に進んで
端子SW2/Oからの出力信号が“H”レベルであるか
否かが判断される。ここで、“H”レベルである場合
は、操作ダイヤル23が、C.W.方向に回転している
と判断され、ステップS66に進んでテレ方向にズーム
駆動がなされる。
【0096】一方、上記ステップS64において、端子
SW2/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断
された場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向
に回転されていると判断される。この場合は、ステップ
S67に進んで、ワイド方向にズーム駆動がなされる。
【0097】また、上記ステップS63において、ピン
トが変更中であると判断された場合は、ステップS65
に進んで、端子SW2/Oからの出力信号が“H”レベ
ルであるか判断される。ここで、“H”レベルである場
合は、操作ダイヤル23が、C.W.方向に回転してい
ると判断されることになる。したがって、ステップS6
8に進んで、無限方向にフォーカス駆動がなされる。
【0098】上記ステップS65において、端子SW2
/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断された
場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向に回転
されていると判断されるので、ステップS69に進ん
で、至近方向にフォーカス駆動がなされた後リターンさ
れる。
【0099】図13は、本実施形態のカメラの入力装置
において、測距枠変更及び測光方式変更に適用された場
合の処理動作を説明するフローチャートである。
【0100】なお、このサブルーチン“ダイヤル処理”
は、カメラのメインルーチン(図示せず)で、定期的に
繰り返されてサブルーチンコールされるものとする。
【0101】まず、ステップS71において、操作ダイ
ヤル23から出力される信号(端子SW1/O,SW2
/O,SW3/Oからの出力信号)が読み込まれて、信
号変化が検出される。次いで、ステップS72におい
て、端子SW1/Oからの出力信号が立ち下がり変化し
たかが判断される。ここで、変化した場合はステップS
73に進み、SW3/Oからの出力信号がONしている
かが判断され、ONしていれば現在測距枠を変更中であ
り、OFFであれば測光方式を変更中であると判断され
る。
【0102】上記ステップS73において測距枠変更中
であると判断された場合は、ステップS74に進んで端
子SW2/Oからの出力信号が“H”レベルであるか否
かが判断される。ここで、“H”レベルである場合は、
操作ダイヤル23が、C.W.方向に回転していると判
断され、ステップS76に進んで測距枠表示が右方向に
スクロールされる。
【0103】一方、上記ステップS74において、端子
SW2/Oからの出力信号が、“L”レベルであると判
断された場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方
向に回転されていると判断される。この場合、ステップ
S77に進んで、測距枠表示が左方向にスクロールされ
る。
【0104】また、上記ステップS73において、測光
方式が変更中であると判断された場合は、ステップS7
5に進んで、端子SW2/Oからの出力信号が“H”レ
ベルであるか判断される。ここで、“H”レベルである
場合は、操作ダイヤル23が、C.W.方向に回転して
いると判断されることになる。したがって、ステップS
78に進んで、測光方式の表示が右方向(スポット測光
→中央重点測光→評価測光→スポット測光→…)にスク
ロールされる。
【0105】上記ステップS75において、端子SW2
/Oからの出力信号が“L”レベルであると判断された
場合は、操作ダイヤル23が、C.C.W.方向に回転
されていると判断されるので、ステップS79に進ん
で、測光方式の表示が左方向(評価測光→中央重点測光
→スポット測光→評価測光→…)にスクロールされた後
リターンされる。
【0106】ところで、上述した実施の形態では操作部
材に回動可能な操作ダイヤルを用いていたが、これに限
られるものではない。例えば、トラックボール等のよう
に何れの方向にも回動可能な操作部材としても良い。
【0107】以上のように、本実施形態のカメラの入力
装置によれば、以下の効果が得られる。
【0108】即ち、手をグリップから離すことなく複数
の撮影情報を入力することができる共に、複数の操作部
材を用いたカメラのような複雑な煩わしい操作が解消さ
れ、操作の解りやすいカメラの撮影情報入力装置を提供
することができる。
【0109】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1)カメラ本体に対して回転軸を中心に回転可能に取
り付けられ、上記回転軸に対して垂直方向への押圧に応
じて移動可能に支持されたダイヤルと、このダイヤルを
押圧しつつ回動させる操作に応じて動作する第1の入力
手段と、このダイヤルを押圧せずに回動させる操作に応
じて動作する第2の入力手段とを有することを特徴とす
るカメラの入力装置。
【0110】(2)上記第1の入力手段により第1の撮
影情報の設定を行い、上記第2の入力手段により上記第
1の撮影情報とは異なる第2の撮影情報の設定を行うこ
とを特徴とする上記(1)に記載のカメラの入力装置。
【0111】(3)上記ダイヤルは、回動に応じて第1
のスイッチを動作させ、上記回転軸の垂直方向への押圧
に応じて第2のスイッチを動作させる入力部材である上
記(1)に記載のカメラの入力装置。
【0112】(4)上記ダイヤルを、カメラを保持した
状態において右手若しくは人差し指により操作しうる場
所に配置したことを特徴とする上記(1)に記載のカメ
ラの入力装置。
【0113】(5)上記ダイヤルを操作して入力された
撮影情報を表示する表示手段を更に具備することを特徴
とする上記(1)に記載のカメラの入力装置。
【0114】(6)上記撮影情報の設定は、露出モー
ド、絞り値、シャッタースピード値、プログラムシフ
ト、露出補正、測距枠、測光方法、焦点距離、フォーカ
スのいずれかまたは複数である上記(1)に記載のカメ
ラの入力装置。
【0115】(7)上記露出モードがマニュアル露出の
場合には、絞り値及びシャッタースピード値を入力可能
なことを特徴とする上記(1)に記載のカメラの入力装
置。
【0116】(8)上記露出モードが自動露出の場合に
は、プログラムシフト及び露出補正を入力可能なことを
特徴とする上記(1)に記載のカメラの入力装置。
【0117】(9)上記露出モードが絞り優先自動露出
の場合には、絞り値を入力可能なことを特徴とする上記
(1)に記載のカメラの入力装置。
【0118】(10)上記露出モードがシャッタースピ
ード優先自動露出の場合には、シャッタースピード値を
入力可能なことを特徴とする上記(1)に記載のカメラ
の入力装置。
【0119】(11)上記ダイヤルを押圧しつつ回動さ
せる操作に応じて絞り値を入力し、上記ダイヤルを押圧
せずに回動させる操作に応じてシャッタスピード値を入
力する上記(7)に記載のカメラの入力装置。
【0120】(12)上記撮影情報の設定は、露出モー
ドの切換であることを特徴とする上記(1)に記載のカ
メラの入力装置。
【0121】(13)上記ダイヤルの回転方向に応じて
異なる信号を出力することを特徴とする上記(1)乃至
(12)に記載のカメラの撮影情報入力装置。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の撮影情報を安定した状態で簡単にかつ確実に入力す
ることが可能な、安価なカメラの入力装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるカメラの入力装置に
係るカメラの電気系の構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施形態のカメラの入力装置におけるSW
入力装置の操作ダイヤルの構成を示した回路図である。
【図3】上記実施形態のカメラの入力装置において、操
作ダイヤルを回動させたときの端子SW1/O、SW2
/Oから出力される信号の状態を示したタイムチャート
であり、(a)は、C.W.方向、(b)はC.C.
