JPH10147711A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアミド樹脂組成物Info
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- JPH10147711A JPH10147711A JP30931096A JP30931096A JPH10147711A JP H10147711 A JPH10147711 A JP H10147711A JP 30931096 A JP30931096 A JP 30931096A JP 30931096 A JP30931096 A JP 30931096A JP H10147711 A JPH10147711 A JP H10147711A
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- Japan
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- lubricant
- polyamide resin
- resin composition
- polyamide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶融押し出し成形の際、吐出ムラが少なく、
押出機の所要動力を低減させることができる、押出性が
良好な成形用ポリアミド樹脂組成物を提供することを目
的とする。 【解決手段】 ポリアミド樹脂組成物の表面に、ポリア
ミド樹脂組成物１００重量部に対し、滑剤を０．００１
〜０．１重量部、及び滑剤の展着剤としてポリオキシソ
ルビタンの脂肪酸エステルを０．００１〜０．１重量部
付着してなる成形用ポリアミド樹脂組成物。
押出機の所要動力を低減させることができる、押出性が
良好な成形用ポリアミド樹脂組成物を提供することを目
的とする。 【解決手段】 ポリアミド樹脂組成物の表面に、ポリア
ミド樹脂組成物１００重量部に対し、滑剤を０．００１
〜０．１重量部、及び滑剤の展着剤としてポリオキシソ
ルビタンの脂肪酸エステルを０．００１〜０．１重量部
付着してなる成形用ポリアミド樹脂組成物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融押出成形の
際、吐出ムラが少なく、押出機の所要動力を低減させる
ことができる、押出性が良好な成形用ポリアミド樹脂組
成物に関する。
際、吐出ムラが少なく、押出機の所要動力を低減させる
ことができる、押出性が良好な成形用ポリアミド樹脂組
成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】ポリアミド６やポリアミド６６に代表さ
れるポリアミド樹脂は、靱性、耐化学薬品性、電気特性
等に優れており、成形材料として自動車部品、機械部
品、電気・電子機器部品等に広く利用されている。その
中で、特にメタキシリレンジアミンとアジピン酸とから
得られるポリアミドＭＸＤ６は、他の成形用熱可塑性樹
脂と比較して高い強度、高い弾性率、低吸水性、高ガス
バリヤー性という特長を有しており、成形材料や包装材
料さらにはモノフィラメントとしての利用が進み、近
年、その需要の増加が著しい。
れるポリアミド樹脂は、靱性、耐化学薬品性、電気特性
等に優れており、成形材料として自動車部品、機械部
品、電気・電子機器部品等に広く利用されている。その
中で、特にメタキシリレンジアミンとアジピン酸とから
得られるポリアミドＭＸＤ６は、他の成形用熱可塑性樹
脂と比較して高い強度、高い弾性率、低吸水性、高ガス
バリヤー性という特長を有しており、成形材料や包装材
料さらにはモノフィラメントとしての利用が進み、近
年、その需要の増加が著しい。
【０００３】しかしながら、一般にポリアミドは剛性を
有するために、溶融成形時に押出機の所要動力を高くす
る必要があった。すなわち、ペレットを押出機を用いて
押し出し成形する際に、ペレットの食い込み不良を生じ
やすく、食い込み不良時の押出機のトルクが高くなり、
押出所要動力を多く必要としていた。また、高い回転ト
ルクのために、スクリュー回転数の安定性を欠き、吐出
ムラが発生するという問題点があった。
有するために、溶融成形時に押出機の所要動力を高くす
