JPH06340740A - ブロックコポリマー - Google Patents

ブロックコポリマー

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JPH06340740A
JPH06340740A JP4365794A JP4365794A JPH06340740A JP H06340740 A JPH06340740 A JP H06340740A JP 4365794 A JP4365794 A JP 4365794A JP 4365794 A JP4365794 A JP 4365794A JP H06340740 A JPH06340740 A JP H06340740A
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acid
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JP4365794A
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Walter Goetz
ゲーツ ヴァルター
Gunter Pipper
ピッパー グンター
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BASF SE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規のブロックコポリマー及びその新規製造
方法を提供する。 【構成】 該方法は、成分A)〜C)の合計が100重
量%になるという条件で、A)粘度数40〜100ml
/gの非晶質のポリアミドプレポリマー15〜85重量
%からの溶融液を、B)粘度数40〜100ml/gの
部分的に結晶質のポリアミドプレポリマー15〜85重
量%からの溶融液及びC)適量の添加物質及び加工助剤
0〜70重量%と混合し、引続き固相で後縮合すること
よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成分A)〜C)の重量
%が合計で100%になるという条件で、 A)40〜100ml/gの粘度数を有する非晶質のポ
リアミドプレポリマー15〜85重量%からの溶融液
を、 B)40〜100ml/gの粘度数を有する部分的に結
晶質のポリアミドプレポリマー15〜85重量%からの
溶融液及び、 C)効果的な量の常用の添加物質及び加工助剤0〜70
重量%と混合し、引続き固相で後縮合することにより得
られるブロックコポリマーに関する。
【0002】更に、本発明は、本発明によるブロックコ
ポリアミドの製造方法、吹込成形、管型押出成形及び異
形型押出成形により成形体を製造するための該コポリア
ミドの使用並びにその際得られる成形体、特にフィルム
及びチューブラフィルムに関する。
【0003】
【従来の技術】オリゴアミドの存在下でアニオンラクタ
ム重合することにより製造されるブロックコポリアミド
は、特にドイツ国特許出願公開第2647309号明細
書から公知である。
【0004】非晶質と部分的に結晶質のポリアミドから
の混合物(ブレンド)は、ヨーロッパ特許出願公開第7
0001号及び同第400428号明細書から公知であ
る。適当な靭性変性されたポリアミドブレンドは、ヨー
ロッパ特許出願公開第73036号明細書から公知であ
る。
【0005】ヨーロッパ特許出願公開第287839号
明細書から、非晶質と部分的に結晶質のポリアミドとか
らなる混合物を含有する、改良された遮断特性を有する
成形体(結合体)が公知である。
【0006】フィルムを製造するためには、通常良好な
水密性及び靭性を有するが、しかしながら高い酸素透過
性を有するポリオレフィンが使用される。該フィルム
は、食品包装分野での使用には適していない。従って、
該包装分野では、コーティング処理されたアルミニウム
ラップを同時に使用するか(加工に費用がかかりかつリ
サイクル不能)、又は耐酸素性物質(例えばポリアミ
ド)を有するポリオレフィンとエチレン−アクリル酸コ
ポリマーからの粘着剤との結合フィルムを使用する。こ
のようなフィルムの通常の層構造は、例えばPE−EA
S−PA−EAS−REからなる。
【0007】部分的に結晶質のポリアミド、例えばPA
6又はPA66の酸素透過性は、ほとんど湿分に依存す
る。80%の大気湿分で、フィルムは高い酸素透過性に
よりもはや使用不能である。加えて、部分的に結晶質の
ポリアミドは該使用には透過性が低過ぎることを示して
