JPH10142374A - 原子炉圧力容器基礎の建設方法及びその方法に用いるモジュール - Google Patents

原子炉圧力容器基礎の建設方法及びその方法に用いるモジュール

Info

Publication number
JPH10142374A
JPH10142374A JP8296140A JP29614096A JPH10142374A JP H10142374 A JPH10142374 A JP H10142374A JP 8296140 A JP8296140 A JP 8296140A JP 29614096 A JP29614096 A JP 29614096A JP H10142374 A JPH10142374 A JP H10142374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure vessel
reactor pressure
module
foundation
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8296140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3445907B2 (ja
Inventor
Hiroshi Hasegawa
寛 長谷川
Tadaaki Oikawa
忠彰 及川
Koichi Nochida
孝一 後田
Masamichi Chinen
政通 知念
Toshimi Komaru
利巳 鴻丸
Yoichi Nemoto
洋一 根本
Tatsuo Makita
辰雄 牧田
Sumuto Maezawa
澄人 前沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd
Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd, Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP29614096A priority Critical patent/JP3445907B2/ja
Priority to TW086116487A priority patent/TW373182B/zh
Priority to CN97122226A priority patent/CN1182940A/zh
Publication of JPH10142374A publication Critical patent/JPH10142374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3445907B2 publication Critical patent/JP3445907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】原子炉圧力容器基礎の建設において、従来分割
して搬入,設定していた作業を予め地組一体化し、しか
る後に直接搬入することにより工程短縮及び作業の効率
向上と安全性の改善を図る。 【解決手段】原子炉建屋の原子炉格納容器内中央部に設
置されている円筒状の原子炉圧力容器基礎1を工場又は
現地の地組ヤードで一体化し、更にこれに円筒内部に設
置される機器,配管,支持構造物を組み込んで大型モジ
ュール化し、その後大型揚重機で建屋内に直接搬入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子炉圧力容器の基
礎とその周辺の建設に係わる技術分野に属している。
【0002】
【従来の技術】図1の改良型沸騰水型原子炉(以下、A
BWRと称す)プラントの建設において、原子炉圧力容
器(以下、RPVと称す)が据え付けられる円筒状のペ
デスタル1は、上下方向5段程度の数段のブロックに分
割されて各々搬入し設定されており、また、ペデスタル
1内に配備される機器,配管,支持構造物等は、ペデス
タル工事完了後のRPV4の吊り込み前に単品毎に搬入
し設定されていた。
【0003】その後に、全段を据え付け位置に積み上げ
て完成したペデスタルにRPV4を搭載してアンカーボ
ルトにより固定する。
【0004】複数段のペデスタル1は、建設現地にて上
段と下段との合わせ部を溶接するため、段毎の変形が蓄
積され、それを吸収する手段を講じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ペデスタルは、上段と
下段との合わせ部を据え付け現場で溶接して据え付けて
いたから、溶接による歪みなどにより、上下方向に寸法
変化を来たす。このため、RPVをペデスタルに搭載し
てアンカーボルトにより固定する際には、その寸法変化
分を補うようにRPVの支持スカートとペデスタル取り
合い搭載面(RPVの受け面)にソールプレートとシムと
称される板を介在させてRPVの据え付け高さレベルを
調整していた。
【0006】このような調整作業は据え付け現場で行わ
れ、現場での作業を繁雑化させていた。
【0007】RPVのペデスタルの工事において、RP
Vのペデスタルは数段のブロックに分割して搬入される
為、各ブロック同志の溶接と円筒内部へのコンクリート
充填に多くの日数と労力を要していた。
【0008】また、ペデスタル円筒内部には、機器,配
管,支持構造物等が多数配備されているが、これらはペ
デスタル工事完了後、単品毎に搬入される為、その設定
に多くの日数と労力を要していた。
【0009】また、図1のRPV4のペデスタル1及び
ダイヤフラムフロア5並びにRPV4のペデスタル円筒部内
部に配置されている機器,配管,支持構造物等の工事は
RPV4の吊り込み前に完了する必要があり、建設工程のク
