JPH10141258A - 横置きスクロール圧縮機 - Google Patents

横置きスクロール圧縮機

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Publication number
JPH10141258A
JPH10141258A JP30001596A JP30001596A JPH10141258A JP H10141258 A JPH10141258 A JP H10141258A JP 30001596 A JP30001596 A JP 30001596A JP 30001596 A JP30001596 A JP 30001596A JP H10141258 A JPH10141258 A JP H10141258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
orbiting
compression mechanism
crankshaft
scroll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30001596A
Other languages
English (en)
Inventor
Taisei Kobayakawa
大成 小早川
Shuichi Yamamoto
修一 山本
Kiyoshi Sawai
澤井  清
Shozo Hase
昭三 長谷
Takashi Morimoto
敬 森本
Hiromasa Ashitani
博正 芦谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30001596A priority Critical patent/JPH10141258A/ja
Publication of JPH10141258A publication Critical patent/JPH10141258A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機構部への潤滑油供給を、反圧縮機構部
側の油溜から油ポンプ、クランク軸内通路、旋回スクロ
ール内通路を介して行う方式では、圧縮機運転中に密閉
容器内での潤滑油の偏在が発生した時など、油ポンプ側
の油溜の油面が低下したときに給油効率が低下する課題
があったので、これを解決する給油構成にしたものであ
る。 【解決手段】 圧縮機構部2への潤滑油の供給を軸受部
品21の内部の下方の経路47からと、クランク軸6の
内部を貫通する通路43から、それぞれ絞り機構46,
66を介して行う構成にしたものである。このような構
成にすることにより、潤滑油の偏在が発生しても、いず
れか一方の給油系から圧縮機構部2への適量な潤滑油供
給をおこなうことができ、高い信頼性と性能を確保する
横置きスクロール圧縮機を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機等に使
用される横置きスクロール圧縮機の給油方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の横置きスクロール圧縮機の
縦断面図である。この図を用いてこの種のスクロール圧
縮機の圧縮機構部への給油方式を説明する。
【0003】密閉容器の底部の油溜107の潤滑油は、
駆動軸106の反圧縮機構部側に取り付けられる容積型
油ポンプ142によって吸い上げられ、駆動軸106内
を貫通する給油通路143から旋回スクロール内の給油
通路141に入る。そして、この給油通路141内に設
けられた絞り機構146に入り、適量にコントロールさ
れた潤滑油は、旋回スクロール113の外周および軸受
部品121で形成される背圧室145に溜められる。こ
の背圧室145に溜められた潤滑油は、旋回スクロール
113の旋回運動によって、固定スクロール110の摺
動面に形成された給油溝から圧縮機構部102に供給さ
れる機構であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、圧縮機運転中に密閉容器内での潤滑油の
偏在が発生した時など、油ポンプ側の油溜の油面が低下
したときに給油効率が低下し、圧縮機性能が低下する問
題があり、この対応策が待ち望まれていた。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、高い信頼性と性能を確保する給油構成の
横置きスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、圧縮機構部への潤滑油を供給する背圧室と
油溜とを連通する給油経路を、絞り機構を介して軸受部
品の内部に設けるとともに、クランク軸にもその内部を
貫通する給油通路を設け、この給油通路の反圧縮機構部
側の端面と油溜を連通し、またこの給油通路の圧縮機構
部側の端面と背圧室を絞り機構を介して連絡する構成に
したものである。
【0007】上記の構成にすることによって、高い信頼
性と性能を確保する横置きスクロール圧縮機を提供する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、底部に潤滑油を溜める
油溜を有し、吐出圧力が作用する密閉容器の内部に電動
機と、この電動機で駆動する圧縮機構を配設し、前記圧
縮機構を固定スクロールと、前記固定スクロールと噛み
合い複数個の圧縮室を形成する旋回スクロールと、この
