JPH10147005A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10147005A
JPH10147005A JP8308918A JP30891896A JPH10147005A JP H10147005 A JPH10147005 A JP H10147005A JP 8308918 A JP8308918 A JP 8308918A JP 30891896 A JP30891896 A JP 30891896A JP H10147005 A JPH10147005 A JP H10147005A
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JP
Japan
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phase difference
signal
image
pulse signal
pulse
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JP8308918A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Watabe
信之 渡部
Tsunao Honpo
本保  綱男
Junichi Noguchi
淳市 野口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、主走査制御系と副走査制御系
との基準信号の位相を一致させながら、色ずれのない高
品位なカラー画像を安定して形成することである。 【解決手段】 位相差検知回路232がITOP信号と
基準クロックMCLKとの位相差を検知して位相差信号
(カウント値N)を出力すると、該出力される位相差信
号に基づいて位相差補正回路233が基準クロックMC
LKの周波数を補正する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に各色
画像に基づく静電潜像を現像して記録媒体に色画像を重
畳転写してカラー画像を形成可能な画像形成装置に係
り、特に、像担持体を回転駆動する駆動源と静電潜像を
形成する光ビーム走査系を回転駆動する駆動源との同期
を制御する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD等の画像読取り手段を備え
るカラースキャナと、レーザビームプリンタやインクジ
ェットプリンタ等のディジタルカラープリンタとを組み
合わせたディジタルカラー複写装置が開発されたため、
多色のカラー原稿を色調等を含めて忠実に再生記録でき
るようになってきており、年々フルカラー複写機の需要
が増加する傾向にある。
【0003】例えば、電子写真方式のフルカラー複写機
における複写シーケンスは、原稿をR(レッド),G
(グリーン),B(ブルー)に分解して読み取り、M
(マゼンタ),C(シアン),Y(イエロー),Bk
(ブラック)の4色の画像信号に変換する。
【0004】次に、各色毎に、画像信号で変調されたレ
ーザ光を一定速度で回転する多面体ミラー(以下、ポリ
ゴンミラー)に照射して、感光ドラム上に静電潜像を形
成した後、現像装置によって静電潜像を現像してトナー
画像を形成する。
【0005】一方、感光ドラムの回転に同期して回転す
る転写ドラムに、記録紙を吸着させて搬送し、搬送され
た記録紙に前述のトナー画像を転写する。全てのトナー
画像を転写した後に、定着装置によってトナー画像を記
録紙上に定着して画像を得る構成になっている。
【0006】図9は、従来の画像形成装置の要部制御構
成を説明する図である。
【0007】図において、201は感光ドラムで、感光
ドラムモータ202により一定の回転速度で回転するよ
う制御される。感光ドラムモータ202は、ドライバ2
20により駆動される。
【0008】ドライバ220は、通常PLL制御にて、
感光ドラムモータ202を一定の回転速度で回転するよ
う制御する。発振器212は、感光ドラムモータ202
の目標速度に対応した基準パルスを発生させる発振器
で、通常水晶振動子等が使用される。
【0009】205は感光ドラム201上に静電潜像を
形成するためのレーザで、レーザ駆動回路204により
駆動される。203は検知センサ(以下、BDセンサ)
で、感光ドラム201上を走査するレーザ光を検知す
る。レーザ駆動回路204は、BDセンサ203の出力
信号に同期して、ビデオデータを変調してレーザ205
を発光させ、感光ドラム201上に画像を書き込む。
【0010】206はスキャナモータで、上部にポリゴ
ンミラー218を搭載し、スキャナ駆動回路(ドライ
バ)220により一定速度で制御され、レーザ205か
ら照射されたレーザ光で感光ドラム201上を走査す
る。
【0011】211はセンサ(以下、ITOPセンサ)
で、感光ドラム201上に画像を書き込む際の基準位置
を示す信号を出力する。ITOPセンサ211は、通常
ホトインタラプタ等の光学センサを、感光ドラム201
上に設けられたフラグ219で遮光することで信号を出
力する。
【0012】前述のBDセンサ203の出力信号(以
下、BD信号)は、画像の主走査方向の書き出し基準信
号として、ITOPセンサ211の出力信号(以下、I
TOP信号)は、画像の副走査方向の書き出し基準信号
として用いられる。
【0013】701は通常水晶振動子等で構成される発
振器で、スキャナモータ206の目標速度に対応したモ
