JPH10145069A - 電子機器の収納筐 - Google Patents
電子機器の収納筐Info
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- JPH10145069A JPH10145069A JP8295456A JP29545696A JPH10145069A JP H10145069 A JPH10145069 A JP H10145069A JP 8295456 A JP8295456 A JP 8295456A JP 29545696 A JP29545696 A JP 29545696A JP H10145069 A JPH10145069 A JP H10145069A
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- JP
- Japan
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- substrate holder
- opening
- back plate
- housing
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板ホルダの取り付けのために背面板に形成
された開口からの電磁波の放射と、換気ファンによる換
気のために背面板に形成された換気口からの電磁波の放
射を効果的に低減する。 【解決手段】 基板ホルダ7の取り付け口15を備える背
面板1を非塗装の金属製とし、この取り付け口15の周縁
に金属製の基板ホルダ7を止めねじ7a,7a…により固定
し、両者間の導電性を確保することにより、基板ホルダ
7自体に電磁波のシールド作用を行わせる。また背面板
1の外側に、外向きとなる面に塗装を施したリアパネル
5を取り付け、意匠的な優位性を確保する。このリアパ
ネル5に基板ホルダ7の大きさに対応するサイズを有す
る開口55を設け、リアパネル5の外側から基板ホルダ7
の取り付け及び取り外しが行えるようにする。更に、背
面板1の換気ファンの取付け位置に、小サイズの矩形の
換気口13,13…を縦横に並べて形成し、電磁波のシール
ド作用を行わせる。
された開口からの電磁波の放射と、換気ファンによる換
気のために背面板に形成された換気口からの電磁波の放
射を効果的に低減する。 【解決手段】 基板ホルダ7の取り付け口15を備える背
面板1を非塗装の金属製とし、この取り付け口15の周縁
に金属製の基板ホルダ7を止めねじ7a,7a…により固定
し、両者間の導電性を確保することにより、基板ホルダ
7自体に電磁波のシールド作用を行わせる。また背面板
1の外側に、外向きとなる面に塗装を施したリアパネル
5を取り付け、意匠的な優位性を確保する。このリアパ
ネル5に基板ホルダ7の大きさに対応するサイズを有す
る開口55を設け、リアパネル5の外側から基板ホルダ7
の取り付け及び取り外しが行えるようにする。更に、背
面板1の換気ファンの取付け位置に、小サイズの矩形の
換気口13,13…を縦横に並べて形成し、電磁波のシール
ド作用を行わせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の収納筐
に関し、特に、その内部から外部への電磁波の放射を防
止する構成とした電子機器の収納筐に関する。
に関し、特に、その内部から外部への電磁波の放射を防
止する構成とした電子機器の収納筐に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータに代表される電子機器は、
各種の電子部品が実装された多数の基板を含めた構成部
品を収納筐に収納して構成されている。前記収納筐は、
一般的に、機器の前面を構成し、操作部品及び表示部品
の取り付け面として利用される前面板と、機器の背面を
構成し、電源との接続端子、他機器との接続端子等の各
種の接続端子の取り付け面として利用される背面板と
を、内蔵部品の取り付け板を兼ねる側板、天板及び底板
により連結して箱形のフレームとなし、該フレームの外
側を外カバーにより覆った構成となっている。
各種の電子部品が実装された多数の基板を含めた構成部
品を収納筐に収納して構成されている。前記収納筐は、
一般的に、機器の前面を構成し、操作部品及び表示部品
の取り付け面として利用される前面板と、機器の背面を
構成し、電源との接続端子、他機器との接続端子等の各
種の接続端子の取り付け面として利用される背面板と
を、内蔵部品の取り付け板を兼ねる側板、天板及び底板
により連結して箱形のフレームとなし、該フレームの外
側を外カバーにより覆った構成となっている。
【0003】このような電子機器の収納筐においては、
前記基板の保守、点検を容易化するため、各基板を一括
して保持する基板ホルダを用い、この基板ホルダのサイ
ズに対応する取り付け用の開口を前記背面板に形成し、
該開口の周縁に前記基板ホルダを着脱自在に固定して、
保守、点検時には前記固定を解除し、各基板を基板ホル
ダと共に外部に引き出し得るようにした取り付け構造が
広く採用されている。
前記基板の保守、点検を容易化するため、各基板を一括
して保持する基板ホルダを用い、この基板ホルダのサイ
ズに対応する取り付け用の開口を前記背面板に形成し、
該開口の周縁に前記基板ホルダを着脱自在に固定して、
保守、点検時には前記固定を解除し、各基板を基板ホル
ダと共に外部に引き出し得るようにした取り付け構造が
広く採用されている。
【0004】また、電子機器の多くは、その動作に伴っ
て発熱する構成部品を含んでおり、この発熱を外部に放
出するための換気ファンを備えている。この換気ファン
は、一般的に、該換気ファンの口径に対応する円形の開
口として形成された換気口に面して前記背面板に取り付
