JPH10141771A - 電気温水器 - Google Patents
電気温水器Info
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- JPH10141771A JPH10141771A JP29652296A JP29652296A JPH10141771A JP H10141771 A JPH10141771 A JP H10141771A JP 29652296 A JP29652296 A JP 29652296A JP 29652296 A JP29652296 A JP 29652296A JP H10141771 A JPH10141771 A JP H10141771A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 沸き上げ温度制御用の温度センサが故障して
も直ちに沸き上げ動作が停止することがなく、故障の都
度修理に赴く煩わしさがなくてメンテナンスが容易な単
缶式の電気温水器を提供する。 【解決手段】 貯湯タンク１内の下部に電気ヒータ４、
異なる水深位置に複数個の残湯検知及び沸き上げ温度制
御用の温度検出センサＴ1 ，Ｔ2 ，・・・Ｔn 、最下部
の温度検出センサＴ1 の出力に基づいて電気ヒータ４の
通電制御を行う沸き上げ温度制御部６を備えていて、最
下部の温度検出センサＴ1 が故障したときこれを検知し
て最下部より二番目の温度検出センサＴ2 がその機能を
代行し、以下下部から順に、故障した温度検出センサの
機能をその直上部の温度検出センサが代行するように構
成されたプログラムを有する電気温水器。
も直ちに沸き上げ動作が停止することがなく、故障の都
度修理に赴く煩わしさがなくてメンテナンスが容易な単
缶式の電気温水器を提供する。 【解決手段】 貯湯タンク１内の下部に電気ヒータ４、
異なる水深位置に複数個の残湯検知及び沸き上げ温度制
御用の温度検出センサＴ1 ，Ｔ2 ，・・・Ｔn 、最下部
の温度検出センサＴ1 の出力に基づいて電気ヒータ４の
通電制御を行う沸き上げ温度制御部６を備えていて、最
下部の温度検出センサＴ1 が故障したときこれを検知し
て最下部より二番目の温度検出センサＴ2 がその機能を
代行し、以下下部から順に、故障した温度検出センサの
機能をその直上部の温度検出センサが代行するように構
成されたプログラムを有する電気温水器。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気温水器に関
し、特に沸き上げ温度制御用の温度検出センサが異常な
場合でも、出湯口から異常に高温の湯や冷水が供給され
たりすることがなく、且つメンテナンスが容易な電気温
水器に関する。
し、特に沸き上げ温度制御用の温度検出センサが異常な
場合でも、出湯口から異常に高温の湯や冷水が供給され
たりすることがなく、且つメンテナンスが容易な電気温
水器に関する。
【０００２】
【従来の技術】特開平４−１５１４５５号公報には、給
水側缶体及び給湯側缶体を有し、給水側缶体内の温度制
御センサが故障したときには給水側缶体の沸き上げ動作
のみを禁止し、給湯側缶体内の温度制御センサが故障し
たときには両缶体すべての沸き上げ動作を禁止するとと
もに、自動給湯機能を有する場合は、自動給湯動作を禁
止するように構成したプログラムを制御手段に備えた電
気温水器が開示されている。
水側缶体及び給湯側缶体を有し、給水側缶体内の温度制
御センサが故障したときには給水側缶体の沸き上げ動作
のみを禁止し、給湯側缶体内の温度制御センサが故障し
たときには両缶体すべての沸き上げ動作を禁止するとと
もに、自動給湯機能を有する場合は、自動給湯動作を禁
止するように構成したプログラムを制御手段に備えた電
気温水器が開示されている。
【０００３】また、特開平６−３１７３５４号公報に
は、給水口が底部に、出湯口が上部に設けられた貯湯タ
ンク内の下部に電気ヒータを備え、上部に残湯量検出用
温度センサが配置された単缶式の電気温水器で、電気ヒ
ータの近傍位置に配置された制御用温度センサと、この
センサ並びに残湯量検出用温度センサの各出力から、そ