旋回スクロールの自転を防止して旋回のみをさせる自転
拘束部品と、前記旋回スクロールを旋回駆動するクラン
ク軸と、このクランク軸に形成した主軸を支承する主軸
受を有する軸受部品を含んで構成し、前記旋回スクロー
ルの反ラップ側の鏡板背面に、前記クランク軸に設けた
偏心駆動係合部に係合して前記旋回スクロールを旋回駆
動する旋回駆動係合部を設け、この旋回駆動係合部の外
方に前記鏡板背面に作用する圧力を中心部に作用する吐
出圧力と前記鏡板背面の外周に作用する吐出圧力より低
い圧力とに仕切る摺動仕切り環を配設し、この摺動仕切
り環の外方の空間に形成される背圧室と前記油溜とを連
通する給油経路を絞り機構を介して前記軸受部品の内部
に設けるとともに、前記クランク軸にもその内部を貫通
する給油通路を設け、この給油通路の反圧縮機構部側の
端面と前記油溜を連通し、またこの給油通路の圧縮機構
部側の端面と前記背圧室を絞り機構を介して連絡する構
成にしたものである。
【0009】このような構成にすることによって、油ポ
ンプ側の油溜の油面が低下する方向に潤滑油の偏在が発
生しても、あるいは軸受部品側の油溜の油面が低下する
方向に潤滑油の偏在が発生しても、油ポンプの開口端と
軸受部品の給油経路の開口端のいずれか一方は近傍の油
溜の油面より下に位置し、油ポンプによる強制給油もし
くは軸受部品の給油経路からの差圧給油で圧縮機構部へ
の適量な潤滑油供給を確保することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0011】(実施例1)図1は本発明の一実施例のス
クロール圧縮機の縦断面図で、図2はその圧縮機構部の
拡大断面図である。
【0012】底部に潤滑油を溜める油溜7を有する吐出
圧力雰囲気の密閉容器1の内部に圧縮機構部2とこれを
駆動する電動機3の固定子4を固定し、電動機3の回転
子5に圧縮機構部2を駆動するクランク軸6を結合し、
密閉容器1の圧縮機構部2の周囲を油溜7とする。圧縮
機構部2は、固定スクロール10と、この固定スクロー
ル10と噛み合って複数個の圧縮室14を形成する旋回
スクロール13と、この旋回スクロール13の自転を防
止して旋回のみをさせる自転拘束部品15と、この旋回
スクロール13の反ラップ側に設けた旋回駆動軸16
と、クランク軸6の主軸18の内方に設けこの旋回駆動
軸16が嵌入する偏芯軸受17と、このクランク軸6の
主軸18を支承する主軸受19を有する軸受部品21
と、旋回スクロール13の背面の鏡板背面20から微小
な間隔の隙間をおいてこの旋回スクロール13の軸方向
の動きを制限する軸方向移動制限平面23を有する平面
板部品24を配置する。この平面板部品24に、鏡板背
面20にかかる気体圧力を中心部に掛かる吐出圧力と鏡
板背面20の外周にかかる吐出圧力よりも低い圧力とに
仕切る摺動仕切環25を配設する。この摺動仕切り環2
5の外方の空間に形成される背圧室45は軸受部品21
の内部に設けた絞り機構46を有する給油経路47を介
して油溜7’と連通する構成となっている。
【0013】また、クランク軸6にもその内部を貫通す
る給油通路43を設け、この給油通路43の反圧縮機構
部側の端面61と油溜7を連絡し、またこの給油通路4
3の圧縮機構部側の端面62と背圧室45を絞り機構6
6を介して連絡するように旋回スクロール13内に給油
通路67を設けることにより、あわせて二系統の給油経
路を有す構成となっている。
【0014】このような構成にすることによって、油ポ
ンプ42側の油溜7の油面が低下する方向に潤滑油の偏
在が発生しても、あるいは軸受部品21側の油溜7’の
油面が低下する方向に潤滑油の偏在が発生しても、油ポ
ンプ42の開口端と軸受部品の給油経路の開口端のいず
れか一方は近傍の油溜7(あるいは7’)の油面より下
に位置し、油ポンプ42による強制給油もしくは軸受部
品21の給油経路からの差圧給油で圧縮機構部2への適
量な潤滑油供給を確保することができる。
【0015】(実施例2)図2は本発明の他の実施例を
示す図である。
【0016】この図は、カーエアコン用の圧縮機として
上述した構造の横置きスクロール圧縮機70を搭載する
実施例を示した図である。同図にも示すように車載条件
下での圧縮機内の油溜71の油面変化は激しく変動する
ものと考えられる。しかしながら、本発明のごとく相反
する側の二系統の給油構成をもつ横置きスクロール圧縮
機70ならば、上述したように油ポンプ72による強制
給油もしくは軸受部品73の給油経路からの差圧給油で
圧縮機構部74への適量な潤滑油供給を確保することが
できる。
【0017】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
は、底部に潤滑油を溜める油溜を有する吐出圧力雰囲気
の密閉容器の内部に電動機と、この電動機で駆動する圧
縮機構を配設し、前記圧縮機構を固定スクロールと、前
記固定スクロールと噛み合い複数個の圧縮室を形成する
旋回スクロールと、この旋回スクロールの自転を防止し
て旋回のみをさせる自転拘束部品と、前記旋回スクロー
ルを旋回駆動するクランク軸と、このクランク軸に形成
した主軸を支承する主軸受を有する軸受部品を含んで構
成し、前記旋回スクロールの反ラップ側の鏡板背面に、
前記クランク軸に設けた偏心駆動係合部に係合して前記
旋回スクロールを旋回駆動する旋回駆動係合部を設け、
この旋回駆動係合部の外方に前記鏡板背面に作用する圧
力を中心部に作用する吐出圧力と前記鏡板背面の外周に