けられている。
て発熱する構成部品を含んでおり、この発熱を外部に放
出するための換気ファンを備えている。この換気ファン
は、一般的に、該換気ファンの口径に対応する円形の開
口として形成された換気口に面して前記背面板に取り付
けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、各種の電子機器
から外部へ放射される電磁波は、周辺において使用され
ている他の電子機器の誤動作を誘発し、また、他の電子
機器から放射された電磁波により自身が誤動作する虞れ
があり、更に近年においては、電子機器から放射される
電磁波が使用者の健康に与える影響が懸念されているこ
とから、電子機器の収納筐においては、電磁波の放射を
防止することが重要な課題となっている。電磁波の放射
は、収納筐の外側を覆う導電性の面に隙間を設けず、更
に、これらの面を外カバーにより覆うことにより有効に
防ぎ得るが、前述した如く、基板ホルダの取り付け面と
して利用されている背面板は、基板ホルダの着脱を可能
とするため外部に露出させておく必要があり、前記基板
ホルダの取り付け用の開口が電磁波の放出口となるとい
う問題があった。
から外部へ放射される電磁波は、周辺において使用され
ている他の電子機器の誤動作を誘発し、また、他の電子
機器から放射された電磁波により自身が誤動作する虞れ
があり、更に近年においては、電子機器から放射される
電磁波が使用者の健康に与える影響が懸念されているこ
とから、電子機器の収納筐においては、電磁波の放射を
防止することが重要な課題となっている。電磁波の放射
は、収納筐の外側を覆う導電性の面に隙間を設けず、更
に、これらの面を外カバーにより覆うことにより有効に
防ぎ得るが、前述した如く、基板ホルダの取り付け面と
して利用されている背面板は、基板ホルダの着脱を可能
とするため外部に露出させておく必要があり、前記基板
ホルダの取り付け用の開口が電磁波の放出口となるとい
う問題があった。
【0006】従来においては、基板ホルダの取り付け用
の開口からの電磁波の放射を防ぐ対策として、基板ホル
ダを金属製とし、前記開口の周縁への固定を導電性を確
保して実施して、基板ホルダ自体に電磁波の遮蔽作用を
行わせるようにしている。
の開口からの電磁波の放射を防ぐ対策として、基板ホル
ダを金属製とし、前記開口の周縁への固定を導電性を確
保して実施して、基板ホルダ自体に電磁波の遮蔽作用を
行わせるようにしている。
【0007】ところが一方、電子機器の収納筐は、外向
きとなる面の全面に塗装を施すのが一般的であり、この
塗装は、前記背面板に対しても行われるが、この塗装を
行った場合、前記基板ホルダの取り付け用の開口の周縁
に塗料が付着し、基板ホルダとの間の電気的な導通が保
てなくなり、電磁波放射の防止効果が損なわれる虞れが
あった。
きとなる面の全面に塗装を施すのが一般的であり、この
塗装は、前記背面板に対しても行われるが、この塗装を
行った場合、前記基板ホルダの取り付け用の開口の周縁
に塗料が付着し、基板ホルダとの間の電気的な導通が保
てなくなり、電磁波放射の防止効果が損なわれる虞れが
あった。
【0008】そこで、背面板の塗装に際し、基板ホルダ
の取り付け用の開口の周縁をマスキングして基板ホルダ
との接触部位への塗料の付着を防ぎ、基板ホルダの取り
付け時に電気的な導通を確保されるようにしている。と
ころが前記背面板は、前述した如く、前面板との間を側
板、天板及び底板により連結し、立体的なフレームを構
成しており、前記マスキングは手作業に頼らざるを得
ず、このマスキング作業を含めた背面板の塗装に多大の
工数を要するという問題があった。
の取り付け用の開口の周縁をマスキングして基板ホルダ
との接触部位への塗料の付着を防ぎ、基板ホルダの取り
付け時に電気的な導通を確保されるようにしている。と
ころが前記背面板は、前述した如く、前面板との間を側
板、天板及び底板により連結し、立体的なフレームを構
成しており、前記マスキングは手作業に頼らざるを得
ず、このマスキング作業を含めた背面板の塗装に多大の
工数を要するという問題があった。
【0009】また前記背面板には、換気ファンの換気口
が形成されており、この換気口は、前述の如く、換気フ
ァンの口径に対応する円形の大開口であり、この開口か
らの電磁波の放射が大きいという問題があった。
が形成されており、この換気口は、前述の如く、換気フ
ァンの口径に対応する円形の大開口であり、この開口か
らの電磁波の放射が大きいという問題があった。
【0010】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、基板ホルダの取り付けのために背面板に形成さ
れた開口からの電磁波の放射を、基板ホルダの着脱を可
能としたまま低減し、また換気ファンによる換気の通路
として背面板に形成された換気口からの電磁波の放射を
効果的に低減して、電磁波放射に伴う不都合の発生を未
然に防止し得る電子機器の収納筐を提供することを目的
とする。
であり、基板ホルダの取り付けのために背面板に形成さ
れた開口からの電磁波の放射を、基板ホルダの着脱を可
能としたまま低減し、また換気ファンによる換気の通路
として背面板に形成された換気口からの電磁波の放射を
効果的に低減して、電磁波放射に伴う不都合の発生を未
然に防止し得る電子機器の収納筐を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
電子機器の収納筐は、電子部品の実装基板を保持する金
属製の基板ホルダを、その背面板に形成された開口の周
縁に着脱自在に取り付け、両者間での導電性を確保し
て、前記開口から外部への電磁波の放射を防ぐようにし
た電子機器の収納筐において、前記背面板の外側に、少