れぞれの単位時間当たりの温度変化を求める演算手段
と、それら２種のセンサ出力に基づく演算値がともに基
準値以上となった時点で電気ヒータへの通電を停止する
制御手段が設けられた電気温水器が開示されている。
は、給水口が底部に、出湯口が上部に設けられた貯湯タ
ンク内の下部に電気ヒータを備え、上部に残湯量検出用
温度センサが配置された単缶式の電気温水器で、電気ヒ
ータの近傍位置に配置された制御用温度センサと、この
センサ並びに残湯量検出用温度センサの各出力から、そ
れぞれの単位時間当たりの温度変化を求める演算手段
と、それら２種のセンサ出力に基づく演算値がともに基
準値以上となった時点で電気ヒータへの通電を停止する
制御手段が設けられた電気温水器が開示されている。
【０００４】上記特開平４−１５１４５５号公報記載の
複缶式の電気温水器は、給水側缶体内のセンサ（給水温
度センサ）が故障した場合には、給湯側缶体内のセンサ
（給湯温度センサ）が作動して給湯側缶体の沸き上げ動
作が可能である。
複缶式の電気温水器は、給水側缶体内のセンサ（給水温
度センサ）が故障した場合には、給湯側缶体内のセンサ
（給湯温度センサ）が作動して給湯側缶体の沸き上げ動
作が可能である。
【０００５】しかるに、特開平６−３１７３５４号公報
記載の単缶式の電気温水器にあっては、制御用温度セン
サが故障すると沸き上げ温度を制御することができず、
湯が沸かせないことになる。従って、利用者あるいはメ
ンテナンスマンは、湯が沸かないというサービスコール
を受けると、直ちに修理に赴くこととなる。
記載の単缶式の電気温水器にあっては、制御用温度セン
サが故障すると沸き上げ温度を制御することができず、
湯が沸かせないことになる。従って、利用者あるいはメ
ンテナンスマンは、湯が沸かないというサービスコール
を受けると、直ちに修理に赴くこととなる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、従来
技術の問題点を解消し、沸き上げ温度制御用温度センサ
が故障しても直ちに沸き上げ動作が停止することがな
く、また故障の都度修理に赴く煩わしさのない、単缶式
の電気温水器を提供することを目的としたものである。
従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、従来
技術の問題点を解消し、沸き上げ温度制御用温度センサ
が故障しても直ちに沸き上げ動作が停止することがな
く、また故障の都度修理に赴く煩わしさのない、単缶式
の電気温水器を提供することを目的としたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電気温水器は、底部に給水口、上部に出
湯口を有する貯湯タンクと、貯湯タンク内の下部に設置
された電気ヒータと、タンク内の異なる水深位置に設置
された複数個の残湯量検知及び沸き上げ温度制御用の温
度検出センサと、最下部の温度検出センサの出力に基づ
いて上記電気ヒータへの通電制御を行う沸き上げ制御部
とを備えた電気温水器であって、最下部の温度検出セン
サが故障したときこれを検知して最下部の温度検出セン
サの機能を最下部から二番目の温度検出センサが代行
し、以下下部から順に、故障した温度検出センサの機能
をその直上部の温度検出センサが代行するように構成さ
れたプログラムを備えていることを特徴とするものであ
る。
めに、本発明の電気温水器は、底部に給水口、上部に出
湯口を有する貯湯タンクと、貯湯タンク内の下部に設置
された電気ヒータと、タンク内の異なる水深位置に設置
された複数個の残湯量検知及び沸き上げ温度制御用の温
度検出センサと、最下部の温度検出センサの出力に基づ
いて上記電気ヒータへの通電制御を行う沸き上げ制御部
とを備えた電気温水器であって、最下部の温度検出セン
サが故障したときこれを検知して最下部の温度検出セン
サの機能を最下部から二番目の温度検出センサが代行
し、以下下部から順に、故障した温度検出センサの機能
をその直上部の温度検出センサが代行するように構成さ
れたプログラムを備えていることを特徴とするものであ
る。
【０００８】上記において、温度検出センサの故障の検
