JPH10147245A - 衝撃吸収式ステアリングシャフトの収縮荷重調整方法 - Google Patents

衝撃吸収式ステアリングシャフトの収縮荷重調整方法

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JPH10147245A
JPH10147245A JP8304475A JP30447596A JPH10147245A JP H10147245 A JPH10147245 A JP H10147245A JP 8304475 A JP8304475 A JP 8304475A JP 30447596 A JP30447596 A JP 30447596A JP H10147245 A JPH10147245 A JP H10147245A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収縮荷重を所望値通りに規制して、二次衝突
時の運転者保護を図り易くする。 【解決手段】 内周面に雌セレーション15を形成した
管状のアウターシャフト12の先端部と、外周面に雄セ
レーション17を形成したインナーシャフト13の先端
部とを係合させる。次いで、押圧面を互いに平行な平坦
面23とした1対の押圧片20a´により、上記両シャ
フト12、13の先端部を直径方向に亙り塑性変形させ
る。そして、これら両シャフト12、13を互いに近づ
く方向に変位させて、これら両シャフト12、13同士
を、軸方向に離れた2個所位置で嵌合させる。上記1対
の押圧片20a´により上記両シャフト12、13の先
端部を押圧する荷重を調節して、得られる衝撃吸収式ス
テアリングシャフト11の収縮荷重を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る衝撃吸収式ス
テアリングシャフトの収縮荷重調整方法は、自動車のス
テアリング装置に組み込んで、ステアリングホイールの
動きをステアリングギヤに伝達する為のステアリングシ
ャフトが、衝突事故に伴って全長を収縮する際に要する
荷重を所望値に規制する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用操舵装置に於いて、ステアリン
グホイールの動きをステアリングギヤに伝達する為、図
8に示す様なステアリング機構が使用されている。上端
部にステアリングホイール1を固定した第一のステアリ
ングシャフト2は、ステアリングコラム3の内側に回転
自在に支持している。又、このステアリングコラム3
は、上部、下部両ブラケット4、5により、インスツル
メントパネル6の下面に固定している。上記第一のステ
アリングシャフト2の下端部で上記ステアリングコラム
3の下端開口から突出した部分には、第一の自在継手7
を介して、第二のステアリングシャフト8の上端部を連
結している。更に、この第二のステアリングシャフト8
の下端部は、第二の自在継手9を介して、ステアリング
ギヤ(図示せず)に通じる第三のステアリングシャフト
10に連結している。この様に構成したステアリング機
構では、上記ステアリングホイール1の動きは、上記ス
テアリングコラム3を挿通した第一のステアリングシャ
フト2、第一の自在継手7、第二のステアリングシャフ
ト8、第二の自在継手9、第三のステアリングシャフト
10を介してステアリングギヤに伝達し、車輪に舵角を
付与する。
【0003】ところで、この様に構成されるステアリン
グ機構に於いて、衝突時に運転者を保護する為、ステア
リングコラム3、及び各ステアリングシャフト2、8、
10を、衝撃に伴って全長が縮まる衝撃吸収式のものと
する事が、一般的に行なわれている。そして、この様な
衝撃吸収式ステアリングシャフトとして従来から、特開
平8−91230号公報に記載されたものが知られてい
る。図9〜15は、この公報に記載された衝撃吸収式ス
テアリングシャフトを、図16〜20は、やはりこの公
報に記載された衝撃吸収式ステアリングシャフトの製造
方法を、それぞれ示している。
【0004】この衝撃吸収式ステアリングシャフト11
は、アウターシャフト12とインナーシャフト13とを
軸方向(図9の左右方向)に亙る相対的変位自在に組み
合わせる事により、軸方向に亙る衝撃力が加わった場合
に全長が縮まる様に構成している。上記アウターシャフ