リティカルパスとなっていた。更に原子炉建屋2内の狭
い場所での高所作業を余儀なくされていた為、作業の安
全性及び作業の効率面から最適な施工法とは言えなかっ
た。
【0010】従って、原子力発電プラントのRPVペデ
スタルの本体及び内部の建設作業の工程短縮と作業効率
と安全性を向上する為にこれら各製品,部材を大ブロッ
ク化する等の建設方法の改善が要望されていた。
【0011】本発明の目的は、原子炉圧力容器基礎の据
え付けを伴う原子力プラントの建設工程を短縮すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1手段は、原子炉格納容器を建設する際に据え付け
位置に搬入されるモジュールにおいて、筒状の原子炉圧
力容器基礎と、前記原子炉圧力容器基礎と一体にして前
記筒状内側空間に配置された前記筒状内側空間に装備さ
れる部品とから成る原子炉圧力容器基礎の建設方法に用
いるモジュールであり、このモジュールを用いると、前
記原子炉圧力容器基礎の据え付け位置にモジュールを搬
入することで原子炉圧力容器基礎のみならず、前記原子
炉圧力容器基礎の前記筒状内側空間に装備される部品さ
えも同時に且つ一気に搬入でき、その部品をバラバラに
して搬入する事を待って原子炉圧力容器を前記原子炉圧
力容器基礎に据え付けるのに比べて原子炉圧力容器を前
記原子炉圧力容器基礎に据え付ける工事を前倒しに行
え、原子力プラントの工程を短縮することができる。同
じく第2手段は、第1手段において、原子炉圧力容器基
礎は内筒鋼板と外筒鋼板とを備え、前記内筒鋼板と外筒
鋼板との間の空間にベント管が組み込まれていることを
特徴とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモジ
ュールであり、第1手段による作用効果に加えて、モジ
ュール構成メンバーにベント管が含まれているから、原
子炉圧力容器基礎を据え付けると同時にベント管も据え
付けられる作用が得られ、より原子力プラントの工程を
短縮することができる。
【0013】同じく第3手段は、第1手段又は、第2手
段において、原子炉圧力容器基礎は筒状内側空間に原子
炉圧力容器を受ける架台が装備され、前記架台には前記
原子炉圧力容器を固定するアンカーボルトが装備されて
いることを特徴とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に
用いるモジュールであり、第1手段又は、第2手段によ
る作用効果に加えて、モジュール構成メンバーに原子炉
圧力容器を受ける架台や前記原子炉圧力容器を固定する
アンカーボルトが含まれているから、原子炉圧力容器基
礎を据え付けると同時に架台やアンカーボルトも据え付
けられる作用が得られ、より一層原子力プラントの工程
を短縮することができる。
【0014】同じく第4手段は、第1手段から第3手段
までのいずれか一手段において、原子炉圧力容器基礎は
内筒鋼板と外筒鋼板とを備え、前記内筒鋼板と外筒鋼板
との間の空間にコンクリートが充填されていることを特
徴とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモジュ
ールであり、第1手段から第3手段までのいずれか一手
段による作用効果に加えて、建設現場での原子炉圧力容
器基礎へのコンクリート打設作業が大幅に低減できる作
用が得られるので、現場の作業工程の増加を抑制して一
層原子力プラントの工程を短縮することができる。
【0015】同じく第5手段は、第1手段から第4手段
までのいずれか一手段において、原子炉圧力容器基礎を
下段から最上段までの全段にわたって一体化してあるこ
とを特徴とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いる
モジュールであり、第1手段から第4手段までのいずれ
か一手段による作用効果に加えて、モジュールを据え付
け位置に搬入すると一気に原子炉圧力容器基礎全体が据
え付けれる上、据え付け現場でペデスタルの各段の合わ
せ作業が省略でき、それらの相乗効果で原子炉圧力容器
を原子炉圧力容器基礎に据え付ける工事を前倒しにで
き、原子力プラントの工程を短縮することができる。
【0016】同じく第6手段は、第5手段において、原
子炉圧力容器基礎は筒状内側空間に原子炉圧力容器を受
ける架台が装備され、前記架台上で前記原子炉圧力容器
を受ける面の高さが調整加工されていることを特徴とし
た原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモジュールで
あり、第5手段による作用効果に加えて、原子炉圧力容
器を受ける面の高さの調整がモジュールを据え付け位置
に搬入する以前に完了しているから、その調整作業が建
設現場の工程から省略でき、より一層、原子力プラント
の工程を短縮することができる。
【0017】第7手段は、原子炉格納容器を建設する際
に据え付け位置に搬入されるモジュールにおいて、上下
方向複数段の原子炉圧力容器基礎の各段を少なくとも、
前記各段の下段から原子炉圧力容器を受ける架台が装備
された原子炉圧力容器基礎の段まで上方向に組み付けら
れており、前記原子炉圧力容器を受ける架台上の受け面
は前記原子炉圧力容器を受ける高さに機械加工されてい
ることを特徴とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用
いるモジュールであり、このモジュールを建設作業に用
いると、モジュール組み立て製造段階で、その組立製造
段階で生じた上下方向の寸法歪みが原子炉圧力容器の受
け面の高さに影響しても、その影響をその受け面を機械
加工して高さ調整してあるので、建設現場での高さ調整
