JPH0987334A - 変性ポリテトラフルオロエチレンファインパウダーの製造方法 - Google Patents

変性ポリテトラフルオロエチレンファインパウダーの製造方法

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JPH0987334A
JPH0987334A JP7244678A JP24467895A JPH0987334A JP H0987334 A JPH0987334 A JP H0987334A JP 7244678 A JP7244678 A JP 7244678A JP 24467895 A JP24467895 A JP 24467895A JP H0987334 A JPH0987334 A JP H0987334A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い絞り比での押出性が高く且つ熱安定性に
優れた変性ポリテトラフルオロエチレンファインパウダ
ーを製造する。 【構成】 水性媒体中で含フッ素分散剤の存在下、10
〜90℃、平均圧力6〜30kg/cm2 Gでテトラフ
ルオロエチレン(TFE)の重合を行う際に、反応初期
にパーフルオロブチルエチレン(PFBE)を仕込みT
FEと共に重合反応を開始し、TFEの少なくとも75
%が消費された後ヘキサフルオロプロピレン(HFP)
を仕込み、TFEがすべて消費されるまで重合を行うこ
とにより得られる一次粒子を凝析、乾燥する。PFBE
仕込量とHFP仕込量を調節し反応したTFEに対しP
FBE0.01〜0.07重量%、HFP0.01〜
0.05重量%、PFBEとHFPの合計量を0.03
〜0.08重量%として、一次粒子の平均粒径0.1〜
0.5μ、球形度1.5以下、熱分解指数20以下とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペースト押出成形におい
て、押出圧力が低く、比較的高い絞り比(以下RRとい
う)でも押出が可能で、且つ熱安定性に優れたポリテト
ラフルオロエチレン(以下PTFEという)ファインパ
ウダーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PTFEホモポリマーに少量のコモノマ
ーを組み入れることによって、溶融成形はできないがフ
イブリル化できるPTFEポリマーを、ペースト押出に
有利に改変できることが知られている。こうして得られ
るポリマーは変性PTFEと呼ばれ、溶融成形が可能な
テトラフルオロエチレン(以下TFEという)共重合体
と区別される。
【0003】ペースト押出成形はその生産性の向上を目
的として、より高いRRで行われる傾向にある。RRと
は押出機のダイの出口における断面積(S1)に対する
押出粉末が充填されているシリンダーの断面積(S2)
の比率(S2/S1)で表される。従って、より高いR
Rで押出が可能で且つ押出した成形品の外観がきれいで
強度が優れているポリマーが望まれている。一般にRR
が高くなるにつれて、押出圧力が高くなると共に、押し
出された成形品も蛇行したり、表面が荒れてきてクラッ
クを生じたり、さらには切断が起こり正常な成形品が得
られなくなる。これについては以下の理由が考えられ
る。PTFEが押し出される際、PTFEの一次粒子は
剪断力を受けフィブリル化を生じる。それと同時に一次
粒子の押出方向への配向が起こり、粒子間で摩擦力が生
じる。このフィブリル化や摩擦力が押出圧力として表わ
れている。したがって、押出圧力はフィブリル化や摩擦
力の度合いに支配されることになる。また高RR下では
これらがより促進され、高い押出圧力を生じ、成形品に
不良を招くことになる。このような高いRRにおける押
出成形性を改善するために、これまで様々な技術が提案
されてきた。
【0004】特公昭37−4643号公報に記載された
PTFEの重合方法は、所定量のテトラフルオロエチレ
ンの70%が消費される前に変性剤を重合反応系に添加
するものである。変性剤としては、ヘキサフルオロプロ
ピレン(以下HFPという)を代表とするパーフルオロ
アルキルトリフルオロエチレンやメタノールを代表する
連鎖移動剤などが挙げられる。PTFEに変性剤を添加
することにより、ポリマーの結晶化度を低下させ、フィ
ブリル化を抑制する。したがって、PTFEへの変性剤
の添加は過度の押出圧力の上昇を抑え、成形品の不良を
緩和する働きがある。
【0005】前記特公昭37−4643号公報と同様な
目的で、アメリカ特許第4,792,594号明細書に
記載の方法が提案されている。これは変性剤としてパー
フルオロブチルエチレン(以下PFBEという)を挙げ
ている。また、特公昭56−26242号公報には、反
応の70〜85%の時点で反応系にクロロトリフルオロ
エチレン(以下CTFEという)を添加し、CTFEに
より一次粒子のより表面に近いシエルの変性を行うこと
によって、低い押出圧力を示し高RRでの押出性が良好
なファインパウダーが得られることが記されている。
【0006】特公昭37−4643号公報やアメリカ特
