JP2000154798A - 羽根車 - Google Patents

羽根車

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JP2000154798A
JP2000154798A JP32781698A JP32781698A JP2000154798A JP 2000154798 A JP2000154798 A JP 2000154798A JP 32781698 A JP32781698 A JP 32781698A JP 32781698 A JP32781698 A JP 32781698A JP 2000154798 A JP2000154798 A JP 2000154798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blades
blade
impeller
thickness
front edges
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32781698A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Shirahama
誠司 白濱
Kazuo Ogino
和郎 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気送風機器に使用される羽根車において、
送風性能を向上させ、騒音を低減することを目的とす
る。 【解決手段】 本発明の羽根車1は、ブレード3の正圧
面3aの周方向前縁3c側の全部または一部に、周方向
断面形状がブレード3の弦長Bに対し、前縁3cから1
%〜15%の範囲に1%〜5%の幅で1%〜5%の高さ
の肉厚4を設けており、気流5が流入角αをもってブレ
ード3に流入するときのブレード3の前縁3cでの気流
5の剥離を抑制し、送風性能が向上でき、騒音を低減す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気送風機器に使
用される軸流または斜流羽根車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の羽根車について図5を参照しなが
ら説明する。
【0003】図に示すように、ブレード103の任意の
周方向断面において1円弧翼または複数円弧翼または薄
肉翼型で、ある流量でブレードの入り口角に沿って気流
105が流入するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の羽根
車では、流量が変化したとき気流は流入角αをもってブ
レード103に流入するため、ブレード103の前縁1
03cで気流105の剥離が発生し、送風性能が低下
し、騒音が上昇するという課題があり、またルーバーま
たはフィルターまたはコイルが羽根車に前置されている
とき、気流105は時間または半径方向位置で変化する
流入角αをもってブレード103に流入するため、ブレ
ード103の前縁103cで気流105の剥離が発生
し、送風性能が低下し、騒音が上昇するという課題があ
る。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、気流が流入角をもってブレードに流入す
るときのブレードの前縁での気流の剥離を抑制し、送風
性能が向上でき、騒音を低減することができる羽根車を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の羽根車は上記目
的を達成するために、ハブの周りに複数のブレードを配
置した軸流または斜流羽根車で、前記ブレードの正圧面
の周方向前縁側の全部または一部に、周方向断面形状が
前記ブレードの弦長Bに対し、前縁から1%〜15%の
範囲に1%〜5%の幅で1%〜5%の高さの肉厚を設け
た羽根車としたものである。
【0007】また他の手段は、肉厚の周方向断面形状が
略半円形状である羽根車としたものである。
【0008】また他の手段は、ブレードの周方向断面
で、肉厚前縁側端のブレードの正圧面の接線と、肉厚前
縁側端とブレードの前縁を結ぶ直線のなす角θが−30
゜≦θ≦30゜である羽根車としたものである。
【0009】本発明によれば、ブレードの前縁での気流
の剥離を抑制し、送風性能が向上でき、騒音を低減する
ことができる羽根車が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、ハブの周りに複数のブ
レードを配置した軸流または斜流羽根車で、前記ブレー
ドの正圧面の周方向前縁側の全部または一部に、周方向
断面形状が前記ブレードの弦長Bに対し、前縁から1%
〜15%の範囲に1%〜5%の幅で1%〜5%の高さの
肉厚を設けた羽根車としたものであり、流量が変化した
とき気流は流入角をもってブレードに流入し、またルー
バーまたはフィルターまたはコイルが羽根車に前置され
たとき、気流は時間または半径方向位置により変化する
流入角をもってブレードに流入するが、ブレードの正圧
面の前縁に設けた肉厚により、気流はコアンダー効果に
より肉厚に沿って滑らかにブレードに流入するため、前
縁での剥離が抑制され、また前縁から1%〜15%の範
囲に肉厚を設けたため、前縁は薄肉であり、ブレードの
正圧面に向かう気流が前縁端で衝突し負圧面に回り込む
ことが抑制され、送風効率の低下が抑制され、送風性能
が向上でき、騒音を低減できるという作用を有する。
【0011】また、肉厚の周方向断面形状が略半円形状
である羽根車としたものであり、気流が肉厚に滑らかに
流入するため、肉厚への気流の衝突、肉厚後方での気流
の剥離が抑制され、送風性能が向上でき、騒音を低減で