作業が省略でき、原子力プラントの工程を短縮すること
ができる。
【0018】第8手段は、第7手段において、筒状の原
子炉圧力容器基礎と、前記原子炉圧力容器基礎と一体に
して前記筒状内側空間に配置された前記筒状内側空間に
装備される部品とから成る原子炉圧力容器基礎の建設方
法に用いるモジュールであり、第7手段による作用効果
に加えて、前記原子炉圧力容器基礎の据え付け位置にモ
ジュールを搬入することで原子炉圧力容器基礎のみなら
ず、前記原子炉圧力容器基礎の前記筒状内側空間に装備
される部品さえも同時に且つ一気に搬入でき、その部品
をバラバラにして搬入する事を待って原子炉圧力容器を
前記原子炉圧力容器基礎に据え付けるのに比べて原子炉
圧力容器を前記原子炉圧力容器基礎に据え付ける工事を
前倒しに行え、原子力プラントの工程を一層短縮するこ
とができる。
【0019】第9手段は、第7手段又は第8手段におい
て、原子炉圧力容器基礎は内筒鋼板と外筒鋼板とを備
え、前記内筒鋼板と外筒鋼板との間の空間にベント管が
組み込まれていることを特徴とした原子炉圧力容器基礎
の建設方法に用いるモジュールであり、第7手段又は第
8手段による作用効果に加えて、モジュール構成メンバ
ーにベント管が含まれているから、原子炉圧力容器基礎
を据え付けると同時にベント管も据え付けられる作用が
得られ、より原子力プラントの工程を短縮することがで
きる。
【0020】第10手段は、第7手段又は第8手段又は
第9手段において、原子炉圧力容器基礎は筒状内側空間
に原子炉圧力容器を受ける架台が装備され、前記架台に
は前記原子炉圧力容器を固定するアンカーボルトが装備
されていることを特徴とした原子炉圧力容器基礎の建設
方法に用いるモジュールであり、第7手段又は第8手段
又は第9手段による作用効果に加えて、モジュール構成
メンバーに原子炉圧力容器を受ける架台や前記原子炉圧
力容器を固定するアンカーボルトが含まれているから、
原子炉圧力容器基礎を据え付けると同時に架台やアンカ
ーボルトも据え付けられる作用が得られ、より一層原子
力プラントの工程を短縮することができる。
【0021】第11手段は、第7手段から第10手段ま
でのいずれか一手段において、原子炉圧力容器基礎は内
筒鋼板と外筒鋼板とを備え、前記内筒鋼板と外筒鋼板と
の間の空間にコンクリートが入れられていることを特徴
とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモジュー
ルであり、第7手段から第10手段までのいずれか一手
段による作用効果に加えて、建設現場での原子炉圧力容
器基礎へのコンクリート打設作業が大幅に低減できる作
用が得られるので、現場の作業工程の増加を抑制して一
層原子力プラントの工程を短縮することができる。
【0022】第12手段は、第7手段から第11手段ま
でのいずれか一手段において、原子炉圧力容器基礎を下
段から最上段までの全段にわたって一体化してあること
を特徴とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモ
ジュールであり、第7手段から第11手段までのいずれ
か一手段による作用効果に加えて、モジュールを据え付
け位置に搬入すると一気に原子炉圧力容器基礎全体が据
え付けれる上、据え付け現場でペデスタルの各段の合わ
せ作業が省略でき、それらの相乗効果で原子炉圧力容器
を原子炉圧力容器基礎に据え付ける工事を前倒しにで
き、原子力プラントの工程を短縮することができる。
【0023】第13手段は、第1手段から第6手段まで
のいずれか一手段でのモジュールを工場又は建設現地に
て組み立て、しかる後に、組み立てられた前記モジュー
ルを前記モジュールの据え付け位置に揚重機により吊り
込んで設定する原子炉圧力容器基礎の建設方法であり、
工場又は建設現地にて組み立てたモジュールを前記原子
炉圧力容器基礎の据え付け位置に揚重機で吊り込んで原
子炉圧力容器基礎のみならず、前記原子炉圧力容器基礎
の前記筒状内側空間に装備される部品さえも同時に且つ
一気に搬入でき、その部品をバラバラにして搬入する事
を待って原子炉圧力容器を前記原子炉圧力容器基礎に据
え付けるのに比べて原子炉圧力容器を前記原子炉圧力容
器基礎に据え付ける工事を前倒しに行え、原子力プラン
トの工程を短縮することができる。
【0024】第14手段は、第7手段から第12手段ま
でのいずれか一手段でのモジュールを工場又は建設現地
にて組み立て、しかる後に、組み立てられた前記モジュ
ールを前記モジュールの据え付け位置に揚重機により吊
り込んで設定する原子炉圧力容器基礎の建設方法であ
り、工場又は建設現地にて組み立てたモジュールを前記
原子炉圧力容器基礎の据え付け位置に揚重機で吊り込ん
で原子炉圧力容器基礎を据え付けると、モジュール作成
の段階で原子炉圧力容器を受ける面の高さが正しく調整
されているから建設現場での調節作業は省略され、その
原子炉圧力容器基礎の各段を据え付け位置にて組み上げ
て原子炉圧力容器を前記原子炉圧力容器基礎に据え付け
るのに比べて原子炉圧力容器を前記原子炉圧力容器基礎
に据え付ける工事を前倒しに行え、原子力プラントの工
程を短縮することができる。
【0025】第15手段は、第14手段において、原子
炉圧力容器を受ける架台上の受け面を前記原子炉圧力容
器を受ける正規の高さよりも高く成るように組み、しか
る後に、前記正規の高さに成るように前記受け面を切削
加工してモジュールを組み立てることを特徴とした原子
炉圧力容器基礎の建設方法であり、第14手段による作
用効果に加えて、モジュールの組立段階で、生じた歪み
が原子炉圧力容器の受け面を低めるように作用しても、
予めその受け面を高くなるように設定してあるから、そ
の受け面が正規の高さより低まることはなく、切削代が