出は以下のようにしてなされる。即ち、すべての温度検
出センサからの出力は演算部のマイコンに入力され、常
時モニターされている。そして、 温度検出センサからの出力温度ｘが、−５℃≦ｘ≦１
００℃の正常温度域を外れた場合、 沸き上げ完了時の温度が設定値に対し±５℃を超えた
場合、 上部が低温で下部が高温というように異常な温度分布
を示す場合、 単位時間当たりの昇温または降温の温度変化ΔＴ／Δ
ｔが異常な場合（即ち正常域のα≦ΔＴ／Δｔ≦βを外
れた場合） のいずれか一つの条件でも外れた場合に故障と判断す
る。
出は以下のようにしてなされる。即ち、すべての温度検
出センサからの出力は演算部のマイコンに入力され、常
時モニターされている。そして、 温度検出センサからの出力温度ｘが、−５℃≦ｘ≦１
００℃の正常温度域を外れた場合、 沸き上げ完了時の温度が設定値に対し±５℃を超えた
場合、 上部が低温で下部が高温というように異常な温度分布
を示す場合、 単位時間当たりの昇温または降温の温度変化ΔＴ／Δ
ｔが異常な場合（即ち正常域のα≦ΔＴ／Δｔ≦βを外
れた場合） のいずれか一つの条件でも外れた場合に故障と判断す
る。
【０００９】温度検出センサの故障が検出されるとその
温度検出センサの機能が停止し、次の優先順位の温度検
出センサに切り換えられて、切り換えられた温度検出セ
ンサが故障した温度検出センサの機能を代行する。ま
た、それとともに音声、ランプ、画像等によって温度検
出センサが故障したとの警報が発せられるように構成さ
れていることが望ましい。
温度検出センサの機能が停止し、次の優先順位の温度検
出センサに切り換えられて、切り換えられた温度検出セ
ンサが故障した温度検出センサの機能を代行する。ま
た、それとともに音声、ランプ、画像等によって温度検
出センサが故障したとの警報が発せられるように構成さ
れていることが望ましい。
【００１０】（作用）最下部の温度検出センサが故障す
ると、その温度検出センサは機能を果たさなくなるが、
最下部の温度検出センサに最も近い最下部から二番目の
温度検出センサがその機能を代行して水温を検出し、そ
の出力に基づいて電気ヒータの通電制御を行う。以下下
部から順に故障した温度検出センサの機能をその直上部
の温度検出センサが代行して電気ヒータの通電制御を行
い、中断することなしに沸き上げ温度の制御を行うこと
ができる。
ると、その温度検出センサは機能を果たさなくなるが、
最下部の温度検出センサに最も近い最下部から二番目の
温度検出センサがその機能を代行して水温を検出し、そ
の出力に基づいて電気ヒータの通電制御を行う。以下下
部から順に故障した温度検出センサの機能をその直上部
の温度検出センサが代行して電気ヒータの通電制御を行
い、中断することなしに沸き上げ温度の制御を行うこと
ができる。
【００１１】また、最下部の温度検出センサから順に優
先順位が決められていて、水深の深い優先順位の高い位
置の温度検出センサから順に沸き上げ温度が制御される
ので、出湯口に近い水深の浅い位置での水温不明で生じ
る設定温度以上の高温沸き上げや冷水供給の可能性が防
止される。
先順位が決められていて、水深の深い優先順位の高い位
置の温度検出センサから順に沸き上げ温度が制御される
ので、出湯口に近い水深の浅い位置での水温不明で生じ
る設定温度以上の高温沸き上げや冷水供給の可能性が防
止される。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本発明電気温水器の実施
の形態を示す説明図である。図１に示すように、電気温
水器の貯湯タンク１は、底部に給水口２、上部に出湯口
３を有し、貯湯タンク１内の下部には電気ヒータ４が設
置されている。
を参照して説明する。図１は、本発明電気温水器の実施
の形態を示す説明図である。図１に示すように、電気温
水器の貯湯タンク１は、底部に給水口２、上部に出湯口
３を有し、貯湯タンク１内の下部には電気ヒータ４が設
置されている。
【００１３】貯湯タンク１の缶壁内面には、異なる水深
位置に複数個の残湯量検知及び沸き上げ温度制御用の温
度検出センサ（以下単に「センサ」と称する）が、最下
部から上方へ順にＴ1 ，Ｔ2 ，・・・Ｔn のように設置
