JP2602139Y2 - 衝撃吸収式ステアリングシャフト - Google Patents

衝撃吸収式ステアリングシャフト

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JP2602139Y2 JP1991097208U JP9720891U JP2602139Y2 JP 2602139 Y2 JP2602139 Y2 JP 2602139Y2 JP 1991097208 U JP1991097208 U JP 1991097208U JP 9720891 U JP9720891 U JP 9720891U JP 2602139 Y2 JP2602139 Y2 JP 2602139Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る衝撃吸収式ステア
リングシャフトは、自動車のステアリング装置に組み込
んで、ステアリングホイールの動きをステアリングギヤ
に伝達する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用操舵装置に於いて、ステアリン
グホイールの動きをステアリングギヤに伝達する為、図
6に示す様な機構が使用されている。この図6に於いて
1は、上端部にステアリングホイール2を固定した第一
のステアリングシャフト、3は、上部、下部両ブラケッ
ト4、5により、インスツルメントパネル6の下面に固
定されたステアリングコラムである。上記第一のステア
リングシャフト1は、このステアリングコラム3の内側
を、回転自在に挿通している。上記第一のステアリング
シャフト1の下端部で上記ステアリングコラム3の下端
開口から突出した部分には、第一の自在継手7を介し
て、第二のステアリングシャフト8の上端部を連結して
いる。更に、この第二のステアリングシャフト8の下端
部は、第二の自在継手9を介して、ステアリングギヤ
(図示せず)に通じる第三のステアリングシャフト10
に連結している。この様に構成する為、上記ステアリン
グホイール2の動きは、ステアリングコラム3を挿通し
た第一のステアリングシャフト1、第一の自在継手7、
第二のステアリングシャフト8、第二の自在継手9、第
三のステアリングシャフト10を介してステアリングギ
ヤに伝達され、車輪に舵角を付与する。
【0003】ところで、この様に構成されるステアリン
グ機構に於いて、衝突時に運転者を保護する為、ステア
リングコラム3、及び各ステアリングシャフト1、8
を、衝撃に伴って全長が縮まる衝撃吸収式のものとする
事が、一般的に行なわれている。この様な衝撃吸収式ス
テアリングシャフトとして従来から、例えば、特開平2
−286468号公報に記載されたものが知られてい
る。この公報に記載された、従来構造の第1例である衝
撃吸収式ステアリングシャフトは、図7〜8に示す様
に、内周面に雌セレーション11を形成したアウターシ
ャフト12と、外周面にこの雌セレーション11と係合
する雄セレーション13を形成したインナーシャフト1
4とから成る。そして、上記雌セレーション11の内側
に雄セレーション13を挿入した状態に組み合わせる事
により構成している。又、インナーシャフト14の外周
面に形成した凹部15、15と、アウターシャフト12
の内周面との間の空間16、16に、このアウターシャ
フト12に形成した通孔19、19を通じて合成樹脂1
7、17を注入し固化する事により、上記アウターシャ
フト12とインナーシャフト14とを互いに結合し、衝
撃吸収式ステアリングシャフト18としている。
【0004】衝突に伴って、この衝撃吸収式ステアリン
グシャフト18に、軸方向に亙り大きな力が作用する
と、上記合成樹脂17、17が、上記空間16、16と
通孔19、19との連続部分で剪断される。そして、上
記アウターシャフト12とインナーシャフト14との相
対的変位を自在として、上記衝撃吸収式ステアリングシ
ャフト18の全長が縮まるのを許容する。
