JPH10147617A - ポリテトラフルオロエチレン粉末及びその製造方法 - Google Patents

ポリテトラフルオロエチレン粉末及びその製造方法

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JPH10147617A
JPH10147617A JP15843297A JP15843297A JPH10147617A JP H10147617 A JPH10147617 A JP H10147617A JP 15843297 A JP15843297 A JP 15843297A JP 15843297 A JP15843297 A JP 15843297A JP H10147617 A JPH10147617 A JP H10147617A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な撥水性及び撥油性を有すると共に、焼
き付け塗装可能であり、かつ優れた微分散性を有するP
TFE粉末およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 数平均分子量が40000〜60000
0であり、比表面積が7〜20m2/gであり、平均粒径
が1〜30μmであるコロイド状ポリテトラフルオロエ
チレン粒子の凝集粉末を、フッ素ラジカル源と反応させ
て、40000〜600000の数平均分子量、7〜2
0m2/gの比表面積、1〜30μmの平均粒径、および
110〜125゜の対水接触角を有するポリテトラフル
オロエチレン粉末を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリテトラフルオ
ロエチレン粉末及びその製造方法に関し、さらに詳しく
は撥水撥油性に優れたポリテトラフルオロエチレン粉末
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)は、成形用原料として粉末の形態で市販され、耐熱
耐寒性、難燃性、摺動性、非粘着性、防汚性、耐薬品
性、耐候性、電気特性等に優れている為、種々の成形品
が様々な分野で使用されている。また、PTFEの微粒
子や粉末は、他の材料中に分散し、あるいは他の材料と
ブレンドして、改質剤として利用されている。
【0003】成形用PTFE粉末には、懸濁重合法によ
る粒状生成樹脂を微粉砕して得られる粉末(モールディ
ングパウダーもしくはグラニュラー)と、水性分散(乳
化)重合法で得られるラテックスからポリマーを凝集さ
せ乾燥して得られる粉末(ファインパウダー)の二種類
があり、共に実用されている。これら二種類の粉末は全
く異なる成形方法により加工される。例えば、前者は圧
縮成形やラム押出成形により、後者は液状潤滑剤を混合
させて行うペースト押出成形や圧延(カレンダー)成形
などにより加工される。
【0004】成形用原料としてのPTFEファインパウ
ダーやモールディングパウダーは、通常極めて高い分子
量を有し、特殊な場合を除いて分散やブレンドによる他
の材料の改質用に使用されることはない。これら粉末が
分散またはブレンド用に不適切である最大の理由は、こ
れら粉末が分散またはブレンド中にフィブリル化を起こ
すことである。PTFEのフィブリル化特性は、重合後
に融点以上の熱処理を受けていないバージンポリマーに
強く現れる性質であり、なかでも乳化重合で製造さえる
コロイド状粒子およびファインパウダーに特にその性質
が強い。
【0005】ファインパウダーは通常、潤滑助剤を含ま
せペースト状にしたものを細いオリフィスを有するシリ
ンダーに充填し冷間で押出す「ペースト押出し」によっ
て成形され、押出物は、焼成してチューブや電線被覆
に、あるいはフィルム状に圧延してシールテープとし
て、また圧延後更に延伸して多孔膜として使用される。
ペースト押出し加工は、コロイド状PTFE微粒子のフ
ィブリル化特性によって成り立つものであり、微粒子が
押し出し中にフィブリル化して相互に絡み合うことで熱
処理前の成形品にある程度の力学的強度が付与される。
【0006】しかし、フィブリル化は、極めて小さな剪
断力でも容易に起こるため、他の材料にファインパウダ
ーやモールディングパウダーを分散またはブレンドする
場合、ブレンド中に受ける剪断力でフィブリルが発生
し、PTFE粒子が一旦凝集し再分散しにくくなり、均
一な分散状態が保持できなくなる。また、フィブリルの
発生により、異常な高粘度になって均一に混合できなく