W.方向に回転させた場合を示したものである。
【図4】上記実施形態のカメラの入力装置において、
(a)は、操作ダイヤル上に形成されるスイッチSW
1、SW2の構成を示した図であり、(b)は、上記操
作ダイヤルとスイッチSW3及び上記操作ダイヤルの押
圧力の伝達機構系を示した図である。
【図5】上記実施形態のカメラの入力装置が適用された
カメラの外観を示した図であり、(a)は上面図、
(b)は斜視図である。
【図6】上記実施形態のカメラの入力装置にける操作ダ
イヤルの操作に応動して変化するLCDパネルの表示状
態の一例を示した正面図である。
【図7】上記実施形態のカメラの入力装置において、操
作ダイヤルを操作した際のメインCPUの処理動作(ダ
イヤル処理動作)を説明するフローチャートである。
【図8】上記実施形態のカメラの入力装置において、露
出モード切り換えに適用した場合の処理動作(ダイヤル
処理動作)を説明するフローチャートである。
【図9】上記実施形態のカメラの入力装置において、プ
ログラムシフト及び露出補正に適用された場合の処理動
作(ダイヤル処理動作)を説明するフローチャートであ
る。
【図10】上記実施形態のカメラの入力装置において、
絞り優先自動露出モードと露出補正に適用された場合の
処理動作(ダイヤル処理動作)を説明するフローチャー
トである。
【図11】上記実施形態のカメラの入力装置において、
シャッタースピード優先自動露出及び露出補正に適用さ
れた場合の処理動作(ダイヤル処理動作)を説明するフ
ローチャートである。
【図12】上記実施形態のカメラの入力装置において、
焦点距離変更及びパワーフォーカスに適用された場合の
処理動作(ダイヤル処理動作)を説明するフローチャー
トである。
【図13】上記実施形態のカメラの入力装置において、
測距枠変更及び測光方式変更に適用された場合の処理動
作(ダイヤル処理動作)を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…メインCPU 23…操作ダイヤル 40…LCDパネル 41…表示部(シャッタースピード値) 42…表示部(絞り値) 43…表示部(標準自動露出モード) 44…絵表示部(ポートレートモード) 45…絵表示部(夜景モード) 46…絵表示部(風景モード) 47…絵表示部(スポーツモード) 48…表示部(絞り優先自動露出) 49…表示部(シャッタースピード優先自動露出) 50…表示部(マニュアル露出) 51…表示部(スポット測光方式) 52…表示部(中央重点測光方式) 53…表示部(評価測光方式) 54…表示部(露出補正値) 55…表示部(測距範囲)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八道 剛 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 舩橋 亨二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 宏幸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 引田 由加 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に対して回動可能に取り付け
    られ、上記カメラ本体方向へ押圧可能に支持された回転
    体を押圧しつつ回動させることにより撮影情報を設定す
    ることを特徴とするカメラの入力装置。
  2. 【請求項2】 カメラ本体に対して回動可能に取り付け
    られた回転体を回動することにより撮影情報を設定する
    カメラの入力装置において、 カメラ本体方向へ押圧可能に支持された上記回転体を有
    し、この回転体を押圧しつつ回動させることにより第1
    の撮影情報を設定し、上記回転体を押圧せずに回動させ
    ることにより上記第1の撮影情報と異なる第2の撮影情
    報を設定することを特徴とするカメラの入力装置。
  3. 【請求項3】 カメラ本体に対して回動可能に取り付け
    られ、上記カメラ本体方向へ押圧可能に支持された回転
    体と、 この回転体の回動方向を検出する回動検出手段と、 上記回転体の押圧動作を検出する押圧検出手段と、 上記回動方向および押圧動作のいずれも検出された場合
    には第1の撮影情報の設定を行い、上記回動方向のみが
    検出された場合には上記第1の撮影情報とは異なる第2
    の撮影情報の設定を行う手段と、 を具備することを特徴とするカメラの入力装置。
JP8310964A 1996-11-21 1996-11-21 カメラの入力装置 Pending JPH10148861A (ja)

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