JP2001168572A - 電子装置の磁気シールド構造 - Google Patents

電子装置の磁気シールド構造

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JP2001168572A
JP2001168572A JP35222699A JP35222699A JP2001168572A JP 2001168572 A JP2001168572 A JP 2001168572A JP 35222699 A JP35222699 A JP 35222699A JP 35222699 A JP35222699 A JP 35222699A JP 2001168572 A JP2001168572 A JP 2001168572A
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electronic circuit
subrack
shield gasket
circuit package
front plate
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Koichi Kitamura
公一 北村
Norikazu Sasaki
則和 佐々木
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Comtec Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Comtec Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子回路パッケージ12をサブラック13に
対して容易に挿抜でき、数次の挿抜動作によるシールド
ガスケット23の剥がれや破損を防止して、確実に磁気
シールドできるようにする。 【解決手段】 種々の電子部品を実装した電子回路パッ
ケージ12と、電子回路パッケージ12が複数個装着さ
れるサブラック13とを備えた通信機器等の電子装置1
1の磁気シールド構造である。電子回路パッケージ12
には正面板部16を有し、各正面板部16には磁気シー
ルド用のシールドガスケット23を有する。上記正面板
部16に、シールドガスケット23を支持したシールド
ガスケット取付部22を備えた。電子回路パッケージ1
2の挿抜時にシールドガスケット取付部22を幅方向内
側へ引き込んで、シールドガスケット23が周囲に接触
しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信機器、計算
機、交換機等の電子装置の磁気シールド構造に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、通信機器、計算機、交換機等の電
子装置は、その機能を実現するための種々の電子部品を
実装した電子回路パッケージと、この電子回路パッケー
ジが複数個装着されるサブラックとから構成されている
(図1参照)。なお、サブラックは、電子装置を構成す
るのに必要な個数(1個又は複数個)が筐体に一体的に
組み込まれる。
【0003】上記サブラックは、前面を開口した長方体
状に構成され、背面に電子回路パッケージがプラグイン
接続されるバックボードを備えている。サブラックの前
面開口は長方形状を有している。このサブラックに、複
数個の電子回路パッケージが並列に挿入される。このと
き、サブラックの長方形状の前面開口は、電子回路パッ
ケージの正面板部で覆われる。電子回路パッケージの個
数がサブラックに挿入できる個数よりも少ない場合は、
サブラックの前面開口に空いた部分が残るので、その部
分を塞ぐためにダミー表面板が取り付けられる。
【0004】以上の構成の電子装置では、外部からの電
磁波ノイズによる障害を防止するために、その内部を磁
気シールドされる。このために、サブラックの前面開口
を覆う電子回路パッケージの正面板部及びダミー表面板
のそれぞれの間にシールドガスケットが設けられる。即
ち、隣接する電子回路パッケージの正面板部同士、正面
板部とダミー表面板、ダミー表面板同士及び正面板部又
はダミー表面板とサブラックの側壁の間にシールドガス
ケットが取付けられている。このシールドガスケット
は、導電性材料で構成されている。また、電子回路パッ
ケージの正面板部、ダミー表面板及びサブラックは、金
属で構成されている。これにより、各電子回路パッケー
ジの正面板部の間、正面板部とダミー表面板との間、正
面板部又はダミー表面板とサブラックの間が、シールド
ガスケットで電気的に導通されて、磁気シールドされ
る。
【0005】このようなシールドガスケットを備えた電
子回路パッケージの例を図2及び図3に示す。図中の1
は電子回路パッケージの正面板部である。通常は、この
正面板部1にプリント配線板部(電子装置として要求さ
れる機能に応じてICやLSI等の電子部品を実装する
部材)が取り付けられるが、ここでは省略している。な
お、ダミー表面板は、電子回路パッケージの正面板部1
と同じ構造を有しているため、ここでは電子回路パッケ
ージの正面板部1のみを用いた場合を例に説明する。
【0006】正面板部1は、その正面形状を長方形に、