許第4,792,594号明細書に記載した方法などに
より、PTFEファインパウダーのペースト押出成形性
は改善されたが、更に生産性を向上するためにより高い
RRで成形できるPTFEファインパウダーが望まれて
いる。特公昭56−26242号公報に記載のファイン
パウダーは前記の2つの方法によるファインパウダーに
比べて高RRでの押出性は優れているが、熱劣化指数
(以下TDIという)が高いことから耐熱性に劣ると言
う懸念がある。TDIは焼成時間を変えて成形した成形
品の密度の差から求めた指数であり、数字が大きい程密
度の変化が大きいことを表わしている。つまり熱により
ポリマー分子鎖の切断が起こり、低分子量化が進んでい
ることを意味する。
【0007】高RR押出用のファインパウダーは電線被
覆や細いチューブに形成され、自動車、航空機、精密機
械などの品質要求の厳しい分野で使用される傾向にあ
る。特に自動車のエンジン周辺で使用されるケースが増
加し、ここで使用される電線やチューブの耐熱性に関す
る要求は非常に厳しくなってきている。したがって、こ
れらの分野では耐熱性に優れたファインパウダーが望ま
れている。たとえば、特公昭56−26242号公報記
載のCTFE変性ファインパウダーは30〜50のTD
Iを示した。一方特公昭37−4643号公報やアメリ
カ特許第4,792,594号明細書に記載の変性ファ
インパウダーは0〜20のTDIを示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の問題点に鑑み、
高RRでの押出性を高め、且つ熱安定性に優れたPTF
Eファインパウダーの製造方法を提供することが、本発
明の主目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に関わる一次粒子
の平均粒径が0.1〜0.5μ、一次粒子の球形度が
1.5以下、熱劣化11指数が20以下である変性ポリ
テトラフルオロエチレンファインパウダーの製造方法
は、水性媒体中で含フッ素分散剤の存在下、10〜90
℃の温度において平均圧力6〜30kg/cm2 Gでテ
トラフルオロエチレンの重合を行うに際し、反応初期に
パーフルオロブチルエチレンを反応系に仕込みテトラフ
ルオロエチレンと共に重合反応を開始し、反応すべきテ
トラフルオロエチレンの少なくとも75%が消費された
後反応系にヘキサフルオロプロピレンを仕込み、反応す
べきテトラフルオロエチレンがすべて消費されるまで重
合を行うことにより得られる変性ポリテトラフルオロエ
チレンの一次粒子を凝析、乾燥することよりなり、パー
フルオロブチルエチレンの仕込み量及びヘキサフルオロ
プロピレンの仕込み量を調節することにより、反応した
テトラフルオロエチレンに対し0.01〜0.07重量
%のパーフルオロブチルエチレン及び0.01〜0.0
5重量%のヘキサフルオロプロピレンを含有させ、且つ
パーフルオロブチルエチレンとヘキサフルオロプロピレ
ンの合計量を0.03〜0.08重量%とすることを特
徴とする。即ち本発明方法により得られる変性ポリテト
ラフルオロエチレンの一次粒子は、PFBE変性PTF
Eよりなるコアに、HFP変性PTFEよりなるシェル
を有するものである。
【0010】本発明の製造方法は基本的にはベイリーの
米国特許2,559,752に記載されている方法であ
って、より具体的には水、反応開始剤及び分散剤からな
る水性媒質中においてTFEと変性剤を重合させる方法
である。反応開始剤としては過酸化コハク酸(以下DS
Pという)などの水溶性有機過酸化物や過硫酸アンモニ
ウム(以下APSという)、過硫酸カリウムなどの過硫
酸塩が、分散剤としてはパーフルオロオクタン酸アンモ
ニウムやパーフルオロノナン酸アンモニウム等のフッ素
系の分散剤が使用され、反応開始剤は単独又は混合して
用いられる。
【0011】一次粒子径の調整は分散剤の濃度を変える
ことによって行われる。重合はTFE自体のガス加圧に
よって6〜30kg/cm2 Gの範囲の圧力に保ちなが
ら反応を進行させる。通常、反応中は一定圧力に保たれ
る。圧力が低過ぎると反応速度が遅くなり、圧力が高す
ぎると反応速度が速くなりすぎて、温度をコントロール
することが難しい。重合温度は10〜90℃で行われ
る。温度が低すぎると反応が進まず、高すぎると一次粒
子径の過度な増大などの不具合を生じる。
【0012】本発明で使用する変性剤の一つであるPF
BEは、必要量を一括して反応系に仕込む方法であって
も、間欠的に仕込む方法であっても、連続的に仕込む方
法であっても良いが、いずれの方法を採用するにしても
反応初期に仕込むことが重要である。特に反応の開始前
に一括して仕込む方法は工程を簡素化できることから望
ましい。またPFBEは反応速度、一次粒子径及びHF
Pの反応性に影響を与えるため、PFBEの仕込量は反
応すべきTFEの重量に対し0.01重量%以上で且つ
0.1重量%を越えないことが必要である。この時のP
FBEの含有量は反応したTFEの重量に対し0.01
〜0.07重量%となるが、好ましくは0.02〜0.
