JP2000094738A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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JP2000094738A
JP2000094738A JP10263781A JP26378198A JP2000094738A JP 2000094738 A JP2000094738 A JP 2000094738A JP 10263781 A JP10263781 A JP 10263781A JP 26378198 A JP26378198 A JP 26378198A JP 2000094738 A JP2000094738 A JP 2000094738A
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Tetsuya Nozaki
哲也 野崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷変動や駆動伝達ギアのバッククラッシュ
等の影響により、感光体等の回転速度にずれを生じた場
合であっても、各色成分の画像書き出し位置を一致させ
ること。 【解決手段】 ラッチ回路605が、所定のタイミング
でITOP信号とBD信号との位相差を検出保持して、
判別回路611が、所定のタイミングで検出される位相
差が第1の範囲内であるかを判定し、ラッチ回路603
が、色成分画像形成毎にITOP信号とBD信号との位
相差を検出して、比較器609が、色成分画像形成毎に
検出される位相差が第2の範囲内であるかを判定し、前
記各判定結果に基づいて、画像書き出しタイミング制御
回路が、画像形成開始タイミングを制御する構成を特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色成分毎の画像情
報に基づいて形成される色成分画像を順次重畳して多色
画像を形成する画像形成装置および画像形成装置の制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像データをプリント出力
するカラー画像形成装置として、レーザビームプリンタ
(LBP)等の様に、レーザ照射光を回転多面鏡で感光
体上に走査する等の主走査手段で、ライン毎の潜像を感
光体上に形成し、その潜像を、例えばマゼンタ(M),
シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)等の
色要素の現像剤を用いて色要素毎の画像を形成する。そ
れら色要素毎の画像を転写ドラム上に固定された用紙上
に重ねて転写することにより、カラー画像を形成する装
置が知られている。
【0003】また、感光体上に形成された色要素毎の画
像を、一旦中間転写体上に色重ねし、中間転写体上のカ
ラー画像を一括して用紙に転写する系もある。
【0004】これらの装置では、感光体及び転写ドラム
もしくは中間転写体は主走査方向に直行する方向(副走
査方向)に一定速度で駆動され、感光ドラム,転写ドラ
ム,中間転写体が1回転する毎に発生される副走査開始
信号に同期して1色ずつ転写ドラム上の用紙や中間転写
体に色重ねを行う。
【0005】また、感光体上で各記録色要素毎の画像を
重ねて形成し、記録用紙に一括して転写する系もある。
【0006】上述したような従来のカラー画像形成技術
においては、各色画像の重畳位置がずれることによるカ
ラー画像の画質の劣化を防止するために、各色画像を重
畳する際の位置を制御する方法が重要となる。
【0007】この位置制御の手法の一例としては、感光
体や中間転写体が1回転する間に得られる副走査開始信
号(ITOP信号)とそれに同期した主走査記録ライン
信号(BD信号)の数が整数個になるように構成し(後
述する図9(b)参照)、感光体や中間転写体を駆動す
るモータと主走査を駆動するスキャナすモータの回転の
同期を取る方法が提案されている。
【0008】図9は、従来の画像形成装置の感光体もし
くは中間転写体上に形成される主走査ラインの模式図で
ある。
【0009】図9の(a),(b)において、801は
感光体もしくは中間転写体等の像担持体で、以下感光体
として説明する。802はITOPセンサで、感光体8
01が1回転する毎に感光体801の側面の所定位置に
設けられたセンサフラグ803を検知して副走査開始信
号(ITOP信号)を発生する。
【0010】図9の(a)は、感光体801が1回転す
る間に得られる主走査開始信号(BD信号)とそれに同
期した主走査記録ライン信号の数が「n+(1/2)」
個(n;整数)になるように構成した場合を示し、感光
体801が2回転する際の1ライン目,2ライン目,…
…,n−1ライン目,nライン目,2回転目の1ライン
目と主走査記録ライン信号位置を示している。
【0011】図9の(a)に示すように、感光体801
が1回転する間、即ちITOP信号の発生する間に、主
走査記録ライン信号が「n+(1/2)」ライン発生す
るため、1回転目の1ライン目と2回転目の1ライン目
は端数分の「1/2」ライン分ずれを生じてしまう。
【0012】このような1回転目と2回転目のずれを防
ぐため、従来の画像形成装置では、前述した感光体や中
間転写体が1回転する間に得られる主走査開始信号(B
D信号)と、それに同期した主走査記録ライン信号の数
が整数個になるように構成する方法が提案されている。
以下、図9の(b)にその例を示す。
【0013】図9の(b)は感光体801が1回転する
間に得られる主走査開始信号(BD信号)とそれに同期
した主走査記録ライン信号の数がn(整数)になるよう
に構成した場合を示し、感光体801が2回転する際の
1ライン目,2ライン目,……,n−1ライン目,nラ
イン目、2回転目の1ライン目と主走査記録ライン信号
位置を示している。
【0014】図9の(b)に示すように、感光体801
が1回転する間、即ちITOP信号が1回発生する間
に、主走査記録ライン信号がn(整数)ラインであるた
め、1回転目の1ライン目と2回転目の1ライン目と
が、ずれを生じることなく重なる。
【0015】以下、図10,図11を参照して、従来の
画像形成装置において、感光体や中間転写体を駆動する
モータと、主走査を駆動するスキャナモータとの回転の
同期を合わせる方法について説明する。
【0016】第1の方法は、スキャナモータの回転に伴
って発生する主走査開始信号(BD信号)を分周して、
感光体や中間転写体を駆動するモータの基準クロックと
して用いるものである。以下、その構成の一例について
示す。
【0017】図10は、従来の画像形成装置の構成を示
す図であり、上記第1の方法に対応する。
【0018】図において、901は感光体で、駆動ベル
ト908を介して感光体駆動モータ907によって回転
駆動されている。902はスキャナモータで、発振器9
11から与えられる基準クロックを基にPLL回路91
0により定速回転制御され、ポリゴンミラー903を回
転駆動する。ポリゴンミラー903は、レーザ904よ
り照射されるレーザビームを偏向し、レンズ905を介
して感光体901の面状にライン走査する。
【0019】906はビームディテクトセンサ(BDセ
ンサ)で、レーザビームのライン走査線上の非画像領域
部に配置され、レーザ1ライン走査毎つまりスキャナモ
ータの回転に同期した主走査開始信号(BD信号)を発
生する。909はPLL回路で、BDセンサ906によ
り発生されるBD信号を基準クロックとし、感光体駆動
モータ907の定速制御を行う。これにより、スキャナ
モータ902と感光体駆動モータ907との回転の同期
を取ることができる。
【0020】次に、第2の方法は、感光体や中間転写体
を駆動するモータの基準クロックと主走査を駆動するス
キャナモータの基準クロックとに共通のクロックを用い
るものである。以下、その構成の一例について示す。
【0021】図11は、従来の画像形成装置の構成を示
す図であり、上記第2の方法に対応する。
【0022】図において、l00lは感光体で、駆動ベ
ルト1008を介して感光体駆動モータ1007によっ
て回転駆動されている。1002はスキャナモータで、
発振器1011から与えられる基準クロックを基にPL
L回路1010により定速回転制御され、ポリゴンミラ
ー1003を回転駆動する。ポリゴンミラー1003
は、レーザ1004より照射されるレーザビームをレン
ズl005を介して感光体1001の面状にライン走査
している。
【0023】1009はPLL回路で、スキャナモータ
1002のPLL制御に使用している発信器1011に
より発生される基準クロックに基づいて、感光体駆動モ
ータl007の定速制御を行う。これにより、スキャナ
モータ1002と感光体駆動モータ1007との回転の
同期を取ることができる。
【0024】以上、第1,第2の方法により、感光体や
中間転写体が1回転する間に得られる主走査開始信号
(BD信号)とそれに同期した主走査記録ライン信号の
数が整数個になるように構成し、感光体を駆動するモー
タと主走査を駆動するスキャナモータの回転の同期を取
ることで、感光体や中間転写体が何回転しても、副走査
開始位置はずれを生じることなく位置合わせを行うこと
が可能となる。
【0025】また、副走査開始位置制御のその他の例と
しては、感光体や中間転写体が1回転する間に得られる
主走査開始信号(BD信号)とそれに同期した主走査記
録ライン信号の数が整数に限らず位置合わせが行える主
走査開始信号と副走査開始信号の位相合わせの第3の手
法がある。以下、その構成の一例について説明する。
【0026】図12は、従来の画像形成装置の構成を示
す図であり、上記第3の方法に対応する。
【0027】図において、1l0lは感光体で、駆動ベ
ルト1l08を介して感光体駆動モータ1107によっ
て回転駆動されている。1109はPLL回路で、発振
器1114から与えられる基準クロックを基に感光体駆
動モータ1107を定速制御する。1115はITOP
センサで、感光体1101が1回転する毎にセンサフラ
グ1116がITOPセンサ1115を遮光することに
より、ITOP信号を発生する。このITOP信号を基
準として感光体1101の面状の1ライン目の書き出し
位置を決定する。
【0028】1112は位相合わせ回路で、発信器11
13により発信される基準クロックをITOPセンサ1
115により発信されるITOP信号と位相同期をと
る。1110はPLL回路で、位相合わせ回路1112
によりITOP信号と位相同期された基準クロックに基
づいて、スキャンモータ1102を低速回転制御する。
【0029】このように、位相合わせ回路1112によ
ってITOP信号と基準クロックの位相をあわせること
により、スキャナモータ1102の回転位相がITOP