【0005】又、実公昭58−51096号公報には、
図9〜10に示す様な構造の衝撃吸収式ステアリングシ
ャフト18が記載されている。この第2例の従来構造の
場合、上述した第1例の構造に加え、インナーシャフト
14の中間部に小径部25を形成している。そして、こ
の小径部25の周囲に配置した鋼球26、26を、アウ
ターシャフト12の内周面に形成した雌セレーション1
1の谷部11b、11bに嵌合させて、衝撃吸収式ステ
アリングシャフト18としている。
【0006】この第2例の構造の場合、衝突に伴って
この衝撃吸収式ステアリングシャフト18の軸方向に亙
り大きな力が作用すると、合成樹脂17が空間16と通
孔19との連続部分で剪断される。そして、上記アウタ
ーシャフト12とインナーシャフト14との相対的変位
を自在として、上記衝撃吸収式ステアリングシャフト1
8の全長が縮まるのを許容する。そして、この衝撃吸収
式ステアリングシャフト18の全長が縮まる際には、上
記鋼球26、26が雌セレーション11の内側面を塑性
変形させつつ、上記アウターシャフト12とインナーシ
ャフト14との相対的変位を許容する。
【0007】更に、実開昭63−147363号公報に
は、図11〜12に示す様な構造の衝撃吸収式ステアリ
ングシャフト18が記載されている。この第3例の従来
構造の場合、アウターシャフト12の端部を、角部を丸
くした略三角形筒状に、インナーシャフト14の端部を
六角筒状に、それぞれ形成している。そして、両端部同
士をスライド自在に嵌合させると共に、アウターシャフ
ト12の内周面とインナーシャフト14の外周面との間
の隙間空間27、27内に鋼球26、26を、上記アウ
ターシャフト12に形成した通孔28を通じ圧入して、
衝撃吸収式ステアリングシャフト18としている。
【0008】この第3例の構造の場合、衝突に伴って
撃吸収式ステアリングシャフト18の軸方向に亙り大き
な力が作用すると、上記鋼球26、26がアウターシャ
フト12の内周面とインナーシャフト14の外周面とを
塑性変形させつつ、上記アウターシャフト12とインナ
ーシャフト14との相対的変位を許容する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、これら従来
から知られた、衝撃吸収式ステアリングシャフトの場
合、次に述べる様な、解決すべき問題点が存在する。先
ず、図7〜8に示した従来構造の第1例の場合、アウタ
ーシャフト12とインナーシャフト14との結合支持
を、合成樹脂17、17のみで行なっている為、耐熱性
が不足し、高温になり易いエンジンルーム内に設置する
場合等、使用条件によっては十分な捩り耐久性能を得ら
れない事が考えられる。即ち、上記合成樹脂17、17
が高温により変質し、アウターシャフト12とインナー
シャフト14との結合部にがたつきが生じる可能性があ
る。この様ながたつきが発生した場合には、ステアリン
グホイールを操作する運転者に違和感を与える為、好ま
しくない。
【0010】又、図9〜10に示した従来構造の第2例
の場合、雌セレーション11の谷部11bの内側面に対
して、各鋼球26、26がそれぞれ2個所で当接してお
り、衝突時には上記内側面の2個所位置を塑性変形させ
つつ、アウターシャフト12とインナーシャフト14と
の相対的変位を許容する構造としている。この為、各鋼
球26、26は殆ど回転せず、主として滑りながら変位
するので、衝撃吸収式ステアリングシャフト18の全長
を縮める為に要する力(所謂コラプス荷重)が大きくな
りがちである。コラプス荷重が大きくなると、衝突事故
の際、衝突によるステアリングギヤの後退が途中で吸収
されなかったり、或は運転者の身体がステアリングホイ
ールに衝突する事に伴ってこのステアリングホイールに
加わる前向きの衝撃が吸収されず、ステアリングホイー
ルに衝突した運転者の体に大きな衝撃が加わり、運転者
に重大な障害を及ぼし易くなる為、好ましくない。