る必要があった。すなわち、ペレットを押出機を用いて
押し出し成形する際に、ペレットの食い込み不良を生じ
やすく、食い込み不良時の押出機のトルクが高くなり、
押出所要動力を多く必要としていた。また、高い回転ト
ルクのために、スクリュー回転数の安定性を欠き、吐出
ムラが発生するという問題点があった。
【０００４】上記課題を解決するために、ポリアミド等
の熱可塑性樹脂製ペレット表面に滑剤を付着させ、押出
性を改善する方法は公知であり、多くの樹脂に利用され
ており商業化されている（特開昭５３−４２２５５号公
報、特開昭６２−１３２９５１号公報、特開平３−８８
８５０号公報）。滑剤としては、一般に、エチレンビス
ステアリルアミド、ステアリン酸金属塩等が用いられて
いる。しかしながら、これらの滑剤は一般に粉状であ
り、樹脂ペレットに滑剤を混合しても、輸送時に分級や
ペレット表面からの離脱が起こるという問題点があっ
た。
の熱可塑性樹脂製ペレット表面に滑剤を付着させ、押出
性を改善する方法は公知であり、多くの樹脂に利用され
ており商業化されている（特開昭５３−４２２５５号公
報、特開昭６２−１３２９５１号公報、特開平３−８８
８５０号公報）。滑剤としては、一般に、エチレンビス
ステアリルアミド、ステアリン酸金属塩等が用いられて
いる。しかしながら、これらの滑剤は一般に粉状であ
り、樹脂ペレットに滑剤を混合しても、輸送時に分級や
ペレット表面からの離脱が起こるという問題点があっ
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、成形時の押
出性の改善、特に吐出ムラの抑制および押出所要動力の
低減を可能とした成形用ポリアミド樹脂組成物を提供す
ることを目的とする。
出性の改善、特に吐出ムラの抑制および押出所要動力の
低減を可能とした成形用ポリアミド樹脂組成物を提供す
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、ポリアミド樹脂組成物表面に滑剤と特定の滑剤
の展着剤を付着させた成形用ポリアミド樹脂組成物が、
溶融成形の際、吐出ムラを抑え、押出機の所要動力を低
減させ、かつ押し出しの安定性に寄与することを見出
し、本発明を完成するに至った。
の結果、ポリアミド樹脂組成物表面に滑剤と特定の滑剤
の展着剤を付着させた成形用ポリアミド樹脂組成物が、
溶融成形の際、吐出ムラを抑え、押出機の所要動力を低
減させ、かつ押し出しの安定性に寄与することを見出
し、本発明を完成するに至った。
【０００７】すなわち、本発明は、ポリアミド樹脂組成
物の表面に、ホリアミド樹脂組成物１００重量部に対
し、滑剤を０．００１〜０．１重量部、及び滑剤の展着
剤としてポリオキシソルビタンの脂肪酸エステルを０．
００１〜０．１重量部付着してなる成形用ポリアミド樹
脂組成物に関する発明である。
物の表面に、ホリアミド樹脂組成物１００重量部に対
し、滑剤を０．００１〜０．１重量部、及び滑剤の展着
剤としてポリオキシソルビタンの脂肪酸エステルを０．
００１〜０．１重量部付着してなる成形用ポリアミド樹
脂組成物に関する発明である。
【０００８】本発明で使用するポリアミドとしては、四
員環以上のラクタムもしくはω−アミノ酸の重縮合、又
は二塩基酸とジアミンとの重縮合によって得られるポリ
アミド樹脂が挙げられる。上記四員環以上のラクタムも
しくはω−アミノ酸として、ε−カプロラクタム、ω−
ラウロラクタム、ω−アミノカプリル酸、ω−アミノラ
ウリン酸が例示できる。二塩基酸とジアミンから得られ
るポリアミドとして、グルタール酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカン二酸、エ
イコジオン酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の二塩基
酸とテトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、オクタメチレンジアミン、メタキシリレンジアミ
ン、パラキシリレンジアミン、パラフェニレンジアミン
等のジアミン類から得られる重合体もしくは共重合体が
例示できる。
員環以上のラクタムもしくはω−アミノ酸の重縮合、又
は二塩基酸とジアミンとの重縮合によって得られるポリ