なくとも前記開口の形成範囲を除いて覆う態様に取り付
けてあり、前記背面板との非対向側の全面に塗装を施し
てあるリアパネルを具備することを特徴とする。
電子機器の収納筐は、電子部品の実装基板を保持する金
属製の基板ホルダを、その背面板に形成された開口の周
縁に着脱自在に取り付け、両者間での導電性を確保し
て、前記開口から外部への電磁波の放射を防ぐようにし
た電子機器の収納筐において、前記背面板の外側に、少
なくとも前記開口の形成範囲を除いて覆う態様に取り付
けてあり、前記背面板との非対向側の全面に塗装を施し
てあるリアパネルを具備することを特徴とする。
【0012】この発明においては、基板ホルダの直接的
な取り付け面となる背面板には塗装を行わず、該背面板
に形成された開口への基板ホルダの取り付けが、両者間
での導電性を損なうことなく行えるようにする一方、こ
の背面板の外側に塗装を施したリアパネルを取り付け、
意匠的な優位性を確保する。リアパネルには、基板ホル
ダの取り付け部を見通せる大きさの開口を設け、該リア
パネルの外側から基板ホルダの着脱が行えるようにす
る。
な取り付け面となる背面板には塗装を行わず、該背面板
に形成された開口への基板ホルダの取り付けが、両者間
での導電性を損なうことなく行えるようにする一方、こ
の背面板の外側に塗装を施したリアパネルを取り付け、
意匠的な優位性を確保する。リアパネルには、基板ホル
ダの取り付け部を見通せる大きさの開口を設け、該リア
パネルの外側から基板ホルダの着脱が行えるようにす
る。
【0013】更に加えて、前記基板ホルダの一部に弾接
し、該基板ホルダとの間に導電性を確保する導電突起
を、前記開口の周縁の複数か所に備えることを特徴とす
る。
し、該基板ホルダとの間に導電性を確保する導電突起
を、前記開口の周縁の複数か所に備えることを特徴とす
る。
【0014】この発明においては、背面板に形成された
開口に基板ホルダを装着したとき、該基板ホルダに前記
開口の周縁の複数か所に設けた導電突起が弾接し、背面
板との間の電気的な導通が確保される。従って、ねじ止
め等による基板ホルダの固定が不完全な状態で行われた
場合においても、電磁波の放射の低減効果が十分に得ら
れるようにする。
開口に基板ホルダを装着したとき、該基板ホルダに前記
開口の周縁の複数か所に設けた導電突起が弾接し、背面
板との間の電気的な導通が確保される。従って、ねじ止
め等による基板ホルダの固定が不完全な状態で行われた
場合においても、電磁波の放射の低減効果が十分に得ら
れるようにする。
【0015】また本発明の第2発明に係る電子機器の収
納筐は、内部の発熱を外部に放出すべく、その背面板に
換気ファンを取り付けてある電子機器の収納筐におい
て、前記背面板の前記換気ファンの取り付け部分に、所
定サイズの開口を複数個縦横に並設し、換気口を構成し
てあることを特徴とする。
納筐は、内部の発熱を外部に放出すべく、その背面板に
換気ファンを取り付けてある電子機器の収納筐におい
て、前記背面板の前記換気ファンの取り付け部分に、所
定サイズの開口を複数個縦横に並設し、換気口を構成し
てあることを特徴とする。
【0016】この発明においては、電磁波のシールド効
果が、一般的に、放出口となる開口のサイズが小さくな
るに従って高くなることに着目し、背面板の換気ファン
の取り付け位置に小サイズの開口を複数個並設し、これ
らにより前記換気ファンによる換気の通路となる換気口
を構成する。各開口のサイズは、これらの総面積が換気
の通過に十分であるという条件下にて、所望のシールド
効果が得られるように設定する。
果が、一般的に、放出口となる開口のサイズが小さくな
るに従って高くなることに着目し、背面板の換気ファン
の取り付け位置に小サイズの開口を複数個並設し、これ
らにより前記換気ファンによる換気の通路となる換気口
を構成する。各開口のサイズは、これらの総面積が換気
の通過に十分であるという条件下にて、所望のシールド
効果が得られるように設定する。
【0017】更に加えて、前記開口の夫々が矩形形状を
有することを特徴とする。
有することを特徴とする。
【0018】この発明においては、換気用の開口の夫々
を、換気ファンの口径の範囲内にて多く並設し得ると共
に、打抜き成形が容易な矩形形状とし、夫々を小サイズ
としつつ可及的に大なる総面積を得て、電磁波のシール
ド効果を高める。
を、換気ファンの口径の範囲内にて多く並設し得ると共
に、打抜き成形が容易な矩形形状とし、夫々を小サイズ
としつつ可及的に大なる総面積を得て、電磁波のシール
ド効果を高める。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る電気機
器の収納筐を背面側から見た分解斜視図である。
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る電気機
器の収納筐を背面側から見た分解斜視図である。
【0020】本発明に係る収納筐は、機器の背面を構成
する背面板1と、同じく前面を構成する図示しない前面
板とを、内蔵部品の取り付け板を兼ねる側板2、天板3
及び底板4により連結して箱形のフレームとなし、これ
らの外側を図示しない外カバーにより覆うと共に、背面
板1の外側に、これと別体に成形されたリアパネル5を
取り付けて構成されている。
する背面板1と、同じく前面を構成する図示しない前面
板とを、内蔵部品の取り付け板を兼ねる側板2、天板3
及び底板4により連結して箱形のフレームとなし、これ
らの外側を図示しない外カバーにより覆うと共に、背面
板1の外側に、これと別体に成形されたリアパネル5を
取り付けて構成されている。
【0021】背面板1を含めたフレームは、非塗装の金
属板を溶接により一体化して、各部の導電性を保って構
