JPH07119693A - 吸排両用送風機 - Google Patents

吸排両用送風機

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JPH07119693A
JPH07119693A JP26870893A JP26870893A JPH07119693A JP H07119693 A JPH07119693 A JP H07119693A JP 26870893 A JP26870893 A JP 26870893A JP 26870893 A JP26870893 A JP 26870893A JP H07119693 A JPH07119693 A JP H07119693A
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JP
Japan
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blade
pressure
surface side
edge
casing
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Application number
JP26870893A
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English (en)
Inventor
Kiminobu Yamamoto
公伸 山本
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレードの反り線が直線または正圧面側に凸
型円弧状または正圧面側翼面が平坦な形状で、吸気時の
P−Q性能および騒音性能を低下させることなく、排気
の高静圧時に発生する騒音の低い吸排両用送風機を提供
することを目的とする。 【構成】 ケーシング2の内部に設けたモータ3に係止
される軸流ファン1のハブ5の外周に反り線6が直線の
複数枚のブレード4を備え、ブレード4の正圧面側の外
周縁にケーシング2の内壁14と平行にエッジ15を備
えた形状をしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、換気送風機器および空
気調和機器に使用される吸排両用送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、居住および非居住空間で使用され
る換気送風機器および空気調和機器は運転時に発生する
騒音を低下することが求められている。
【0003】従来、この種の吸排両用送風機は、図24
および図25に示すように軸流ファン101のハブ10
5の外周に複数枚の反り線106が直線のブレード10
4を備えた構成が一般的であった。以下、その構成につ
いて図24および図25および図26を参照しながら説
明する。
【0004】図に示すようにケーシング102の内部に
設けたモータ103に係止される軸流ファン101のハ
ブ105の外周に吸気時のP−Q性能および騒音性能を
低下させないために、正圧面側に凹型円弧状以外の反
り、つまり直線または正圧面側に凸型円弧状の反り線1
06である複数枚のブレード104が備えられている。
【0005】上記構成において、軸流ファン101が回
転し、開放時または低静圧時にはブレード104に対し
て入口流れ107になり、正圧面側圧力108と負圧面
側圧力109との圧力差も少ないため出口流れ110に
なるが、図26に示すように高静圧時にはブレード10
4に対して入口流れ111になり、正圧面側圧力112
と負圧面側圧力113との圧力差が大きくなり、ブレー
ド104の反り線106が直線または正圧面側に凸型円
弧状であるために、容易に正圧面側から負圧面側への流
れ114が生じ、負圧面側翼面115で大きな剥離流れ
116となり騒音が急上昇することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の吸排
両用送風機では、高静圧時に騒音が急上昇するという問