アミド樹脂が挙げられる。上記四員環以上のラクタムも
しくはω−アミノ酸として、ε−カプロラクタム、ω−
ラウロラクタム、ω−アミノカプリル酸、ω−アミノラ
ウリン酸が例示できる。二塩基酸とジアミンから得られ
るポリアミドとして、グルタール酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカン二酸、エ
イコジオン酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の二塩基
酸とテトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、オクタメチレンジアミン、メタキシリレンジアミ
ン、パラキシリレンジアミン、パラフェニレンジアミン
等のジアミン類から得られる重合体もしくは共重合体が
例示できる。
【０００９】上記ポリアミドの具体例として、ポリアミ
ド４、ポリアミド６、ポリアミド１２、ポリアミド６
６、ポリアミド６１０、ポリアミド６１２、ポリメタキ
シリレンアジパミド、ポリメタキシリレンセバカミド、
ポリメタキシリレンドデカミド、ポリヘキサメチレンテ
レフタラミド等およびこれらの混合物あるいは共重合体
が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではな
い。上記ポリアミドの中でも、特にキシリレンジアミン
を７０モル％以上含むジアミン成分とアジピン酸を７０
モル％以上含むジカルボン酸成分とを重合して得たポリ
アミド又は共重合ポリアミド（以下、これらを「ポリア
ミドＡ」という）が高強度、高い弾性率、低吸水性、高
ガスバリヤー性等の性能に優れている点から成形用樹脂
組成物として望ましい。又、ポリアミドＡ２０重量％以
上とポリアミドＡ以外の上記に例示した他のポリアミド
（ポリアミドＢ）８０重量％以下とを混合して得た混合
ホリアミド（ポリアミドＣ）も好適に使用できる。
ド４、ポリアミド６、ポリアミド１２、ポリアミド６
６、ポリアミド６１０、ポリアミド６１２、ポリメタキ
シリレンアジパミド、ポリメタキシリレンセバカミド、
ポリメタキシリレンドデカミド、ポリヘキサメチレンテ
レフタラミド等およびこれらの混合物あるいは共重合体
が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではな
い。上記ポリアミドの中でも、特にキシリレンジアミン
を７０モル％以上含むジアミン成分とアジピン酸を７０
モル％以上含むジカルボン酸成分とを重合して得たポリ
アミド又は共重合ポリアミド（以下、これらを「ポリア
ミドＡ」という）が高強度、高い弾性率、低吸水性、高
ガスバリヤー性等の性能に優れている点から成形用樹脂
組成物として望ましい。又、ポリアミドＡ２０重量％以
上とポリアミドＡ以外の上記に例示した他のポリアミド
（ポリアミドＢ）８０重量％以下とを混合して得た混合
ホリアミド（ポリアミドＣ）も好適に使用できる。
【００１０】更に、本発明で用いるポリアミドは、成形
時の溶融粘度及び成形後の機械的性質強度を考慮する
と、相対粘度（９６％硫酸溶液１ｇ／１００ミリリット
ル）が１．５〜４．０であることが好ましい。
時の溶融粘度及び成形後の機械的性質強度を考慮する
と、相対粘度（９６％硫酸溶液１ｇ／１００ミリリット
ル）が１．５〜４．０であることが好ましい。
【００１１】本発明で使用する滑剤は、一般に熱可塑性
樹脂を溶融成形する際に用いられる粉状物の滑剤であれ
ば使用でき、具体的にはエチレンビスステアリルアミ
ド、高級脂肪酸金属塩、１，２−オキシステアリン酸、
又はモリズデニウムスルフィドを単独もしくは併用して
用いることができる。上記滑剤の中でも特に好ましいの
はエチレンビスステアリルアミド、又はステアリン酸金
属塩である。
樹脂を溶融成形する際に用いられる粉状物の滑剤であれ
ば使用でき、具体的にはエチレンビスステアリルアミ
ド、高級脂肪酸金属塩、１，２−オキシステアリン酸、
又はモリズデニウムスルフィドを単独もしくは併用して
用いることができる。上記滑剤の中でも特に好ましいの
はエチレンビスステアリルアミド、又はステアリン酸金
属塩である。
【００１２】本発明において、滑剤の添加量はポリアミ
ド樹脂組成物１００重量部に対し０．００１〜０．１重