成され、取り付け部品のボディーアースが適宜に行える
ようになしてある。リアパネル5は、背面板1と略同形
の矩形形状を有し、少なくとも、背面板1との非対向
面、即ち、外向きとなる面の全面に化粧用の塗装が施さ
れた金属板であり、両側縁に沿って並設された各3か所
の貫通孔50,50…の夫々に通した止めねじ5a,5a…(1
つのみ図示)を、背面板1の該当か所に形成されたねじ
孔10,10…に締結して、該背面板1に固定されている。
なお図1においては、リアパネル5の塗装面にハッチン
グを施してある。
属板を溶接により一体化して、各部の導電性を保って構
成され、取り付け部品のボディーアースが適宜に行える
ようになしてある。リアパネル5は、背面板1と略同形
の矩形形状を有し、少なくとも、背面板1との非対向
面、即ち、外向きとなる面の全面に化粧用の塗装が施さ
れた金属板であり、両側縁に沿って並設された各3か所
の貫通孔50,50…の夫々に通した止めねじ5a,5a…(1
つのみ図示)を、背面板1の該当か所に形成されたねじ
孔10,10…に締結して、該背面板1に固定されている。
なお図1においては、リアパネル5の塗装面にハッチン
グを施してある。
【0022】図2は、背面板1の平面図、図3は、リア
パネル5の平面図である。背面板1は、電源スイッチ、
電源との接続端子、内部冷却用の換気ファン、及び電子
部品の実装基板を保持する基板ホルダの取り付け面とし
て利用されており、図1及び図2に示す如く、その一側
下部には、電源スイッチの取り付け用の開口11と、電源
との接続端子の取り付け用の開口12とが形成されてい
る。
パネル5の平面図である。背面板1は、電源スイッチ、
電源との接続端子、内部冷却用の換気ファン、及び電子
部品の実装基板を保持する基板ホルダの取り付け面とし
て利用されており、図1及び図2に示す如く、その一側
下部には、電源スイッチの取り付け用の開口11と、電源
との接続端子の取り付け用の開口12とが形成されてい
る。
【0023】また、図1及び図3に示す如く、リアパネ
ル5の一側下部には、背面板1における開口11,12と夫
々対応する位置に、開口51,52が形成されており、電源
スイッチ及び接続端子は、各別の開口51,52に挿通して
リアパネル5に固定され、背面板1に形成された前記開
口11,12を経て収納筐の内側に突き抜ける態様に取り付
けられれいる。
ル5の一側下部には、背面板1における開口11,12と夫
々対応する位置に、開口51,52が形成されており、電源
スイッチ及び接続端子は、各別の開口51,52に挿通して
リアパネル5に固定され、背面板1に形成された前記開
口11,12を経て収納筐の内側に突き抜ける態様に取り付
けられれいる。
【0024】また、背面板1の同側の上部には、小サイ
ズの矩形の換気口13,13…が縦横に並設してあり、換気
ファン6は、図2中に破線により示す如く、その中心を
前記換気口13,13…の並設域の中央部に合わせて取り付
けられている。
ズの矩形の換気口13,13…が縦横に並設してあり、換気
ファン6は、図2中に破線により示す如く、その中心を
前記換気口13,13…の並設域の中央部に合わせて取り付
けられている。
【0025】また、図1及び図3に示す如く、リアパネ
ル5の同側の上部には換気口53が開設されている。この
換気口53は、背面板1の内側に前述の如く取り付けられ
る換気ファン6の口径に対応する直径を有する円形の開
口であり、リアパネル5が背面板1に取り付けられたと
き、該背面板1における換気口13,13…の並設域の中央
部にその中心が合うように形成されている。
ル5の同側の上部には換気口53が開設されている。この
換気口53は、背面板1の内側に前述の如く取り付けられ
る換気ファン6の口径に対応する直径を有する円形の開
口であり、リアパネル5が背面板1に取り付けられたと
き、該背面板1における換気口13,13…の並設域の中央
部にその中心が合うように形成されている。
【0026】背面板1の換気口13,13…の並設域の周囲
には、周方向に等配された4つの貫通孔14,14…が形成
され、またリアパネル5の換気口53の周囲には、背面板
1における前記貫通孔14,14…に対応する位置に4つの
貫通孔54,54…が形成されており、前記換気ファン6
は、貫通孔54,54…及び貫通孔14,14…の夫々にリアパ
ネル5の外側から挿通された図示しない止めねじより、
リアパネル5及び背面板1に一括して固定されている。
なお、図1には示されていないが、換気口53及び換気口
13,13…への手指等の誤った挿入を防ぐべく、前記止め
ねじにより換気口53の外側を覆うフィンガーガイドを共
締めして取り付けてある。
には、周方向に等配された4つの貫通孔14,14…が形成
され、またリアパネル5の換気口53の周囲には、背面板
1における前記貫通孔14,14…に対応する位置に4つの
貫通孔54,54…が形成されており、前記換気ファン6
は、貫通孔54,54…及び貫通孔14,14…の夫々にリアパ
ネル5の外側から挿通された図示しない止めねじより、
リアパネル5及び背面板1に一括して固定されている。
なお、図1には示されていないが、換気口53及び換気口
13,13…への手指等の誤った挿入を防ぐべく、前記止め
ねじにより換気口53の外側を覆うフィンガーガイドを共
締めして取り付けてある。
【0027】以上の如く取り付けられた換気ファン6
は、常時回転駆動され、収納筐の内側の換気を行い、内
蔵部品からの発熱を外気に放出する作用をなす。本発明
に係る収納筐において、換気ファン6による換気は、小
サイズの矩形の開口として背面板1に形成された換気口
13,13…と、大サイズの円形の開口としてリアパネル5
に形成された換気口53を通って行われる。
は、常時回転駆動され、収納筐の内側の換気を行い、内
