JPH10141286A - 軸流ファン - Google Patents

軸流ファン

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JPH10141286A
JPH10141286A JP8300181A JP30018196A JPH10141286A JP H10141286 A JPH10141286 A JP H10141286A JP 8300181 A JP8300181 A JP 8300181A JP 30018196 A JP30018196 A JP 30018196A JP H10141286 A JPH10141286 A JP H10141286A
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fan
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blades
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誠司 佐藤
Tadashi Onishi
正 大西
Shimei Tei
志明 鄭
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/32Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
    • F04D29/38Blades
    • F04D29/384Blades characterised by form

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気の羽根への流入角度が変動した場合であ
っても、羽根面からの剥離を可及的に抑制し得る軸流フ
ァンを提供する。 【解決手段】 ハブの外周に複数の羽根2,2・・を設
けてなる軸流ファンにおいて、前記各羽根2におけるフ
ァン中心から任意の距離での断面形状を、羽根前縁2a
から徐々に羽根厚さが厚くなり、その後羽根後縁2bに
かけて徐々に羽根厚さが薄くなるように設定するととも
に、前記羽根厚さが最大となる位置の前記羽根前縁2a
からの反り線長さをLとし、前記任意の距離における羽
根前縁2aから羽根後縁2bまでの反り線長さをL0
したとき、L/L0=0.27〜0.35の範囲に設定
して、空気の羽根2への流入角度が変動しても空力性能
が低下しないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空気調和機用室
外機等に用いられる軸流ファンに関し、さらに詳しくは
羽根形状を改善した軸流ファンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、軸流ファンは、空気調和機用
室外機の送風装置として用いられてきている。
【0003】即ち、図11および図12に示すように、
空気調和機用室外機は、ハブ1の外周に複数枚(例え
ば、3枚)の羽根2,2,2を設けてなる軸流ファンA
を内蔵しており、該軸流ファンAの吸込側には横断面L
字状の熱交換器Bが配設されるとともに、前記軸流ファ
ンAの吹出側には桟形状の吹出グリルCが配設されてい
る。符号Dは圧縮機、Eは軸流ファンAおよび熱交換器
Bが配設されている熱交換室Fと圧縮機Dが配設されて
いる機械室Gとを仕切る仕切板である。
【0004】一方、従来からよく知られている軸流ファ
ンの羽根2は、図13に示すように、その前縁2aから
後縁2bにかけてほぼ同一の羽根厚さを有して構成され
ているものがある(例えば、特開昭55−112898
号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例のような構
成の軸流ファンの場合、羽根2の前縁2aへ最適な角度
(即ち、実線矢印で示す角度)で空気が流入するように
羽根形状が設計されることとなっている。
【0006】ところが、上記したような構成の空気調和
機用室外機の場合、機械室G側は閉塞されているため熱
交換器Bの2面から吸込空気は吸い込まれることとなっ
ており、軸流ファンAに流入する空気の方向が変動し易
い。また、暖房運転時には蒸発器として作用している熱
交換器Bに着霜するため、該着霜による流通抵抗の不均
一化に起因して軸流ファンAに流入する空気の方向が変
動する。
【0007】従って、空気の羽根2への流入角度も変動
することとなり、羽根2の周りの流れが必ずしも最適な
状態とはならなくなる。つまり、羽根前縁2aから流入
する空気が、図13において点線矢印で示すように、設
計角度よりも大きい角度あるいは小さい角度で流入する
こととなり、気流が羽根面から剥離し、その結果ファン
の空力性能を低下させたり、空力騒音を増大させること
となるのである。
【0008】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、空気の羽根への流入角度が変動した場合であって
も、羽根面からの気流剥離を可及的に抑制し得る軸流フ
ァンを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成で
は、上記課題を解決するための手段として、ハブ1の外
周に複数の羽根2,2・・を設けてなる軸流ファンにお
いて、前記各羽根2におけるファン中心から任意の距離
での断面形状を、羽根前縁2aから徐々に羽根厚さが厚
くなり、その後羽根後縁2bにかけて徐々に羽根厚さが
薄くなるように設定するとともに、前記羽根厚さが最大
となる位置の前記羽根前縁2aからの反り線長さをLと
し、前記任意の距離における羽根前縁2aから羽根後縁
2bまでの反り線長さをL0としたとき、L/L0=0.