量部、好ましくは０．００５〜０．０５重量部である。
滑剤の添加量が上記０．００１重量部未満の場合は吐出
ムラの抑制や押出動力の低減等の押出性改善の効果がほ
とんど無い。また、滑剤の添加量が上記０．１重量部を
超えると、押出機のホッパー部で原料ペレットの食い込
み不良を生じ易くなり好ましくない。
ド樹脂組成物１００重量部に対し０．００１〜０．１重
量部、好ましくは０．００５〜０．０５重量部である。
滑剤の添加量が上記０．００１重量部未満の場合は吐出
ムラの抑制や押出動力の低減等の押出性改善の効果がほ
とんど無い。また、滑剤の添加量が上記０．１重量部を
超えると、押出機のホッパー部で原料ペレットの食い込
み不良を生じ易くなり好ましくない。
【００１３】本発明で使用する滑剤の展着剤は、ポリオ
キシソルビタンの脂肪酸エステルである。ポリオキシソ
ルビタンの脂肪酸エステルの中でも、ポリオキシソルビ
タンモノラウレートが特に好ましい。
キシソルビタンの脂肪酸エステルである。ポリオキシソ
ルビタンの脂肪酸エステルの中でも、ポリオキシソルビ
タンモノラウレートが特に好ましい。
【００１４】滑剤の展着剤の添加量はポリアミド樹脂１
００重量部に対し０．００１〜０．１重量部、好ましく
は０．００５〜０．０５重量部である。展着剤の添加量
が上記０．００１重量部未満の場合は粉状滑剤の均一な
付着が困難になり、粉状滑剤の分級や輸送時の滑剤の離
脱等が起こりやすくなり、良好な押出性を長時間安定さ
せることが困難になる。また、滑剤の添加量が上記０．
１重量部を超えると、ペレットが粘性を帯び、塵や異物
の付着や吸水による成形不良等が発生し易くなり、好ま
しくない。又、展着剤の添加量は実用的には滑剤の添加
量の０．５〜２重量倍の範囲内であることが好ましい。
００重量部に対し０．００１〜０．１重量部、好ましく
は０．００５〜０．０５重量部である。展着剤の添加量
が上記０．００１重量部未満の場合は粉状滑剤の均一な
付着が困難になり、粉状滑剤の分級や輸送時の滑剤の離
脱等が起こりやすくなり、良好な押出性を長時間安定さ
せることが困難になる。また、滑剤の添加量が上記０．
１重量部を超えると、ペレットが粘性を帯び、塵や異物
の付着や吸水による成形不良等が発生し易くなり、好ま
しくない。又、展着剤の添加量は実用的には滑剤の添加
量の０．５〜２重量倍の範囲内であることが好ましい。
【００１５】滑剤、及び展着剤をペレット等のポリアミ
ド樹脂組成物の表面に付着する方法は、回転容器内に樹
脂組成物、滑剤および展着剤を投入して、撹拌に十分な
回転速度で必要な時間、容器を回転させて内容物を撹拌
し、均一に付着させる方法が挙げられるが、ペレット等
の樹脂組成物に滑剤を均一に付着させることができれば
手段を選ばない。
ド樹脂組成物の表面に付着する方法は、回転容器内に樹
脂組成物、滑剤および展着剤を投入して、撹拌に十分な
回転速度で必要な時間、容器を回転させて内容物を撹拌
し、均一に付着させる方法が挙げられるが、ペレット等
の樹脂組成物に滑剤を均一に付着させることができれば
手段を選ばない。
【００１６】尚、本発明のポリアミド樹脂組成物には、
必要に応じて、１種以上の添加剤、例えば、難燃剤、帯
電防止剤、無機充填剤、可塑剤、酸化や熱及び紫外線に
よる劣化に対する安定剤、着色剤等を使用することがで
きる。
必要に応じて、１種以上の添加剤、例えば、難燃剤、帯
電防止剤、無機充填剤、可塑剤、酸化や熱及び紫外線に
よる劣化に対する安定剤、着色剤等を使用することがで
きる。
【００１７】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中特にことわりのない限り、「部」は
重量部を表す。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中特にことわりのない限り、「部」は
重量部を表す。
【００１８】実施例１ ポリアミドＭＸＤ６（三菱ガス化学（株）製、商品名：
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）５．０ｋｇ、エチレン
ビスステアリルアミド（日本油脂（株）製、商品名：ア
ルフロー、グレード：Ｈ−５０Ｔ）０．０５ｇ、及びポ
リオキシソルビタンモノラウレート（日本油脂（株）
