JP4330960B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器、例えば液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のディスプレイ装置に関し、特に筐体外装部に取付けられた金属部品に帯電した静電気による影響を低減した静電気対策構造に関するものである。
従来、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の電子機器においては、筐体の前面部にスピーカを配置し、そのスピーカの振動板等を保護するためにスピーカの放音部を覆うように板状のスピーカグリルを取付けている。このスピーカグリルは、一般的に金属材料が用いられることが多い。
ところで、ディスプレイ装置の外装部に金属部材が取付けられた場合、静電気を帯びた物体を前記金属部材に近づけると、金属部材に放電することがある。例えば帯電した人が金属部材に指を近づけた場合、指を介して静電気が金属部材に放電することがあり、この静電気により筐体内に設けられた電気回路が破壊したり、障害を受けやすくなる。
このため、一般的に外装の金属部品を筐体内の金属シャーシ(グランド)に加工電線や金属ブラシなどの導電部材で接続して接地し、静電気をグランドに落とすようにしている。
例えば特許文献1には、スピーカのグリルネットに静電気が滞留しないようにするため、グリルネットの裏面に導電性の板を配置し、この導電性の板を電気コード等により家庭用コンセントのアース端子に接続したり、ネジを介して放電シートに放電させる例が記載されている。また、特許文献2には、ディスプレイ用の光学フィルタに帯電した静電気をアース線を介して逃がす例が記載されている。
特開2003−9269号公報(図1、図5) 特開平9−134133号公報(図5)
上記した特許文献1の技術は、スピーカのグリルネットに導電性の板を取付けたり、電気コード等によりアースしたり、ネジを介して放電シートに放電させるため、構造が複雑になる欠点がある。また、特許文献2の技術も同様にアース線を引き回すため、構造的に複雑になり、アース線が邪魔になる。
また、ディスプレイ装置等の機器においては、静電気をアースに落とす場合、一般的に外装金属部材に加工電線や金属ブラシ等の導電部材を接続し、これら加工電線等を機器内部に設けられた金属シャーシに直接接続してアースすることが多い。しかしながら、外装金属部品を直接に金属シャーシに接続した場合、外装金属部材が拾ったノイズをグランドに伝えるため、機器内部の回路にノイズによる影響を及ぼすことがある。また、機器内部で発生したノイズが逆に金属シャーシから外装金属部材に伝わり、周辺機器に輻射して悪影響を及ぼすこともある。
本発明は、上記に鑑み、ノイズの影響を低減し、かつ外装部品に生じる静電気を放電させることができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、筐体の外装部品として金属部材を有する電子機器において、前記機器内部に取り付けられたシャーシと、 前記筐体に前記外装部品を取り付けるため、前記外装部品と一体に形成された取付片とを具備し、前記シャーシに対して前記取付片を所定の距離を置いて配置し、放電ギャップを形成したことを特徴とする。
また、本発明はスピーカを有する電子機器において、前記スピーカを保護するため、前記電子機器の筐体に取付けられた金属性の外装用スピーカグリルと、前記機器内部に取り付けられたシャーシと、前記筐体に前記スピーカグリルを取り付けるため、前記スピーカグリルに一体に形成され前記筐体内部の前記シャーシ方向に延出した取付片とを具備し、前記シャーシに対して前記取付片を所定の距離を置いて配置し、放電ギャップを形成したことを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、外装部品へ静電気が帯電した場合に、放電ギャップを介して金属シャーシに逃がすと共に、外装部品が拾ったノイズを機器内部に伝えるのを阻止し、かつ機器内部で発生したノイズが外装部品に伝わるのを阻止することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の電子機器の1実施例をディスプレイ装置に適用した場合の外観構成を示す斜視図であり、図2は前面パネルを外した状態を示す一部分解斜視図である。また、図3、は本発明の主要部の構成を拡大して示す斜視図であり、図4は図3の要部の平面図である。
図1において、1は電子機器としてのディスプレイ装置であり、例えば液晶やプラズマ等の表示パネルを用いたものである。ディスプレイ装置1は、大別すると前面パネル2、フロントキャビネット3、バックカバー4から構成される。
前面パネル2は、前面部の飾り板を構成するもので、例えばアクリル板(PMMA)にてなる透明板であり、液晶パネルの表示部21と、その周辺部に塗布した不透明物質の枠22から成る。また、フロントキャビネット3は、例えばABS樹脂にてなり、前面部に設けた額縁状の前面枠31と、前面枠31の両サイドに設けられたスピーカ5とから構成されている。また、バックカバー4は、フロントキャビネット3の背面に取付けられ、その中には液晶駆動回路等の回路部品が取付けられ、これら回路部品は金属シャーシ上に取付けられ、さらにシールド板で覆われている(後述する)。
図1から分るように、前面パネル2は、フロントキャビネット3の前面枠31を覆うように、かつ表示部21が表側から見えるように取付けられる。
図2は、フロントキャビネット3を背面から見た分解斜視図であり、前面枠31の周辺部内部に複数のリブ32を突出して形成するとともに、左右にスピーカ用の放音口33を形成している。またフロントキャビネット3の両サイドにスピーカグリル51を取付けるための穴34と隆起部35を形成している。前記バックカバー4は、前記リブ32にネジ等を用いて取付けられるが、詳細な取付け手段は図示を省略している。
前記スピーカグリル51は、金属性であり、フロントキャビネット3の両サイド端面を巻くように取付けられ、グリル本体52と、本体の端縁に形成され前記穴34に挿入して
係止する複数の折曲片53と、前記隆起部35に挿入して係止する複数の突出片54を有している。
図3は、前記折曲片53と、前記突出片54を利用してスピーカグリル51をフロントキャビネット3に取り付けた状態を拡大して示し、図2の円Aで示す角部を拡大したものである。前記スピーカグリル51は、本体52がフロントキャビネット3の表面側に取付けられ、折曲片53は前記穴34に表面側から挿入されて内側に折り曲げられる。また、突出片54が形成された端縁はフロントキャビネット3の側面に巻き付くように取付けられ、突出片54は、前記隆起部35に挿入された後、この隆起部35に巻き付くように曲げられる。
こうして、スピーカグリル51は取付けられるが、本発明ではフロントキャビネット3に取付けられるシャーシ6との関係に特徴がある。シャーシ6は金属性であり、フロントキャビネット3の内面に取付けられ、このシャーシ6には回路基板(図示せず)が取り付けられ、この回路基板を覆うようにシールド板7が取り付けられるようになっている。尚、フロントキャビネット3の内面には液晶パネルも取付けられるが、図示は省略している。
前記シャーシ6は、その一部分61が前記スピーカグリル5の折曲片53と所定の距離をおいて対向しており、前記シャーシの一部分61と前記折曲片53は放電ギャップGを形成し、スピーカグリル5に帯電した静電気を放電ギャップGを介してシャーシ6に放電するようにしている。
図4は、前記放電ギャップGを説明する平面図であり、図3の矢印B方向から見た図である。スピーカグリル5の折曲片53とシャーシ6の対向部61は所定距離を置いて配置され、この距離を、静電気を放電可能な距離に設定することで放電ギャップGを形成している。これにより、スピーカグリル5に静電気が飛んだ場合に、放電ギャップGを介して放電させることができる。
また、スピーカグリル5が拾った他の機器からのノイズは、前記静電気ほどの電位はないため、ギャップGによってシャーシ6へ伝達されることはなく、機器内の回路基板等にノイズが伝わるのを阻止することができる。また、機器内の回路基板で発生したノイズがシャーシ6に伝わっても同様に放電ギャップGによって阻止され、スピーカグリル5を介して他の機器に輻射するのを防止することもできる。しかも、静電気の帯電防止のために電気コード等の部品を必要としないから、複雑な配線を必要とせず、構造的に簡素化することができる。
尚、以上の説明では、電子機器としてディスプレイ装置を例に述べたが、外装金属部材が取付けられる他の電子機器にも応用可能であることは言うまでもない。また、金属部材の取付片の形状やシャーシの形状等は図示した例に限定されるものではなく、変形は可能である。
本発明の電子機器の外観構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器の一部を分解して背面から示す分解斜視図である。 本発明の主要部の構成を拡大して示す分解斜視図である。 主要部の組立状態を示す平面図である。
符号の説明
1 ディスプレイ装置(電子機器)
2 前面パネル
3 フロントキャビネット
31 前面枠
32 リブ
34 穴
35 隆起部
4 バックカバー
5 スピーカ
51 スピーカグリル
52 グリル本体
53 折曲片
54 突出片
6 シャーシ
7 シールド板
G 放電ギャップ