【0011】更に、図11〜12に示した従来構造の第
3例の場合、鋼球26、26をアウターシャフト12の
通孔28から組み込む作業に手間を要し、製作費が嵩む
だけでなく、上記各鋼球26、26の軸方向位置を規制
しにくく、安定した性能を得る事が出来ない。本考案の
衝撃吸収式ステアリングシャフトは、上述の様な不都合
を何れも解消するものである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本考案の衝撃吸収式ステア
リングシャフトは、内周面に雌セレーションを形成した
筒状のアウターシャフトと、外周面に上記雌セレーショ
ンと係合する雄セレーションを形成したインナーシャフ
トと、上記雄セレーションの谷部の底部の少なくとも
個所に形成した、上記インナーシャフトの断面の直径方
向外方に突出する突部とを備える。そして、この突部の
先端縁を上記雌セレーションの山部の頂部に強く当接さ
せる事で、上記アウターシャフトとインナーシャフトと
を結合している。
【0013】
【作用】上述の様に構成する本考案の衝撃吸収式ステア
リングシャフトの場合、雄セレーションの谷部の底部の
少なくとも1個所に形成した突部の先端縁と、雌セレー
ションの山部の頂部との間に働く摩擦力によって、アウ
ターシャフトとインナーシャフトとを互いに結合する。
従って、高温となるエンジンルーム内に設置した場合で
も、長期間に亙る使用に拘らず、上記アウターシャフト
とインナーシャフトとの結合部にがたつきが生じる事が
ない。又、衝突時に軸方向に亙り強い力が加わった場合
には、上記突部の先端部が上記雌セレーションの山部の
頂部を塑性変形させつつ、アウターシャフトとインナー
シャフトとの相対的変位を許容し、衝撃吸収式ステアリ
ングシャフトの全長を縮める。上記突部の先端部と、上
記雌セレーションの山部の頂部とは狭い面積でのみ当接
しているので、上記山部の頂部を塑性変形させる為に要
する力は比較的小さいもので済む。従って、衝撃吸収式
ステアリングシャフトの全長を縮める為に要するコラプ
ス荷重が大きくなる事なくしかも安定し、衝突事故の
際、ステアリングホイールに衝突した運転者の身体に大
きな衝撃力が加わるのを有効に防止出来る。
【0014】
【実施例】図1〜4は、本考案の第一実施例を示してい
る。本考案の衝撃吸収式ステアリングシャフト29は、
前述した従来の衝撃吸収式ステアリングシャフト18
(図7〜12)と同様に、アウターシャフト12とイン
ナーシャフト14とを軸方向に亙る相対的変位自在に組
み合わせる事により、軸方向に亙る衝撃力が加わった場
合に全長が縮まる様に構成している。このうちのアウタ
ーシャフト12は、全体を円管状としており、一端部内
周面に、雌セレーション11を形成している。又、イン
ナーシャフト14は、全体を円杆状としており、一端部
外周面に、上記アウターシャフト12の内周面の雌セレ
ーション11と係合する、雄セレーション13を形成し
ている。これら雌セレーション11と雄セレーション1
3とは、一般的なセレーションと同様に、それぞれの山
部11a、13aの頂部をそれぞれの谷部13b、11
bの底部に迄は進入させず、これら雌セレーション11
と雄セレーション13とを係合させた場合に、これら頂
部と底部との間に隙間20、21が形成される様にして
いる。
【0015】特に、本考案の衝撃吸収式ステアリングシ
ャフト29に於いては、上記雄セレーション13の谷部
13bの底部の一部で軸方向に互いに離隔した2個所位
置に、上記隙間21の高さ寸法(半径方向寸法)hより
も僅かに大きな高さ寸法H(h<H)を有する突部2
2、22を、上記インナーシャフト14の断面の直径方
向外方に突出する状態で形成している。これら各突部2
2、22の先端縁は、上記アウターシャフト12とイン
ナーシャフト14とを結合して衝撃吸収式ステアリング
シャフト29とすべく、上記雄セレーション13を雌セ
レーション11に挿入した場合に、上記雌セレーション