なる等の問題が生じる。高分子量のPTFEでも、熱処
理(通常、融点以上での処理)を一旦受けるとフィブリ
ル化特性はほとんどなくなるが、冷凍粉砕などの経済的
でない特殊な粉砕をしない限り、通常の微粉砕機では7
0μmより細かい粉末が得られにくく、また粒子の形状
も異方性が大きくなるなど分散またはブレンド用として
は実用的な微粉末は得られない。
【0007】しかし、バージンPTFEのフィブリル化
特性は、PTFEの分子量に依存し、ある分子量以上で
発現する性質であり、低分子量のPTFEではフィブリ
ル化特性は現れない。そのため、低分子量PTFEの微
粒子や粉末が分散またはブレンド用として従来から市販
されている。低分子量PTFEを粒子形態からみると、
コロイド粒子の凝集粉末か、又は一旦溶融されて緻密化
したのち、粉砕によって粉末にしたものに大別される。
塗料等のサブミクロンの微分散を要求する用途には、特
にコロイド粒子の凝集粉末の使用が好適である。一般
に、凝集粉末としての粒子径は1〜30μmであるが、
ブレンドの際の剪断力により、凝集粉末が再分散される
ため、容易にサブミクロン単位に微分散可能である。一
方、緻密化した粉末の粒子径は、粉砕での粒子径に依存
し、一般に1μm以下は不可能であり、サブミクロンの
微分散を要求する用途には不適当である。
【0008】低分子量PTFEの微粒子や粉末の製造方
法として、種々の技術が提案されている。例えば特公昭
57−22043号公報及び特公昭51−25275号
公報には、PTFEの一般的な乳化重合において、連鎖
移動剤を使用して低分子量PTFEを得、得られたコロ
イド状PTFE水性分散体を凝析、乾燥することによっ
て粉末を得る方法が開示されている。また、高分子量P
TFEの熱分解によって低分子量化する方法(例えば特
公昭50−15506号公報及び特公昭38−2097
0号公報)や、高分子量PTFEに放射線を照射し、低
分子量化する方法(例えば特公昭52−25419号公
報及び特公昭49−48671号公報)が知られてい
る。
【0009】ところが、上記の低分子量PTFEの微粒
子や粉末は、撥水・撥油性が要求される用途では、十分
な効果が得られない。一方、分子末端をフッ素化したP
TFEが好適であることが知られており、種々の塗料組
成物、撥水処理組成物が提案されている。
【0010】特開平7−26169号公報には、分子末
端までフッ素化されたテトラフルオロエチレン(TF
E)オリゴマーを塗料素材に分散させた塗料が開示さ
れ、撥水性が改善されることが記載されている。また、
特開平8−3477号公報、特開平8−3479号公報
及び特開平8−3544号公報には、分子量500〜2
0000であり、末端までフッ素化された低分子量PT
FEを添加した塗料及び処理剤が開示され、撥水性およ
び着雪防止性が改善されることが記載されている。しか
し、開示されたこれらのPTFEの分子量は、極めて低
く、加熱によって揮発するため、焼き付け塗料には使用
できない。
【0011】また、分子末端がフッ素化されたPTFE
の製造方法についても、種々の技術が提案されている。
特公昭46−23245号公報には、低分子量のワック
スを除く高分子量のパーフルオロカーボン重合体の末端
基を、フッ素ラジカル源で安定化する方法が開示されて
いる。特公平1−49403号公報および特公平1−4
9404号公報には、含フッ素ポリマーを250〜55
0℃でフッ素ラジカル源と接触反応させる含フッ素樹脂
の製造方法が開示されているが、得られたPTFEは塊
であるため、粉末にするためには粉砕工程を必要とす
る。また、粉砕しても粒子径は数μmまでに留まり、サ
ブミクロンの微分散は困難である。
【0012】また、特公平6−67859号公報には、
更に低分子量化及び高収率化を目的として、含フッ素樹
脂を融点〜600℃に加熱して、雰囲気温度200〜6
00℃においてフッ素ラジカル源と反応させ、反応生成
ガスを100℃以下に冷却する方法が開示されている
が、開示された製造方法は収率が劣り、得られたPTF
Eの分子量は、極めて低く、加熱によって揮発しやすい
ため、例えば、ポリアセタール等への添加では、成型時
モールドデポジット(金型への付着)が起こりやすく、
成形品の外観不良を招いたり、高温での焼き付け塗装で
は、揮発成分が塗膜表面に付着し、光沢を失う等の問題
がある。
【0013】更に、特公平7−5744号公報には、場
合によっては、加熱処理をフッ素ラジカル源の存在下で
行い、粉砕した後、平均粒径1〜30μm、比表面積2