いる。
【0008】特に芳香族の基本単位を有する非晶質のポ
リアミドは、確かに低くて大気湿分と無関係の酸素透過
性及び層の厚さ及び加工パラメータと無関係の高い透明
度を示すが、しかしながら製造困難でかつ加工困難であ
る。必要な分子量を達成するための固相での調質は不可
能であり(ガラス転移温度の高温部で粘着化)、溶融縮
合は、フィルムの使用には認容できない斑点形成を容易
に惹起する。従って、達成可能な分子量は制限され、結
局機械的特性が制限される。加工の際には、このような
フィルムは粘着(ブロック)傾向を示すので、ロールか
ら剥離するのが困難である。
【0009】平均分子量を有する、非晶質と部分的に結
晶質のポリアミドとからなるブレンドは同様にフィルム
の使用には不十分な酸素透過性を有し、機械的特性及び
加工性においては(非晶質ポリアミドの分子量により)
改良する価値がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の解決
する課題は、個々のブロックのできるだけ広範囲の量比
でより高い分子量で製造することができ、かつ成形体へ
の良好な加工性を可能にするブロックコポリアミドを提
供することであった。特に、該ブロックコポリアミド
は、高度な要求に応じられるフィルム、異形型押出材及
び管型押出材の製造に適しているべきであった。その
際、フィルムは高い大気湿分であっても、非常に低い酸
素透過性及び必要な透明度を有するべきであった。更
に、フィルムは良好に取扱い可能であるべきであった
(低い粘着性)。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、冒頭に定義
した本発明のブロックコポリアミドにより解決される。
【0012】有利な実施態様は、請求項2項以下に記載
されている。
【0013】更に、該ブロックコポリアミドの製造方
法、成形体製造のための該コポリアミドの使用、並びに
その際に得られるフィルム、異形型押出成形材及び管型
押出成形材を見出した。
【0014】成分A)としては、本発明によるブロック
コポリアミドが、23℃で濃硫酸中0.5重量%の溶液
で測定して、40〜100ml/g、有利には40〜9
0ml/g、特に有利には50〜80ml/gの粘度を
有する非晶質のポリアミドプレポリマー15〜85、有
利には50〜85、特に有利には60〜80重量%を含
有する。
【0015】本発明による成形材料の成分A)を製造す
るための芳香族のジカルボン酸としては、一般的には8
〜20個、有利には8〜14個の炭素原子を有するもの
が適している。特に、単環の、メタ−又はパラ位にカル
ボキシル基を有するジカルボン酸、特にイソフタル酸が
適している。少量のジカルボン酸(30%未満)は、パ
ラ位で置換されていてよく、その際、テレフタル酸が有
利である。
【0016】その他の芳香族のジカルボン酸は、例えば
2,6−ピリジンジカルボン酸、1,4−ナフタリンジ
カルボン酸、1,5−ナフタリンジカルボン酸、2,6
−ナフタリンジカルボン酸及び3,3−、3,4−又は
4,4−ジフェニルスルホンジカルボン酸である。2種
以上の芳香族のジカルボン酸の混合物を使用してもよ
く、その際、イソフタル酸のテレフタル酸との混合物が
有利である。
【0017】直鎖状又は分枝鎖状の脂肪族又は環式脂肪
族のジアミンは、一般的には4〜20個の炭素原子、有
利には6〜12個の炭素原子を有するものが適してい
る。その際、特に、ヘキサメチレンジアミン並びにその
アルキル置換された誘導体、例えば2,2,4−トリメ
チルヘキサメチレンジアミン、2,2,5−トリメチル
ヘキサメチレンジアミン及びテトラメチル置換されたヘ
キサメチレンジアミンが有利である。
【0018】ジアミンとしては、更に:テトラメチレン
ジアミン、ペンタメチレンジアミン、2−メチルペンタ
メチレンジアミン、2−メチルヘキサメチレンジアミ
ン、3−メチルヘキサメチレンジアミン、3,4−ジメ
チルヘキサメチレンジアミン、2,4,4−トリメチル
ヘエキサメチレンジアミン、2−メチル−4−エチルヘ
プタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナ
メチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ウンデカメ
チレンジアミン及びドデカメチレンジアミン並びに一般
式:
【0019】
【化1】
【0020】[式中、R1は水素原子又はメチル基を表