されている。これらのセンサは予め下部から上方へ順に
１位，２位，・・・ｎ位のように、作動する優先順位が
決められている。
位置に複数個の残湯量検知及び沸き上げ温度制御用の温
度検出センサ（以下単に「センサ」と称する）が、最下
部から上方へ順にＴ1 ，Ｔ2 ，・・・Ｔn のように設置
されている。これらのセンサは予め下部から上方へ順に
１位，２位，・・・ｎ位のように、作動する優先順位が
決められている。
【００１４】貯湯タンク１の外部には、演算部５、演算
部５からの信号を受けて電気ヒータ４への通電を制御す
る沸き上げ温度制御部６が設けられている。７は演算部
５が検知したセンサの故障を警報する警報部である。
部５からの信号を受けて電気ヒータ４への通電を制御す
る沸き上げ温度制御部６が設けられている。７は演算部
５が検知したセンサの故障を警報する警報部である。
【００１５】この電気温水器の演算部５は、最下部のセ
ンサＴ1 が故障したときは最下部から二番目のセンサＴ
2 が選択されてその機能を代行し、以下下部から順に、
故障したセンサの機能をその直上部のセンサが代行する
ように構成されたプログラムを備えている。
ンサＴ1 が故障したときは最下部から二番目のセンサＴ
2 が選択されてその機能を代行し、以下下部から順に、
故障したセンサの機能をその直上部のセンサが代行する
ように構成されたプログラムを備えている。
【００１６】そして、演算部５には各センサに対応する
沸き上げ温度、残湯量等の適正な設定値が入力可能であ
るとともに、演算部５は各センサの故障の有無を判断す
る機能、機能が正常と判断した場合はそのセンサの使用
を継続し、故障と判断した場合にはそのすぐ上部の（つ
まり次の優先順位の）センサへ切り換える機能、そして
最下部のセンサＴ1 あるいは上記のようにして切り換え
られたその時点での最下部のセンサが検出して出力する
出力を予め入力されている設定値と比較・演算し、電気
ヒータ４のＯＮ−ＯＦＦ、比例制御など沸き上げのため
の通電制御信号を沸き上げ温度制御部６へ出力する機
能、警報部７へセンサの故障警報信号を出力する機能、
その他残湯量が適正な設定値に対して異常に低い場合、
図示しない非常給水口を開放する信号を出力する機能等
を有している。
沸き上げ温度、残湯量等の適正な設定値が入力可能であ
るとともに、演算部５は各センサの故障の有無を判断す
る機能、機能が正常と判断した場合はそのセンサの使用
を継続し、故障と判断した場合にはそのすぐ上部の（つ
まり次の優先順位の）センサへ切り換える機能、そして
最下部のセンサＴ1 あるいは上記のようにして切り換え
られたその時点での最下部のセンサが検出して出力する
出力を予め入力されている設定値と比較・演算し、電気
ヒータ４のＯＮ−ＯＦＦ、比例制御など沸き上げのため
の通電制御信号を沸き上げ温度制御部６へ出力する機
能、警報部７へセンサの故障警報信号を出力する機能、
その他残湯量が適正な設定値に対して異常に低い場合、
図示しない非常給水口を開放する信号を出力する機能等
を有している。
【００１７】次に、図１に示す本発明の実施の形態につ
き、その作用を図２を用いて説明する。図２は、図１に
示す本発明電気温水器におけるセンサ選択（切り換え）
動作のフローチャートである。まず、電気温水器の使用
に先立って、演算部５に各センサＴ1 ，Ｔ2 ，・・・Ｔ
n における前記〜の正常温度域、沸き上げ完了時の
温度、温度分布、単位時間当たりの昇温または降温の温
度変化ΔＴ／Δｔ等の設定値を入力する。また、センサ
の選択（切り換え）動作を行うには、各センサを識別す
る必要がある。そのため、センサＴ1 については「優先
順位＝１」、センサＴ2 については「優先順位＝２」、
（以下同様に）・・・センサＴn については「優先順位
＝ｎ」と規定する。
き、その作用を図２を用いて説明する。図２は、図１に
示す本発明電気温水器におけるセンサ選択（切り換え）
動作のフローチャートである。まず、電気温水器の使用
に先立って、演算部５に各センサＴ1 ，Ｔ2 ，・・・Ｔ
n における前記〜の正常温度域、沸き上げ完了時の
温度、温度分布、単位時間当たりの昇温または降温の温