信号毎に常に同じに補正される。よって、スキャナモー
タ1102により駆動されるポリゴンミラー1103の
回転位相が、ITOP信号と同期しレーザ1104より
照射されるレーザビームを、レンズ1105を介して感
光体1101の面状にライン走査する位置がITOP信
号を基準として一致する。
【0030】図13は、従来の画像形成装置の感光体上
の実際の主走査ライン(主走査開始信号)とITOP信
号(副走査開始信号)との関係を示す模式図である。
【0031】図において、1301は感光体もしくは中
間転写体等の像担持体で、以下感光体として説明する。
1302はITOPセンサで、感光体1301が1回転
する毎に、感光体1301の側面の所定位置に設けられ
たセンサフラグ1303を検知して副走査開始信号(I
TOP信号)を発生する。
【0032】また、感光体1301は「n+(1/
2)」(n;整数)ラインの主走査ラインで1回転を行
う構成になっている。ITOPセンサ1302は、感光
体1301の1回転毎に所定位置で副走査開始信号を発
生する。この構成においては、感光ドラム1回転に対し
て「n+(1/2)」ラインの主走査ラインが発生する
ため、図9の(a)に示したように、1回転目の1ライ
ン目と2回転目の1ライン目は端数分の「1/2」ライ
ン分ずれを生じてしまう。
【0033】しかし、図12に示したような位相合わせ
回路1112によって、ITOP信号(副走査開始信
号)発生毎に主走査ライン(副走査開始信号)を駆動す
るスキャナモータ1102の回転位相をITOP信号と
同期をとることにより、図に示すようにITOP信号毎
の1ライン目の位置をあわせることができる。
【0034】これにより感光体や中間転写体が何回転し
てもずれを生じることなく位置合わせを行うことが可能
となる。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置構成による位置ずれ防止技術は、全ての装置環境が理
想的である場合を想定した技術である。よって、実際に
は上記位置ずれ防止技術のみでは十分ではない。
【0036】例えば、感光体の回転速度は、負荷変動や
駆動伝達ギアのバックラッシュ等の影響により若干の変
動を生じる。この速度変動により主走査開始信号と副走
査開始信号との位相差に変動が発生し、上述した従来の
画像形成装置による感光体のレーザ走査線の位置を常に
一定に保つ手法において、その変動分が色ずれとなって
現れることになってしまう。この変動はモータの負荷変
動を最小に押さえることや機械的な駆動伝達系の精度を
向上させるなどの方法で数分の一ラインに押さえること
が可能である。
【0037】しかし、色重ねの記録色毎の副走査開始信
号の発生位相が主走査開始信号をまたいで発生した場合
には、実際には数分の一ラインのずれであるにも関わら
ず、1ラインのずれを発生してしまう。
【0038】図14は、従来の画像形成装置の画像形成
タイミングを説明するタイミングチャートであり、記録
色毎の副走査開始信号の発生位相が主走査開始信号をま
たいで発生した場合に対応する。
【0039】図に示すように、1回転目の副走査開始信
号1204は、主走査開始信号の少し前で発生してい
るため、主走査開始信号に同期して1ライン目(12
06)の走査を開始し、主走査開始信号に同期して2
ライン目(1207)の走査を開始し、主走査開始信号
に同期して3ライン目(1208)の走査を開始し
て、順次感光体上に走査していく。
【0040】しかし、2回転目の副走査開始信号120
5は、主走査開始信号の少し後で発生しているため、
主走査開始信号を認識することができず、主走査開始
信号に同期して1ライン目(1207)の走査を開始
し、主走査開始信号に同期して2ライン目(120
8)の走査を開始して、順次感光体上に走査していく。
【0041】従って、1回転目と2回転目とでは、1ラ
インのずれを発生してしまう(以下、図15に示す)。
【0042】図15は、従来の画像形成装置の記録色毎
の副走査開始信号の発生位相が主走査開始信号をまたい
で発生した場合の模式図であり、図14と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0043】図において、1201は感光体もしくは中
間転写体等の像担持体で、以下感光体として説明する。
1202はITOPセンサで、感光体1201の回転に
応じてセンサフラグ1203により遮光され、副走査開
始信号を発生する。
【0044】また、1回転目の副走査開始信号1204
の発生位置は、主走査開始信号の少し前で、2回転目
の副走査開始信号1205の発生位置は、主走査開始信
号の少し後で、1回転目の1ライン目1206と2回
転目の1ライン目1207とが1ラインずれている。以
下、図16を参照して、詳細に説明する。
【0045】図16は、従来の画像形成装置の画像形成
タイミングを示すタイミングチャートであり、図14に
示したタイミングチャートの詳細タイミングチャートに
対応し、図14と同一のものには同一の符号を付してあ
る。
【0046】ここで従来の画像形成装置は、主走査開始
信号に同期してビデオクロック(ビデオCL)を「n」
カウントした後、メモリ読み出し信号がビデオCLKを
「m」カウントする区間発生し、そのメモリ読み出し信
号に同期して不図示のメモリから記録データの読み出し
を開始し、メモリから読み出されたデータは、レーザに
より1ライン毎に走査され感光体上に記録される。な
お、副走査開始信号は像担持体の1回転毎に所定の位置
で発生され、この副走査開始信号が「L」から「H」レ
ベルに変化した後の主走査開始信号から有効となり、メ
モリ読み出し信号を発生する。
【0047】また、複数色を重ねて潜像または転写を行
うカラー画像形成装置においては、潜像または転写を数
回繰り返して行う。図16では2回繰り返した場合の例
を示し、1回転目は副走査開始信号が主走査開始信号周
期の少し前で発生した場合、2回転目は副走査開始信号
が主走査開始信号の少し後で発生した場合の例である。
【0048】図に示すように、1回転目に発生する副走
査開始信号1204は、主走査開始信号の少し前で発
生するため、主走査開始信号が有効となり、画像の1
ライン目のメモリ読み出し信号のタイミングは主走査開
始信号に同期する。このため、図に示したとおり主走
査開始信号よりピデオクロックを「n」カウントした
ところより、1回転目のメモリ読み出し信号は発生す
る。
【0049】次に、2回転目に発生する副走査開始信号
1206は、像担持体の回転変動により生じるタイミン
グのずれで、1回転目に対して後側にずれる。
【0050】この場合、副走査開始信号は主走査開始信
号の少し後で発生するため、主走査開始信号は検出
されず、画像の1ライン目のメモリ読み出しタイミング
は主走査信号に同期する。このため、図に示したとお
り主走査開始信号よりビデオクロックを「n」カウン
トしたところより、2回転目のメモリ読み出し信号は発
生する。
【0051】このため、1回転目のメモリ読み出し信号
と2回転目のメモリ読み出しタイミングには1ラインの
ずれが生じる。よって、タイミングに基づいてメモリか
ら読み出される画像データを、感光体上に順次ライン記
録して行く際に、本来重なるべき1ライン目どうしはず
れてしまい、1回転目の1ライン目と2回転目の2ライ
ン目とが重なってしまい、色ずれを起こしてしまう。
【0052】このように、従来の色合わせ技術では、負
荷変動や駆動伝達ギアのバッククラッシュ等の影響によ
り感光体等の回転速度に変動が生じることにより発生す
る副走査開始信号と主走査開始信号の位相差の変動によ
り、色成分の画像書き出し位置に1ライン以上のずれを
生じてしまう可能性があるという問題点があった。
【0053】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第14の発
明の目的は、所定のタイミングで検出される副走査開始
信号と主走査開始信号との位相差が第1の範囲内である
かを判定するとともに、色成分画像形成毎に検出される
副走査開始信号と主走査開始信号との位相差が第2の範
囲内であるかを判定し、各判定結果に基づいて、画像形
成開始タイミングを制御することにより、負荷変動や駆
動伝達ギアのバッククラッシュ等の影響により、感光体
等の回転速度にずれを生じた場合であっても、各色成分
の画像書き出し位置を一致させて、色ずれのない高品位
な画像を形成することができる画像形成装置および画像
形成装置の制御方法を提供することである。
【0054】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、色成分毎の画像情報に基づいて形成される色成分画
像を順次重畳して多色画像を形成する画像形成装置にお
いて、前記色成分毎の画像情報に基づく光ビームを偏向
して回転駆動される像担持体上を走査する回転多面鏡
(図2に示すポリゴンミラー103)と、前記回転多面
鏡により走査される光ビームを検知して主走査開始信号
を発生する主走査開始信号発生手段(図1に示すBDセ
ンサ107)と、前記像担持体の回転に同期して副走査
開始信号を発生する副走査開始信号発生手段(図2に示
すITOPセンサ110)と、所定のタイミングで副走
査開始信号と主走査開始信号との位相差を検出保持して
所定のタイミングで検出される位相差が第1の範囲内で
あるかを判定する第1の判定手段(図4に示すラッチ回
路605,判別回路611)と、色成分画像形成毎に副
走査開始信号と主走査開始信号との位相差を検出して色
成分画像形成毎に検出される位相差が第2の範囲内であ
るかを判定する第2の判定手段(図4に示すラッチ回路
603,比較器609)と、前記第1の判定手段および
第2の判定手段の判定結果に基づいて、画像形成開始タ
イミングを制御する制御手段(図2に示す画像書き出し
タイミング制御回路101)とを有するものである。
【0055】本発明に係る第2の発明は、前記制御手段
(図2に示す画像書き出しタイミング制御回路101)
は、前記第1の判定手段および第2の判定手段の判定結
果に基づいて、前記副走査開始信号の発生から画像形成
開始までにカウントする前記主走査開始信号のカウント
回数を制御するものである。
【0056】本発明に係る第3の発明は、前記所定のタ
イミングは、前記色成分の第1色目(1回転目)の画像
を形成する際の副走査開始信号発生タイミングであるこ
とである。
【0057】本発明に係る第4の発明は、前記制御手段
(図2に示す画像書き出しタイミング制御回路101)
は、前記第1の判定手段により、所定のタイミングで検
出される位相差が第1の範囲内でないと判定された場合
は、前記第2の判定手段の判定結果に応じて、前記カウ
ント回数を所定の回数より変更し、前記第1の判定手段
により、所定のタイミングで検出される位相差が第1の
