JPH10142597A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH10142597A JPH10142597A JP8318825A JP31882596A JPH10142597A JP H10142597 A JPH10142597 A JP H10142597A JP 8318825 A JP8318825 A JP 8318825A JP 31882596 A JP31882596 A JP 31882596A JP H10142597 A JPH10142597 A JP H10142597A
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Abstract
る応力を低減し、接続信頼性を向上させた液晶表示素子
の提供。 【解決手段】 1対の電極付き可撓性フィルム基板間に
液晶層が挟持されて構成された液晶表示素子において、
前記基板の外側に偏光板が設けられるとともに、一方の
基板の側辺の一部に電極取り出し用の切り欠き部を形成
し、かつこの切り欠き部を形成した基板の外側に設けら
れる偏光板の外形は、該基板の外形に沿って構成された
ものであることを特徴とする液晶表示素子。
Description
板間に液晶層が挟持されて構成される液晶表示素子、特
に該液晶表示素子の電極端子部にクラック等の生じない
液晶表示素子に関する。
子は、ガラス基板で構成した素子に比べ薄く、かつ軽量
化することができ、しかも容易に曲げることができると
いう利点を有している。このポリマーフィルム基板を用
いた液晶表示素子とその駆動回路との電気的接続は、一
般に導電性ゴムを介して接続する方法、HSC(ヒート
シールコネクタ)を介して接続する方法、FPC(フレ
キシブルプリント基板)をACF(異方性導電フィル
ム)を介して接続する方法が行われている。
は、一般に厚さ50〜300μmのポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、
ポリアリレート等のフィルムにガスバリア材やハードコ
ート材をコーティングした基板が挙げられ、これら基板
にITO等の電極を形成して使用されるが、このように
薄い基板を用いるために、前記電極の電極端子部に導電
性ゴム、HSCあるいはACFを介してFPCを接続す
る際に、熱および/または圧力により電極端子部が湾曲
し、クラックが入り断線が生じ易いという問題があっ
た。
の偏光板を延長して前記断線の問題を解決することが提
案されている(特開平7−43697)。しかしなが
ら、上記方法で作製した液晶表示素子では、偏光板が片
側のみ電極部の下まで延長しているため、高温高湿や高
温等の信頼性試験において、偏光板の温湿度の伸縮によ
る応力バランスが局所的に崩れ、接続部の反り、歪みが
おおきくなり接続抵抗の上昇や剥離断線を促進する。
の電極端子部に反り、歪みに対する応力を低減し、接続
信頼性を向上させた液晶表示素子の提供を目的とする。
き可撓性フィルム基板間に液晶層が挟持されて構成され
る液晶表示素子において、前記基板の外側に偏光板が設
けられるとともに、一方の基板の側辺の一部に電極取り
出し用の切り欠き部を形成し、該基板に設けられる前記
偏光板はこの切り欠き部を形成した基板の形状に沿って
構成されることを特徴とする液晶表示素子を提供するこ
とにより、前記従来技術の課題を解決することができ
た。
に基づいて説明する。図1は本発明の液晶表示素子の一
例の模式的断面図であり、また図2は図1に示す液晶表
示素子の平面図である。図1および2において、1およ
び11はポリマーフィルム基板、2はシール材、3は液
晶、4はギャップ材、5は電極端子部、6および7はポ
リマーフィルム基板1の外側に形成された偏光板であ
る。図1および2の液晶表示素子は、1対のITO等の
電極付きポリマーフィルム基板1、11間に液晶層3が
挟持され、かつ前記基板1、11の外側に偏光板6およ
び7が貼り付けられた液晶表示素子であり、前記1対の
可撓性フィルム基板1、11の一端側が液晶表示領域よ
りも外側に延出し、該延出部の一方の基板1上に電極端
子部5を設け、さらに他方の延出部の基板11の側辺の
一部に電極の取り出し部が設けられている。前記偏光板
6はこの切り欠き部を形成した基板1の形状に沿って構
成されている。
の模式的平面図を示すものである。この公知の液晶表示
素子は、前記図1および2の本発明の液晶表示素子の偏
光板6および7の両方が延長されているのに対し、偏光
板7のみが延長されている。このように、偏光板7のみ
が延長されている場合、該液晶表示素子を高温、高湿下
で保存試験を行った場合、通常、偏光板およびポリマー
フィルム基板に伸縮が生じ応力が発生し前記延長部分が
他の部分に比べ応力のバランスを崩し反りや歪みを生ず
るが、図1および2のように偏光板6および7の両方が
延長されている場合、応力の不均衡を低減することがで
きるので、反りや歪みを低減することができる。
模式的平面図である。該液晶表示素子は、基板間に液晶
層が挟持され、前記両基板を、その1側辺に電極取り出
し部用の切り欠き部が形成可能な領域が形成されるよう
にエンドシールするとともに、前記領域を切り欠いた構
造のものである。この図4の液晶表示素子は、電極取り
出し部が、該電極取り出し部の設けられる基板の側辺の
長さに対して比較的小さい場合、表示領域内に電極端子
部を作製し、前記切り欠き部が形成される基板の外形に
沿って偏光板を設けることにより、前記本発明の効果を
さらに向上させることができる。
ーフィルム基板のエッジ部分を偏光板で覆うことによ
り、該液晶表示素子に加わる衝撃等に対して補強を行う
ことができ、したがって、取扱を容易にできるという利
点が生じる。本発明の液晶表示素子で使用する可撓性フ
ィルム基板としては、一般に厚さ50〜300μmのポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエ
ーテルスルホン、ポリアリレート等のフィルムにガスバ
リア材やハードコート材をコーティングした基板が挙げ
られる。また、シール材、液晶、ギャップ材および電極
端子部は、従来、液晶表示素子で通常用いられるものが
使用できる。以下、本発明の実施例を示す。