し、R2及びR3は水素原子又はC1〜C4−アルキル基を
表す]のジアミンが該当する。アルキル基はエチレン
基、特にメチル基が有利である。
【0021】2種以上のジアミンの混合物も使用可能で
ある。
【0022】主要な構成要素として: a1)ヘキサメチレンジアミン及びイソフタル酸から誘
導される単位70〜100、有利には80〜99重量
%、及び a2)ヘキサメチレンジアミン及びテレフタル酸から誘
導される単位0〜30、有利には1〜20重量%を含有
する混合物が有利である。
【0023】ポリアミドA)の製造は、一般的には不連
続的にも連続的にも、しかながら有利には連続的な重縮
合法、例えばプレポリアミドの製造法としてヨーロッパ
特許出願公開第129195号、同第129196号明
細書に記載された方法を実施する(成分B参照)。
【0024】成分Bとしては、本発明による熱可塑性成
形材料が、濃硫酸中0.5重量%の溶液で23℃で測定
して、40〜80ml/g、有利には45〜60ml/
gの粘度数を有する部分的に結晶質のポリアミドプレポ
リマー15〜85重量%、有利には15〜50重量%、
特に有利には20〜40重量%を含有する。
【0025】適当なポリアミドは、例えば4〜12個の
炭素原子を有する飽和又は芳香族のジカルボン酸の当量
を、4〜14個の炭素原子を有するジアミンと縮合させ
ることにより、又はω−アミノカルボン酸の縮合又はラ
クタムの重付加により製造することができる。
【0026】ポリアミドの例は、ポリヘキサメチレンア
ジピン酸アミド、ポリヘキサメチレンアゼライン酸アミ
ド、ポリヘキサメチレンドデカンジ酸アミド、ポリテト
ラメチレンアジピン酸アミド及びラクタムの開環により
得られたポリアミド、例えばポリカプロラクタム及びポ
リラウリン酸ラクタムである。
【0027】一般的には、これらの部分的に結晶質のポ
リアミドは直鎖状である。
【0028】特に有利には、ポリテトラメチレンアジピ
ン酸アミド、ポリヘキサメチレンアジピン酸アミド、ポ
リヘキサメチレンセバシン酸アミド及びポリカプロラク
タム並びにテレフタ酸/ヘキサメチレンジアミン単位5
0重量%以上を有する、テレフタル酸、ヘキサメチレン
ジアミン及びε−カプロラクタムからなる、又はテレフ
タル酸、イソフタル酸、場合によりアジピン酸及びヘキ
サメチレンジアミンからなるコポリアミドであり、更に
有利にはポリヘキサメチレンアジピン酸アミド及びポリ
カプロラクタムである。しかしながら異なるポリアミド
の混合物も使用可能である。
【0029】40〜80ml/g(成分B)の粘度数を
有するポリアミド−プレポリマーの製造は、ヨーロッパ
特許出願公開第129195号、同第129196号明
細書に記載の方法により実施することができる。
【0030】該方法によれば、モノマーの水溶液を高圧
下で同時に水を蒸発させてプレポリマーを形成させなが
ら250〜350℃の温度に加熱し、引続きプレポリマ
ーと蒸気を連続的に分離し、該蒸気を精留し、一緒に供
給したジアミンを戻す。最後にプレポリマーを重縮合帯
域に誘導し、加圧下で250〜350℃の温度で重縮合
させる。実質的に該方法では、塩水溶液を1〜10バー
ルの過圧下で60秒未満の滞留時間内で加熱する、その
際、蒸気器帯域から発生する際の転化率は有利には93
%以上及びプレポリマーの含水量は7重量%以下であ
る。
【0031】この短かい滞留時間によりトリアミンの形
成は十分に阻止される。
【0032】使用した水溶液は一般的には30〜70重
量%、特に40〜65重量%のモノマー含量を有する。
【0033】蒸発器帯域は、有利には管状束として構成
されている。
【0034】更に、プレポリマーと蒸気の混合物は、相
分離の前に蒸発器帯域の直後に、充填体が設けられた物
質交換帯域を通過させるのが有利であることが判明し
た。その際、蒸発器帯域で使用された温度及び圧力条件
を維持する。充填体、例えばラシッヒリング、金属環又
は特に金網からなる充填体が大きい表面を生ぜしめる。
このことにより、相、すなわちプレポリマーと蒸気が互
いに接触する。該接触が水蒸気を発生させるジアミンの
量を著しく減少させる結果を生じる。
【0035】蒸発器帯域ないしは物質交換帯域から生じ
る蒸気とプレポリマーからの2相の混合物を分離し、蒸
発液をカラムに誘導し、次いで精留する。カラムを好ま
しくは同じ加工条件下、例えば蒸発器帯域で作動させ
る。その際、蒸発液を含有するジアミンを分離し、再度
蒸発器帯域に供給する。生成する精留された水蒸気をカ
ラムの塔頂部から取出す。