平面形状をコ字状に形成されている。このコ字状の正面
板部1の一側面1Aには、その縦方向全長に亘ってシー
ルドガスケット2が取付けられている。このシールドガ
スケット2は、導電性を有すると共に弾性を有してい
る。各正面板部1の幅寸法(シールドガスケット2を含
む幅寸法)t1は、サブラックの前面開口のうち各正面
板部1に割り当てられた幅寸法t2よりも大きく設定さ
れている。これにより、正面板部1を図2の状態から図
3のように挿入すると、シールドガスケット2が各正面
板部1の間で押し潰されて各正面板部1に密着する。ま
た、サブラックと正面板部1との間も同様に、シールド
ガスケット2がそれらに密着する。これにより、各正面
板部1及びサブラックが電気的に導通され、全体が磁気
シールドされる。また、サブラックはアースされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の電子装置では、シールドガスケット2の本来の弾性
方向である幅方向(図2中の左右方向)と、電子回路パ
ッケージの正面板部1の挿抜方向(図2中の矢印方向)
とが直交すると共に、正面板部1の幅寸法t1が、各正
面板部1に割り当てられた幅寸法t2よりも大きいた
め、電子回路パッケージはそのシールドガスケット2を
挿抜方向へ撓ませながらサブラックに対して挿抜される
ことになる。
【0008】この結果、電子回路パッケージをサブラッ
クに対して挿抜しづらいと共に、数次の挿抜動作により
シールドガスケット2が剥がれたり、破損したりすると
いう問題点があった。また、この問題はダミー表面板に
おいても同様である。
【0009】上記問題点を解決するために本発明は、電
子回路パッケージ等をサブラックに対して容易に挿抜で
きるようにすると共に、挿抜動作を繰り返してもシール
ドガスケットの剥がれや破損を防止して、確実に磁気シ
ールドできる電子装置の磁気シールド構造を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明に係る電子装置の磁気シールド構造は、
電子装置としての機能を実現するための種々の電子部品
を実装した電子回路パッケージと、この電子回路パッケ
ージが複数個装着されるサブラックとを備え、上記電子
回路パッケージに、それが上記サブラックに装着された
状態で外側表面を覆う正面板部を有すると共に、上記電
子回路パッケージが上記サブラックに並列に複数個装着
された状態で隣接する上記正面板部の間及び正面板部と
サブラックの間に装着される磁気シールド用のシールド
ガスケットを有する電子装置の磁気シールド構造におい
て、上記正面板部が、上記シールドガスケットを支持し
て幅方向に移動し得るシールドガスケット取付部を備え
たことを特徴とする。
【0011】上記構成により、電子回路パッケージをサ
ブラック内に挿入する場合は、シールドガスケット取付
部を正面板部の幅方向内側へ移動させる。これにより、
シールドガスケットが隣接する電子回路パッケージの正
面板部に接触することがなくスムーズに、電子回路パッ
ケージをサブラック内に挿入することができる。その
後、シールドガスケット取付部を正面板部の幅方向外側
へ移動させて固定する。これにより、シールドガスケッ
トが隣接する電子回路パッケージの正面板部に当接し
て、シールドガスケットの両側の正面板部を電気的に導
通させる。電子回路パッケージの正面板部とサブラック
との間も同様にして、シールドガスケットの両側の正面
板部とサブラックとを電気的に導通させ、全体を磁気シ
ールドする。
【0012】電子回路パッケージをサブラックから抜き
取る場合は、シールドガスケット取付部を正面板部の幅
方向内側へ移動させる。これにより、隣接する電子回路
パッケージの正面板部に当接していたシールドガスケッ
トが外れる。その後、電子回路パッケージをサブラック
から抜き取る。
【0013】この結果、電子回路パッケージをサブラッ
クに対して容易に挿抜できるようになると共に、挿抜動
作を繰り返してもシールドガスケットが剥がれたり、破
損したりすることがなく、電子装置を確実に磁気シール
ドすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子装置につ
いて添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
実施形態に係る電子装置を示す斜視図、図4は電子回路
パッケージの正面板部を示す斜視図、図5は図4の正面
板部のシールドガスケット取付部を引き込んだ状態を示
す斜視図、図6は電子回路パッケージをサブラックに対
して挿抜するときの正面板部の状態を示す概略平面図、
図7は電子回路パッケージをサブラックに装着した状態
を示す概略平面図である。
【0015】一般に、通信機器、計算機、交換機等の電
子装置11は、図1に示すように、この電子装置11と
しての機能を実現するための種々の電子部品を実装した
複数の電子回路パッケージ12と、この電子回路パッケ
ージ12が複数個装着されるサブラック13と、1又は
複数個のサブラック13を一体的に固定支持する筐体
(図示せず)とを備えている。
【0016】電子回路パッケージ12は、サブラック1