07重量%が望ましい。PFBEの仕込量が多すぎると
反応速度が遅くなり、時には反応が進まなくなる。そし
て一次粒子径は小さくなる。更にシエルの重合において
コアの重合において消費し切れなかった残存PFBEが
HFPの反応性を低下させ、適量のHFPを含有したシ
エルの重合が難しくなる。HFPはコア形成に必要なT
FE量が消費された時点で反応系に導入する。つまり反
応すべきTFEの少なくとも75%が消費された時点で
HFPを導入する。この場合コアの重合が終了した時点
でTFEの供給と撹拌を止め、系内の残モノマーを放出
して系内の圧力をHFPの蒸気圧より下げてHFPを系
内に導入する方法と、TFEの供給と撹拌を止めずにH
FPを系内導入する方法がある。HFPの含有量は押出
性に与える影響が大きいので、その仕込量は反応すべき
TFEの重量に対し0.05〜0.75重量%の範囲が
望ましい。この時のHFPの含有量は反応したTFEの
重量に対し0.01〜0.05重量%となる。
【0013】反応はポリマー濃度が20〜50重量%に
なった時点でTFEの供給を止め、撹拌を停止し、系外
に残モノマーを放出して終了させる。その後ポリマーの
水性分散体(以下ディスパージョンという)をオートク
レーブから取り出し、凝析と乾燥を行う。凝析はディス
パージョンを水で10〜25重量%のポリマー濃度にな
るように希釈し、場合によってはpHを中性またはアル
カリ性に調整した後、攪拌機で激しく攪拌して行う。乾
燥は凝析で得られた粉末を熱風などの手段を用いて行
う。乾燥温度は100〜200℃が好ましい。乾燥温度
が高いと押出圧力が高くなるので、常に一定の温度で乾
燥できる方法が望ましい。
【0014】以上の本発明の製造方法により得られる変
性PTFEファインパウダーは、本発明の目的である高
RRでの優れた押出性と優れた熱安定性が達成される。
さらに、純粋なPTFEの機械的強度を維持しながら、
純粋なPTFEよりも透明性が優れ、かつ収縮率を小さ
くできることから寸法安定性に優れ、高RRでの押出性
が優れ、かつ純粋なPTFEと変わらない高い熱安定性
を維持することができる。PFBEの含有量が少なすぎ
ると透明性や寸法安定性が悪くなり、多すぎると熱安定
性が悪くなる。HFPの含有量が少なすぎると押出時に
過度のフィブリル化が起こり、高RRでの押出が難しく
なる。反対にHFPの含有量が多すぎるとフィブリル化
が不足し、良好な成形品が得られなくなる。したがっ
て、反応したTFEの重量に対して0.01〜0.07
重量%、望ましくは0.02〜0.07重量%のPFB
Eを含み、かつ0.01〜0.05重量%のHFPを含
むものであることが好ましく、かつPFBEとHFPの
合計量を0.03〜0.08重量%にすべきである。コ
アとシェルの重量比に関しては粒子全体に占めるシェル
の割合が大きすぎるとペースト押出圧力は高くなり、高
RRでの押出に適しなくなる。一方シェルの割合が小さ
すぎてもフィブリル化の抑制効果が薄れペースト押出圧
力は高くなる。したがって、コア対シェルの重量比が7
5:25〜95:5のものであることが好ましい。ま
た、熱劣化指数(TDI)が20以下、好ましくは10
以下である上記条件を満たすファインパウダーは、優れ
た熱安定性を示す。
【0015】押出圧力に影響を与える要因には一次粒子
径とその形状がある。一次粒子径に関しては前記した押
出時の一次粒子の配向によって生じる粒子間の摩擦面が
粒子径によって変化するためと思われる。つまり粒子径
が大きい程摩擦面が減少し、押出圧力が低下すると考え
られる。しかし、粒子径が大きすぎても、顔料との混合
時に不具合を生じたり、助剤との混合時に固まりを生じ
るので粒子径は0.1〜0.5μ、望ましくは0.15
〜0.3μである。また一次粒子の形状がより球状に近
くなると、一次粒子が配向する際の摩擦力の低下を促す
ことになる。したがって一次粒子の球形度は1.5以下