作用する吐出圧力より低い圧力とに仕切る摺動仕切り環
を配設し、この摺動仕切り環の外方の空間に形成される
背圧室と前記油溜とを連通する給油経路を絞り機構を介
して前記軸受部品の内部に設けるとともに、前記クラン
ク軸にもその内部を貫通する給油通路を設け、この給油
通路の反圧縮機構部側の端面と前記油溜を連絡し、また
この給油通路の圧縮機構部側の端面と前記背圧室を絞り
機構を介して連絡する構成にしたものである。
【0018】このような構成にすることによって、油ポ
ンプ側の油溜の油面が低下する方向に潤滑油の偏在が発
生しても、あるいは軸受部品側の油溜の油面が低下する
方向に潤滑油の偏在が発生しても、油ポンプの開口端と
軸受部品の給油経路の開口端のいずれか一方は近傍の油
溜の油面より下に位置し、油ポンプによる強制給油もし
くは軸受部品の給油経路からの差圧給油で圧縮機構部へ
の適量な潤滑油供給を確保することができ、高い信頼性
と性能を確保する横置きスクロール圧縮機を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の縦
断面図
【図2】本発明のスクロール圧縮機を車載した状態を示
す全体図
【図3】従来例を示すスクロール圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 2 圧縮機構 3 電動機 6 クランク軸 7,7’,7” 油溜 10 固定スクロール 13 旋回スクロール 14 圧縮室 15 自転拘束部品 18 主軸 19 主軸受 20 旋回鏡板背面 21 軸受部品 25 摺動仕切環 42 給油ポンプ 44 可動シール部材 45 背圧室 46,66 絞り機構 47 給油経路
フロントページの続き (72)発明者 長谷 昭三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森本 敬 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 芦谷 博正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に潤滑油を溜める油溜を有し、吐出
    圧力が作用する密閉容器の内部に電動機と、この電動機
    で駆動する圧縮機構を配設し、前記圧縮機構を固定スク
    ロールと、前記固定スクロールと噛み合い複数個の圧縮
    室を形成する旋回スクロールと、この旋回スクロールの
    自転を防止して旋回のみをさせる自転拘束部品と、前記
    旋回スクロールを旋回駆動するクランク軸と、このクラ
    ンク軸に形成した主軸を支承する主軸受を有する軸受部
    品を含んで構成し、前記旋回スクロールを構成する反ラ
    ップ側の鏡板背面に、前記クランク軸に設けた偏心駆動
    係合部に係合して前記旋回スクロールを旋回駆動する旋
    回駆動係合部を設け、この旋回駆動係合部の外方に前記
    鏡板背面に作用する圧力を前記鏡板の中心部に作用する
    吐出圧力と前記鏡板背面の外周に作用する吐出圧力より
    低い圧力とに仕切る摺動仕切り環を配設し、この摺動仕
    切り環の外方の空間に形成される背圧室と、前記油溜と
    を連通する給油経路を絞り機構を介して前記軸受部品の
    内部に設けるとともに、前記クランク軸にもその内部を
    貫通する給油通路を設け、この給油通路の反圧縮機構部
    側の端面と前記油溜を連絡し、この給油通路の圧縮機構
    部側の端面と前記背圧室を絞り機構を介して連絡した横
    置きスクロール圧縮機。
JP30001596A 1996-11-12 1996-11-12 横置きスクロール圧縮機 Pending JPH10141258A (ja)

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JP30001596A JPH10141258A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 横置きスクロール圧縮機

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JPH10141258A true JPH10141258A (ja) 1998-05-26

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ID=17879694

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6342516B1 (en) 1998-07-31 2002-01-29 Nippon Soda Co., Ltd. Phenylazole compounds, process for producing the same and drugs for hyperlipemia
JP2013100810A (ja) * 2011-10-21 2013-05-23 Panasonic Corp 圧縮機及び圧縮機を搭載した車両用空調装置
CN107559203A (zh) * 2017-09-18 2018-01-09 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 供油装置及涡旋压缩机

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