27〜0.35の範囲に設定している。
【0010】上記のように構成したことにより、空力特
性に優れたエアロフォイル羽根形状が得られるため、空
気の流入角度が変動したとしても、羽根面からの気流剥
離が抑制されることとなり、ファンの空力性能の向上お
よび空力騒音の低減を図ることができる。なお、L/L
0<0.27となると、羽根厚さが最大となる位置が羽
根前縁2a側に寄りすぎることとなって、流入空気の剥
離が早く起きるし、L/L0>0.35となると、羽根
厚さが最大となる位置が羽根後縁2b側に寄りすぎるこ
ととなって、回転方向後ろ側の羽根2への空気流入通路
が制限されることとなり、空力騒音が大きくなる(図4
参照)。
【0011】本願発明の基本構成において、前記羽根厚
さの最大値tmaxと前記反り線長さL0との比tma
x/L0を0.04〜0.12の範囲に設定した場合、
羽根2の反り線長さL0に対する羽根厚さの最大値tm
axとの比がエアロフォイル羽根形状として最適な状態
となり、空力性能向上に大いに寄与する。
【0012】また、前記羽根厚さの最大値tmaxと前
記反り線長さL0との比tmax/L0を、ファン中心か
らの距離Rの2倍とファン外径D0との比が大きくなる
にしたがって小さくなるように設定した場合、羽根2の
外周に近づくにしたがって羽根厚さの最大値tmaxが
少なくとも小さくなり、羽根2の外周端2eからの流入
空気の剥離が効果的に防止できる。
【0013】また、前記各羽根2の圧力面2cにおける
外周側に、羽根外周端2eから所定寸法Sだけ内側に寄
った位置までの間を滑らかに削り取った湾曲面2gを形
成した場合、羽根外周端2eからの空気流入が滑らかと
なり、羽根外周側2e付近での気流剥離を抑制できる。
この場合において、前記羽根2の最大厚さ位置を結ぶ羽
根付根2fから羽根外周端2eまでの曲線Xの長さをW
0としたとき、該曲線X上においてS/W0=0.16〜
0.25の範囲に設定すれば、羽根外周側での気流剥離
をより効果的に抑制できる(図5参照)。
【0014】また、前記湾曲面2gを、羽根前縁2aよ
り所定距離だけ後縁側に寄った位置から羽根後縁2bに
かけて形成する場合もある。これは、エアロフォイル羽
根形状としたことにより、羽根前縁2a側における羽根
厚さが薄くなっているため、湾曲面を形成しなくとも気
流剥離はあまり生じないところから、当該部分には湾曲
面2gを形成しない方が望ましいからである。
【0015】また、前記湾曲面2gを、羽根前縁2aか
ら羽根後縁2bより所定距離だけ前縁側に寄った位置に
かけて形成する場合もある。これは、エアロフォイル羽
根形状としたことにより、羽根後縁2b側における羽根
厚さが薄くなっているため、湾曲面を形成しなくとも気
流剥離はあまり生じないばかりでなく、湾曲面2gを形
成すると羽根後縁2b側において気流漏れが生ずるおそ
れがあるところから、当該部分には湾曲面2gを形成し
ない方が望ましいからである。
【0016】また、前記湾曲面2gを、羽根前縁2aよ
り所定距離だけ後縁側に寄った位置から羽根後縁2bよ
り所定距離だけ前縁側に寄った位置にかけて形成する場
合もある。これは、エアロフォイル羽根形状としたこと
により、羽根前縁2a側および羽根後縁2b側における
羽根厚さが薄くなっているため、湾曲面を形成しなくと
も気流剥離はあまり生じないばかりでなく、湾曲面2g
を形成すると羽根後縁2b側において気流漏れが生ずる
おそれがあるところから、当該部分には湾曲面2gを形
成しない方が望ましいからである。
【0017】また、前記各羽根2の後縁側外周部であっ
て圧力面2cに湾曲面2gが形成されていない部分に、
羽根外周端2eにおける圧力面2cと負圧面2dとを滑
らかに削り取った円弧面2hを形成した場合、羽根厚さ
が薄くなっている部分での円滑な空気流入が確保できる
とともに気流漏れや気流漏れによる流れの乱れも効果的
に抑制できる。
【0018】また、前記各羽根2に中空部3を形成した
場合、エアロフォイル羽根形状としてことによる羽根厚
さの増大にもかかわらず羽根2の重量を軽くすることが
できる。
【0019】また、前記中空部3を、羽根本体4と該羽
根本体4に対して接合される蓋板5との間に形成した場