ト12は、全体を円管状としており、一端部(図9、1
3の左端部)に絞り加工を施す事で、この一端部に小径
部14を形成している。そして、この小径部14の内周
面に、雌セレーション15を形成している。一方のイン
ナーシャフト13も、全体を円管状としており、一端部
(図9〜10の右端部)を押し広げる事で、大径部16
を形成している。そして、この大径部16の外周面に、
上記雌セレーション15と係合する雄セレーション17
を形成している。
【0005】又、上記大径部16の先端部(図9〜10
の右端部)は直径方向に少し押し潰す事により、長さL
に亙って、断面が長円形の第一変形部18を形成してい
る。この第一変形部18の長径d1 は、上記大径部16
の本体部分の直径d0 よりも大きく、同じく短径d2
は、この直径d0 よりも小さい(d1 >d0 >d2 )。
尚、雄セレーション17を形成した大径部16部分の径
は、何れもセレーションのピッチ円相当部分の径(pc
d)で表わす。
【0006】一方、上記小径部14の先端部(図9、1
3の左端部)は、やはり直径方向に少し押し潰す事によ
り、長さLに亙って、断面が長円形の第二変形部19を
形成している。この第二変形部19の長径D1 は、上記
小径部14の本体部分の直径D0 よりも大きく、同じく
短径D2 は、この直径D0 よりも小さい(D1 >D0
2 )。雌セレーション15を形成した小径部14部分
の径も、何れもセレーションのピッチ円相当部分の径
(pcd)で表わす。
【0007】又、上記小径部14の直径D0 は、上記大
径部16の直径d0 よりも僅かに大きく(D0 >d0
して、上記雌セレーション15と雄セレーション17と
が、上記第一、第二両変形部18、19以外の部分で
は、緩く係合する様にしている。但し、上記第一変形部
18の長径d1 は、上記小径部14の本体部分の直径D
0 よりも少し大きく(d1 >D0 )、上記第二変形部1
9の短径D2 は、上記大径部16の本体部分の直径d0
よりも少し小さく(D2 <d0 )している。
【0008】上述の様な形状を有するアウターシャフト
12とインナーシャフト13とは、図9に示す様に組み
合わせて、衝撃吸収式ステアリングシャフト11とす
る。即ち、アウターシャフト12の一端部に形成した小
径部14の内側に、インナーシャフト13の一端部に形
成した大径部16を位置させて、上記小径部14内周面
の雌セレーション15と上記大径部16外周面の雄セレ
ーション17とを係合させる。この状態で上記大径部1
6の先端部に形成した第一変形部18は、弾性変形(或
は塑性変形)しつつ、上記小径部14の基端部(図9、
13の右端部)に押し込まれる。又、上記小径部14の
先端部に形成した第二変形部19は、やはり弾性変形
(或は塑性変形)しつつ、上記大径部16の基端部(図
9、10の左端部)に押し込まれる。
【0009】従って、上記アウターシャフト12とイン
ナーシャフト13とを、図9に示す様に組み合わせた状
態では、上記第一変形部18の外周面が小径部14の基
端部内周面と、上記第二変形部19の内周面が大径部1
6の基端部外周面と、それぞれ摩擦係合する。この結
果、上記アウターシャフト12とインナーシャフト13
とは、両シャフト12、13間での回転力の伝達を自在
に、且つ強い力が加わらない限り、軸方向に亙る相対的
変位を不能として、互いに結合される。
【0010】この様に、アウターシャフト12とインナ
ーシャフト13との結合を、金属製のアウターシャフト
12とインナーシャフト13とに形成した、第一、第二
両変形部18、19と相手部材との圧入嵌合により行な
う為、結合部の耐熱性が十分となり、使用条件によって
結合部の支持力が不足する事がなくなる。又、第一、第
二両変形部18、19は、上記アウターシャフト12と
インナーシャフト13との結合部で、軸方向に離隔した
2個所位置に設けられている為、これらアウターシャフ
ト12とインナーシャフト13との結合部の曲げ剛性も
十分に確保される。
【0011】更に、衝突時に軸方向に亙り強い力が加わ
った場合には、上記第一、第二両変形部18、19によ
る圧入嵌合部に働く摩擦力に抗して、アウターシャフト
12とインナーシャフト13とが、軸方向に亙って相対
的に変位し、衝撃吸収式ステアリングシャフト11の全
長を縮める。この様な衝撃吸収式ステアリングシャフト
11の場合、全長を縮める為に要する力は、上記2個所