度変化ΔＴ／Δｔ等の設定値を入力する。また、センサ
の選択（切り換え）動作を行うには、各センサを識別す
る必要がある。そのため、センサＴ1 については「優先
順位＝１」、センサＴ2 については「優先順位＝２」、
（以下同様に）・・・センサＴn については「優先順位
＝ｎ」と規定する。
【００１８】図２において、センサの故障の判断及び選
択（故障の場合は切替え）動作のフローは最下部のセン
サＴ1 の動作からスタートする。図２中のＳ１（Ｓはス
テップ（工程）の意味）はセンサの優先順位を設定する
工程であって、優先順位＝１により最下部の温度検出セ
ンサＴ1 が選定される。
択（故障の場合は切替え）動作のフローは最下部のセン
サＴ1 の動作からスタートする。図２中のＳ１（Ｓはス
テップ（工程）の意味）はセンサの優先順位を設定する
工程であって、優先順位＝１により最下部の温度検出セ
ンサＴ1 が選定される。
【００１９】次にＳ２でセンサＴ1 の測定値（出力）が
演算部５に取り込まれ、Ｓ３でこの測定値が前もって演
算部５に入力されていた前記〜の適正な設定値と比
較されて、すべて正常値であるか、いずれか一つの条件
が外れた異常値であるかがチェックされ、その結果によ
りＳ４でセンサＴ1 が「正常？」かどうかが判定され
る。そして、センサＴ1 が正常と判断されると、Ｓ４の
Ｙ（Ｙｅｓ：左）の方へフローが移行して再びＳ２へ戻
り、センサＴ1 が継続して使用される。
演算部５に取り込まれ、Ｓ３でこの測定値が前もって演
算部５に入力されていた前記〜の適正な設定値と比
較されて、すべて正常値であるか、いずれか一つの条件
が外れた異常値であるかがチェックされ、その結果によ
りＳ４でセンサＴ1 が「正常？」かどうかが判定され
る。そして、センサＴ1 が正常と判断されると、Ｓ４の
Ｙ（Ｙｅｓ：左）の方へフローが移行して再びＳ２へ戻
り、センサＴ1 が継続して使用される。
【００２０】しかるに、Ｓ４でセンサＴ1 が異常（故
障）、即ち「正常？」かとの問いに対してＮｏと判断さ
れると、フローはＮ（下）の方へ移行してＳ１１に達す
る。そしてＳ１１では「センサＴ1 が異常且つ優先順位
＝１？」かどうかがチェックされる。
障）、即ち「正常？」かとの問いに対してＮｏと判断さ
れると、フローはＮ（下）の方へ移行してＳ１１に達す
る。そしてＳ１１では「センサＴ1 が異常且つ優先順位
＝１？」かどうかがチェックされる。
【００２１】センサＴ1 は異常であり、「優先順位＝
１」であるから、Ｓ１１では「センサＴ1 異常且つ優先
順位＝１？」の問いに対しＹｅｓとなり、フローはＹ
（下）の方へ移行してセンサＴ1 が不使用となり（Ｓ１
２）、警報部７からセンサＴ1 が異常との異常警報１が
出力される（Ｓ１３）。また、センサはセンサＴ1 から
センサＴ2 へ切り換えられてセンサＴ2 が使用され（Ｓ
１４）、「優先順位＝２」と設定して（Ｓ１５）、フロ
ーはＳ２へ戻る。
１」であるから、Ｓ１１では「センサＴ1 異常且つ優先
順位＝１？」の問いに対しＹｅｓとなり、フローはＹ
（下）の方へ移行してセンサＴ1 が不使用となり（Ｓ１
２）、警報部７からセンサＴ1 が異常との異常警報１が
出力される（Ｓ１３）。また、センサはセンサＴ1 から
センサＴ2 へ切り換えられてセンサＴ2 が使用され（Ｓ
１４）、「優先順位＝２」と設定して（Ｓ１５）、フロ
ーはＳ２へ戻る。
【００２２】Ｓ２ではセンサＴ2 の測定値（出力）が演
算部５に取り込まれ、Ｓ３で前もって演算部５に入力さ
れていた設定値と比較され、センサＴ1 の場合と同様
に、Ｓ４でセンサＴ2 が「正常？」かどうかが判定され
る。そして、センサＴ2 が正常と判断されると、Ｓ４の
Ｙ（左）の方へフローが移行して再びＳ２へ戻り、セン
サＴ2 が継続して使用される。
算部５に取り込まれ、Ｓ３で前もって演算部５に入力さ
れていた設定値と比較され、センサＴ1 の場合と同様
に、Ｓ４でセンサＴ2 が「正常？」かどうかが判定され
る。そして、センサＴ2 が正常と判断されると、Ｓ４の
Ｙ（左）の方へフローが移行して再びＳ２へ戻り、セン
サＴ2 が継続して使用される。
【００２３】しかるに、Ｓ４でセンサＴ2 が異常と判断