範囲内であると判定された場合は、前記カウント回数を
変更しないように制御するものである。
【0058】本発明に係る第5の発明は、前記制御手段
(図6に示す画像書き出しタイミング制御回路101の
セレクタ503,504)は、前記第1の判定手段によ
り、所定のタイミングで検出される位相差が第1の範囲
内でないと判定された場合、かつ前記第2の判定手段に
より、色成分画像形成毎に検出される位相差が第2の範
囲内であると判定された場合(カウント数変更信号が
「H」の場合)は、前記カウント回数を所定の回数より
減少変更(「n−1」に減少変更)するものである。
【0059】本発明に係る第6の発明は、前記制御手段
(図6に示す画像書き出しタイミング制御回路101の
セレクタ503,504)は、前記第1の判定手段によ
り、所定のタイミングで検出される位相差が第1の範囲
内でないと判定された場合、かつ前記第2の判定手段に
より、色成分画像形成毎に検出される位相差が第2の範
囲内でないと判定された場合(カウント数変更信号が
「L」の場合)は、前記カウント回数を変更しないよう
に制御するものである。
【0060】本発明に係る第7の発明は、前記第1の範
囲は、前記主走査開始信号の周期内の所定の範囲(Tを
BD周期とすると、(1/3)Tより大きく(2/3)
Tより小さい範囲)であることである。
【0061】本発明に係る第8の発明は、前記第1の範
囲は、前記主走査開始信号の周期の「1/2」を中心と
する前記主走査開始信号の周期内の所定の範囲(TをB
D周期とすると、(1/3)Tより大きく(2/3)T
より小さい範囲)であることである。
【0062】本発明に係る第9の発明は、前記第2の範
囲は、前記主走査開始信号の周期内の所定の範囲(Tを
BD周期とすると、(1/2)Tより小さい範囲)であ
ることである。
【0063】本発明に係る第10の発明は、前記第2の
範囲は、前記主走査開始信号の周期の「1/2」未満の
範囲であることである。
【0064】本発明に係る第11の発明は、前記副走査
開始信号発生手段(図2に示すITOPセンサ110)
は、前記像担持体の回転に同期して、前記像担持体1回
転で複数の副走査開始信号を発生するものであり、前記
副走査開始信号発生手段により、前記像担持体1回転で
発生される各副走査開始信号に対してそれぞれ、所定の
タイミングで副走査開始信号と主走査開始信号との位相
差を検出保持して所定のタイミングで検出される位相差
が第1の範囲内であるかを判定する第1の判定手段(図
4に示すラッチ回路605,判別回路611)と、前記
像担持体1回転で発生される各副走査開始信号に対して
それぞれ、色成分画像形成毎に副走査開始信号と主走査
開始信号との位相差を検出して色成分画像形成毎に検出
される位相差が第2の範囲内であるかを判定する第2の
判定手段(図4に示すラッチ回路603,比較器60
9)とを設け、前記制御手段(図2に示す画像書き出し
タイミング制御回路101)は、前記各第1の判定手段
の各判定結果および各第2の判定手段の各判定結果に基
づいて、各副走査開始信号に対する画像形成開始タイミ
ングをそれぞれ制御するものである。
【0065】本発明に係る第12の発明は、前記色成分
毎の画像情報は、(図1に示すイメージスキャナ部20
1により)原稿から読み取られるものである。
【0066】本発明に係る第13の発明は、前記色成分
毎の画像情報は、所定の通信媒体を介して情報処理装置
(図示しないコンピュータ等の外部装置)より入力され
るものである。
【0067】本発明に係る第14の発明は、色成分毎の
画像情報に基づいて形成される色成分画像を順次重畳し
て多色画像を形成する画像形成装置の制御方法におい
て、像担持体の回転に同期して発生される副走査信号と
回転多面鏡により走査される光ビームを検知して発生さ
れる主走査開始信号との位相差を、所定のタイミングで
検出する第1の検出工程(図8のステップ(1))と、
該検出された位相差を保持する保持工程(図8のステッ
プ(2))と、該保持された所定のタイミングで検出さ
れた位相差が第1の範囲内であるかを判定する第1の判
定工程(図8のステップ(4))と、前記色成分画像形
成毎に前記副走査開始信号と主走査開始信号との位相差
を検出する第2の検出工程(図8のステップ(3))
と、該色成分画像形成毎に検出された位相差が第2の範
囲内であるかを判定する第2の判定工程(図8のステッ
プ(5))と、前記副走査開始信号の発生後に、前記第
1の判定工程の判定結果および第2の判定工程の判定結
果に基づく回数の主走査開始信号をカウントして、画像
形成を行う画像形成工程(図8のステップ(6),
(7))とを有するものである。
【0068】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する断
面図である。
【0069】図において、201はイメージスキャナ部
で、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う。200
はプリンタ部で、イメージスキャナ201に読み取られ
た原稿画像又は所定の通信媒体を介して不図示のコンピ
ュータ等の外部装置より転送される画像データに基づく
画像を記録用紙にフルカラーでプリント出力する。
【0070】イメージスキャナ部201において、20
2は原稿圧板で、原稿台ガラス203上の原稿204を
原稿台ガラス203上に押圧する。205はハロゲンラ
ンプで、原稿台ガラス203上の原稿204に光を照射
する。
【0071】210は3ラインセンサ(以下、CCD)
で、レッド(R)センサ210−1,グリーン(G)セ
ンサ210−2,ブルー(B)センサ210−3で構成
され、原稿204からの反射光をミラー206,20
7,遠赤外カットフィルタ231を備えるレンズ208
を介してCCDに結像される光情報を色分解して、フル
カラー情報のレッド(R),グリーン(G),ブルー
(B)成分を読み取る。209は信号処理部で、R,
G,Bセンサ210−1〜210−3により読み取られ
たR,G,B信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),
シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の各
成分に分解し、プリンタ部200に送る。
【0072】211は標準白色板で、R,G,Bセンサ
210−1〜210−3で読み取り、データの補正デー
タを発生する。この標準白色板211は、可視光から赤
外光に対してほぼ均一の反射特性を示し、可視では白色
を有している。この標準白色板を用いてR,G,Bセン
サ210−1〜210−3の可視センサの出力データの
補正を行う。230は光センサで、フラグ板229とと
もに画像先端信号VTOPを作り出す。
【0073】プリンタ部200において、101は画像
書き出しタイミング制御回路で、イメージスキャナ部2
01や所定の通信媒体を介して所定の通信媒体を介して
不図示のコンピュータ等の外部装置より入力されるマゼ
ンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック
(BK)の画像信号に基づいて半導体レーザ102を変
調駆動する。103はポリゴンミラーで、ポリゴンモー
タ106により回転駆動され、半導体レーザ102から
照射されるレーザ光を反射し、f−θレンズ104,折
り返しミラー216を介して、感光ドラム105上を走
査する。
【0074】感光ドラム105は、ポリゴンミラー10
3によるレーザ走査により静電潜像を形成する。107
はBDセンサで、レーザ光の1ラインの走査開始位置近
傍に設けられ、レーザ光のライン走査を検出し、主走査
開始信号(同一周期の各ラインの走査開始基準信号(B
D信号))を作り出す。
【0075】219はマゼンタ(M)現像器、220は
シアン(C)現像器、221はイエロー(Y)現像器、
222はブラック(BK)現像器で、それぞれ感光ドラ
ム105上の静電潜像を現像し、トナー画像を形成す
る。108は転写ドラムで、用紙カセット224又は2
25より給送される記録用紙109を吸着搬送し、感光
ドラム105に形成されたトナー像を記録用紙109に
転写する。
【0076】110はITOPセンサで、転写ドラム1
08の回転により転写ドラム108内に固定されたフラ
グ111の通過を検知して、各色毎の副走査開始信号
(転写ドラム108上に吸着される記録用紙の先端位置
を表す信号(ITOP信号))を生成する。226は定
着ユニットで、転写ドラム108により記録用紙上に転
写されたトナー像を定着する。
【0077】以下、各部の動作について説明する。
【0078】原稿台ガラス203上の原稿204は、ハ
ロゲンランプ205の光で照射され、原稿からの反射光
はミラー206,207に導かれ、レンズ208により
CCD210上に像を結ぶ。次に、CCD210は原稿
からの光情報を色分解して、フルカラー情報レッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)成分を読み取
り、信号処理部209に送る。なお、205,206は
速度「v」で、207は速度「v/2」でラインセンサ
の電気的走査方向(以下、主走査方向)に対して垂直方
向(以下、副走査方向)に機械的に動くことにより、原
稿全面を走査する。
【0079】また、標準白色板211を用いてR,G,
Bセンサ210−1〜210−3の可視センサによる出
力データの補正を行う。さらに、230は光センサで、
フラグ板229とともに画像先端信号VTOPを作り出
す。信号処理部209では読み取られたR,G,B信号
を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イ
エロー(Y),ブラック(BK)の各成分に分解し、プ
リンタ部200に送る。
【0080】なお、イメージスキャナ部201における
一回の原稿走査(スキャン)につき、M,C,Y,BK
の内、一つの成分がプリンタ200に送られ、計4回の
原稿走査により一回のプリントアウトが完成する。
【0081】また、イメージスキャナ部201や所定の
通信媒体を介して不図示のコンピュータ等の外部装置よ
り送られてくる画像信号が、画像書き出しタイミング制
御回路101に送られる。画像書き出しタイミング制御
回路101はマゼンタ(M),シアン(C),イエロー
(Y),ブラック(BK)の画像信号に応じ、半導体レ
ーザ102を変調駆動する。半導体レーザ102より照
射されるレーザ光は回転するポリゴンミラー103に反
射され、f−θレンズ104によってfθ補正され、折
り返しミラー216を反射して、感光ドラム105上を
走査し、感光ドラム105上に静電潜像を形成する。
【0082】さらに、感光ドラム105が4回転する間