蔵部品からの発熱を外気に放出する作用をなす。本発明
に係る収納筐において、換気ファン6による換気は、小
サイズの矩形の開口として背面板1に形成された換気口
13,13…と、大サイズの円形の開口としてリアパネル5
に形成された換気口53を通って行われる。
【0028】背面板1に形成された換気口13,13…のサ
イズは、電磁波のシールド作用を行わせ、外部への電磁
波の放射量を可及的に低減すべく決定されている。図示
の如き矩形の換気口13の一つ当たりのシールド効果は、
例えば、「装置キャビネットにおける電磁シールド特性
(電磁環境工学情報 EMC,No.65 ,pp.15-21,199
3)」に開示された次式により表される。
イズは、電磁波のシールド作用を行わせ、外部への電磁
波の放射量を可及的に低減すべく決定されている。図示
の如き矩形の換気口13の一つ当たりのシールド効果は、
例えば、「装置キャビネットにおける電磁シールド特性
(電磁環境工学情報 EMC,No.65 ,pp.15-21,199
3)」に開示された次式により表される。
【0029】
【数1】
【0030】換気口13,13…を、一辺の長さがLなる正
方形とする場合、(1)式においてLe =Lh =Lとな
り、この長さLの上限値は、対象となる電磁波の波長λ
と得るべきシールド効果SR1とに数値を代入することに
より、換気口13の一辺の長さLの上限値が求まる。例え
ば、周波数250MHz(波長λ=1.2m)の電磁波
を対象とし、90dBなるシールド効果を得るために
は、これらを(1)式に代入してLを求めると、L=
0.016(m)=16(mm)となることから、一辺
の長さ16mm以下の正方形の換気口13,13…を並設す
ればよい。
方形とする場合、(1)式においてLe =Lh =Lとな
り、この長さLの上限値は、対象となる電磁波の波長λ
と得るべきシールド効果SR1とに数値を代入することに
より、換気口13の一辺の長さLの上限値が求まる。例え
ば、周波数250MHz(波長λ=1.2m)の電磁波
を対象とし、90dBなるシールド効果を得るために
は、これらを(1)式に代入してLを求めると、L=
0.016(m)=16(mm)となることから、一辺
の長さ16mm以下の正方形の換気口13,13…を並設す
ればよい。
【0031】換気口13,13…を矩形形状としたのは、限
られた範囲内に可及的に多くの開口面積(通気面積)を
確保し、換気ファン6による換気を阻害しないようにす
るためである。図示の如く、矩形の換気口13,13…は、
相隣する辺間に一定幅の格子を余して並設することがで
きる。図4は、矩形形状をなす換気口の優位性の説明の
ための説明図である。(a)に示す如く、円形の開口
A,A…を縦横に並設した場合、斜め方向に相隣する開
口A,A…間に大面積の非開口部が残される。同図に
は、同じ間隔にて並設された矩形の開口B,B…を破線
により示しており、両者の比較により、同一範囲内での
開口面積の差異は明らかである。
られた範囲内に可及的に多くの開口面積(通気面積)を
確保し、換気ファン6による換気を阻害しないようにす
るためである。図示の如く、矩形の換気口13,13…は、
相隣する辺間に一定幅の格子を余して並設することがで
きる。図4は、矩形形状をなす換気口の優位性の説明の
ための説明図である。(a)に示す如く、円形の開口
A,A…を縦横に並設した場合、斜め方向に相隣する開
口A,A…間に大面積の非開口部が残される。同図に
は、同じ間隔にて並設された矩形の開口B,B…を破線
により示しており、両者の比較により、同一範囲内での
開口面積の差異は明らかである。
【0032】図4(b)には、円形の開口A,A…の望
ましい配置が示されている。これは縦横に並べた正三角
形の頂点に各開口A,A…の中心を位置させた配置(千
鳥配置)を採用したものであり、(a)に示す配置より
は大なる開口面積を確保することができるが、この開口
面積も、矩形の開口B,B…を並設した場合のそれより
は小さい。
ましい配置が示されている。これは縦横に並べた正三角
形の頂点に各開口A,A…の中心を位置させた配置(千
鳥配置)を採用したものであり、(a)に示す配置より
は大なる開口面積を確保することができるが、この開口
面積も、矩形の開口B,B…を並設した場合のそれより
は小さい。
【0033】このように、換気口13,13…を、電磁波の
シールド効果を考慮してサイズを決定した矩形形状とし
たことにより、換気ファン6による換気を阻害すること
なく外部への電磁波の放射を効果的に防止することがで
きる。なお、このような作用をなす換気口13,13…は、
背面板1の外側を覆うリアパネル5に形成された円形の
換気口53の範囲内においてのみ外部に露出し、リアパネ
ル5の外側から見た場合、換気ファン6の口径に対応す
る円形の開口(換気口53)の内側に矩形の開口(換気口
13,13…)間の格子が見通せる形態となり、意匠的にも
優れたものとなる。
シールド効果を考慮してサイズを決定した矩形形状とし
たことにより、換気ファン6による換気を阻害すること
なく外部への電磁波の放射を効果的に防止することがで
きる。なお、このような作用をなす換気口13,13…は、
背面板1の外側を覆うリアパネル5に形成された円形の
換気口53の範囲内においてのみ外部に露出し、リアパネ
ル5の外側から見た場合、換気ファン6の口径に対応す
る円形の開口(換気口53)の内側に矩形の開口(換気口
13,13…)間の格子が見通せる形態となり、意匠的にも
優れたものとなる。
【0034】なお、限定された範囲内で大なる開口面積
を確保するという条件は、図示の如き矩形の換気口13,
13…に限らず、三角形、五角形、六角形等の多角形形状
をなす換気口13,13…を採用することによっても実現し