題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、ブレ
ードの反り線が直線または正圧面側に凸型円弧状または
正圧面側翼面が平坦な形状で、吸気時のP−Q性能およ
び騒音性能を低下させることなく、排気の高静圧時に発
生する騒音の低い吸排両用送風機を提供することを第1
の目的とする。
【0008】第2の目的は、開放時の騒音の低減と排気
時および吸気時のP−Q性能の向上にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の吸排両用送風機
は上記第1の目的を達成するために第1の手段は、ケー
シングの内部に設けたモータに係止される軸流ファンの
ハブの外周に反り線が直線の複数枚のブレードを備え、
前記ブレードの正圧面側の外周縁に前記ケーシングの内
壁と平行にエッジを備えた構成とする。
【0010】また、第1の目的を達成するために第2の
手段は、ケーシングの内部に設けたモータに係止される
軸流ファンのハブの外周に反り線が正圧面側に凸型円弧
状の複数枚のブレードを備え、前記ブレードの正圧面側
の外周縁に前記ケーシングの内壁と平行にエッジを備え
た構成とする。
【0011】また、第1の目的を達成するために第3の
手段は、ケーシングの内部に設けたモータに係止される
軸流ファンのハブの外周に正圧面側翼面が平坦な複数枚
のブレードを備え、前記ブレードの正圧面側の外周縁に
前記ケーシングの内壁と平行にエッジを備えた構成とす
る。
【0012】また、第1の目的を達成するために第4の
手段は、エッジの前端がブレードの前縁より翼弦長の3
0%より大きく50%以下にあり、前記エッジの後端が
前記ブレードの前縁より翼弦長の70%以上90%以下
にある構成とする。
【0013】また、第1の目的を達成するために第5の
手段は、エッジの高さがブレードの羽根外径の3%より
大きく10%以下の寸法である構成とする。
【0014】また、第1の目的を達成するために第6の
手段は、エッジの厚みがブレードの羽根外径の1%より
大きく2%以下の寸法である構成とする。
【0015】また、第1の目的および第2の目的を達成
するために第7の手段は、ブレードの正圧面側の外周縁
にケーシングの内壁と平行にエッジが備えた軸流ファン
の吸込側に、ハニカム状の整流格子を備えた構成とす
る。
【0016】
【作用】本発明は上記した第1の手段および第2の手段
および第3の手段の構成により、高静圧時のブレードの
正圧面側から負圧面側への流れを防ぐことができ、負圧
面側翼面での剥離を抑制し乱流を少なくすることができ
るため、高静圧時に発生する騒音が低くなる。
【0017】また、第4の手段および第5の手段および
第6の手段の構成により、開放時および低静圧時の乱流
を増やすことなく、高静圧時のブレードの正圧面側から
負圧面側への流れを防ぐことができ、負圧面側翼面での
剥離を抑制し乱流を少なくすることができるため、開放
時および低静圧時に発生する騒音が上昇することなく、
高静圧時に発生する騒音が低くなる。
【0018】また、第7の手段の構成により、吸込流が
整流され、開放時の騒音が低くなるとともに、高静圧時
の失速領域における戻り流と吸込流の流路を分けること
により、排気時および吸気時のP−Q性能の向上とな
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1お
よび図2および図3を参照しながら説明する。
【0020】図に示すように、ケーシング2の内部に設
けたモータ3に係止される軸流ファン1のハブ5の外周
に反り線6が直線の複数枚のブレード4を備え、ブレー
ド4の正圧面側の外周縁にケーシング2の内壁14と平
行にエッジ15を備えた構成とする。
【0021】上記構成により、ケーシング2の内部に設
けたモータ3により軸流ファン1が回転し、図2に示す
ように、開放時および低静圧時にはブレード4に対して
入口流れ7になり、正圧面側圧力8と負圧面側圧力9と
の圧力差も少ないために出口流れ10になる。図3に示