製、商品名：ノニオン、グレード：ＬＴ−２２１）０．
０５ｇを２８リットルステンレス容器に投入し、回転数
３０ｒｐｍで１５分間容器を回転させ、滑剤をペレット
に付着させた。得られたペレットを３０ｍｍφ単軸押出
機で４５分間押し出し、３分ごとの吐出量を測定した。
同時に、スクリュー回転に要した電流値を測定した。滑
剤および展着剤の添加量と押出性評価結果を表１に示
す。
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）５．０ｋｇ、エチレン
ビスステアリルアミド（日本油脂（株）製、商品名：ア
ルフロー、グレード：Ｈ−５０Ｔ）０．０５ｇ、及びポ
リオキシソルビタンモノラウレート（日本油脂（株）
製、商品名：ノニオン、グレード：ＬＴ−２２１）０．
０５ｇを２８リットルステンレス容器に投入し、回転数
３０ｒｐｍで１５分間容器を回転させ、滑剤をペレット
に付着させた。得られたペレットを３０ｍｍφ単軸押出
機で４５分間押し出し、３分ごとの吐出量を測定した。
同時に、スクリュー回転に要した電流値を測定した。滑
剤および展着剤の添加量と押出性評価結果を表１に示
す。
【００１９】実施例２〜４ 滑剤および展着剤の添加量を変えた他は、実施例１と同
様に滑剤付着ペレットの製造およびその押出性の評価を
行った。評価結果を表１に示す。
様に滑剤付着ペレットの製造およびその押出性の評価を
行った。評価結果を表１に示す。
【００２０】実施例５ ポリアミドＭＸＤ６（三菱ガス化学（株）製、商品名：
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）５．０ｋｇ、ステアリ
ン酸マグネシウム（関東化学（株）製、試薬）０．５ｇ
およびポリオキシソルビタンモノラウレート（日本油脂
（株）製、商品名：ノニオン、グレード：ＬＴ−２２
１）０．５ｇを２８リットルステンレス容器に投入し、
回転数３０ｒｐｍで１５分間容器を回転させ、滑剤をペ
レットに付着させた。得られたペレットを３０ｍｍφ単
軸押出機で４５分間押し出し、３分ごとの吐出量を測定
した。同時に、スクリュー回転に要した電流値を測定し
た。滑剤および展着剤の添加量と押出性評価結果を表２
に示す。
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）５．０ｋｇ、ステアリ
ン酸マグネシウム（関東化学（株）製、試薬）０．５ｇ
およびポリオキシソルビタンモノラウレート（日本油脂
（株）製、商品名：ノニオン、グレード：ＬＴ−２２
１）０．５ｇを２８リットルステンレス容器に投入し、
回転数３０ｒｐｍで１５分間容器を回転させ、滑剤をペ
レットに付着させた。得られたペレットを３０ｍｍφ単
軸押出機で４５分間押し出し、３分ごとの吐出量を測定
した。同時に、スクリュー回転に要した電流値を測定し
た。滑剤および展着剤の添加量と押出性評価結果を表２
に示す。
【００２１】実施例６ 使用樹脂をポリアミド６６に変えた以外は、実施例２と
同様に評価を行った。評価結果を表２に示す
同様に評価を行った。評価結果を表２に示す
【００２２】比較例１ ポリアミドＭＸＤ６（三菱ガス化学（株）製、商品名：
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）を３０ｍｍφ単軸押出
機で４５分間押し出し、３分ごとの吐出量を測定した。
同時に、スクリュー回転に要した電流値を測定した。滑
剤および展着剤の添加量と押出性評価結果を表３に示
す。
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）を３０ｍｍφ単軸押出
機で４５分間押し出し、３分ごとの吐出量を測定した。
同時に、スクリュー回転に要した電流値を測定した。滑
剤および展着剤の添加量と押出性評価結果を表３に示
す。
【００２３】比較例２ ポリアミドＭＸＤ６（三菱ガス化学（株）製、商品名：
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）５．０ｋｇ、エチレン
ビスステアリルアミド（日本油脂（株）製、商品名：ア
ルフロー、グレード：Ｈ−５０Ｔ）０．０１ｇおよびポ
リオキシソルビタンモノラウレート（日本油脂（株）
製、商品名：ノニオン、グレード：ＬＴ−２２１）０．