得る。本発明において換気口13,13…を矩形としたの
は、背面板1の打ち抜きによる成形を容易に行わせるた
めである。
を確保するという条件は、図示の如き矩形の換気口13,
13…に限らず、三角形、五角形、六角形等の多角形形状
をなす換気口13,13…を採用することによっても実現し
得る。本発明において換気口13,13…を矩形としたの
は、背面板1の打ち抜きによる成形を容易に行わせるた
めである。
【0035】また、前記背面板1の他側、即ち、前記開
口11,12及び換気口13,13…の形成側と逆側には、電子
部品の実装基板を保持する基板ホルダの取り付け口15
が、その略全高に亘って所定幅を有する矩形の開口とし
て形成されている。該取り付け口15の上下縁には、幅方
向に各一対のねじ孔16,16…が形成されており、また、
取り付け口15の両側には、適宜幅だけ内側に折り返し
て、折り返し部17,17が形成されており、これらの端縁
には、長手方向に所定の間隔毎に各複数の導電突起18,
18…が突設されている。
口11,12及び換気口13,13…の形成側と逆側には、電子
部品の実装基板を保持する基板ホルダの取り付け口15
が、その略全高に亘って所定幅を有する矩形の開口とし
て形成されている。該取り付け口15の上下縁には、幅方
向に各一対のねじ孔16,16…が形成されており、また、
取り付け口15の両側には、適宜幅だけ内側に折り返し
て、折り返し部17,17が形成されており、これらの端縁
には、長手方向に所定の間隔毎に各複数の導電突起18,
18…が突設されている。
【0036】このような取り付け口15に取り付けられる
基板ホルダ7は、図1にその一部を略示する如く、取り
付け口15と略等しいサイズを有する金属製の矩形平板形
をなし、図示しない基板の保持体となる本体部70と、こ
れの上下縁を夫々折り返して形成された所定幅の取り付
けフランジ71,71とを備えており、これらに形成された
各一対の貫通孔72,72…の夫々に通した止めねじ7a,7a
…(1つのみ図示)を対応する前記ねじ孔16,16…に締
結し、前記本体部70を取り付け口15に嵌め合わせた状態
に固定されている。
基板ホルダ7は、図1にその一部を略示する如く、取り
付け口15と略等しいサイズを有する金属製の矩形平板形
をなし、図示しない基板の保持体となる本体部70と、こ
れの上下縁を夫々折り返して形成された所定幅の取り付
けフランジ71,71とを備えており、これらに形成された
各一対の貫通孔72,72…の夫々に通した止めねじ7a,7a
…(1つのみ図示)を対応する前記ねじ孔16,16…に締
結し、前記本体部70を取り付け口15に嵌め合わせた状態
に固定されている。
【0037】図5は、取り付け口15への基板ホルダ7の
取り付け状態を示す図2のV−V線による拡大横断面図
である。図5(a)に示す如く、前記折り返し部17の端
縁に突設された複数の導電突起18,18…の夫々は、ばね
鋼等、弾性に富む薄肉の金属材からなり、その基端を折
り返し部17の裏面に溶接固定し、折り返し部17の端縁か
らの突出する先端側を、取り付け口15の幅方向内側に向
けて略直角に曲げ、更に、逆向きに折り返した形状をを
有している。
取り付け状態を示す図2のV−V線による拡大横断面図
である。図5(a)に示す如く、前記折り返し部17の端
縁に突設された複数の導電突起18,18…の夫々は、ばね
鋼等、弾性に富む薄肉の金属材からなり、その基端を折
り返し部17の裏面に溶接固定し、折り返し部17の端縁か
らの突出する先端側を、取り付け口15の幅方向内側に向
けて略直角に曲げ、更に、逆向きに折り返した形状をを
有している。
【0038】基板ホルダ7の本体部70は、折り返し部17
の幅を超える厚さを有しており、取り付け口15に嵌め合
わされたとき、その端面により、取り付け口15の内側へ
の前記導電突起18の突出部を押圧しつつ押し込まれ、こ
の押圧により導電突起18は、図5(b)に示す如く弾性
変形し、本体部70の側面に密に弾接した状態となり、同
様の弾接状態は、取り付け口15の側縁に沿って並ぶ複数
の導電突起18,18…の夫々について実現される。一方、
取り付け口15の上下縁には、前記止めねじ7a,7a…の締
め付けにより取り付けフランジ71,71が密着した状態と
なる。
の幅を超える厚さを有しており、取り付け口15に嵌め合
わされたとき、その端面により、取り付け口15の内側へ
の前記導電突起18の突出部を押圧しつつ押し込まれ、こ
の押圧により導電突起18は、図5(b)に示す如く弾性
変形し、本体部70の側面に密に弾接した状態となり、同
様の弾接状態は、取り付け口15の側縁に沿って並ぶ複数
の導電突起18,18…の夫々について実現される。一方、
取り付け口15の上下縁には、前記止めねじ7a,7a…の締
め付けにより取り付けフランジ71,71が密着した状態と
なる。
【0039】このように基板ホルダ7は、取り付け口15
の全周に亘って背面板1に確実に接触することになり、
両者が共に金属製であることから、大形の開口である取
り付け口15は、その全周に亘って良好な導電性を有して
接触する基板ホルダ7により塞がれた状態となり、取り
付け口15を放出口とする電磁波の放射は有効に防止され
る。導電突起18,18…は、本体部70の側縁の複数か所に
弾接するから、基板ホルダ7は、上下に張り出した取り
付けフランジ71,71における各2か所のねじ止めによ
り、全周に亘る導電性を確保した状態で背面板1に取り
付けることができ、電磁波のシールド効果を損なうこと
なく取り付け及び取り外しが容易に行えるようになる。
の全周に亘って背面板1に確実に接触することになり、
両者が共に金属製であることから、大形の開口である取
り付け口15は、その全周に亘って良好な導電性を有して