得られ、制作段階で制作時の歪みの影響が出た後に受け
面を切削して正規の高さに調整できる。第16手段は、
第13手段から第15手段までのいずれか一手段におい
て、モジュールを構成する部品の洗浄又は耐圧試験、乃
至はその両方を前記モジュールを吊り込む前に実施する
ことを特徴とした原子炉圧力容器基礎の建設方法であ
り、第13手段から第15手段までのいずれか一手段に
よる作用効果に加えて、モジュールの構成メンバーであ
る部品の洗浄又は耐圧試験、乃至はその両方をモジュー
ルの吊り込み前に実施して、工程に洗浄又は耐圧試験工
程が加わる事による建設工程の遅れを回避でき、高所の
据え付け位置での洗浄又は耐圧試験の作業を低地乃至は
工場にて環境の良い場所で実施できるから作業効率も良
くなるので、一層原子力プラントの工程を短縮すること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1に本発明を適用して建設する
ABWRプラントの原子炉建屋の断面図を示す。
【0027】すなわち、原子炉建屋2の中央部に鉄筋コ
ンクリート製原子炉格納容器(RCCV)3を有する。
【0028】その構造は、円筒型の構造物であり、その
中央部にはRPV4を搭載するRPV4のペデスタル1が設
けられている。
【0029】本実施例のRPV4のペデスタル1は、R
PV4の荷重を支えて振動にも充分耐えるよう内側と外
側はコンクリート打設の型枠を兼ねた円筒状の鋼板で出
来ており、両者の空間には、強度の高いコンクリートが
充填された構造となっており、又、本実施例のRPV4
のペデスタル1と一体に組み込まれる機器,配管,支持
構造物のモジュールはペデスタル1内部の中間部に設置
される。
【0030】次に、原子炉建屋2におけるRPV4のペ
デスタル1の建設に用いる大型モジュールについて説明
する。
【0031】図2は、RPV4のペデスタル1において
従来上下方向5段に分割して組立てしていたものを建設
現地のヤードで前記5段を一体化したペデスタルの鳥瞰
図を示す。
【0032】すなわち、RPV4のペデスタル1は、外
筒鋼板11と内筒鋼板12の同心二重円筒構造となって
おり、円筒の中間上部にはRPV4が搭載される架台1
3が一体化されており、その架台13にはRPV4を架
台13に固定するアンカーボルト14が設定される構造
となっている。
【0033】また、外筒鋼板11と内筒鋼板12の間に
は両者をつなぐ補強リブ15とベント管17が組み込ま
れて取り付いており、さらには強度の高いコンクリート
32が充填される構造となっている。
【0034】ベント管17は、ペデスタル1の上端に開
口する連通孔33に連通している。図3は、RPV4の
ペデスタル1内部の中間に据え付けられる機器,配管,
支持構造物のモジュールの鳥瞰図を示したものであり、
実際には、これらはRPV4の底部の制御棒駆動機構ハウジ
ング及びインターナルポンプの取合い部にあたる。すな
わち、RPV4のペデスタル円筒内部空間の機器,配
管,支持構造物は、上部フロア用主梁21,下部フロア
用主梁22,縦梁23,小梁24の鉄骨構造支持部材,
インターナルポンプの熱交換器28,制御棒駆動用配管
29,計装用配管30、より構成されており、これらは
工場又は、現地の地組ヤードで一体モジュール化され
る。
【0035】図4に一体化されたRPVペデスタル本体
にペデスタル内部の機器,配管,支持構造物更にはサー
ビスプラットホーム31を一体化した大型モジュールの
鳥瞰図を示す。
【0036】ペデスタル内のモジュールは、ペデスタル
内壁に補強リング25を取り付けると共に主梁21,2
2を直接溶接してペデスタル本体と一体化する。
【0037】図5に大型揚重機18を用いて原子炉建屋
2内に本実施例の大型モジュールを搬入する状態を示
す。
【0038】図6に原子炉建屋の建設における本実施例
と従来との工法の建設工程シーケンスを示す。
【0039】この工程シーケンスからもわかるように、
RPV4のペデスタル1の全段を一モジュールに組み立
て、その後に前記モジュールを前記モジュールの据え付
け位置に揚重機により吊り込んで設定する事で、ダイヤ
フラムの工事と原子炉格納容器(RCCV)の工事を前
倒しにしてRPV4据え付け時期を早めたRPV4のペ
デスタル1の建設工程が採用されており、据え付け位置
にモジュールを吊り込んで設定すれば、一気にRPV4
のペデスタル1が据え付けられ、それに引き続くダイヤ
フラムの工事と原子炉格納容器の工事を前倒しにできて
る上、RPV4のペデスタル1を据え付け時に各段毎に
合わせながら積み上げて行く従来工程に比べてペデスタ
ル1のRPV4の搭載面は、溶接によりモジュールを制
作した際の歪みによる変形寸法を架台13の上面を切削
加工することにより正規の高さに調整されているので、
RPV4のペデスタル1にRPV4を組み付ける(RPVO
N)際の高さ調整が大幅に削減でき、それらの相乗効果に
より、原子力プラントの建設工程が短縮する。
【0040】建設現場でのRPV4のペデスタル1にR
PV4を組み付ける(RPVON)際の高さ調整をなく
す乃至は軽減するために、工場乃至は現地のヤードにて
各段のペデスタル部分を下段から上段に向けて組み上げ
て行く際に、予め、架台13の上面の高さがRPVを受
ける正規の高さよりも高くなるように配置乃至は上下方
向の厚さを厚くして構成しておく。ペデスタルの各段を
組み上げ時に各段の合わせ部を溶接した際の歪みの影響
により架台13が低下するが、その低下量は架台13の
上面を正規の高さより低めることはなく高さ調整代が残
されている。架台13が装備されているペデスタルの段
が組み上げられた後にその調整代を切削して機械加工を
加え、正規の高さに調整する。このように、モジュール