の圧入嵌合部に働く摩擦力に打ち勝つだけのもので足り
る。従って、衝撃吸収式ステアリングシャフト11の全
長を縮める為に要する収縮荷重(コラプス荷重)が大き
くなる事なく安定し、衝突事故の際、ステアリングホイ
ールに衝突した運転者の身体に大きな衝撃力が加わるの
を有効に防止できる。
【0012】アウターシャフト12とインナーシャフト
13とを組み合わせて、上述の図9に示す様な衝撃吸収
式ステアリングシャフト11を構成する場合、先ず、図
16に示す様に、これら両シャフト12、13同士を組
み合わせる。即ち、前記雌セレーション15と雄セレー
ション17とを、上記小径部14の先端部と上記大径部
16の先端部とで互いに係合させる。そして、これら両
セレーション15、17同士を互いに係合させた状態の
まま、上記小径部14の外周面を直径方向内側に押圧す
る。即ち、上記小径部14の先端部及び上記大径部16
の先端部の周囲に1対の押圧片20、20を配置し、こ
れら1対の押圧片20、20同士を互いに近づけ合う事
により、上記小径部14の外周面を強く押圧する。これ
ら各押圧片20、20の内側面で上記小径部14の外周
面と当接する部分には、図17に示す様に、この外周面
に密接する断面が円弧状の凹部21、21を形成してい
る。
【0013】これら各凹部21、21を上記小径部14
の外周面に軽く当接させた状態で、上記1対の押圧片2
0、20の端面同士の間には、厚さ寸法がδの隙間2
2、22が形成される。又、これら押圧片20、20
は、油圧機構等の図示しない押圧装置により、互いに近
づく方向に強く押圧する。そこで、図18に示す様に、
上記隙間22、22の厚さ寸法が0となるまで、上記1
対の押圧片20、20同士を互いに近付ければ、上記小
径部14の先端部の断面形状が、図18に示す様に楕円
形に塑性変形する。更に、この小径部14の先端部に挿
入した大径部16の先端部も、上記両セレーション1
5、17を介して同方向に押される。そして、この大径
部16の先端部の断面形状が、やはり図18に示す様に
楕円形に塑性変形する。
【0014】この様にして、上記小径部14の先端部及
び上記大径部16の先端部を直径方向内側に押圧し、こ
れら両先端部の断面形状を楕円形に塑性変形させたなら
ば、次いで、上記アウターシャフト12と上記インナー
シャフト13とを互いに近づく方向に軸方向に亙り相対
変位させる。即ち、上記1対の押圧片20、20の内側
からこれら両シャフト12、13を取り出した後、アウ
ターシャフト12を図16の左方に、インナーシャフト
13を同じく右方に、それぞれ相手シャフトに対して相
対変位させる。そして、前記図9に示す様に、上記小径
部14の先端部を上記大径部16の基端部に圧入嵌合す
ると共に、上記大径部16の先端部を上記小径部14の
基端部に圧入嵌合させる。上記押圧片20、20により
塑性変形させられていない、上記小径部14の中間部と
大径部16の中間部とは、互いに緩く係合させる。
【0015】又、前記特開平8−91230号公報に
は、図19に示す様に、互いに係合した小径部14及び
大径部16の先端部(図16参照)を塑性変形させる為
の押圧片20a、20aの内側面に凹部21、21(図
17〜18)を形成せず、単なる平坦面としたり、或は
図20に示す様に、1対の押圧片20b、20bをVブ
ロック状に形成し、各押圧片20b、20bが互いに係
合した小径部14及び大径部16の先端部(図16参
照)を2個所ずつ、合計4個所押圧する様にする事も記
載されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】実際の車両に組み込む
衝撃吸収式ステアリングシャフト11の場合には、全長
を収縮させる為に要する荷重を所望値に規制する必要が
ある。即ち、衝突事故に伴って、運転者の身体がステア
リングホイール1(図8)にぶつかる、所謂二次衝突が
発生すると、このステアリングホイール1は、上記衝撃
吸収式ステアリングシャフト11とステアリングコラム
3(図8)とを収縮させつつ前方に変位する。この様な
ステアリングホイール1の前方への変位を、上記運転者
の身体に加わる衝撃を吸収しつつ円滑に行なわせる為に
は、上記衝撃吸収式ステアリングシャフト11並びにス
テアリングコラム3を収縮させる為に要する荷重を所望
値に規制する必要がある。
【0017】この様な事情に鑑みて、図16〜20に示