ータ基準クロックを発生させる。207はFGセンサ
で、スキャナモータ206の回転に同期したFGパルス
を発生させる。該FGセンサ207は、通常ホール素子
などでモータロータの磁極パターンを拾い、FG波形整
形回路214で波形整形してFGパルスが生成される。
【0014】221はPLL制御回路で、スキャナモー
タ206を一定速に回転させる。PLL制御回路221
は、スキャナモータ206の回転に同期して発生される
FGパルスと、発振器701から出力された基準クロッ
クとの位相を比較して、常に所定の位相差を保つように
制御する。
【0015】210は駆動回路で、PLL制御回路22
1から出力された制御信号にしたがって、スキャナモー
タ206への電流供給を行うことで、スキャナモータ2
06を一定速に回転させる。
【0016】上記のような構成により、安定に回転する
ポリゴンミラー218にレーザ光を照射して、感光ドラ
ムモータ202により安定に回転駆動される感光ドラム
201上を走査して静電潜像を形成した後、現像装置に
よって静電潜像を現像してトナー画像を形成することを
各色毎に4回繰り返すことで、カラー画像を形成する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の構成の場合、感光ドラムモータ202とスキャナ
モータ206の回転が、それぞれ発振器212と発振器
701を基準に回転制御されるため、各々のモータが独
立に制御される。
【0018】従って、記録する際にITOP信号とBD
信号の位相が各色毎に異なる場合が発生する。
【0019】一方、読み取った画像を画像メモリや画像
ファイルに保存し、読み出して記録する場合、主走査方
向の基準信号を用いて書き込まれた画像を、メモリある
いはファイルから読み出し、副走査方向の基準信号に合
わせて記録用紙の先端から記録していく。このため、I
TOP信号からの位相関係が各色毎に異なる画像を出力
しようとした場合、各色毎に最大1主走査分の書き出し
位置のズレが発生し、このズレが色ズレとなって画像品
位を落す原因となっていた。
【0020】また、記録する際に、主走査方向,副走査
方向の基準信号の位相を一致させるように、スキャナモ
ータ206の回転に同期して感光ドラムモータ202を
制御すると、感光ドラムモータ202を絶対位置制御す
る必要があるため、制御方式が複雑になり、系の安定性
維持が困難であったり、コストが高くなるなどの欠点が
あった。
【0021】さらに、ITOP信号により使用して、感
光ドラム201が所定の位置に来たときに、モータ制御
用の基準クロックをリセットすることで、主走査方向,
副走査方向の基準信号の位相を一致させるように制御す
る手法が提案されている。
【0022】しかし、感光ドラム201の位置に応じ
て、スキャナモータ206の回転を変えるため、回転が
安定するまでに時間が必要になるが、装置が高速化して
くると、回転が安定する前に次の画像形式を開始せざる
を得なくなる場合が発生してきた。
【0023】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第6の発明
の目的は、像担持体を副走査方向に回転駆動を制御する
ための基準信号と像担持体上を主走査方向に光ビームを
走査する光学走査系の駆動を制御するための基準信号と
の位相差を検知して回転駆動を制御するための基準信号
の周波数を可変制御することにより、簡単な構成で、主
走査制御系と副走査制御系との基準信号の位相を一致さ
せながら、色ずれのない高品位なカラー画像を安定して
形成することができる画像形成装置を提供することであ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、入力される画像情報に基づく光ビームを偏向して回
転駆動される像担持体上を走査する回転多面体と、前記
回転多面体を駆動する駆動手段と、前記駆動手段の回転
に同期してパルス信号を発生する第1のパルス発生手段
と、前記駆動手段の速度制御のための基準パルス信号を
発生する第2のパルス発生手段と、前記パルス信号と前
記基準パルス信号との位相差に基づいて前記駆動手段の
回転速度を制御する制御手段と、前記像担持体の所定位
置を検知して基準位置パルス信号を発生する第3のパル
ス発生手段と、前記基準位置パルス信号と前記基準パル
ス信号との位相差を検知して位相差信号を出力する位相
差検知手段と、前記位相差検知手段から出力される位相
差信号に基づいて前記基準パルス信号の周波数を補正す
る位相差補正手段とを有するものである。
【0025】本発明に係る第2の発明は、前記位相差検
知手段は、入力される許可信号を検知して前記基準位置
パルス信号と前記基準パルス信号との位相差検知を開始
するものである。
【0026】本発明に係る第3の発明は、前記位相差補
正手段は、前記位相差検知手段から出力される位相差信
号に基づいて異なる周波数の基準位置パルス信号の発生
時間を可変するものである。
【0027】本発明に係る第4の発明は、前記像担持体
は複数の色成分の画像を面順次に重畳してカラー画像を
形成可能とするものである。
【0028】本発明に係る第5の発明は、前記位相差補
正手段は、前記位相差検知手段から出力される位相差信
号に基づいて前記基準パルス信号の周波数の補正をカラ
ー画像形成するための複数の色成分の各々に対し面順次
で実行するものである。
【0029】本発明に係る第6の発明は、前記第2のパ
ルス発生手段は、前記駆動手段の速度制御のための周波