すように、高静圧時にはブレード4に対して入口流れ1
1になり、正圧面側圧力12と負圧面側圧力13との圧
力差が大きくなり、ブレード4の反り線6が直線である
ため、容易に正圧面側から負圧面側へ流れ込もうとする
が、軸流ファン1のブレード4の正圧面側の外周縁にケ
ーシング2の内壁14と平行にエッジ15を備えること
により、正圧面側から負圧面側への流れを防ぐことがで
き、負圧面側翼面16での剥離を抑制し乱流37を少な
くすることで、高静圧時に発生する騒音の低減ができ
る。
【0022】このように本発明の第1実施例の吸排両用
送風機によれば、ブレード4の反り線6が直線で、吸気
時のP−Q性能および騒音性能を低下させることなく、
排気の高静圧時のブレードの正圧面側から負圧面側への
流れを防ぐことができ、負圧面側翼面16での剥離を抑
制し乱流37を少なくすることで、騒音が低減できる。
【0023】なお、第1実施例ではファンを軸流ファン
1としたが、ファンは斜流ファンでもよい。
【0024】つぎに本発明の第2実施例について図4お
よび図5を参照しながら説明する。なお、第1実施例と
同一箇所には同一番号を付けて詳細な説明は省略する。
【0025】図に示すように、第1実施例の構成にブレ
ード4の反り線18が正圧面側に凸型円弧状で構成され
ている。
【0026】上記構成により、ケーシング2の内部に設
けたモータ3により軸流ファン1が回転し、図4に示す
ように、開放時および低静圧時にはブレード4に対して
入口流れ7になり、正圧面側圧力8と負圧面側圧力9と
の圧力差も少ないために出口流れ10になる。図5に示
すように、高静圧時にはブレード4に対して入口流れ1
1になり、正圧面側圧力12と負圧面側圧力13との圧
力差が大きくなり、ブレード4の反り線18が正圧面側
に凸型円弧状であるため、容易に正圧面側から負圧面側
へ流れ込もうとするが、軸流ファン1のブレード4の正
圧面側の外周縁にケーシング2の内壁14と平行にエッ
ジ15を備えることにより、正圧面側から負圧面側への
流れを防ぐことができ、負圧面側翼面16での剥離を抑
制し乱流37を少なくすることで、高静圧時に発生する
騒音の低減ができる。
【0027】このように本発明の第2実施例の吸排両用
送風機によれば、ブレード4の反り線18が正圧面側に
凸型円弧状で、吸気時のP−Q性能および騒音性能を低
下させることなく、排気の高静圧時のブレードの正圧面
側から負圧面側への流れを防ぐことができ、負圧面側翼
面16での剥離を抑制し乱流37を少なくすることで、
騒音が低減できる。
【0028】つぎに本発明の第3実施例について図6お
よび図7を参照しながら説明する。なお、第1実施例と
同一箇所には同一番号を付けて詳細な説明は省略する。
【0029】図に示すように、第1実施例または第2実
施例の構成にブレード4の正圧面側翼面19が平坦な形
状で構成されている。
【0030】上記構成により、ケーシング2の内部に設
けたモータ3により軸流ファン1が回転し、図6に示す
ように、開放時および低静圧時にはブレード4に対して
入口流れ7になり、正圧面側圧力8と負圧面側圧力9と
の圧力差も少ないために出口流れ10になる。図7に示
すように、高静圧時にはブレード4に対して入口流れ1
1になり、正圧面側圧力12と負圧面側圧力13との圧
力差が大きくなり、ブレード4の正圧面側翼面19が平
坦な形状であるため、容易に正圧面側から負圧面側へ流
れ込もうとするが、軸流ファン1のブレード4の正圧面
側の外周縁にケーシング2の内壁14と平行にエッジ1
5を備えることにより、正圧面側から負圧面側への流れ
を防ぐことができ、負圧面側翼面16での剥離を抑制し
乱流37を少なくすることで、高静圧時に発生する騒音
の低減ができる。
【0031】このように本発明の第3実施例の吸排両用
送風機によれば、ブレード4の正圧面側翼面19が平坦
な形状で、吸気時のP−Q性能および騒音性能の低下を
少なくし、排気の高静圧時のブレード4の正圧面側から
負圧面側への流れを防ぐことができ、負圧面側翼面16
での剥離を抑制し乱流37を少なくすることで、騒音が