【0036】反応率に相応して、実質的には低分子ポリ
アミドと場合により反応しなかった塩の残量とからな
る、得られたプレポリマーを重合帯域に誘導する。重合
帯域では、生成する溶融液を250〜350℃、特に2
70〜330℃の温度で加圧下で重縮合する。その際、
有利には発生する蒸気を上記の蒸発液とともにカラム内
で精留する。このようにして得られた、96%の硫酸中
0.5重量%の溶液で23℃で測定して、一般的には4
0〜100ml/g、有利には40〜80ml/g、特
に有利には45〜60ml/gの粘度数を有するポリア
ミド−プレポリマーを連続的に縮合帯域から取出す。
【0037】部分的に結晶質のポリアミド−プレポリマ
ーが40以上、有利には45%以上の結晶度を有するの
が有利である。結晶度は、ポリアミド中の結晶質フラグ
メントの割合の尺度であり、X曲線により又は間接的に
溶融エンタルピーの測定により決定することができる。
【0038】成分C)としては、本発明による熱可塑性
成形材料が常用の添加物質及び加工助剤、例えば安定
剤、酸化遅延剤、熱分解及び紫外線による分解に対する
薬剤、滑剤及び離型剤、着色剤、例えば染料及び顔料、
繊維状及び粉末状の充填−及び強化剤、ゴム(靭性変性
剤)、核形成剤、軟化剤等を含有していてよく、それら
の割合は、一般的には70重量%未満、有利には40重
量%未満である。
【0039】酸化遅延剤及び熱安定剤の例としては、熱
可塑性成形材料の重量に対して1重量%以下の濃度で、
周期系の第I族の金属のハロゲン化物、例えば、場合に
よりハロゲン化銅(I)と結合するハロゲン化ナトリウ
ム、−カリウム及び/又は−リチウム、例えば塩化物、
臭化物、ヨウ化物、立体障害フェノール、ヒドロキノ
ン、芳香族の第二アミン、例えばジフェニルアミン、こ
れらの群の種々に置換された代用物及びこれらの混合物
が挙げられる。
【0040】一般的には成形材料に対して2重量%以下
の量で使用される紫外線安定剤としては、種々の置換さ
れたレゾルシン、サリチル酸塩、ベンゾトリアゾール及
びベンゾフェノンが挙げられる。
【0041】更に、有機染料、例えばニグロシン、顔
料、例えば二酸化チタン、硫化カドミウム、セレン化カ
ドミウム、フタロシアニン、ウルトラマリンブルー及び
カーボンブラックを着色剤として、並びに繊維状及び粉
末状の充填剤及び強化剤を添加してもよい。最後に記載
のものの例は、炭素繊維、ガラス繊維、非晶質のケイ
酸、アスベスト、ケイ酸カルシウム(ケイ灰石)、ケイ
酸アルミニウム、カルボン酸マグネシウム、カオリン、
白亜、粉末化した石英、雲母及び長石である。この種の
充填剤及び着色剤の割合は、一般的には50重量%、有
利には20〜35重量%である。
【0042】核形成剤としては、例えばタルク、フッ化
カルシウム、フェニルホスフィン酸ナトリウム、酸化ア
ルミニウム、二酸化珪素及びナイロン22を使用するこ
とができる。
【0043】一般的に1重量%以下の量で使用すること
ができる滑剤及び離型剤は、例えば長鎖状の脂肪酸、例
えばステアリン酸又はベヘン酸、それらの塩(例えばC
a−又はZn−ステアリン酸塩)又はエステル(例えば
ステアリルステアレート又はペンタエリトリットテトラ
ステアレート)並びにアミド誘導体(例えばエチレンジ
ステアリルアミド)である。フィルム加工性を改良する
ためには、鉱物性基剤上の粘着防止剤を0.1重量%以
下の量で本発明による成形材料に加えてもよい。例とし
ては、非晶質又は結晶質のケイ酸、カルボン酸カルシウ
ム又はケイ酸アルミニウムが挙げられる。
【0044】軟化剤の例としては、フタル酸ジオクチル
エステル、フタル酸ジベンジルエステル、フタル酸ブチ
ルベンジルエステル、炭化水素油、N−(n−ブチル)
ベンゾールスルホンアミド及びo−及びp−トルイルエ
チルスルホンアミドが挙げられる。
【0045】難燃性を更に改良するためには、ポリアミ
ドのすべて公知の防火剤を添加することができる。特
に、燐化合物をベースとするものないしは赤燐自体であ
る。
【0046】本発明によるブロックコポリアミドの製造
は、有利には成分A及びBを、有利には2軸スクリュウ
押出機内で溶融させ、次いで成分Bの融点より5〜50
℃高い温度で混合し、引続き固相後縮合させることによ
り実施する。その他の添加物Cは、溶融前に、すなわち
顆粒状の成分A及びBを混合させるために、又は溶融帯
域の下方に存在する押出機の開口を通過させて溶融物状
の既に混合された成分A及びBに供給することができ
る。ガラス繊維及び鉱物性充填物質の場合には、後者の
方法が適している。