化されたペデスタルは据え付け位置へ搬入される前にR
PVを受ける面が正規の高さに調整され、据え付け現場
での高さ調整作業が省略乃至は軽減される。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、原子炉圧力容
器基礎の据え付け位置にモジュールを搬入することで原
子炉圧力容器基礎のみならず、前記原子炉圧力容器基礎
の前記筒状内側空間に装備される部品さえも同時に且つ
一気に搬入でき、その部品をバラバラにして搬入する事
を待って原子炉圧力容器を前記原子炉圧力容器基礎に据
え付けるのに比べて原子炉圧力容器を前記原子炉圧力容
器基礎に据え付ける工事を前倒しに行え、原子力プラン
トの工程を短縮することができる。
【0042】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、モジュール構成メンバーにベント
管が含まれているから、原子炉圧力容器基礎を据え付け
ると同時にベント管も据え付けられる作用が得られ、よ
り原子力プラントの工程を短縮することができる。
【0043】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2による発明の効果に加えて、モジュール構成メン
バーに原子炉圧力容器を受ける架台や前記原子炉圧力容
器を固定するアンカーボルトが含まれているから、原子
炉圧力容器基礎を据え付けると同時に架台やアンカーボ
ルトも据え付けられる作用が得られ、より一層原子力プ
ラントの工程を短縮することができる。
【0044】請求項4の発明によれば、請求項1から請
求項3までのいずれか一項の発明による効果に加えて、
建設現場での原子炉圧力容器基礎へのコンクリート打設
作業が大幅に低減できる作用が得られるので、現場の作
業工程の増加を抑制して一層原子力プラントの工程を短
縮することができる。
【0045】請求項5の発明によれば、請求項1から請
求項4までのいずれか一項の発明による効果に加えて、
モジュールを据え付け位置に搬入すると一気に原子炉圧
力容器基礎全体が据え付けれる上、据え付け現場でペデ
スタルの各段の合わせ作業が省略でき、それらの相乗効
果で原子炉圧力容器を原子炉圧力容器基礎に据え付ける
工事を前倒しにでき、原子力プラントの工程を短縮する
ことができる。
【0046】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
による効果に加えて、原子炉圧力容器を受ける面の高さ
の調整がモジュールを据え付け位置に搬入する以前に完
了しているから、その調整作業が建設現場の工程から省
略でき、より一層、原子力プラントの工程を短縮するこ
とができる。
【0047】請求項7の発明によれば、この発明による
モジュールを建設作業に用いると、モジュール組み立て
製造段階で、その組立製造段階で生じた上下方向の寸法
歪みが原子炉圧力容器の受け面の高さに影響しても、そ
の影響をその受け面を加工して高さ調整してあるので、
建設現場での高さ調整作業が省略でき、原子力プラント
の工程を短縮することができる。
【0048】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
による効果に加えて、原子炉圧力容器基礎の据え付け位
置にモジュールを搬入することで原子炉圧力容器基礎の
みならず、前記原子炉圧力容器基礎の前記筒状内側空間
に装備される部品さえも同時に且つ一気に搬入でき、そ
の部品をバラバラにして搬入する事を待って原子炉圧力
容器を前記原子炉圧力容器基礎に据え付けるのに比べて
原子炉圧力容器を前記原子炉圧力容器基礎に据え付ける
工事を前倒しに行え、原子力プラントの工程を一層短縮
することができる。
【0049】請求項9の発明によれば、請求項7又は請
求項8の発明による効果に加えて、モジュール構成メン
バーにベント管が含まれているから、原子炉圧力容器基
礎を据え付けると同時にベント管も据え付けられる作用
が得られ、より原子力プラントの工程を短縮することが
できる。
【0050】請求項10の発明によれば、請求項7又は
請求項8又は請求項9の発明による効果に加えて、モジ
ュール構成メンバーに原子炉圧力容器を受ける架台や前
記原子炉圧力容器を固定するアンカーボルトが含まれて
いるから、原子炉圧力容器基礎を据え付けると同時に架
台やアンカーボルトも据え付けられる作用が得られ、よ
り一層原子力プラントの工程を短縮することができる。
【0051】請求項11の発明によれば、請求項7から
請求項10までのいずれか一項の発明による効果に加え
て、建設現場での原子炉圧力容器基礎へのコンクリート
打設作業が大幅に低減できる作用が得られるので、現場
の作業工程の増加を抑制して一層原子力プラントの工程
を短縮することができる。
【0052】請求項12の発明によれば、請求項7から
請求項11までのいずれか一項の発明による効果に加え
て、モジュールを据え付け位置に搬入すると一気に原子
炉圧力容器基礎全体が据え付けれる上、据え付け現場で
ペデスタルの各段の合わせ作業が省略でき、それらの相
乗効果で原子炉圧力容器を原子炉圧力容器基礎に据え付
ける工事を前倒しにでき、原子力プラントの工程を短縮
することができる。
【0053】請求項13の発明によれば、工場又は建設
現地にて組み立てたモジュールを前記原子炉圧力容器基
礎の据え付け位置に揚重機で吊り込んで原子炉圧力容器
基礎のみならず、前記原子炉圧力容器基礎の前記筒状内
側空間に装備される部品さえも同時に且つ一気に搬入で
き、その部品をバラバラにして搬入する事を待って原子
炉圧力容器を前記原子炉圧力容器基礎に据え付けるのに
比べて原子炉圧力容器を前記原子炉圧力容器基礎に据え
付ける工事を前倒しに行え、原子力プラントの工程を短