〜6m2/gのPTFE粉末の製造方法が開示されてい
るが、開示された製造方法によるPTFEの粒子径は大
きく、塗料等への微分散は困難である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一般に、塗料の塗装方
法には、常温で硬化させる方法や加熱して焼き付ける方
法があるが、焼き付け温度は、マトリックス樹脂の種類
によって約150〜約400℃と広範囲にわたる。一
方、フッ素化されたPTFEが撥水性塗料成分として使
用されているが、PTFEの分子量が低いため加熱によ
る揮発分が多いか、または、粉末の粒径が大きいため微
分散性が劣っていた。本発明の目的は、良好な撥水性及
び撥油性を有すると共に、焼き付け塗装可能であり、か
つ優れた微分散性を有するPTFE粉末及びその製造方
法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、40000〜600000の数平均分子
量、7〜20m2/gの比表面積、1〜30μmの平均粒
径、および110〜125゜の対水接触角を有すること
を特徴とするポリテトラフルオロエチレン粉末を提供す
る。さらに、本発明は、上記本発明のPTFE粉末を製
造する1つの方法として、数平均分子量が40000〜
600000であり、比表面積が7〜20m2/gであ
り、平均粒径が1〜30μmであるコロイド状ポリテト
ラフルオロエチレン粒子の凝集粉末を、フッ素ラジカル
源と反応させることからなる製造方法を提供する。
【0016】前述のように、一般に分散またはブレンド
用には、フィブリル化特性が発現しない低分子量PTF
Eが用いられている。ところが、これまでPTFEの低
分子量体と高分子量体共通の分子量測定方法が用いられ
ていなかったため、フィブリル化特性が発現する分子量
の境界が不明確であった。
【0017】従来のPTFEの分子量の測定方法として
は、例えば、融点から数平均分子量を求める方法が知ら
れているが、この方法は、融点が327℃未満のPTF
Eにしか適用できず、高分子量PTFEの分子量は測定
できない。成形用の高分子量PTFEについては標準比
重(SSG)から数平均分子量を求める方法が知られて
いるが、この方法は標準比重の成形体ができることが前
提である。ところが、低分子量PTFEは溶融粘度が低
いため、焼成時溶融流動して成形品が得られないか、ま
たは成形体が得られたとしてもクラックや発泡を生じる
場合が多く、標準比重が測定できないので、この方法に
より低分子量PTFEの分子量を測定することはほとん
ど不可能である。従って、低分子量から高分子量で共通
の分子量測定方法を用い、分子量が異なるPTFEの分
子量とフィブリル化特性を定量的に調べると、フィブリ
ル化特性が発現する分子量の境界を明確にできる。
【0018】水性分散(乳化)重合法で分子量の異なる
PTFEを重合し、得られるラテックスを凝集、乾燥し
て粉末を作製し、それぞれについて溶融時の動的粘弾性
測定により得られる数平均分子量(測定方法の詳細は
S.Wuにより、Polymer Engineering & Scienc
e,1988, Vol.28,538、同1989,Vo
l.29,273で説明されている)とペースト押出し
で得られる未焼成ビードの伸びを測定し、数平均分子量
と伸びの関係をみると、数平均分子量が500000以
下では連続したペースト押出しビードすら得られない。
500000〜600000では、連続したペースト押
出しビードが得られないか、又は、得られたとしても未
焼成ビードの伸びはほとんどなく、フィブリル化特性は
現れない。ところが、数平均分子量が600000を超
えると明確に伸びが現れ、フィブリル化特性が発現す
る。
【0019】本発明のPTFE粉末の数平均分子量は、
40000〜600000(好ましくは、60000〜
500000)であり、40000未満のものは高温で
の揮発分が多く、焼き付けを必要とする塗料などの耐熱
塗料には不適当である。また、数平均分子量が6000
00を超えるものは、フィブリル化特性が発現し、コロ
イド粒子同士の凝集力が強いため微分散性が劣る。上記
数平均分子量範囲は、従来の測定方法である融点では、
約324〜333℃に相当し、また、380℃における
溶融粘度では、約1×103〜7×105PaSに相当す
る。
【0020】本発明のPTFE粉末の比表面積は、粒子
径と相関があり、比表面積が大きいほど粒子径は小さ
く、凝集粉末を構成する基本単位の粒子径(一次粒子