数が異なる複数の基準パルス信号を発生し、前記位相差
補正手段から出力される位相差信号に従っていずれか1
つの基準パルスを選択して出力するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、図面を参照して本発明の実施形
態を説明する。
【0031】図1は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置の構成を示す断面図であり、例えば電子写真記
録方式を採用した自動両面機能付きフルカラー電子写真
複写機の場合に対応し、イメージスキャナ部101とプ
リンタ部102等から構成されている。なお、イメージ
スキャナ部101は最大A3サイズまでの原稿を読み取
りディジタル画像信号処理を行う。また、102はプリ
ンタ部であり、イメージスキャナ部101で読み取られ
た原稿画像に対応した画像を用紙にフルカラーで出力す
る部分である。
【0032】イメージスキャナ部101は、第1走査ミ
ラー11,第2走査ミラー12,第3走査ミラー13,
結像レンズ14,R,G,Bフィルタと一体のCCD1
5,原稿照明ランプ18から構成される。
【0033】原稿台ガラス28上に置かれた原稿は、原
稿照明ランプ18により照射され、第1〜第3走査ミラ
ー11,12,13によって導かれ、結像レンズ14を
通過後、CCD15の受光面上に投影される。そして、
CCD15の受光面上に投影された原稿像は、RGB3
色分解フィルタによりフルカラー情報レッド(R),グ
リーン(G),ブルー(B)成分に色分解され電気信号
に変換され、画像処理部103に送られる。
【0034】本実施形態の場合、CCD15は約500
0画素を有する。また、原稿照明ランプ18と、第1走
査ミラー11は速度Vで、第2,第3走査ミラー12,
13は、速度1/2VでCCD15の電気的走査方向に
対して垂直方向に機械的に動くことによって原稿全面を
走査する。
【0035】画像処理部103により、画像信号は、対
数変換,UCR,マスキング,階調補正等の画像処理を
経てマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),
ブラック(Bk)の各成分に分解され、プリンタ部10
2内にあるレーザスキャナユニット16に送られる。
【0036】また、画像処理部103には図示しない外
部インタフェース用の切り口を持っており、外部に接続
されたホストコンピュータを介して、イメージスキャナ
部101で読み取った画像を、メモリもしくはディスク
に画像ファイルとして保存することができる。
【0037】この場合、画像処理部103は、内部に互
いの同期関係を持つ、主走査用の基準信号発生回路と、
副走査用の基準信号発生回路を持っており、この二つの
基準信号を元に画像を読み取るので、色ズレのない画像
をファイルすることが可能になるが、詳細は本実施形態
とは関係ないので説明を省略する。
【0038】また、イメージスキャナ部101における
1回の原稿走査によって、M,C,Y,Bkの内の1つ
の成分がレーザスキャナユニット16に送られ、合計4
回の原稿走査により1つのフルカラー記録が完成する。
【0039】プリンタ部102において、レーザスキャ
ナユニット16では、画像信号に応じて半導体レーザを
変調駆動する。半導体レーザから発光されたレーザ光
は、レーザスキャナユニット16内にあるポリゴンミラ
ー,レンズ及び、固定ミラー17を介して感光ドラム1
上を走査し、静電潜像を形成する。
【0040】感光ドラム1の上方には一次帯電器2と前
露光ランプ6が、また右上方には感光ドラム1の表面電
位を測定する表面電位センサ3が配置されている。感光
ドラム1は、静電潜像を形成する前に、まず前露光ラン
プ6で感光ドラム1を露光することによって表面上に残
留している電荷が除去され、その後一次帯電器2で一様
な電荷がチャージされる。
【0041】表面電位センサ3は、画像形成前に一様に
帯電させた感光ドラム表面上をレーザスキャナユニット
16で所定の光量で露光し、その時の表面電位を測定し
て、画像形成時の帯電量の制御にフィードバックされ
る。形成された潜像は、感光ドラム1の下方に配置され
た現像装置40によりトナー画像化される。現像装置4
0はM,C,Y,Bk各色のトナーとキャリアを混合し
た2成分現像剤を使用した4個の現像ユニット41,4
2,43,44を積載した構成になっていて、各々の現
像装置は対応する色を現像するときのみ感光ドラム1に
近接するよう脱着される。
【0042】感光ドラム1上に形成されたトナー画像
は、転写装置5により記録紙Pに転写される。その後感
光ドラム1はクリーニング装置7によって、ドラム表面
上に残留しているトナーが除去され、次の潜像形式に備
える。転写装置5は、吸着帯電器51,転写シート5
2,転写帯電器53,分離帯電器54,除電器55によ
り構成される。
【0043】用紙カセット31,32より給紙されてき
た記録紙Pは、吸着帯電器51により転写シート52に
静電吸着され、転写帯電器53によりトナー画像を転写
した後、分離爪8及び分離帯電器54により転写シート
52から分離される。さらに、除電器55によって転写
シート52上に残留している電荷を除電して、次の記録
紙Pの静電吸着に備える。
【0044】このように、転写装置5でトナー画像を転
写され、分離された記録紙Pは、転写紙搬送系25によ
って定着装置20に送られ、記録紙P上のトナー画像が
定着される。
【0045】定着装置20は、定着上ローラ26,定着