低減できる。
【0032】つぎに本発明の第4実施例について図8お
よび図9および図10を参照しながら説明する。なお、
第1実施例と同一箇所には同一番号を付けて詳細な説明
は省略する。
【0033】図に示すように、第1実施例または第2実
施例または第3実施例の構成にエッジ25の前端22が
ブレード4の前縁20より翼弦長21の30%より大き
く50%以下にあり、エッジ25の後端23がブレード
4の前縁20より翼弦長21の70%以上90%以下の
位置で構成されている。
【0034】上記構成により、ケーシング2の内部に設
けたモータ3により軸流ファン1が回転し、図9に示す
ように、開放時および低静圧時にはブレード4に対して
入口流れ7になり、正圧面側圧力8と負圧面側圧力9と
の圧力差も少ないために出口流れ10になる。図10に
示すように、高静圧時にはブレード4に対して入口流れ
11になり、正圧面側圧力12と負圧面側圧力13との
圧力差が大きくなり、ブレード4の反り線24が直線ま
たは正圧面側に凸型円弧状または正圧面側翼面19が平
坦な形状であるため、容易に正圧面側から負圧面側へ流
れ込もうとするが、軸流ファン1のブレード4の正圧面
側の外周縁にケーシング2の内壁14と平行に、エッジ
25の前端22がブレード4の前縁20より翼弦長21
の30%より大きく50%以下にあり、エッジ25の後
端23がブレード4の前縁20より翼弦長21の70%
以上90%以下の位置にエッジ25を備えることによ
り、開放時および低静圧時の乱流を増やすことなく、高
静圧時の正圧面側から負圧面側への流れを防ぐことがで
き、負圧面側翼面16での剥離を抑制し乱流37を少な
くすることで、高静圧時に発生する騒音の低減ができ
る。
【0035】このように本発明の第4実施例の吸排両用
送風機によれば、吸気時のP−Q性能および騒音性能を
低下することなく、また、開放時および低静圧時の乱流
を増やすことなく、排気の高静圧時のブレード4の正圧
面側から負圧面側への流れを防ぐことができ、負圧面側
翼面16での剥離を抑制し乱流37を少なくすること
で、騒音が低減できる。
【0036】つぎに本発明の第5実施例について図11
および図12および図13を参照しながら説明する。な
お、第1実施例と同一箇所には同一番号を付けて詳細な
説明は省略する。
【0037】図に示すように、第4実施例の構成にエッ
ジ26の高さ27がブレード4の羽根外径28の3%よ
り大きく10%以下の寸法で構成されている。
【0038】上記構成により、ケーシング2の内部に設
けたモータ3により軸流ファン1が回転し、図12に示
すように、開放時および低静圧時にはブレード4に対し
て入口流れ7になり、正圧面側圧力8と負圧面側圧力9
との圧力差も少ないために出口流れ10になる。図13
に示すように、高静圧時にはブレード4に対して入口流
れ11になり、正圧面側圧力12と負圧面側圧力13と
の圧力差が大きくなり、ブレード4の反り線24が直線
または正圧面側に凸型円弧状または正圧面側翼面19が
平坦な形状であるため、容易に正圧面側から負圧面側へ
流れ込もうとするが、軸流ファン1のブレード4の正圧
面側の外周縁にケーシング2の内壁14と平行に、エッ
ジ26の高さ27がブレード4の羽根外径28の3%よ
り大きく10%以下の寸法でエッジ26を備えることに
より、開放時および低静圧時の乱流を増やすことなく、
高静圧時の正圧面側から負圧面側への流れを防ぐことが
でき、負圧面側翼面16での剥離を抑制し乱流37を少
なくすることで、高静圧時に発生する騒音の低減ができ
る。
【0039】このように本発明の第5実施例の吸排両用
送風機によれば、吸気時のP−Q性能および騒音性能を
低下することなく、また、開放時および低静圧時の乱流
を増やすことなく、排気の高静圧時のブレード4の正圧
面側から負圧面側への流れを防ぐことができ、負圧面側
翼面16での剥離を抑制し乱流37を少なくすること
で、騒音が低減できる。
【0040】つぎに本発明の第6実施例について図14
および図15および図16および図17を参照しながら