径)の目安として用いられている。比表面積は7〜20
m2/g、好ましくは9〜15m2/gである。比表面積が
7m2/g未満のものは、一次粒子径が大きく、微分散性
が劣る。また、20m2/gを超えるものは、重合時に特
殊な分散剤を用いるか、あるいは、多量の分散剤を使用
する必要があり、経済的でない。
【0021】本発明のPTFE粉末の平均粒径は、1〜
30μm、好ましくは2〜20μmである。平均粒径が1
μm未満のものは、粉末の嵩密度が小さく、取り扱い性
が劣る。また、30μmを超えるものは一次粒子間の凝
集力が強いため、微分散し難い。
【0022】本発明のPTFE粉末は、コロイド状PT
FE水性分散体を、凝析、乾燥することによって得られ
る未焼成PTFEを、100〜300℃、好ましくは、
150〜250℃において、フッ素ラジカル源と反応さ
せることによって製造することができる。反応温度が1
00℃未満では反応速度が小さく、生産性が劣る。ま
た、300℃を超えると、一次粒子同士が融着するため
微分散できない。また、揮発分が増加し生産性が劣る。
【0023】フッ素ラジカル源としては、フッ素化にお
いて従来から使用されているものがいずれも使用でき
る。例えば分子状フッ素(F2);ClF、ClF3、Br
3、IF3等のハロゲン化フッ化物;XeF2、XeF4
KrF2等の希ガスのフッ化物;NF3、NF2等の含チッ
素フッ素化合物が使用できる。
【0024】フッ素ラジカル源の添加量は、反応時間と
反応温度に依存するが、フッ素原子に換算して、原料粉
末100重量部に対し、0.01〜1重量部、好ましく
は0.1〜0.5重量部である。0.01重量部未満で
は反応時間を長くする必要があり、生産性が劣る。添加
量の上限は特に限定されず、過剰にした場合に存在する
は未反応分は回収して再使用できるが、1重量部までで
十分である。
【0025】使用する反応器は、加熱装置を備え、気体
と固体が接触する形態のものであれば、何れのものでも
使用できる。例えば、空気循環炉内に反応棚を備えたも
のや流動層等の気固接触が良好に行えるものが好まし
い。
【0026】本発明の製法に用いる未焼成PTFEは、
コロイド状PTFE水性分散体の、凝析および乾燥によ
り得られる。このコロイド状PTFE水性分散体は、例
えば下記のような製造方法により製造することができ
る。水溶性含フッ素分散剤としては、例えば、一般式: X(CF2)aCOOH (式中、Xは水素原子、フッ素原子又は塩素原子、aは
6〜12の整数を表す。)、一般式: Cl(CF2CFCl)bCF2COOH (式中、bは2〜6の整数を表す。)、一般式: (CF3)2CF(CF2CF2)cCOOH (式中、cは2〜6の整数を表す。)、又は一般式: F(CF2)dO(CFYCF2O)eCFYCOOH (式中、Yはフッ素原子またはCF3、dは1〜5の整
数、eは1〜5の整数を表す。)で表される化合物、も
しくはそれらのアンモニウム塩又はアルカリ金属塩(例
えば、カリウム塩、ナトリウム塩)等を使用することが
できる。特に一般式: Cn2n+1COOX 又は C37O(CF(CF3)CF2O)lCF(CF3)COOX (式中、nは6〜9の整数、lは1〜2の整数、Xはア
ンモニウム基又はアルカリ金属原子を表す。)で示され
る化合物を用いるのが好ましい。
【0027】水溶性含フッ素分散剤の使用量は、反応に
用いる水性媒体に対して、0.02〜0.5重量%、好
ましくは0.03〜0.5重量%である。
【0028】重合開始剤としては、TFEの重合におい
て従来から使用されているものがいずれも使用でき、例
えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過硫酸
塩、ジサクシニックアシドパーオキシド、ジグルタリッ
クアシドパーオキシド等の水溶性有機過酸化物が使用で
きる。中でも、過硫酸塩が好ましい。
【0029】重合温度は10〜95℃の広い範囲から選
択可能である。重合開始剤として過硫酸塩を使用する場
合、40〜80℃が適当である。低温で反応を行う場合
には上記過硫酸塩に亜硫酸塩、酸性亜硫酸塩等の還元剤
を加えてレドックス系にすることが好ましい。重合反応
は、通常TFE自体のガス加圧によって0.6〜3.9
MPa、好ましくは0.9〜3.0MPaの範囲の圧力
に保ちながら進行させる。
【0030】TFEと、少なくとも一種の他のオレフィ
ン1重量%以下とを共重合させてもよい。他のオレフィ
ンとしては、例えば、一般式: X(CF2)nyCF=CF2 (式中、Xは水素原子、フッ素原子又は塩素原子、nは