であり、より小さい球形度のものが望ましい。
【0016】上記諸条件を満足した本発明の製造方法に
より得られる変性PTFEファインパウダーは、RRが
2500のペースト押出成形において、紐状押出物(以
下ビードという)の外観がビードNo. 6以上であること
を満足するものである。なおペースト押出成形の条件及
びビードNo. は後に定義されている。
【0017】本明細書におけるディスパージョンと PT
FEファインパウダーの分析方法、及び試験方法を以下
に記す。
【0018】ディスパージョンのポリマー濃度:標準比
重計を用い25℃におけるディスパージョンの比重を測
定する。この比重の値を下記の式に入れてディスパージ
ョンのポリマー濃度を求める。 S=177.421−177.083/D S:ディスパージョンのポリマー濃度 D:25℃におけるディスパージョンの比重
【0019】一次粒子の平均粒径:希薄ディスパージョ
ン中の粒子の単位長さを波長546nmにて透過する入
射光の割合から、光散乱理論に基づく関係式によって決
定する。ディスパージョンの試料をガーゼで濾過し、そ
の濾液5mlをメスフラスコ中で純水により500ml
に希釈する。この希釈液を路長1cmのシリカセルに満
たし、波長546nmの吸光度を測定する。0.17〜
0.26μの粒径を持つディスパージョンについては以
下の式により求められる。 平均粒径(μ)=0.272A/(SG×S/100)
+0.065 A :水と比べたときの試料の吸光度 SG:試料の比重 S :試料の固形分% これらの平均粒径値は、理論的に超遠心分離分析によっ
て確認される重量平均粒径にほぼ等しく、また20,0
00倍の直径拡大で粒子を電子顕微鏡写真により直接検
査測定した値と良く一致する。
【0020】一次粒子の球形度:ディスパージョンを純
水で約500倍に希釈し、それをアルミ箔の上に数滴落
す。それを約100℃で乾燥する。乾燥したアルミ箔の
表面を走査型電子顕微鏡で観察し、約2万倍の写真を撮
影する。写真に写った一次粒子の中から無作為に300
個以上を選び、各粒子について最長径a及び最短径bを
正確に測定し、以下の式により球形度を求める。 球形度=1/n×Σ(ai /bi ) (i=1,2,3
・・・n)
【0021】標準比重(SSG):乾燥した樹脂粉末1
2.0gを直径2.85cmの円筒形型中に入れてなら
し、圧力を次第に増加して30秒後に最終圧力を350
kg/cm2 とし、この最終圧力をかけたまま2分間保
つ。このようにして得られた予備成形体を30分間38
0℃の空気炉中で焼成し1分間1℃の割合で294℃ま
で冷却し、294℃で1分間保持した後炉中から取出し
室温で冷却して標準試料とする。23℃の空気中での標
準試料の重量対同温度における等容の水の重量の比を標
準比重とする。この標準比重は平均分子量の目安とな
る。一般に標準比重が低い程分子量は大きい。
【0022】熱劣化指数(TDI):SSG測定用の標
準試料と同様な方法で予備成形体を作り、それを5時間
380℃で焼成する以外はSSGの標準試料の焼成手順
と同様な手順で試料を調製する。この試料の比重をSS
Gと同様な方法で測定し、これを最大比重(MSG)と
し、以下の式によりTDIを求める。 TDI=(MSG−SSG)×1000
【0023】HFP含有量:乾燥した樹脂粉末のサンプ
ル1.75gを直径2.85cmの円筒形型中に入れア
ルミ箔の間でならし、30秒間圧力をかけて次第に増加
させて最後の圧力が約1470kg/cm2 になるよう
にし、この最終圧力をかけたまま2分間保ち、測定用の
試料を得る。HFP含有量が既知の標準樹脂についても
同様な方法で試料を作る。これら試料の赤外線吸収スペ
クトルを測定し、以下の式によりHFP含有量を求め
る。 HFP含有量(wt%)=(A1/A2)×(AS2/A