縮することができる。
【0054】請求項14の発明によれば、工場又は建設
現地にて組み立てたモジュールを前記原子炉圧力容器基
礎の据え付け位置に揚重機で吊り込んで原子炉圧力容器
基礎を据え付けると、モジュール作成の段階で原子炉圧
力容器を受ける面の高さが正しく調整されているから建
設現場での調節作業は省略され、その原子炉圧力容器基
礎の各段を据え付け位置にて組み上げて原子炉圧力容器
を前記原子炉圧力容器基礎に据え付けるのに比べて原子
炉圧力容器を前記原子炉圧力容器基礎に据え付ける工事
を前倒しに行え、原子力プラントの工程を短縮すること
ができる。
【0055】請求項15の発明によれば、請求項14の
発明による効果に加えて、モジュールの制作段階で、生
じた歪みが原子炉圧力容器の受け面を低めるように作用
しても、予めその受け面を高くなるように設定してある
から、その受け面が正規の高さより低まることはなく、
切削代が得られ、制作段階で制作時の歪みの影響が出た
後に受け面を切削して正規の高さに調整できる。
【0056】請求項16の発明によれば、請求項13か
ら請求項15までのいずれか一項の発明による効果に加
えて、モジュールの構成メンバーである部品の洗浄又は
耐圧試験、乃至はその両方をモジュールの吊り込み前に
実施して、工程に洗浄又は耐圧試験工程が加わる事によ
る建設工程の遅れを回避でき、高所の据え付け位置での
洗浄又は耐圧試験の作業を低地乃至は工場にて環境の良
い場所で実施できるから作業効率も良くなるので、一層
原子力プラントの工程を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原子炉建屋におけるRCCV及びRPVのペデ
スタルの縦断面図である。
【図2】図1のRPVのペデスタルのモジュールの一部
断面表示による鳥瞰図である。
【図3】図2のモジュールのRPVのペデスタルの下か
ら2段目を断面にて表示した鳥瞰図である。
【図4】図2のモジュールのRPVのペデスタルの最下
段の一部から最上段までを断面表示にて表した鳥瞰図で
ある。
【図5】図2のモジュールを揚重機により原子炉建屋の
所定位置に搬入している状況を示した断面図である。
【図6】RPVのペデスタルの建設を伴う本発明の実施
例と従来工法との建設工程シーケンスを比較表示した図
である。
【符号の説明】
1…RPVペデスタル、2…原子炉建屋、3…原子炉格
納容器(RCCV)、4…原子炉圧力容器(RPV)、
5…ダイヤフラムフロア、11…RPVペデスタル外筒
鋼板、12…RPVペデスタル内筒鋼板、13…架台、
14…RPVアンカーボルト、15…RPVペデスタル
用リブ、17…ベント管、18…大型揚重機、19…ワ
イヤ、21…上部フロア用主梁、22…下部フロア用主
梁、23…縦梁、24…小梁、26…上部フロア用支持
板、27…下部フロア用支持板、28…熱交換器、29
…制御棒駆動用配管、30…計装用配管、31…サービ
スプラットホーム、32…コンクリート、33…連通
孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 寛 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 及川 忠彰 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 後田 孝一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 知念 政通 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 日立ニ ュークリアエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鴻丸 利巳 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 根本 洋一 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 日立ニ ュークリアエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 牧田 辰雄 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 前沢 澄人 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉格納容器を建設する際に据え付け位
    置に搬入されるモジュールにおいて、筒状の原子炉圧力
    容器基礎と、前記原子炉圧力容器基礎と一体にして前記
    筒状内側空間に配置された前記筒状内側空間に装備され
    る部品とから成る原子炉圧力容器基礎の建設方法に用い
    るモジュール。
  2. 【請求項2】請求項1において、原子炉圧力容器基礎は
    内筒鋼板と外筒鋼板とを備え、前記内筒鋼板と外筒鋼板
    との間の空間にベント管が組み込まれていることを特徴
    とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモジュー
    ル。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、原子炉圧
    力容器基礎は筒状内側空間に原子炉圧力容器を受ける架
    台が装備され、前記架台には前記原子炉圧力容器を固定
    するアンカーボルトが装備されていることを特徴とした
    原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモジュール。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3までのいずれか一項