1〜6の整数、yは0又は1を表す。)及び一般式: C37(OCF2CF2CF2)m[OCF(CF3)CF2]p
CF=CF2 (式中、m及びpはそれぞれ0〜4の整数を表す。ただ
し、これらが同時に0となることはない。)で示される
化合物、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、ビ
ニリデンフルオライド(VdF)、トリフルオロエチレ
ン(TrFE)などが使用できる。
【0031】必要ならば、連鎖移動剤として、水素及び
メタン、エタン、プロパン、ブタン等の炭化水素;CH
3Cl、CH2Cl2、CH2CF2等のハロゲン化炭化水
素;メタノール、エタノール等の水溶性有機化合物など
を使用することができる。
【0032】場合により反応系の分散安定剤として、実
質的に反応に不活性で反応条件下で液状の炭素数12以
上の炭化水素を、水性媒体100重量部に対して2〜1
0重量部使用することもできる。また、反応中のpHを
調整するために緩衝剤として、例えば炭酸アンモニウ
ム、リン酸アンモニウムなどを添加してもよい。
【0033】得られるコロイド状PTFE粒子の粒子径
は、通常0.05〜0.5μmであり、PTFE粒子水
性分散体のポリマー濃度は、通常水性媒体に対して10
〜45重量%である。得られたコロイド状PTFE水性
分散体(ポリマーラテックスまたは単にラテックスと呼
ぶ)を反応容器から取り出し、次の工程、即ち凝析と乾
燥工程に移す。
【0034】凝析は、通常ポリマーラテックスを水で1
0〜20重量%のポリマー濃度になるように希釈し、場
合によっては、pHを中性またはアルカリ性に調整した
後、撹拌機付きの容器中で反応中の撹拌よりも激しく撹
拌して行う。この時、メタノール、アセトン等の水溶性
有機化合物、硝酸カリウム、炭酸アンモニウム等の無機
塩や塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸等を凝析剤として添加
しながら撹拌を行ってもよい。また、インラインミキサ
ー等を使用して連続的に凝析を行ってもよい。
【0035】凝析で得られた湿潤粉末の乾燥は、通常、
真空、高周波、熱風等の手段を用いて行う。乾燥温度は
10〜250℃、好ましくは100〜200℃である。
この時点でのPTFE粉末は、コロイド粒子が凝集した
粉末であるため、比表面積は、通常7〜20m2/gの
値を有する。
【0036】重合反応で得られるPTFEの数平均分子
量は、40000〜600000、好ましくは6000
0〜500000に調整する。数平均分子量が、400
00未満のものは高温での揮発分が多いため、好ましく
ない。また、600000を超えるものはフィブリル化
特性が発現するため、微分散性が要求されるブレンド用
には不適当である。
【0037】本発明のPTFE粉末は分散またはブレン
ド用として好ましく、好適には、撥水撥油性塗料、特に
焼き付け型撥水撥油塗料に使用される。また、熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂への撥水撥油性付与剤としても使用
できる。また、一次あるいは二次電池用、特にニッケル
化合物を正極活物質に使用する二次電池、さらに燃料電
池への撥水性付与のための、電池活物質や導電性炭素質
材料などの電極材料への添加剤として、あるいは熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂への撥水撥油性や潤滑性付与剤と
しても使用できる。二次電池としてはニッケル−水素二
次電池、ニッケル−カドミウム電池が代表的なものであ
る。本発明のPTFE粉末は微分散しやすく撥水性に富
むため、その添加によって電極内の気−液−固の三相界
面が効率よく形成され、電極反応によって発生するガス
が迅速に拡散し、水、酸化物または水素化物に戻る反応
が促進される。
【0038】本明細書におけるポリマーラテックス及び
PTFE粉末の分析方法及び試験方法は次のとおりであ
る。 1)数平均分子量 S.Wuの方法(Polymer Engineering & Scienc
e,1988, Vol.28,538、同1989,Vo
l.29,273)に準処する。この方法は、樹脂の溶
融時の弾性率から数平均分子量、重量平均分子量及び分
子量分布を算出する方法であり、とくにPTFEに代表
される溶媒に不溶な樹脂の分子量測定に有用な方法であ