【0047】特に有利な実施態様では、成分Bを、製造
装置の排出押出機中で成分Aに加えることも可能であ
り、その際、好ましくは適当な混合材料、例えばニーダ
ブロック又は鋸状ディスクが配置されているはずなの
で、該押出機は、排ガス及び成分Aを取出す他に、成分
Bとの混合作用も生ぜしめる。処理工程の削減の他に、
該実施態様は、成分Aの非晶質の特性に起因してストラ
ンド化及び造粒するのが困難であり、造粒後、特に含水
残留分の乾燥の際に粘着かつ膠着する傾向を有する該成
分の単離も省略することができる。
【0048】その際、添加物Cは、成分AとBの混合の
前又は後に再度混入してもよく、その際、繊維又は粒子
状の充填剤及び強化剤の場合には、AとBの混合の後に
添加するのが有利である。
【0049】ブロックコポリアミドに、その後、一般的
には引続き熱処理を施す。調質装置、例えばタンブルミ
キサー又は連続的又は不連続的に作動する調質管内で、
それぞれの加工形状で存在する成形材料を、ポリアミド
の粘度が120ml/g以上の所望の粘度数になるまで
調質する。調質の温度範囲は、純粋な成分B)の融点に
依存する。有利な温度範囲はそれぞれB)の融点より5
〜50、有利には20〜30℃低い温度である。本発明
による方法は、有利には不活性ガス雰囲気下で行い、そ
の際、不活性ガスとしては窒素及び過熱した水蒸気が適
している。
【0050】滞留時間は一般的には0.5〜50、有利
には4〜20時間である。調質は全く問題ないので、使
用したブロックコポリアミドは、任意の分子量に構成す
ることができる。
【0051】90%の硫酸中0.5重量%の溶液で23
℃で測定した粘度数は、固相中での後縮合により一般的
には120以上、有利には130〜250、特に140
〜200ml/gである。
【0052】引続き、該成形材料から常用の吹込形成用
金型、異形剤押出機及び管型押出機の装置を用いて成形
品を製造することができる。
【0053】ブロックコポリアミドは、良好な加工性及
び問題ない製造により優れており、結晶質相が存在する
にもかかわらず透明である。本発明によるブロックコポ
リアミドからのフィルムは、特に大気湿分が高い場合に
低い酸素透過性を有し、特に、食品用の包装用フィル
ム、特に同時押出フィルムとして適している。
【0054】その他の用途は、吹込成形により製造可能
な大型容器並びに管状成形体の押出成形物である。
【0055】
【実施例】次に、本発明を以下の実施例につき詳細に説
明する。
【0056】成分A ヨーロッパ特許出願公開第129195号明細書に記載
の方法に基づき、等モル量のイソフタル酸/ヘキサメチ
レンジアミン−塩の65%水溶液を連続的に管束型反応
器中でポリアミド量8kg/hに相当する押出量で温度
310℃及び圧力8バールで重縮合させる、製造した非
晶質のポリアミド−プレポリマー。該生成物は、濃硫酸
中0.5重量%の濃度で23℃で測定して80ml/g
の粘度数を有していた。
【0057】成分B/1 ヨーロッパ特許出願公開第129195号明細書に記載
の方法に基づき、等モル量のアジピン酸/ヘキサメチレ
ンジアミン−塩の65%水溶液を連続的に管束型反応器
中でポリアミド量10kg/hに相当する押出量で温度
292℃及び圧力8バールで重縮合させる、製造した部
分的に結晶質のポリアミド−プレポリマー。該生成物は
70ml/gの粘度数を有していた。
【0058】成分B/2 ヨーロッパ特許出願公開第129195号明細書に記載
の方法に基づき、カプロラクタムと等モル量のテレフタ
ル酸/ヘキサメチレンジアミン−塩の65%水溶液を連
続的に管束型反応器中でポリアミド量8kg/hに相当
する押出量で温度315℃及び圧力8バールで重縮合さ
せる、製造した、テレフタル酸/ヘキサメチレンジアミ
ンから誘導される単位70重量%とε−カプロラクタム
から誘導される単位30重量%とからなる部分的に結晶
質のポリアミド−プレポリマー。該生成物は78ml/
gの粘度数を有していた。
【0059】成分B/IV 151ml/gの粘度数を有するPA66(製造元:BA
SF AG 社の Ultramid(R)A3 )。
【0060】例1〜6 2軸スクリュウ押出機(製造元: Werner & Pfleiderer
社の ZSK 25 )中で、部分的に結晶質の成分Bを溶融
させた。成分Aを既に溶融し予め装入した押出成形機の
2回目の押出し分に溶融液状の成分Aを重縮合装置の分
離容器から圧入した。押出成形機の次の作業では該成分
をニーダブロックを介して300℃で十分に混合した。