下ローラ27,定着クリーナ28,定着上ヒータ29,
定着下ヒータ30により構成される。記録紙P上のトナ
ーは、定着上ヒータ29と定着下ヒータ30により熱エ
ネルギーによって溶融し、定着上ローラ26と定着下ロ
ーラ27間にかけられている圧力によって、記録紙Pの
繊維と絡ませることによって定着される。定着上ローラ
26の中心には定着上ヒータ29が、定着下ローラ26
の中心には定着下ヒータ30が配置されており、定着上
ローラ26,定着下ローラ27の表面は一定の温度にな
るように独立に温調される。また、定着上ローラ26の
上方には定着クリーナ28が配置されていて、シリコン
オイルを含浸させたウェブで定着上ローラ26の表面に
ついたゴミが拭き取られる。
【0046】定着装置20で定着された記録紙Pは、予
め設定されているモード例えば、片面モードあるいは両
面モードの裏面コピー終了時は、排紙ローラ対24によ
り排紙トレー23に排出され、両面モードの表面コピー
終了時は、両面フラッパ61により両面ユニット60に
搬送される。
【0047】両面ユニット60は、反転ローラ対62,
反転トレー63,両面搬送系64,反転搬送系65,反
転ガイド66,両面トレー67により構成される。
【0048】両面フラッパ61によって搬送されてきた
記録紙Pは、両面搬送系64にガイドされて反転ローラ
対62まで送られる。反転ローラ対62は、記録紙Pの
サイズにより予め決められた長さだけ記録紙Pを図中矢
印Aの方向に反転トレー63に送ると、次に逆方向に回
転して矢印Bの方向に送り、反転搬送系65にガイドさ
れて両面トレー67まで搬送される。
【0049】この時、両面トレー67内に載置された記
録紙Pは次の裏面記録に備えて、記録された面の後端を
先頭にして裏返しになっている。また、両面搬送系64
と、反転搬送系65の接合点に反転ガイド66が設けて
あり、記録紙Pを矢印Bの方向に送る場合に両面搬送系
64に入り込まないようにしてある。両面トレー67に
載置された記録紙Pは、用紙カセット31,32からの
給紙と同様に再度転写装置5に送られ裏面に画像を転写
され、定着装置20で定着されて排紙ローラ対24によ
り排紙トレー23に排出される。
【0050】図2は、図1に示した画像形成装置の制御
構成を説明する図であり、図9と同一のものには同一の
符号を付してある。
【0051】図において、231は基準クロック発生回
路で、発振器701から出力されたクロックCLKを分
周して、スキャナモータ206をPLL制御する基準ク
ロックMCLKを生成する。基準クロック発生回路23
1は、後述の位相差補正回路233からの出力信号によ
り、基準クロックMCLKの周波数を微小だけ変化させ
ることができる構成になっている。
【0052】基準クロック発生回路231で生成された
基準クロックMCLKは、PLL制御回路211,位相
差検知回路232,位相差補正回路233に入力され
る。
【0053】位相差検知回路232は、ITOP信号と
基準クロックMCLKとの位相差を検出し、該検出した
位相差を入力されるクロックCLKのカウント値Nとし
て出力する。また、マイコン等で構成される不図示の制
御部からの許可信号ENBにより、位相差検知回路23
2の動作が制御される。
【0054】位相差補正回路233は、位相差検知回路
232から出力されたカウント値Nを計数して、基準ク
ロックMCLKの周波数を切り換える信号S0,S1を
出力する回路である。
【0055】図3は、図2に示したスキャナモータ20
6の構成を説明する図である。
【0056】図において、801はスキャナモータ20
6のロータで、永久磁石に1回転あたり4組の磁極パタ
ーンが着磁されている。また、ロータ801に固定され
ている支軸802を介してポリゴンミラー218が固定
されている。本実施形態では、ポリゴンミラー218は
8面のものを用いている。
【0057】スキャナモータ206が回転すると、FG
センサ207は、ロータ801に着磁されている磁極パ
ターンから、1回転あたり4個のパルスを発生し、FG
波形整形回路214で整形されて、FGパルスが出力さ
れる。
【0058】一方、レーザ205から発光されたレーザ
光は、ロータ801と同一回転をするポリゴンミラー2
18により走査され、BDセンサ203にて主走査方向
の基準信号であるBD信号を出力する。従って、BD信
号は、FGパルスが1回出力される間に2個に出力され
る構成になっている。
【0059】図4は、図3に示したBD検知センサ20
3からのBD信号とFG波形整形回路214からのFG
パルスとの関係を説明するタイミングチャートである。
【0060】図において、901がBD信号、902が
FGパルスである。
【0061】図3に示したポリゴンミラー218は8面
で、ロータ801の磁極パターンが、1回転あたり4個
のパルスを発生するので、BD信号901が2個出力さ
れる間に、FGパルスが1個出力される。また、前述の
ように、ロータ801とポリゴンミラー218は固定さ
れているので同一回転をし、必ずFGパルス902を基
準にして位相差時間T0をもってBD信号901が出力
される。位相差時間T0は、ロータ801とポリゴンミ
ラー218を組み付ける際の取付角度により変わるだけ
で、一度組み付けて固定すれば、位相差時間T0は変化
することはない。
【0062】従って、ロータ801とポリゴンミラー2
18を組み付ける具合によっては、BD信号901とF
Gパルス902の位相差T0が0となり、完全に位相が
一致することも可能である。