る。測定装置はレオメトリクス社製粘弾性測定機RDS
−2を使用し、380℃における動的粘弾性を測定し
た。但し、試料を保持する治具としてパラレルプレート
を用い、試料の溶融時の厚みは1.4〜1.5mm、周波
数範囲は0.001〜500rad/秒とする。また、溶
融時の試料の変形量は、周波数が1rad/秒以上では試料
の厚みに対して、円周上で0.8〜3%の範囲から選択
し、周波数が1rad/秒以下では2〜10%の範囲から
選択する。また、測定値のサンプリング頻度は対数等間
隔で1桁当たり5点とする。また、2回の連続した測定
において、各測定周波数(ω)における貯蔵弾性率
(G’(ω))の偏差の平均が5%以下になるまで測定を
繰り返す。測定により求めた周波数(ω)、貯蔵弾性率
(G’(ω))用いて、S.Wuの方法(Polymer Engi
neering & Science,1988, Vol.28,53
8、同1989,Vol.29,273)に従って数平均
分子量(Mn)を求めた。但し、時間t=1/ω、G
(t)=G'(ω)とした。
【0039】2)未焼成ビードの伸び PTFE粉末50gと押出助剤である炭化水素油(商品
名ISOPER−E、エクソン化学株式会社製)9.2
gとをガラス瓶中で混合し、室温(25±2℃)で1時
間熟成する。次に、シリンダー(内径25.4mm)付き
の押出ダイ(絞り角30度で、下端に内径2.54mm及
びランド長7mmのオリフィスを有する)に上記混合物を
充填し、シリンダーに挿入したピストンに5.7MPa
の負荷を加えて1分間保持する。その後直ちに、室温に
おいてラム速度20mm/分で上記混合物をオリフィスか
ら押出し、ロッド状物を得る。得られたロッド状押出物
を、約100℃で約10時間乾燥し、押出圧力の安定し
ている後半部から約7cmの長さの試料5個を切り取る。
それぞれの試料の両端各約15mmを380℃のソルトバ
ス中で焼成し、表面の長さ方向に間隔20mmの目盛りを
中央部に印す。次に試料の両端を引っ張り試験機のクラ
ンプでつかみ、200mm/分の一定の速度で試料を引っ
張り、破断時の目盛り間の長さ(El)を読み、下式に
より、伸び(%)を求める。
【0040】
【数1】伸び(%)=(El(mm)−20(mm))/20(m
m)×100 尚、試験回数は5回とし、最大値および最小値を除く3
回の値を平均して、伸び(%)とする。また、引っ張り
試験中は、室温を24±0.5℃に調温する。
【0041】3)ポリマー濃度 シャーレに10gのポリマーラテックスを採取し、15
0℃で約3時間乾燥し蒸発乾固させる。固形分を秤量
し、これからをポリマー濃度を計算する。
【0042】4)ポリマーラテックスの数平均粒子径 既知試料について、固形分0.15重量%に水で希釈し
たポリマーラテックスの単位長さに対する550nmの投
射光の透過率と、透過型電子顕微鏡写真により定方向径
を測定して決定した数基準長さ平均粒子径とを測定して
作成した検量線を用い、各試料について測定した上記透
過率から決定する。
【0043】5)粉末の平均粒径 日本電子株式会社製レーザー回折式粒度分布測定装置
(HELOS & RODOS)を用い、カスケードは使
用せず、圧力0.1MPa、測定時間3秒で測定を行
い、粒度分布積算の50%に対応する粒径を平均粒径と
する。
【0044】6)粉末の比表面積 BET法に従い、装置としてQUANTA CHROM
E社製MONOSORBを用いて測定する。キャリアガ
スとして窒素30%とヘリウム70%の混合ガスを用
い、冷却は液体窒素によって行う。試料量は2gとし、
3回測定して平均値を比表面積とする。
【0045】7)高温揮発分 アルミニウム製カップ(容量50ml、上部径61mm、下
部径42mm、深さ33mm)に試料10gを入れ、予め加
熱温度に調整した熱風循環式電気炉で300±2℃の雰
囲気中、1時間保持した後、重量を測定し、下式によっ
て高温揮発分を求める。
【0046】
【数2】高温揮発分(重量%)=(10(g)−熱処理後の
重量(g))/10(g)×100
【0047】8)粉末からの接触角測定用資料の作製 ASTM D4894−89に従い(金型は表面を鏡面
仕上げしたものを用いる)、SSG(標準比重)測定用
の未焼成のPTFE圧縮成形体を作製し、これを接触角
測定用試料とする。 9)接触角 成形体又は塗膜の表面の接触角を、接触角計(協和界面
科学株式会社製CA−DT・A型)を用い、直径3mmの
液滴で測定した。測定は3回行い、平均値を接触角とす
る。
【0048】