合、中空部3の形成を容易に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0021】第1の実施の形態 図1ないし図3には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる軸流ファンが示されている。
【0022】この軸流ファンは、従来技術の項において
説明したものと同様に、円筒状のハブ1の外周に複数の
羽根2,2・・を設けて構成されている。
【0023】前記各羽根2におけるファン中心から任意
の距離での断面形状は、羽根前縁2aから徐々に羽根厚
さが厚くなり、その後羽根後縁2bにかけて徐々に羽根
厚さが薄くなるエアロフォイル形状とされている。
【0024】そして、前記羽根厚さが最大となる位置
(即ち、曲線Xで示す位置)の羽根前縁2aからの反り
線長さをLとし、前記任意の距離における羽根前縁2a
から羽根後縁2bまでの反り線長さをL0としたとき、
L/L0=0.27〜0.35の範囲に設定されてい
る。また、前記羽根厚さの最大値tmaxと前記反り線
長さL0との比tmax/L0は0.04〜0.12の範
囲に設定されている。このようにすると、羽根2の反り
線長さL0に対する羽根厚さの最大値tmaxとの比が
エアロフォイル羽根形状として最適な状態となり、空力
性能向上に大いに寄与する。
【0025】さらに、前記各羽根2は、図2に示すよう
に、羽根本体4と該羽根本体4に対して接合される蓋板
5との間に形成される中空部3を有している。このよう
にすると、エアロフォイル羽根形状としたことによる羽
根厚さの増大にもかかわらず、羽根本体4と蓋板5とを
接合するという簡易な手段により羽根2の重量を軽くす
ることができる。
【0026】上記のように構成したことにより、空力特
性に優れたエアロフォイル羽根形状が得られるため、例
えば、空気調和機用室外機のように空気の羽根2への流
入角度が変動し易いものに使用したとしても、羽根面か
らの気流剥離が抑制されることとなり、ファンの空力性
能の向上および空力騒音の低減を図ることができる。し
かも、羽根2の反り線長さL0に対する羽根厚さの最大
値tmaxとの比がエアロフォイル羽根形状として最適
な状態となり、空力性能向上に大いに寄与する。なお、
L/L0<0.27となると、羽根厚さが最大となる位
置が羽根前縁2a側に寄りすぎることとなって、流入空
気の剥離が早く起きるし、L/L0>0.35となる
と、羽根厚さが最大となる位置が羽根後縁2b側に寄り
すぎることとなって、回転方向後ろ側の羽根2への空気
流入通路が制限されることとなり、空力騒音が大きくな
る(図4参照)。
【0027】また、前記羽根厚さの最大値tmaxと前
記反り線長さL0との比tmax/L0は、図6に示す曲
線Yで示すように、ファン中心からの距離Rの2倍とフ
ァン外径D0との比が大きくなるにしたがって小さくな
るように設定されている。このようにすると、羽根2の
外周に近づくにしたがって羽根厚さの最大値tmaxが
少なくとも薄くなり、羽根2の外周端2eからの流入空
気の剥離が効果的に防止できる。
【0028】また、前記各羽根2の圧力面2cにおける
外周側には、図3に示すように、羽根外周端2eから所
定寸法Sだけ内側に寄った位置までの間を滑らかに削り
取った湾曲面2gが形成されている。そして、前記羽根
2の最大厚さ位置を結ぶ羽根付根2fから羽根外周端2
eまでの曲線Xの長さをW0としたとき、該曲線X上に
おいてS/W0=0.16〜0.25の範囲に設定され
ている。このようにすると、羽根外周端2eからの空気
流入が滑らかとなり、羽根外周側2e付近での気流剥離
を抑制できる。羽根外周側での気流剥離をより効果的に
抑制できる(図5参照)。ところで、S/W0<0.1
6となると、湾曲面2gを形成することによる効果が薄
くなり、S/W0>0.25となると、エアロフォイル
羽根形状を確保できなくなり、ともに空力性能を低下さ
せてしまう。
【0029】第2の実施の形態 図7には、本願発明の第2の実施の形態にかかる軸流フ
ァンが示されている。
【0030】この場合、羽根2の圧力面2cにおける外
周部には、羽根前縁2aより所定距離K1だけ後縁側に
寄った位置から羽根後縁2bにかけて湾曲面2gが形成
されている。その他の構成および作用効果は第1の実施