に4つの現像機219〜222が交互に感光ドラム10
5に接し、感光ドラム105上に形成されたM,C,
Y,BKの静電潜像に対応するトナーで現像する。用紙
カセット224又は225より給紙された記録用紙10
9は転写ドラム108に巻き付けられ、現像機で現像さ
れたトナー像のM,C,Y,BKの4色が順次転写され
た後に、記録用紙は定着ユニット226を通過して排紙
される。
【0083】図2は、図1で示した画像形成装置のプリ
ンタ部200の構成を説明する図であり、図1と同一の
ものには同一の符号を付してある。
【0084】図において、112は発振器で、所定の周
波数のクロックを出力する。113は分周回路で、発振
器112から出力されるクロックを所定の分周比で分周
してポリゴンモータ駆動用パルス(基準CLK−P)を
発信する。114はPLL回路で、ポリゴンモータ10
6の回転に伴って出力されるモータFGパルスと基準C
LK−Pの位相が合うように、FGパルスと基準CLK
−Pの位相差および周波数偏差を検出し、それらを比較
してポリゴンモータ106への駆動電圧を制御するPL
L制御を行う。
【0085】121は発振器で、所定の周波数のクロッ
クを出力する。120はレーザ点灯信号生成回路で、発
振器121からのクロックおよびBDセンサ107から
のBD信号を入力し、BD信号検知用のレーザ点灯信号
を出力する。122はカウント数変更回路で、ITOP
センサ110からのITOP信号,BDセンサ107か
らのBD信号およびCPU130からの保持制御信号
(ラッチ制御信号)を入力し、BD信号とITOP信号
との位相差を検出し、該位相差検出結果に基づいてカウ
ント数変更信号を出力する。
【0086】101は画像書き出しタイミング制御回路
で、ITOPセンサ110からのITOP信号とBDセ
ンサ107からのBD信号を入力し、ITOP信号の立
ち上がりを検知してからBD信号を所定回数nカウント
し、n個目のBD信号の立ち上がりに同期して画像開始
信号を発生し、該副走査開始信号のタイミングで画像信
号を出力する。この副走査開始信号は、記録用紙の長さ
によって決定されるm個のBD信号分出力される。ま
た、画像書き出しタイミング制御回路101は、カウン
ト数変更回路122からのカウント数変更信号を入力
し、上述したBD信号のカウント回数nを所定数だけ変
更し、副走査開始信号の発生タイミングを制御する。
【0087】117はORゲートで、画像書き出しタイ
ミング制御回路101からの画像信号またはレーザ点灯
信号生成回路120からのBD信号検知用のレーザ点灯
信号を半導体レーザ102に出力し、半導体レーザ10
2を変調駆動する。
【0088】119は分周回路で、BDセンサ107か
らのBD信号を所定の分周比で分周して感光ドラムモー
タ駆動用パルス(基準CLK)を発信する。118はP
LL回路で、感光ドラムモータ115の回転に伴って出
力されるモータFGパルスと基準CLKの位相が合うよ
うに、FGパルスと基準CLKの位相差および周波数偏
差を検出し、それらを比較して感光ドラムモータ115
への駆動電圧を制御するPLL制御を行う。なお、CP
U130は内部にROM,RAMを有し、ROMに格納
されたプログラムに基づいて画像形成装置全体を総括制
御する。
【0089】以下、各部の動作について説明する。
【0090】図1で示したイメージスキャナ部201又
は、所定の通信媒体を介して不図示のコンピュータ等の
外部装置より転送される画像信号が、画像書き出しタイ
ミング制御回路101に送られ、画像書き出しタイミン
グ制御回路101はORゲート117を通してマゼンタ
(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(B
K)の画像信号に応じ、半導体レーザ102を変調駆動
する。レーザ光は回転するポリゴンミラー103に反射
され、f−θレンズ104によってfθ補正され、折り
返しミラー216(図1に示した)を反射して、感光ド
ラム105上を走査し、感光ドラム105上に静電潜像
を形成する。
【0091】ポリゴンモータ106は、発振器112の
クロックを分周回路113で分周して生成されるポリゴ
ンモータ駆動用パルス(基準CLK−P)がPLL回路
114に送られてくることで回転駆動する。PLL回路
114は、ポリゴンモータ106からのモータFGパル
スと基準CLK−Pの位相が合うように、FGパルスと
基準CLK−Pの位相差および周波数偏差を検出し、そ
れらを比較してポリゴンモータ106への駆動電圧を制
御するPLL制御を行う。
【0092】レーザ光の1ラインの走査開始位置近傍に
設けられたBDセンサ107は、レーザ光のライン走査
を検出し、後述する図3に示すような同一周期の各ライ
ンの走査開始基準信号(BD信号)を生成する。また、
転写ドラム108内のITOPセンサ110が、転写ド
ラム108の回転により転写ドラム108内に固定され
たフラグ111を検知して後述する図3に示すような各
色毎のITOP信号(転写ドラム108上の記録用紙1
09の先端位置を表す信号)を生成する。さらに、感光
ドラムモータ115は、レーザ点灯信号生成回路120
からのBD信号検知用のレーザ点灯信号を分周回路11
9で分周したモータ駆動用パルス(基準CLK)がPL
L回路118に送られることで回転駆動される。
【0093】PLL回路118は、感光ドラムモータ1
15からのモータFGパルスと基準CLKの位相が合う
ように、FGパルスと基準CLKの位相差および周波数
偏差を検出し、それらを比較して感光ドラムモータ11
5への駆動電圧を制御するPLL制御を行う。感光ドラ
ム105は感光ドラムモータ115によってギアベルト
116を介して矢印の方向に回転駆動され、転写ドラム
108は感光ドラム105と不図示のギアを介している
ため感光ドラム105と同期して等速で矢印(副走査)
方向に回転駆動する。これらのBD信号とITOP信号
は、画像書き出しタイミング制御回路101に入力さ
れ、例えば以下のようなタイミングで画像信号を半導体
レーザ102に送り出す。即ち、ITOP信号の立ち上
がりを検知してから画像書き出しタイミング制御回路1
01はBD信号を所定回数カウントし、n個目のBD信
号の立ち上がりに同期して副走査開始信号を(記録用紙
の長さによって決定されるm個のBD信号分)発生し、
画像信号をレーザ変調光として感光ドラム105上に照
射する。
【0094】図3は、図1に示した画像形成装置のプリ
ンタ部200の画像形成タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【0095】図において、ITOP信号は、転写ドラム
108内のITOPセンサ110が、転写ドラム108
の回転により転写ドラム108内に固定されたフラグ1
11を検知することにより出力される転写ドラム108
上の記録用紙109の先端位置を表す信号であり、各色
毎に出力される。
【0096】BD信号は、レーザ光の1ラインの走査開
始位置近傍に設けらたBDセンサ107が、レーザ光の
ライン走査を検出することにより出力される、同一周期
の各ラインの走査開始基準信号である。
【0097】画像信号は、BD信号とITOP信号が画
像書き出しタイミング制御回路101に入力され、例え
ばITOP信号の立ち上がりを検知してからn個目のB
D信号の立ち上がりに同期して、ORゲート117を介
して半導体レーザ102に送出される。即ち、ITOP
信号の立ち上がりを検知してから「n」個目(所定数)
のBD信号の立ち上がりに同期して、副走査開始信号を
発生し、「m」個目のBD信号分、画像信号はレーザ変
調光として感光ドラム105上に照射される。
【0098】なお、本実施形態では、レーザの感光ドラ
ム105上での走査光が毎回転とも常に同じ位置になる
ように、感光ドラム105が1回転する間にBD信号が
ちょうど整数個出力されるように構成されていおり、プ
ロセススピードと解像度から決定される感光ドラム1回
転間に出力されるBD信号数が8192である。感光ド
ラム105は1回転するのに感光ドラムモータ115が
64回転するようなギア比で、感光ドラムモータ115
は1回転あたりのFGパルス数が32パルス出力するの
で感光ドラムモータ115が1回転するには基準クロッ
クが32パルス必要である。
【0099】従って、感光ドラム105が1回転するた
めには基準クロックが64回転×32パルス=2048
パルス必要となる。このため、BD信号を1/4分周し
て感光ドラムモータ115の基準CLKとして使うこと
で、BD信号が8192個出力されるとちょうど感光ド
ラム105が1回転することになる。なおこのギア比n
は自然数になるように構成してあり、これは感光ドラム
105が1回転する間にモニタ及び減速ギアを整数回転
させることで感光ドラム105の各回転毎のモータ軸及
び減速ギアの編心の影響を常に同じにし、これらの偏心
による色ズレをゼロにするためである。
【0100】図4は、図2に示したカウント数変更回路
122の構成を説明する回路図である。
【0101】図において、601は立ち上りエッジ検出
回路で、転写ドラムl08内のITOPセンサ1l0よ
り発せられたITOP信号の立ち上がりを検出する。6
02はUPカウンタで、BD信号によって0にクリアさ
れ、UPカウントを繰り返すフリーランカウンタであっ
てこのカウンタのカウント数がBD信号周期となる。
【0102】603はラッチ回路で、立ち上りエッジ検
出回路601の出力のタイミングでUPカウンタ602
の出力をラッチする。これにより、ラッチされたカウン
トデータはBD信号周期中のITOP信号の立ち上りエ
ッジ位置を示し、つまりITOP信号とBD信号の位相
差を示すデータとなる。
【0103】605はラッチ回路で、ラッチ回路603
と同様に立ち上りエッジ検出回路601の出力と図2に
示したCPU130によるラッチ制御信号とがANDゲ
ート604を介して入力されるるタイミングで、UPカ
ウンタ602の出力をラッチする。
【0104】なお、図2に示したCPU130は、第1
色の画像データ出力時にのみラッチ制御信号を「H」と
し、2色目以降は「L」に固定する。これにより、ラッ
チ回路603にラッチされたカウントデータは順次2色
目以降のBD信号周期中のITOP信号の立ち上りエッ
ジ位置を示し、ラッチ回路604にラッチされたデータ
は第1色目のBD信号周期中のITOP信号の立ち上り
エッジ位置を示す。つまり、ラッチ回路605の出力
は、1回転目のITOP信号とBD信号の位相差データ
の位相差データを示し、ラッチ回路603の出力は、n
回転目のITOP信号とBD信号の位相差データを示
す。
【0105】606は比較器で、ラッチ回路605から
出力される1回転目(1色目)のITOP信号とBD信
号の位相差データとBD信号周期Tの「1/3」((1