０１ｇを２８リットルステンレス容器に投入し、回転数
３０ｒｐｍで１５分間容器を回転させ、滑剤をペレット
に付着させた。得られたペレットを３０ｍｍφ単軸押出
機で４５分間押し出し、３分ごとの吐出量を測定した。
同時に、スクリュー回転に要した電流値を測定した。滑
剤および展着剤の添加量と押出性評価結果を表３に示
す。
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）５．０ｋｇ、エチレン
ビスステアリルアミド（日本油脂（株）製、商品名：ア
ルフロー、グレード：Ｈ−５０Ｔ）０．０１ｇおよびポ
リオキシソルビタンモノラウレート（日本油脂（株）
製、商品名：ノニオン、グレード：ＬＴ−２２１）０．
０１ｇを２８リットルステンレス容器に投入し、回転数
３０ｒｐｍで１５分間容器を回転させ、滑剤をペレット
に付着させた。得られたペレットを３０ｍｍφ単軸押出
機で４５分間押し出し、３分ごとの吐出量を測定した。
同時に、スクリュー回転に要した電流値を測定した。滑
剤および展着剤の添加量と押出性評価結果を表３に示
す。
【００２４】比較例３ ポリアミドＭＸＤ６（三菱ガス化学（株）製、商品名：
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）５．０ｋｇ、エチレン
ビスステアリルアミド（日本油脂（株）製、商品名：ア
ルフロー、グレード：Ｈ−５０Ｔ）１５ｇおよびポリオ
キシソルビタンモノラウレート（日本油脂（株）製、商
品名：ノニオン、グレード：ＬＴ−２２１）１５ｇを２
８リットルステンレス容器に投入し、回転数３０ｒｐｍ
で１５分間容器を回転させ、滑剤をペレットに付着させ
た。得られたペレットを３０ｍｍφ単軸押出機で押し出
したところ、押出機のホッパー部で原料ペレットの食い
込み不良が生じた。
ＭＸナイロン、グレード：６００７）のペレット（形
状：径が３ｍｍ、高さが３ｍｍ）５．０ｋｇ、エチレン
ビスステアリルアミド（日本油脂（株）製、商品名：ア
ルフロー、グレード：Ｈ−５０Ｔ）１５ｇおよびポリオ
キシソルビタンモノラウレート（日本油脂（株）製、商
品名：ノニオン、グレード：ＬＴ−２２１）１５ｇを２
８リットルステンレス容器に投入し、回転数３０ｒｐｍ
で１５分間容器を回転させ、滑剤をペレットに付着させ
た。得られたペレットを３０ｍｍφ単軸押出機で押し出
したところ、押出機のホッパー部で原料ペレットの食い
込み不良が生じた。
【００２５】比較例４ 使用樹脂をポリアミド６６に変えた以外は、比較例１と
同様に評価を行った。評価結果を表３に示す。
同様に評価を行った。評価結果を表３に示す。
【００２６】
【発明の効果】本発明により、ポリアミド樹脂組成物の
ペレットに滑剤および展着剤を適量付着させることで、
溶融押出成形の際、吐出ムラが抑制され、押出機の所要
電力が低減した。また、押し出し作業中、安定した押出
性であった。
ペレットに滑剤および展着剤を適量付着させることで、
溶融押出成形の際、吐出ムラが抑制され、押出機の所要
電力が低減した。また、押し出し作業中、安定した押出
性であった。
【００２７】
【表１】 実施例番号 実施例１ 実施例２ 実施例３ 実施例４ 使用材料 ポリアミド樹脂 ＭＸＤ６a) ＭＸＤ６a) ＭＸＤ６a) ＭＸＤ６a) 滑剤 ＥＢＳb) ＥＢＳb) ＥＢＳb) ＥＢＳb) 展着剤 ＰＯＳＬc) ＰＯＳＬc) ＰＯＳＬc) ＰＯＳＬc) 配合割合（重量部） ポリアミド樹脂 １００ １００ １００ １００ 滑剤 ０．００１ ０．０１ ０．０２ ０．０４ 展着剤 ０．００１ ０．０１ ０．０２ ０．０４ 測定数 ｎ １５ １５ １５ １５ スクリュー回転数(rpm) ４０ ４０ ４０ ４０ 吐出量（ｋｇ／ｈｒ） ２．９１ ２．６９ ２．７２ ２．５５ 標準偏差 ０．０１３ ０．００４ ０．００６ ０．０１１ 電流値（Ａ） ８．５ ７．８ ８．０ ８．０ 標準偏差 ０．２４ ０．０４ ０．０５ ０．０４ 表中の略号の説明 ａ）ＭＸＤ６：ポリアミドＭＸＤ６ ｂ）ＥＢＳ：エチレンビスステリルアミド ｃ）ＰＯＳＬ：ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート
【００２８】
【表２】 表中の略号の説明 ａ）ＭＸＤ６：ポリアミドＭＸＤ６ ｂ）ＥＢＳ：エチレンビスステリルアミド ｃ）ＰＯＳＬ：ポリオキシエチレンソルビタンモノラウ