Claims (6)

  1. 筐体の外装部品として金属部材を有する電子機器において、
    前記機器内部に取り付けられたシャーシと、
    前記筐体に前記外装部品を取り付けるため、前記外装部品と一体に形成された取付片とを具備し、
    前記シャーシに対して前記取付片を所定の距離を置いて配置し、放電ギャップを形成したことを特徴とする電子機器。
  2. 前記放電ギャップは、前記外装部品に帯電した静電気を放電するとともに前記シャーシ又は前記外装部品のいずれか一方に生じるノイズが他方に伝達するのを阻止することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記外装部品は、金属性のスピーカグリルであることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. スピーカを有する電子機器において、
    前記スピーカを保護するため、前記電子機器の筐体に取付けられた金属性の外装用スピーカグリルと、
    前記機器内部に取り付けられたシャーシと、
    前記筐体に前記スピーカグリルを取り付けるため、前記スピーカグリルに一体に形成され前記筐体内部の前記シャーシ方向に延出した取付片とを具備し、
    前記シャーシに対して前記取付片を所定の距離を置いて配置し、放電ギャップを形成したことを特徴とする電子機器。
  5. 前記放電ギャップは、前記スピーカグリルに帯電した静電気を放電するとともに前記シャーシ又は前記スピーカグリルのいずれか一方に生じるノイズが他方に伝達するのを阻止することを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記筐体の前記シャーシの近傍に穴を形成し、前記スピーカグリルの取付片を前記穴を介して挿入して前記シャーシ側に折曲げ、この折曲部とシャーシ間に前記放電ギャップを形成したことを特徴とする請求項4記載の電子機器。

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