説明する。なお、第1実施例と同一箇所には同一番号を
付けて詳細な説明は省略する。
【0041】図に示すように、第5実施例の構成にエッ
ジ29の厚み30がブレード4の羽根外径28の1%よ
り大きく2%以下の寸法で構成されている。
【0042】上記構成により、ケーシング2の内部に設
けたモータ3により軸流ファン1が回転し、図15に示
すように、開放時および低静圧時にはブレード4に対し
て入口流れ7になり、正圧面側圧力8と負圧面側圧力9
との圧力差も少ないために出口流れ10になる。図16
に示すように、高静圧時にはブレード4に対して入口流
れ11になり、正圧面側圧力12と負圧面側圧力13と
の圧力差が大きくなり、ブレード4の反り線24が直線
または正圧面側に凸型円弧状または正圧面側翼面19が
平坦な形状であるため、容易に正圧面側から負圧面側へ
流れ込もうとするが、軸流ファン1のブレード4の正圧
面側の外周縁にケーシング2の内壁14と平行に、エッ
ジ29の厚み30がブレード4の羽根外径28の1%よ
り大きく2%以下の寸法でエッジ29を備えることによ
り、開放時および低静圧時の乱流を増やすことなく、高
静圧時の正圧面側から負圧面側への流れを防ぐことがで
き、負圧面側翼面16での剥離を抑制し乱流37を少な
くすることで、図17に示すように、従来の吸排両用排
気送風機より高静圧時に発生する騒音の低減ができる。
【0043】このように本発明の第6実施例の吸排両用
送風機によれば、吸気時のP−Q性能および騒音性能を
低下することなく、また、開放時および低静圧時の乱流
を増やすことなく、排気の高静圧時のブレード4の正圧
面側から負圧面側への流れを防ぐことができ、負圧面側
翼面16での剥離を抑制し乱流37を少なくすること
で、騒音が低減できる。
【0044】つぎに本発明の第7実施例について図18
および図19および図20および図21および図22お
よび図23を参照しながら説明する。なお、第1実施例
と同一箇所には同一番号を付けて詳細な説明は省略す
る。
【0045】図に示すように、第6実施例の構成にブレ
ード4の正圧面側の外周縁にケーシング2の内壁14と
平行にエッジ29を備えた軸流ファン1の吸込側31
に、ハニカム形状の整流格子32を備えて構成されてい
る。
【0046】上記構成により、ケーシング2の内部に設
けたモータ3により軸流ファン1が回転し、図19に示
すように、開放時および低静圧時にはブレード4に対し
て入口流れ7になり、正圧面側圧力8と負圧面側圧力9
との圧力差も少ないために出口流れ10になる。図20
に示すように、高静圧時にはブレード4に対して入口流
れ11になり、正圧面側圧力12と負圧面側圧力13と
の圧力差が大きくなり、ブレード4の反り線24が直線
または正圧面側に凸型円弧状または正圧面側翼面19が
平坦な形状であるため、容易に正圧面側から負圧面側へ
流れ込もうとするが、軸流ファン1のブレード4の正圧
面側の外周縁にケーシング2の内壁14と平行に、エッ
ジ29を備えることにより、開放時および低静圧時の乱
流を増やすことなく、高静圧時の正圧面側から負圧面側
への流れを防ぐことができ、負圧面側翼面16での剥離
を抑制し乱流37を少なくすることで、高静圧時に発生
する騒音の低減ができる。さらに図21に示すように、
軸流ファン1の吸込側31にハニカム状の整流格子32
を備えることにより、吸込流33が整流され、開放時の
騒音が低減できる。また図22に示すように、高静圧時
にはP−Q線上でサージング領域があり、サージング領
域付近での軸流ファン1のブレード4の先端部34の入
り口付近では戻り流35が発生するが、戻り流35と吸
込流36の流路を分けることにより、図23に示すよう
に、従来の吸排両用排気送風機より排気時および吸気時
のP−Q性能の向上を得ることができる。
【0047】このように本発明の第6実施例の吸排両用
送風機によれば、吸気時のP−Q性能および騒音性能を
低下させることなく、排気の高静圧時のブレード4の正
圧面側から負圧面側への流れを防ぐことができ、負圧面
側翼面16での剥離を抑制し乱流37を少なくすること