した先発明の方法に就いて収縮荷重を規制する面から実
験を行なったところ、押圧片20、20a、20bの形
状の相違が、得られる衝撃吸収式ステアリングシャフト
の収縮荷重に大きな影響を与える事を知り、本発明をな
した。即ち、本発明の衝撃吸収式ステアリングシャフト
の収縮荷重調整方法は、上記衝撃吸収式ステアリングシ
ャフト11を収縮させる為に要する荷重を所望値通りに
規制する事により、二次衝突時に運転者保護を有効に図
れるステアリング装置の実現を図るものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の衝撃吸収式ステ
アリングシャフトの収縮荷重調整方法の対象となる衝撃
吸収式ステアリングシャフトは、一端部の内周面に雌セ
レーションを形成した管状のアウターシャフトと、一端
部の外周面に上記雌セレーションと係合する雄セレーシ
ョンを形成したインナーシャフトとを、これらアウター
シャフトの一端部とインナーシャフトの一端部とを係合
させた状態で、上記アウターシャフトの外周面を直径方
向内側に押圧する事により、上記アウターシャフトの一
端部及びインナーシャフトの一端部を直径方向に亙り塑
性変形させた後、上記アウターシャフトと上記インナー
シャフトとを互いに近づく方向に軸方向に亙り相対変位
させ、上記アウターシャフトの一端部を上記インナーシ
ャフトの軸方向中央寄り部分に圧入嵌合させて第一の嵌
合部を構成すると共に、上記インナーシャフトの一端部
を上記アウターシャフトの軸方向中央寄り部分に圧入嵌
合させて第二の嵌合部を構成し、これら第一、第二の圧
入嵌合部の間部分で上記アウターシャフトとインナーシ
ャフトとを互いに緩く係合させて成る。
【0019】本発明は、この様な衝撃吸収式ステアリン
グシャフトの全長を収縮させる為に要する収縮荷重を調
整する方法であって、上記アウターシャフトの一端部と
インナーシャフトの一端部とを係合させた状態で、上記
アウターシャフトの外周面を直径方向内側に押圧し、上
記アウターシャフトの一端部及びインナーシャフトの一
端部を直径方向に亙り塑性変形させる際に、それぞれの
押圧面が互いに平行な平坦面でこれら両押圧面同士が互
いに平行な1対の押圧片を使用し、これら1対の押圧片
同士を近づける押し付け荷重を変える事により、上記衝
撃吸収式ステアリングシャフトの全長を収縮させる為に
要する収縮荷重を所望値に規制する。
【0020】
【作用】上述の様な本発明の衝撃吸収式ステアリングシ
ャフトの収縮荷重調整方法によれば、衝撃吸収式ステア
リングシャフトを収縮させる為に要する荷重を所望値通
りに規制して、二次衝突時に運転者保護を有効に図れる
ステアリング装置の実現を図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜4は、本発明の衝撃吸収式
ステアリングシャフトの収縮荷重調整方法の実施の形態
の1例を示している。尚、本発明の方法により収縮荷重
を調整する衝撃吸収式ステアリングシャフト11の基本
構成自体は、前述の図9〜15に示した、従来から知ら
れている衝撃吸収式ステアリングシャフト11と同様で
ある。又、この衝撃吸収式ステアリングシャフト11を
造る為の製造方法の基本構成自体は、前述の図16〜2
0に示した、従来から知られている衝撃吸収式ステアリ
ングシャフトの製造方法と同様である。特に、本発明
は、前述の図17〜18に示した様な、円弧状の凹部2
1、21を有する押圧片20、20、或は図20に示す
様なVブロック状の押圧片20b、20bを使用するの
ではなく、図19に示す様に、押圧部が平坦な押圧片を
使用する。但し、押圧片同士の間には十分な間隔をあけ
て、これら両押圧片同士を押圧する、プレス荷重を調節
自在とする。
【0022】本発明の衝撃吸収式ステアリングシャフト
の収縮荷重調整方法を実施するには、先ず、図1に示す
様に、アウターシャフト12の一端部となる前端部(図
1、3、4の左端部)と、インナーシャフト13の一端
部となる後端部(図1、3、4の右端部)とで、各シャ
フト12、13の周面に形成した雌セレーション15と
雄セレーション17とを係合させる。そして、これら両
セレーション15、17同士を係合させたままの状態
で、図1〜2に示す様に上記アウターシャフト12の外
周面を、互いに近づく方向に変位する1対の押圧片20