されると、フローはＮ（下）の方へ移行してＳ１１に達
し、「センサＴ1 が異常且つ優先順位＝１？」かどうか
がチェックされる。
されると、フローはＮ（下）の方へ移行してＳ１１に達
し、「センサＴ1 が異常且つ優先順位＝１？」かどうか
がチェックされる。
【００２４】センサＴ1 はもともと異常であり、「優先
順位＝２」であるから、Ｓ１１では「センサＴ1 異常且
つ優先順位＝１？」の問いに対しＮｏとなり、Ｓ１１の
Ｎ（右）の方へフローが移行してＳ２１に達する。そし
てＳ２１では「センサＴ2 が異常且つ優先順位＝２？」
かどうかがチェックされる。
順位＝２」であるから、Ｓ１１では「センサＴ1 異常且
つ優先順位＝１？」の問いに対しＮｏとなり、Ｓ１１の
Ｎ（右）の方へフローが移行してＳ２１に達する。そし
てＳ２１では「センサＴ2 が異常且つ優先順位＝２？」
かどうかがチェックされる。
【００２５】センサＴ2 は異常であり、「優先順位＝
２」であるから、Ｓ２１では「センサＴ2 異常且つ優先
順位＝２？」の問いに対しＹｅｓとなり、フローはＹ
（下）の方へ移行してセンサＴ2 が不使用となり（Ｓ２
２）、警報部７からセンサＴ2 が異常との異常警報２が
出力される（Ｓ２３）。また、センサはセンサＴ2 から
センサＴ3 へ切り換えられてセンサＴ3 が使用され（Ｓ
２４）、「優先順位＝３」と設定して（Ｓ２５）、フロ
ーはＳ２へ戻る。
２」であるから、Ｓ２１では「センサＴ2 異常且つ優先
順位＝２？」の問いに対しＹｅｓとなり、フローはＹ
（下）の方へ移行してセンサＴ2 が不使用となり（Ｓ２
２）、警報部７からセンサＴ2 が異常との異常警報２が
出力される（Ｓ２３）。また、センサはセンサＴ2 から
センサＴ3 へ切り換えられてセンサＴ3 が使用され（Ｓ
２４）、「優先順位＝３」と設定して（Ｓ２５）、フロ
ーはＳ２へ戻る。
【００２６】以後、上記のようなフローが繰り返えされ
る。そして、最終から一つ前（ｎ−１番目）のセンサＴ
n-1 が異常となってフローがＳｎ１に達し、ここで「セ
ンサＴn 異常且つ優先順位＝ｎ？」の問いに対して最上
部のセンサＴn が異常の場合はＹｅｓとなり、フローは
Ｙ（下）の方へ移行して、警報部７から異常警報ｎが出
力され（Ｓｎ３）、更に沸き上げが中止され（Ｓｎ
４）、フローはＳ２へ戻って、異常警報ｎの出力と沸き
上げ中止の状態が継続される。
る。そして、最終から一つ前（ｎ−１番目）のセンサＴ
n-1 が異常となってフローがＳｎ１に達し、ここで「セ
ンサＴn 異常且つ優先順位＝ｎ？」の問いに対して最上
部のセンサＴn が異常の場合はＹｅｓとなり、フローは
Ｙ（下）の方へ移行して、警報部７から異常警報ｎが出
力され（Ｓｎ３）、更に沸き上げが中止され（Ｓｎ
４）、フローはＳ２へ戻って、異常警報ｎの出力と沸き
上げ中止の状態が継続される。
【００２７】なお、何らかの異常によりセンサの異常と
優先順位とが対応せず、Ｓ２からＳ３，Ｓ４，Ｓ１１，
Ｓ２１，・・・を経てＳｎ１に達し、Ｓｎ１で「センサ
Ｔn異常且つ優先順位＝ｎ？」の問いに対しＮｏとなっ
た場合、Ｓｎ５で「センサ異常」の警報を出力し続け
る。
優先順位とが対応せず、Ｓ２からＳ３，Ｓ４，Ｓ１１，
Ｓ２１，・・・を経てＳｎ１に達し、Ｓｎ１で「センサ
Ｔn異常且つ優先順位＝ｎ？」の問いに対しＮｏとなっ
た場合、Ｓｎ５で「センサ異常」の警報を出力し続け
る。
【００２８】上記の説明から判るように、本発明の電気
温水器は、最下部のセンサＴ1 が故障しても、直ぐ上の
センサＴ2 がセンサＴ1 の機能を代行し、以下同様に下
部から順に、故障した温度検出センサの機能をその直上
部の温度検出センサが代行することによって沸き上げ動
作が中断することなく行わるので、当面の使用には支障
がない。そして、異常警報により、利用者あるいはメン
テナンスマンは手空きの適当な時にセンサの修理を行う
ことができる。
温水器は、最下部のセンサＴ1 が故障しても、直ぐ上の
センサＴ2 がセンサＴ1 の機能を代行し、以下同様に下
部から順に、故障した温度検出センサの機能をその直上
部の温度検出センサが代行することによって沸き上げ動
作が中断することなく行わるので、当面の使用には支障