で騒音が低減できるとともに、吸込流33が整流され、
開放時の騒音が低くなり、さらに高静圧時のサージング
領域付近における戻り流35と吸込流36の流路を分け
ることにより、排気時および吸気時のP−Q性能の向上
となる。
【0048】
【発明の効果】以上のように実施例から明らかなよう
に、本発明によれば、ブレードの反り線が直線または正
圧面側に凸型円弧状または正圧面側翼面が平坦な形状
で、吸気時のP−Q性能および騒音性能を低下させるこ
となく、排気の高静圧時に発生する騒音の低い吸排両用
送風機を提供できる。
【0049】また、開放時の騒音を低減し、排気時およ
び吸気時のP−Q性能の向上を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の吸排両用送風機の側面断
面図
【図2】同要部断面図
【図3】同要部断面図
【図4】同第2実施例の同要部断面図
【図5】同要部断面図
【図6】同第3実施例の同要部断面図
【図7】同要部断面図
【図8】同第4実施例の同要部側面図
【図9】同要部断面図
【図10】同要部断面図
【図11】同第5実施例の同側面断面図
【図12】同要部断面図
【図13】同要部断面図
【図14】同第6実施例の同要部平面図
【図15】同要部断面図
【図16】同要部断面図
【図17】同第6実施例と従来の吸排両用送風機との性
能比較図
【図18】同第7実施例の同側面断面図
【図19】同要部断面図
【図20】同要部断面図
【図21】同側面断面図
【図22】同側面断面図
【図23】同第7実施例と従来の吸排両用送風機との性
能比較図
【図24】従来の吸排両用送風機の側面断面図
【図25】同要部断面図
【図26】同要部断面図
【符号の説明】
1 軸流ファン 2 ケーシング 3 モータ 4 ブレード 5 ハブ 6 反り線 14 内壁 15 エッジ 18 反り線 19 正圧面側翼面 20 前縁 21 翼弦長 22 前端 23 後端 25 エッジ 26 エッジ 27 高さ 28 羽根外径 29 エッジ 30 厚み 31 吸込側 32 整流格子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部に設けたモータに係止
    される軸流ファンのハブの外周に反り線が直線の複数枚
    のブレードを備え、前記ブレードの正圧面側の外周縁に
    前記ケーシングの内壁と平行にエッジを備えた吸排両用
    送風機。
  2. 【請求項2】 ケーシングの内部に設けたモータに係止
    される軸流ファンのハブの外周に反り線が正圧面側に凸
    型円弧状の複数枚のブレードを備え、前記ブレードの正
    圧面側の外周縁に前記ケーシングの内壁と平行にエッジ
    を備えた吸排両用送風機。
  3. 【請求項3】 ケーシングの内部に設けたモータに係止
    される軸流ファンのハブの外周に正圧面側翼面が平坦な
    複数枚のブレードを備え、前記ブレードの正圧面側の外
    周縁に前記ケーシングの内壁と平行にエッジを備えた吸
    排両用送風機。
  4. 【請求項4】 エッジの前端がブレードの前縁より翼弦
    長の30%より大きく50%以下にあり、前記エッジの
    後端が前記ブレードの前縁より翼弦長の70%以上90
    %以下にある請求項1または請求項2または請求項3記
    載の吸排両用送風機。
  5. 【請求項5】 エッジの高さがブレードの羽根外径の3
    %より大きく10%以下の寸法である請求項4記載の吸
    排両用送風機。
  6. 【請求項6】 エッジの厚みがブレードの羽根外径の1
    %より大きく2%以下の寸法である請求項5記載の吸排
    両用送風機。
  7. 【請求項7】 ブレードの正圧面側の外周縁にケーシン
    グの内壁と平行にエッジを備えた軸流ファンの吸込側
    に、ハニカム形状の整流格子を備えた請求項6記載の吸
    排両用送風機。
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