接触する基板ホルダ7により塞がれた状態となり、取り
付け口15を放出口とする電磁波の放射は有効に防止され
る。導電突起18,18…は、本体部70の側縁の複数か所に
弾接するから、基板ホルダ7は、上下に張り出した取り
付けフランジ71,71における各2か所のねじ止めによ
り、全周に亘る導電性を確保した状態で背面板1に取り
付けることができ、電磁波のシールド効果を損なうこと
なく取り付け及び取り外しが容易に行えるようになる。
【0040】なお、本実施例においては、取り付け口15
の両側縁に沿って折り返し部17,17を設け、これら夫々
に導電突起18,18…を付設してあるが、前記側板2等、
取り付け口15の周辺への他部材の取り付け位置の確保の
ために折り返し部17の配設が難しい場合、一側縁にのみ
押し返し部17及び導電突起18,18…を設けるようにして
もよい。
の両側縁に沿って折り返し部17,17を設け、これら夫々
に導電突起18,18…を付設してあるが、前記側板2等、
取り付け口15の周辺への他部材の取り付け位置の確保の
ために折り返し部17の配設が難しい場合、一側縁にのみ
押し返し部17及び導電突起18,18…を設けるようにして
もよい。
【0041】本図に示す如く、前記折り返し部17の端縁
に突設された複数の導電突起18,18…の夫々は、取り付
け口15の幅方向内側に向けて略直角に屈曲され、更に、
逆向きに折り返されて、取り付け口15と直交する方向の
作用力に対して弾性変形可能な形状を有している。従っ
て、前述した取り付けにより取り付け口15に嵌め合わさ
れる基板ホルダ7の本体部70は、その側面において取り
付け口15の両側縁を折り返して形成された折り返し部17
に接触すると共に、その端面において前記導電突起18,
18…を押す結果、これらの導電突起18,18…が本体部70
に密に弾接することになる。
に突設された複数の導電突起18,18…の夫々は、取り付
け口15の幅方向内側に向けて略直角に屈曲され、更に、
逆向きに折り返されて、取り付け口15と直交する方向の
作用力に対して弾性変形可能な形状を有している。従っ
て、前述した取り付けにより取り付け口15に嵌め合わさ
れる基板ホルダ7の本体部70は、その側面において取り
付け口15の両側縁を折り返して形成された折り返し部17
に接触すると共に、その端面において前記導電突起18,
18…を押す結果、これらの導電突起18,18…が本体部70
に密に弾接することになる。
【0042】図1及び図3に示す如く、背面板1の外側
を覆うリアパネル5には、取り付けフランジ71,71を含
めた基板ホルダ7の全体に対応する大きさを有して矩形
の開口55が設けてあり、前述した如き基板ホルダ7の取
り付け及び取り外しは、リアパネル5の外側から前記開
口55を介して行えるようになしてある。
を覆うリアパネル5には、取り付けフランジ71,71を含
めた基板ホルダ7の全体に対応する大きさを有して矩形
の開口55が設けてあり、前述した如き基板ホルダ7の取
り付け及び取り外しは、リアパネル5の外側から前記開
口55を介して行えるようになしてある。
【0043】リアパネル5の外面には、前述の如く化粧
用の塗装が施してあり、本発明に係る収納筐において
は、その背面の大部分がリアパネル5の塗装面によって
覆われた状態となり、意匠的に優れたものとなる。
用の塗装が施してあり、本発明に係る収納筐において
は、その背面の大部分がリアパネル5の塗装面によって
覆われた状態となり、意匠的に優れたものとなる。
【0044】なお以上の実施の形態においては、基板ホ
ルダ7の取り付け口15からの電磁波放射の低減を図った
第1発明と、換気ファン6の換気口13,13…からの電磁
波放射の低減を図った第2発明とを併せて実施した構成
としてあるが、これらの構成を各別に実施してもよいこ
とは言うまでもない。
ルダ7の取り付け口15からの電磁波放射の低減を図った
第1発明と、換気ファン6の換気口13,13…からの電磁
波放射の低減を図った第2発明とを併せて実施した構成
としてあるが、これらの構成を各別に実施してもよいこ
とは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の第1発明に係
る電子機器の収納筐においては、基板ホルダの取り付け
面となる背面板の外側にリアパネルを取り付け、該リア
パネルの外面に塗装を施したから、背面板に形成された
開口への基板ホルダの取り付けが、両者間での導電性を
確保した状態で確実に行われ、意匠上の優位性を損なう
ことなく、前記開口からの電磁波の放射を有効に低減で
きる。
る電子機器の収納筐においては、基板ホルダの取り付け
面となる背面板の外側にリアパネルを取り付け、該リア
パネルの外面に塗装を施したから、背面板に形成された
開口への基板ホルダの取り付けが、両者間での導電性を
確保した状態で確実に行われ、意匠上の優位性を損なう
ことなく、前記開口からの電磁波の放射を有効に低減で
きる。
【0046】更に、基板ホルダの取り付け用の開口の周
縁の複数か所に、基板ホルダの一部に弾接して導電性を
確保する導電突起を備えたから、電磁波の放射防止効果
を行うことなく簡素な固定構造が採用でき、基板ホルダ
の取り付け及び取り外しが容易に行える。
縁の複数か所に、基板ホルダの一部に弾接して導電性を
確保する導電突起を備えたから、電磁波の放射防止効果
を行うことなく簡素な固定構造が採用でき、基板ホルダ
の取り付け及び取り外しが容易に行える。
【0047】また本発明の第2発明に係る電子機器の収
納筐においては、内部の換気のための換気ファンの換気
口を、縦横に並設された小サイズの複数の開口により構
成したから、前記換気口からの電磁波の放射を、換気に
支障を来すことなく効果的に低減できる。