【実施例】実施例1 ステンレス鋼(SUS316)製アンカー型撹拌翼と温
度調節用ジャケットを備え、内容量が100リットルの
ステンレス鋼(SUS316)製オートクレーブに、脱
イオン水54l、及びパーフルオロオクタン酸アンモニ
ウム11.6gを仕込み、55℃に加温しながら窒素ガ
スで3回、TFEガスで2回、系内を置換して酸素を除
いた。その後、CH3Cl330gを仕込み、TFEガ
スで内圧を0.83MPaにし、80rpmで撹拌し、内
温を55℃に保つ。
【0049】次に水1リットルに過硫酸アンモニウム1
4.3gを溶かした水溶液をTFEで圧入し、オートク
レーブ内圧を0.88MPaにすると、反応は加速的に
進行する。その間、反応温度は55℃、撹拌速度は80
rpmを保つ。TFEは、オートクレーブの内圧を常に
0.88±0.05MPaに保つように連続的に供給す
る。反応は、10.3kgのTFEモノマーが消費され
た時点で撹拌及びモノマー供給を停止し、直ちにオート
クレーブ内のガスを常圧まで放出して、終了させた。全
反応時間は5.3時間、数平均粒径は0.18μmであ
った。また、得られたラテックスのポリマー濃度は 1
5.8重量%であった。
【0050】得られたラテックスを凝析、洗浄した後、
ポリマー粉末を140℃で18時間乾燥した。得られた
原料粉末の比表面積は11m2/gであり、粉末の数平均
粒径は5μmであった。また、ポリマーの数平均分子量
は140000であった。得られた原料粉末5kgを、空
気循環炉内に備えたステンレス鋼(SUS316)製反
応容器に仕込み、窒素で反応容器内を置換して空気を除
去した後、反応容器が240℃になるように炉内を昇温
した。次に、フッ素(F2)12gを反応容器に仕込
み、240℃で2時間保持してフッ素化反応を終えた。
反応後、直ちに窒素で系内を置換してフッ素(F2)を
除去し、反応容器の温度を室温まで冷却し、粉末を取り
出した。
【0051】得られた粉末の比表面積は11m2/g、粉
末の数平均粒径は5μm、ポリマーの数平均分子量は1
40000であった。高温揮発分は0.09重量%と極
めて少なく、また、対水接触角は119゜であり、優れ
た撥水性を示した。
【0052】塗料添加試験 得られたPTFE粉末39.2gとカーボンブラック
(東海カーボン株式会社製シースト116)4.7g
を、予めポリエーテルサルフォン(住友化学株式会社製
ビクトレックス4100P)39.2gを、N−メチル
−2−ピロリドン(大日本インキ化学工業株式会社製)
178g、メチルイソブチルケトン(双葉化学薬品株式
会社製)66.6g、メチルエチルケトン(双葉化学薬
品株式会社製)39.2g及びトルエン(大阪石油化学
株式会社製)39.2gの混合溶媒に溶解した溶液に混
合、分散し塗料を得た。
【0053】得られた塗料を、脱脂されたアルミニウム
板(厚み:2mm)にスプレー塗装し、120℃で15分
間乾燥した後、更に380℃で15分間焼成して塗装板
を得た。得られた塗膜表面の対水接触角は118゜であ
り、優れた撥水性を示した。また、撥油性の指標として
n−ヘキサデカン(CH3(CH2)14CH3、東京化成工
業株式会社製)の接触角を測定すると43゜であり、優
れた撥油性を示した。
【0054】実施例2 実施例1で得た原料粉末を用い、フッ素化反応温度を2
80℃にする以外は実施例1と同様の条件でフッ素化を
行った。得られた粉末の比表面積は9m2/g、粉末の数
平均粒径は7μm、ポリマーの数平均分子量は1400
00であった。高温揮発分は0.08重量%と極めて少
なく、また、対水接触角は117゜であり、優れた撥水
性を示した。
【0055】実施例3 ステンレス鋼(SUS316)製アンカー型撹拌翼と温
度調節用ジャケットを備え、内容量が6リットルのステ
ンレス鋼(SUS316)製オートクレーブに、脱イオ
ン水2960ml、パーフルオロノナン酸アンモニウム
3.0g及び流動パラフィン(キシダ化学株式会社製、
試薬1級)120gを仕込み、70℃に加温しながら窒
素ガスで3回、TFEガスで2回、系内を置換して酸素
を除いた。その後、エタンガス75ccを仕込み、TFE
ガスで内圧を0.83MPaにし、250rpmで撹拌
し、内温を70℃に保つ。
【0056】次に水40mlに過硫酸アンモニウム60m
gを溶かした水溶液をTFEで圧入し、オートクレーブ
内圧を0.88MPaにすると、反応は加速的に進行す
る。この間、反応温度は70℃、撹拌速度は250rp
mを保つ。TFEは、オートクレーブの内圧を常に0.