/3)T)とを比較し、1回転目のITOP信号とBD
信号の位相差がBD信号周期Tの「1/3」より小さい
場合「H」を出力し、それ以外の場合は「L」をORゲ
ート608に出力する。
【0106】607は比較器で、ラッチ回路605から
出力される1回転目(1色目)のITOP信号とBD信
号の位相差データとBD信号周期Tの「2/3」((2
/3)T)とを比較し、1回転目のITOP信号とBD
信号の位相差がBD信号周期Tの「2/3」より大きい
場合「H」を出力し、それ以外の場合は「L」をORゲ
ート608に出力する。
【0107】611は判別回路で、比較回路606,6
07,ORゲート608により構成され、ラッチ回路6
05から出力される1回転目(1色目)のITOP信号
とBD信号の位相差データがBD信号周期Tの「1/
3」より小さく、BD信号周期Tの「2/3」より大き
い場合「H」をANDゲート610に出力し、それ以外
の場合は「L」を出力する。即ち、1回転目のITOP
信号がBD信号の周期の所定領域外に発生した場合は、
判別回路611の出力が「H」となる。また、1回転目
のITOP信号がBD信号の周期の所定領域内に発生し
た場合は、判別回路611の出力が「L」となる。
【0108】609は比較器で、ラッチ回路603から
出力されるn回転目(n色目以降)のITOP信号とB
D信号の位相差データとBD信号周期Tの「1/2」
((1/2)T)とを比較し、n回転目のITOP信号
とBD信号の位相差がBD信号周期Tの「1/2」より
小さい場合は「H」をANDゲート610に出力し、そ
れ以外の場合は「L」をANDゲート610に出力す
る。即ち、n回転目のITOP信号がBD信号の周期の
前半に発生した場合は、比較器609の出力は「H」と
なる。また、n回転目のITOP信号がBD信号の周期
の後半に発生した場合は、比較器609の出力は「L」
となる。
【0109】ANDゲート610は、n回転目(n色
目)のITOP信号とBD信号の位相差データがBD信
号周期Tの「1/2」より小さく、かつ1回転目(1色
目)のITOP信号とBD信号の位相差データが所定領
域外の場合(BD信号周期Tの「1/3」より小さく、
またはBD信号周期Tの「2/3」より大きい場合)は
「H」を出力し、それ以外の場合は「L」を出力する。
即ち、カウント数変更回路122の出力が「H」のとき
は、1回転目のITOP信号がBD信号周期の所定領域
外に発生し、かつn回転目(カレント)のITOP信号
がBD信号周期の前半に発生された場合を示す。
【0110】ここで、比較器606,607に設定した
BD信号周期Tの「1/3」((1/3)T)及びBD
信号周期Tの「2/3」((2/3)T)は、本実施形
態における一例であり、前述した負荷変動や駆動伝達ギ
アのバックラッシュ等の影響により生じる感光体の回転
速度変動により発生する主走査開始信号と副走査開始信
号の位相差の変動がBD信号周期Tの「1/3」((1
/3)T)以内である場合の例である。この位相差がB
D信号周期Tの「1/n」((1/n)T)以内である
場合は、「(1/3)T」は「(1/n)T」となり、
「(2/3)T」は「((n−1)/n)T」となる。
【0111】以下、図5のタイミングチャートを参照し
て詳細に説明する。
【0112】図5は、本発明の画像形成装置の主走査信
号および副走査信号発生タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【0113】(a)において、ITOP信号入力タイミ
ング1は、主走査開始信号(BD信号)の周期の前半に
ITOP信号が発生した場合に対応し、ITOP信号と
BD信号の位相差a1は、BD信号周期Tの「1/2」
よりも小さい(a1<(1/2)T)ため、比較器60
9の出力は「H」となる。また、ITOP信号入力タイ
ミング2は、主走査開始信号(BD信号)の周期の後半
に発生した場合に対応し、ITOP信号とBD信号の位
相差a2は、BD信号周期Tの「1/2」よりも大きい
(a2>(1/2)T)ため、比較器609の出力は
「L」となる。
【0114】このように比較器609はITOP信号が
BD信号周期の前半で発生する場合には「H」、後半で
発生する場合には「L」を出力することになる。
【0115】(b)において、BD信号は周期Tで等間
隔に発生している。ITOP信号入力タイミング1は、
主走査開始信号(BD信号)の周期の中心付近にITO
P信号が発生した場合に対応し、ITOP信号とBD信
号の位相差a1は、BD信号周期Tの「1/3」よりも
大きくBD信号周期Tの「2/3」よりも小さい((1
/3)T<a1<(2/3)T)ため、判別器611の
出力は「L」となる。
【0116】ここで主走査開始信号と副走査開始信号の
位相差の変動が「(1/3)T」以内であると仮定する
と、2回転目,3回転目,……,n回転目のITOP信
号入力タイミングが前後に最大「(1/3)T」振れた
としても、C,Dで示す領域内となるためBD信号Aま
たはBD信号Bを超えることはない。
【0117】次に、ITOP信号入力タイミング2は、
主走査開始信号(BD信号)の周期の始め付近にITO
P信号が発生した場合に対応し、ITOP信号とBD信
号の位相差a2は、BD信号周期Tの「1/3」よりも
小さい(a1<(1/3)T)ため、判別器611の出
力は「H」となる。ここで、主走査開始信号と副走査開
始信号の位相差の変動が「(1/3)T」以内であると
仮定すると、2回転目,3回転目,……,n回転目のI
TOP信号入力タイミングが前後に最大「(1/3)
T」振れた場合、E,Fで示す領域内となるため、BD
信号Bを超えることはないが、Eの位置でBD信号Aを
超えてしまう。
【0118】さらに、ITOP信号入力タイミング3
は、主走査開始信号(BD信号)の周期の終わり付近に
ITOP信号が発生した場合に対応し、ITOP信号と
BD信号の位相差a3は、BD信号周期Tの「2/3」
よりも大きい((2/3)<Ta1)ため、判別器61
1の出力は「H」となる。ここで、主走査開始信号と副
走査開始信号の位相差の変動が「(1/3)T」以内で
あると仮定すると、2回転目,3回転目,……,n回転
目のITOP信号入力タイミングが前後に最大「(1/
3)T」振れた場合、G,Hで示す領域内となるため、
BD信号Aを超えることはないが、Hの位置でBD信号
Bを超えてしまう。
【0119】このように、判別回路611はITOP信
号がBD信号をまたがって発生する可能性がある場合は
「H」、無い場合は「L」を出力することになる。
【0120】図6は、図2に示した画像書き出しタイミ
ング制御回路101の構成を示す回路図である。
【0121】図において、501はITOP信号の立ち
上りエッジ検出回路で、ITOP信号の立ち上がりを検
出して主走査ライン数カウンタ503にデータをロード
するとともに、JKフリップフロップ(JKFF)50
2をセットし、主走査ライン数カウンタ503の動作を
イネーブル状態とする。主走査ライン数カウンタ503
は、主走査開始信号(BD信号)の数をカウントする。
【0122】主走査ライン数カウンタ503のカウント
出力は、コンパレータ507,506にそれぞれ入力さ
れ、コンパレータ507ではセレクタ504からの出力
との一致を判定し、一致した場合に、JKフリップフロ
ップ(JKFF)508をセットし、副走査画像出力開
始信号の出力を「H」に(画像出力開始)する。コンパ
レータ506ではセレクタ505からの出力との一致を
判定し、一致した場合にJKフリップフロップ(JKF
F)508をリセットし、副走査画像出力開始信号の出
力を「L」にする(画像出力終了)。
【0123】504はセレクタで、セレクタ504のA
入力は、標準の副走査画像出力開始信号発生位置で、主
走査開始信号(ITOP信号)が入力されてから「n」
ライン目で副走査画像出力開始信号を「H」にする設定
(標準設定)であり、B入力は標準設定より1ライン少
ない副走査画像出力発生位置で、主走査開始信号(IT
OP信号)が入力されてから「n−1」ライン目で副走
査画像出力開始信号を「H」にする設定である。
【0124】505はセレクタで、セレクタ505のA
入力は、標準の副走査画像出力終了位置で、主走査開始
信号(ITOP信号)が入力されてから「m」ライン目
で副走査画像出力開始信号を「L」にする設定(標準設
定)であり、B入力は標準設定より1ライン少ない副走
査画像出力終了位置で、主走査開始信号(ITOP信
号)が入力されてから「m−1」ライン目で副走査画像
出力開始信号を「L」にする設定である。
【0125】これらセレクタ504,505の切り替え
は、カウント数変更回路122からの出力によって制御
される。前述したようにITOP信号がBD信号をまた
がって発生する可能性が無い場合、及び発生する可能性
がある場合でもITOP信号がBD信号周期の後半に出
力された場合はカウント数変更信号は「L」となりA入
力B入力、即ち「n」ライン目で副走査画像出力開始信
号を「H」にし、「m」ライン目で副走査画像出力開始
信号を「L」にする設定が選択される。
【0126】一方、ITOP信号がBD信号をまたがっ
て発生する可能性がある場合でITOP信号がBD信号
周期の前半に出力された場合、カウント数変更信号は
「H」となり、B入力、即ち「n−1」ライン目で副走
査画像出力開始信号を「H」にし、「m−1」ライン目
で副走査画像出力を「L」にする設定が選択される。
【0127】509はANDゲートで、JKFF508
からの副走査画像出力開始信号の出力と主走査画像出力
開始信号とをANDゲートし、主,副走査画像出力開始
信号が共に「H」の時のみ画像出力領域として画像デー
タをレーザ駆動データとして出力する。
【0128】以下、図7のタイミングチャートを参照し
て詳細に説明する。
【0129】図7は、本発明の画像形成装置の主走査信
号および副走査信号発生タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【0130】(a)は1回転目の副走査開始信号(IT
OP信号)が主走査開始信号(BD信号)の周期の中心
付近に発生した場合を示し、(b)は1回転目の副走査
開始信号が主走査開始信号周期の始め付近で発生した場
合を示し、(C)は1回転目の副走査開始信号が主走査
開始信号月期の終わり付近で発生した場合を示す。な
お、本実施形態ではITOP信号とBD信号の位相の幅
はBD信号周期Tの「1/3」以内であると仮定する。
【0131】(a)において、1回転目の副走査開始信
号が主走査開始信号の周期の中心付近に発生している場
合、n回転目の副走査開始信号は、図中に示す点線領域
D(1回転目の副走査開始信号A1を中心とした前後
「(1/3)T」の領域)で発生することになり、1〜
n回転目は全て、BD信号のタイミングから「nカウ