【0063】このように、ポリゴンミラー218の面数
と、スキャナモータ206の1回転あたりに出力される
FGパルス902の数を一致、もしくは整数比にしてお
けば、スキャナモータ206のFGパルス902を主走
査方向の基準信号(BD信号901)と全く等価、もし
くは等価として扱うことが容易になる。
【0064】図5は、図2に示した位相差検知回路23
2の内部構成を説明するブロック図である。以下、構成
および動作について説明する。
【0065】入力されたITOP信号は、許可信号EN
BとともにANDゲート401に入力されるANDゲー
ト401の出力信号は、微分回路402に入力され、I
TOP信号の立ち上がりを検出して、クロックCLKの
1クロック分の起動信号PDsを出力する。
【0066】従って、許可信号ENBがアクティブな状
態(本実施形態では「H」)にならなければ検知回路の
起動信号PDsが出力されないため、動作の制御が可能
になる。起動信号PDsは、フリップフロップ(以下、
F/F)404のJ端子に入力され、クロックCLKに
同期して検知区間信号PDを出力する。検知区間信号P
Dがアクティブな状態になると、ANDゲート409に
より基準クロックMCLKが入力される。
【0067】ANDゲート409の出力は、DF/Fと
論理ゲートで構成される微分回路403に入力され、基
準クロックMCLKの立ち上がりを検出して、クロック
CLKの1クロック分の終了信号PDeを出力する。終
了信号PDeは、F/F404のK端子に入力され、ク
ロックCLKに同期して検知区間信号PDをノンアクテ
ィブにするとともに、F/F405に入力されて、補正
開始信号HST及びカウント値のラッチ信号Latを出
力する。
【0068】406はクロックCLKの立ち上がりエッ
ジをカウントするカウンタで、本実施形態では、11ビ
ットのものを用いた。カウンタ406のイネーブル端子
には、検知区間信号PDが、クリア端子には起動信号P
DsをインバータINVで反転した信号が入力されてい
る。従って、検知区間信号PDがアクティブな区間のク
ロックCLKをカウントすることが可能な構成になって
いる。
【0069】カウンタ406のカウント出力値nは、変
換テーブル407に入力される。これは、カウンタ40
6でITOP信号と基準クロックMCLKの位相差をク
ロックCLKで計測し、後段の位相差補正回路233で
基準クロックMCLKを用いて周波数補正のタイミング
を計測するので、カウンタ406のカウント出力値n
を、位相差補正回路233に入力するカウント値Nに変
換するために設けてある。
【0070】本実施形態では変換テーブル407にはR
OMを用い、カウンタ406のカウント出力値nをアド
レス入力して、データラインから変換データを出力する
構成になっている。本実施形態の場合、変換テーブル4
07には、カウント出力値nとカウント値Nが等しくな
るようなデータが書き込まれている。
【0071】変換テーブル407から出力されたカウン
ト値Nは、ラッチ408でLat信号のタイミングで保
持して、後段の位相差補正回路233へ出力される。
【0072】図6は、図2に示した位相差補正回路23
3の内部構成を示すブロック図である。
【0073】図において、501は基準信号MCLKの
立ち上がりエッジをカウントする11ビットのカウンタ
で、カウント入力端子(D)には、位相差検知回路23
2から出力されたカウント値Nが入力される。位相差検
知回路232から出力された補正開始信号HSTが、カ
ウンタ501のロード端子(L)に入力されて、補正開
始の1クロック前にカウンタ501にカウント値Nがセ
ットされる。
【0074】502はP端子とQ端子の入力データが等
しくなったときに「H」レベルの信号を出力するコンパ
レータで、カウンタ501のカウント出力がP端子に、
位相差カウント値Nの1/2がQ端子に入力される。本
実施形態では、Q端子入力は、カウント値Nの各ビット
を各々1ビットずつ下位側にシフトして構成した。
【0075】F/F503,504は、周波数選択信号
S0,S1を生成し、基準クロック発生回路231に入
力するためのフリップフロップ(F/F)で、F/F5
03のJ端子には補正開始信号HSTが、K端子にはカ
ウンタ501のキャリー信号が入力されている。また、
F/F504のJ端子には補正開始信号HSTが、K端
子にはコンパレータ502のコンパレート信号が入力さ
れている。
【0076】従って、補正開始信号HSTが入力される
と信号S0,S1とも「H」レベルになり、基準クロッ
クMCLKを、カウント値Nの半分まで計数した時点で
信号S1が「L」レベルになり、残りの半分を計数し終
ったときに信号S0も「L」レベルになる。
【0077】図7は、図2に示した基準クロック発生回
路231の内部構成を示すブロック図である。
【0078】図において、601,602,603はク
ロックCLKを分周して、所定の周波数のパルスを出力
する分周器で、各々1/1024,1/1022,1/
1026の分周率である。分周器601,602,60
3はカウンタとF/Fの組み合わせで構成され、一般的
に広く用いられるものなので、詳細な説明は省略する。
【0079】分周器602と分周器603の出力は、セ
レクタ604に入力される。セレクタ604のセレクト
端子には、位相差補正回路233で生成された信号S1
が入力されていて、信号S1が「L」レベルの時102
6分周のパルスが、「H」レベルの時1022分周のパ
ルスが選択される。
【0080】セレクタ604の出力と、分周器601の