の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0031】このようにしたのは、羽根2をエアロフォ
イル羽根形状としたことにより、羽根前縁2a側におけ
る羽根厚さが薄くなっているため、湾曲面を形成しなく
とも気流剥離はあまり生じないところから、当該部分に
は湾曲面2gを形成しない方が望ましいからである。な
お、前記所定距離K1は、羽根厚さがあまり厚くならな
い位置まで(羽根外周端2eの長さの7%程度)とする
のが望ましい。
【0032】第3の実施の形態 図8および図9には、本願発明の第3の実施の形態にか
かる軸流ファンが示されている。
【0033】この場合、羽根2の圧力面2cにおける外
周部には、羽根前縁2aから羽根後縁2bより所定距離
2だけ前縁側に寄った位置にかけ湾曲面2gが形成さ
れている。そして、前記各羽根2の後縁側外周部であっ
て圧力面2cに湾曲面2gが形成されていない部分に
は、図9に示すように、羽根外周端2eにおける圧力面
2cと負圧面2dとを滑らかに削り取った円弧面2hが
形成されている。その他の構成および作用効果は第1の
実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0034】このようにしたのは、エアロフォイル羽根
形状としたことにより、羽根後縁2b側における羽根厚
さが薄くなっているため、湾曲面を形成しなくとも気流
剥離はあまり生じないばかりでなく、湾曲面2gを形成
すると羽根後縁2b側において気流漏れが生ずるおそれ
があるところから、当該部分には湾曲面2gを形成しな
い方が望ましいからである。しかも、羽根厚さが薄くな
っている部分(即ち、羽根後縁側における外周側)での
円滑な空気流入が確保できるとともに気流漏れや気流漏
れによる流れの乱れも効果的に抑制できる。なお、前記
所定距離K2は、羽根厚さがあまり厚くならない位置ま
で(羽根外周端2eの長さの25%程度)とするのが望
ましい。
【0035】第4の実施の形態 図10には、本願発明の第4の実施の形態にかかる軸流
ファンが示されている。
【0036】この場合、羽根2の圧力面2cにおける外
周部には、羽根前縁2aより所定距離K1だけ後縁側に
寄った位置から羽根後縁2bより所定距離K2だけ前縁
側に寄った位置にかけて湾曲面2gが形成されている。
つまり、第2の実施の形態と第3の実施の形態とを併用
しているのである。その他の構成および作用効果は第1
〜第3の実施の形態におけると同様なので説明を省略す
る。
【0037】
【発明の効果】本願発明によれば、軸流ファンの各羽根
2におけるファン中心から任意の距離での断面形状を、
羽根前縁2aから徐々に羽根厚さが厚くなり、その後羽
根後縁2bにかけて徐々に羽根厚さが薄くなるように設
定するとともに、前記羽根厚さが最大となる位置の前記
羽根前縁2aからの反り線長さをLとし、前記任意の距
離における羽根前縁2aから羽根後縁2bまでの反り線
長さをL0としたとき、L/L0=0.27〜0.35の
範囲に設定して、空力特性に優れたエアロフォイル羽根
形状が得られるようにしているので、空気の羽根2への
流入角度が変動したとしても、羽根面からの気流剥離が
抑制されることとなり、ファンの空力性能の向上および
空力騒音の低減を図ることができるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる軸流ファ
ンの正面図である。
【図2】図1のII−II拡大断面図である。
【図3】図1のIII−III拡大断面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる軸流ファ
ンにおけるL/L0と比騒音との関係を示す特性図であ
る。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる軸流ファ
ンにおけるS/W0と比騒音との関係を示す特性図であ
る。
【図6】本願発明の第1の実施の形態にかかる軸流ファ
ンにおける2R/D0とtmax/L0との関係を示す特
性図である。
【図7】本願発明の第2の実施の形態にかかる軸流ファ
ンの正面図である。
【図8】本願発明の第3の実施の形態にかかる軸流ファ
ンの正面図である。
【図9】図8のIX−IX拡大断面図である。
【図10】本願発明の第4の実施の形態にかかる軸流フ