3の内部に挿入されるプリント配線板部15と、このプ
リント配線板部15の基端(サブラック13に挿入され
た電子回路パッケージ12のうちのサブラック13の前
面開口側端部)に取り付けられる正面板部16とから構
成されている。
【0017】プリント配線板部15は、電子装置11と
して要求される機能に応じたICやLSI等の電子部品
が実装された板材である。このプリント配線板部15
は、縦に配設した状態でサブラック13内に挿入され、
その先端部が後述するサブラック13のバックボードに
プラグイン接続されるようになっている。
【0018】正面板部16は、プリント配線板部15が
サブラック13の内部に挿入された状態で、サブラック
13の前面開口を覆って電子装置11の外殻を構成す
る。この正面板部16は、電子回路パッケージ12が設
定個数(サブラック13内に装着できる電子回路パッケ
ージ12の最大数)だけサブラック13内に装着された
状態で、サブラック13の前面開口全体を覆うようにな
っている。この正面板部16は、図4〜図7に示すよう
に、表面板21と、シールドガスケット取付部22と、
シールドガスケット23と、固定金具24とから構成さ
れている。
【0019】表面板21は、正面部21Aと側面部21
Bとからなり、正面が長方形状に、平面がL字状に形成
されている。正面部21Aには固定金具24を装着する
ための長穴21Cが2箇所に設けられている。長穴21
Cは横長に形成され、シールドガスケット取付部22の
幅方向(図5の矢印方向)への移動を許容するようにな
っている。側面部21Bは、隣接する電子回路パッケー
ジ12のシールドガスケット23が当接されるシールド
ガスケット受け面となっている。
【0020】シールドガスケット取付部22は、シール
ドガスケット23を破損することなく、電子回路パッケ
ージ12を容易に挿抜できるようにすると共に、確実に
磁気シールドできるようにするための部材である。この
ため、シールドガスケット取付部22は、シールドガス
ケット23を支持した状態で幅方向に移動して、隣接す
る電子回路パッケージ12の表面板21の側面部21B
(シールドガスケット受け面)にシールドガスケット2
3を圧接させると共に、電子回路パッケージ12の挿抜
時にシールドガスケット23を引き込ませるようになっ
ている。
【0021】シールドガスケット取付部22は具体的に
は、表面板21の正面部21Aの裏面にスライド可能に
当接される接触面部22Aと、シールドガスケット23
が取り付けられるシールドガスケット取付面部22Bと
からなり、平面形状をL字状に形成されている。接触面
部22Aには、固定金具24が螺合するネジ穴(図示せ
ず)が設けられている。なお、接触面部22Aは薄いた
め、上記ネジ穴にナットを取り付ける場合もある。固定
金具24でシールドガスケット取付部22を表面板21
に固定するときに、十分な強度を確保できるように、必
要に応じてナットを取り付ける。
【0022】シールドガスケット23は、断面(平面形
状)がほぼ半円状に形成され、シールドガスケット取付
面部22Bの縦方向全長に亘って取り付けられている。
シールドガスケット23は、弾力性を有する導電性材料
で構成されている。これにより、電子回路パッケージ1
2が上記設定個数だけサブラック13内に装着されて正
面板部16が前面開口全体を覆った状態で、サブラック
13の両側壁及び各正面板部16の間に位置するシール
ドガスケット23がそれぞれを電気的に導通させて全体
を磁気シールドするようになっている。さらに、サブラ
ック13の両側壁及び各正面板部16の間に位置するシ
ールドガスケット23が、その弾性力でそれぞれの間を
押し広げるように支持して、各正面板部16をサブラッ
ク13の前面開口に固定するようになっている。
【0023】固定金具24は、シールドガスケット取付
部22を表面板21側に固定するための金具である。こ
の固定金具24は、つまみ部24Aと、ネジ軸部24B
とから構成されている。つまみ部24Aは、作業者が手
で摘んで締め付けたり緩めたりするためのものである。
ネジ軸部24Bは、表面板21の長穴21Cを通してシ
ールドガスケット取付部22のネジ穴にねじ込むための
ものである。このネジ軸部24Bがシールドガスケット
取付部22のネジ穴にねじ込まれて締め付けられること
で、表面板21の正面部21Aが、つまみ部24Aとシ
ールドガスケット取付部22の接触面部22Aとで締め
付けられる。また、固定金具24は、表面板21の長穴
21Cに沿って幅方向へ移動できるために、シールドガ
スケット取付部22を表面板21に対して幅方向に任意
の位置にずらすことができ、その位置で固定することが
できる。これにより、電子回路パッケージ12の挿抜の
際はシールドガスケット23を引き込んで周囲に接触し
ないようにすると共に、電子回路パッケージ12をサブ
ラック13に固定して磁気シールドする際はシールドガ
スケット23をせり出させて、隣接する正面板部16の
側面部21Bに圧接させる。
【0024】以上の構成の電子回路パッケージ12は、
通信機器等の電子装置11として要求される電子部品の
数、機能等に応じて複数個用意される。各電子部品は、
複数の電子回路パッケージ12に実装されて、サブラッ