88±0.05MPaに保つように連続的に供給する。
反応は、1260gのTFEモノマーが消費された時点
で撹拌及びモノマー供給を停止し、直ちにオートクレー
ブ内のガスを常圧まで放出して、終了させた。全反応時
間は11.5時間、数平均粒径は0.15μmであっ
た。また、得られたラテックスのポリマー濃度は 2
9.6重量%であった。
【0057】得られたラテックスを凝析、洗浄した後、
ポリマー粉末を140℃で18時間乾燥した。得られた
原料粉末の比表面積は15m2/gであり、粉末の数平
均粒径は10μmであった。また、ポリマーの数平均分
子量は420000であった。
【0058】原料粉末の量を500gにし、フッ素(F
2)の仕込量を1.2gにする以外は実施例1と同様の
条件でフッ素化した。得られた粉末の比表面積は15m2
/g、粉末の数平均粒径は10μm、ポリマーの数平均
分子量は420000であった。高温揮発分は0.07
重量%と極めて少なく、また、対水接触角は120゜で
あり、優れた撥水性を示した。
【0059】実施例4 エタンの仕込量を68ccにし、TFEモノマーの消費量
を1290gにする以外は実施例3と同様の手順で反応
を行った。全反応時間は10.4時間、数平均粒径は
0.16μmであった。また、得られたラテックスのポ
リマー濃度は30.1重量%であった。得られたラテッ
クスを実施例3と同様に処理し、原料粉末を得た。得ら
れた粉末の比表面積は14m2/gであり、粉末の数平均
粒径は12μmであった。また、ポリマーの数平均分子
量は530000であった。得られた原料粉末を、実施
例3と同様の条件でフッ素化した。得られた粉末の比表
面積は14m2/g、粉末の数平均粒径は12μm、ポリ
マーの数平均分子量は530000であった。高温揮発
分は0.07重量%と極めて少なく、また、対水接触角
は121゜であり、優れた撥水性を示した。
【0060】比較例1 実施例1で得られた原料粉末の対水接触角を測定したと
ころ95゜と小さく、撥水性は劣っていた。また、実施
例1で得られた原料粉末について、実施例1同様の塗料
添加試験を行ったところ、塗膜の対水接触角は109゜
と小さく、また、n−ヘキサデカンの接触角も33゜と
小さく、撥水性及び撥油性が劣っていた。
【0061】比較例2 実施例3と同様のオートクレーブに、脱イオン水296
0ml及びパーフルオロオクタン酸アンモニウム4.5g
を仕込み、70℃に加温しながら窒素ガスで3回、TF
Eガスで2回、系内を置換して酸素を除いた。その後、
CH3Cl30gを仕込み、TFEガスで内圧を0.8
3MPaにし、250rpmで撹拌し、内温を70℃に保
つ。
【0062】次に水40mlに過硫酸アンモニウム2.2
5gを溶かした水溶液をTFEで圧入し、オートクレー
ブ内圧を0.88MPaにすると、反応は加速的に進行
する。この間、反応温度は70℃、撹拌速度は250rp
mを保つ。TFEは、オートクレーブの内圧を常に0.
88±0.05MPaに保つように連続的に供給する。 反応は、540gのTFEモノマーが消費された時点
で撹拌及びモノマー供給を停止し、直ちにオートクレー
ブ内のガスを常圧まで放出して、終了させた。全反応時
間は8.2時間、数平均粒径は0.17μmであった。
また、得られたラテックスのポリマー濃度は 15.3
重量%であった。
【0063】得られたラテックスを凝析、洗浄した後、
ポリマー粉末を140℃で18時間乾燥した。得られた
原料粉末の比表面積は13m2/gであり、粉末の数平均
粒径は4μmであった。また、ポリマーの数平均分子量
は30000であった。得られた原料粉末を、実施例3
と同様の条件でフッ素化した。得られた粉末の比表面積
は11m2/g、粉末の数平均粒径は6μm、ポリマーの
数平均分子量は30000であった。また、対水接触角
は119゜であり、優れた撥水性を示したが、高温揮発
分は0.59重量%と極めて多いものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 哲男 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 鳥居 寛 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 40000〜600000の数平均分子
    量、7〜20m2/gの比表面積、1〜30μmの平均粒
    径、および110〜125゜の対水接触角を有すること
    を特徴とするポリテトラフルオロエチレン粉末。
  2. 【請求項2】 数平均分子量が60000〜50000
    0であり、比表面積が9〜15m2/gであり、平均粒径
    が2〜20μmである請求項1に記載のポリテトラフル
    オロエチレン粉末。
  3. 【請求項3】 数平均分子量が40000〜60000
    0であり、比表面積が7〜20m2/gであり、平均粒径
    が1〜30μmであるコロイド状ポリテトラフルオロエ
    チレン粒子の凝集粉末を、フッ素ラジカル源と反応させ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリテトラ
    フルオロエチレン粉末の製造方法。
  4. 【請求項4】 150〜250℃でフッ素ラジカル源と
    反応させる請求項3に記載のポリテトラフルオロエチレ
    ン粉末の製造方法。
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