出力は、セレクタ605に入力される。セレクタ605
のセレクト信号には、信号S0が入力されていて、信号
S0が「L」レベルの時1024分周のパルスが、
「H」レベルの時セレクタ604の出力パルスが選択さ
れる。
【0081】セレクタ605の出力信号は、F/F60
6により同期がとられて、基準クロックMCLKとして
出力される。
【0082】本実施形態では、発振器701の発振周波
数を、スキャナモータ206の定常回転数の制御に必要
な基準クロックMCLKの1024倍に設定してあるの
で、信号S0,S1の組合せ、すなわち、(S0,S
1)=(L,L)のとき、基準クロックMCLK(1/
1024)となり定常周波数となる。また、信号S0,
S1の組合せ、すなわち、(S0,S1)=(L,H)
のとき、基準クロックMCLK(1/1024)となり
定常周波数となる。
【0083】信号S0,S1の組合せ、すなわち、(S
0,S1)=(H,L)のとき、基準クロックMCLK
(1/1026)となり定常周波数よりも遅くなる。ま
た、信号S0,S1の組合せ、すなわち、(S0,S
1)=(H,H)のとき、基準クロックMCLK(1/
1022)となり定常周波数よりも速くなる。これによ
り、基準クロックMCLKの周波数を変化させることが
可能になる。
【0084】次に、図8に示すタイミングチャートを参
照して、本発明に係る画像形成装置における基準クロッ
クMCLKの周波数調整処理について説明する。
【0085】図8は、図2に示した各部の信号タイミン
グを説明するタイミングチャートであり、図2と同一の
ものには同一の符号を付してある。
【0086】図において、301はBD信号、302は
FGパルス、303は基準クロックMCLK、304は
ITOP信号である。
【0087】図3に示したロータ801とポリゴンミラ
ー218は固定されているので同一回転をし、必ずFG
パルス302を基準にして位相差時間T0をもってBD
信号301が出力されている。すなわち、位相差時間T
0は、ロータ801とポリゴンミラー218を組み付け
る際の取付角度により変わるだけで、一度組み付けて固
定すれば、位相差時間T0は変化することはない。
【0088】PLL制御回路221は、基準クロックM
CLKとFGパルス302が所定の位相差T1を保つよ
うに回転制御する。
【0089】ITOP信号304が位相差検知回路23
2に入力されると、ITOP信号と基準クロックMCL
Kとの位相差の検出が開始される。次に、基準クロック
MCLKの立ち上がりが入力されると、検出動作が終了
し、それまでの時間tに相当するカウント値Nが、位相
差補正回路233に設定される。
【0090】位相差補正回路233では、信号S0,S
1の組合せを(H,H)として前述のようにスキャナモ
ータ206を、少し速い周波数で基準クロックのN/2
パルス分回転させ(区間305)、次に、信号S0,S
1の組合せを(H,L)として残りのN/2パルス分少
し遅い周波数にして(区間306)、次に、信号S0,
S1の組合せを(L,L)としてスキャナモータ206
の回転数を戻す(区間307)ように加減制御する。
【0091】以上のような構成にすることにより、副走
査基準信号であるITOP信号304に対して、主走査
の基準信号であるBD信号301が、常に一定の位相差
を保つようにスキャナモータ206の回転制御を行う際
に、モータの回転ムラが起きにくいように周波数を微少
に加減して位相補正を行うことが可能になり、色ズレの
ない高品位名画像を形成することが可能になる。
【0092】以下、本実施形態と第1〜第6の発明の各
手段との対応及びその作用について図2等を参照して説
明する。
【0093】第1の発明は、入力される画像情報に基づ
く光ビームを偏向して回転駆動される像担持体上を走査
する回転多面体(ポリゴンミラー218)と、前記回転
多面体を駆動する駆動手段(スキャナモータ206)
と、前記駆動手段の回転に同期してパルス信号を発生す
る第1のパルス発生手段(FGセンサ207,FG波形
整形回路214等)と、前記駆動手段の速度制御のため
の基準パルス信号を発生する第2のパルス発生手段(基
準クロック発生回路231)と、前記パルス信号と前記
基準パルス信号との位相差に基づいて前記駆動手段の回
転速度を制御する制御手段(PLL制御回路221)
と、前記像担持体の所定位置を検知して基準位置パルス
信号を発生する第3のパルス発生手段((ITOPセン
サ211)と、前記基準位置パルス信号と前記基準パル
ス信号との位相差を検知して位相差信号を出力する位相
差検知手段(位相差検知回路232)と、前記位相差検
知手段から出力される位相差信号に基づいて前記基準パ
ルス信号の周波数を補正する位相差補正手段(位相差補
正回路233)とを有し、位相差検知回路232がIT
OP信号と基準クロックMCLKとの位相差を検知して
位相差信号(カウント値N)を出力すると、該出力され
る位相差信号に基づいて位相差補正回路233が基準ク
ロックMCLKの周波数を補正するので、像担持体と回
転多面体の速度制御の基準信号との位相を一致させるこ
とができ、順次重ねられる画像書出し位置ずれを防止す
ることができる。
【0094】第2の発明は、前記位相差検知回路232
は、入力される許可信号(イネーブル信号)ENBを検
知して前記基準位置パルス信号と前記基準パルス信号と
の位相差検知を開始するので、画像形成前の回転制御時
以外の適切なタイミングで基準クロックの周波数補正を
開始させることができる。