ク13内に挿入される。このとき、電子回路パッケージ
12の個数がサブラック13に挿入できる個数よりも少
ない場合は、サブラック13の前面開口に空いた部分が
残るので、その部分を塞ぐためにダミー表面板が取り付
けられる。このダミー表面板は、電子回路パッケージ1
2の正面板部16と同じ構成を有している。即ち、電子
回路パッケージ12からプリント配線板部15を取り外
して正面板部16だけにした構成を有している。
【0025】サブラック13は、前面を開口した長方体
状に構成され、背面に電子回路パッケージ12がプラグ
イン接続されるバックボード(図示せず)を備えてい
る。サブラック13の前面開口は長方形状を有してい
る。電子回路パッケージ12は、この長方形状の前面開
口に並列に複数個挿入されるようになっている。サブラ
ック13の前面の両側には固定用フランジ26を有して
いる。この固定用フランジ26が筐体(図示せず)に固
定されることで、サブラック13が筐体に取り付けられ
る。サブラック13は、電子装置11としての機能を実
現するために必要なすべての電子部品を実装できる個数
だけ用いられ、それらが筐体に一体的に取り付けられ
る。
【0026】なお、電子回路パッケージ12の正面板部
16、サブラック13及びダミー表面板は、従来の電子
装置と同様に、金属で構成されている。これにより、各
電子回路パッケージ12の正面板部16の間、正面板部
16とダミー表面板との間、正面板部16又はダミー表
面板とサブラック13の間が、シールドガスケット23
で電気的に導通されて、磁気シールドされる。
【0027】[動作]まず、電子回路パッケージ12を
サブラック13内に装着するときは次のようにして行
う。図6及び図7に基づいて説明する。
【0028】固定金具24を緩めてシールドガスケット
取付部22を表面板21の幅方向内側(図6中の左側)
へ移動させておく。これにより、シールドガスケット2
3が表面板21の正面部21Aの内側へ引き込まれ、周
囲に接触することがなくなる。
【0029】この状態で電子回路パッケージ12をサブ
ラック13内に挿入する。このとき、シールドガスケッ
ト23は内側へ引き込まれて周囲に接触することがない
ため、電子回路パッケージ12はサブラック13内にス
ムーズに挿入される。正面板部16は、既に挿入されて
いる2つの電子回路パッケージ12の正面板部16の間
や、正面板部16とサブラック13の側壁との間にスム
ーズに挿入される。
【0030】次に、固定金具24を緩めて、シールドガ
スケット取付部22を幅方向外側へスライドさせる。こ
れにより、シールドガスケット取付部22に取り付けら
れたシールドガスケット23が隣接する電子回路パッケ
ージ12の表面板21の側面部21Bに圧接される。こ
の状態で、固定金具24を締め付けて、シールドガスケ
ット取付部22を表面板21側に固定する。これによ
り、図7の状態になる。
【0031】なお、電子回路パッケージ12が上記設定
個数に満たないときは、上記ダミー表面板が適宜取り付
ける。
【0032】これにより、各電子回路パッケージ12の
先端側は、プリント配線板部15がサブラック13の背
面のバックボードにプラグイン接続されて支持され、電
子回路パッケージ12の基端側は、サブラック13の前
面開口を塞ぐ各正面板部16及びシールドガスケット2
3で支持される。これにより、各電子回路パッケージ1
2がサブラック13内に固定支持される。
【0033】さらに、サブラック13の前面開口が正面
板部16で覆われ、それらの間がシールドガスケット2
3で電気的に接続されるので、電子装置11の全体が確
実に磁気シールドされる。
【0034】電子回路パッケージ12をサブラック13
から抜去する場合は、固定金具24を緩めて、シールド
ガスケット取付部22を幅方向内側へスライドさせる。
これにより、シールドガスケット取付部22に取り付け
られたシールドガスケット23が引き込まれて、周囲と
接触しなくなる。この状態で、電子回路パッケージ12
をサブラック13から抜去する。
【0035】[効果]以上のように、電子回路パッケー
ジ12をサブラック13に対して挿抜するときは、固定
金具24を緩めてシールドガスケット取付部22を幅方
向内側へ移動させてシールドガスケット23を引き込む
ようにしたので、シールドガスケット23が隣接する電
子回路パッケージ12の正面板部16やサブラック13
の側壁に接触することがなく、電子回路パッケージ12
をサブラック13に対してスムーズに挿抜することがで
きるようになる。また、電子回路パッケージ12の挿抜
時にシールドガスケット23が周囲と接触しないので、
電子回路パッケージ12の挿抜動作を繰り返してもシー
ルドガスケット23の剥がれや破損を確実に防止するこ
とができる。
【0036】さらに、電子回路パッケージ12をサブラ
ック13に挿入した後、シールドガスケット取付部22
を幅方向外側へ移動させてシールドガスケット23を隣
接する電子回路パッケージ12の側面部21Bに圧接さ
せるので、全体を確実に磁気シールドすることができる
ようになる。
【0037】[変形例] (1) 上記実施形態で説明した電子装置11として
は、通信機器、計算機、交換機以外にも、シールド接地