a´、20a´により、直径方向内側に押圧する。そし
て、上記アウターシャフト12の前端部及びインナーシ
ャフト13の後端部を直径方向に亙り押圧して、これら
両端部を、前述の図18に示す様に、断面形状を楕円形
に塑性変形させる。
【0023】特に、本発明の衝撃吸収式ステアリングシ
ャフトの収縮荷重調整方法を実施する際には、上記1対
の押圧片20a´、20a´として、それぞれの押圧面
が互いに平行な平坦面23、23であるものを使用す
る。そして、これら両押圧面23、23同士を互いに平
行に保持した状態のまま、上記1対の押圧片20a´、
20a´同士を互いに近づけ合う。
【0024】上述の様にして1対の押圧片20a´、2
0a´によりアウターシャフト12の前端部及びインナ
ーシャフト13の後端部の断面形状を楕円形に変形させ
たならば、これらアウターシャフト12とインナーシャ
フト13とを、互いに近づき合う方向に押圧する。そし
て、図3に示す様に、これらアウターシャフト12の前
端部とインナーシャフト13の後端部とを、軸方向に亙
って所望長さLだけ重畳させる。この所望長さLが、通
常状態(衝突事故が起こっていない状態)で上記アウタ
ーシャフト12とインナーシャフト13とが互いに嵌合
し合っている、正規嵌合長さである。二次衝突時には、
図4に示す様に、これらアウターシャフト12とインナ
ーシャフト13との嵌合長さが、上記正規嵌合長さLよ
りも大きくなって、前記衝撃吸収式ステアリングシャフ
ト11の全長が収縮する。本発明の衝撃吸収式ステアリ
ングシャフトの収縮荷重調整方法の場合には、上記衝撃
吸収式ステアリングシャフト11の全長を収縮させる為
に要する収縮荷重を所望値に規制する為に、上記1対の
押圧片20a´、20a´同士を近づけるプレス荷重を
変える。
【0025】即ち、本発明者が行なった実験によると、
1対の押圧片20a´、20a´としてそれぞれの押圧
面が互いに平行な平坦面23、23であるものを使用
し、これら両押圧面23、23同士を互いに平行に保持
した状態のまま、上記1対の押圧片20a´、20a´
同士を互いに近づけ合うと、これら両押圧片20a´、
20a´同士を互いに近づけ合うプレス荷重と、上記収
縮荷重との関係が、図5に示す様になる。この図5から
明らかな通り、これらプレス荷重と収縮荷重とはほぼ比
例する。従って、上記プレス荷重を制御する事により、
上記収縮荷重を所望値に規制できる。尚、この図5に示
した収縮荷重とは、上記アウターシャフト12とインナ
ーシャフト13とを上記正規嵌合長さLだけ嵌合させた
衝撃吸収式ステアリングシャフト11を、これら両シャ
フト12、13の嵌合長さを長くすべく、収縮させ始め
る為に要する荷重を言う。
【0026】本発明者の実験によると、押圧面が互いに
平行な1対の平坦面22、22である押圧片20a´、
20a´により上記アウターシャフト12とインナーシ
ャフト13との係合部を塑性変形させた場合には、上記
プレス荷重と収縮荷重とがほぼ比例した。これに対し
て、前述の図17〜18に示した様な、円弧状の凹部2
1、21を有する押圧片20、20、或は図20に示す
様なVブロック状の押圧片20b、20bを使用した場
合には、これらプレス荷重と収縮荷重とは殆ど比例せ
ず、プレス荷重により収縮荷重を調整する事が難しい事
が分った。
【0027】上述の様にして実施する本発明の衝撃吸収
式ステアリングシャフトの収縮荷重調整方法によれば、
衝撃吸収式ステアリングシャフト11を収縮させる為に
要する荷重を所望値通りに規制して、二次衝突時に運転
者保護を有効に図れるステアリング装置の実現を図れ
る。しかも、上記アウターシャフト12とインナーシャ
フト13とを上記正規嵌合長さLだけ嵌合させた状態で
の嵌合部の曲げ剛性が高く(大きく)、通常時にこの嵌
合部ががたつく事を有効に防止できる。この理由に就い
て、図6〜7を参照しつつ説明する。
【0028】本発明の対象となる衝撃吸収式ステアリン
グシャフト11は、前述した様に、図1(又は図16)
に示す様にアウターシャフト12の端部とインナーシャ
フト13の端部とを係合させた状態でこれら両シャフト
12、13の断面形状を塑性変形させた後、図3(又は
図9)に示す様に、これら両シャフト12、13同士を
互いに近づける方向に変位させる。この為、これら両シ
ャフト12、13は、図9から明らかな様に、軸方向に