ァンの正面図である。
【図11】一般の空気調和機用室外機の横断平面図であ
る。
【図12】一般の空気調和機用室外機の正面図である。
【図13】従来の軸流ファンの羽根断面図である。
【符号の説明】
1はハブ、2は羽根、2aは羽根前縁、2bは羽根後
縁、2cは圧力面、2dは負圧面、2eは羽根外周端、
2fは羽根付根、2gは湾曲面、2hは円弧面、3は中
空部、4は羽根本体、5は蓋板、Xは曲線。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ(1)の外周に複数の羽根(2),
    (2)・・を設けてなる軸流ファンであって、前記各羽
    根(2)におけるファン中心から任意の距離での断面形
    状を、羽根前縁(2a)から徐々に羽根厚さが厚くな
    り、その後羽根後縁(2b)にかけて徐々に羽根厚さが
    薄くなるように設定するとともに、前記羽根厚さが最大
    となる位置の前記羽根前縁(2a)からの反り線長さを
    Lとし、前記任意の距離における羽根前縁(2a)から
    羽根後縁(2b)までの反り線長さをL0としたとき、
    L/L0=0.27〜0.35の範囲に設定したことを
    特徴とする軸流ファン。
  2. 【請求項2】 前記羽根厚さの最大値tmaxと前記反
    り線長さL0との比tmax/L0を0.04〜0.12
    の範囲に設定したことを特徴とする前記請求項1記載の
    軸流ファン。
  3. 【請求項3】 前記羽根厚さの最大値tmaxと前記反
    り線長さL0との比tmax/L0を、ファン中心からの
    距離Rの2倍とファン外径D0との比が大きくなるにし
    たがって小さくなるように設定したことを特徴とする前
    記請求項2記載の軸流ファン。
  4. 【請求項4】 前記各羽根(2)の圧力面(2c)にお
    ける外周側には、羽根外周端(2e)から所定寸法Sだ
    け内側に寄った位置までの間を滑らかに削り取った湾曲
    面(2g)を形成したことを特徴とする前記請求項1な
    いし請求項3のいずれか一項記載の軸流ファン。
  5. 【請求項5】 前記羽根(2)の最大厚さ位置を結ぶ羽
    根付根(2f)から羽根外周端(2e)までの曲線
    (X)の長さをW0としたとき、該曲線(X)上におい
    てS/W0=0.16〜0.25の範囲に設定したこと
    を特徴とする前記請求項4記載の軸流ファン。
  6. 【請求項6】 前記湾曲面(2g)を、羽根前縁(2
    a)より所定距離だけ後縁側に寄った位置から羽根後縁
    (2b)にかけて形成したことを特徴とする前記請求項
    4および請求項5のいずれか一項記載の軸流ファン。
  7. 【請求項7】 前記湾曲面(2g)を、羽根前縁(2
    a)から羽根後縁(2b)より所定距離だけ前縁側に寄
    った位置にかけて形成したことを特徴とする前記請求項
    4および請求項5のいずれか一項記載の軸流ファン。
  8. 【請求項8】 前記湾曲面(2g)を、羽根前縁(2
    a)より所定距離だけ後縁側に寄った位置から羽根後縁
    (2b)より所定距離だけ前縁側に寄った位置にかけて
    形成したことを特徴とする前記請求項4および請求項5
    のいずれか一項記載の軸流ファン。
  9. 【請求項9】 前記各羽根(2)の後縁側外周部であっ
    て圧力面(2c)に湾曲面(2g)が形成されていない
    部分には、羽根外周端(2e)における圧力面(2c)
    と負圧面(2d)とを滑らかに削り取った円弧面(2
    h)を形成したことを特徴とする前記請求項6ないし請
    求項8のいずれか一項記載の軸流ファン。
  10. 【請求項10】 前記各羽根(2)には中空部(3)を
    形成したことを特徴とする前記請求項1ないし請求項9
    のいずれか一項記載の軸流ファン。
  11. 【請求項11】 前記中空部(3)を、羽根本体(4)
    と該羽根本体(4)に対して接合される蓋板(5)との
    間に形成したことを特徴とする前記請求項10記載の軸
    流ファン。
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