【0095】第3の発明は、前記位相差補正回路233
は、前記位相差検知回路232から出力される位相差信
号に基づいて異なる周波数の基準位置パルス信号の発生
時間を可変するので、駆動手段の回転速度が乱調しない
程度の微少期間に位相合わせを完了することができる。
【0096】第4の発明は、前記像担持体(感光ドラム
201)は複数の色成分の画像を面順次に重畳してカラ
ー画像を形成可能とするので、色ずれのないカラー画像
を形成することができる。
【0097】第5の発明は、前記位相差補正回路233
は、前記位相差検知回路232から出力される位相差信
号に基づいて基準クロックMCLKの周波数の補正をカ
ラー画像形成するための複数の色成分の各々に対し面順
次で実行するので、各色画像の形成位置を精度よく合わ
せながら、常に色ずれのない高品位なカラー画像を形成
することができる。
【0098】第6の発明は、前記第2のパルス発生手段
(基準クロック発生回路231)は、前記駆動手段の速
度制御のための周波数が異なる複数の基準パルス信号を
分周器601〜603により発生し、前記位相差補正手
段から出力される位相差信号(本実施形態では信号S
0,S1との組合せ信号となる)に従っていずれか1つ
の基準パルスをセレクタ604,605とにより選択し
て出力するので、駆動手段に回転される回転多面体の回
転速度を乱すことなく短時間に位相ずれの補正処理を完
了できる。
【0099】〔第2実施形態〕第1実施形態では、IT
OP信号と基準クロックMCLKの位相差を、ITOP
信号の立ち上がりから基準クロックMCLKの立ち上が
りまでの区間の、基準クロックMCLKの1024倍の
周波数のクロックCLKをカウントすることで測定した
が、特にこの方式に限定されるものではなく、例えば、
PLL制御に用いられる位相差を直接信号に変換する素
子を使用して構成すると、回路規模を小型化することが
容易になる。
【0100】〔第3実施形態〕さらに、位相差補正回路
233、及び基準クロック発生回路231をハード回路
で構成したが、第2実施形態で使用した位相検知素子の
出力を、A/D変換して図示しないマイコンに取り込ん
で、基準クロック発生回路の分周比をソフトで制御する
構成にすることで、より正確な周波数変更制御が可能に
なり、さらにスキャナモータ206の回転ムラを低減し
て位相合わせが可能になる。
【0101】〔第4実施形態〕上記第1実施形態では、
発振器701のクロックCLKを1024分周して基準
クロックMCLKの周波数とし、この周波数に対して微
少ずつ変化させて、位相合わせを行ったが、特に102
4分周に限定されるものではなく、制御が可能な範囲で
あれば、何分周であっても構わない。また、変化させる
量も、モータの性能が許す限り大きくても、小さくても
なんら支障はない。
【0102】〔第5実施形態〕上記第1実施形態では、
許可信号ENBを位相差検知回路232に入力すること
で、位相合わせ制御の実行を制御したが、特にこの位置
に限定されることはなく、位相差補正回路233,基準
クロック発生回路231などの他の場所で制御してもか
まわない。
【0103】さらに本発明では、フルカラー複写機を例
として説明を行ったが、特にフルカラー複写機に限定さ
れるものではなく、ポリゴンミラーを用いて、感光ドラ
ム,感光ベルト上を走査して画像記録を行う、カラープ
リンタに適用できることはいうまでもない。
【0104】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0105】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0106】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0107】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0108】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0109】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0110】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、位相差検知手段が前記基準位置パルス
信号と前記基準パルス信号との位相差を検知して位相差
信号を出力すると、該出力される位相差信号に基づいて
位相差補正手段が前記基準パルス信号の周波数を補正す
るので、像担持体と回転多面体の速度制御の基準信号と
の位相を一致させることができ、順次重ねられる画像書
出し位置ずれを防止することができる。
【0112】第2の発明によれば、前記位相差検知手段
は、入力される許可信号を検知して前記基準位置パルス
信号と前記基準パルス信号との位相差検知を開始するの
で、画像形成前の回転制御時以外の適切なタイミングで
基準クロックの周波数補正を開始させることができる。
【0113】第3の発明によれば、前記位相差補正手段
は、前記位相差検知手段から出力される位相差信号に基
づいて異なる周波数の基準位置パルス信号の発生時間を
可変するので、駆動手段の回転速度が乱調しない程度の
微少期間に位相合わせを完了することができる。
【0114】第4の発明によれば、前記像担持体は複数
の色成分の画像を面順次に重畳してカラー画像を形成可
能とするので、色ずれのないカラー画像を形成すること
ができる。
【0115】第5の発明によれば、前記位相差補正手段