レート ｄ）ステアリン酸マグネシウム ｅ）ＰＡ６６：ポリアミド６６
レート ｄ）ステアリン酸マグネシウム ｅ）ＰＡ６６：ポリアミド６６
【００２９】
【表３】 比較例番号 比較例１ 比較例２ 比較例４ 使用材料 ポリアミド樹脂 ＭＸＤ６a) ＭＸＤ６a) ＰＡ６６e) 滑剤 − ＥＢＳb) − 展着剤 − ＰＯＳＬc) − 配合割合（重量部） ポリアミド樹脂 １００ １００ １００ 滑剤 ０ 0.0002 ０ 展着剤 ０ 0.0002 ０ 測定数ｎ １５ １５ １５ スクリュー回転数(rpm) ４０ ４０ ４０ 吐出量（ｋｇ／ｈｒ） ３．００ ３．０８ ２．９６ 標準偏差 ０．０３５ ０．０４１ ０．０２８ 電流値（Ａ） １０．９ １０．８ ８．７ 標準偏差 ０．６４ １．１８ ０．３２ 表中の略号の説明 ａ）ＭＸＤ６：ポリアミドＭＸＤ６ ｂ）ＥＢＳ：エチレンビスステリルアミド ｃ）ＰＯＳＬ：ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート ｅ）ＰＡ６６：ポリアミド６６
Claims (4)
- 【請求項１】 ポリアミド樹脂組成物の表面に、ポリア
ミド樹脂組成物１００重量部に対し、滑剤を０．００１
〜０．１重量部、及び滑剤の展着剤としてポリオキシソ
ルビタンの脂肪酸エステルを０．００１〜０．１重量部
付着してなる成形用ポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項２】 ポリアミド樹脂がキシリレンジアミンを
７０モル％以上含むジアミン成分とアジピン酸を７０モ
ル％以上含むジカルボン酸成分とを重合して得たポリア
ミド又は共重合ポリアミドである請求項１に記載の成形
用ポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項３】 滑剤がエチレンビスステアリルアミドお
よび／または高級脂肪酸金属塩である請求項１又は２に
記載の成形用ポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項４】 ポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸
エステルがポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
トである請求項１又は２に記載の成形用ポリアミド樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP30931096A JPH10147711A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | ポリアミド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30931096A JPH10147711A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | ポリアミド樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10147711A true JPH10147711A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17991481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30931096A Pending JPH10147711A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | ポリアミド樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10147711A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-11-20 JP JP30931096A patent/JPH10147711A/ja active Pending
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