S1)×0.126 A1:試料の波長10.18μにおける吸光度 A2:試料の波長10.7μにおける吸光度 AS1:標準試料の10.18μにおける吸光度 AS2:標準試料の10.7μにおける吸光度
【0024】PFBE含有量:HFP含有量と同様の試
料を用いる。この試料の赤外線スペクトルを測定し、以
下の式よりPFBE含有量を求める。 PFBE含有量(wt%)=(Sa/Aa)×(As/S
s)×0.03 Sa:試料の波長11.36μ付近の吸光度のピークの
面積 Aa:試料の波長10.7μにおける吸光度 Ss:標準試料(PFBE含有量既知)の波長11.3
6μ付近の吸光度のピークの面積 As:標準試料の波長10.7μにおける吸光度
【0025】ペースト押出圧力:ポリマー粉末100g
と炭化水素潤滑剤(商品名:アイソパーE)20.8g
(RR=1600の時)、又は22.3g(RR=25
00の時)とをポリエチレンのびん中で混合し、室温
(23±2℃)で8時間以上熟成する。次に内径30.
9mmのシリンダーに上記混合物を充填し、55kgの
荷重をシリンダーに挿入したピストンに加え1分間保持
する。このシリンダーから上記混合物を取出し、押出ダ
イが付いたシリンダー(内径31.7mm)に入れてラ
ムスピード18mm/分で上記混合物を押出し、ひも状
物(ビード)を得る。押出後半において圧力が平衡状態
になる部分における押出圧力をシリンダー断面積で徐し
た値として、ペースト押出圧力(kg/cm2 )を求め
る。 押出圧力が1000kg/cm2 を超える時は押出
不能と評価する。使用したダイのオリフィスの直径はR
R1600用が0.79mm、RR2500用が0.6
3mmであった。
【0026】ビードNo. :上記のペースト押出によって
得られた押出物の外観を目視によって観察しランク付け
を行う。ランクは0〜10までの数字で表し、10が最
もきれいな外観で連続した押出物が得られ蛇行がないも
のである。以下蛇行の度合いによりランクを決め、数字
が小さくなるにしたがって蛇行の度合いが大きくなるこ
とを表している。なお連続した押出物が得られない場合
は切断と記す。
【0027】焼成後の押出物の外観:上記のペースト押
出によって得られた押出物を熱風式の炉で焼成し(焼成
条件は380℃、15分)、室温で冷却後、押出物の表
面平滑性を顕微鏡および手触りで観察し、透明性を目視
で観察して判定した。判定には◎、〇および×を使い、
◎が最も良く×が最も悪いことを示している。
【0028】次に実施例及び比較例を示し、本発明を更
に詳細に説明する。
【0029】
【実施例1】撹拌翼及び温度調節用ジャケットを備え、
内容量が4リットルのステンレス鋼(SUS316)製
オートクレーブに、パラフィンワックス60g、脱イオ
ン水1690ml及び分散剤としてパーフルオロオクタ
ン酸アンモニウム0.3gを仕込み、80℃に加温しな
がら窒素ガスで5回系内を置換して酸素を除いた後真空
引きを行い、PFBEを0.4ml添加した。そしてT
FEで内圧を26kg/cm2 Gにして撹拌を110r
pm、内温を80℃に保つた。次に300mlの水に7
50mgの過硫酸アンモニウム(APS)を溶かした水
溶液10mlと500mlの水に2.5gの過酸化コハ
ク酸(DSP)を溶かした水溶液100mlをポンプで
注入した。反応開始5分後に400mlの水に8gのパ
ーフルオロオクタン酸アンモニウムを溶かした溶液15
0mlをポンプを使って毎分3mlの速度で注入した。
反応は初期においてゆっくり進むが、その後加速度的に
進行した。しかし反応温度は80℃、撹拌速度は110
rpmに一定に保つようにした。TFEはオートクレー
プの内圧を常に26kg/cm2 Gに保つように連続的
に供給した。開始剤を添加してから反応で消費されたT
FEが1060gに達した時点でTFEの供給と撹拌を
停止した。ここまでがコア重合である。続いて内圧1.