納筐においては、内部の換気のための換気ファンの換気
口を、縦横に並設された小サイズの複数の開口により構
成したから、前記換気口からの電磁波の放射を、換気に
支障を来すことなく効果的に低減できる。
【0048】更に、前記開口を矩形形状としたから、打
抜き成形によるこれらの形成が容易に行えると共に、換
気ファンの口径に相当する限られた領域内にて大なる開
口面積が得られ、換気に支障を来すことなく電磁波の放
射を効果的に低減できる等、本発明は優れた効果を奏す
る。
抜き成形によるこれらの形成が容易に行えると共に、換
気ファンの口径に相当する限られた領域内にて大なる開
口面積が得られ、換気に支障を来すことなく電磁波の放
射を効果的に低減できる等、本発明は優れた効果を奏す
る。
【図1】本発明に係る電気機器の収納筐を背面側から見
た分解斜視図である。
た分解斜視図である。
【図2】背面板の平面図である。
【図3】リアパネルの平面図である。
【図4】矩形形状をなす換気口の優位性の説明のための
説明図である。
説明図である。
【図5】取り付け口への基板ホルダの取り付け状態を示
す図2のV−V線による拡大横断面図である。
す図2のV−V線による拡大横断面図である。
1 背面板 5 リアパネル 6 換気ファン 7 基板ホルダ 13 換気口 15 取り付け口 17 折り返し部 18 導電突起 70 本体部 71 取り付けフランジ
Claims (4)
- 【請求項1】 電子部品の実装基板を保持する金属製の
基板ホルダを、その背面板に形成された開口の周縁に着
脱自在に取り付け、両者間での導電性を確保して、前記
開口から外部への電磁波の放射を防ぐようにした電子機
器の収納筐において、前記背面板の外側に、少なくとも
前記開口の形成範囲を除いて覆う態様に取り付けてあ
り、前記背面板との非対向側の全面に塗装を施してある
リアパネルを具備することを特徴とする電子機器の収納
筐。 - 【請求項2】 前記基板ホルダの一部に弾接し、該基板
ホルダとの間に導電性を確保する導電突起を、前記開口
の周縁の複数か所に備える請求項1記載の電子機器の収
納筐。 - 【請求項3】 内部の発熱を外部に放出すべく、その背
面板に換気ファンを取り付けてある電子機器の収納筐に
おいて、前記背面板の前記換気ファンの取り付け部分
に、所定サイズの開口を複数個縦横に並設し、換気口を
構成してあることを特徴とする電子機器の収納筐。 - 【請求項4】 前記開口の夫々が矩形形状を有する請求
項3記載の電子機器の収納筐。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8295456A JPH10145069A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 電子機器の収納筐 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8295456A JPH10145069A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 電子機器の収納筐 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10145069A true JPH10145069A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17820830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8295456A Pending JPH10145069A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 電子機器の収納筐 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10145069A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006245112A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Fujitsu Ltd | 通気口用格子および電子機器 |
JP2010190504A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Panasonic Corp | 熱交換装置 |
CN106714483A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-24 | 中国航空工业集团公司西安飞机设计研究所 | 一种设备通风孔 |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP8295456A patent/JPH10145069A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006245112A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Fujitsu Ltd | 通気口用格子および電子機器 |
JP2010190504A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Panasonic Corp | 熱交換装置 |
CN106714483A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-24 | 中国航空工业集团公司西安飞机设计研究所 | 一种设备通风孔 |
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