11の山部11aの頂部に強く当接し、上記アウターシ
ャフト12とインナーシャフト14とが軸方向に亙って
互いに変位する事を防止して、これら両シャフト12、
14同士を互いに結合する。尚、上述の様に、谷部13
bの一部に突部22、22を設けた雄セレーション13
は、転造加工により造れる為、上記各突部22、22を
設ける事に伴って、上記インナーシャフト14の製作費
が嵩む事はない。
【0016】上述の様に本考案の衝撃吸収式ステアリン
グシャフト29は、上記アウターシャフト12と上記イ
ンナーシャフト14との結合を、金属製のインナーシャ
フト14に一体形成された突部22、22を上記雌セレ
ーション11の山部11aの頂部に強く当接させる事に
より行なう。この為、結合部の耐熱性が十分となり、使
用条件によって結合部の支持力が不足する事がなくな
る。又、上記各突部22、22は、軸方向に離隔した2
個所位置に設けている為、上記アウターシャフト12と
インナーシャフト14との結合部の曲げ剛性も十分に確
保される。
【0017】更に、衝突時に軸方向に亙って強い力が加
わった場合には、上記各突部22、22が、上記雌セレ
ーション11の山部11aの頂部を塑性変形させ、アウ
ターシャフト12とインナーシャフト14との相対的変
位を許容し、衝撃吸収式ステアリングシャフト29の全
長を縮める。本考案の衝撃吸収式ステアリングシャフト
29の場合、上記各突部22、22の先端縁は、上記山
部11aの頂部に、狭い面積でのみ当接しているので、
上記山部11aの頂部を塑性変形させる為に要する力は
比較的小さいもので済む。従って、衝撃吸収式ステアリ
ングシャフト29の全長を縮める為に要するコラプス荷
重が大きくなる事なくしかも安定し、衝突事故の際、ス
テアリングホイールに衝突した運転者の身体に大きな衝
撃力が加わるのを有効に防止出来る。
【0018】尚、上記コラプス荷重は、上記各突部2
2、22の高さ寸法Hの他、長さ寸法L、更には数(軸
方向の数、或は円周方向の数。)を変える事により、任
意に調節可能である。又、図示の実施例の場合、アウタ
ーシャフト12の内径が途中から大きくなっている為、
衝撃吸収式ステアリングシャフト29の全長を縮める為
に要する力の大きさは、途中から(一方の突部22が内
径の大きくなった部分に達してから)小さくなる。この
様に力が小さくなる迄に要するストローク量(衝撃吸収
式ステアリングシャフト29の収縮量)は、上記アウタ
ーシャフト12の形状(内径が大きくなる位置の調節)
により任意に設定出来る。更に、上記コラプス荷重を安
定させる為に、必要であれば、この衝撃吸収式ステアリ
ングシャフト29をステアリングコラム3(図6)の内
側に組み込む以前に、この衝撃吸収式ステアリングシャ
フト29を一度伸縮させ、上記各突部22、22を上記
山部11aの頂部上を移動させておいても良い。
【0020】次に、図5は、本考案の第二実施例を示し
ている。本実施例の場合には、突部22、22の後端面
(インナーシャフト14の後端側端面で、図5の右端
面)を傾斜させて、衝撃吸収式ステアリングシャフト2
9の全長が縮まるコラプス時に、各突部22、22によ
る雌セレーション11の山部11a頂部の塑性変形を円
滑に行なえる様にしている。又、インナーシャフト14
の外周面に形成した雄セレーション13の基端部(図5
の左端部)には、上記各突部22、22よりも大きな高
さ寸法を有する突部23を形成している。この突部23
は、通常時(衝突以前)にはアウターシャフト12外に
露出している。これに対して、衝突に伴って衝撃吸収式
ステアリングシャフト29の全長が縮まった場合には上
記突部23が、アウターシャフト12の内周面に形成し
た雌セレーション11の山部11aと係合し、前記衝撃
吸収式ステアリングシャフト29の全長が縮まる事に対
する抵抗となる。
【0021】上述の様に構成される本実施例の基本的作
用は、前述した第一実施例の作用と同様である。特に、