5kg/cm2 Gになるまでオートクレーブ内のガスを
放出してから内圧が0.3kg/cm2 G上昇するまで
HFPを仕込んだ。再び撹拌(110rpm)を開始し
TFEで16kg/cm2 Gまで加圧した。温度は80
℃に保つた。16kg/cm2 Gに加圧した時点で上に
記したAPSの水溶液5mlとDSPの水溶液50ml
を注入し、引き続き反応を行った。TFEの消費が80
gになった時点でTFEの供給を止め、内圧が10kg
/cm2 Gになるまで反応を続け、撹拌を停止した。こ
こまでがシェル重合である。計算によるとシェル重合で
消費したTFEの量は118gになる。オートクレーブ
内のガスを常圧まで放出し、真空引きを行い、窒素ガス
で常圧に戻した後で内容物を取り出し反応を終了した。
得られたディスパージョンの固形分は36.8%であ
り、一次粒子の平均粒子径は0.21μであった。この
反応におけるHFPの注入時期は反応すべきTFEの9
0%が消費された時点と言うことになる。得られたディ
スパージョンを水で約15重量%のポリマー濃度に希釈
し凝析槽で撹拌して凝析した。ポリマーの水を切り14
0℃で16時間乾燥した。乾燥後に得られたファインパ
ウダーを用いてポリマー中のPFBE及びHFP含有量
を測定したところ、それぞれ0.030重量%及び0.
019重量%であった。またポリマーのSSGは2.1
75であった。
【0030】
【実施例2〜5】DSPとAPSの量、反応温度、PF
BEの量、HFPの添加時期、シェルの重合圧力などを
変えた以外は実施例1と同様に反応を行った。これらの
反応条件を表1及び表2に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】実施例2は反応温度を85℃とし、反応開
始剤の添加量を若干変更した。HFPの添加時期は92
4gのTFEが消費されたところ、つまり反応すべきT
FEの80%が消費された時点で行った。この重合では
反応すべきTFEが消費されたところでTFEの供給と
撹拌を停止した。その他は実施例1と同じである。実施
例3は開始剤の添加量を実施例1の添加量の3割に減ら
した。HFPの添加時期は反応すべきTFEの90%が
消費されたところで行った。そして反応すべきTFEが
消費されたところでTFEの供給と撹拌を停止した。そ
の他は実施例2と同じである。実施例4はPFBEの添
加量を実施例1の2倍に増加し、開始剤添加量を実施例
1と同じにした以外は実施例3と同じである。実施例5
は実施例1と同じ方法で行い、コア重合の開始剤の添加
量についてのみ実施例1の半分にした。表3及び表4に
得られたPTFEファインパウダーの物性及び押出性を
まとめて示した。
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】実施例1で得られたファインパウダーを使
用して下記の方法で成形した電線被覆の加熱収縮率は、
340℃、2時間で0.10%、340℃、20時間で
0.50%であり、チューブの引張強度は23℃で84
8kg/cm2 、370℃で41kg/cm2 を示し
た。測定方法は下記の通りである。
【0037】電線被覆試験:変性PTFEファインパウ
ダー1kgとアイソパーE(炭化水素潤滑剤)227g
とをペットボトル中で混合し、室温(23±2℃)で8
時間以上熟成し、上記混合物をシリンダーに入れ10k
g/cm2 の圧力で1分間圧縮し予備成形物を得る。上
記予備成形物を用いてペースト押出成形機(ジェニング
ス社製)により外径1.02mmの芯線(AWG−20
/19)に被覆を行い焼成して被覆部の厚みが約0.3
7mmの電線を得る。被覆後の電線を120mmの長さ
に切断し、その両端の被覆部をそれぞれ10mm取り除
き、芯線を露出させる。これを5本作り、それぞれにつ
いて残った被覆部の長さ(L1 )を正確に測定する。こ
れらを340℃で2時間加熱し、その後室温で冷却す
る。冷却後の被覆部の長さ(L2 )を正確に測定する。
これらを再び340℃で18時間加熱し、冷却後に同様
に被覆部の長さ(L3 )を測定する。以下の式により電
線被覆部の収縮率を求める。1試料につき5本の測定を
行い、その平均値を出す。 加熱収縮率(340℃、2時間)=(L1 −L2 )/L1 ×100 加熱収縮率(340℃、20時間)=(L1 −L3 )/L1 ×100