    において、原子炉圧力容器基礎は内筒鋼板と外筒鋼板と
    を備え、前記内筒鋼板と外筒鋼板との間の空間にコンク
    リートが充填されていることを特徴とした原子炉圧力容
    器基礎の建設方法に用いるモジュール。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4までのいずれか一項
    において、原子炉圧力容器基礎を下段から最上段までの
    全段にわたって一体化してあることを特徴とした原子炉
    圧力容器基礎の建設方法に用いるモジュール。
  6. 【請求項6】請求項5において、原子炉圧力容器基礎は
    筒状内側空間に原子炉圧力容器を受ける架台が装備さ
    れ、前記架台上で前記原子炉圧力容器を受ける面の高さ
    が調整加工されていることを特徴とした原子炉圧力容器
    基礎の建設方法に用いるモジュール。
  7. 【請求項7】原子炉格納容器を建設する際に据え付け位
    置に搬入されるモジュールにおいて、上下方向複数段の
    原子炉圧力容器基礎の各段を少なくとも、前記各段の下
    段から原子炉圧力容器を受ける架台が装備された原子炉
    圧力容器基礎の段まで上方向に組み付けられており、前
    記原子炉圧力容器を受ける架台上の受け面は前記原子炉
    圧力容器を受ける高さに機械加工されていることを特徴
    とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモジュー
    ル。
  8. 【請求項8】請求項7において、筒状の原子炉圧力容器
    基礎と、前記原子炉圧力容器基礎と一体にして前記筒状
    内側空間に配置された前記筒状内側空間に装備される部
    品とから成る原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモ
    ジュール。
  9. 【請求項9】請求項7又は請求項8において、原子炉圧
    力容器基礎は内筒鋼板と外筒鋼板とを備え、前記内筒鋼
    板と外筒鋼板との間の空間にベント管が組み込まれてい
    ることを特徴とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用
    いるモジュール。
  10. 【請求項10】請求項7又は請求項8又は請求項9にお
    いて、原子炉圧力容器基礎は筒状内側空間に原子炉圧力
    容器を受ける架台が装備され、前記架台には前記原子炉
    圧力容器を固定するアンカーボルトが装備されているこ
    とを特徴とした原子炉圧力容器基礎の建設方法に用いる
    モジュール。
  11. 【請求項11】請求項7から請求項10までのいずれか
    一項において、原子炉圧力容器基礎は内筒鋼板と外筒鋼
    板とを備え、前記内筒鋼板と外筒鋼板との間の空間にコ
    ンクリートが充填されていることを特徴とした原子炉圧
    力容器基礎の建設方法に用いるモジュール。
  12. 【請求項12】請求項7から請求項11までのいずれか
    一項において、原子炉圧力容器基礎を下段から最上段ま
    での全段にわたって一体化してあることを特徴とした原
    子炉圧力容器基礎の建設方法に用いるモジュール。
  13. 【請求項13】請求項1から請求項6までのいずれか一
    項に記載のモジュールを工場又は建設現地にて組み立
    て、しかる後に、組み立てられた前記モジュールを前記
    モジュールの据え付け位置に揚重機により吊り込んで設
    定する原子炉圧力容器基礎の建設方法。
  14. 【請求項14】請求項7から請求項12までのいずれか
    一項に記載のモジュールを工場又は建設現地にて組み立
    て、しかる後に、組み立てられた前記モジュールを前記
    モジュールの据え付け位置に揚重機により吊り込んで設
    定する原子炉圧力容器基礎の建設方法。
  15. 【請求項15】請求項14において、原子炉圧力容器を
    受ける架台上の受け面を前記原子炉圧力容器を受ける正
    規の高さよりも高く成るように組み、しかる後に、前記
    正規の高さに成るように前記受け面を切削加工してモジ
    ュールを組み立てることを特徴とした原子炉圧力容器基
    礎の建設方法。
  16. 【請求項16】請求項13から請求項15までのいずれ
    か一項において、モジュールを構成する部品の洗浄又は
    耐圧試験、乃至はその両方を前記モジュールを吊り込む
    前に実施することを特徴とした原子炉圧力容器基礎の建
    設方法。
JP29614096A 1996-11-08 1996-11-08 原子炉圧力容器基礎の建設方法及びその方法に用いるモジュール Expired - Fee Related JP3445907B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29614096A JP3445907B2 (ja) 1996-11-08 1996-11-08 原子炉圧力容器基礎の建設方法及びその方法に用いるモジュール
TW086116487A TW373182B (en) 1996-11-08 1997-11-05 Nuclear reactive furnace pressure container foundation construction method and this method using composite of plurality of monomer