離隔した2個所位置で強く嵌合し、これら2個所位置の
中間部での嵌合強度は極く弱くなる。従って、上記両シ
ャフト12、13同士の嵌合部の曲げ剛性を高くする為
には、上記2個所位置での嵌合強度を何れも大きくする
必要がある。これら2個所位置の嵌合部は、同時に塑性
変形させた第一変形部18と第二変形部19とを軸方向
に離隔させて構成する(図9)為、上記2個所位置での
嵌合強度を何れも大きくする為には、これら2個所位置
の嵌合強度を互いに等しくする必要がある。
【0029】そこで本発明者は、前述した各押圧片2
0、20a、20bの形状の相違が、得られる衝撃吸収
式ステアリングシャフト11の嵌合部の嵌合強度に及ぼ
す影響を知る為の実験を行なった。その結果、押圧面が
互いに平行な1対の平坦面23、23である押圧片20
a´、20a´により上記アウターシャフト12とイン
ナーシャフト13との係合部を塑性変形させた場合に
は、衝撃吸収式ステアリングシャフト11の収縮量と収
縮荷重との関係が図6に示す様になった。この図6で、
横軸は収縮量を、縦軸は収縮荷重を、それぞれ示してい
るが、横軸の0位置は、図1(又は図16)に示す様
に、アウターシャフト12とインナーシャフト13との
係合部を塑性変形させた状態のまま、未だこれら両シャ
フト12、13同士を近づけ合わない状態位置を示して
いる。又、上記横軸の正規嵌合長さLの位置は、図3に
示す様に、上記両シャフト12、13同士を、通常の使
用状態に嵌合させた状態位置を示している。
【0030】更に、横軸の点Pの位置は、図4に示す様
に、衝突事故に発生する様な収縮荷重に基づいて上記衝
撃吸収式ステアリングシャフト11が収縮し、インナー
シャフト13の一端部に形成された第二変形部19がア
ウターシャフト12の雌セレーション15から抜け出し
た状態位置を示している。この点P位置の状態では、上
記衝撃吸収式ステアリングシャフト11を収縮させる為
に要する収縮荷重は、上記アウターシャフト12の一端
部に形成した第二変形部19とインナーシャフト13の
外周面の雄セレーション17との嵌合部に抗する為の力
のみとなる。従って、この点P部分での収縮荷重αが、
上記正規嵌合長さL位置での収縮荷重の半分程度であれ
ば、前記2個所位置の嵌合強度を互いにほぼ等しい事に
なる。本発明者の実験のよると、上記点P部分での収縮
荷重αと、上記正規嵌合長さL位置から点P部分までの
間に低下した収縮荷重βとはほぼ等しく(α≒β)、上
記2個所位置の嵌合強度を互いにほぼ等しい事が分っ
た。
【0031】これに対して、前述の図17〜18に示し
た様な、円弧状の凹部21、21を有する押圧片20、
20、或は図20に示す様なVブロック状の押圧片20
b、20bを使用して衝撃吸収式ステアリングシャフト
11を造った場合には、上記点P部分に相当する部分で
の収縮荷重α´と、上記正規嵌合長さL位置に相当する
部分から点P部分に相当する部分までの間に低下した収
縮荷重β´とは、図7に示す様に大きく異なった。この
様に上記両荷重α´、β´が大きく異なる事は、上記2
個所位置の嵌合強度が互いに大きく異なり、上記アウタ
ーシャフト12とインナーシャフト13との嵌合部の曲
げ剛性が小さい事を意味する。
【0032】尚、図示の例では、アウターシャフト12
の端部に小径部14を形成する一方、インナーシャフト
13の端部には大径部16を形成せず、代わりに、この
インナーシャフト13の端部外周面に形成する雄セレー
ション17の軸方向長さを十分に確保している。但し、
この部分の構成に関しては、衝撃吸収式ステアリングシ
ャフト11に要求される収縮量(ストローク)等に応じ
て設計的に選択実施する。又、アウターシャフト12の
一端とインナーシャフト13の一端とを係合させた状態
でこれら両シャフト12、13を直径方向内側に押圧す
る1対の押圧片20a´、20a´の平坦面23、23
は、上記アウターシャフト12の外周面に当接する部分
が実質的にぼ平坦であれば良く、多少湾曲していても差
し支えない。
【0033】
【発明の効果】本発明の衝撃吸収式ステアリングシャフ
トの収縮荷重調整方法は、以上に述べた通り構成され作
用するので、二次衝突時に運転者保護を有効に図れるス
テアリング装置の実現に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例の前工程を示す部分