ント」図6に示したカウンタ503はカウントを開始す
ることになる。
【0132】この場合第1回転目のITOP信号の発生
位相A1は共に「(1/3)T」から「(2/3)T」
の範囲に入っており(ITOP信号とBD信号の位相差
a1は、(1/3)T<a1<(2/3)T)、図4に
示した判別回路611の出力は「L」となる。この判別
回路611の出力は図2に示したCPU130からの保
持制御信号により第1回転目の位相データが保持されて
いるため、再度第1回転目のデータをラッチし直さない
限り「L」に保持される。
【0133】このためANDゲート610の出力である
カウント数変更信号は「L」となるため、1〜n回転目
は全て図6に示したセレクタ504,505はそれぞれ
「n」,「m」を常に選択する。これにより画像書き出
し位置をITOP信号とBD信号の位相ずれ分だけに押
さえることができる。
【0134】(b)において、1回転目の副走査開始信
号が主走査開始信号の周期の始め付近に発生している場
合、n回転目の副走査開始信号は、図中に示す点線領域
D(1回転目の副走査開始信号A1を中心とした前後
「(1/3)T」の領域)で発生することになり、主走
査開始信号をまたぐ形で副走査開始信号が発生する可能
性がある。
【0135】この時、第1回転目のITOP信号発生位
相A1は「(1/3)T」から「(2/3)T」の範囲
に入っていないため(ITOP信号とBD信号の位相差
a1は、(a1<(1/3)T)、図4に示した判別回
路611の出力は「H」となる。この判別回路611の
出力は保持制御信号により第1回転目の位相データが保
持されているため、再度第1回転目のデータをラッチし
直さない限り「H」に保持される。この時ANDゲート
610の他方の入力である比較器609の出力が「H」
であればカウント数変更信号は「H」、比較器609の
出力が「L」であればカウント数変更信号は「L」とな
る。
【0136】第1回転目のITOP信号の入力位相Al
及び第n回転目のITOP信号入力位相Amは、ITO
P信号とBD信号の位相差a1,amが、「a1<(1
/2)T,am<(1/2)T」であるため、比較器6
09の出力は「H」となり、カウント数変更信号は
「H」となり、図6に示したセレクタ504,505は
共に「n−1」,「m−1」を選択する。つまりカウン
ト数を「1」減らした1つ前のBD信号から「n」カウ
ントすることになり、カウント開始のタイミングはに
なる。
【0137】第n回転目のITOP信号の入力位相An
は、ITOP信号とBD信号の位相差anが、「an>
(1/2)T」であるため、カウント数変更信号は
「L」となり、図6に示したセレクタ504,505は
共に「n」,「m」を選択する。つまりカウント数は変
更しない。そのためカウント開始のタイミングはにな
る。1〜n回転目は全てBD信号のタイミングから図
6に示したカウンタ503はカウントを開始することに
なる。つまりITOP信号が入力された最近傍のBD信
号からカウントを開始することにより画像書き出し位置
をITOP信号とBD信号の位相ずれ分だけに押さえる
ことができる。
【0138】(c)において、1回転目の副走査開始信
号が主走査開始信号の周期の終わり付近に発生している
場合、n回転目の副走査開始信号は、図中に示す点線領
域D(1回転目の副走査開始信号A1を中心とした前後
「(1/3)T」の領域)で発生することになり、主走
査開始信号をまたぐ形で副走査開始信号が発生する可能
性がある。
【0139】この時、第1回転目のITOP信号発生位
相A1は「(1/3)T」から「(2/3)T」の範囲
に入っていないため(ITOP信号とBD信号の位相差
a1は、(a1>(2/3)T)、図4に示した判別回
路611の出力は「H」となる。この判別回路611の
出力は保持制御信号により第1回転目の位相データが保
持されているため、再度第1回転目のデータをラッチし
直さない限り「H」に保持される。この時ANDゲート
610の他方の入力である比較器609の出力が「H」
であればカウント数変更信号は「H」、比較器609の
出力が「L」であればカウント数変更信号は「L」とな
る。
【0140】第1回転目のITOP信号の入力位相Al
及び第n回転目のITOP信号入力位相Amは、ITO
P信号とBD信号の位相差a1,amが、「a1>(1
/2)T,am>(1/2)T」であるため、比較器6
09の出力は「H」となり、カウント数変更信号は
「L」となり、図6に示したセレクタ504,505は
共に「n」,「m」を選択する。つまりカウント数は変
更しない。そのためカウント開始のタイミングはにな
る。
【0141】第n回転目のITOP信号の入力位相An
は、ITOP信号とBD信号の位相差anが、「an<
(1/2)T」であるため、カウント数変更信号は
「H」となり、図6に示したセレクタ504,505は
共に「n−1」,「m−1」を選択する。つまりカウン
ト数を「1」減らした1つ前のBD信号から「n」カウ
ントすることになり、カウント開始のタイミングはに
なる。
【0142】つまりITOP信号が入力された最近傍の
BD信号からカウントを開始することにより画像書き出
し位置をITOP信号とBD信号の位相ずれ分だけに押
さえることができる。
【0143】このようにBD信号周期内のITOP信号
の発生位置を検出し、ITOP信号がBD信号をまたい
で発生する可能性がある場合は、ITOP信号が入力さ
れた最近傍のBD信号からカウントを開始するように副
走査のラインカウンタのカウント値を制御することによ
り、ドラムモータ115の回転むらやギアのバックラッ
シュ等によって生じる1ライン以内の微少なずれによる
1ラインの色ずれを、補正することが可能とある。
【0144】以下、図8のフローチャートを参照して、
本発明の画像形成装置の画像書き出し調整動作を説明す
る。
【0145】図8は、本発明の画像形成装置の画像書き
出し調整手順を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0146】まず、画像形成シーケンス動作が開始され
ると、CPU130からのラッチ制御信号によりラッチ
回路605が1回転目のITOP信号とBD信号の位相
差を検出し(1)、保持する(2)。
【0147】ラッチ回路603がn回転目のITOP信
号とBD信号の位相差を検出する(3)。但し、1回転
目(n=1)では、ステップ(1)でラッチ回路605
が1回転目のITOP信号とBD信号の位相差を検出す
るのと同時にラッチ回路603が1回転目のITOP信
号とBD信号の位相差を検出する。
【0148】次に、判定回路611が1回転目のITO
P信号とBD信号の位相差が所定範囲内(BD信号周期
Tの「1/3」より大きく「2/3」より小さい)であ
るか否かを判定し(4)、所定範囲内であると判定され
た場合は、ステップ(6)に進み、所定範囲外であると
判定された場合は、比較器609がn回転目のITOP
信号とBD信号の位相差がBD信号周期Tの「1/2」
未満であるか否かを判定し(5)、BD信号周期Tの
「1/2」未満でないと判定された場合は、ステップ
(6)に進む。
【0149】ステップ(6)において、画像書き出しタ
イミング制御回路101内のセレクタ504,505が
カウント回数に「n」を設定し、コンパレータ506,
507,JKFF508によりBD信号を「n」カウン
トして、副走査画像出力開始信号を送出し、画像形成を
開始する。
【0150】一方、ステップ(5)でn回転目のITO
P信号とBD信号の位相差がBD信号周期Tの「1/
2」未満であると判定された場合は、ステップ(7)に
おいて、画像書き出しタイミング制御回路101内のセ
レクタ504,505がカウント回数に「n−1」を設
定し、コンパレータ506,507,JKFF508に
よりBD信号を「n−1」カウントして、副走査画像出
力開始信号を送出し、画像形成を開始する(7)。
【0151】次に、画像形成シーケンス動作が終了した
か否かを判定し(8)、終了していないと判定された場
合は、ステップ(4)に戻り、次回転のITOP信号と
BD信号の位相差の検出を行い、終了したと判定された
場合は、処理を終了する。
【0152】以上の処理により、ITOP信号とBD信
号の位相差を検出し、基準となる位相差、例えば第1回
転目(第1色目)の位相差が所定範囲内であるかによっ
て、第2回転目(第2色目)以降のITOP信号がBD
信号をまたいで発生する可能性があるかを判別し、BD
信号をまたいで発生する可能性がある場合は、ITOP
信号近傍のBD信号から副走査のラインカウンタのカウ
ント動作を開始するように、副走査のラインカウンタの
カウント値を制御することにより、副走査開始信号のタ
イミングがずれることなく紙上の各色の画像の書き出し
位置を最初の色の位置に一致させ、色ずれのない高品位
な画像を得ることができる。
【0153】なお、本実施形態では、上記フローチャー
トに示した制御をハードウエアによって実現する場合に
ついて説明したが、ソフトウエアにより実現するように
構成してもよい。
【0154】〔第2実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、負荷変動や駆動伝達ギアのバックラッシュ等の影
響により生じる感光ドラムモータ115とスキャナモー
タ106の回転位相の若干の変動が、BD信号周期の
「1/3」以下である場合について説明したが、上記感
光ドラムモータ115とスキャナモータ106の回転位
相の変動が、BD信号周期Tの「1/n」以下である場
合に、図4に示した比較器606,607のBに設定す
るデータをそれぞれ「(1/n)T」,「(n−1/
n)T」の値にするように構成してもよい。
【0155】これにより、負荷変動や駆動伝達ギアのバ
ックラッシュ等の影響により生じる感光ドラムモータ1
15とスキャナモータ106の回転位相の若干の変動
が、BD信号周期の「1/3」以下である場合にも、本
発明を適用し、上記第1実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0156】〔第3実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、主走査開始信号(BD信号)を分周して、感光ド
ラム105,転写体ドラム108, 中間転写体を駆動す
る感光ドラムモータ115の基準クロックとして用い
て、感光ドラム105や転写ドラム108が1回転する
間に得られる主走査開始信号(BD信号)とそれに同期
した主走査記録ライン信号の数が整数値になるように構
成する場合について説明したが、感光ドラム105や転
写ドラム108や中間転写体を駆動する感光ドラムモー
タ115の基準クロックと主走査を駆動するスキャナモ
ータ106の基準クロックとに共通のクロックを用いて