たポリカーボネートフィルム(厚さ:120μm)にI
TO電極を形成したものを用いた。この基板の外側に張
り付けた。ただし、電極部取り出し側の偏光板は、該偏
光板が張り付けられる基板の1側辺の一部に、図2に示
すような電極取り出し用の切り欠き部が形成された基板
の外形に沿って張り付けられたものである。前記偏光板
を張り付けた基板を用いて液晶層を挟持して外形30m
m×60mmの液晶表示素子を作製した。前記液晶表示
の電極端子部にHSCを熱圧着し、他方を駆動回路に接
続した。上記液晶表示素子を高温高湿(40℃、90%
RH)、高温(60℃)、低温(−20℃)環境下で2
40hrと温度サイクル(65℃〜−10℃)環境下で
10サイクル信頼性試験を実施した。この結果いずれの
環境下でも接続部に大きな反り、歪みが見られず又、接
続抵抗においても変化は見られず、良好な結果が得られ
た。
層を挟持した後、前記両基板をエンドシールして外形3
0mm×80mmの液晶素子素子を作製した。ただし、
電極部取り出し側の偏光板は、該偏光板が張り付けられ
る基板の1側辺の一部に、図4に示すような電極取り出
し用の切り欠き部が形成された基板の外形に沿って張り
付けられたものである。前記液晶表示素子の電極端子部
にHSCを熱圧着し、他方を駆動回路に接続した。この
液晶表示素子を高温高湿(40℃、90%RH)、高温
(60℃)、低温(−20℃)環境下で240hrと温
度サイクル(65℃〜−10℃)環境下で10サイクル
信頼性試験を実施した。この結果いずれの環境下でも接
続部に反り、歪みが見られず又、接続抵抗においても変
化は見られず、良好な結果が得られた。
よる電極端子の断線を防止するとともに、取り出し電極
接続後の電極端子部の反り、歪みに対する応力を低減す
ることができ接続信頼性を向上することができる。
ある。
である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 1対の電極付き可撓性フィルム基板間に
液晶層が挟持されて構成された液晶表示素子において、
前記基板の外側に偏光板が設けられるとともに、一方の
基板の側辺の一部に電極取り出し用の切り欠き部を形成
し、かつこの切り欠き部を形成した基板の外側に設けら
れる偏光板の外形は、該基板の外形に沿って構成された
ものであることを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】 1対の電極付き可撓性フィルム基板間に
液晶層が挟持されて構成される液晶表示素子において、
前記基板の外側に偏光板が設けられるとともに、液晶表
示領域内に電極端子部が設けられ、かつ前記両基板を、
その1側辺に電極取り出し部用の切り欠き部が形成可能
な領域が形成されるようにエンドシールするとともに、
前記領域を切り欠いて構成された構造である請求項1記
載の液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31882596A JP3259899B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31882596A JP3259899B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 液晶表示素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10142597A true JPH10142597A (ja) | 1998-05-29 |
JP3259899B2 JP3259899B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=18103382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31882596A Expired - Lifetime JP3259899B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3259899B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6870589B2 (en) | 2000-10-26 | 2005-03-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display element |
JP2009093036A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Sharp Corp | 表示パネル |
JP2009210659A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Citizen Finetech Miyota Co Ltd | 透過型液晶表示装置及びその製造方法。 |
US8330929B2 (en) | 2010-03-26 | 2012-12-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display panel |
JP2017090522A (ja) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | 日東電工株式会社 | 偏光板の製造方法 |
JP2018025630A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 日東電工株式会社 | 偏光板 |
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JP6495374B2 (ja) * | 2016-05-30 | 2019-04-03 | 住友化学株式会社 | 画像表示装置用の偏光板、画像表示装置及び画像表示装置用の偏光板の製造方法 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP31882596A patent/JP3259899B2/ja not_active Expired - Lifetime
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