本実施例の場合には、上記各突部22、22の前端面を
傾斜させた事に伴ない、コラプス荷重の安定化を図れ
る。更に、衝突に伴なうコラプス時には、上記各突部2
2、22が変位を開始した直後に、上記別の突部23と
山部11aとが係合し、コラプス荷重を増大させて、衝
突事故に伴なう衝撃力の吸収を効果的に行なえる。この
様にコラプス荷重を増大させる場合、コラプスを開始さ
せる為に要する、コラプス荷重の最大値(ピーク荷重)
が大きくなりがちであるが、本実施例の場合には、上記
突部23と山部11aとが、コラプス開始後に係合する
様に構成している為、上記ピーク荷重が大きくなる事が
ない。
【0022】尚、本実施例に於いてコラプス荷重を調節
する場合、上記第一実施例の場合と同様に、上記各突部
22、22の高さ寸法Hや長さ寸法L、更には数を変え
る他、上記前端面の傾斜角度を変える事でも調節可能で
ある。又、コラプス開始後に於いてコラプス荷重が増大
するタイミングは、上記雌セレーション11の端部と突
部23の前端面との距離を変える事により、調節自在で
ある。
【0023】
【0024】
【考案の効果】本考案の衝撃吸収式ステアリングシャフ
トは、以上に述べた通り構成され作用する為、十分な耐
熱性を確保しつつ、コラプス荷重を十分に低くしかも
定させる事が出来、衝突事故の際に於ける運転者の安全
確保を有効に図れる。又、谷部若しくは山部の一部に突
部を設けた雄セレーションは、転造加工により造れる
為、上記各突部を設ける事に伴ってインナーシャフトの
製作費が嵩む事はない。従って、上記耐熱性及び衝撃吸
収性に優れた衝撃吸収式ステアリングシャフトを安価に
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例を示す半部縦断側面図。
【図2】雄セレーションの部分拡大斜視図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】同B−B断面図。
【図5】本考案の第二実施例を示す、図1と同様の断面
図。
【図6】本考案の対象となる衝撃吸収式ステアリングシ
ャフトを組み込んだ、ステアリング機構の1例を示す側
面図。
【図7】従来構造の第1例を示す縦断側面図。
【図8】図7のC−C断面図。
【図9】従来構造の第2例を示す縦断側面図。
【図10】図9のD−D断面図。
【図11】従来構造の第3例を示す半部縦断側面図。
【図12】図11のE−E断面図。
【符号の説明】
1 第一のステアリングシャフト 2 ステアリングホイール 3 ステアリングコラム 4 上部ブラケット 5 下部ブラケット 6 インスツルメントパネル 7 第一の自在継手 8 第二のステアリングシャフト 9 第二の自在継手 10 第三のステアリングシャフト 11 雌セレーション 11a 山部 11b 谷部 12 アウターシャフト 13 雄セレーション 13a 山部 13b 谷部 14 インナーシャフト 15 凹部 16 空間 17 合成樹脂 18 衝撃吸収式ステアリングシャフト 19 通孔 20 隙間 21 隙間 22 突部 23 突部 25 小径部 26 鋼球 27 隙間空間 28 通孔 29 衝撃吸収式ステアリングシャフト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に雌セレーションを形成した筒状
    のアウターシャフトと、外周面に上記雌セレーションと
    係合する雄セレーションを形成したインナーシャフト
    と、上記雄セレーションの谷部の底部の少なくとも1個
    所に形成した、上記インナーシャフトの断面の直径方向
    外方に突出する突部とを備え、この突部の先端縁を上記
    雌セレーションの山部の頂部に強く当接させる事で、上
    記アウターシャフトとインナーシャフトとを結合した衝
    撃吸収式ステアリングシャフト。
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