断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明の実施の形態の1例の後工程を示す部分
断面図。
【図4】衝突事故に伴って収縮した状態を示す部分断面
図。
【図5】本発明の方法により収縮荷重を調整する場合
の、プレス荷重と収縮荷重との関係を示す線図。
【図6】本発明の方法により収縮荷重を調整しつつ製造
する衝撃吸収式ステアリングシャフトの収縮量と収縮荷
重との関係を示す線図。
【図7】本発明の方法によらずに製造する衝撃吸収式ス
テアリングシャフトの収縮量と収縮荷重との関係を示す
線図。
【図8】本発明の対象となる衝撃吸収式ステアリングシ
ャフトを組み込んだ、ステアリング機構の1例を示す側
面図。
【図9】従来構造の1例を示す要部断面図。
【図10】従来構造に組み込まれるインナーシャフトの
断面図。
【図11】図10のB−B断面図。
【図12】同C−C断面図。
【図13】従来構造に組み込まれるアウターシャフトの
断面図。
【図14】図13のD−D断面図。
【図15】同E−E断面図。
【図16】従来から知られている衝撃吸収式ステアリン
グシャフトの製造方法の第1例の実施状況を示す要部断
面図。
【図17】塑性変形前の状態で示す、図16のF−F断
面図。
【図18】塑性変形後の状態で示す、図17と同様の
図。
【図19】従来から知られている衝撃吸収式ステアリン
グシャフトの製造方法の第2例の実施状況を示す、図1
7と同様の図。
【図20】同第3例を示す、図17と同様の図。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 第一のステアリングシャフト 3 ステアリングコラム 4 上部ブラケット 5 下部ブラケット 6 インスツルメントパネル 7 第一の自在継手 8 第二のステアリングシャフト 9 第二の自在継手 10 第三のステアリングシャフト 11 衝撃吸収式ステアリングシャフト 12 アウターシャフト 13、13a インナーシャフト 14 小径部 15 雌セレーション 16 大径部 17 雄セレーション 18 第一変形部 19 第二変形部 20、20a、20b、20a´ 押圧片 21 凹部 22 隙間 23 平坦面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部の内周面に雌セレーションを形成
    した管状のアウターシャフトと、一端部の外周面に上記
    雌セレーションと係合する雄セレーションを形成したイ
    ンナーシャフトとを、これらアウターシャフトの一端部
    とインナーシャフトの一端部とを係合させた状態で、上
    記アウターシャフトの外周面を直径方向内側に押圧する
    事により、上記アウターシャフトの一端部及びインナー
    シャフトの一端部を直径方向に亙り塑性変形させた後、
    上記アウターシャフトと上記インナーシャフトとを互い
    に近づく方向に軸方向に亙り相対変位させ、上記アウタ
    ーシャフトの一端部を上記インナーシャフトの軸方向中
    央寄り部分に圧入嵌合させて第一の嵌合部を構成すると
    共に、上記インナーシャフトの一端部を上記アウターシ
    ャフトの軸方向中央寄り部分に圧入嵌合させて第二の嵌
    合部を構成し、これら第一、第二の圧入嵌合部の間部分
    で上記アウターシャフトとインナーシャフトとを互いに
    緩く係合させて成る衝撃吸収式ステアリングシャフトの
    全長を収縮させる為に要する収縮荷重を調整する方法で
    あって、上記アウターシャフトの一端部とインナーシャ
    フトの一端部とを係合させた状態で、上記アウターシャ
    フトの外周面を直径方向内側に押圧し、上記アウターシ
    ャフトの一端部及びインナーシャフトの一端部を直径方
    向に亙り塑性変形させる際に、それぞれの押圧面が互い
    に平行な平坦面でこれら両押圧面同士が互いに平行な1
    対の押圧片を使用し、これら1対の押圧片同士を近づけ
    る押し付け荷重を変える事により、上記衝撃吸収式ステ
    アリングシャフトの全長を収縮させる為に要する収縮荷
    重を所望値に規制する衝撃吸収式ステアリングシャフト
    の収縮荷重調整方法。
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