感光ドラム105,転写ドラム108,中間転写体とス
キャナモータ106の同期を合わせるように構成しても
よい。
【0157】これにより、本発明を適用して、上記第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0158】〔第4実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、主走査開始信号(BD信号)を分周して、感光ド
ラム105,転写体ドラム108,中間転写体を駆動す
る感光ドラムモータ115の基準クロックとして用い
て、感光ドラム105や転写ドラム108が1回転する
間に得られる主走査開始信号(BD信号)とそれに同期
した主走査記録ライン信号の数が整数値になるように構
成する場合について説明したが、副走査開始信号(IT
OP信号)の発生毎に主走査開始信号(BD信号)の位
相を副走査開始信号の位相と合わせることで感光ドラム
105や転写ドラム108,中間転写体とスキャナモー
タの同期を合わせるように構成してもよい。
【0159】これにより、本発明を適用して、上記第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0160】〔第5実施形態〕上記第1実施形態では、
感光ドラム105,転写ドラム108,中間転写体の1
回転に対して1回の副走査開始信号(ITOP信号)が
発せられる画像形成装置において、該ITOP信号つい
てカウント数変更回路122が検出した位相差に基づい
てITOP信号の発生位置のカウント値を制御する場合
について説明したが、感光ドラム105の1回転に対し
て複数の副走査開始信号(ITOP信号)を発生し、感
光ドラム105の1回転で複数の潜像形成および転写可
能な画像形成装置において、それぞれのITOP信号は
独立にカウント数変更回路122を備え、それぞれのI
TOP信号について各々検出された位相差について判定
し、該判定結果に基づいて画像書き出しタイミング制御
回路101がITOP信号の発生位置のカウント値を制
御するように構成してもよい。
【0161】これにより、感光ドラム1回転で複数の潜
像形成及び転写を行う際にもそれぞれの第1色目から第
N色目までの画像の書きだし位置を正確に合わせること
ができ、色ずれのない高品位な画像を得ることができ
る。
【0162】〔第6実施形態〕上記第1実施形態では、
図2に示したCPU130のラッチ制御信号により、ラ
ッチ回路605が第1回転目(第1色目)のITOP信
号とBD信号の位相差を検出する場合について説明した
が、1回の画像形成シーケンス動作内で多色画像形成を
複数枚数行う場合は、CPU130のラッチ制御信号に
より、ラッチ回路605が1枚毎の第1回転目(第1色
目)のITOP信号とBD信号の位相差を検出するよう
に構成してもよい。
【0163】これにより、本発明を適用して、上記第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0164】また、上記第1実施形態では、ITOPセ
ンサ110が転写ドラム内に固定されたフラグ111を
検出して副走査開始信号(ITOP信号)を発信する場
合について説明したが、感光ドラム,転写ドラム等の周
期を計時する計時部を設け、計時部の計時に基づいて、
副走査開始信号(ITOP信号)を発信するように構成
してもよい。
【0165】以上より、BD信号周期内のITOP信号
の発生位置を検出し、基準となる発生位置例えば第1色
目のITOP信号の発生位置との位相差を検出し、それ
に応じて副走査のラインカウンタのカウント値を制御す
ることにより、副走査開始信号のタイミングがずれるこ
となく紙上の各色の画像の書き出し位置を最初の色の位
置に一致させ、色ずれのない高品位な画像を得ることが
できる。
【0166】以上に述べてきたように、BD信号周期内
のITOP信号の発生位置を検出し、基準となる発生位
置例えば第1回転目(第1色目)のITOP信号の発生
位置により第2回転目(第2色目)以降のITOP信号
がBD信号をまたいで発生するかを判別し、BD信号を
またいで発生する可能性がある場合は、ITOP信号近
傍のBD信号から副走査のラインカウンタのカウント動
作を開始する様に、副走査のラインカウンタのカウント
値を制御することにより、装置構成による位置ずれ防止
技術だけでは副走査開始信号と主走査開始信号の相対的
な発生タイミングが理論値と変動してしまう場合、例え
ば負荷変動や駆動伝達ギアのバッククラッシュ等の影響
により感光体等の回転速度にずれを生じる場合であって
も、副走査開始信号のタイミングがずれることなく紙上
の各色の画像の書き出し位置を最初の色の位置に一致さ
せ、色ずれのない高品位な画像を得ることができる。
【0167】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0168】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0169】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0170】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0171】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0172】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0173】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0174】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、第1の判定手段が、所定のタイミング
で副走査開始信号と主走査開始信号との位相差を検出保
持して所定のタイミングで検出される位相差が第1の範
囲内であるかを判定し、第2の判定手段が、色成分画像
形成毎に副走査開始信号と主走査開始信号との位相差を
検出して色成分画像形成毎に検出される位相差が第2の
範囲内であるかを判定し、前記第1の判定手段および第
2の判定手段の判定結果に基づいて、制御手段が、画像
形成開始タイミングを制御するので、各色成分毎の副走
査開始信号の発生位置が主走査開始信号をまたいで発生
した場合であっても、各色成分の画像書き出し位置を一
致させることができる。
【0175】第2の発明によれば、前記制御手段は、前
記第1の判定手段および第2の判定手段の判定結果に基
づいて、前記副走査開始信号の発生から画像形成開始ま
でにカウントする前記主走査開始信号のカウント回数を
制御するので、各色成分毎の副走査開始信号の発生位置
が主走査開始信号をまたいで発生した場合であっても、
前記副走査開始信号の発生から画像形成開始までにカウ
ントする前記主走査開始信号のカウント回数を制御し
て、各色成分の画像書き出し位置を一致させることがで
きる。
【0176】第3の発明によれば、前記所定のタイミン
グは、前記色成分の第1色目の画像を形成する際の副走
査開始信号発生タイミングであるので、各色成分毎の副
走査開始信号の発生位置が主走査開始信号をまたいで発
生した場合であっても、各色成分の画像書き出し位置を
第1色目の画像書き出し位置に一致させることができ
る。
【0177】第4の発明〜第6の発明によれば、前記制
御手段は、前記第1の判定手段により、所定のタイミン
グで検出される位相差が第1の範囲内でないと判定され
た場合は、前記第2の判定手段の判定結果に応じて、前
記カウント回数を所定の回数より変更し、前記第1の判
定手段により、所定のタイミングで検出される位相差が
第1の範囲内であると判定された場合は、前記カウント
回数を変更しないように制御するので、各色成分毎の副
走査開始信号の発生位置が主走査開始信号をまたいで発
生した場合は、前記副走査開始信号の発生から画像形成
開始までにカウントする前記主走査開始信号のカウント
回数を変更して、各色成分の画像書き出し位置を一致さ
せることができる。
【0178】第7の発明,第8の発明によれば、前記第
1の範囲は、前記主走査開始信号の周期の「1/2」を
中心とする前記主走査開始信号の周期内の所定の範囲で
あるので、副走査開始信号が主走査開始信号の周期の中
心付近を外れて発生した場合、即ち各色成分毎の副走査
開始信号の発生位置が主走査開始信号をまたいで発生す
る可能性がある場合を判定することができる。
【0179】第9の発明,第10の発明によれば、前記
第2の範囲は、前記主走査開始信号の周期の「1/2」
未満の範囲であるので、副走査開始信号が主走査開始信
号の周期の前半に発生した場合、即ち各色成分毎の副走
査開始信号の発生位置が主走査開始信号をまたいで発生
する可能性がある場合を判定することができる。
【0180】第11の発明によれば、前記副走査開始信
号発生手段により、前記像担持体1回転で発生される各
副走査開始信号に対してそれぞれ、所定のタイミングで
副走査開始信号と主走査開始信号との位相差を検出保持
して所定のタイミングで検出される位相差が第1の範囲
内であるかを判定する第1の判定手段と、前記像担持体
1回転で発生される各副走査開始信号に対してそれぞ
れ、色成分画像形成毎に副走査開始信号と主走査開始信
号との位相差を検出して色成分画像形成毎に検出される
位相差が第2の範囲内であるかを判定する第2の判定手
段とを設け、前記制御手段は、前記各第1の判定手段の
各判定結果および各第2の判定手段の各判定結果に基づ
いて、各副走査開始信号に対する画像形成開始タイミン
グをそれぞれ制御するので、像担持体1回転で複数の副
走査開始信号を発生して複数の画像を形成可能な画像形
成装置の各色成分毎の副走査開始信号の発生位置が主走
査開始信号をまたいで発生した場合であっても、各色成
分の画像書き出し位置を一致させることができる。
【0181】第12の発明によれば、前記色成分毎の画
像情報は、原稿から読み取られるので、原稿から読み取
られ画像の各色成分の画像書き出し位置を一致させるこ
とができる。
【0182】第13の発明によれば、前記色成分毎の画
像情報は、所定の通信媒体を介して情報処理装置より入
力されるので、情報処理装置から入力される画像の各色
成分の画像書き出し位置を一致させることができる。
【0183】第14の発明によれば、色成分毎の画像情
報に基づいて形成される色成分画像を順次重畳して多色
画像を形成する画像形成装置の制御方法において、像担
持体の回転に同期して発生される副走査信号と回転多面
鏡により走査される光ビームを検知して発生される主走
査開始信号との位相差を、所定のタイミングで検出し、
該検出された位相差を保持し、該保持された所定のタイ