がない。そして、異常警報により、利用者あるいはメン
テナンスマンは手空きの適当な時にセンサの修理を行う
ことができる。
【００２９】また、本発明の電気温水器は、最下部の温
度検出センサＴ1 から順に優先順位が決められているた
めに、水深が浅く優先順位の低い温度検出センサが故障
した場合のような、高い水位での水温が不明のために生
じる設定沸き上げ温度以上の高温沸き上げや冷水供給が
防止される。
度検出センサＴ1 から順に優先順位が決められているた
めに、水深が浅く優先順位の低い温度検出センサが故障
した場合のような、高い水位での水温が不明のために生
じる設定沸き上げ温度以上の高温沸き上げや冷水供給が
防止される。
【００３０】
【発明の効果】本発明の電気温水器は上記のように構成
されているので、最下部の温度検出センサＴ1 が故障し
ても、直ぐ上の温度検出センサＴ2 がセンサＴ1 の機能
を代行し、以下同様に下部から順に、故障した温度検出
センサの機能をその直上部の温度検出センサが代行する
ことによって、沸き上げ動作を中断することなく行うこ
とができる。そして、利用者あるいはメンテナンスマン
は手空きの適当な時に故障したセンサの修理を行うこと
ができるので、メンテナンスが容易である。
されているので、最下部の温度検出センサＴ1 が故障し
ても、直ぐ上の温度検出センサＴ2 がセンサＴ1 の機能
を代行し、以下同様に下部から順に、故障した温度検出
センサの機能をその直上部の温度検出センサが代行する
ことによって、沸き上げ動作を中断することなく行うこ
とができる。そして、利用者あるいはメンテナンスマン
は手空きの適当な時に故障したセンサの修理を行うこと
ができるので、メンテナンスが容易である。
【００３１】また、最下部の温度検出センサから順に故
障検出の優先順位が決められているので、出湯口に近い
水深の浅い位置での温度検出センサ故障による水温不明
で設定温度以上の高温沸き上げや冷水供給が生じること
が防止される。
障検出の優先順位が決められているので、出湯口に近い
水深の浅い位置での温度検出センサ故障による水温不明
で設定温度以上の高温沸き上げや冷水供給が生じること
が防止される。
【図１】本発明電気温水器の実施の形態を示す説明図。
【図２】図１に示す電気温水器における温度検出センサ
選択（切り換え）動作のフローチャート。
選択（切り換え）動作のフローチャート。
１ 貯湯タンク ２ 給水口 ３ 出湯口 ４ 電気ヒータ ５ 演算部 ６ 沸き上げ温度制御部 ７ 警報部 Ｔ1 ，Ｔ2 ・・・，Ｔn 温度検出センサ
Claims (1)
- 【請求項１】 底部に給水口、上部に出湯口を有する貯
湯タンクと、貯湯タンク内の下部に設置された電気ヒー
タと、貯湯タンク内の異なる水深位置に設置された複数
個の残湯量検知及び沸き上げ温度制御用の温度検出セン
サと、最下部の温度検出センサの出力に基づいて上記電
気ヒータへの通電制御を行う沸き上げ制御部とを備えた
電気温水器であって、最下部の温度検出センサが故障し
たときこれを検知して最下部の温度検出センサの機能を
最下部から二番目の温度検出センサが代行し、以下下部
から順に、故障した温度検出センサの機能をその直上部
の温度検出センサが代行するように構成されたプログラ
ムを備えていることを特徴とする電気温水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29652296A JPH10141771A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 電気温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29652296A JPH10141771A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 電気温水器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10141771A true JPH10141771A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17834630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29652296A Pending JPH10141771A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 電気温水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10141771A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007309593A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気給湯器 |
| JP2009036487A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Toshiba Carrier Corp | 給湯装置 |
| JP2009103358A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Aisin Seiki Co Ltd | コージェネレーションシステム |
| JP2013124830A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Corona Corp | ヒートポンプ式給湯装置 |
| WO2018105080A1 (ja) * | 2016-12-08 | 2018-06-14 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯装置 |
-
1996
- 1996-11-08 JP JP29652296A patent/JPH10141771A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007309593A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気給湯器 |
| JP2009036487A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Toshiba Carrier Corp | 給湯装置 |
| JP2009103358A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Aisin Seiki Co Ltd | コージェネレーションシステム |
| JP2013124830A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Corona Corp | ヒートポンプ式給湯装置 |
| WO2018105080A1 (ja) * | 2016-12-08 | 2018-06-14 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯装置 |
| JPWO2018105080A1 (ja) * | 2016-12-08 | 2019-02-28 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯装置 |
| EP3553409A4 (en) * | 2016-12-08 | 2019-11-06 | Mitsubishi Electric Corporation | HOT WATER SUPPLIER FROM THE STORAGE TYPE |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040728 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060818 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060912 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070213 |