【0061】引続き、真空装置を介してガスを抜き、該
生成物をストランドとして取出し、冷却し、次いで造粒
した。
【0062】引続き、生成物を固相中で固定した調質管
(二重壁の、120 l/分で過熱した水蒸気が貫流し
ている、外側から油状物で調質温度に加熱された内径1
20mm及び長さ1000mmのガラス管)中で、18
0℃で不連続的に第1表に記載の粘度数に調質した。滞
留時間は6〜12時間であった。
【0063】例1V〜6V 1V:成分A(Bは用いず)を、溶融液として取出し、
冷却し、次いで造粒した。(高い粘度数への)後縮合は
不可能であった。それというのも生成物は粘性であった
からである。機械的特性は不満足であった。
【0064】2V:成分A(Bは用いず)を、溶融後縮
合により2軸スクリュウ押出機(製造元:Werner & Pfl
eiderer 社の ZSK 30 )中で300℃及び押出分5kg
/h並びに200回転/分で125ml/gの粘度数に
縮合した。該生成物は斑点を有し、加工困難であり、機
械的特性は不満足であった。
【0065】3V:該製造を例1〜6と同様に実施した
が、但し、請求項1項記載の量範囲外で実施した。高い
粘度数にするための後重合は不可能であった、それとい
うもの該生成物は粘着性で、機械性は不満足であった。
【0066】4V:該製造を例1〜6と同様に実施した
が、但し、部分的に結晶質のプレポリマーBの代わりに
成分B/1V(高粘度数)を使用した。該生成物の透明
度は、相応する量のB1の場合よりも低い(例1及び2
参照)。
【0067】5V及び6V:成分B/1VないしはB/
2(成分Aは用いず)を溶融液として取出し、造粒し
た。例5Vは特に吸湿により高い給水能及び高い酸素透
過性を示す。例6は吸湿による低下した機械的特性及び
酸素透過性を示す。
【0068】7V:二軸スクリュウ押出機(製造元: W
erner & Pfleiderer 社の ZSK 30 )内で、300℃、
押出分20kg/h及び200回転/分で、溶融重合に
より高い粘度数に重合した成分A(例2V、成分A′参
照)と成分B/1Vを混合した。固相後重合は実施しな
かった。該生成物は斑点を有し、劣悪な機械的特性を示
し、透過性は、例4Vのように相当量の低い粘度の成分
B1を使用した場合よりも悪かった(例1及び2参
照)。
【0069】射出成形機で、300℃で試料を製造し
た:靭性は、300℃で射出成形した2×60mmの大
きさのディスクで、DIN53443に基づくプラステ
コン試験(Plastechon-test)で貫通操作の測定により
算出した。
【0070】引張伸びは、DIN54455に基づく引
張試験(規定試料)で測定した。透過度は、DIN50
36第3部に基づいて、2×60mmの大きさのディス
クの光透過性として測定した。
【0071】給水能は、ディスクを水中に30日間貯蔵
した後の重量増加分として23℃で測定した。
【0072】酸素透過性は、ASTM D3985−8
1に基づき、O2 ml/m2・day・barで、23
℃で異なる湿分で測定した(測定装置の製造元: Mocon
社)。
【0073】ブロックコポリアミドの組成及び測定の結
果は、表を参照されたい。
【0074】第1表
【0075】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成分A)〜C)の重量%が合計で100
    %になるという条件で、 A)40〜100ml/gの粘度数を有する非晶質のポ
    リアミドプレポリマー15〜85重量%からの溶融液
    を、 B)40〜100ml/gの粘度数を有する部分的に結
    晶質のポリアミドプレポリマー15〜85重量%からの
    溶融液、及び C)効果的な量の常用の添加物質及び加工助剤0〜70
    重量%と混合し、引続き固相で後縮合することにより得
    られるブロックコポリマー。
JP4365794A 1993-03-16 1994-03-15 ブロックコポリマー Withdrawn JPH06340740A (ja)

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DE4308331.5 1993-03-16
DE19934308331 DE4308331A1 (de) 1993-03-16 1993-03-16 Blockcopolyamide

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