構造をとる必要のあるすべての電子装置に適用すること
ができる。
【0038】(2) 上記実施形態では、固定金具24
を設け、シールドガスケット取付部22を作業者が任意
の位置に移動させて固定する構造としたが、シールドガ
スケット取付部22に付勢手段を設けてもよい。即ち、
表面板21とシールドガスケット取付部22との間にス
プリング等の付勢手段を設けて、シールドガスケット取
付部22を幅方向外側へ付勢するようにしてもよい。こ
れにより、電子回路パッケージ12をサブラック13内
に挿入するときにはシールドガスケット取付部22を幅
方向内側へ引き込んで固定金具24で固定しておき、電
子回路パッケージ12をサブラック13内に挿入した
後、固定金具24を緩めてシールドガスケット取付部2
2を幅方向外側へ付勢するようにしてもよい。これによ
り、シールドガスケット取付部22に取り付けられたシ
ールドガスケット23を隣接する電子回路パッケージ1
2の表面板21の側面部21Bに確実に圧接することが
できるようになる。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
電子装置の磁気シールド構造によれば、次のような効果
を奏することができる。
【0040】(1) 電子回路パッケージをサブラック
に対して挿抜するときは、シールドガスケット取付部を
幅方向内側へ移動させてシールドガスケットを引き込む
ようにしたので、シールドガスケットが隣接する電子回
路パッケージやサブラックの側壁に接触することがなく
なる。この結果、電子回路パッケージをサブラックに対
してスムーズに挿抜することができるようになる。
【0041】さらに、電子回路パッケージの挿抜時にシ
ールドガスケットが周囲と接触しないので、電子回路パ
ッケージの挿抜動作を繰り返すことによるシールドガス
ケットの剥がれや破損を確実に防止することができるよ
うになる。
【0042】また、電子回路パッケージをサブラックに
挿入した後、シールドガスケット取付部を幅方向外側へ
移動させてシールドガスケットを隣接する電子回路パッ
ケージに圧接させるので、全体を確実に磁気シールドす
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子装置を示す斜視図
である。
【図2】従来技術に係る電子装置の電子回路パッケージ
をサブラックに対して挿抜するときの正面板部の状態を
示す概略平面図である。
【図3】従来技術に係る電子装置の電子回路パッケージ
をサブラックに装着した状態を示す概略平面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る電子装置の電子回路パ
ッケージの正面板部を示す斜視図である。
【図5】図4の正面板部のシールドガスケット取付部を
引き込んだ状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係る電子装置の電子回路パ
ッケージをサブラックに対して挿抜するときの正面板部
の状態を示す概略平面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る電子装置の電子回路パ
ッケージをサブラックに装着した状態を示す概略平面図
である。
【符号の説明】
11:電子装置、12:電子回路パッケージ、13:サ
ブラック、15:プリント配線板部、16:正面板部、
21:表面板、21A:正面部、21B:側面部、21
C:長穴、22:シールドガスケット取付部、22A:
接触面部、22B:シールドガスケット取付面部、2
3:シールドガスケット、24:固定金具、24A:つ
まみ部、24B:ネジ軸部、26:固定用フランジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 則和 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5E321 AA02 AA03 AA05 BB44 CC22 GG05 GG07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子装置としての機能を実現するための
    種々の電子部品を実装した電子回路パッケージと、この
    電子回路パッケージが複数個装着されるサブラックとを
    備え、 上記電子回路パッケージに、それが上記サブラックに装
    着された状態で外側表面を覆う正面板部を有すると共
    に、上記電子回路パッケージが上記サブラックに並列に
    複数個装着された状態で隣接する上記正面板部の間及び
    正面板部とサブラックの間に装着される磁気シールド用
    のシールドガスケットを有する電子装置の磁気シールド
    構造において、 上記正面板部が、上記シールドガスケットを支持して幅
    方向に移動し得るシールドガスケット取付部を備えたこ
    とを特徴とする電子装置の磁気シールド構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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