は、前記位相差検知手段から出力される位相差信号に基
づいて前記基準パルス信号の周波数の補正をカラー画像
形成するための複数の色成分の各々に対し面順次で実行
するので、各色画像の形成位置を精度よく合わせなが
ら、常に色ずれのない高品位なカラー画像を形成するこ
とができる。
【0116】第6の発明によれば、前記第2のパルス発
生手段は、前記駆動手段の速度制御のための周波数が異
なる複数の基準パルス信号を発生し、前記位相差補正手
段から出力される位相差信号に従っていずれか1つの基
準パルスを選択して出力するので、駆動手段に回転され
る回転多面体の回転速度を乱すことなく短時間に位相ず
れの補正処理を完了できる。
【0117】従って、簡単な構成で、主走査制御系と副
走査制御系との基準信号の位相を一致させながら、色ず
れのない高品位なカラー画像を安定して形成することが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を示す断面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の制御構成を説明す
る図である。
【図3】図2に示したスキャナモータの構成を説明する
図である。
【図4】図3に示したBD検知センサからのBD信号と
FG波形整形回路からのFGパルスとの関係を説明する
タイミングチャートである。
【図5】図2に示した位相差検知回路の内部構成を説明
するブロック図である。
【図6】図2に示した位相差補正回路の内部構成を示す
ブロック図である。
【図7】図2に示した基準クロック発生回路の内部構成
を示すブロック図である。
【図8】図2に示した各部の信号タイミングを説明する
タイミングチャートである。
【図9】従来の画像形成装置の要部制御構成を説明する
図である。
【符号の説明】
203 BDセンサ 206 スキャナモータ 207 FGセンサ 211 ITOPセンサ 218 ポリゴンミラー 221 PLL制御回路 231 基準クロック発生回路 232 位相差検知回路 233 位相差補正回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像情報に基づく光ビームを
    偏向して回転駆動される像担持体上を走査する回転多面
    体と、 前記回転多面体を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段の回転に同期してパルス信号を発生する第
    1のパルス発生手段と、 前記駆動手段の速度制御のための基準パルス信号を発生
    する第2のパルス発生手段と、 前記パルス信号と前記基準パルス信号との位相差に基づ
    いて前記駆動手段の回転速度を制御する制御手段と、 前記像担持体の所定位置を検知して基準位置パルス信号
    を発生する第3のパルス発生手段と、 前記基準位置パルス信号と前記基準パルス信号との位相
    差を検知して位相差信号を出力する位相差検知手段と、 前記位相差検知手段から出力される位相差信号に基づい
    て前記基準パルス信号の周波数を補正する位相差補正手
    段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記位相差検知手段は、入力される許可
    信号を検知して前記基準位置パルス信号と前記基準パル
    ス信号との位相差検知を開始することを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記位相差補正手段は、前記位相差検知
    手段から出力される位相差信号に基づいて異なる周波数
    の基準位置パルス信号の発生時間を可変することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体は複数の色成分の画像を面
    順次に重畳してカラー画像を形成可能とすることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記位相差補正手段は、前記位相差検知
    手段から出力される位相差信号に基づいて前記基準パル
    ス信号の周波数の補正をカラー画像形成するための複数
    の色成分の各々に対し面順次で実行することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のパルス発生手段は、前記駆動
    手段の速度制御のための周波数が異なる複数の基準パル
    ス信号を発生し、前記位相差補正手段から出力される位
    相差信号に従っていずれか1つの基準パルスを選択して
    出力することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335644B1 (en) 1999-03-15 2002-01-01 Alcatel Method for synthesizing a clock signal and synthesizing device thereof
JP2010175711A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2016147450A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 キヤノン株式会社 画像形成装置

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