【0038】チューブの引張強度:電線被覆試験と同様
にして得られる予備成形物を用いてペースト押出機によ
り外径約2.2mm、内径約1.9mmのチューブを成
形し焼成してスパゲティチューブを得る。上記チューブ
を約100mmの長さに切断する。それを引張試験機の
クランプに固定し(クランプ間の距離は20mm)、そ
のまま370℃の炉に入れ10分間保持する。保持後炉
中で毎分50mmの速度でチューブを引張り、そのとき
の最大荷重を測定する。その最大荷重をチューブの断面
積で除した値を高温での引張強度(単位はkg/cm
2 )とした。測定は5回行い、その平均値を出す。また
23℃での測定も行う。
【0039】
【比較例1〜4】表5及び表6に示した各反応条件以外
は実施例1の操作方法及び反応条件で重合を行った。ま
た表7及び表8に得られたPTFEファインパウダーの
物性及び押出性について示した。
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
【0043】
【表8】
【0044】表7及び表8に示されるように、比較例1
はHFPの添加量が多いためにHFPの含有量が多くな
り押出圧力は低くなった。しかしフィブリル化が不十分
なためRR=2500できれいな押出物が得られなかっ
た。比較例2はHFPを添加しなかったので過度のフィ
ブリル化が起こり、押出圧力が1000kg/cm2
超えてしまい押出ができなかった。比較例3はHFPの
添加時期が早すぎたためシェルの割合が大きくなり、押
出圧力が実施例に比べて高く、きれいな押出物も得られ
なかった。比較例4はPFBEの添加量を実施例1の1
0倍に増加したとことによりHFPの含有量が減り押出
圧力が増加した。
【0045】
【発明の効果】PTFEが持つ熱安定性を維持しなが
ら、高RRでのペースト押出性が改善されたファインパ
ウダーを製造することができる。従って、本発明方法に
よるファインパウダーを使用することによって、自動車
や航空機などのエンジン周りに使用されるセンサー用の
電線やコントロールケーブル用のチューブを、生産性を
向上させつつ製造することが可能になった。また本発明
の方法で得られるファインパウダーによる成形品は、寸
法安定性に優れ、機械的強度にも優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性媒体中で含フッ素分散剤の存在下、
    10〜90℃の温度において平均圧力6〜30kg/c
    2 Gでテトラフルオロエチレンの重合を行うに際し、
    反応初期にパーフルオロブチルエチレンを反応系に仕込
    みテトラフルオロエチレンと共に重合反応を開始し、反
    応すべきテトラフルオロエチレンの少なくとも75%が
    消費された後反応系にヘキサフルオロプロピレンを仕込
    み、反応すべきテトラフルオロエチレンがすべて消費さ
    れるまで重合を行うことにより得られる変性ポリテトラ
    フルオロエチレンの一次粒子を凝析、乾燥することより
    なり、パーフルオロブチルエチレンの仕込み量及びヘキ
    サフルオロプロピレンの仕込み量を調節することによ
    り、反応したテトラフルオロエチレンに対し0.01〜
    0.07重量%のパーフルオロブチルエチレン及び0.
    01〜0.05重量%のヘキサフルオロプロピレンを含
    有させ、且つパーフルオロブチルエチレンとヘキサフル
    オロプロピレンの合計量を0.03〜0.08重量%と
    することを特徴とする一次粒子の平均粒径が0.1〜
    0.5μ、一次粒子の球形度が1.5以下、熱劣化指数
    が20以下である変性ポリテトラフルオロエチレンファ
    インパウダーの製造方法。
  2. 【請求項2】 パーフルオロブチルエチレンの仕込量が
    反応すべきテトラフルオロエチレンの量に対して0.0
    1〜0.1重量%であり、且つヘキサフルオロプロピレ
    ンの仕込量が反応すべきテトラフルオロエチレンの量に
    対して0.05〜0.75重量%である請求項1に記載
    の変性ポリテトラフルオロエチレンファインパウダーの
    製造方法。
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