きるという作用を有する。
【0012】また、ブレードの周方向断面で、肉厚前縁
側端のブレードの正圧面の接線と、肉厚前縁側端とブレ
ードの前縁を結ぶ直線のなす角θが−30゜≦θ≦30
゜である羽根車としたものであり、ブレードの正圧面の
肉厚前縁側端より前縁に流入する気流の負圧側への回り
込みが抑制され、送風性能が向上でき、騒音を低減でき
るという作用を有する。
【0013】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0014】
【実施例】(実施例1)図1および図2に示すように、
ハブ2の周りに複数のブレード3を配置した羽根車1
で、前記ブレード3の正圧面3aの周方向前縁3c側の
全部または一部に、周方向断面形状が前記ブレード3の
弦長Bに対し、前縁から1%〜15%の範囲に1%〜5
%の幅で1%〜5%の高さの肉厚4を設けた構成にされ
ている。
【0015】上記構成により、流量が変化したとき気流
5は流入角αをもってブレード3に流入し、またルーバ
ーまたはフィルターまたはコイルが羽根車1に前置され
たとき、気流5は時間または半径方向位置により変化す
る流入角αをもってブレード3に流入するが、ブレード
3の正圧面3aの前縁3c側に肉厚4を設けたため、図
2(a)に示すように気流5はコアンダー効果により肉
厚4に沿って滑らかにブレード3に流入し、前縁3cで
の剥離が抑制され、また前縁3cから1%〜15%の範
囲に肉厚を設けたため、前縁3cは薄肉であり、図2
(b)に示すように、ブレード3の正圧面3aに向かう
気流5が前縁3cで衝突し負圧面3bに回り込むことが
抑制され、送風効率の低下が抑制され、送風性能が向上
でき、騒音を低減することができる。
【0016】(実施例2)図1および図3に示すよう
に、肉厚4の周方向断面形状が略半円形状である構成に
されている。
【0017】上記構成により、気流6が肉厚4に滑らか
に流入するため、肉厚4への気流の衝突、肉厚4後方で
の気流6の剥離が抑制され、送風性能が向上でき、騒音
を低減することができる。
【0018】(実施例3)図1および図4に示すよう
に、ブレード3の周方向断面で、肉厚前縁側端4aのブ
レード3の正圧面3aの接線Tと、肉厚前縁側端4aと
ブレード3の前縁3cを結ぶ直線Lのなす角θが−30
゜≦θ≦30゜である構成にされている。
【0019】上記構成により、ブレード3の正圧面3a
の肉厚前縁側端4aより前縁3c側に流入する気流7の
負圧面3b側への回り込みが抑制され、送風性能が向上
でき、騒音を低減することができる。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、気流が流入角をもってブレードに流入する
とき、ブレードの前縁での気流の剥離を抑制し、送風性
能が向上でき、騒音を低減することができる羽根車を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、2、3の羽根車を示す正面
【図2】同実施例1の羽根車を示す周方向断面図
【図3】同実施例2の羽根車を示す周方向断面図
【図4】同実施例3の羽根車を示す周方向断面図
【図5】従来の羽根車を示す周方向断面図
【符号の説明】
1 羽根車 2 ハブ 3 ブレード 3a 正圧面 3b 負圧面 3c 前縁 B 弦長 4 肉厚 4a 肉厚前縁側端 5 気流 α 流入角 6 気流 T 接線 L 直線 θ 角度 7 気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H033 AA02 AA14 BB02 BB07 BB08 CC01 DD03 DD04 EE06 EE08 EE19 3H035 CC01 CC07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブの周りに複数のブレードを配置した
    軸流または斜流羽根車で、前記ブレードの正圧面の周方
    向前縁側の全部または一部に、周方向断面形状が前記ブ
    レードの弦長Bに対し、前縁から1%〜15%の範囲に
    1%〜5%の幅で1%〜5%の高さの肉厚を設けた羽根
    車。
  2. 【請求項2】 前記肉厚の周方向断面形状が略半円形状
    である請求項1記載の羽根車。
  3. 【請求項3】 ブレードの周方向断面で、肉厚前縁側端
    のブレードの正圧面の接線と、肉厚前縁側端とブレード
    の前縁を結ぶ直線のなす角θが−30゜≦θ≦30゜で
    ある請求項1または2記載の羽根車。
JP32781698A 1998-11-18 1998-11-18 羽根車 Pending JP2000154798A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065293A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Daikin Ind Ltd 軸流ファン用羽根車
KR100429997B1 (ko) * 2001-10-25 2004-05-03 엘지전자 주식회사 터보팬
KR100446759B1 (ko) * 2001-08-24 2004-09-01 엘지전자 주식회사 터보팬

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JP2003065293A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Daikin Ind Ltd 軸流ファン用羽根車
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