ミングで検出された位相差が第1の範囲内であるかを判
定し、前記色成分画像形成毎に前記副走査開始信号と主
走査開始信号との位相差を検出し、該色成分画像形成毎
に検出された位相差が第2の範囲内であるかを判定し、
前記副走査開始信号の発生後に、前記第1の判定工程の
判定結果および第2の判定工程の判定結果に基づく回数
の主走査開始信号をカウントして、画像形成を行うの
で、各色成分毎の副走査開始信号の発生位置が主走査開
始信号をまたいで発生した場合であっても、各色成分の
画像書き出し位置を一致させることができる。
【0184】従って、負荷変動や駆動伝達ギアのバック
クラッシュ等の影響により、感光体等の回転速度にずれ
を生じた場合であっても、各色成分の画像書き出し位置
を一致させ、色ずれのない高品位な画像を得ることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する断面図である。
【図2】図1で示した画像形成装置のプリンタ部の構成
を説明する図である。
【図3】図1に示した画像形成装置のプリンタ部の画像
形成タイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】図2に示したカウント数変更回路の構成を説明
する回路図である。
【図5】本発明の画像形成装置の主走査信号および副走
査信号発生タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図6】図2に示した画像書き出しタイミング制御回路
の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の画像形成装置の主走査信号および副走
査信号発生タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図8】本発明の画像形成装置の画像書き出し調整手順
を示すフローチャートである。
【図9】従来の画像形成装置の感光体もしくは中間転写
体上に形成される主走査ラインの模式図である。
【図10】従来の画像形成装置の構成を示す図である。
【図11】従来の画像形成装置の構成を示す図である。
【図12】従来の画像形成装置の構成を示す図である。
【図13】従来の画像形成装置の感光体上の実際の主走
査ライン(主走査開始信号)とITOP信号(副走査開
始信号)との関係を示す模式図である。
【図14】従来の画像形成装置の画像形成タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図15】従来の画像形成装置の記録色毎の副走査開始
信号の発生位相が主走査開始信号をまたいで発生した場
合の模式図である。
【図16】従来の画像形成装置の画像形成タイミングを
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
101 画像書き出しタイミング制御回路 103 ポリゴンミラー 107 BDセンサ 110 ITOPセンサ 122 カウント数変更回路 130 CPU 603,605 ラッチ回路 606,607,609 比較器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色成分毎の画像情報に基づいて形成され
    る色成分画像を順次重畳して多色画像を形成する画像形
    成装置において、 前記色成分毎の画像情報に基づく光ビームを偏向して回
    転駆動される像担持体上を走査する回転多面鏡と、 前記回転多面鏡により走査される光ビームを検知して主
    走査開始信号を発生する主走査開始信号発生手段と、 前記像担持体の回転に同期して副走査開始信号を発生す
    る副走査開始信号発生手段と、 所定のタイミングで副走査開始信号と主走査開始信号と
    の位相差を検出保持して所定のタイミングで検出される
    位相差が第1の範囲内であるかを判定する第1の判定手
    段と、 色成分画像形成毎に副走査開始信号と主走査開始信号と
    の位相差を検出して色成分画像形成毎に検出される位相
    差が第2の範囲内であるかを判定する第2の判定手段
    と、 前記第1の判定手段および第2の判定手段の判定結果に
    基づいて、画像形成開始タイミングを制御する制御手段
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1の判定手段お
    よび第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記副走査
    開始信号の発生から画像形成開始までにカウントする前
    記主走査開始信号のカウント回数を制御することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のタイミングは、前記色成分の
    第1色目の画像を形成する際の副走査開始信号発生タイ
    ミングであることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の判定手段に
    より、所定のタイミングで検出される位相差が第1の範
    囲内でないと判定された場合は、前記第2の判定手段の
    判定結果に応じて、前記カウント回数を所定の回数より
    変更し、前記第1の判定手段により、所定のタイミング
    で検出される位相差が第1の範囲内であると判定された
    場合は、前記カウント回数を変更しないように制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第1の判定手段に
    より、所定のタイミングで検出される位相差が第1の範
    囲内でないと判定された場合、かつ前記第2の判定手段
    により、色成分画像形成毎に検出される位相差が第2の
    範囲内であると判定された場合は、前記カウント回数を
    所定の回数より減少変更することを特徴とする請求項4
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第1の判定手段に
    より、所定のタイミングで検出される位相差が第1の範
    囲内でないと判定された場合、かつ前記第2の判定手段
    により、色成分画像形成毎に検出される位相差が第2の
    範囲内でないと判定された場合は、前記カウント回数を
    変更しないように制御することを特徴とする請求項4記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の範囲は、前記主走査開始信号
    の周期内の所定の範囲であることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の範囲は、前記主走査開始信号
    の周期の「1/2」を中心とする前記主走査開始信号の
    周期内の所定の範囲であることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の範囲は、前記主走査開始信号
    の周期内の所定の範囲であることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の範囲は、前記主走査開始信
    号の周期の「1/2」未満の範囲であることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記副走査開始信号発生手段は、前記
    像担持体の回転に同期して、前記像担持体1回転で複数
    の副走査開始信号を発生するものであり、 前記副走査開始信号発生手段により、前記像担持体1回
    転で発生される各副走査開始信号に対してそれぞれ、所
    定のタイミングで副走査開始信号と主走査開始信号との
    位相差を検出保持して所定のタイミングで検出される位
    相差が第1の範囲内であるかを判定する第1の判定手段
    と、前記像担持体1回転で発生される各副走査開始信号
    に対してそれぞれ、色成分画像形成毎に副走査開始信号
    と主走査開始信号との位相差を検出して色成分画像形成
    毎に検出される位相差が第2の範囲内であるかを判定す
    る第2の判定手段とを設け、 前記制御手段は、前記各第1の判定手段の各判定結果お
    よび各第2の判定手段の各判定結果に基づいて、各副走
    査開始信号に対する画像形成開始タイミングをそれぞれ
    制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記色成分毎の画像情報は、原稿から
    読み取られることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】 前記色成分毎の画像情報は、所定の通
    信媒体を介して情報処理装置より入力されることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 色成分毎の画像情報に基づいて形成さ
    れる色成分画像を順次重畳して多色画像を形成する画像
    形成装置の制御方法において、 像担持体の回転に同期して発生される副走査信号と回転
    多面鏡により走査される光ビームを検知して発生される
    主走査開始信号との位相差を、所定のタイミングで検出
    する第1の検出工程と、 該検出された位相差を保持する保持工程と、 該保持された所定のタイミングで検出された位相差が第
    1の範囲内であるかを判定する第1の判定工程と、 前記色成分画像形成毎に前記副走査開始信号と主走査開
    始信号との位相差を検出する第2の検出工程と、 該色成分画像形成毎に検出された位相差が第2の範囲内
    であるかを判定する第2の判定工程と、 前記副走査開始信号の発生後に、前記第1の判定工程の
    判定結果および第2の判定工程の判定結果に基づく回数
    の主走査開始信号をカウントして、画像形成を行う画像
    形成工程と、を有することを特徴とする画像形成装置の
    制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006240110A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009258258A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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JP4542923B2 (ja) * 2005-03-04 2010-09-15 株式会社リコー 画像形成装置
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