CN97122226A CN1182940A (zh) 1996-11-08 1997-11-07 建设核反应堆压力容器基座的方法及其使用的复合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29614096A JP3445907B2 (ja) 1996-11-08 1996-11-08 原子炉圧力容器基礎の建設方法及びその方法に用いるモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10142374A true JPH10142374A (ja) 1998-05-29
JP3445907B2 JP3445907B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=17829674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29614096A Expired - Fee Related JP3445907B2 (ja) 1996-11-08 1996-11-08 原子炉圧力容器基礎の建設方法及びその方法に用いるモジュール

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3445907B2 (ja)
CN (1) CN1182940A (ja)
TW (1) TW373182B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6308844B1 (en) 1998-12-16 2001-10-30 Hitachi, Ltd. Method for handling an equipment inside a building by a crane installed outside

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102061788B (zh) * 2010-11-09 2012-11-21 中国核工业华兴建设有限公司 核电站钢衬里的底板和筒体安装方法
JP5679783B2 (ja) * 2010-11-29 2015-03-04 株式会社東芝 原子炉格納容器および原子力プラント
CN102184747B (zh) * 2011-03-18 2013-02-06 山东核电设备制造有限公司 一种模块化钢制安全壳环吊梁及其组装方法
CN102184748B (zh) * 2011-03-18 2013-02-06 山东核电设备制造有限公司 一种一体化钢制安全壳环吊梁及其组装方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6308844B1 (en) 1998-12-16 2001-10-30 Hitachi, Ltd. Method for handling an equipment inside a building by a crane installed outside

Also Published As

Publication number Publication date
JP3445907B2 (ja) 2003-09-16
CN1182940A (zh) 1998-05-27
TW373182B (en) 1999-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10142374A (ja) 原子炉圧力容器基礎の建設方法及びその方法に用いるモジュール
CN110259150B (zh) 一种核电站钢制安全壳顶封头拼装支架及拼装方法
JP3027430B2 (ja) 原子力発電所建屋の建設方法、ビルディングモジュールおよび原子力発電所建屋
JP3283735B2 (ja) 原子炉格納容器上部ドライウェルの建設方法及びその建設方法に用いるモジュール
JPH11337675A (ja) 原子炉格納容器およびその建設方法
JP2966751B2 (ja) 原子炉格納容器の建設工法及び原子炉格納容器のダイヤフラムフロアの構造
JP4352071B2 (ja) 原子炉格納容器の建設方法
JPH0672940B2 (ja) 原子炉格納容器上部構造の建設方法
JP3419252B2 (ja) 原子炉格納容器内下部構造物の建設方法
JP3462911B2 (ja) 原子炉建屋
CN218324857U (zh) 一种核电站堆芯竖井用空间桁架式支撑结构
JP3462962B2 (ja) コンクリート製原子炉格納容器の建設工法
JP4276872B2 (ja) 原子炉格納容器のダイヤフラムフロアの建設方法
JP3110059B2 (ja) 原子力発電所の格納容器建設工法
JP2945707B2 (ja) 原子炉圧力容器支持ペデスタルの据付方法
JP3601999B2 (ja) 原子炉格納容器およびそのダイヤフラムフロアの建設工法
JP3020874B2 (ja) 原子力プラント及びダイヤフラムフロアのモジュール構造並びに原子力プラントの建設方法
JPS60157600A (ja) ライニング貯槽施工法
JPS6318953Y2 (ja)
JP3345537B2 (ja) 鉄筋コンクリート製原子炉格納容器のダイヤフラムフロア
JPH0247588A (ja) 鋼製ペデスタル
JPH0784092A (ja) ライニング槽及びその施工法
JPS6126890A (ja) 原子炉圧力容器の据付方法および原子炉圧力容器支持用ペデスタル
JPH02136792A (ja) ダイヤフラムフロアの建設工法
JPH03237391A (ja) 原子力発電所の格納容器建設工法

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees